説明

ポリマー‐薬剤抱合体、粒子、組成物、および関連する使用方法

例えば癌の治療において用いることのできるポリマー‐薬剤抱合体、および粒子が本明細書に説明されている。また、粒子を含む混合物、組成物、および剤形、(例えば、障害を治療するために)粒子を用いる方法、ポリマー‐薬剤抱合体および粒子を含むキット、ポリマー‐薬剤抱合体および粒子を製造する方法、粒子を保存する方法、ならびに粒子を分析する方法も本明細書に説明される。従って、一態様において、本発明は、以下を含むポリマー‐薬剤抱合体を特徴とする:ポリマー;およびポリマーに結合した薬剤(例えば、治療薬または診断薬)。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下を含む粒子:
a)複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含む;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の前記親水性‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合した親水性部分を含む、
c)界面活性剤。
【請求項2】
以下を含む、請求項1に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、ホモポリマーまたは、2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数の疎水性‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の前記親水性‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合した親水性部分を含み、
ii)前記親水性部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
iii)前記複数の親水性‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)界面活性剤であり、前記界面活性剤は、前記粒子の約15〜35重量%である;ならびに、
ここで:
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項3】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項2に記載の粒子。
【請求項4】
以下を含む、請求項2に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、ホモポリマーまたは、2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、この中で、
i)前記複数の前記親水性‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合した親水性部分を含み、
ii)前記親水性部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
前記親水性部分の重量平均分子量が約1〜3kD、例えば約2kDである場合、前記親水性部分の重量平均分子量の、前記疎水性部分の重量平均分子量に対する比は、1:3〜1:7であり、前記親水性部分の重量平均分子量が約4〜6kD、例えば、約5kDである場合、前記親水性部分の重量平均分子量の、前記疎水性部分の重量平均分子量に対する比は、1:1〜1:4であり;
iii)前記複数の親水性‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)界面活性剤であり、この中で、前記界面活性剤は、前記粒子の約15〜35重量%であり;ならびに
ここで:
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項5】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーが、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項4に記載の粒子。
【請求項6】
以下を含む、請求項2に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、ホモポリマーまたは、2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性‐薬剤抱合体は、前記粒子の約35〜80重量%である;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の前記親水性‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合した親水性部分を含み、
ii)前記親水性部分は、約2〜6kDの重量平均分子量を有し、前記疎水性部分は、約8〜13kDの重量平均分子量を有し、
iii)前記複数の親水性‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約10〜25重量%であり;
iv)前記親水性‐疎水性ポリマーの前記親水性部分は、OMeにおいて終止する、ならびに、
c)界面活性剤であり、前記界面活性剤は、前記粒子の約15〜35重量%である;
ここで:
前記粒子はさらに、末端アシル部分を有する疎水性ポリマーを含み;
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項7】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーが、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項6に記載の粒子。
【請求項8】
以下を含む、請求項2に記載の粒子を製造する方法:
以下を含む有機溶液を提供すること:
a)複数の疎水性‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、ホモポリマーまたは、2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の各前記親水性‐疎水性ポリマーは、疎水性部分に結合した親水性部分を含み、
ii)前記親水性部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
iii)前記複数の親水性‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
前記有機溶液を、溶媒を含む水溶液と組み合わせて、前記粒子を提供すること。
【請求項9】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項8に記載の粒子。
【請求項10】
請求項2に記載の複数の粒子と追加の成分とを含む、医薬として許容し得る組成物。
【請求項11】
請求項2に記載の複数の粒子を含むキット。
【請求項12】
請求項2に記載の複数の粒子を含む単一薬用量単位。
【請求項13】
障害を有する対象を治療する方法であって、前記対象へ、請求項2に記載の有効量の粒子を投与することを含む、方法。
【請求項14】
以下を含む、請求項2に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、ホモポリマーまたは、2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐疎水性ポリマーであり、この中で、
i)前記複数の前記PEG‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
iii)前記複数のPEG‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)PVAであり、前記PVAは、約5〜45kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%であり; および
ここで:
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項15】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項14に記載の粒子。
【請求項16】
以下を含む、請求項14に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記疎水性ポリマーは、第一および第二の種類のモノマーサブユニットからなり、前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーにおける、第一の種類のモノマーサブユニットの第二の種類のモノマーサブユニットに対する比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の前記PEG‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
前記PEG部分の重量平均分子量が約1〜3kD、例えば、約2kDである場合、前記PEG部分の重量平均分子量の前記疎水性部分の重量平均分子量に対する比は、1:3〜1:7であり、前記PEG部分の重量平均分子量が、約4〜6kD、例えば、約5kDである場合、前記PEG部分の重量平均分子量の、前記疎水性部分の重量平均分子量に対する比は、1:1〜1:4であり;
iii)前記複数のPEG‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)PVAであり、
前記PVAは、約5〜45kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である; および
ここで:
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項17】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーが、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項16に記載の粒子。
【請求項18】
以下を含む、請求項14に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記疎水性ポリマーは、第一および第二の種類のモノマーサブユニットからなり、前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーにおける、第一の種類のモノマーサブユニットの第二の種類のモノマーサブユニットに対する比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、前記粒子の約35〜80重量%である;
b)複数のPEG‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の前記PEG‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約2〜6kDの重量平均分子量を有し、前記疎水性部分は、約8〜13kDの重量平均分子量を有し、
iii)前記複数のPEG‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約10〜25重量%であり;
iv)前記PEG‐疎水性ポリマーの前記PEG部分は、OMeにおいて終止する、
ならびに、
c)PVAであり、前記PVAは、約23〜26kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である;
ここで:
前記粒子はさらに、末端アシル部分を有する疎水性ポリマーを含み;
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項19】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項18に記載の粒子。
【請求項20】
以下を含む、請求項14に記載の粒子を製造する方法:
以下を含む有機溶液を提供すること:
a)複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、薬剤に結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記疎水性ポリマーは、第一および第二の種類のモノマーサブユニットからなり、前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーにおける、第一の種類のモノマーサブユニットの第二の種類のモノマーサブユニットに対する比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の各前記PEG‐疎水性ポリマーは、疎水性部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、および
iii)前記複数のPEG‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
前記有機溶液を、PVAを含む水溶液と組み合わせて、前記粒子を提供すること。
【請求項21】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項20に記載の粒子。
【請求項22】
請求項14に記載の複数の粒子と追加の成分とを含む、医薬として許容し得る組成物。
【請求項23】
請求項14に記載の複数の粒子を含む、キット。
【請求項24】
請求項14に記載の複数の粒子を含む、単一の薬用量単位。
【請求項25】
障害を有する対象を治療する方法であって、前記対象に、有効量の請求項14に記載の粒子を投与することを含む、方法。
【請求項26】
以下を含む、請求項2に記載の粒子であって:
a)複数のPLGA‐薬剤(例えば、治療薬または診断薬)抱合体であり、
i)前記複数の各PLGA‐薬剤抱合体が、薬剤に結合したPLGAポリマーを含み、
ii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーにおける乳酸のグリコール酸に対する比は約25:75〜約75:25であり、
iii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数のPLGA‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐PLGAポリマーであり、
i)前記複数の各前記PEG‐PLGAポリマーは、PLGA部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
iii)前記複数のPEG‐PLGAポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)PVAであり、この中で、
前記PVAは、約5〜45kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である;
ここで:
前記粒子の直径は、約200nm未満である、粒子。
【請求項27】
a)iii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項26に記載の粒子。
【請求項28】
以下を含む、請求項26に記載の粒子であって:
a)複数のPLGA‐薬剤(例えば、治療薬または診断薬)抱合体であり、
i)前記複数の各PLGA‐薬剤抱合体が、薬剤に結合したPLGAポリマーを含み、
ii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーにおける乳酸とグリコール酸との比は約25:75〜約75:25であり、
iii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数のPLGA‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐PLGAポリマーであり、
i)前記複数の各前記PEG‐PLGAポリマーは、PLGA部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
前記PEG部分の重量平均分子量が約1〜3kD、例えば2kDである場合、前記PEG部分の重量平均分子量の、前記PLGA部分の重量平均分子量に対する比は、1:3〜1:7であり、PEG部分の重量平均分子量が約4〜6kD、例えば、約5kDである場合、前記PEG部分の重量平均分子量の、前記PLGA部分の重量平均分子量に対する比は、1:1〜1:4であり;
iii)前記複数のPEG‐PLGAポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)PVAであり、
前記PVAは、約5〜45kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である;
ここで:
前記粒子の直径は、約200nm未満である、粒子。
【請求項29】
a)iii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項28に記載の粒子。
【請求項30】
以下を含む、請求項26に記載の粒子であって:
a)複数のPLGA‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各PLGA‐薬剤抱合体は、薬剤に結合したPLGAを含み、
ii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーにおける乳酸のグリコール酸に対する比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数のPLGA‐薬剤抱合体は、前記粒子の約35〜80重量%である;
b)複数のPEG‐PLGAポリマーであり、この中で、
i)前記複数の前記PEG‐PLGAポリマーの各々は、PLGA部分に結合したPEG部分を含み、および
ii)前記PEG部分は、約2〜6kDの重量平均分子量を有し、、前記PLGA部分は、約8〜13kDの重量平均分子量を有し、
iii)前記複数のPEG‐PLGAポリマーは、前記粒子の約10〜25重量%であり;
iv)前記PEG‐PLGAポリマーの前記PEG部分は、OMeにおいて終止する、
ならびに、
c)PVAであり、前記PVAは、約23〜26kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である;
ここで:
前記粒子はさらに、末端アシル部分を有するPLGAを含み;
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項31】
iii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項30に記載の粒子。
【請求項32】
以下を含む、請求項26に記載の粒子を製造する方法:
以下を含む有機溶液を提供すること:
a)複数のPLGA‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各PLGA‐薬剤抱合体は、薬剤に結合したPLGAポリマーを含み、
ii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーにおける乳酸のグリコール酸に対する比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記薬剤は、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数のPLGA‐薬剤抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐PLGAポリマーであり、
i)前記複数の各前記PEG‐PLGAポリマーは、PLGA部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
iii)前記複数のPEG‐PLGAポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
前記有機溶液を、PVAを含む水溶液と組み合わせて、前記粒子を提供すること。
【請求項33】
a)iii)前記薬剤に結合した前記PLGAポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項32に記載の粒子。
【請求項34】
請求項26に記載の複数の粒子と追加の成分とを含む、医薬として許容し得る組成物。
【請求項35】
請求項26に記載の複数の粒子を含む、キット。
【請求項36】
請求項26に記載の複数の粒子を含む、単一の薬用量単位。
【請求項37】
障害を有する対象を治療する方法であって、前記対象へ、有効量の請求項26に記載の粒子を投与することを含む、方法。
【請求項38】
前記薬剤が診断薬である、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項39】
前記薬剤が治療薬である、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項40】
前記治療薬が、抗炎症薬または心臓脈管系疾患の治療のための薬剤である、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項41】
前記治療薬が、抗癌薬である、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項42】
前記治療薬が、アルキル化薬、脈管破壊薬、タキサン、アントラサイクリン、ビンカアルカロイド、白金ベースの薬剤、トポイソメラーゼ阻害薬、抗血管新生薬、または抗代謝産物薬である、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項43】
前記治療薬がタキサンである、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項44】
前記治療薬がパクリタキセルである、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項45】
前記治療薬がラロタキセルである、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項46】
前記治療薬がカバジタキセルである、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項47】
前記治療薬がアントラサイクリンである、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項48】
前記治療薬がドキソルビシンである、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項49】
前記治療薬が白金ベースの薬剤である、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項50】
前記治療薬が、シスプラチン、カルボプラチン、およびオキサリプラチンから選択される、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項51】
前記治療薬が、ピリミジン類似体である、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項52】
前記治療薬が、ゲムシタビンである、請求項1〜12、14〜24、または26〜36のいずれか一項に記載の粒子。
【請求項53】
前記追加の成分が、凍結保護剤である、請求項10、22、または34のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項54】
前記追加の成分が、炭水化物である、請求項10、22、または34のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項55】
前記追加の成分が、シクロデキストリンである、請求項10、22、または34のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項56】
前記追加の成分が、2-ヒドロキシプロピル-ベータ-シクロデキストリンである、請求項10、22、または34のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項57】
前記複数の粒子が配置される液体耐性容器をさらに含む、請求項11、23、または35のいずれか一項に記載のキット。
【請求項58】
希釈剤をさらに含む、請求項11、23、または35のいずれか一項に記載のキット。
【請求項59】
前記障害が、細胞の望ましくない増殖を特徴とする障害である、請求項13、25、または37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項60】
前記障害が、炎症性障害である、請求項13、25、または37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項61】
前記障害が、心臓脈管系障害である、請求項13、25、または37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
前記障害が、癌である、請求項13、25、または37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項63】
前記癌が、乳癌である、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記乳癌が、局所進行性乳癌である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記乳癌が、転移性である、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
前記癌が、非小細胞肺癌である、請求項62に記載の方法。
【請求項67】
前記癌が、白金ベースの薬剤に対して、不応性、再発性、または抵抗性であって、切除不能、局所進行性、または転移性である、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記癌が前立腺癌である、請求項62に記載の方法。
【請求項69】
前記癌が、ホルモン不応性である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記癌が転移性である、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記癌が、切除不能な癌である、請求項62に記載の方法。
【請求項72】
前記癌が、化学治療薬感受性癌である、請求項62に記載の方法。
【請求項73】
前記癌が、化学治療薬不応性癌である、請求項62に記載の方法。
【請求項74】
前記癌が、化学治療薬耐性癌である、請求項62に記載の方法。
【請求項75】
前記癌が再発した癌である、請求項62に記載の方法。
【請求項76】
前記複数の粒子が、別の治療法、例えば、放射線または手術の補助的療法として投与される、請求項62に記載の方法。
【請求項77】
以下を含む、請求項2に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、ドセタキセルに結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、ホモポリマーまたは2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、この中で、
i)前記複数の前記親水性‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合した親水性部分を含み、
ii)前記親水性部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、および
iii)前記複数の親水性‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)界面活性剤であり、
前記界面活性剤は、前記粒子の約15〜35重量%である;
ここで:
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項78】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項77に記載の粒子。
【請求項79】
以下を含む、請求項77に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体が、ドセタキセルに結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーが、ホモポリマーまたは2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の各前記親水性‐疎水性ポリマーは、疎水性部分に結合した親水性部分を含み、
ii)前記親水性部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
前記親水性部分の重量平均分子量が約1〜3kD、例えば2kDである場合、前記親水性部分の重量平均分子量の、前記疎水性部分の重量平均分子量に対する比は、1:3〜1:7であり、前記親水性部分の重量平均分子量が約4〜6kD、例えば、約5kDである場合、前記親水性部分の重量平均分子量の、前記疎水性部分の重量平均分子量に対する比は、1:1〜1:4である;
iii)前記複数の親水性‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)界面活性剤であり、前記界面活性剤は、前記粒子の約15〜35重量%である;ならびに
ここで:
前記粒子の直径は、約200nm未満である、粒子。
【請求項80】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項79に記載の粒子。
【請求項81】
以下を含む、請求項77に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体が、ドセタキセルに結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーが、ホモポリマーまたは2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約35〜80重量%である;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、、
i)前記複数の各前記親水性‐疎水性ポリマーは、疎水性部分に結合した親水性部分を含み、
ii)前記親水性部分は、約2〜6kDの重量平均分子量を有し、前記疎水性部分は、約8〜13kDの重量平均分子量を有し、
iii)前記複数の親水性‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約10〜25重量%であり;
iv)前記親水性‐疎水性ポリマーの前記親水性部分は、OMeにおいて終止する、
ならびに
c)界面活性剤であり、前記界面活性剤は、前記粒子の約15〜35重量%であり;
ここで:
前記粒子はさらに、末端アシル部分を有する疎水性ポリマーを含み;

前記粒子の直径は、約200nm未満である、粒子。
【請求項82】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項81に記載の粒子。
【請求項83】
以下を含む、請求項77に記載の粒子を製造する方法:
以下を含む有機溶液を提供すること:
a)複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、ドセタキセルに結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、ホモポリマーまたは、2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数の親水性‐疎水性ポリマーであり、この中で、
i)前記複数の各前記親水性‐疎水性ポリマーは、疎水性部分に結合した親水性部分を含み、
ii)前記親水性部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、および
iii)前記複数の親水性‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
前記有機溶液を、界面活性剤を含む水溶液と組み合わせて、前記粒子を提供すること。
【請求項84】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項83に記載の粒子。
【請求項85】
請求項77に記載の複数の粒子と追加の成分とを含む、医薬として許容し得る組成物。
【請求項86】
請求項77に記載の複数の粒子を含む、キット。
【請求項87】
請求項77に記載の複数の粒子を含む単一の薬用量単位。
【請求項88】
障害を有する対象を治療する方法であって、前記対象へ、有効量の請求項77に記載の粒子を投与することを含む、方法。
【請求項89】
以下を含む、請求項2に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐薬剤抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、ドセタキセルに結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、ホモポリマーまたは、2種類以上のモノマーサブユニットからなるポリマーであり得、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の前記PEG‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
iii)前記複数のPEG‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)PVAであり、前記PVAは、約5〜45kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%であり;
ここで:
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項90】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項89に記載の粒子。
【請求項91】
以下を含む、請求項89に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、ドセタキセルに結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記疎水性ポリマーは、第一および第二の種類のモノマーサブユニットからなり、前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーにおける、第一の種類のモノマーサブユニットの第二の種類のモノマーサブユニットに対する比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の前記PEG‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
前記PEG部分の重量平均分子量が約1〜3kD、例えば2kDである場合、前記PEG部分の重量平均分子量の、前記疎水性部分の重量平均分子量に対する比は、1:3〜1:7であり、PEG部分の重量平均分子量が約4〜6kD、例えば、約5kDである場合、前記PEG部分の重量平均分子量の、前記疎水性部分の重量平均分子量比は、1:1〜1:4であり;および
iii)前記複数のPEG‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%であ;
ならびに、
c)PVAであり、
前記PVAは、約5〜45kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である;および
ここで:
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項92】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項91に記載の粒子。
【請求項93】
以下を含む、請求項89に記載の粒子であって:
a)複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、ドセタキセルに結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記疎水性ポリマーは、第一および第二の種類のモノマーサブユニットからなり、前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーにおける、第一の種類のモノマーサブユニットの第二の種類のモノマーサブユニットに対する比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約35〜80重量%である;
b)複数のPEG‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の前記PEG‐疎水性ポリマーの各々は、疎水性部分に結合したPEG部分を含み、および
ii)前記PEG部分は、約2〜6kDの重量平均分子量を有し、前記疎水性部分は、約8〜13kDの重量平均分子量を有し、
iii)前記複数のPEG‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約10〜25重量%であり;
iv)前記PEG‐疎水性ポリマーの前記PEG部分は、OMeにおいて終止する、
ならびに、
c)PVAであり、前記PVAは、約23〜26kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である;
ここで:
前記粒子はさらに、末端アシル部分を有する疎水性ポリマーを含み;

前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項94】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項93に記載の粒子。
【請求項95】
以下を含む、請求項89に記載の粒子を製造する方法:
以下を含む有機溶液を提供すること:
a)複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、ドセタキセルに結合した疎水性ポリマーを含み、
ii)前記疎水性ポリマーは、第一および第二の種類のモノマーサブユニットからなり、前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーにおける、第一の種類のモノマーサブユニットの第二の種類のモノマーサブユニットに対する比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数の疎水性ポリマー‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐疎水性ポリマーであり、
i)前記複数の各前記PEG‐疎水性ポリマーは、疎水性部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、および
iii)前記複数のPEG‐疎水性ポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;ならびに、
前記有機溶液を、PVAを含む水溶液と組み合わせて、前記粒子を提供すること。
【請求項96】
iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項95に記載の粒子。
【請求項97】
請求項89に記載の複数の粒子と追加の成分とを含む、医薬として許容し得る組成物。
【請求項98】
請求項89に記載の複数の粒子を含む、キット。
【請求項99】
障害を有する対象を治療する方法であって、前記対象へ有効量の請求項89に記載の粒子を投与することを含む、方法。
【請求項100】
前記追加の成分が凍結保護剤である、請求項85または97のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項101】
前記追加の成分が炭水化物である、請求項85または97のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項102】
前記追加の成分がシクロデキストリンである、請求項85または97のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項103】
前記追加の成分が2-ヒドロキシプロピル-ベータ-シクロデキストリンである、請求項85または97のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項104】
前記複数の粒子が配置される液体耐性容器をさらに含む、請求項86または98のいずれか一項に記載のキット。
【請求項105】
希釈剤をさらに含む、請求項86または98のいずれか一項に記載のキット。
【請求項106】
前記障害が、細胞の望ましくない増殖を特徴とする障害である、請求項85または99のいずれか一項に記載の方法。
【請求項107】
前記障害が、炎症性障害である、請求項85または99のいずれか一項に記載の方法。
【請求項108】
前記障害が、心臓脈管系障害である、請求項85または99のいずれか一項に記載の方法。
【請求項109】
前記障害が癌である、請求項85または99のいずれか一項に記載の方法。
【請求項110】
前記癌が乳癌である、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
前記乳癌が、局所進行性乳癌である、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
前記乳癌が、転移性である、請求項110に記載の方法。
【請求項113】
前記癌が、非小細胞肺癌である、請求項109に記載の方法。
【請求項114】
前記癌が、白金ベースの薬剤に対して、不応性、再発性、または抵抗性であって、切除不能、局所進行性、または転移性である、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記癌が前立腺癌である、請求項109に記載の方法。
【請求項116】
前記癌が、ホルモン不応性である、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記癌が転移性である、請求項115に記載の方法。
【請求項118】
前記癌が、切除不能な癌である、請求項109に記載の方法。
【請求項119】
前記癌が、化学治療薬感受性癌である、請求項109に記載の方法。
【請求項120】
前記癌が、化学治療薬不応性癌である、請求項109に記載の方法。
【請求項121】
前記癌が、化学治療薬耐性癌である、請求項109に記載の方法。
【請求項122】
前記癌が再発した癌である、請求項109に記載の方法。
【請求項123】
前記複数の粒子が、別の治療法、例えば、放射線または手術の補助的療法として投与される、請求項109に記載の方法。
【請求項124】
以下を含む、請求項2に記載の粒子であって:
a)複数のPLGA‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各PLGA‐ドセタキセル抱合体が、ドセタキセルに結合したPLGAポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーにおける乳酸のグリコール酸に対する比は約25:75〜約75:25であり、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、および
v)前記複数のPLGA‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐PLGAポリマーであり、
i)前記複数の各前記PEG‐PLGAポリマーは、PLGA部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、および
iii)前記複数のPEG‐PLGAポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
ならびに、
c)PVAであり、前記PVAは、約5〜45kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%であり;ならびに
ここで:
前記粒子の直径は、約200nm未満である、粒子。
【請求項125】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項124に記載の粒子。
【請求項126】
以下を含む、請求項124に記載の粒子であって:
a)複数のPLGA‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各PLGA‐ドセタキセル抱合体が、ドセタキセルに結合したPLGAポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーにおける乳酸のグリコール酸に対する比は約25:75〜約75:25であり、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数のPLGA‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐PLGAポリマーであり、
i)前記複数の各前記PEG‐PLGAポリマーは、PLGA部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、
前記PEG部分の重量平均分子量が約1〜3kD、例えば2kDである場合、前記PEG部分の重量平均分子量の、前記PLGA部分の重量平均分子量に対する比は、1:3〜1:7であり、前記PEG部分の重量平均分子量が約4〜6kD、例えば、約5kDである場合、前記PEG部分の重量平均分子量の、前記PLGA部分の重量平均分子量に対する比は、1:1〜1:4であり;
iii)前記複数のPEG‐PLGAポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;
c)PVAであり、
前記PVAは、約5〜45kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である;ならびに
ここで:
前記粒子の直径は、約200nm未満である、粒子。
【請求項127】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項126に記載の粒子。
【請求項128】
以下を含む、請求項124に記載の粒子であって:
a)複数のPLGA‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各PLGA‐ドセタキセル抱合体は、ドセタキセルに結合したPLGAポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーにおける乳酸のグリコール酸に対する比は、、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数のPLGA‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約35〜80重量%である;
b)複数のPEG‐PLGAポリマーであり、
i)前記複数の前記PEG‐PLGAポリマーの各々は、PLGA部分に結合したPEG部分を含み、および
ii)前記PEG部分は、約2〜6kDの重量平均分子量を有し、、前記PLGA部分は、約8〜13kDの重量平均分子量を有し、
iii)前記複数のPEG‐PLGAポリマーは、前記粒子の約10〜25重量%であり;
iv)前記PEG‐PLGAポリマーの前記PEG部分は、OMeにおいて終止する、
ならびに、
c)PVAであり、前記PVAは、約23〜26kDの重量平均分子量を有し、前記粒子の約15〜35重量%である;
ここで:
前記粒子はさらに、末端アシル部分を有するPLGAを含み;
前記粒子の直径は約200nm未満である、粒子。
【請求項129】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項128に記載の粒子。
【請求項130】
以下を含む、請求項124に記載の粒子を製造する方法:
以下を含む有機溶液を提供すること:
a)複数のPLGA‐ドセタキセル抱合体であり、
i)前記複数の各PLGA‐ドセタキセル抱合体は、ドセタキセルに結合したPLGAポリマーを含み、
ii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーにおける乳酸とグリコール酸との比は、約25:75〜約75:25であり、
iii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーは、約4〜15kDの重量平均分子量を有し、
iv)前記ドセタキセルは、前記粒子の約1〜30重量%であり、
v)前記複数のPLGA‐ドセタキセル抱合体は、前記粒子の約25〜80重量%である;
b)複数のPEG‐PLGAポリマーであり、
i)前記複数の各前記PEG‐PLGAポリマーは、PLGA部分に結合したPEG部分を含み、
ii)前記PEG部分は、約1〜6kD(例えば、2〜6kD)の重量平均分子量を有し、および
iii)前記複数のPEG‐PLGAポリマーは、前記粒子の約5〜30重量%である;ならびに、
前記有機溶液を、PVAを含む水溶液と組み合わせて、前記粒子を提供すること。
【請求項131】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記PLGAポリマーは、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項130に記載の粒子。
【請求項132】
請求項124に記載の複数の粒子と追加の成分とを含む医薬として許容し得る組成物。
【請求項133】
前記追加の成分が、凍結保護剤である、請求項124に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項134】
前記追加の成分が、炭水化物である、請求項124に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項135】
前記追加の成分が、シクロデキストリンである、請求項124に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項136】
前記追加の成分が、2-ヒドロキシプロピル-ベータ-シクロデキストリンである、請求項124に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項137】
請求項124に記載の複数の粒子を含む、キット。
【請求項138】
前記複数の粒子が配置される液体耐性容器をさらに含む、請求項137に記載のキット。
【請求項139】
希釈剤をさらに含む、請求項137に記載のキット。
【請求項140】
請求項124に記載の複数の粒子を含む、単一の薬用量単位。
【請求項141】
障害を有する対象を治療する方法であって、前記対象へ、有効量の請求項124に記載の粒子を投与することを含む、方法。
【請求項142】
前記障害が、細胞の望ましくない増殖を特徴とする障害である、請求項141に記載の方法。
【請求項143】
前記障害が、炎症性障害である、請求項141に記載の方法。
【請求項144】
前記障害が、心臓脈管系障害である、請求項141に記載の方法。
【請求項145】
前記障害が癌である、請求項141に記載の方法。
【請求項146】
前記癌が、乳癌である、請求項145に記載の方法。
【請求項147】
前記乳癌が、局所進行性乳癌である、請求項146に記載の方法。
【請求項148】
前記乳癌が、転移性である、請求項146に記載の方法。
【請求項149】
前記癌が、非小細胞肺癌である、請求項145に記載の方法。
【請求項150】
前記癌が、白金ベースの薬剤に対して、不応性、再発性、または抵抗性であって、切除不能、局所進行性、または転移性である、請求項149に記載の方法。
【請求項151】
前記癌が前立腺癌である、請求項145に記載の方法。
【請求項152】
前記癌が、ホルモン不応性である、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
前記癌が転移性である、請求項151に記載の方法。
【請求項154】
前記癌が、切除不能な癌である、請求項145に記載の方法。
【請求項155】
前記癌が、化学治療薬感受性癌である、請求項145に記載の方法。
【請求項156】
前記癌が、化学治療薬不応性癌である、請求項145に記載の方法。
【請求項157】
前記癌が、化学治療薬耐性癌である、請求項145に記載の方法。
【請求項158】
前記癌が再発した癌である、請求項145に記載の方法。
【請求項159】
請求項124に記載の前記複数の粒子が、別の治療法、例えば、放射線または手術の補助的療法として投与される、請求項145に記載の方法。
【請求項160】
前記粒子が、請求項4に記載の粒子であり、前記障害が癌であり、前記薬剤がタキサンである、請求項13に記載の対象を治療する方法。
【請求項161】
前記薬剤がドセタキセルである、請求項160に記載の対象を治療する方法。
【請求項162】
前記障害が乳癌である、請求項161に記載の対象を治療する方法。
【請求項163】
前記乳癌が、局所進行性乳癌である、請求項162に記載の方法。
【請求項164】
前記乳癌が、転移性である、請求項162に記載の方法。
【請求項165】
前記障害が、非小細胞肺癌である、請求項161に記載の方法。
【請求項166】
前記癌が、白金ベースの薬剤に対して、不応性、再発性、または抵抗性であって、切除不能、局所進行性、または転移性である、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
前記癌が前立腺癌である、請求項161に記載の方法。
【請求項168】
前記癌が、ホルモン不応性である、請求項167に記載の方法。
【請求項169】
前記癌が転移性である、請求項167に記載の方法。
【請求項170】
前記粒子が、請求項16に記載の粒子であり、前記障害が癌であり、前記薬剤がタキサンである、請求項25に記載の対象を治療する方法。
【請求項171】
前記薬剤が、ドセタキセルである、請求項170に記載の対象を治療する方法。
【請求項172】
前記障害が乳癌である、請求項171に記載の対象を治療する方法。
【請求項173】
前記乳癌が、局所進行性乳癌である、請求項172に記載の方法。
【請求項174】
前記乳癌が、転移性である、請求項172に記載の方法。
【請求項175】
前記障害が、非小細胞肺癌である、請求項171に記載の方法。
【請求項176】
前記癌が、白金ベースの薬剤に対して、不応性、再発性、または抵抗性であって、切除不能、局所進行性、または転移性である、請求項175に記載の方法。
【請求項177】
前記癌が前立腺癌である、請求項171に記載の方法。
【請求項178】
前記癌が、ホルモン不応性である、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
前記癌が転移性である、請求項177に記載の方法。
【請求項180】
前記粒子が、請求項28に記載の粒子であり、前記障害が癌であり、前記薬剤がタキサンである、請求項37に記載の対象を治療する方法。
【請求項181】
前記薬剤が、ドセタキセルである、請求項180に記載の対象を治療する方法。
【請求項182】
前記障害が乳癌である、請求項181に記載の対象を治療する方法。
【請求項183】
前記乳癌が、局所進行性乳癌である、請求項182に記載の方法。
【請求項184】
前記乳癌が、転移性である、請求項182に記載の方法。
【請求項185】
前記障害が、非小細胞肺癌である、請求項181に記載の方法。
【請求項186】
前記癌が、白金ベースの薬剤に対して、不応性、再発性、または抵抗性であって、切除不能、局所進行性、または転移性である、請求項185に記載の方法。
【請求項187】
前記癌が前立腺癌である、請求項181に記載の方法。
【請求項188】
前記癌が、ホルモン不応性である、請求項187に記載の方法。
【請求項189】
前記癌が転移性である、請求項187に記載の方法。
【請求項190】
前記粒子が、請求項130に記載の粒子であり、前記障害が癌である、請求項141に記載の対象を治療する方法。
【請求項191】
前記障害が乳癌である、請求項190に記載の対象を治療する方法。
【請求項192】
前記乳癌が、局所進行性乳癌である、請求項191に記載の方法。
【請求項193】
前記乳癌が、転移性である、請求項191に記載の方法。
【請求項194】
前記障害が、非小細胞肺癌である、請求項190に記載の方法。
【請求項195】
前記癌が、白金ベースの薬剤に対して、不応性、再発性、または抵抗性であって、切除不能、局所進行性、または転移性である、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
前記癌が前立腺癌である、請求項190に記載の方法。
【請求項197】
前記癌が、ホルモン不応性である、請求項196に記載の方法。
【請求項198】
前記癌が転移性である、請求項196に記載の方法。
【請求項199】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項2に記載の粒子。
【請求項200】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項2に記載の粒子。
【請求項201】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項4に記載の粒子。
【請求項202】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項4に記載の粒子。
【請求項203】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項6に記載の粒子。
【請求項204】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項6に記載の粒子。
【請求項205】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項8に記載の粒子。
【請求項206】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項8に記載の粒子。
【請求項207】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項14に記載の粒子。
【請求項208】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項14に記載の粒子。
【請求項209】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項16に記載の粒子。
【請求項210】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項16に記載の粒子。
【請求項211】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項18に記載の粒子。
【請求項212】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項18に記載の粒子。
【請求項213】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項20に記載の粒子。
【請求項214】
a)iii)前記薬剤に結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項20に記載の粒子。
【請求項215】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項77に記載の粒子。
【請求項216】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項77に記載の粒子。
【請求項217】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項79に記載の粒子。
【請求項218】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項79に記載の粒子。
【請求項219】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項81に記載の粒子。
【請求項220】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項81に記載の粒子。
【請求項221】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項83に記載の粒子。
【請求項222】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項83に記載の粒子。
【請求項223】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項89に記載の粒子。
【請求項224】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項89に記載の粒子。
【請求項225】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項91に記載の粒子。
【請求項226】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項91に記載の粒子。
【請求項227】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項93に記載の粒子。
【請求項228】
a)iii)前記ドセタキセルに結合した前記疎水性ポリマーは、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項93に記載の粒子。
【請求項229】
前記追加の成分が多糖である、請求項10、22、または34のいずれか一項に記載の医薬として許容し得る組成物。
【請求項230】
以下を含むポリマー‐薬剤抱合体:
末端保護基を含む疎水性ポリマー;および
前記ポリマーに結合した薬剤。
【請求項231】
前記疎水性ポリマーが、PLGAである、請求項230に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項232】
前記PLGAポリマーが、約4〜8kDの重量平均分子量を有する、請求項231に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項233】
前記PLGAポリマーが、約8〜13kDの重量平均分子量を有する、請求項231に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項234】
前記PLGAポリマーが、約9〜12kDの重量平均分子量を有する、請求項231に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項235】
前記疎水性ポリマーがPLAである、請求項230に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項236】
前記疎水性ポリマーがPGAである、請求項230に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項237】
前記末端保護基が、アシル基である、請求項230に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項238】
前記末端保護基が、アセチル基である、請求項230に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項239】
下記式を有する、請求項230に記載のポリマー‐薬剤抱合体であって:
【化114】

式中:
Lは、結合またはリンカーから選択され;
Rは、水素およびメチルから選択され、ここで、R置換基の約45%〜約55%が水素であり、約45%〜約55%がメチルであり;
R'は、アシルおよびヒドロキシ保護基から選択され;ならびに
nは、約15〜約308の整数である、ポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項240】
R'はアシルである、請求項239に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項241】
R'はアセチルである、請求項239に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項242】
R置換基の約50%が水素であり、約50%がメチルである、請求239に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項243】
nが約77〜約123である、請求項10に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項244】
nが約123〜約200である、請求項239に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項245】
前記薬剤が治療薬である、請求項230〜244のいずれか一項に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項246】
前記治療薬が、抗癌薬である、請求項245に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項247】
前記抗癌薬が、アルキル化薬、脈管破壊薬、タキサン、アントラサイクリン、ビンカアルカロイド、白金ベースの薬剤、トポイソメラーゼ阻害薬、抗血管新生薬、または抗代謝産物薬である、請求項246に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項248】
前記抗癌薬が、タキサンである、請求項246に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項249】
前記タキサンがドセタキセルである、請求項248に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項250】
前記タキサンがパクリタキセルである、請求項248に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項251】
前記タキサンがラロタキセルである、請求項248に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項252】
前記タキサンがカバジタキセルである、請求項248に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項253】
前記抗癌薬がアントラサイクリンである、請求項248に記載のポリマー‐薬剤抱合体。
【請求項254】
前記アントラサイクリンがドキソルビシンである、請求項248に記載のポリマー‐薬剤抱合体。

【図1−1】
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【図1−2】
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【図2】
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【公表番号】特表2012−522055(P2012−522055A)
【公表日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503526(P2012−503526)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【国際出願番号】PCT/US2010/028770
【国際公開番号】WO2010/117668
【国際公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【出願人】(509331663)セルリアン・ファーマ・インコーポレイテッド (5)
【住所又は居所原語表記】840 Memorial Drive,5th floor,Cambridge,MA 02139
【Fターム(参考)】