プロテアソーム阻害剤及びそれらを使用する方法
【解決手段】 本発明では、プロテアソーム活性を抑制することで、アポトーシスを制御することができるボロン酸化合物、ボロン酸エステル、その組成物を提供する。前記化合物と組成物は、アポトーシスを誘導する方法、及びプロテアソーム活性と直接的または間接的に関連する癌やその他の疾患などの疾患を治療する方法に利用されうる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物;
【化1】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体であって:
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2はH、−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Y、−(CH2)bCH2CONR5R6、−(CH2)cCH2N(R4)CONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8であり;
a、b、およびcはそれぞれ独立して0、1、2、3、4、5、または6から選択され;
dおよびeはそれぞれ独立して0、1、2、3、または4から選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
R5およびR6はそれぞれ独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R5およびR6と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR5およびR6が結合し;
R7はHまたはC1−C10アルキルであり;
R8はH、C1−C10アルキル、アルキル−S(=O)2−、アリール−S(=O)2−、H2NS(=O)2−、−SO3H、または保護基であり;
R9はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、またはヘテロカルボシクリルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、C1−C10アルキル−C(=O)−、C2−C10アルケニル−C(=O)−、C2−C10アルキニル−C(=O)−、カルボシクリル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−C(=O)−、カルボシクリルアルキル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−C(=O)−、C1−C10アルキル−S(=O)2−、カルボシクリル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−、カルボシクリルアルキル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリルアルキル−S(=O)2−、C1−C10アルキル−NHC(=O)−、カルボシクリル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−NHC(=O)−、カルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、C1−C10アルキル−OC(=O)−、カルボシクリル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−OC(=O)−、カルボシクリルアルキル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−OC(=O)−、C1−C10アルキル−NH−C(=O)−NHS(=O)2−、カルボシクリル−NH−C(=O)−NHS(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−NH−C(=O)−NHS(=O)2−、C1−C10アルキル−S(=O)2−NH−C(=O)−、カルボシクリル−S(=O)2−NH−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−NH−C(=O)−、またはアミノ保護基であり;R10は任意に1、2、または3, R23で置換され;
代わりに、R9およびR10と、N原子に任意に1、2、または3 R23で置換されヘテロカルボシクリル基からR9およびR10が結合し;
YはH、−CN、−NO2、−S(=O)2R11、またはグアニジノ保護基であり;
R11はC1−C6アルキル、アリール、またはNR12R13であり;
R12およびR13は独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R12およびR13と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR12およびR13が結合し;
ZはO、S、Se、またはTeであり;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり; 前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは、任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(O−アルキル)r−OH、−(O−アルキル)r−(O−アルキル)、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、OH、CN、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C2−C8アルコキシアルコキシ、アリールヘテロアリール、または−NHR20bであり;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、−OR21a、−SR21a、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−COOH、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−C(O)H、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R21aはH、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、カルボシクリルまたはヘテロカルボシクリルであり;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
R23は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、F、Cl、Br、I、ハロアルキル、−NH2、−NHR23a、−N(R23a)2、−N3、−NO2、−CN、−CNO、−CNS、−C(=O)OR23a、−C(=O)R23a、−OC(=O)R23a、−N(R23a)C(=O)R23a、−N(R23a)C(=O)OR23a、−C(=O)N(R23a)2、ウレイド、−OR23a、−SR23a、−S(=O)−(C1−C6アルキル)、−S(=O)2−(C1−C6アルキル)、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、−S(=O)2−N(R23a)2、1−5 R24で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R24で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
代わりに、2つのR23aがこれに結合した前記N原子と結合され、5〜7員環の複素環基を形成してもよく;
R24は、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
rは1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
ただし、Qが1,1,2,2−テトラメチルエタンジオールボロン酸エステルの時、Xはアラルキロキシカルボニルであり;
Qが1,1,2,2−テトラメチルエタンジオールボロン酸エステル、R1がシクロアルキルの時、R2は−CH2CONH2ではなく;
ただし、XがRAC(=O)−、RAがR20で置換されたC4−C15直鎖アルキルであり、R20が−CN、−CO2H、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHC(=O)R20a、−NHR20b、またはフタルイミドの時に、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yではなく、YはH、?CN、−NO2、またはグアニジノ保護基である、化合物。
【請求項2】
請求項1の化合物において、R1はC1−C4アルキルである。
【請求項3】
請求項1の化合物において、R1は2−プロピルである。
【請求項4】
請求項1の化合物において、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Y、−(CH2)bCH2CONR5R6、−(CH2)cCH2N(R4)CONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8である。
【請求項5】
請求項1の化合物において、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yである。
【請求項6】
請求項5の化合物において、aは1、2、3、または4である。
【請求項7】
請求項5の化合物において、aは2である。
【請求項8】
請求項1の化合物において、R2は−(CH2)dCH(R7)NR9R10である。
【請求項9】
請求項8の化合物において、dは0、1、または2である。
【請求項10】
請求項8の化合物において、dは0である。
【請求項11】
請求項8の化合物において、R2はHである。
【請求項12】
請求項1の化合物において、R2は−(CH2)eCH(R7)ZR8である。
【請求項13】
請求項12の化合物において、ZはOである。
【請求項14】
請求項13の化合物において、eは0、1、または2である。
【請求項15】
請求項13の化合物において、eは0である。
【請求項16】
請求項1の化合物において、QはB(OH)2またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルは6〜10個の炭素原子を含み、少なくとも1つのシクロアルキル部分を含むものである。
【請求項17】
請求項16の化合物において、Qはピナンジオールボロン酸である。
【請求項18】
請求項16の化合物において、Qはビシクロヘキシル−1,1’−ジオールボロン酸エステルである。
【請求項19】
請求項16の化合物において、Qは1,2−ジシクロヘキシル−エタン−1,2−ジオールボロン酸エステルである。
【請求項20】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−である。
【請求項21】
請求項1の化合物において、XはRANHC(=O)−である。
【請求項22】
請求項1の化合物において、XはRAS(=O)2−である。
【請求項23】
請求項1の化合物において、RAは−(O−アルキル)r−OHまたは−(O−アルキル)r−(O−アルキル)で置換されたC1−C14アルキルであり、
rは1、2、3、4、または5である。
【請求項24】
請求項23の化合物において、RAは−(O−アルキル)r−OH、−(O−アルキル)r−(O−アルキル)で置換されたC1−C14アルキルであり、rは1、2または3である。
【請求項25】
請求項23の化合物において、RAは少なくとも1つの−CH2CH2O−基を有する。
【請求項26】
請求項23の化合物において、RAは?CH2(OCH2CH2)rOCH3である。
【請求項27】
請求項23の化合物において、RAは?CH2OCH2CH2OCH2CH2OCH3または−CH2OCH2CH2OCH3である。
【請求項28】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれ任意に1−5 R21で置換されたアリールまたはヘテロアリールである。
【請求項29】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれ任意に1−5 R21で置換されたシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである。
【請求項30】
請求項1の化合物において、RAはC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり、それぞれ任意にR20で置換されるものである。
【請求項31】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれカルボシクリル基またはヘテロカルボシクリル基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記カルボシクリル基またはヘテロカルボシクリル基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項32】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれアリール基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記アリール基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項33】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれヘテロアリール基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記ヘテロアリール基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項34】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれシクロアルキル基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記シクロアルキル基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項35】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれヘテロシクロアルキル基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記ヘテロシクロアルキル基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項36】
請求項1の化合物において、R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5)である。
【請求項37】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれ任意にR20で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり、R20は
CN、ハロ、ハロアルキル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(O−アルキル)、−(O−アルキル)r−OH、−(O−アルキル)r−(O−アルキル)、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20cから選択されるものである。
【請求項38】
請求項1の化合物において、R2はHであり、Xは(O−アルキル)−(O−アルキル)r−(C1−C14アルキル)−C(=O)−またはHO−(アルキル−O)r−(C1−C14アルキル)−C(=O)−である。
【請求項39】
請求項1の化合物において、XがRAC(=O)−であり、RAはC4−C16アルキルである。
【請求項40】
請求項1の化合物において、XがRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項41】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−であり;RAは1つのR21で置換されたフェニルであり;R21はフェノキシである。
【請求項42】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−、RAはR20で置換されたC1−C4アルキル、R20は任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項43】
請求項40の化合物において、アリールは少なくとも1つのハロで置換されるものである。
【請求項44】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−であり;RAはR20で置換されたC1−C14アルキルであり;R20は?OR20aまたは?OR20cである。
【請求項45】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−、RAはR20で置換されたC1−C4アルキル、R20は任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリルである。
【請求項46】
請求項1の化合物において、XはRAS(O)2−であり、RAはC3−C16アルキルである。
【請求項47】
式(I)の化合物:
【化2】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体であって:
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2はH、−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Y、−(CH2)bCH2CONR5R6、−(CH2)cCH2N(R4)CONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8であり;
a、b、およびcはそれぞれ独立して0、1、2、3、4、5、または6から選択され;
dおよびeはそれぞれ独立して0、1、2、3、または4から選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
R5およびR6はそれぞれ独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R5およびR6と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR5およびR6が結合し;
R7はHまたはC1−C10アルキルであり;
R8はH、C1−C10アルキル、アルキル−S(=O)2−、アリール−S(=O)2−、H2NS(=O)2−、−SO3H、または保護基であり;
R9はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、またはヘテロカルボシクリルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、C1−C10アルキル−C(=O)−、カルボシクリル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−C(=O)−、カルボシクリルアルキル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−C(=O)−、C1−C10アルキル−S(=O)2−、カルボシクリル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−、カルボシクリルアルキル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリルアルキル−S(=O)2−、C1−C10アルキル−NHC(=O)−、カルボシクリル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−NHC(=O)−、カルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、C1−C10アルキル−OC(=O)−、カルボシクリル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−OC(=O)−、カルボシクリルアルキル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−OC(=O)−、またはアミノ保護基であり;
R10は任意に1、2、または3 R23で置換され;
代わりに、R9およびR10と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR9およびR10が結合し;
YはH、−CN、−NO2、−S(=O)2R11、またはグアニジノ保護基であり;
R11はC1−C6アルキル、アリール、またはNR12R13であり;
R12およびR13は独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R12およびR13と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR12およびR13が結合し;
ZはO、S、Se、またはTeであり;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
R23は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、F、Cl、Br、I、ハロアルキル、−NH2、−NHR23a、−N(R23a)2、−N3、−NO2、−CN、−CNO、−CNS、−C(=O)OR23a、−C(=O)R23a、−OC(=O)R23a、−N(R23a)C(=O)R23a、−C(=O)N(R23a)2、ウレイド、−OR23a、−SR23a、−S(=O)2−(C1−C6アルキル)、−S(=O)2−アリール、および−S(=O)2−N(R23a)2から成るグループから選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
代わりに、2つのR23aがこれに結合した前記N原子と結合され、5〜7員環の複素環基を形成してもよく;
rは2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
ただし、Qが1,1,2,2−テトラメチルエタンジオールボロン酸エステルの時、Xはアラルキロキシカルボニルであり;
Qが1,1,2,2−テトラメチルエタンジオールボロン酸エステル、R1がシクロアルキルの時、R2は−CH2CONH2ではなく;
XがRAC(=O)−、RAがR20で置換されたC4−C15直鎖アルキルであり、R20が−CN、−CO2H、−C(=O)O−R20a、−NHS(O)2R20a、−NHC(=O)R20a、−NHR20b、またはフタルイミドの時に、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yではなく、YはH、?CN、
−NO2、またはグアニジノ保護基である、化合物。
【請求項48】
請求項47の化合物において、R1は2−プロピルである。
【請求項49】
請求項47の化合物において、Qは?B(OH)2である。
【請求項50】
請求項47の化合物において、Qはピナンジオールボロン酸である。
【請求項51】
請求項47の化合物において、XはRAC(=O)−である。
【請求項52】
請求項47の化合物において、R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5)である。
【請求項53】
請求項47の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAはC4−C16アルキルである。
【請求項54】
請求項47の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項55】
請求項47の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項56】
請求項47の化合物、またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1は2−プロピルであり;
R2はH、−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Y、−(CH2)bCH2CONR5R6、−(CH2)cCH2N(R4)CONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8であり;
Qは?B(OH)2またはピナンジオールボロン酸エステルであり;
XはRAC(=O)−であり;
RAはC4−C16アルキル、1−3 R21で任意に置換されたアリール、または任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項57】
式(I)の化合物:
【化3】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1はC1−C8アルキル;
R2は−(CH2)aCH2NHC(=NH)NH−Y、−(CH2)cCH2NHCONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8であり;
aは1、2、3、4、または5であり;
cは1、2、3、4、または5であり;
dは0、1、または2であり;
eは0、1、または2であり;
R7はHまたはメチルであり;
R8はH、C1−C10アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−アリール、−S(=O)2−NH2、−SO3H、または保護基であり;
YはH、−CN、−NO2、−S(=O)2R11、またはグアニジノ保護基であり;
R9はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、またはヘテロカルボシクリルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、C1−C10アルキル−C(=O)−、カルボシクリル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−C(=O)−、カルボシクリルアルキル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−C(=O)−、C1−C10アルキル−S(=O)2−、カルボシクリル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−、カルボシクリルアルキル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリルアルキル−S(=O)2−、C1−C10アルキル−NHC(=O)−、カルボシクリル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−NHC(=O)−、カルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、C1−C10アルキル−OC(=O)−、カルボシクリル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−OC(=O)−、カルボシクリルアルキル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−OC(=O)−、またはアミノ保護基であり;
R10は任意に1、2、または3 R23で置換され;
代わりに、R9およびR10と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR9およびR10が結合し;
R11はC1−C6アルキル、アリール、またはNR12R13であり;
R12およびR13は独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R12およびR13と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR12およびR13が結合し;
ZはOまたはSであり;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには6〜20個の炭素原子と、少なくとも1つのシクロアルキル部分を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、またはシクロアルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
R23は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、F、Cl、Br、I、ハロアルキル、−NH2、−NHR23a、−N(R23a)2、−N3、−NO2、−CN、−CNO、−CNS、−C(=O)OR23a、−C(=O)R23a、−OC(=O)R23a、−N(R23a)C(=O) R23a、−C(=O)N(R23a)2、ウレイド、−OR23a、−SR23a、−S(=O)2−(C1−C6アルキル)、−S(=O)2−アリール、および−S(=O)2−N(R23a)2から成るグループから選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
代わりに、2つのR23aがこれに結合した前記N原子と結合され、5〜7員環の複素環基を形成してもよく;
rは2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
ただし、XがRAC(=O)−、RAがR20で置換されたC4−C15直鎖アルキルであり;
R20が−CN、−CO2H、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHC(=O)R20a、−NHR20b、またはフタルイミドの時に、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yではなく、YはH、?CN、−NO2、またはグアニジノ保護基である。
【請求項58】
式(I)の化合物:
【化4】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1はC1−C4アルキルであり;
R2は−(CH2)aCH2NHC(=NH)NH−Y、−(CH2)cCH2NHCONH2、または−(CH2)dCH(R7)NR9R10であり;
aは1、2、または3であり;
cは1、2、または3であり;
dは0または1であり;
R7はHまたはメチルであり;
R9はHまたはC1−C10アルキルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、またはアミノ保護基であり;
YはH、CN、またはNO2であり;
Qは−B(OH)2、ピナンジオールボロン酸エステル、ビシクロヘキシル−1,1’−ジオールボロン酸エステル、または1,2−ジシクロヘキシル−エタン−1,2−ジオールボロン酸エステルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aはC1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、
1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
rは2、3、4、または5であり;
ただし、XがRAC(=O)−、RAがR20で置換されたC4−C15直鎖アルキルであり、R20が−CN、−CO2H、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHC(=O)R20a、−NHR20b、またはフタルイミドの時に、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yではなく、YはH、−CN、またはNO2である。
【請求項59】
請求項58の化合物において、R1は2−プロピルである。
【請求項60】
請求項58の化合物において、Qは?B(OH)2である。
【請求項61】
請求項58の化合物において、Qはピナンジオールボロン酸である。
【請求項62】
請求項58の化合物において、XはRAC(=O)−である。
【請求項63】
請求項58の化合物において、R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5)である。
【請求項64】
請求項58の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAはC4−C16アルキルである。
【請求項65】
請求項58の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項66】
請求項58の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項67】
請求項58の化合物、またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1は2−プロピルであり;
Qは?B(OH)2またはピナンジオールボロン酸エステルであり;
XはRAC(=O)−であり;
RAはC4−C16アルキル;1−3 R21で任意に置換されたアリール、または任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項68】
式(I)の化合物:
【化5】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2は−CH2NH2または−CH2NR9R10であり;
R9はHまたはC1−C10アルキルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、C1−C10アルキル−C(=O)−、カルボシクリル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−C(=O)−、カルボシクリルアルキル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−C(=O)−、C1−C10アルキル−S(=O)2−、カルボシクリル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−、カルボシクリルアルキル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリルアルキル−S(=O)2−、C1−C10アルキル−NHC(=O)−、カルボシクリル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−NHC(=O)−、カルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、C1−C10アルキル−OC(=O)−、カルボシクリル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−OC(=O)−、カルボシクリルアルキル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−OC(=O)−、またはアミノ保護基であり;
R10は任意に1、2、または3 R23で置換され;
代わりに、R9およびR10と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR9およびR10が結合し;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、
1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
R23は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、F、Cl、Br、I、ハロアルキル、−NH2、−NHR23a、−N(R23a)2、−N3、−NO2、−CN、−CNO、−CNS、−C(=O)OR23a、−C(=O)R23a、−OC(=O)R23a、−N(R23a)C(=O)R23a、−C(=O)N(R23a)2、ウレイド、−OR23a、−SR23a、−S(=O)2−(C1−C6アルキル)、−S(=O)2−アリール、および−S(=O)2−N(R23a)2から成るグループから選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
代わりに、2つのR23aがこれに結合した前記N原子と結合され、5〜7員環の複素環基を形成してもよく;
rは2、3、4、または5である。
【請求項69】
請求項68の化合物において、R1は2−プロピルである。
【請求項70】
請求項68の化合物において、Qは?B(OH)2である。
【請求項71】
請求項68の化合物において、Qはピナンジオールボロン酸である。
【請求項72】
請求項68の化合物において、XはRAC(=O)−である。
【請求項73】
請求項68の化合物において、R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5)である。
【請求項74】
請求項68の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAはC4−C16アルキルである。
【請求項75】
請求項68の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項76】
請求項68の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項77】
請求項68の化合物、またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1は2−プロピルであり;
Qはピナンジオールボロン酸エステルであり;
XはRAC(=O)−であり;
RAはC4−C16アルキル;1−3 R21で任意に置換されたアリール;または任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項78】
式(I)の化合物:
【化6】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2はHであり;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20は、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;
前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
rは2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。
【請求項79】
請求項78の化合物において、
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(O)2−、またはRAであり;
RAはR20で任意に置換されたC1−C14アルキルであり;
R20は−O−アルキル、−(O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、または−(O−アルキル)r−OHであり;
rは2、3、4、または5である。
【請求項80】
請求項78の化合物において、前記O−アルキルはメトキシ、エトキシ、またはプロポキシである。
【請求項81】
式(I)の化合物:
【化7】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1は2−プロピルであり;
R2は−CH2CH2CH2NHC(=NH)NH−NO2、−CH2CH2CH2NHC(=O)NH2、−CH(CH3)OH、−CH2CONH2、−CH2NH2、または−CH2NR9R10であり;
R2はHであり;
R10は、メチル−C(=O)−、エチル−C(=O)−、プロピル−C(=O)−、ブチル−C(=O)−、ペンチル−C(=O)−、2−(エトキシカルボニル)エチル−C(=O)−、4−メチル−フェニル−C(=O)−、シクロプロピル−C(=O)−、4−フルオロ−フェニル−C(=O)−、4−H2NSO2−フェニル−C(=O)−、4−H3CSO2−フェニル−C(=O)−、4−フェニル−フェニル−C(=O)−、3,4−ジメトキシ−ベンジル−C(=O)−、3−ピリジニル−C(=O)−、2−(ヒドロキシ)−ピリジン−3−イル−C(=O)−、6−(モルホリノ)−ピリジン−3−イル−C(=O)−、2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−4−イル−C(=O)−、2−ピラジニル−C(=O)−、2,5−ジメチル−ピラゾリル−C(=O)−、N−メチル−2−ピロリル−C(=O)−、2−ピロリジニル−C(=O)−、2−チオフェニル−C(=O)−、5−イソキサゾリル−C(=O)−、4−(テトラゾール−5−イル)フェニル−C(=O)−、(5−テトラゾリル)CH2−C(=O)−、N−H3CSO2−ピペリジニル−C(=O)−、ブチル−OC(=O)−、(ベンジル)−OC(=O)−、(9−フルオレニルメチル)−OC(=O)−、ペンチル−NHC(=O)−、プロピル−NHC(=O)−、フェニル−NHC(=O)−、4−メチル−フェニル−NHC(=O)−、メチル−S(=O)2−、4−フルオロ−フェニル−S(=O)2−、4−シアノ−フェニル−S(=O)2−、1−メチル−イミダゾール−4−イル−S(=O)2−、2−チオフェニル−S(=O)2−、(4−メチル−フェニル)−NHC(=O)NH−S(=O)2−、(4−メチル−フェニル)−S(=O)2NHC(=O)−であり;
代わりに、R9およびR10と、N原子にピロリルまたはピラゾリルからR9およびR10が結合し;
Qは−B(OH)2、ピナンジオールボロン酸エステル、ビシクロヘキシル−1,1’−ジオールボロン酸エステル、または1,2−ジシクロヘキシル−エタン−1,2−ジオールボロン酸エステルであり;
Xは、RAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、またはRAOC(=O)−であり;
RAは、CH3−、C2H5−、C3H7−、C4H9−、C5H11−、C6H13−、C7H15−、C8H17−、C9H19−、C10H21−、C11H23−、C12H25−、C13H27−、アダマンチル−、ビシクロヘプタニル−、R20で置換されたC1−3アルキル、R20で置換されたC2−10アルケニル、0−3 R21で置換されたシクロプロピル、0−2 R21で置換されたシクロペンチル、0−2 R21で置換されたシクロヘキシル、0−3 R21で置換されたフェニル、0−2 R21で置換されたナフチル、0−3 R21で置換されたピラジニル、0−1 R21で置換されたキノリニル、0−1 R21で置換されたイミダゾリル、0−1 R21で置換されたテトラヒドロフラニル、0−1 R21で置換されたオキソチアゾリジニル、0−1 R21で置換されたベンゾチアゾリル、0−2 R21で置換されたチアゾリル、0−2 R21で置換されたフラニル、0−1 R21で置換されたピロリジニル、0−1 R21で置換されたピペリジニル、0−1 R21で置換されたピペラジニル、0−1 R21で置換されたピラジニルであり;
R20は、ヒドロキシ−、メトキシ−、エトキシ−、プロポキシ−、ブトキシ−、ペントキシ−、ヘキシロキシ−、ヘプチロキシ−、オクチロキシ−、メトキシエトキシ−、メトキシエトキシエトキシ−、メチル−S−、エチル−S−、オクチル−S−、メチル−C(=O)S−、(アセチルアミノ)メチル−S−、アミノ−、メチルアミノ−、ジメチルアミノ−、メチル−C(=O)−、フェニル−C(=O)−、(H3CSO2)フェニル−C(=O)−、チオフェニル−C(=O)−、メチル−OC(=O)−、エチル−OC(=O)−、ブチル−OC(=O)NH−、メチル−C(=O)NH−、メトキシエトキシ−メチル−C(=O)NH−、H2NC(=O)−、メチル−NHC(=O)−、エチル−NHC(=O)−、プロピル−NHC(=O)−、フェニル−NHC(=O)−、H2NC(=O)NH−、H2NS(=O)2−、オクチル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、メチルフェニル−S(=O)2−、チオフェニル−S(=O)2−、シクロペンチル−、シクロヘキシル−、シクロヘプチル−、アダマンチル−、ビシクロヘプタニル−、シクロペンテニル−、フェニル−、メトキシ−フェニル−、メチル−フェニル−、ジメチル−フェニル−、エチル−フェニル−、プロピル−フェニル−、ブチル−フェニル−、フルオロ−フェニル−、ジフルオロ−フェニル−、クロロ−フェニル−、ブロモ−フェニル−、ヨード−フェニル−、ジメチルアミノ−フェニル−、シクロヘキシロキシ−、2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキシロキシ−、ナフチル−、メトキシナフチル−、ナフチロキシ−、フェノキシ−、(メチル−フェニル)オキシ−、(エチル−フェニル)オキシ−、(プロピル−フェニル)オキシ−、(ブチル−フェニル)オキシ−、(フルオロ−フェニル)オキシ−、(クロロ−フェニル)オキシ−、(ブロモ−フェニル)オキシ−、ナフチル−S−、ベンジル−S−、(メチル−フェニル)メチル−S−、ピリミジニル−S−、ピペリジニル−、N−メチル−ピペリジニル−、N−プロピル−ピペリジニル−、フタルイミド−、チオフェニル−、メチル−チオフェニル−、イミダゾリル−、フラニル−、テトラゾリル−、オキソピロリジニル−、インドリル−、およびメチル−インドリル−から成るグループから選択され;
R21は、メチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、ペンチル−、ヘキシル−、ヘプチル−、エテニル−、プロペニル−、ブテニル−、メトキシ−、エトキシ−、プロポキシ−、フェノキシ−、フルオロ−、クロロ−、ブロモ−、メチル−C(=O)−、ブチル−OC(=O)−、ブチル−OC(=O)NH−、フェニル−、メトキシフェニル−、フルオロフェニル−、クロロフェニル−、ブロモフェニル−、ピロリル−、ピリジニル−から成るグループから選択されるものである。
【請求項82】
以下から選択された化合物:
【表1−1】
【表1−2】
【表1−3】
【表1−4】
【表1−5】
【表1−6】
【表1−7】
【表1−8】
【表1−9】
【表1−10】
【表1−11】
【表1−12】
【表1−13】
【表1−14】
【表1−15】
【表1−16】
【表1−17】
【表1−18】
【表1−19】
【表1−20】
【表1−21】
【表1−22】
【表1−23】
【表1−24】
【表1−25】
【表1−26】
【表1−27】
【表1−28】
【表1−29】
【表1−30】
【表1−31】
または医薬品として認められた塩、またはその遊離塩基。
【請求項83】
以下から選択された化合物:
【表2−1】
【表2−2】
【表2−3】
【表2−4】
【表2−5】
【表2−6】
【表2−7】
【表2−8】
【表2−9】
【表2−10】
【表2−11】
【表2−12】
または医薬品として認められた塩、またはその遊離塩基。
【請求項84】
請求項1〜83のいずれか1つに沿った化合物と、医薬品として認められた基材とを有する、組成物。
【請求項85】
請求項1〜83のいずれか1つの化合物を前記プロテアソームと接触させる工程を有する、プロテアソームの活性を阻害する方法。
【請求項86】
癌を有するか、癌にかかりやすい哺乳類に治療有効量の請求項1〜83のいずれか1つの化合物を投与する工程を有する、癌を治療する方法。
【請求項87】
請求項86の方法において、前記癌は、皮膚、前立腺、結腸直腸、膵臓、腎臓、卵巣、哺乳類、肝臓、舌、肺、平滑筋組織から選択されるものである。
【請求項88】
癌を治療するための請求項86の方法において、前記癌は、白血病、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、骨髄腫、多発性骨髄腫から選択されるものである。
【請求項89】
癌を治療するための請求項86の方法であって、
1若しくはそれ以上の抗腫瘍剤または制癌剤および/または放射線療法と併用し、本発明の請求項1〜82のいずれか1つの化合物の治療有効量を、癌を有するか、癌にかかりやすい哺乳類に投与を有する工程を有する、方法。
【請求項90】
請求項1〜83のいずれか1つの化合物を前記タンパク質を分解することができるプロテアソームと接触させる工程を有する、タンパク質分解を抑制する方法。
【請求項91】
請求項90の方法において、前記タンパク質は、ユビキチンでマークされるものである。
【請求項92】
請求項90の方法において、前記タンパク質は、p53である。
【請求項93】
タンパク質分解の加速または亢進を治療する方法であって、
前記タンパク質分解の加速または亢進を有するか、前記タンパク質分解が加速または亢進しやすい哺乳類に、請求項1〜83のいずれか1つの化合物の治療有効量を投与する工程有する、方法。
【請求項94】
転写因子NF−κBの阻害剤IκBを請求項1〜83のいずれか1つの化合物と接触させる工程を有する、転写因子NF−κBの活性を阻害する方法。
【請求項95】
移植拒絶反応、関節炎、感染、炎症性大腸炎、喘息、骨粗鬆症、骨関節炎、乾癬、再狭窄、または自己免疫疾患から生じるヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染または炎症性疾患から選択された疾患を治療する方法であって、前記疾患を有するか、前記疾患に罹りやすい哺乳類に、請求項1〜83のいずれか1つの化合物の治療有効量を投与する工程を有する、方法。
【請求項96】
式(II)の化合物を調整するプロセスであって:
【化8】
式中:
Dはないか、O、S、NR16、またはCR15eR15fであり;
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R15a、R15b、R15c、R15d、R15e、R15fはそれぞれ独立してH、C1−C10アルキル、C3−C7シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、前記C1−C10アルキル、C3−C10シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールはそれぞれ任意に1、2、3、または4ハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、OH、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、またはヘテロアリールで置換され;
またはR15aおよびR15bと、前記C原子にR15aおよびR15bがC3−C10シクロアルキルまたは3〜10員環のヘテロシクロアルキル基から結合され、それぞれ任意に1、2、3または4ハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、OH、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、またはヘテロアリールで置換され;
またはR15aおよびR15bと、前記C原子にR15aおよびR15bがC3−C10シクロアルキルまたは3〜10員環のヘテロシクロアルキル基から結合され、それぞれ任意に1、2、3または4ハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、OH、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、またはヘテロアリールで置換され;
またはR15aおよびR15bと、R15aおよびR15bが結合された前記C原子、およびアリール、ヘテロアリール、C3−C10シクロアルキルまたは3〜10員環のヘテロシクロアルキル基の介在性D部分が、それぞれ任意に1、2、3または4ハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、OH、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、またはヘテロアリールで置換され;
R16はHまたはC1−C6アルキルであり;
pとqはそれぞれ独立して1、2、または3であって、このプロセスは、
a)式(II−b)のジオールを、
【化9】
式(II−a)の適切なトリアルコキシボランと反応させる工程であって、
【化10】
式中R17はそれぞれ独立してC1−C10アルキルまたはC3−C10シクロアルキルであり;
式(II−c)の中間体に適当な時間及び条件下における工程と:
【化11】
b)式(II)の化合物の形成に適した時間と条件下で、式(II−c)の中間体とi)式R1CH2MXhalの試薬(式中、Mは金属、Xhalはハロゲン)、またはii)式R1CH2Liの試薬を反応させる工程と、
を有する、プロセス。
【請求項97】
請求項96のプロセスにおいて、R17はC1−C4アルキルである。
【請求項98】
請求項96のプロセスにおいて、R17はイソプロピルである。
【請求項99】
請求項96のプロセスにおいて、前記式(II−b)のジオールがピナンジオール、ピナコール、1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、2,3−ブタンジオール、1,1,2,2−テトラメチルエタンジオール、1,2−ジイソプロピルエタンジオール、5,6−デカンジオール、1,2−ジシクロヘキシルエタンジオール、ビシクロヘキシル−1,1’−ジオール、ジエタノールアミン、または1,2−ジフェニル−1,2−エタンジオールである。
【請求項100】
請求項96のプロセスにおいて、式(II−b)のジオールはピナンジオールである。
【請求項101】
請求項96のプロセスにおいて、R1CH2MXhalはR1CH2MgBrである。
【請求項102】
請求項96のプロセスにおいて、R17はイソプロピルである。
【請求項103】
式(II−i)の化合物を調整するための請求項96のプロセスであって:
【化12】
a)式(II−ii)の中間体を形成するのに適した時間と条件下で、(1S,2S,3R,5S)−(+)−ピナンジオールとトリイソプロポキシボランとを反応させる工程と、
【化13】
b)式(II−i)の中間体を形成するのに適した時間と条件下で、式(II−ii)の中間体とイソブチル臭化マグネシウムとを反応させる工程と
を有する、プロセス。
【請求項104】
式(II−ii)の化合物。
【化14】
【請求項105】
式(I)の化合物を調整するプロセスであって、
【化15】
式中:
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2は−CH2NH2であり;
Qは−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はC1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−であり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
rは2、3、4、または5であって、
式(I)の化合物の形成に適した時間と条件下で、式(I)の化合物(式中R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5))と適切な水素化剤とを反応させる工程を有し、前記水素化剤はR2のベンジロキシカルボニル基に対して選択的であるという条件で、式中、R2は−CH2NH2である、プロセス。
【請求項106】
請求項105の工程において、前記水素化剤はPd/C 10%およびHClの1,4−ジオキサン溶液である。
【請求項1】
式(I)の化合物;
【化1】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体であって:
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2はH、−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Y、−(CH2)bCH2CONR5R6、−(CH2)cCH2N(R4)CONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8であり;
a、b、およびcはそれぞれ独立して0、1、2、3、4、5、または6から選択され;
dおよびeはそれぞれ独立して0、1、2、3、または4から選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
R5およびR6はそれぞれ独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R5およびR6と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR5およびR6が結合し;
R7はHまたはC1−C10アルキルであり;
R8はH、C1−C10アルキル、アルキル−S(=O)2−、アリール−S(=O)2−、H2NS(=O)2−、−SO3H、または保護基であり;
R9はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、またはヘテロカルボシクリルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、C1−C10アルキル−C(=O)−、C2−C10アルケニル−C(=O)−、C2−C10アルキニル−C(=O)−、カルボシクリル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−C(=O)−、カルボシクリルアルキル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−C(=O)−、C1−C10アルキル−S(=O)2−、カルボシクリル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−、カルボシクリルアルキル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリルアルキル−S(=O)2−、C1−C10アルキル−NHC(=O)−、カルボシクリル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−NHC(=O)−、カルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、C1−C10アルキル−OC(=O)−、カルボシクリル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−OC(=O)−、カルボシクリルアルキル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−OC(=O)−、C1−C10アルキル−NH−C(=O)−NHS(=O)2−、カルボシクリル−NH−C(=O)−NHS(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−NH−C(=O)−NHS(=O)2−、C1−C10アルキル−S(=O)2−NH−C(=O)−、カルボシクリル−S(=O)2−NH−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−NH−C(=O)−、またはアミノ保護基であり;R10は任意に1、2、または3, R23で置換され;
代わりに、R9およびR10と、N原子に任意に1、2、または3 R23で置換されヘテロカルボシクリル基からR9およびR10が結合し;
YはH、−CN、−NO2、−S(=O)2R11、またはグアニジノ保護基であり;
R11はC1−C6アルキル、アリール、またはNR12R13であり;
R12およびR13は独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R12およびR13と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR12およびR13が結合し;
ZはO、S、Se、またはTeであり;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり; 前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは、任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(O−アルキル)r−OH、−(O−アルキル)r−(O−アルキル)、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、OH、CN、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C2−C8アルコキシアルコキシ、アリールヘテロアリール、または−NHR20bであり;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、−OR21a、−SR21a、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−COOH、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−C(O)H、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R21aはH、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、カルボシクリルまたはヘテロカルボシクリルであり;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
R23は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、F、Cl、Br、I、ハロアルキル、−NH2、−NHR23a、−N(R23a)2、−N3、−NO2、−CN、−CNO、−CNS、−C(=O)OR23a、−C(=O)R23a、−OC(=O)R23a、−N(R23a)C(=O)R23a、−N(R23a)C(=O)OR23a、−C(=O)N(R23a)2、ウレイド、−OR23a、−SR23a、−S(=O)−(C1−C6アルキル)、−S(=O)2−(C1−C6アルキル)、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、−S(=O)2−N(R23a)2、1−5 R24で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R24で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
代わりに、2つのR23aがこれに結合した前記N原子と結合され、5〜7員環の複素環基を形成してもよく;
R24は、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
rは1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
ただし、Qが1,1,2,2−テトラメチルエタンジオールボロン酸エステルの時、Xはアラルキロキシカルボニルであり;
Qが1,1,2,2−テトラメチルエタンジオールボロン酸エステル、R1がシクロアルキルの時、R2は−CH2CONH2ではなく;
ただし、XがRAC(=O)−、RAがR20で置換されたC4−C15直鎖アルキルであり、R20が−CN、−CO2H、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHC(=O)R20a、−NHR20b、またはフタルイミドの時に、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yではなく、YはH、?CN、−NO2、またはグアニジノ保護基である、化合物。
【請求項2】
請求項1の化合物において、R1はC1−C4アルキルである。
【請求項3】
請求項1の化合物において、R1は2−プロピルである。
【請求項4】
請求項1の化合物において、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Y、−(CH2)bCH2CONR5R6、−(CH2)cCH2N(R4)CONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8である。
【請求項5】
請求項1の化合物において、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yである。
【請求項6】
請求項5の化合物において、aは1、2、3、または4である。
【請求項7】
請求項5の化合物において、aは2である。
【請求項8】
請求項1の化合物において、R2は−(CH2)dCH(R7)NR9R10である。
【請求項9】
請求項8の化合物において、dは0、1、または2である。
【請求項10】
請求項8の化合物において、dは0である。
【請求項11】
請求項8の化合物において、R2はHである。
【請求項12】
請求項1の化合物において、R2は−(CH2)eCH(R7)ZR8である。
【請求項13】
請求項12の化合物において、ZはOである。
【請求項14】
請求項13の化合物において、eは0、1、または2である。
【請求項15】
請求項13の化合物において、eは0である。
【請求項16】
請求項1の化合物において、QはB(OH)2またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルは6〜10個の炭素原子を含み、少なくとも1つのシクロアルキル部分を含むものである。
【請求項17】
請求項16の化合物において、Qはピナンジオールボロン酸である。
【請求項18】
請求項16の化合物において、Qはビシクロヘキシル−1,1’−ジオールボロン酸エステルである。
【請求項19】
請求項16の化合物において、Qは1,2−ジシクロヘキシル−エタン−1,2−ジオールボロン酸エステルである。
【請求項20】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−である。
【請求項21】
請求項1の化合物において、XはRANHC(=O)−である。
【請求項22】
請求項1の化合物において、XはRAS(=O)2−である。
【請求項23】
請求項1の化合物において、RAは−(O−アルキル)r−OHまたは−(O−アルキル)r−(O−アルキル)で置換されたC1−C14アルキルであり、
rは1、2、3、4、または5である。
【請求項24】
請求項23の化合物において、RAは−(O−アルキル)r−OH、−(O−アルキル)r−(O−アルキル)で置換されたC1−C14アルキルであり、rは1、2または3である。
【請求項25】
請求項23の化合物において、RAは少なくとも1つの−CH2CH2O−基を有する。
【請求項26】
請求項23の化合物において、RAは?CH2(OCH2CH2)rOCH3である。
【請求項27】
請求項23の化合物において、RAは?CH2OCH2CH2OCH2CH2OCH3または−CH2OCH2CH2OCH3である。
【請求項28】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれ任意に1−5 R21で置換されたアリールまたはヘテロアリールである。
【請求項29】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれ任意に1−5 R21で置換されたシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである。
【請求項30】
請求項1の化合物において、RAはC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり、それぞれ任意にR20で置換されるものである。
【請求項31】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれカルボシクリル基またはヘテロカルボシクリル基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記カルボシクリル基またはヘテロカルボシクリル基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項32】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれアリール基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記アリール基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項33】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれヘテロアリール基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記ヘテロアリール基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項34】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれシクロアルキル基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記シクロアルキル基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項35】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれヘテロシクロアルキル基で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル;またはC2−C20アルキニルであり、前記ヘテロシクロアルキル基は任意に1、2、または3R21で置換されるものである。
【請求項36】
請求項1の化合物において、R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5)である。
【請求項37】
請求項1の化合物において、RAはそれぞれ任意にR20で置換されたC1−C20アルキル;C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり、R20は
CN、ハロ、ハロアルキル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(O−アルキル)、−(O−アルキル)r−OH、−(O−アルキル)r−(O−アルキル)、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20cから選択されるものである。
【請求項38】
請求項1の化合物において、R2はHであり、Xは(O−アルキル)−(O−アルキル)r−(C1−C14アルキル)−C(=O)−またはHO−(アルキル−O)r−(C1−C14アルキル)−C(=O)−である。
【請求項39】
請求項1の化合物において、XがRAC(=O)−であり、RAはC4−C16アルキルである。
【請求項40】
請求項1の化合物において、XがRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項41】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−であり;RAは1つのR21で置換されたフェニルであり;R21はフェノキシである。
【請求項42】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−、RAはR20で置換されたC1−C4アルキル、R20は任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項43】
請求項40の化合物において、アリールは少なくとも1つのハロで置換されるものである。
【請求項44】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−であり;RAはR20で置換されたC1−C14アルキルであり;R20は?OR20aまたは?OR20cである。
【請求項45】
請求項1の化合物において、XはRAC(=O)−、RAはR20で置換されたC1−C4アルキル、R20は任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリルである。
【請求項46】
請求項1の化合物において、XはRAS(O)2−であり、RAはC3−C16アルキルである。
【請求項47】
式(I)の化合物:
【化2】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体であって:
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2はH、−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Y、−(CH2)bCH2CONR5R6、−(CH2)cCH2N(R4)CONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8であり;
a、b、およびcはそれぞれ独立して0、1、2、3、4、5、または6から選択され;
dおよびeはそれぞれ独立して0、1、2、3、または4から選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
R5およびR6はそれぞれ独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R5およびR6と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR5およびR6が結合し;
R7はHまたはC1−C10アルキルであり;
R8はH、C1−C10アルキル、アルキル−S(=O)2−、アリール−S(=O)2−、H2NS(=O)2−、−SO3H、または保護基であり;
R9はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、またはヘテロカルボシクリルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、C1−C10アルキル−C(=O)−、カルボシクリル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−C(=O)−、カルボシクリルアルキル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−C(=O)−、C1−C10アルキル−S(=O)2−、カルボシクリル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−、カルボシクリルアルキル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリルアルキル−S(=O)2−、C1−C10アルキル−NHC(=O)−、カルボシクリル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−NHC(=O)−、カルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、C1−C10アルキル−OC(=O)−、カルボシクリル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−OC(=O)−、カルボシクリルアルキル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−OC(=O)−、またはアミノ保護基であり;
R10は任意に1、2、または3 R23で置換され;
代わりに、R9およびR10と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR9およびR10が結合し;
YはH、−CN、−NO2、−S(=O)2R11、またはグアニジノ保護基であり;
R11はC1−C6アルキル、アリール、またはNR12R13であり;
R12およびR13は独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R12およびR13と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR12およびR13が結合し;
ZはO、S、Se、またはTeであり;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
R23は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、F、Cl、Br、I、ハロアルキル、−NH2、−NHR23a、−N(R23a)2、−N3、−NO2、−CN、−CNO、−CNS、−C(=O)OR23a、−C(=O)R23a、−OC(=O)R23a、−N(R23a)C(=O)R23a、−C(=O)N(R23a)2、ウレイド、−OR23a、−SR23a、−S(=O)2−(C1−C6アルキル)、−S(=O)2−アリール、および−S(=O)2−N(R23a)2から成るグループから選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
代わりに、2つのR23aがこれに結合した前記N原子と結合され、5〜7員環の複素環基を形成してもよく;
rは2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
ただし、Qが1,1,2,2−テトラメチルエタンジオールボロン酸エステルの時、Xはアラルキロキシカルボニルであり;
Qが1,1,2,2−テトラメチルエタンジオールボロン酸エステル、R1がシクロアルキルの時、R2は−CH2CONH2ではなく;
XがRAC(=O)−、RAがR20で置換されたC4−C15直鎖アルキルであり、R20が−CN、−CO2H、−C(=O)O−R20a、−NHS(O)2R20a、−NHC(=O)R20a、−NHR20b、またはフタルイミドの時に、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yではなく、YはH、?CN、
−NO2、またはグアニジノ保護基である、化合物。
【請求項48】
請求項47の化合物において、R1は2−プロピルである。
【請求項49】
請求項47の化合物において、Qは?B(OH)2である。
【請求項50】
請求項47の化合物において、Qはピナンジオールボロン酸である。
【請求項51】
請求項47の化合物において、XはRAC(=O)−である。
【請求項52】
請求項47の化合物において、R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5)である。
【請求項53】
請求項47の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAはC4−C16アルキルである。
【請求項54】
請求項47の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項55】
請求項47の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項56】
請求項47の化合物、またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1は2−プロピルであり;
R2はH、−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Y、−(CH2)bCH2CONR5R6、−(CH2)cCH2N(R4)CONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8であり;
Qは?B(OH)2またはピナンジオールボロン酸エステルであり;
XはRAC(=O)−であり;
RAはC4−C16アルキル、1−3 R21で任意に置換されたアリール、または任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項57】
式(I)の化合物:
【化3】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1はC1−C8アルキル;
R2は−(CH2)aCH2NHC(=NH)NH−Y、−(CH2)cCH2NHCONH2、−(CH2)dCH(R7)NR9R10、または−(CH2)eCH(R7)ZR8であり;
aは1、2、3、4、または5であり;
cは1、2、3、4、または5であり;
dは0、1、または2であり;
eは0、1、または2であり;
R7はHまたはメチルであり;
R8はH、C1−C10アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)2−アリール、−S(=O)2−NH2、−SO3H、または保護基であり;
YはH、−CN、−NO2、−S(=O)2R11、またはグアニジノ保護基であり;
R9はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、またはヘテロカルボシクリルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、C1−C10アルキル−C(=O)−、カルボシクリル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−C(=O)−、カルボシクリルアルキル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−C(=O)−、C1−C10アルキル−S(=O)2−、カルボシクリル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−、カルボシクリルアルキル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリルアルキル−S(=O)2−、C1−C10アルキル−NHC(=O)−、カルボシクリル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−NHC(=O)−、カルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、C1−C10アルキル−OC(=O)−、カルボシクリル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−OC(=O)−、カルボシクリルアルキル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−OC(=O)−、またはアミノ保護基であり;
R10は任意に1、2、または3 R23で置換され;
代わりに、R9およびR10と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR9およびR10が結合し;
R11はC1−C6アルキル、アリール、またはNR12R13であり;
R12およびR13は独立してH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、またはアミノ保護基であり;
代わりに、R12およびR13と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR12およびR13が結合し;
ZはOまたはSであり;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには6〜20個の炭素原子と、少なくとも1つのシクロアルキル部分を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、またはシクロアルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
R23は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、F、Cl、Br、I、ハロアルキル、−NH2、−NHR23a、−N(R23a)2、−N3、−NO2、−CN、−CNO、−CNS、−C(=O)OR23a、−C(=O)R23a、−OC(=O)R23a、−N(R23a)C(=O) R23a、−C(=O)N(R23a)2、ウレイド、−OR23a、−SR23a、−S(=O)2−(C1−C6アルキル)、−S(=O)2−アリール、および−S(=O)2−N(R23a)2から成るグループから選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
代わりに、2つのR23aがこれに結合した前記N原子と結合され、5〜7員環の複素環基を形成してもよく;
rは2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
ただし、XがRAC(=O)−、RAがR20で置換されたC4−C15直鎖アルキルであり;
R20が−CN、−CO2H、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHC(=O)R20a、−NHR20b、またはフタルイミドの時に、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yではなく、YはH、?CN、−NO2、またはグアニジノ保護基である。
【請求項58】
式(I)の化合物:
【化4】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1はC1−C4アルキルであり;
R2は−(CH2)aCH2NHC(=NH)NH−Y、−(CH2)cCH2NHCONH2、または−(CH2)dCH(R7)NR9R10であり;
aは1、2、または3であり;
cは1、2、または3であり;
dは0または1であり;
R7はHまたはメチルであり;
R9はHまたはC1−C10アルキルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、またはアミノ保護基であり;
YはH、CN、またはNO2であり;
Qは−B(OH)2、ピナンジオールボロン酸エステル、ビシクロヘキシル−1,1’−ジオールボロン酸エステル、または1,2−ジシクロヘキシル−エタン−1,2−ジオールボロン酸エステルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aはC1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、
1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
rは2、3、4、または5であり;
ただし、XがRAC(=O)−、RAがR20で置換されたC4−C15直鎖アルキルであり、R20が−CN、−CO2H、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHC(=O)R20a、−NHR20b、またはフタルイミドの時に、R2は−(CH2)aCH2NHC(=NR4)NH−Yではなく、YはH、−CN、またはNO2である。
【請求項59】
請求項58の化合物において、R1は2−プロピルである。
【請求項60】
請求項58の化合物において、Qは?B(OH)2である。
【請求項61】
請求項58の化合物において、Qはピナンジオールボロン酸である。
【請求項62】
請求項58の化合物において、XはRAC(=O)−である。
【請求項63】
請求項58の化合物において、R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5)である。
【請求項64】
請求項58の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAはC4−C16アルキルである。
【請求項65】
請求項58の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項66】
請求項58の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項67】
請求項58の化合物、またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1は2−プロピルであり;
Qは?B(OH)2またはピナンジオールボロン酸エステルであり;
XはRAC(=O)−であり;
RAはC4−C16アルキル;1−3 R21で任意に置換されたアリール、または任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項68】
式(I)の化合物:
【化5】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2は−CH2NH2または−CH2NR9R10であり;
R9はHまたはC1−C10アルキルであり;
R10はH、C1−C10アルキル、カルボシクリル、ヘテロカルボシクリル、C1−C10アルキル−C(=O)−、カルボシクリル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリル−C(=O)−、カルボシクリルアルキル−C(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−C(=O)−、C1−C10アルキル−S(=O)2−、カルボシクリル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリル−S(=O)2−、カルボシクリルアルキル−S(=O)2−、ヘテロカルボシクリルアルキル−S(=O)2−、C1−C10アルキル−NHC(=O)−、カルボシクリル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−NHC(=O)−、カルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−NHC(=O)−、C1−C10アルキル−OC(=O)−、カルボシクリル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリル−OC(=O)−、カルボシクリルアルキル−OC(=O)−、ヘテロカルボシクリルアルキル−OC(=O)−、またはアミノ保護基であり;
R10は任意に1、2、または3 R23で置換され;
代わりに、R9およびR10と、N原子にヘテロカルボシクリル基からR9およびR10が結合し;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、
1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
R23は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、F、Cl、Br、I、ハロアルキル、−NH2、−NHR23a、−N(R23a)2、−N3、−NO2、−CN、−CNO、−CNS、−C(=O)OR23a、−C(=O)R23a、−OC(=O)R23a、−N(R23a)C(=O)R23a、−C(=O)N(R23a)2、ウレイド、−OR23a、−SR23a、−S(=O)2−(C1−C6アルキル)、−S(=O)2−アリール、および−S(=O)2−N(R23a)2から成るグループから選択され;
R4はHまたはC1−C10アルキルであり;
代わりに、2つのR23aがこれに結合した前記N原子と結合され、5〜7員環の複素環基を形成してもよく;
rは2、3、4、または5である。
【請求項69】
請求項68の化合物において、R1は2−プロピルである。
【請求項70】
請求項68の化合物において、Qは?B(OH)2である。
【請求項71】
請求項68の化合物において、Qはピナンジオールボロン酸である。
【請求項72】
請求項68の化合物において、XはRAC(=O)−である。
【請求項73】
請求項68の化合物において、R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5)である。
【請求項74】
請求項68の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAはC4−C16アルキルである。
【請求項75】
請求項68の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたアリールである。
【請求項76】
請求項68の化合物において、XはRAC(=O)−であり、RAは任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項77】
請求項68の化合物、またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1は2−プロピルであり;
Qはピナンジオールボロン酸エステルであり;
XはRAC(=O)−であり;
RAはC4−C16アルキル;1−3 R21で任意に置換されたアリール;または任意に1−3 R21で置換されたヘテロカルボシクリル基である。
【請求項78】
式(I)の化合物:
【化6】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2はHであり;
Qは−B(OH)2、−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はH、C1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、RAOC(=O)−、RASC(=O)−、またはRAであり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20は、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;
前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
rは2、3、4、5、6、7、8、9、または10である。
【請求項79】
請求項78の化合物において、
XはRAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(O)2−、またはRAであり;
RAはR20で任意に置換されたC1−C14アルキルであり;
R20は−O−アルキル、−(O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、または−(O−アルキル)r−OHであり;
rは2、3、4、または5である。
【請求項80】
請求項78の化合物において、前記O−アルキルはメトキシ、エトキシ、またはプロポキシである。
【請求項81】
式(I)の化合物:
【化7】
またはその医薬品として認められた塩、立体異性体、または互変異性体において、
R1は2−プロピルであり;
R2は−CH2CH2CH2NHC(=NH)NH−NO2、−CH2CH2CH2NHC(=O)NH2、−CH(CH3)OH、−CH2CONH2、−CH2NH2、または−CH2NR9R10であり;
R2はHであり;
R10は、メチル−C(=O)−、エチル−C(=O)−、プロピル−C(=O)−、ブチル−C(=O)−、ペンチル−C(=O)−、2−(エトキシカルボニル)エチル−C(=O)−、4−メチル−フェニル−C(=O)−、シクロプロピル−C(=O)−、4−フルオロ−フェニル−C(=O)−、4−H2NSO2−フェニル−C(=O)−、4−H3CSO2−フェニル−C(=O)−、4−フェニル−フェニル−C(=O)−、3,4−ジメトキシ−ベンジル−C(=O)−、3−ピリジニル−C(=O)−、2−(ヒドロキシ)−ピリジン−3−イル−C(=O)−、6−(モルホリノ)−ピリジン−3−イル−C(=O)−、2−(ピリジン−4−イル)チアゾール−4−イル−C(=O)−、2−ピラジニル−C(=O)−、2,5−ジメチル−ピラゾリル−C(=O)−、N−メチル−2−ピロリル−C(=O)−、2−ピロリジニル−C(=O)−、2−チオフェニル−C(=O)−、5−イソキサゾリル−C(=O)−、4−(テトラゾール−5−イル)フェニル−C(=O)−、(5−テトラゾリル)CH2−C(=O)−、N−H3CSO2−ピペリジニル−C(=O)−、ブチル−OC(=O)−、(ベンジル)−OC(=O)−、(9−フルオレニルメチル)−OC(=O)−、ペンチル−NHC(=O)−、プロピル−NHC(=O)−、フェニル−NHC(=O)−、4−メチル−フェニル−NHC(=O)−、メチル−S(=O)2−、4−フルオロ−フェニル−S(=O)2−、4−シアノ−フェニル−S(=O)2−、1−メチル−イミダゾール−4−イル−S(=O)2−、2−チオフェニル−S(=O)2−、(4−メチル−フェニル)−NHC(=O)NH−S(=O)2−、(4−メチル−フェニル)−S(=O)2NHC(=O)−であり;
代わりに、R9およびR10と、N原子にピロリルまたはピラゾリルからR9およびR10が結合し;
Qは−B(OH)2、ピナンジオールボロン酸エステル、ビシクロヘキシル−1,1’−ジオールボロン酸エステル、または1,2−ジシクロヘキシル−エタン−1,2−ジオールボロン酸エステルであり;
Xは、RAC(=O)−、RANHC(=O)−、RAS(=O)2−、またはRAOC(=O)−であり;
RAは、CH3−、C2H5−、C3H7−、C4H9−、C5H11−、C6H13−、C7H15−、C8H17−、C9H19−、C10H21−、C11H23−、C12H25−、C13H27−、アダマンチル−、ビシクロヘプタニル−、R20で置換されたC1−3アルキル、R20で置換されたC2−10アルケニル、0−3 R21で置換されたシクロプロピル、0−2 R21で置換されたシクロペンチル、0−2 R21で置換されたシクロヘキシル、0−3 R21で置換されたフェニル、0−2 R21で置換されたナフチル、0−3 R21で置換されたピラジニル、0−1 R21で置換されたキノリニル、0−1 R21で置換されたイミダゾリル、0−1 R21で置換されたテトラヒドロフラニル、0−1 R21で置換されたオキソチアゾリジニル、0−1 R21で置換されたベンゾチアゾリル、0−2 R21で置換されたチアゾリル、0−2 R21で置換されたフラニル、0−1 R21で置換されたピロリジニル、0−1 R21で置換されたピペリジニル、0−1 R21で置換されたピペラジニル、0−1 R21で置換されたピラジニルであり;
R20は、ヒドロキシ−、メトキシ−、エトキシ−、プロポキシ−、ブトキシ−、ペントキシ−、ヘキシロキシ−、ヘプチロキシ−、オクチロキシ−、メトキシエトキシ−、メトキシエトキシエトキシ−、メチル−S−、エチル−S−、オクチル−S−、メチル−C(=O)S−、(アセチルアミノ)メチル−S−、アミノ−、メチルアミノ−、ジメチルアミノ−、メチル−C(=O)−、フェニル−C(=O)−、(H3CSO2)フェニル−C(=O)−、チオフェニル−C(=O)−、メチル−OC(=O)−、エチル−OC(=O)−、ブチル−OC(=O)NH−、メチル−C(=O)NH−、メトキシエトキシ−メチル−C(=O)NH−、H2NC(=O)−、メチル−NHC(=O)−、エチル−NHC(=O)−、プロピル−NHC(=O)−、フェニル−NHC(=O)−、H2NC(=O)NH−、H2NS(=O)2−、オクチル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、メチルフェニル−S(=O)2−、チオフェニル−S(=O)2−、シクロペンチル−、シクロヘキシル−、シクロヘプチル−、アダマンチル−、ビシクロヘプタニル−、シクロペンテニル−、フェニル−、メトキシ−フェニル−、メチル−フェニル−、ジメチル−フェニル−、エチル−フェニル−、プロピル−フェニル−、ブチル−フェニル−、フルオロ−フェニル−、ジフルオロ−フェニル−、クロロ−フェニル−、ブロモ−フェニル−、ヨード−フェニル−、ジメチルアミノ−フェニル−、シクロヘキシロキシ−、2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキシロキシ−、ナフチル−、メトキシナフチル−、ナフチロキシ−、フェノキシ−、(メチル−フェニル)オキシ−、(エチル−フェニル)オキシ−、(プロピル−フェニル)オキシ−、(ブチル−フェニル)オキシ−、(フルオロ−フェニル)オキシ−、(クロロ−フェニル)オキシ−、(ブロモ−フェニル)オキシ−、ナフチル−S−、ベンジル−S−、(メチル−フェニル)メチル−S−、ピリミジニル−S−、ピペリジニル−、N−メチル−ピペリジニル−、N−プロピル−ピペリジニル−、フタルイミド−、チオフェニル−、メチル−チオフェニル−、イミダゾリル−、フラニル−、テトラゾリル−、オキソピロリジニル−、インドリル−、およびメチル−インドリル−から成るグループから選択され;
R21は、メチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、ペンチル−、ヘキシル−、ヘプチル−、エテニル−、プロペニル−、ブテニル−、メトキシ−、エトキシ−、プロポキシ−、フェノキシ−、フルオロ−、クロロ−、ブロモ−、メチル−C(=O)−、ブチル−OC(=O)−、ブチル−OC(=O)NH−、フェニル−、メトキシフェニル−、フルオロフェニル−、クロロフェニル−、ブロモフェニル−、ピロリル−、ピリジニル−から成るグループから選択されるものである。
【請求項82】
以下から選択された化合物:
【表1−1】
【表1−2】
【表1−3】
【表1−4】
【表1−5】
【表1−6】
【表1−7】
【表1−8】
【表1−9】
【表1−10】
【表1−11】
【表1−12】
【表1−13】
【表1−14】
【表1−15】
【表1−16】
【表1−17】
【表1−18】
【表1−19】
【表1−20】
【表1−21】
【表1−22】
【表1−23】
【表1−24】
【表1−25】
【表1−26】
【表1−27】
【表1−28】
【表1−29】
【表1−30】
【表1−31】
または医薬品として認められた塩、またはその遊離塩基。
【請求項83】
以下から選択された化合物:
【表2−1】
【表2−2】
【表2−3】
【表2−4】
【表2−5】
【表2−6】
【表2−7】
【表2−8】
【表2−9】
【表2−10】
【表2−11】
【表2−12】
または医薬品として認められた塩、またはその遊離塩基。
【請求項84】
請求項1〜83のいずれか1つに沿った化合物と、医薬品として認められた基材とを有する、組成物。
【請求項85】
請求項1〜83のいずれか1つの化合物を前記プロテアソームと接触させる工程を有する、プロテアソームの活性を阻害する方法。
【請求項86】
癌を有するか、癌にかかりやすい哺乳類に治療有効量の請求項1〜83のいずれか1つの化合物を投与する工程を有する、癌を治療する方法。
【請求項87】
請求項86の方法において、前記癌は、皮膚、前立腺、結腸直腸、膵臓、腎臓、卵巣、哺乳類、肝臓、舌、肺、平滑筋組織から選択されるものである。
【請求項88】
癌を治療するための請求項86の方法において、前記癌は、白血病、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、骨髄腫、多発性骨髄腫から選択されるものである。
【請求項89】
癌を治療するための請求項86の方法であって、
1若しくはそれ以上の抗腫瘍剤または制癌剤および/または放射線療法と併用し、本発明の請求項1〜82のいずれか1つの化合物の治療有効量を、癌を有するか、癌にかかりやすい哺乳類に投与を有する工程を有する、方法。
【請求項90】
請求項1〜83のいずれか1つの化合物を前記タンパク質を分解することができるプロテアソームと接触させる工程を有する、タンパク質分解を抑制する方法。
【請求項91】
請求項90の方法において、前記タンパク質は、ユビキチンでマークされるものである。
【請求項92】
請求項90の方法において、前記タンパク質は、p53である。
【請求項93】
タンパク質分解の加速または亢進を治療する方法であって、
前記タンパク質分解の加速または亢進を有するか、前記タンパク質分解が加速または亢進しやすい哺乳類に、請求項1〜83のいずれか1つの化合物の治療有効量を投与する工程有する、方法。
【請求項94】
転写因子NF−κBの阻害剤IκBを請求項1〜83のいずれか1つの化合物と接触させる工程を有する、転写因子NF−κBの活性を阻害する方法。
【請求項95】
移植拒絶反応、関節炎、感染、炎症性大腸炎、喘息、骨粗鬆症、骨関節炎、乾癬、再狭窄、または自己免疫疾患から生じるヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染または炎症性疾患から選択された疾患を治療する方法であって、前記疾患を有するか、前記疾患に罹りやすい哺乳類に、請求項1〜83のいずれか1つの化合物の治療有効量を投与する工程を有する、方法。
【請求項96】
式(II)の化合物を調整するプロセスであって:
【化8】
式中:
Dはないか、O、S、NR16、またはCR15eR15fであり;
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R15a、R15b、R15c、R15d、R15e、R15fはそれぞれ独立してH、C1−C10アルキル、C3−C7シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、前記C1−C10アルキル、C3−C10シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールはそれぞれ任意に1、2、3、または4ハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、OH、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、またはヘテロアリールで置換され;
またはR15aおよびR15bと、前記C原子にR15aおよびR15bがC3−C10シクロアルキルまたは3〜10員環のヘテロシクロアルキル基から結合され、それぞれ任意に1、2、3または4ハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、OH、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、またはヘテロアリールで置換され;
またはR15aおよびR15bと、前記C原子にR15aおよびR15bがC3−C10シクロアルキルまたは3〜10員環のヘテロシクロアルキル基から結合され、それぞれ任意に1、2、3または4ハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、OH、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、またはヘテロアリールで置換され;
またはR15aおよびR15bと、R15aおよびR15bが結合された前記C原子、およびアリール、ヘテロアリール、C3−C10シクロアルキルまたは3〜10員環のヘテロシクロアルキル基の介在性D部分が、それぞれ任意に1、2、3または4ハロ、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、OH、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリール、またはヘテロアリールで置換され;
R16はHまたはC1−C6アルキルであり;
pとqはそれぞれ独立して1、2、または3であって、このプロセスは、
a)式(II−b)のジオールを、
【化9】
式(II−a)の適切なトリアルコキシボランと反応させる工程であって、
【化10】
式中R17はそれぞれ独立してC1−C10アルキルまたはC3−C10シクロアルキルであり;
式(II−c)の中間体に適当な時間及び条件下における工程と:
【化11】
b)式(II)の化合物の形成に適した時間と条件下で、式(II−c)の中間体とi)式R1CH2MXhalの試薬(式中、Mは金属、Xhalはハロゲン)、またはii)式R1CH2Liの試薬を反応させる工程と、
を有する、プロセス。
【請求項97】
請求項96のプロセスにおいて、R17はC1−C4アルキルである。
【請求項98】
請求項96のプロセスにおいて、R17はイソプロピルである。
【請求項99】
請求項96のプロセスにおいて、前記式(II−b)のジオールがピナンジオール、ピナコール、1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、2,3−ブタンジオール、1,1,2,2−テトラメチルエタンジオール、1,2−ジイソプロピルエタンジオール、5,6−デカンジオール、1,2−ジシクロヘキシルエタンジオール、ビシクロヘキシル−1,1’−ジオール、ジエタノールアミン、または1,2−ジフェニル−1,2−エタンジオールである。
【請求項100】
請求項96のプロセスにおいて、式(II−b)のジオールはピナンジオールである。
【請求項101】
請求項96のプロセスにおいて、R1CH2MXhalはR1CH2MgBrである。
【請求項102】
請求項96のプロセスにおいて、R17はイソプロピルである。
【請求項103】
式(II−i)の化合物を調整するための請求項96のプロセスであって:
【化12】
a)式(II−ii)の中間体を形成するのに適した時間と条件下で、(1S,2S,3R,5S)−(+)−ピナンジオールとトリイソプロポキシボランとを反応させる工程と、
【化13】
b)式(II−i)の中間体を形成するのに適した時間と条件下で、式(II−ii)の中間体とイソブチル臭化マグネシウムとを反応させる工程と
を有する、プロセス。
【請求項104】
式(II−ii)の化合物。
【化14】
【請求項105】
式(I)の化合物を調整するプロセスであって、
【化15】
式中:
R1はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C2−C8アルキニル、またはC3−C7シクロアルキルであり;
R2は−CH2NH2であり;
Qは−B(OR14)2、またはサイクリックボロン酸エステルであり、前記サイクリックボロン酸エステルには2〜20個の炭素原子と、任意にN、S、またはOの可能性があるヘテロ原子を含み;
R14はC1−C4アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、またはアラルキルであり;
XはRAC(=O)−であり;
RAは任意にR20で置換されたC1−C20アルキル、任意にR20で置換されたC2−C20アルケニル、任意にR20で置換されたC2−C20アルキニル、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R20は、−CN、ハロ、ハロアルキル−、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、−CO2H、−C(=O)CO2H、−C(=O)NH2、−C(=O)H、−S(=O)NH2、−S(=O)2NH2、−OH、−SH、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)R20a、−NHC(=O)OR20a、−OR20a、−SR20a、−S(=O)R20a、−S(=O)2R20a、−S(=O)2−NHR20a、−SC(=O)R20a、−C(=O)R20a、−C(=O)NHR20a、−C(=O)O−R20a、−NHS(=O)2R20a、−NHR20b、フタルイミド、−(−O−アルキル)r、−O−アルキル−OH、−(O−アルキル)r−OH、−OR20c、−SR20c、−O−アルキル−R20c、−S−アルキル−R20c、−S(=O)−R20c、−S(=O)2−R20c、−S(=O)2−NHR20c、−SC(=O)R20c、−C(=O)R20c、−C(=O)OR20c、−C(=O)NHR20c、1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R21で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R20aは、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、またはC2−C20アルキニルであり;前記アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意に1若しくはそれ以上のハロ、C1−C4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−NHR20bで置換され;
R20bはアミノ保護基であり;
R20cは1−5 R21で任意に置換されたカルボシクリル、または1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルであり;
R21は、C1−C20アルキル、C2−C20アルケニル、C2−C20アルキニル、C1−C20アルコキシ、C1−C20チアルコキシ、−OH、−CN、ハロ、ハロアルキル、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−NHC(=O)O−アルキル、−NHC(=O)アルキル、−C(=O)O−アルキル、−C(=O)アルキル、−S(=O)−アルキル、−S(=O)2−アルキル、−S(=O)−アリール、−S(=O)2−アリール、1−5 R22で任意に置換されたカルボシクリル、および1−5 R22で任意に置換されたヘテロカルボシクリルから成るグループから選択され;
R22は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、フェニル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ、チアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルボキシル、アルキル−OC(=O)−、アルキル−C(=O)−、アリール−OC(=O)−、アルキル−OC(=O)NH−、アリール−OC(=O)NH−、アルキル−C(=O)NH−、アルキル−C(=O)O−、(アルキル−O)r−アルキル、HO−(アルキル−O)r−アルキル−、−OH、−SH、−CN、−N3、−CNO、−CNS、アルキル−S(=O)−、アルキル−S(=O)2−、H2NS(=O)−、またはH2NS(=O)2−から成るグループから選択され;
rは2、3、4、または5であって、
式(I)の化合物の形成に適した時間と条件下で、式(I)の化合物(式中R2は−CH2NH−C(=O)OCH2(C6H5))と適切な水素化剤とを反応させる工程を有し、前記水素化剤はR2のベンジロキシカルボニル基に対して選択的であるという条件で、式中、R2は−CH2NH2である、プロセス。
【請求項106】
請求項105の工程において、前記水素化剤はPd/C 10%およびHClの1,4−ジオキサン溶液である。
【公表番号】特表2007−502304(P2007−502304A)
【公表日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−523419(P2006−523419)
【出願日】平成16年8月13日(2004.8.13)
【国際出願番号】PCT/US2004/026407
【国際公開番号】WO2005/021558
【国際公開日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(306037908)セファロン、インク. (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月13日(2004.8.13)
【国際出願番号】PCT/US2004/026407
【国際公開番号】WO2005/021558
【国際公開日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(306037908)セファロン、インク. (3)
【Fターム(参考)】
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