説明

ベローズポンプ

【課題】ポンプ内部で帯電が起こらないようにして、静電気の帯電に因る放電によりベローズに孔が開く不都合な現象が防止されるよう改善されたベローズポンプを提供する。
【解決手段】薬液の吸込路12及び吐出路13を備えたポンプボディ1と、ポンプボディ1に一端が気密に固定されてポンプボディ1との間に密閉空間11を形成する状態に配備されるベローズ2と、ベローズ2をポンプボディ1に対して伸縮動すべくベローズ2の他端側に設けられる作動部15と、密閉空間11に連通する吸入路12に設けられる吸入弁6と、密閉空間11に連通する吐出路13に設けられる吐出弁7と、を有して成るベローズポンプにおいて、密閉空間11に臨む導通材製の集電部材Cと、集電部材Cに一端部が導通接続され、かつ、ポンプボディ1の外部に臨む他端部を有する導電手段Dとが装備されている

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体や液晶の製造設備や装置において使用される純水、薬液の送液手段として好適なベローズポンプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ベローズポンプは、被移送流体の吸込路及び吐出路を備えたポンプボディと、ポンプボディに一端が気密に固定されてポンプボディとの間に密閉空間を形成する状態に配備されるベローズと、ベローズをポンプボディに対して伸縮動すべくベローズの他端側に設けられる作動部と、密閉空間に連通する吸入路に設けられる吸入弁と、密閉空間に連通する吐出路に設けられる吐出弁とを有して構成されている。このようなベローズポンプの例としては、特許文献1において示される単胴型のものや、特許文献2において示される複胴型(往復動ポンプ)のものが知られている。
【0003】
半導体製造装置等に使用する薬液には純粋性が求められるので、薬液がポンプを通過する際の汚染を避けるためには、ベローズポンプが使用される。そして、ベローズポンプにおける接液部位の構成部材、即ち接液部材としては、PTFEやPFA等の比較的純粋なフッ素樹脂が用いられる。これらのフッ素樹脂は電気絶縁性が非常に高い性質があり、従って帯電し易い。
【0004】
一方、半導体製造に使用される薬液には導電率の低いものもある。前述のフッ素樹脂が接液部材に採用されるベローズポンプによって導電率の低い薬液を輸送する場合、接液面において薬液の流れによる摩擦で生じる静電気が、接液面にて絶縁限界を超えるまでに帯電すると、ついには放電が生じる。その放電は非常に電圧が高く、フッ素樹脂製の接液部材に非常に大きな放電電流が通過し、それによって接液部材に孔が開く現象が起こり得る。
【0005】
この放電による孔が形成されてしまう不都合な現象が、ベローズポンプの接液部材の中でも、ベローズに生じた場合、ベローズに孔が開くことで薬液の(シール対象液の)漏洩を起こすため問題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−123959号公報
【特許文献2】特開2002−174180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、構造や材料の工夫によってポンプ内部で帯電が起こらないようにして、前述の問題、即ち、静電気の帯電に因る放電によりベローズに孔が開く不都合な現象が防止されるように改善されたベローズポンプを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、被移送流体の吸込路12及び吐出路13を備えたポンプボディ1と、前記ポンプボディ1に一端が気密に固定されて前記ポンプボディ1との間に密閉空間11を形成する状態に配備されるベローズ2と、前記ベローズ2を前記ポンプボディ1に対して伸縮動すべく前記ベローズ2の他端側に設けられる作動部15と、前記密閉空間11に連通する前記吸入路12に設けられる吸入弁6と、前記密閉空間11に連通する前記吐出路13に設けられる吐出弁7と、を有して成るベローズポンプにおいて、
前記密閉空間11に臨む導通材製の集電部材Cと、前記集電部材Cに一端部が導通接続され、かつ、前記ポンプボディ1の外部に臨む他端部を有する導電手段Dとが装備されていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のベローズポンプにおいて、前記吸入弁6及び前記吐出弁7が前記密閉空間11に臨む状態で前記ポンプボディ1に支持され、前記吸入弁6及び/又は前記吐出弁7のケーシング6A,7Aが前記ポンプボディ1に螺着されており、前記集電部材Cが金属製の前記ケーシング6A,7Aであり、かつ、前記導電手段Dが金属製の前記ポンプボディ1であることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のベローズポンプにおいて、前記ケーシング6a,7a及び前記ポンプボディ1がステンレス鋼製であることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載のベローズポンプにおいて、前記集電部材Cが、先端部が前記密閉空間11に臨む状態で前記ポンプボディ1に植設される金属製の棒材26であり、前記導電手段Dが、前記棒材26に導通接続されて前記ポンプボディ1の外部に臨む導通部材27であることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のベローズポンプにおいて、前記棒材26が前記ベローズ2の伸縮動方向の軸心P周りに複数設けられており、それら複数の前記棒材26の先端部に導通接続される集電リング28が装備されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、接液面において薬液等の被移送流体の流れによる摩擦で生じる静電気は、集電部材及び導電手段を通ってポンプ外部に取出し可能になるから、従来のように密封空間に静電気が帯電することも、その帯電による放電も生じないようにすることができる。その結果、構造や材料の工夫により、ポンプ内部で帯電が起こらないようにして、静電気の帯電に因る放電によりベローズに孔が開く不都合な現象が防止されるように改善されたベローズポンプを提供することができる。
【0014】
請求項2の発明によれば、集電部材が吸入弁及び/又は吐出弁のケーシングであり、導電手段がポンプボディであるという、必須の構成部材によって静電気を取出す手段が構成されており、請求項1の発明による前記効果を改造少なく廉価に得られる利点がある。この場合、請求項3のように、ケーシング及びポンプボディをステンレス鋼製として、高い耐食性と高い導電率とを兼ね備えるようにすれば一層望ましいベローズポンプにできる。
【0015】
請求項4の発明によれば、金属製の棒材と、棒材に導通接続されてポンプボディの外部に臨む導通部材とを設けることにより、従来の構成部材はそのまま使えて経済的に請求項1の発明による前記効果を得ることが可能なベローズポンプを提供することができる。
【0016】
請求項5の発明によれば、複数の棒材とそれらに亘る集電リングとを設ける工夫により、請求項4の発明による前記効果をより効率良く発揮可能な利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】複胴型ベローズポンプの構造を示す半断面図(実施例1)
【図2】片側のポンプ構造を示す拡大断面図
【図3】図1における吐出側部分を示す部分平面図
【図4】吐出側に金属製継手が装備されたベローズポンプの外観図
【図5】別構造による除電手段を示すベローズポンプの概略図(実施例2)
【図6】他の別構造の除電手段を示すベローズポンプの概略図(実施例3)
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に、本発明によるベローズポンプの実施の形態を、複胴型のものを例に挙げて図面を参照しながら説明する。
【0019】
〔実施例1〕
実施例1によるベローズポンプAは、図1,図2に示すように、一対のベローズを背中合わせ状態で合体させたような構造、即ち複胴型のものであり、単位時間当たりの吐出量を大きく取れる大容量ポンプである。ベローズポンプAは、ステンレス鋼製で左右中央のポンプボディ1、ポンプボディ1の左右(両端)に配されるフッ素樹脂(PTFE等)製で互いに共通の軸心(ポンプ軸心)Pを持つ一対のベローズ2,2、一対のエアシリンダ3,3、ポンプボディ1の左右に連設されるPP樹脂等で成る一対の中間ケース4,4、各中間ケース4の左右外側に連設されるアルミ合金等で成る一対の端部ケース5,5、各一対の吸入用逆止弁6,6と吐出用逆止弁7,7、一対の近接センサ8,8等を有して構成されている。
【0020】
ここで簡単にポンピング作用について説明すると、各端部ケース5,5の軸心P上に設けられるエア給排口a,aに対して図示しないエア給排装置から背反的にエアを出し入れさせて、一対のエアシリンダ3,3を背反的に伸縮作動させ、ポンプボディ1側方に配備されている流体吸入部riから吸入される薬液等の流体を、その上側に配備されている流体吐出部roから略連続的に吐出することができる、というものである。つまり、一対のベローズ2,2が背反的に伸縮動(伸縮駆動)される構造であって、一方のベローズ2が流体吐出動作する間、他方のベローズ2は流体吸入動作することになり、往復動する構造でありながら連続的に流体吐出できるようになっている。
【0021】
次に、各部の構造について説明する。図1に示すように、ポンプボディ1は、その左右両側の中心部分が外方突出する扁平な略円柱状に形成されている。ポンプボディ1の左右それぞれの外周側部分に形成されている段付凹入環溝1Aにはベローズ2の厚肉フランジ2aが嵌入され、ポンプボディ1と中間ケース4との間で挟持される基端側円環板9を介して抜止め状に保持される。ポンプボディ1の左右それぞれの中心側に形成されている一対の円形穴(符記省略)には、吸入用弁ケース6A及び吐出用弁ケース7Aが嵌入保持されており、各々の弁ケース6A,7Aには弁体6B,7B及びこれらを弁座6a,7aに押圧付勢するためのフッ素樹脂(PFA等)製のコイルばね10が内装されている。
【0022】
ベローズ2の内部空間であるポンプ室(密閉空間の一例)11に突出する状態で設けられる各弁ケース6A,7Aの先端部内側にはフッ素樹脂(PFA等)製の弁蓋6b,7bが螺着装備されている。吸入側の弁蓋6bはコイルばね10のばね受6cを含んで形成され、吐出側の弁蓋7bは弁座7aを含んで形成されている。ポンプボディ1には、一対の吸入用逆止弁6,6と流体吸入部riとを連通させる吸入路12、及び一対の吐出用逆止弁7,7と流体吸入部riとを連通させる吐出路13が形成されている。
【0023】
図1においては、左側に位置するベローズ2は、今正に伸張移動しようとすべく最も縮小した下死点にある状態に描かれており、図示はしないが、右側に位置するベローズ2は、今正に縮小移動しようとすべく最も伸張した上死点にある。従って、左側の吐出用逆止弁7及び右側の吸入用逆止弁6は閉じた状態で描いてあり、図示はしないが、右側の吐出用逆止弁7及び左側の吸入用逆止弁6は開いている。
【0024】
ベローズ2は、図1,図2に示すように、前述した厚肉フランジ2a、蛇腹部2b、及び厚肉円板状のヘッド部2cとを有して成り、ヘッド部2cには作動板(作動部の一例)15が一体的に取付けられている。即ち、ヘッド部2cは、作動板15に形成されている中心円穴15aに内嵌されるとともに、そのポンプボディ側に配置されてヘッド部2cの外周部に面する先端側円環板14で抜止めされることにより、作動板15にこれと一体的に移動するように連結されている。尚、先端側円環板14は複数のボルト(図示省略)により作動板15に連結されている。
【0025】
ベローズ2は、フッ素樹脂、好ましくはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製のものであって、ブロー成形ではなく、PTFE製の円筒部材をステッキバイトやナイフ等を用いて旋盤で切削加工することにより形成されたものである。このベローズ2の形状は、図1,図2に示すように、厚肉フランジ2aとヘッド部2cとの間に位置する蛇腹部2bにおいて、山部29と谷部30とが交互に設けられた蛇腹状のものであり、山部29と谷部30との間には、円板状の側面部31が連設されている。
【0026】
左右の作動板15,15は、各中間ケース4,4の挿通孔4a,4aに遊内嵌され、かつ、基端側円環板9に移動可能に挿通され、かつ、ポンプボディ1に内嵌されるシール軸受け21に液密な状態で挿通される連結棒22の両端に螺着固定されており、その連結棒22は、軸心P周りの均等角度毎に複数(例:4本)設けられている。左右の作動板15,15を連結する連結棒22は、シール軸受け(図示省略)を介してポンプボディ1に軸心P方向にスライド移動可能に支持されており、一対のベローズ2,2の背反的な伸縮動が確実に行えるものとなっている。尚、16は左右の端部ケースに亘って架設される計4本の組付ボルトである。
【0027】
このベローズポンプAおいては、図1,図2に示すように、密閉空間であるポンプ室11に臨む導通材製の集電部材Cと、集電部材Cに一端部が導通接続され、かつ、ポンプボディ1の外部に臨む他端部を有する導電手段Dとが装備されている。つまり、集電部材Cと導電手段Dとにより、ポンプ室11の静電気(帯電)をポンプ外に導通させて逃がし可能な除電手段Bが構成されている。吸入弁である吸入用逆止弁6及び吐出弁である吐出用逆止弁7がポンプ室11に臨む状態でステンレス鋼製のポンプボディ1に支持され、吸入用逆止弁6及び/又は吐出用逆止弁7の弁ケース(ケーシングの一例)6A,7Aがポンプボディ1に螺着されており、ステンレス鋼製の各弁ケース6A,7Aで集電部材Cが、かつ、ポンプボディ1で導電手段Dがそれぞれ構成されている。
【0028】
即ち、弁ケース6A,7A及びこれを螺着支持するポンプボディ1が導通経路となり、ポンプ室11に帯電している電荷を弁ケース6A,7Aで集電し、ポンプボディ1からアースする等、外部に逃がすことができる。シール対象に対する接液部である弁ケース6A,7Aを電気導電性の高い金属材料製としてあるので、帯電が接液部品の絶縁限界を超えるまで大きくなる前に、弁ケース6A,7A及びポンプボディ1を通して放電させることができ、前述した不都合(ポンプ内部における静電気の帯電に因る放電でベローズに孔が開く不都合)が未然に防止できるようになる。尚、ポンピング対象である薬液が腐食性の無いものである場合には、弁ケース6A,7Aやポンプボディ1を機械構造用等の一般的な鋼材製とすることが可能である。
【0029】
そして、図3に示すように、ポンプボディ1における流体吐出部roの付近等に、なべ小ねじ等の螺着手段23を設けておけば、放電用としてのアース線(接地用配線)を必要に応じて接続できて好都合である。また、図4に示すように、例えば流体吐出部roに螺着される吐出側継手24を金属製とすれば、その吐出側継手24に接続される金属配管を用いてポンプボディ1を、即ちポンプ室11をアース接続させることが可能である。尚、流体吸入部riに接続される吸入側継手25を金属製としてアースさせる構造を採ることも可能である。
【0030】
〔実施例2〕
図5に示すように、集電部材Cが、先端部がポンプ室(密閉空間)11に臨む状態でポンプボディ1に植設されるステンレス鋼等の金属製の棒材26であり、導電手段Dが、棒材26に導通接続(溶接、ハンダ付等による)されてポンプボディ1の外部に臨む取出し棒(導通部材の一例)27である除電手段Bでも良い。
【0031】
この場合は、ポンプボディ1をPTFE等の金属以外の非導通材で形成可能である。取出し棒27の先端部27aはポンプボディ1の外周面より突出しており、リード線等のアース手段(接地手段)の着脱が可能に構成されている。先端部27を、ナット止め可能となるように雄ねじ状に形成したり、小ボルト止めが可能となるように雌ねじを形成したりしておけば好都合である。
【0032】
〔実施例3〕
図6に示すように、図5に示す除電手段Bをさらに発展させたものでも良い。即ち、実施例3の除電手段Bは、図6に示すように、棒材26がベローズ2の伸縮動方向の軸心P周りの4箇所(複数の一例)設けられており、それら4個の棒材26の先端部全てに亘って導通接続される集電リング28が装備されて構成されている。
【0033】
この場合は、集電リング28も集電部材Cであり、ポンプ室11の広い範囲に集電部材26,28が存在して効率よく帯電した静電気を集めることが可能である。集電リング28は金属等の導通材であり、耐食性の点からはステンレス鋼が望ましい。
【0034】
〔別実施例〕
単胴型のベローズポンプに除電手段Bを採用しても良い。
【符号の説明】
【0035】
1 ポンプボディ
2 ベローズ
6 吸入弁
6A ケーシング
7 吐出弁
7A ケーシング
11 密閉空間
12 吸込路
13 吐出路
15 作動部
26 棒材
27 導通部材
28 集電リング
C 集電部材導電手段
D 導電手段
P 軸心

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被移送流体の吸込路及び吐出路を備えたポンプボディと、前記ポンプボディに一端が気密に固定されて前記ポンプボディとの間に密閉空間を形成する状態に配備されるベローズと、前記ベローズを前記ポンプボディに対して伸縮動すべく前記ベローズの他端側に設けられる作動部と、前記密閉空間に連通する前記吸入路に設けられる吸入弁と、前記密閉空間に連通する前記吐出路に設けられる吐出弁と、を有して成るベローズポンプであって、
前記密閉空間に臨む導通材製の集電部材と、前記集電部材に一端部が導通接続され、かつ、前記ポンプボディの外部に臨む他端部を有する導電手段とが装備されているベローズポンプ。
【請求項2】
前記吸入弁及び前記吐出弁が前記密閉空間に臨む状態で前記ポンプボディに支持され、前記吸入弁及び/又は前記吐出弁のケーシングが前記ポンプボディに螺着されており、前記集電部材が金属製の前記ケーシングであり、かつ、前記導電手段が金属製の前記ポンプボディである請求項1に記載のベローズポンプ。
【請求項3】
前記ケーシング及び前記ポンプボディがステンレス鋼製である請求項2に記載のベローズポンプ。
【請求項4】
前記集電部材が、先端部が前記密閉空間に臨む状態で前記ポンプボディに植設される金属製の棒材であり、前記導電手段が、前記棒材に導通接続されて前記ポンプボディの外部に臨む導通部材である請求項1に記載のベローズポンプ。
【請求項5】
前記棒材が前記ベローズの伸縮動方向の軸心周りに複数設けられており、それら複数の前記棒材の先端部に導通接続される集電リングが装備されている請求項4に記載のベローズポンプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−32873(P2011−32873A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−176964(P2009−176964)
【出願日】平成21年7月29日(2009.7.29)
【出願人】(000229737)日本ピラー工業株式会社 (337)
【Fターム(参考)】