説明

ヘリウムの充填方法

【課題】ヘリウム移送充填施設におけるヘリウム回収プロセスを用いる、ヘリウム冷却プロセス及びそれに続く超伝導磁石のための磁石通電プロセスを統合する方法を提供する。
【解決手段】極低温ヘリウムガスを用いて磁石の超伝導コイルを冷却し、次に磁石ヘリウム極低温保持装置(貯蔵容器)に液体ヘリウムを充填し、これらの作業から関係するヘリウムガスを回収し、磁石を励磁しながら通常のボイルオフ中にヘリウムを回収し、磁石の通電(励磁)中に起こる可能性があるクエンチの結果として放出されるヘリウムガスを回収する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[001]本出願は、2010年1月27日出願の米国仮特許出願61/298,687からの優先権を主張する。
[002]本発明は、ヘリウム移送充填施設におけるヘリウム回収プロセスを用いる、ヘリウム冷却プロセス及びそれに続く超伝導磁石のための磁石通電プロセスを統合する方法を提供する。より詳しくは、本発明は、極低温ヘリウムガスを用いて磁石の超伝導コイルを冷却し、次に磁石ヘリウム極低温保持装置(貯蔵容器)に液体ヘリウムを充填し、これらの作業から関係するヘリウムガスを回収し、磁石を励磁しながら通常のボイルオフ中にヘリウムを回収し、磁石の通電(励磁)中に起こる可能性があるクエンチの結果として放出されるヘリウムガスを回収することを提供する。
【背景技術】
【0002】
[003]超伝導又は他のタイプの磁石を用いる磁気共鳴画像処理(MRI)及び核磁気共鳴(NMR)システムは、医療診断のような分野において用いられている。超伝導磁石は、ヘリウム貯蔵容器内に含まれる液体ヘリウム中に少なくとも部分的に浸漬されている主コイルを有するコイルアセンブリを含む。貯蔵容器は、通常は二重熱遮蔽によって取り囲まれ、これが次に真空包囲によって取り囲まれている。Nb−Ti超伝導コイルは通常は約4Kの温度において操作され、Nb−Sn超伝導コイルは通常は約10Kの温度において操作される。コイルアセンブリをかかる温度に冷却すると、それが超伝導性になり、大きな更なるエネルギーを投入することなく磁界強度が保持される。超伝導磁石の操作のために必要なものは、冷却剤を存在させることである。この冷却剤は通常は液体ヘリウムであり、これによって磁石コイルの材料を超伝導状態に到達させるために必要な低温を達成することができる。この低温の必要性のために、必然的に、磁石コイルを超伝導性にするのに十分に低い温度の十分量の液体ヘリウムを磁石内の貯蔵容器に充填しなければならない。
【0003】
[004]通常は、磁石製造施設においてヘリウムによる磁石アセンブリの冷却及びそれに続く充填がまず行われ、次に時には顧客の場所、例えば医療診断施設においてこの操作が繰り返される。ヘリウムは材料に冷却を与えるプロセス中に加温され、一部のヘリウムは気相になる。したがって、磁石は、初期冷却操作の間には計画にしたがって、そして継続操作中には周期的にヘリウムを再充填することが必要である。ヘリウムとの接触は危険であり、ヘリウムの不適切な取り扱いは無駄が多い可能性があるので、充填又は再充填操作は注意深く行わなければならない。磁石には液体ヘリウムを充填しなければならず、その後に超伝導コイルに通電することができる。
【0004】
[005]これらの充填及び再充填操作は、ヘリウムを製造場所又は顧客の場所に移送しなければならないので欠点を有しており、超伝導コイルの周囲の空間に充填する場合には操作コストが増加する。更に、気化によるヘリウムの損失はヘリウムを長距離輸送する際に考慮すべきファクターである。更に、必要なヘリウムの輸送、充填、及び再充填を与えるためには、特別に設計された装置を、消費場所において製造して設置する必要がある可能性がある。多くの場合、ヘリウムのコストを減少させるために、約80Kに冷却した液体窒素を初期冷却剤として用いる。この窒素は、その後極低温保持装置から除去して、液体ヘリウムを導入した際に凍結することを防がなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
[006]本発明は、既存のヘリウム移送充填施設において、極低温ヘリウムガス冷却、液体ヘリウム充填、及びヘリウムガス回収システムを与えることによってこれらの困難性を克服しようとするものである。減少した設備コスト、大きく向上したヘリウム回収率、及び冷却剤としての窒素の排除が、本発明によって実現される利益である。
【0006】
[007]冷却及び検査中にMRIユニットから排気されるヘリウムを、単純に失うのではなく回収することができる。特別な充填装置は、一旦製造したら移送充填施設において継続して使用される。本発明は、磁石の超伝導コイルを雰囲気温度から冷却するのに用いるための極低温ヘリウムガスの源として施設内のヘリウムISO容器を用いることを更に提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[008]本発明は、極低温気体ヘリウムをISO(国際標準化機構)容器から磁石に送り、それをユニットの極低温保持装置を通して流すことを含む、ヘリウム移送充填施設において極低温ヘリウムガスによって磁石の超伝導コイルを冷却する方法を提供する。ヘリウムガスによって磁石の極低温保持装置(貯蔵容器)及びコイルに冷却を与えたら、ヘリウムを再処理のために回収する。
【0008】
[009]気体ヘリウムの温度は4〜80Kである。磁石の温度が安定になるまで、ヘリウムを施設内のヘリウムISO容器から供給する。或いは、極低温保持装置がその指定設計最大値に充填されるまで、施設内のヘリウムISO容器から磁石に充填する。極低温ヘリウムガスを磁石から回収することもできる。
【0009】
[0010]本発明はまた、液体ヘリウムを磁石に充填している間に、充填プロセスから得られる気化ヘリウム生成物を回収してヘリウム移送充填施設に戻す方法も提供する。
[0011]回収されるヘリウムは、磁石に充填するのに用いた液体ヘリウムから気化した気体ヘリウムである。気化ヘリウムはまず、ヘリウムガス回収システムと流体連絡している気体回収バッグ中に回収する。気化ヘリウムを圧縮し、ヘリウムガス精製装置及び/又はヘリウム液化装置を含んでいてよいヘリウム回収システムに供給する。精製し回収した液化ヘリウムは、貯蔵容器に供給するか、或いは磁石の超伝導コイルを冷却するのに用いることができる。
【0010】
[0012]本発明は、ヘリウム移送充填施設において通電を受けた磁石から気化ヘリウムを回収する方法を更に提供する。
[0013]本発明は、磁石に関して行われる通電(励磁)プロセス、およびこのプロセスから生起する可能性がある結果として起こるクエンチ中に放出される気体ヘリウムを、ヘリウム移送充填施設において回収する方法を更に提供する。
【0011】
[0014]磁石アセンブリ内の液体ヘリウムは、超伝導コイルによる液体ヘリウム中への熱の生成、及び超伝導コイルから液体ヘリウム中へのエネルギーの散逸からなる群から選択されるプロセスの結果として気化する。
【0012】
[0015]回収されたヘリウムガスは、上記に記載のプロセスによって処理し、適宜貯蔵又は使用のために再循環する。
[0016]冷却し、液体ヘリウムを充填し、通電した磁石は、その後にMRI又はNMRのような超伝導磁石を用いる装置内で用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】[0017]図1は、ヘリウム移送充填施設において行うヘリウム充填操作、及びそれと磁石冷却との統合の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[0018]本発明は、ヘリウム移送充填施設においてヘリウムを用いて、磁石を冷却し、充填し、通電することを統合する方法である。
[0019]図1は、ヘリウム移送充填をヘリウムによる充填及び磁石の冷却と統合したヘリウム移送充填施設10を示す。液体ヘリウムは、通常は36.00リットル又はそれより小さい公称容量を有する可動ISO供給容器A中でヘリウム移送充填施設に到着する。液体ヘリウム供給容器Aの圧力を最適の液体排出を可能にする圧力に低下させるために、気体ヘリウムを液体ヘリウム供給容器Aの気体ヘリウム出口バルブを通して排出する。ライン11及び12は、ライン15と同様にISO供給容器Aから出ている。
【0015】
[0020]冷気体ヘリウムは、オフガスプレヒーターHへのライン13を通して、純気体ヘリウム圧力緩衝器I及び純ヘリウム圧縮器Jに供給することができ、これによって圧縮された純ヘリウムガスが純ヘリウムガス充填区域Kに供給され、ここで純ヘリウムをシリンダー及び/又はマルチシリンダーパック(MCP)及び/又はチューブトレーラー中に充填する。圧縮器Jから排出される純ヘリウムガスは、ライン14を通って、シリンダー充填設備K或いはトレーラー又はバンドル(図示せず)に送る。或いは、冷ヘリウムガスは、液体ヘリウム供給容器Aからライン11を通して超伝導磁石冷却区域Uに送り、これを用いて磁石M1を雰囲気温度から磁石の製造者によって規定されている低温に予備冷却する。
【0016】
[0021]供給容器Aにおいて通常は5psi(g)未満の最適圧力に到達したら、ライン12を通して液体ヘリウムを常設貯蔵容器B中に注入する。或いは、液体ヘリウムは供給容器Aから超伝導磁石冷却区域Uを含む磁石ブースに供給し、そこでこれを磁石の最終冷却及び/又は磁石M3の充填及び/又は通電し検査した後の磁石M2の再充填のために用いる。
【0017】
[0022]U、V、及びXと示されている磁石M1、M2、及びM3に関する作業区域において行われる操作は全て、1つの同じ作業区域において行うことができる。
[0023]磁石に関する上記に記載の最終冷却、充填、及び再充填操作は、1つ又は複数のデュアー充填設備D及びEにおいて充填されたデュアーによって供給される液体ヘリウムを用いることによって行うこともできる。デュアー充填設備Dは、ライン15及びバルブ15A並びにライン16を通してヘリウムを受容し、ライン17を通してヘリウムを放出して、それを3方向バルブ18Aを通してライン18及びライン13中へ、或いは続いてライン24に送り、そこでライン22及び23によってそれぞれデュアー貯蔵容器F及びGに供給する。デュアー充填設備Eは、ライン13及びライン20を通してヘリウムを受容し、ライン21を通してヘリウムを分配し、3方向バルブ18Aを通してライン24にに合流させるか、或いはライン18を通してライン13中に送って最終的にはシリンダー充填設備Kに送る。デュアー充填設備Eからのヘリウムは、ライン21及びライン24を通して送って、それぞれライン22及び23を通してデュアー貯蔵容器F及びGに導入することができる。
【0018】
[0024]1つ又は複数のデュアー充填設備D及びEからの冷ボイルオフ気体ヘリウムは、超伝導磁石冷却区域Uに送って、磁石M1を雰囲気温度から磁石の製造者によって規定されている低温(通常は80K未満)に予備冷却するために用いることができる。ライン24及びオフガスヒーターZを通してヘリウムを供給して、回収されたヘリウムのライン34に合流させる。或いは、デュアー充填設備D及びEからの冷ボイルオフ気体ヘリウムを、ライン24に供給し、不純オフガスプレヒーターZを通して1つ又は複数のボイルオフ回収バッグQに供給し、次にライン25を通して不純ヘリウム圧縮器Pに供給し、これをライン26から不純気体ヘリウム圧力緩衝器Oに与える。
【0019】
[0025]回収された不純ヘリウムは、不純ヘリウム圧縮器P及び気体ヘリウム圧力緩衝器Oから、シリンダー及び/又はMCP及び/又はチューブトレーラー(図示せず)に不純の「気球グレード」の気体ヘリウムを充填するために、不純シリンダー充填設備Lに供給することができる。或いは、回収されたヘリウムはヘリウム精製器Mによって精製することができ、精製したヘリウムはライン29及び30を通して純気体ヘリウム圧力緩衝器Iに供給することができる。圧力緩衝器Iからのヘリウムは、ライン14を通してシリンダー充填設備Kに供給するために、ライン32及びライン13を通して圧縮器Jに供給することができる。或いは、回収された不純ヘリウムは、ヘリウム液化器Nを通し、ライン28及びライン20を通して供給することができ、液化したヘリウムは、デュアー充填D及びEのため及び/又は超伝導磁石M2及びM3を充填及び再充填するために、ライン28を通してライン15Cへ、及びライン11を通して磁石ブースV及びXに供給して再使用することができる。
【0020】
[0026]磁石ブースU及び磁石M1の予備冷却、磁石ブースXにおける超伝導磁石M3の冷却及び再充填、並びに磁石ブースVにおける磁石M2の通電及び検査中において、超伝導磁石からの冷出口ガスは、それぞれライン35、38、及び39を通してクエンチガス回収ガスバッグR、S、及びTに送ることができ、或いはライン36を通して不純ガスバッグQに直接供給することができる。プロセスのこの時点から、不純ガスバッグQ中のガスを上記に記載のようにして回収する。
【0021】
[0027]或いは、超伝導磁石からのこの冷出口ガスは、超伝導磁石M1、M2、及びM3からそれぞれバルブ35A、38A、及び39Aを通して送ることによってライン45から純冷却ガスプレヒーターCを通して、並びにバルブ12Bを通してライン13に送り、ライン13を通し、オフガスプレヒーターHを通して純ヘリウム圧縮器Jへ、及びライン30を通して純気体ヘリウム圧力緩衝器Iへ供給することによって回収する。
【0022】
[0028]冷ヘリウムガス流は、ISO供給容器Aからライン11を通して磁石ブースU、V、及びXに送る。ライン33を通して磁石ブースU内の磁石M1に冷ヘリウムを供給し、バルブ35B及びライン35を通してクエンチガス回収バッグRに冷ヘリウムを回収する。ヘリウムの一部は、バルブ35Aを通してライン45に迂回させて、冷却ガスプレヒーターC及びバルブ12Bを通して、ライン13及びオフガスプレヒーターHへ、及び圧縮器Jを通してライン14へ送り、シリンダー充填設備Kにおいて回収することができる。
【0023】
[0029]また、ライン11によって、磁石ブースV内の磁石M2にヘリウムをライン11及びライン43を通して供給する。磁石検査ユニットWを用いることによってM2を通電し、このヘリウムを用いて検査することができる。バルブ38Bを通してライン38によって、回収されたヘリウムがクエンチガス回収ガスバッグSに送られる。磁石ブースUからのヘリウムの回収の場合と同様に、一部のヘリウムはバルブ38Aを通してライン45に送って、回収されたヘリウムをシリンダー充填設備Kに供給することができる。
【0024】
[0030]ライン11からのヘリウムはまた、ライン42を通して磁石ブースX及びヘリウムを充填する磁石M3に送ることができる。或いは、磁石M3は、液体ヘリウムデュアーYからライン41を通して充填する。またヘリウムは、ライン39及びバルブ39Bを通してクエンチガス回収バッグTに排出することもできる。またヘリウムは、磁石ブースU及びVと同じようにしてバルブ39Aからライン45を通して送って、回収されたヘリウムをシリンダー充填設備Kに戻すことができるようにすることもできる。
【0025】
[0031]ブースVにおいて磁石に通電し、検査する際には、磁石からの非常に迅速な液体ヘリウムのボイルオフであるクエンチが起こる可能性がある。このクエンチガス又はその一部は、1以上のクエンチガス回収バッグR、S、及びTを用いることによって回収することができる。この回収されたクエンチガスは、クエンチガス回収バッグR、S、及びTから回収されたヘリウムガスに関して上記に記載したような更なる使用のために処理することができる。
【0026】
[0032]その特定の態様に関して本発明を記載したが、本発明の数多くの他の形態及び修正は当業者に明らかであることが明らかである。本発明の特許請求の範囲は、一般に、本発明の真の精神及び範囲内の全てのかかる明らかな形態及び修正をカバーすると解釈すべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
極低温気体ヘリウムを施設内ヘリウム容器から磁石に供給し、気体ヘリウムを磁石の極低温保持装置を通して流すことを含む、ヘリウム移送充填施設において極低温ヘリウムガスを用いて磁石の超伝導コイルへの冷却を与える方法。
【請求項2】
容器がISO容器である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
気体ヘリウムの温度が80K未満である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
磁石の温度が安定になるまでヘリウムを施設内ヘリウム容器から供給する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
液体ヘリウムを充填した磁石を、磁気共鳴画像装置及び核磁気共鳴装置からなる群から選択される装置において用いる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
極低温保持装置がその指定設計最大値に充填されるまで、施設内ヘリウム容器から磁石に充填することを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
磁石から極低温ヘリウムガスを回収することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ヘリウム移送充填施設における液体ヘリウムの磁石への充填から気化ヘリウムを回収する方法。
【請求項9】
回収されるヘリウムが気体ヘリウムである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
気化ヘリウムをまずクエンチガス回収バッグ中に回収する、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
クエンチガス回収バッグがヘリウムガス回収システムと流体連絡している、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
ヘリウム回収システムがヘリウムガスバッグである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
気化ヘリウムを圧縮してヘリウム精製装置に供給する、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
精製され圧縮されたヘリウムをヘリウム液化装置に供給する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
液化されたヘリウムを液化装置から排出して貯蔵装置に供給する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
液化されたヘリウムを用いて磁石の超伝導コイルを冷却する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
ヘリウム移送充填施設において通電にかけている間に磁石から気化ヘリウムを回収することを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項18】
磁石がクエンチしている間に気化ヘリウムを放出する、請求項17に記載の方法。

【図1】
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【公開番号】特開2011−171729(P2011−171729A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−15385(P2011−15385)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(391009659)リンデ アクチエンゲゼルシヤフト (106)
【氏名又は名称原語表記】LINDE AKTIENGESELLSCHAFT
【住所又は居所原語表記】Klosterhofstrasse 1, 80331 Munchen, Bundesrepublik Deutschland
【Fターム(参考)】