説明

プレゼンス流通システム

【課題】従来は、数値的情報のプレゼンス情報は殆ど考慮されず、また、通信量抑制のため、プレゼンス情報の変化時に即通知するのではなく、利用者が使用する時に配信を行うためリアルタイム性に欠ける。
【解決手段】数値的情報を含むプレゼンス情報の初回入力時は数値的情報をそのまま、2回目以降は先の所定時点での数値をキー情報とし、このキー情報との差分値を送信するプレゼンス発信端末と、プレゼンス情報が先のプレゼンス情報と比べ変化しているかを判断し、変化しているときはプレゼンス発信端末よりの情報であることを付加して保管すると共に配信先受信端末を探索し送信するプレゼンス・サーバと、受信したプレゼンス情報がキー情報か、差分値情報かを判断し、差分値情報の時は元の数値的情報に戻して利用者に報知するプレゼンス受信端末を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、位置情報システムにおける位置座標や、遠隔監視システムにおける機器・センサ等の状態・状況変化などの数値的情報の扱いに適応したプレゼンス流通システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のプレゼンス・システムは、インスタント・メッセージング・システムの中の一機能であり、ある利用者の現在の状態(在席中、会議中、休暇中、オンライン/オフラインなど) やその変化を変化時に他の利用者に通知するシステムである。なお、それらの状態と変化は「プレゼンス情報」と呼ばれる。
従来のプレゼンス・システムは、プレゼンス・サーバ上で利用者のプレゼンス情報を事前にデフォルト値として設定し、その値を必要とする他の利用者へ通知しておき、プレゼンス情報の変化時には即座に通知せず、その変化した情報が他の利用者から必要とされるときまで変化した情報を通知しないことによって、プレゼンス・サーバの処理負荷や通信量を抑制することを行っていた(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、各々のドメインのプレゼンス・サーバ上で、配信先の端末または別のプレゼンス・サーバが同じである複数のプレゼンス情報を一つに集約して配信することで、送信回数を削減する方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】特開2003-250000号公報 第1頁〜4頁、第1図
【特許文献2】特開2004-72485号公報 第1頁〜8頁、第1〜2図
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のプレゼンス・システムでは、プレゼンス情報として主に利用者の状態を扱ったシステムであり、機器の状態や、センサの測定値や位置座標などの数値的情報を扱い、ネットワーク上で収集・配信(流通)させることについてはほとんど考慮されていないという問題点があった。特に、多くの端末から頻繁に値の変化する小さなサイズの情報が発信される場合に、それらの情報を効率的に流通する場合についてはほとんど考慮されていない。
【0006】
また、プレゼンス情報の変化毎における情報の流通による通信量の抑制を行うため、変化時に即座に通知するのではなく変化した情報を別の利用者が使用するときに始めて配信または取得を行う方法が提案されているが、即時の通知を行わないためリアルタイム性に欠けるという問題点があった。
さらに、通信の抑制を行うために通知先の同じプレゼンス情報を集約しているため、プレゼンス・サーバでの配信回数は減少するが通信量そのものが同様に減少しているものではないという問題点もあった。
【0007】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、プレゼンス情報としてセンサの測定値や位置座標などの数値的情報を扱い、変化時に即座に通知し、利用者に必要な情報量は保ちつつ通信量を削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るプレゼンス流通システムは、
数値的情報を含むプレゼンス情報を入力し、数値的情報は初めての入力時は数値的情報をそのまま、2回目以降の時は以前に送信済みの所定時点における数値をキー情報とし、このキー情報との差分値を送信するプレゼンス発信端末と、
プレゼンス発信端末より送信されたプレゼンス情報を入力し、先に入力したプレゼンス情報と比べ変化しているか否かを判断し、変化しているときはプレゼンス発信端末よりの情報であることを付加して保管すると共に配信する受信端末を探索し送信するプレゼンス・サーバと、
受信したプレゼンス情報がキー情報か、差分値情報かを判断し、差分値情報の時は元の数値的情報に戻して利用者に報知するプレゼンス受信端末を備える。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係るプレゼンス流通システムは、
数値的なプレゼンス情報について発信端末では、初めての時は数値的情報をそのまま配信するが、2回目以降は変化のある場合に差分値を求めて差分値を配信し、受信側では数値的情報そのままか差分値かを判定し、差分値の場合は元の数値的情報に戻すようにしているので、情報量を減らすことなく通信量を削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示すプレゼンス流通システムの構成図である。
図1において、ネットワーク4上にプレゼンス発信端末2、プレゼンス・サーバ1及びプレゼンス受信端末3が配置されている。
プレゼンス発信端末2は数値的なプレゼンス情報の値を測定するプレゼンス測定部24と、発信するためのプレゼンス情報を生成するプレゼンス情報生成部23と、数値的なプレゼンス情報の通信量を削減するための演算を行う通信量削減部22と、プレゼンス情報をネットワーク4へ発信するプレゼンス情報発信部21から構成される。
【0011】
プレゼンス・サーバ1はプレゼンス発信端末2からのプレゼンス情報の受信やプレゼンス受信端末3へのプレゼンス情報の送信を行うプレゼンス情報送受信部11と、受信したプレゼンス情報の変化の有無の判定を行う収集情報処理部12と、プレゼンス情報の配信の制御を行う配信情報処理部13と、プレゼンス情報の収集・配信先の情報を管理する収集・配信先管理部14と、現在のプレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理部15から構成される。
【0012】
プレゼンス受信端末3は配信されたプレゼンス情報を受信するプレゼンス情報受信部31と、受信したプレゼンス情報の再構築を行う受信情報構築部32と、受信したプレゼンス情報の内容を評価するプレゼンス情報評価部33と、受信したプレゼンス情報を利用者に通知する受信情報通知部34から構成される。
【0013】
次に動作について説明する。
まず、プレゼンス発信端末2はプレゼンス測定部24においてセンサの測定値や位置座標などの数値的なプレゼンス情報の値を測定する。プレゼンス情報生成部23ではプレゼンス測定部24によるセンサの測定値や位置座標などのプレゼンス情報、および数値的なもの以外のプレゼンス情報は従来通りの方法で入力する。そしてそれらのプレゼンス情報に基づきプレゼンス発信端末2の発信するプレゼンス情報を構築する。
【0014】
そのとき構築されたプレゼンス情報が、以前に構築されたプレゼンス情報の内容と異なるかどうか調査し、異なる場合ではあるが数値的な情報ではない場合は、その情報をプレゼンス情報発信部21を介してプレゼンス・サーバ1へ発信する。異なる場合でかつ数値的な値の場合は、それより以前のある時点における値を基準値(以降、「キー情報」と呼ぶことにする)とし、そのキー情報と今回構築されたプレゼンス情報との差を通信量削減部22で求める。キー情報としては、図2に示すように以前のある時点の値とする場合と、図3に示すように一つ前の時点、即ち単純に一つ前の値とする場合が考えられる。前者は、キー情報と現在の値の間の距離が増えることにより差分値が大きくなる可能性がある。
また、後者は、前者よりも差分値が大きくなりにくいが、キー情報と現在の値の間の距離が増えることで差分の誤差が累積する場合がある。
【0015】
さらに、使用する通信路として送受信する情報が欠損しない通信路であれば最初以外はすべて差分値でもよいが、情報伝達のリアルタイム性を優先させるために欠損する通信路を利用する場合があり、そのときには差分値だけでは欠損した情報以降の差分値は元の値に再構築できない。これらの理由から、キー情報を定期的に現在の値に置き換えるほうがよい。差分値の求め方を前者と後者のいずれにするかは、キー情報の単位で選択可能とし、変更する場合にはキー情報と一緒に変更したことの通知を行う。
【0016】
通信量削減部22は、測定値における測定可能な最大桁数と求めた差分値の桁数を比較し、差分値の桁数が最大桁数より小さい場合には差分値を、そうでない場合には元の数値をそのままでプレゼンス情報発信部21を介してプレゼンス・サーバ1へ発信する。また、そのときの値は新しくキー情報になるものとする。例えば、差分値が 10 で測定可能最大値が 99999 の場合、桁数はそれぞれ 2 と 5 となるため、差分値を送付する。もし差分値が10000の場合には桁数がそれぞれ 5と 5 で同じとなるため、元の値(測定値そのまま)を送信する。測定値をキー情報とする場合に、その値が最大桁数に満たない場合はその部分を0で埋めるなどを行う。例えば、同じ例で測定値が100 の場合には 00100として送付する。この結果、キー情報の置き換えは定期的な間隔でなく、任意の間隔で可能である。
【0017】
プレゼンス・サーバ1では、プレゼンス発信端末2より発信されたプレゼンス情報をプレゼンス情報送受信部11より受信し、収集情報処理部12でプレゼンス情報が変化しているか確認する。なお、数値的な情報である場合には、差分値でかつその値が0であるかどうかの判定となる。変化しているのであれば、収集・配信先管理部14でプレゼンス発信端末2からの情報であることを付加しプレゼンス情報管理部15へ新しい状態として格納する。また、数値的な値である場合には、以前の値と差分値から元の測定値に再構築して格納してもよい。
【0018】
一方、プレゼンス受信端末3は、事前にプレゼンス・サーバ1に対し、プレゼンス送信端末2のプレゼンス情報の変化時にその情報の配信することを依頼する。プレゼンス・サーバ1では収集・配信先管理部14へ、プレゼンス発信端末2のプレゼンス情報が変化した時にその情報をプレゼンス受信端末3へ配信することを記憶する。
【0019】
プレゼンス・サーバ1がプレゼンス発信端末2から変化したプレゼンス情報を受信したとき、収集・配信先管理部14でその情報の配信先(プレゼンス受信端末3)を探し出し、配信情報処理部13を通じプレゼンス情報送受信部11から配信する。このとき、配信情報処理部13で配信するプレゼンス情報は、プレゼンス受信端末3へ初めて配信する場合はプレゼンス発信端末2のすべてのプレゼンス情報を、それ以外の場合では変化のあるプレゼンス情報のみを送信するようにする。また、数値的な値についても、初めての配信の場合には元の値そのものを配信し、それ以外では定期的に元の値そのものを配信する以外は差分値で配信する。
【0020】
プレゼンス受信端末3では、プレゼンス情報受信部31でプレゼンス・サーバ1から配信されたプレゼンス情報を受信する。その情報が数値的な値である場合には、受信情報構築部32で元の数値の最大桁数かどうか調査する。最大桁数の場合は元の値そのまま(キー情報)であると判断する。そうでない場合には差分値であると判断し、前の値から元の値を計算して再構築する。元の値に再構築したプレゼンス情報をプレゼンス情報評価部33で評価し、その情報を利用者にどのように通知するか決定する。プレゼンス情報評価部33での評価結果にしたがい受信情報通知部34から利用者にプレゼンス情報とその変化の発生を知らせる。通知の方法は、変化があったときすべて、または特定の状態(事前に決めた段階や数値的な場合には閾値との比較など)のときに、端末上での文字や画像の表示、音での通知などである。
【0021】
以上のように、数値的なプレゼンス情報について発信側では変化のある場合に差分値を求め、必要桁数を少なくし、差分値の桁数が数値的なプレゼンス情報の最大桁数となる場合には差分値ではなく元の値そのものを配信し、受信側では最大桁数かどうか調べることで差分値かどうか判定するようにしているので、情報量を減らすことなく通信量を削減することができる。
【0022】
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、プレゼンス発信端末2が発信した数値的なプレゼンス情報をすべてプレゼンス受信端末3へ配信するようにしたものであるが、次に必要な情報のみ必要な時に通信量を削減した流通を可能とする実施の形態を示す。
プレゼンス受信端末3が、事前にプレゼンス・サーバ1に対してプレゼンス発信端末2のプレゼンス情報の配信を依頼するとき、数値的なプレゼンス情報について閾値も一緒に設定し、その閾値を超えた場合にのみ通知するように依頼する。プレゼンス・サーバ1ではその設定を収集・配信先管理部14に記憶する。
【0023】
プレゼンス・サーバ1がプレゼンス発信端末2から変化したプレゼンス情報を受信したとき、収集・配信先管理部14でその情報の配信先(プレゼンス受信端末3)を探し出す。このとき、閾値の設定がある場合には、配信情報処理部13で元の測定値に再構築した値と閾値を比較する。もし、閾値より大きい場合、前回の配信時の値から求めた差分(もしくはキー情報にして)を送付する。このとき、前回配信時から今回までに発信された各々の差分値をそのまま一まとめにして送付してもよい。
【0024】
なお、閾値を超えた場合に配信する形態で述べたが、これが閾値を超えるまで配信を行い、超えた場合は配信をしないようにしてもよい。また、閾値は複数指定されてもよく、その場合はそれぞれの閾値に達するごとに同様な動作を行う
【0025】
以上のように、プレゼンス受信端末3が受信する数値的なプレゼンス情報の閾値を設定することでプレゼンス・サーバ1からの配信を限定しているので、プレゼンス受信端末3として必要な情報量を減らすことなく通信量を削減することができる。
【0026】
実施の形態3.
上記の実施の形態2では、プレゼンス受信端末3が配信を必要とする数値的なプレゼンス情報について閾値により特定の段階などを設定するようにしたものであるが、次にプレゼンス発信端末2による設定を行うことで数値的なプレゼンス情報をあいまい化可能とし、発信する端末側の許可する範囲で必要な情報量は保ちつつ通信量を削減した流通を可能とする実施の形態を示す。
【0027】
プレゼンス発信端末2は、事前にプレゼンス・サーバ1に対しプレゼンス発信端末2のプレゼンス情報の配信に関して個々のプレゼンス受信端末3毎にそのプレゼンス受信端末3の使用目的やプレゼンス情報の内容、通信路の特性などを考慮して設定を行う。例えば、あるプレゼンス受信端末3に対しては数値的なプレゼンス情報を(差分値として)すべて配信する、別のプレゼンス受信端末3にはいくつかの段階の閾値のそれぞれに達したときに配信する、さらに別のプレゼンス受信端末3では一つの閾値に達した場合のみなどである。プレゼンス・サーバ1ではその設定を収集・配信先管理部14に記憶する。
【0028】
プレゼンス・サーバ1がプレゼンス発信端末2から変化したプレゼンス情報を受信したとき、収集・配信先管理部14でその情報の配信先(プレゼンス受信端末3)を探し出す。このとき、プレゼンス発信端末2によるプレゼンス受信端末3への配信に関する設定がある場合には、配信情報処理部13で元の測定値に再構築した値と設定を比較する。もし、設定に該当する場合、前回の配信時の値から求めた差分(もしくはキー情報にして)を送付する。このとき、前回配信時から今回までに発信された各々の差分値を送付しないことで、特定のプレゼンス受信端末3に対して詳細な情報をあいまいにすることができる。
【0029】
なお、この実施の形態の場合は、事前にプレゼンス受信端末3がプレゼンス・サーバ1に対して閾値などの設定も含めて配信の依頼を行っていたとしても、プレゼンス発信端末2の設定が優先される。
【0030】
以上のように、プレゼンス発信端末2により、プレゼンス受信端末3への数値的なプレゼンス情報の配信に関する設定をプレゼンス・サーバ1へ行うことで、プレゼンス発信端末2が許容できる範囲で数値的なプレゼンス情報をあいまい化を可能とし、かつ、プレゼンス受信端末3としてその範囲で必要な情報量を減らすことなく通信量を削減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
数値的なプレゼンス情報を伝送する際に、キー情報に対する差分値を伝送することで、必要な情報量は減ずることなく全体のデータ量を抑制でき、センサーの測定値や機器の状態の情報を伝送する遠隔監視システムや、位置変化時の座標などを伝送する位置情報システムに適用される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明の実施の形態1におけるプレゼンス流通システムの構成図である。
【図2】プレゼンス情報の差分値の演算方法の説明図である。
【図3】プレゼンス情報の差分値の他の演算方法の説明図である。
【符号の説明】
【0033】
1:プレゼンス・サーバ、2:プレゼンス発信端末、3:プレゼンス受信端末、11:プレゼンス情報送受信部、12:収集情報処理部、13:配信情報処理部、14:収集・配信先管理部、15:プレゼンス情報管理部、21:プレゼンス情報発信部、22:通信量削減部、23:プレゼンス情報生成部、24:プレゼンス測定部、31:プレゼンス情報受信部、32:受信情報構築部、33:プレゼンス情報評価部、34:受信情報通知部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
数値的情報を含むプレゼンス情報を入力し、数値的情報は初回の入力時は数値的情報をそのまま、2回眼以降の時は以前に送信済みの所定時点における数値をキー情報とし、このキー情報との差分値を送信するプレゼンス発信端末と、
プレゼンス発信端末より送信されたプレゼンス情報を入力し、入力済みプレゼンス情報がある時はそのプレゼンス情報と比べ変化しているか否かを判断し、変化しているときはプレゼンス発信端末よりの情報であることを付加して保管すると共に配信する受信端末を探索し送信するプレゼンス・サーバと、
受信したプレゼンス情報がキー情報か、差分値情報かを判断し、差分値情報の時は元の数値的情報に戻して利用者に報知するプレゼンス受信端末を
備えたことを特徴とするプレゼンス流通システム。
【請求項2】
プレゼンス発信端末の所定時点におけるキー情報は、過去の任意の時点の値であることを特徴とする請求項1記載のプレゼンス流通システム。
【請求項3】
プレゼンス発信端末の所定時点におけるキー情報は、直前の時点の値であることを特徴とする請求項1記載のプレゼンス流通システム。
【請求項4】
プレゼンス発信端末は、その送信するプレゼンス情報を、差分値のみではなく所定の間隔で差分値ではないそのままの値を送信する構成にされたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のプレゼンス流通システム。
【請求項5】
プレゼンス発信端末は、プレゼンス情報が差分値ではないそのままの値であるとき、その数値的情報は差分値との区別を可能にする数値的情報の最大桁数表記として送信することを特徴とする請求項4記載のプレゼンス流通システム。
【請求項6】
プレゼンス発信端末は、差分値ではないそのままの値を所定間隔で送信するときに、所定時点は過去の任意の時点か直前の時点かを通知することで、所定時点の変更を可能とする構成にされたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプレゼンス流通システム。
【請求項7】
プレゼンス受信端末は数値的情報を含むプレゼンス情報の受信に際し、事前にプレゼンス・サーバへ配信を受けるための閾値を設定し、プレゼンス・サーバは閾値を超えた時点でプレゼンス受信端末にプレゼンス情報の配信する、または閾値に達するまでプレゼンス受信端末にプレゼンス情報の配信をし、閾値を超えた時点でプレゼンス情報の配信を止める構成にされたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のプレゼンス流通システム。
【請求項8】
プレゼンス受信端末は数値的情報を含むプレゼンス情報の受信に際し、事前にプレゼンス・サーバへ配信を受けるための複数の閾値を設定し、プレゼンス・サーバは各閾値を超えた時点でプレゼンス受信端末にプレゼンス情報の配信をする構成にされたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のプレゼンス流通システム。
【請求項9】
プレゼンス発信端末は数値的情報を含むプレゼンス情報の発信に際し、事前にプレゼンス・サーバへプレゼンス受信端末に対し配信をするための閾値を設定し、プレゼンス・サーバは閾値を超えた時点でプレゼンス受信端末にプレゼンス情報の配信する、または閾値に達するまでプレゼンス受信端末にプレゼンス情報の配信をし、閾値を超えた時点でプレゼンス情報の配信を止める構成にされたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のプレゼンス流通システム。
【請求項10】
プレゼンス発信端末は数値的情報を含むプレゼンス情報の発信に際し、事前にプレゼンス・サーバへプレゼンス受信端末に対し配信をするための複数の閾値を設定し、プレゼンス・サーバは各閾値を超えた時点でプレゼンス受信端末にプレゼンス情報の配信をする構成にされたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のプレゼンス流通システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−211236(P2006−211236A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−19910(P2005−19910)
【出願日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】