説明

プロスタグランジンE2結合タンパク質およびこの使用

本発明は、プロスタグランジンE(PGE)結合タンパク質を包含する。本発明は、野生型、キメラ、CDR移植されたおよびヒト化された抗体に関する。好ましい抗体は、インビトロおよびインビボにおいて、プロスタグランジンEに対して高親和性を有し、プロスタグランジンE活性を中和する。本発明の抗体は、完全長抗体である、またはこの抗原結合部分であることが可能である。本発明の抗体の作製方法および使用方法も提供される。本発明の抗体または抗原結合部分は、プロスタグランジンEを検出するのに、および、例えば、プロスタグランジンE活性が有害である障害に罹っているヒト対象においてプロスタグランジンE活性を抑制するのに有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗原結合ドメインを含むCDR移植された結合タンパク質またはこの断片であって、前記結合タンパク質がPGEに結合することができ、前記抗原結合ドメインがGYTFTKYWLG(配列番号54)、DIYPGYDYTHYNEKFKD(配列番号55)、SDGSSTY(配列番号56)、TSSQNIVHSNGNTYLE(配列番号57)、KVSNRFSG(配列番号58)、FQVSHVPYT(配列番号59)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのCDRを含む、結合タンパク質またはこの断片。
【請求項2】
結合タンパク質またはこの断片が、プロスタグランジンEの生物学的機能を調節することが可能である、請求項1の結合タンパク質。
【請求項3】
結合タンパク質またはこの断片が、プロスタグランジンEを中和することが可能である、請求項1の結合タンパク質。
【請求項4】
結合タンパク質またはこの断片が、プロスタグランジンE受容体EP1へのプロスタグランジンEの結合を妨げることが可能である、請求項1の結合タンパク質。
【請求項5】
結合タンパク質またはこの断片が、EP1、EP2、EP3およびEP4からなる群から選択される少なくとも1つのプロスタグランジンE受容体へのプロスタグランジンEの結合を妨げることが可能である、請求項1の結合タンパク質。
【請求項6】
結合タンパク質またはこの断片が、ELISAアッセイを使用して、約1×10−6から約1×10−7M、約1×10−7から約1×10−8M、約1×10−8から約1×10−9M、約1×10−9から約1×10−10M、約1×10−10から約1×10−11Mおよび約10−11から約10−12Mからなる群から選択されるEC50でプロスタグランジンEに結合する、請求項1の結合タンパク質。
【請求項7】
結合タンパク質またはこの断片が、EP4受容体媒介FLIPRアッセイにおいて、約1×10−6から約1×10−7M、約1×10−7から約1×10−8M、約1×10−8から約1×10−9M、約1×10−9から約1×10−10M、約1×10−10から約1×10−11Mおよび約10−11から約10−12からなる群から選択されるIC50で、プロスタグランジンE受容体EP4に対して、プロスタグランジンEにより誘導されるカルシウム流入を抑制する、請求項1の結合タンパク質。
【請求項8】
結合タンパク質またはこの断片が親和性成熟されている、請求項1の結合タンパク質。
【請求項9】
結合タンパク質がプロスタグランジンEに結合することができ、抗原結合ドメインが、配列番号6、7、8、10、11、12、14、15、16、18、19、20、22、23、26、27、28、30、31、32、34、35、37、38、39、54、55、56、57、58および59からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのCDRを含む、抗原結合ドメインを含む結合タンパク質またはこの断片。
【請求項10】
結合タンパク質がプロスタグランジンEに結合することができ、抗原結合ドメインが、配列番号5、13、21、25、33、40、42および44からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのVH領域を含む、抗原結合ドメインを含む結合タンパク質またはこの断片。
【請求項11】
結合タンパク質がプロスタグランジンEに結合することができ、抗原結合ドメインが、配列番号9、17、24、29、36、41、43および45からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのVL領域を含む、抗原結合ドメインを含む結合タンパク質またはこの断片。
【請求項12】
結合タンパク質がプロスタグランジンEに結合することができ、抗原結合ドメインが、配列番号54−59からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのCDR領域を含む、抗原結合ドメインを含むヒト化結合タンパク質またはこの断片。
【請求項13】
少なくとも3つのCDRを含む、請求項9の結合タンパク質。
【請求項14】
少なくとも3つのCDRが、配列番号6、7および8;配列番号14、15および16;配列番号14、22および23;配列番号26、27および28;配列番号26、34および35;ならびに配列番号54、55および56からなる群から選択されるVH CDRセットから選択される、請求項13の結合タンパク質。
【請求項15】
少なくとも3つのCDRが、配列番号10、11および12;配列番号18、19および20;配列番号30、31および32;配列番号37、38および39;配列番号57、58、59からなる群から選択されるVL CDRセットから選択される、請求項13の結合タンパク質。
【請求項16】
少なくとも3つのCDRが、配列番号54、55および56のアミノ酸配列のVH CDRセットならびに/または配列番号57、58および59のアミノ酸配列のVL CDRセットを含む、請求項13の結合タンパク質。
【請求項17】
結合タンパク質が少なくとも2つの可変ドメインCDRセットを含む、請求項9の結合タンパク質。
【請求項18】
少なくとも2つの可変ドメインCDRセットが、配列番号6、7、8および配列番号10、11、12;配列番号14、15、16および配列番号18、19、20;配列番号14、22、23および配列番号10、11、12;配列番号26、27、28および配列番号30、31、32;配列番号26、34、35および配列番号37、38、39;ならびに配列番号54、55、56および配列番号57、58、59からなる群から選択される、請求項17の結合タンパク質。
【請求項19】
プロスタグランジンEに結合するヒト化抗体またはこの断片であって、ヒト化抗体が、配列番号60、62、64、66、68、70、72、74、76、78および80からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのVH領域を含む、ヒト化抗体またはこの断片。
【請求項20】
プロスタグランジンEに結合するヒト化抗体またはこの断片であって、ヒト化抗体が、配列番号61、63、65、67、69、71、73、75、77、79および81からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのVL領域を含む、ヒト化抗体またはこの断片。
【請求項21】
ヒトアクセプターフレームワークをさらに含む、請求項1に記載の結合タンパク質。
【請求項22】
前記ヒトアクセプターフレームワークが、配列番号46、47、48、49、50、51、52および53からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項21に記載の結合タンパク質。
【請求項23】
ヒトアクセプターフレームワークが、重鎖可変領域の位置48のM(ヒト)からI(マウス)、位置68のV(ヒト)からA(マウス)、位置70のM(ヒト)からL(マウス)、および位置72のT(ヒト)からV(マウス)、ならびに軽鎖可変領域の位置2のI(ヒト)からV(マウス)および位置3のV(ヒト)からL(マウス)からなる群から選択される少なくとも1つのフレームワーク領域アミノ酸置換を含む、請求項21または22のヒト化抗体。
【請求項24】
少なくとも1つのVH領域または少なくとも1つのVL領域が、少なくとも1つのアミノ酸置換を含むヒトアクセプターフレームワーク配列を含み、前記フレームワーク配列のアミノ酸配列がヒトアクセプターフレームワーク配列の配列に少なくとも65%同一である、請求項19または20のヒト化抗体。
【請求項25】
ヒトアクセプターフレームワークが、キーとなる残基に少なくとも1つのフレームワークアミノ酸置換を含み、前記キーとなる残基が、CDRに隣接する残基、グリコシル化部位残基、希少残基、プロスタグランジンEと相互作用をすることが可能である残基、CDRと相互作用をすることが可能である残基、カノニカル残基、重鎖可変領域と軽鎖可変領域との間の接触残基、バーニアゾーン内の残基、およびChothia定義可変重鎖CDR1とKabat定義第一重鎖フレームワークとの間で重複している領域の残基からなる群から選択される、請求項23のヒト化抗体。
【請求項26】
2つの可変ドメインを含み、前記2つの可変ドメインが、配列番号5および配列番号9;配列番号13および配列番号17;配列番号21および配列番号24;配列番号25および配列番号29;配列番号33および配列番号36;配列番号40および配列番号41;配列番号42および配列番号43;ならびに配列番号44および配列番号45からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項1の結合タンパク質。
【請求項27】
2つの可変ドメインを含み、前記2つの可変ドメインが、配列番号60および配列番号61;配列番号62および配列番号63;配列番号64および配列番号65;配列番号66および配列番号67;配列番号68および配列番号69;配列番号70および配列番号71;配列番号72および配列番号73;配列番号74および配列番号75;配列番号76および配列番号77;配列番号78および配列番号79;ならびに配列番号800および配列番号81からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項1の結合タンパク質。
【請求項28】
請求項1の結合タンパク質を含み、リンカーポリペプチドまたは免疫グロブリン定常ドメインをさらに含む、抗体構築物。
【請求項29】
免疫グロブリン分子、ジスルフィド連結Fv、モノクローナル抗体、scFv、キメラ抗体、単一ドメイン抗体、CDR移植された抗体、ダイアボディ、ヒト化抗体、多特異的抗体、Fab、二重特異的抗体、Fab’、二特異的抗体、F(ab’)2およびFvからなる群から選択される、請求項1の結合タンパク質。
【請求項30】
結合タンパク質が、免疫グロブリン分子、ジスルフィド連結Fv、モノクローナル抗体、scFv、キメラ抗体、単一ドメイン抗体、CDR移植された抗体、ダイアボディ、ヒト化抗体、多特異的抗体、Fab、二重特異的抗体、Fab’、二特異的抗体、F(ab’)2およびFvからなる群から選択される、請求項28の抗体構築物。
【請求項31】
結合タンパク質が、ヒトIgM定常ドメイン、ヒトIgG4定常ドメイン、ヒトIgG1定常ドメイン、ヒトIgE定常ドメイン、ヒトIgG2定常ドメイン、およびヒトIgG3定常ドメイン、およびヒトIgA定常ドメインからなる群から選択される重鎖免疫グロブリン定常ドメインを含む、請求項28の抗体構築物。
【請求項32】
配列番号1−4からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する免疫グロブリン定常ドメインを含む、請求項28の抗体構築物。
【請求項33】
結合タンパク質がヒトグリコシル化パターンを有する、請求項28の抗体構築物。
【請求項34】
結晶化抗体構築物である、請求項28の抗体構築物。
【請求項35】
前記結晶化抗体構築物が無担体医薬徐放結晶化抗体構築物である、請求項33の抗体構築物。
【請求項36】
請求項34に記載の抗体構築物であって、インビボにおいて、前記抗体構築物の可溶性対応物よりも長い半減期を有する、抗体構築物。
【請求項37】
生物学的活性を保持している、請求項34の抗体構築物。
【請求項38】
請求項28の抗体構築物を含み、免疫接着分子、造影剤、治療剤および細胞毒性剤からなる群から選択される因子をさらに含む、抗体連結体。
【請求項39】
作用物質が、放射性標識、酵素、蛍光標識、発光標識、生物発光標識、磁気標識およびビオチンからなる群から選択される造影剤である、請求項37の抗体連結体。
【請求項40】
造影剤が、H、14C、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Hoおよび153Smからなる群から選択される放射性標識である、請求項37の抗体連結体。
【請求項41】
作用物質が、代謝抑制剤、アルキル化剤、抗生物質、増殖因子、サイトカイン、抗血管新生剤、抗有糸分裂剤、アントラサイクリン、トキシンおよびアポトーシス剤からなる群から選択される治療剤または細胞毒性剤である、請求項37の抗体連結体。
【請求項42】
結合タンパク質が結晶化された結合タンパク質である、請求項1の結合タンパク質。
【請求項43】
結晶化結合タンパク質が無担体医薬徐放結晶化抗体である、請求項41の結合タンパク質。
【請求項44】
請求項1の結合タンパク質をコードする単離された核酸。
【請求項45】
請求項28の抗体構築物をコードする単離された核酸。
【請求項46】
請求項43または44に記載の単離された核酸を含むベクター。
【請求項47】
ベクターが、pcDNA、pTT、pTT3、pEFBOS、pBV、pJV、pBJおよびpA2からなる群から選択される、請求項45のベクター。
【請求項48】
請求項45のベクターを含む宿主細胞。
【請求項49】
宿主細胞が原核細胞である、請求項47の宿主細胞。
【請求項50】
宿主細胞がE.コリ(E.coli)である、請求項48の宿主細胞。
【請求項51】
宿主細胞が真核細胞である、請求項47の宿主細胞。
【請求項52】
真核細胞が、原生生物細胞、動物細胞、植物細胞および真菌細胞からなる群から選択される、請求項50の宿主細胞。
【請求項53】
真核細胞が、哺乳動物細胞、鳥類細胞および昆虫細胞からなる群から選択される動物細胞である、請求項50の宿主細胞。
【請求項54】
宿主細胞がCHO細胞である、請求項50の宿主細胞。
【請求項55】
宿主細胞がCOSまたはHEK293である、請求項50の宿主細胞。
【請求項56】
宿主細胞が酵母細胞である、請求項50の宿主細胞。
【請求項57】
酵母細胞がサッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisiae)である、請求項55の宿主細胞。
【請求項58】
宿主細胞が昆虫Sf9細胞である、請求項47の宿主細胞。
【請求項59】
プロスタグランジンEに結合することが可能である結合タンパク質を産生するのに十分な条件下で、請求項47に記載の宿主細胞を培地中で培養する工程を含む、プロスタグランジンEに結合することが可能であるタンパク質を作製する方法。
【請求項60】
請求項58の方法に従って生産されたタンパク質。
【請求項61】
(a)請求項41に記載の結晶化された結合タンパク質を含む製剤、
(b)成分、および
(c)少なくとも1つのポリマー担体
を含む、結合タンパク質の放出のための組成物。
【請求項62】
ポリマー担体が、ポリ(アクリル酸)、ポリ(シアノアクリル酸)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(無水物)、ポリ(デプシペプチド)、ポリ(エステル)、ポリ(乳酸)、ポリ(乳酸コグリコール酸)またはPLGA、ポリ(b−ヒドロキシ酪酸)、ポリ(カプロラクトン)、ポリ(ジオキサノン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ((ヒドロキシプロピル)メタクリルアミド)、ポリ[(オルガノ)ホスファゼン]、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピロリドン)、無水マレイン酸−アルキルビニルエーテルコポリマー、プルロニックポリオール、アルブミン、アルギン酸、セルロースおよびセルロース誘導体、コラーゲン、フィブリン、ゼラチン、ヒアルロン酸、オリゴ糖、グリカミノグリカン、硫酸多糖類、ならびにそれらの混合物および/またはコポリマーからなる群から選択されるポリマーである、請求項60の組成物。
【請求項63】
成分が、アルブミン、ショ糖、トレハロース、ラクチトール、ゼラチン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、メトキシポリエチレングリコールおよびポリエチレングリコールからなる群から選択される、請求項60の組成物。
【請求項64】
有効量の請求項60の組成物を哺乳動物に投与する工程を含む、プロスタグランジンE活性が有害である障害を有する哺乳動物を治療するための方法。
【請求項65】
請求項1の結合タンパク質および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項66】
医薬として許容される担体が、結合タンパク質の吸収または分散を増加させるのに有用なアジュバンドとして機能する、請求項65の医薬組成物。
【請求項67】
アジュバンドがヒアルロニダーゼである、請求項64の医薬組成物。
【請求項68】
プロスタグランジンE活性が有害である障害を治療するための少なくとも1つの追加の治療剤をさらに含む、請求項64の医薬組成物。
【請求項69】
追加の治療剤が、治療剤、造影剤、細胞毒性剤、血管新生阻害剤、キナーゼ阻害剤、共刺激分子遮断剤、接着分子遮断剤、抗サイトカイン抗体またはその機能的断片、メトトレキサート;シクロスポリン;ラパマイシン;FK506、検出可能な標識またはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋肉弛緩剤、麻酔薬、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)、鎮痛剤、麻酔、鎮静剤、局所麻酔、神経筋肉遮断剤、抗微生物剤、抗乾癬剤、コルチコステロイド、アナボリックステロイド、エリスロポエチン、免疫化、イムノグロブリン、免疫抑制剤、成長ホルモン、ホルモン置換薬、放射性医薬、抗うつ剤、抗精神病薬、刺激物質、喘息薬、βアゴニスト、吸入用ステロイド、経口ステロイド、エピネフリンまたはこの類似体、サイトカインおよびサイトカインアンタゴニストからなる群から選択される、請求項67の医薬組成物。
【請求項70】
プロスタグランジンE活性が減少するように、プロスタグランジンEを請求項1の結合タンパク質に接触させる工程を含む、プロスタグランジンE活性を減少させるための方法。
【請求項71】
ヒト対象におけるプロスタグランジンE活性が減少するように、ヒト対象に請求項1の結合タンパク質を投与する工程を含む、プロスタグランジンE活性が有害である障害に罹っているヒト対象においてプロスタグランジンE活性を減少させるための方法。
【請求項72】
治療が達成されるように、対象に請求項1の結合タンパク質を投与する工程を含む、プロスタグランジンE活性が有害である少なくとも1つの疾患または障害について対象を治療するための方法。
【請求項73】
障害が、自己免疫障害、炎症性障害、腫瘍、関節リウマチ、アレルギー性関節炎、ギランバレー症候群、感染性単核球症、ウイルス性リンパ節症、ヘルペスウイルスによる感染症、多発性硬化症、脱髄疾患、血液障害、溶血性貧血、血小板減少症、内分泌学的障害、糖尿病、アジソン病、特発性副甲状腺機能低下症、慢性リンパ性甲状腺炎、コラーゲン障害、全身性エリテマトーデス、生殖障害、無月経、不妊症、反復流産、子癇、頭頸部腫瘍、肺癌、胃癌、前立腺癌、膵癌、胃腸器官疾患、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、疼痛、変形性関節炎に関連する疼痛、視覚障害および加齢性黄斑変性症からなる群から選択される、請求項71の方法。
【請求項74】
疾患が、関節リウマチ、骨関節炎、若年性慢性関節炎、化膿性関節炎、ライム関節炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎、脊椎関節症、全身性紅斑性狼瘡、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、インシュリン依存性糖尿病、甲状腺炎、喘息、アレルギー性疾患、乾癬、皮膚炎、強皮症、移植片対宿主病、臓器移植拒絶、臓器移植に関連する急性または慢性免疫疾患、サルコイドーシス、アテローム性動脈硬化症、播種性血管内凝固、川崎病、バセドウ病、ネフローゼ症候群、慢性疲労症候群、ウェゲナー肉芽腫症、ヘノッホ・シェーライン紫斑症、腎臓の顕微鏡的血管炎、慢性活動性肝炎、ブドウ膜炎、敗血症性ショック、毒素性ショック症候群、敗血症症候群、悪液質、感染性疾患、寄生性疾患、後天性免疫不全症候群、急性横断性脊髄炎、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病、アルツハイマー病、発作、原発性胆汁性肝硬変、溶血性貧血、悪性腫瘍、心不全、心筋梗塞、アジソン病、孤発性の、多内分泌腺機能低下症候群I型および多内分泌腺機能低下症候群II型、シュミット症候群、成人(急性)呼吸促迫症候群、脱毛症、円形脱毛症、血清反応陰性関節炎、関節炎、ライター病、乾癬性関節炎、潰瘍性大腸性関節炎、腸疾患性滑膜炎、クラミジア、エルシニアおよびサルモネラ関連関節炎、脊椎関節症、アテローム性疾患/アテローム性動脈硬化症、アトピー性アレルギー、自己免疫性水疱性疾患、尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、類天疱瘡、線状IgA病、自己免疫性溶血性貧血、クームス陽性溶血性貧血、後天性悪性貧血、若年性悪性貧血、筋痛性脳脊髄炎/ロイヤルフリー病、慢性粘膜皮膚カンジダ症、巨細胞性動脈炎、原発性硬化性肝炎、突発性自己免疫性肝炎、後天性免疫不全症候群、後天性免疫不全関連疾患、B型肝炎、C型肝炎、分類不能型免疫不全症(分類不能型原発性低γグロブリン血症)、拡張型心筋症、女性不妊症、卵巣機能不全、早期卵巣機能不全、繊維性肺疾患、突発性間質性肺炎、炎症後間質性肺疾患、間質性肺炎、結合組織疾患関連間質性肺疾患、混合性結合組織疾患関連肺疾患、全身性硬化症関連間質性肺疾患、関節リウマチ関連間質性肺疾患、全身性紅斑性狼瘡関連肺疾患、皮膚筋炎/多発性筋炎関連肺疾患、シェーグレン病関連肺疾患、強直性脊椎炎関連肺疾患、血管炎性びまん性肺疾患(vasculitic diffuse lung disease)、ヘモシデローシス関連肺疾患、薬物によって誘導された間質性肺疾患、繊維症、放射性繊維症、閉塞性細気管支炎、慢性好酸球性肺炎、リンパ球浸潤性肺疾患、感染後間質性肺疾患、通風関節炎、自己免疫性肝炎、1型自己免疫性肝炎(古典的自己免疫性またはルポイド肝炎)、2型自己免疫性肝炎(抗LKM抗体肝炎)、自己免疫媒介性低血糖症、黒色表皮腫を伴うB型インシュリン抵抗性、副甲状腺機能低下症、臓器移植に関連する急性免疫疾患、臓器移植に関連する慢性免疫疾患、変形性関節症、原発性硬化性胆管炎、1型乾癬、2型乾癬、特発性白血球減少症、自己免疫性好中球減少症、腎臓病NOS、糸球体腎炎、腎臓の顕微鏡的血管炎、ライム病、円板状紅斑性狼瘡、男性不妊症特発性またはNOS、精子自己免疫、多発性硬化症(すべてのサブタイプ)、交感性眼炎、結合組織疾患に続発する肺高血圧症、グッドパスチャー症候群、結節性多発動脈炎の肺症状、急性リウマチ熱、リウマチ性脊椎炎、スチル病、全身性硬化症、シェーグレン症候群、高安病/動脈炎、自己免疫性血小板減少症、特発性血小板減少症、自己免疫性甲状腺疾患、甲状腺機能亢進症、甲状腺腫自己免疫性甲状腺機能低下症(橋本病)、萎縮性自己免疫性甲状腺機能低下症、原発性粘液水腫(primary myxoedema)、水晶体起因性ブドウ膜炎、原発性血管炎、白斑急性肝疾患、慢性肝疾患、アルコール性肝硬変、アルコール誘発性肝障害、胆汁うっ滞(choleosatatis)、特異体質性肝疾患、薬物誘発性肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎、アレルギーおよび喘息、B群連鎖球菌(GBS)感染、精神障害(例えば、うつ病および統合失調症)、Th2型およびTh1型によって媒介される疾病、急性および慢性疼痛(疼痛の様々な形態)、ならびに、肺癌、乳癌、胃癌、膀胱癌、大腸癌、膵臓癌、卵巣癌、前立腺癌および腎臓癌および造血性悪性病変(白血病およびリンパ腫)などの癌、無βリポタンパク質血症、先端チアノーゼ、急性および慢性寄生性または感染性プロセス、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性または慢性細菌感染、急性膵炎、急性腎不全、腺癌、心房(aerial)異所性拍動、AIDS認知症複合、アルコール誘発性肝炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性接触性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、同種移植拒絶、α−1−アンチトリプシン欠乏症、筋萎縮性側索硬化症、貧血、狭心症、前角細胞変性、抗cd3治療、抗リン脂質症候群、抗受容体過敏症反応(anti−receptor hypersensitivity reactions)、大動脈(aordic)および動脈瘤、大動脈解離、動脈性高血圧、動脈硬化症、動静脈痩、運動失調、心房細動(持続的または発作性)、心房粗動、房室ブロック、B細胞リンパ腫、骨移植拒絶、骨髄移植(BMT)拒絶、脚ブロック、バーキットリンパ腫、火傷、心不整脈、心機能不全症候群(cardiac stun syndrome)、心臓腫瘍、心筋症、心肺バイパス炎症反応、軟骨移植拒絶、小脳皮質変性、小脳疾患、無秩序なまたは多巣性心房頻脈、化学療法関連疾患、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性アルコール症、慢性炎症性病変、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性サリチル酸中毒、結腸直腸癌、うっ血性心不全、結膜炎、接触性皮膚炎、肺性心、冠動脈疾患、クロイツフェルト−ヤコブ病、培養陰性敗血症、嚢胞性繊維症、サイトカイン療法関連疾患、ボクサー脳、脱髄性疾患、デング出血熱、皮膚炎、皮膚科学的症状、糖尿病、真性糖尿病、糖尿病性動脈硬化疾患、瀰漫性レビー小体病、拡張型うっ血性心筋症、大脳基底核の疾患、中年のダウン症候群、中枢神経ドーパミン受容体を遮断する薬物によって誘発された薬物誘発性運動疾患、薬物感受性、湿疹、脳脊髄炎、心内膜炎、内分泌疾患、喉頭蓋炎、エプスタイン−バーウイルス感染、紅痛症、垂体外路および小脳疾患、家族性血球貪食性リンパ組織球症(familial hematophagocytic lymphohistiocytosis)、致死的胸腺移植組織拒絶、フリードライヒ失調症、機能的末梢動脈疾患、真菌性敗血症、ガス壊疸、胃潰瘍、糸球体腎炎、いずれかの臓器または組織の移植片拒絶、グラム陰性敗血症、グラム陽性敗血症、細胞内生物に起因する肉芽腫、有毛細胞白血病、ハラーホルデン・スパッツ病、橋本甲状腺炎、枯草熱、心臓移植拒絶、血色素症、血液透析、溶血性尿毒症症候群/血栓溶解血小板減少紫斑病、出血、肝炎(A型)、ヒス束不整脈、HIV感染/HIV神経障害、ホジキン病、運動過剰疾患、過敏症反応、過敏性肺炎、高血圧、運動低下疾患、視床下部−下垂体−副腎皮質系評価、特発性アジソン病、特発性肺繊維症、抗体媒介性細胞毒性、無力症、乳児脊髄性筋萎縮症、大動脈の炎症、A型インフルエンザ、電離放射線曝露、虹彩毛様体炎/ブドウ膜炎/視神経炎、虚血再灌流障害、虚血性発作、若年性関節リウマチ、若年性脊髄性筋萎縮症、カポジ肉腫、腎移植拒絶、レジオネラ、リーシュマニア症、ハンセン病、皮質脊髄系の病変、脂肪血症(lipedema)、肝臓移植拒絶、リンパ浮腫(lymphederma)、マラリア、悪性リンパ腫、悪性組織球増殖症、悪性黒色腫、髄膜炎、髄膜炎菌血症(meningococcemia)、代謝性/特発性、偏頭痛、ミトコンドリア多系疾患(mitochondrial multi.system disorder)、混合性結合組織病、モノクローナル高ガンマグロブリン血症、多発性骨髄腫、多系統変性(メンセル・デジェリーヌ−トーマス・シャイ−ドレーガーおよびマシャド−ジョセフ)、重症筋無力症、マイコバクテリウム・アビウム・イントラセルラーレ、マイコバクテリウム・チュバキュロシス、骨髄形成異常、心筋梗塞、真菌虚血疾患、上咽頭癌、新生児慢性肺疾患、腎炎、ネフローゼ、神経変性疾患、神経原性I筋萎縮、好中球減少性発熱、非ホジキンリンパ腫、腹部大動脈およびその分枝の閉塞、閉塞性動脈疾患、okt3療法、精巣炎/精巣上体炎、精巣炎/精管復元術処置、臓器肥大、骨粗鬆症、膵臓移植拒絶、膵癌、腫瘍随伴性症候群/悪性腫瘍の高カルシウム血症、副甲状腺移植拒絶、骨盤内炎症性疾患、通年性鼻炎、心膜疾患、末梢アテローム硬化性疾患、末梢血管疾患、腹膜炎、悪性貧血、ニューモシスチス・カリニ肺炎、肺炎、POEMS症候群(多発神経炎、臓器肥大、内分泌疾患、単クローン性γグロブリン血症および皮膚変化症候群(skin changes syndrome))、灌流後症候群(post perfusion syndrome)、ポンプ後症候群(post pump syndrome)、心筋梗塞後開心術症候群、子癇前症、進行性核上性麻痺、原発性肺高血圧、放射線療法、レイノー現象および病、レイノー病、レフサム病、規則的なQRS幅の狭い頻脈症(regular narrow QRS tachycardia)、腎血管性高血圧、再灌流障害、拘束型心筋症、肉腫、強皮症、老年性舞踏病、レビー小体型の老年性認知症、血清反応陰性関節炎、ショック、鎌形赤血球貧血症、皮膚同種異系移植拒絶、皮膚変化症候群、小腸移植拒絶、固形腫瘍、固有不整脈(specific arrythmias)、脊髄性運動失調、脊髄小脳変性、連鎖球菌性筋炎、小脳の構造的病変、亜急性硬化性全脳炎、湿疹、心血管系の梅毒、全身性アナフィラキシー、全身性炎症反応症候群、全身性発症若年性関節リウマチ、T細胞またはFABALL、毛細血管拡張症、閉塞性血栓血管炎、血小板減少症、毒性、移植、外傷/出血、III型過敏症反応、IV型過敏症、不安定狭心症、尿毒症、尿路性敗血症、じんましん、心臓弁膜症、静脈瘤、血管炎、静脈疾患、静脈血栓症、心室細動、ウイルスおよび真菌感染、ウイルス性脳炎(vital encephalitis)/無菌性髄膜炎、ウイルス関連血球貪食症候群、ウェルニッケ−コルサコフ症候群、ウィルソン病、いずれかの臓器または組織の異種移植拒絶、急性冠症候群、急性特発性多発性神経炎、急性炎症性脱髄性多発神経根神経障害、急性虚血、成人スチル病、円形脱毛症、アナフィラキシー、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、動脈硬化症、アトピー性湿疹、アトピー性皮膚炎、自己免疫性皮膚炎、連鎖球菌感染に伴う自己免疫障害、自己免疫性腸疾患、自己免疫性難聴、自己免疫性リンパ増殖症候群(ALPS)、自己免疫性心筋炎、自己免疫性早期卵巣機能不全、眼瞼炎、気管支拡張症、水疱性類天疱瘡、循環器疾患、劇症型抗リン脂質抗体症候群、セリアック病、頸椎症、慢性虚血、瘢痕性類天疱瘡、多発性硬化症のリスクを伴う臨床的孤立性症候群(CIS)、結膜炎、若年発症精神障害、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、涙嚢炎、皮膚筋炎、糖尿病性網膜症、糖尿病、椎間板ヘルニア、椎間板脱出症、薬物誘発性免疫性溶血性貧血、心内膜炎、子宮内膜症、眼内炎、上強膜炎、多形性紅斑、多形滲出性紅斑、妊娠性類天疱瘡、ギランバレー症候群(GBS)、枯草熱、ヒューズ症候群、特発性パーキンソン病、特発性間質性肺炎、IgE媒介アレルギー、免疫性溶血性貧血、封入体筋炎、感染性眼炎症性疾患、炎症性脱髄疾患、炎症性心疾患、炎症性腎疾患、間質性肺線維症/通常型間質性肺炎、紅彩炎、角膜炎、乾性角結膜炎(Keratojuntivitis sicca)、クスマウル病またはクスマウルマイヤー病、ランドリー麻痺、ランゲルハンス細胞組織球症、網状皮斑、黄斑変性症、顕微鏡的多発血管炎、ベヒテレフ病、運動ニューロン障害、粘膜類天疱瘡、多臓器不全、重症筋無力症、骨髄異形成症候群、心筋炎、神経根障害、神経障害、非A非B型肝炎、視神経炎、骨溶解症、小関節型若年性関節リウマチ、末梢動脈閉塞性疾患(PAOD)、末梢血管疾患(PVD)
、末梢動脈疾患(PAD)、静脈炎、結節性多発動脈炎(または結節性動脈周囲症)、多発性軟骨炎、リウマチ性多発筋痛症、白毛症、多関節型若年性関節リウマチ、多内分泌欠乏症候群、多発性筋炎、リウマチ性多発筋痛症(PMR)、ポンプ後症候群、一次性パーキンソン症候群、前立腺炎、赤芽球癆、原発性副腎機能不全、再発性視神経脊髄炎、再狭窄、リウマチ性心疾患、SAPHO(滑膜炎、ざ瘡、膿疱症、骨増殖症および骨炎)、強皮症、続発性アミロイドーシス、ショック肺、強膜炎、坐骨神経痛、続発性副腎機能不全、シリコン関連結合組織病、スネッドンウィルキンソン皮膚症、強直性脊椎炎、スティーブンスジョンソン症候群(SJS)、全身性炎症反応症候群、側頭動脈炎、トキソプラスマ性網膜炎、中毒性表皮壊死症、横断性脊椎炎、TRAPS(腫瘍壊死因子受容体)、1型アレルギー反応、II型糖尿病、蕁麻疹、通常型間質性肺炎(UIP)、血管炎、春季カタル、ウイルス性網膜炎、フォークト小柳原田症候群(VKH症候群)、滲出型黄斑変性ならびに創傷治癒からなる群から選択される、請求項71の方法。
【請求項75】
請求項1の結合タンパク質を、第二の因子の投与前に、同時に、または後に投与する工程を含み、前記第二の因子が、メトトレキサート、レフルノミド、低用量のコルチコステロイド、プレドニゾン、コルチゾン、抗マラリア薬剤、ヒドロキシクロロキン、金、スルファサラジン、ペニシラミン、シクロホスファミド、シクロスポリン、ミノサイクリン、アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、セレコキシブ、インフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブ、アバタセプト、リツキシマブ、アナキンラ、生物学的因子ならびにIL−6、IL−6R、IL−17、IL−18、IL−23およびB7.1/B7.2を標的する経口デリバリー薬剤からなる群から選択される関節リウマチまたは若年性関節リウマチ薬;アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、セレコキシブ、ステロイド、人工滑液、シンヴィクスおよびヒアルガンからなる群から選択される変形性関節炎薬;アダリムマブ、アザサン(azasan)、アサコール、アザチオプリン、アザルフィジン、ブデソニド、エントコート、フラジール、イムラン、インフリキシマブ、メルカプトプリン、メトロニダゾール、プロトスタット(protostat)、プリネトール(purinethol)、レミケードおよびスルファサラジンからなる群から選択されるクローン病薬;アセトコット(acetocot)、アセチルサリチル酸、アキュプリン(acuprin)81、アダリムマブ、アリーブ(aleve)、アムコート(amcort)、アナプロックス(anaprox)、アリストコート(aristocort)、アスピリン、アスピルタブ(aspirtab)、アズマコート(azmacort)、バファリン、ブフェックス(buffex)、カタフラム、セレブレックス(celebrex)、クリノリル、コルチゾン、ジクロフェナク、ディペンタム(dipentum)、アスピリン(easprin)、エタネルセプト、インドシン(indocin)、インドメタシン、インフリキシマブ、ナプロキセン、レミケード、トリアムシノロンおよびボルタレンからなる群から選択される強直性脊椎炎薬;アボネックス(Avonex)、アザサン(azasan)、アザチオプリン、ベタセロン(Betaseron)、バブリプレッド(Bubbli−Pred)、コパクソン(Copaxone)、コトロン(Cotolone)、グラチラマー、イムラン、インターフェロンベータ−la、インターフェロンベータ−lb溶液、キープレッド(Key−Pred)、キープレッドSP(Key−Pred SP)、ミトキサントロン、ナタリズマブ、ノバトロン(Novatrone)、オラプレッド(Orapred)、オラプレッドODT(Orapred ODT)、ペディアプレッド(Pediapred)、Pred−Ject−50、プレダコート(Predacort)50、プレダロン(Predalone)50、プレデート(Predate)−50、プレドニゾロン、プレロン(Prelone)、レビフ(Rebif)およびタイサブリからなる群から選択される多発性硬化症薬;アブラキサン、アドリアマイシン、アドルシル(Adrucil)、アルダラ(Aldara)、アレムツズマブ、アリムタ、アミノレブリン酸、アナストロゾール、アプレピタン、アリミデックス、アロマシン、アラノン、亜ヒ酸、アバスチン(ベバシズマブ)、アザシチジン、ベバシズマブ、ベキサロテン、ボルテゾミブ、キャンパス(アレムツズマブ)、カンプトサール(塩酸イリノテカン)、カペシタビン、カルボプラチン、セツキシマブ、シスプラチン、クラフェン(Clafen)(シクロホスファミド)、クロファラビン、クロファレックス(Clofarex)(クロファラビン)、クロラール(Clolar)(クロファラビン)、シクロホスファミド、シタラビン、サイトサール(Cytosar)−U(シタラビン)、シトキサン(シクロホスファミド)、ダコゲン(Dacogen)(デシタビン)、ダサチニブ、デシタビン、デポサイト(リポソームシタラビン)、デポフォーム(DepoFoam)(リポソームシタラビン)、塩酸デクスラゾキサン、ドセタキセル、ドキシル(塩酸ドキソルビシンリポソーム)、塩酸ドキソルビシン、塩酸ドキソルビシンリポソーム、Dox−SL(塩酸ドキソルビシンリポソーム)、エフデックス(Efudex)(フルオロウラシル)、エレンス(Ellence)(塩酸エピルビシン)、エロキサチン(Eloxatin)(オキサリプラチン)、エメンド(アプレピタント)、塩酸エピルビシン、アービタックス(セツキシマブ)、塩酸エルロチニブ、エバセト(Evacet)(塩酸ドキソルビシンリポソーム)、エビスタ(塩酸ラロキシフェン)、エキセメスタン、ファスロデックス(フルベストラント)、フェマーラ(レトロゾール)、フルオロプレックス(Fluoroplex)(フルオロウラシル)、フルオロウラシル、フルベストラント、ゲフィチニブ、塩酸ゲムシタビン、ゲムツズマブオゾガマイシン、ジェムザール(塩酸ゲムシタビン)、グリベック(メシル酸イマチニブ)、ハーセプチン(トラスツズマブ)、ハイカムチン(塩酸トポテカン)、メシル酸イマチニブ、イミキモド、イレッサ(ゲフィニチブ)、塩酸イリノテカン、イクサベピロン、イグゼンプラ(イクサベピロン)、ケオキシフェン(Keoxifene)(塩酸ラロキシフェン)、ケピバンス(パリフェルミン)、ラパチニブトシル酸、レナリドミド、レトロゾール、レブラン(Levulan)(アミノレブリン酸)、リポドックス(LipoDox)(塩酸ドキソルビシンリポソーム)、リポソームシタラビン、メタゾラストン(Methazolastone)(テモゾロミド)、マイロサール(Mylosar)(アザシチジン)、マイロターグ(ゲムツズマブオゾガマイシン)、ナノ粒子パクリタキセル(パクリタキセルアルブミン安定化ナノ粒子製剤)、ネララビン、ネオサール(Neosar)(シクロホスファミド)、ネクサバール(トシル酸ソラフェニブ)、ニロチニブ、ノルバデックス(クエン酸タモキシフェン)、オンキャスパー(Oncaspar)(ペグアスパルガーゼ)、オキサリプラチン、パクリタキセル、パクリタキセルアルブミン安定化ナノ粒子製剤、パリフェルミン、パニツムマブ、パラプラット(カルボプラチン)、パラプラチン(カルボプラチン)、ペグアスパルガーゼ、ペメトレキセド二ナトリウム、プラチノール(Platinol)−AQ(シスプラチン)、プラチノール(Platinol)(シスプラチン)、塩酸ラロキシフェン、レブリミド(レナリドミド)、リツキサン(リツキシマブ)、リツキシマブ、スクレロゾル胸膜内エアロゾル(タルク)、トシル酸ソラフェニブ、スプリセル(ダサチニブ)、減菌タルクパウダー(タルク)、ステリタルク(Steritalc)(タルク)、リンゴ酸スニチニブ、スーテント(リンゴ酸スニチニブ)、シノビル(Synovir)(サリドマイド)、タルク、クエン酸タモキシフェン、タラビン(Tarabine)PFS(シタラビン)、タルセバ(塩酸エルロニチブ)、ターグレチン(ベキサロテン)、タシグナ(ニロチニブ)、タキソール(パクリタキセル)、タキソテール(ドセタキセル)、テモダール(テモゾロミド)、テモゾロミド、テムシロリムス、サロミド(Thalomid)(サリドマイド)、サリドマイド、トテクト(Totect)(塩酸デクスラゾキサン)、塩酸トポテカン、トリセル(Torisel)(テムシロリムス)、トラスツズマブ、トリセノックス(亜ヒ酸)、タイケルブ(トシル酸ラパニチブ)、ベクチビックス(パニツムマブ)、ベルケイド(ボルテゾミブ)、ビダザ(アザシチジン)、ボリノスタット、ゼローダ(カペシタビン)、ザインカード(塩酸デクスラゾキサン)、ゾレドロン酸、ゾリンザ(ボリノスタット)、およびゾメタ(ゾレドロン酸)からなる群から選択される癌または悪性腫瘍薬からなる群から選択される、プロスタグランジンEが有害である障害に罹っている患者の治療方法。
【請求項76】
対象への前記投与が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹腔内、嚢内、軟骨内、腔内(intracavity)、腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝臓内、心筋内、骨内、骨盤内、心臓周囲内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、結腸内、腎臓内、網膜内、脊髄内、滑膜内、胸腔内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、口内、舌下、鼻内および経皮から選択される少なくとも1つの様式による、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
プロスタグランジンEに結合し、細胞表面ベース受容体結合アッセイにおいて、約1×10−6から1×10−7M、1×10−7から1×10−8M、1×10−8から1×10−9M、10−9から10−10M、1×10−10から1×10−11M、および10−11から10−12Mからなる群から選択されるIC50で、またはELISAベース受容体結合アッセイにおいて、約1×10−6から1×10−7M、1×10−7から1×10−8M、1×10−8から1×10−9M、10−9から10−10M、1×10−10から1×10−11M、および10−11から10−12Mからなる群から選択されるIC50でE1、E2、E3およびE4受容体のうちの少なくとも1つへのプロスタグランジンEの結合を阻害する、単離された抗体またはこの抗原結合断片。
【請求項78】
PGEに結合し、カラゲナン誘発足浮腫モデル、カラゲナン誘発痛覚過敏モデル、コラーゲン誘発関節炎モデルおよびアジュバンド誘発関節炎モデルからなる群から選択される疾患モデルにおいて、PGE活性を約50%抑制する、単離された抗体またはこの抗原結合断片。
【請求項79】
カラゲナン誘発足浮腫モデル、カラゲナン誘発痛覚過敏モデル、コラーゲン誘発関節炎モデルおよびアジュバンド誘発関節炎モデルからなる群から選択される疾患モデルにおいて、PGE活性を約70%抑制する、請求項77の抗体。
【請求項80】
PGEに結合し、カラゲナン誘発足浮腫モデル、カラゲナン誘発痛覚過敏モデル、コラーゲン誘発関節炎モデルおよびアジュバンド誘発関節炎モデルからなる群から選択される疾患モデルにおいて、炎症を約90%抑制する、単離された抗体またはこの抗原結合断片。
【請求項81】
2B5である、請求項77の抗体。
【請求項82】
プロスタグランジンEに結合し、細胞表面ベース受容体結合アッセイにおいてまたはELISAベース受容体結合アッセイにおいて、E1、E2、E3およびE4受容体のうちの少なくとも1つへのプロスタグランジンEの結合を約100nMの濃度で約70−100%阻害する、単離された抗体またはこの抗原結合断片。
【請求項83】
19C9、4F10、15F10、K1B、K7H、K3A、L11、L21、2B5−7.0、2B5−8.0および2B5−9.0からなる群から選択される、請求項81の抗体。
【請求項84】
プロスタグランジンEの生物学的機能を調節することが可能である、請求項81の抗体またはこの抗原結合断片。
【請求項85】
プロスタグランジンEを中和することが可能である、請求項81の抗体またはこの抗原結合断片。
【請求項86】
免疫グロブリン分子、モノクローナル抗体、キメラ抗体、CDR移植された抗体、ヒト化抗体、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fv、ジスルフィド連結Fv、scFv、単一ドメイン抗体、ダイアボディ、多特異的抗体、二重特異的抗体、および二特異的抗体からなる群から選択される、請求項81の抗体またはこの抗原結合断片。
【請求項87】
ヒト化抗体である、請求項81の抗体またはこの抗原結合断片。
【請求項88】
請求項81の抗体またはこの抗原結合断片および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項89】
プロスタグランジンE活性が有害である障害を治療するための少なくとも1つの追加の治療剤をさらに含む、請求項87の医薬組成物。
【請求項90】
非ヒト動物をプロスタグランジンE−サイログロブリンを用いて免疫し、抗プロスタグランジンE抗体を含む体液または器官を収集し、ならびに前記抗プロスタグランジンE抗体を単離する工程を含む、プロスタグランジンEに結合する抗体またはこの断片を作製する方法。
【請求項91】
プロスタグランジンEに結合することができ、配列番号54−59からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのCDR領域を含む抗原結合ドメインを含む、ヒト化抗体。
【請求項92】
プロスタグランジンEに結合することができ、配列番号54−59からなる群から選択されるアミノ酸配列に少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または少なくとも約98%相同であるアミノ酸配列を含む少なくとも1つのCDR領域を含む抗原結合ドメインを含む、ヒト化抗体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2011−527579(P2011−527579A)
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517571(P2011−517571)
【出願日】平成21年7月8日(2009.7.8)
【国際出願番号】PCT/US2009/049953
【国際公開番号】WO2010/006059
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】