説明

ポンプ装置

【課題】ランナの径方向外側に吐出される流体の脈動を抑制することのできるポンプ装置を提供する。
【解決手段】ランナ2の一方の軸方向の端面とケーシング3との間に、ランナ2の外周部から径方向内側に流体の漏れ流れる漏れ流れ通路24を設ける。ランナ2の各羽根11に、漏れ流れ流路24から各羽根11のランナ軸線方向に延出する基部側通路25と、基部側通路25から各羽根11の先端面に向かって延出する径方向通路26とを設ける。ランナ2の外周部から漏れ流れ流路24に流入した流体を基部側通路25と径方向通路26に流入させ、各羽根11の旋回に伴う遠心力によって各羽根11の先端面から吐出させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、羽根の旋回によって流体を径方向外側に吐出するタイプのポンプ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
揚水等に用いられるポンプとして、軸流ポンプや、渦巻きポンプやディフューザポンプ等の遠心タイプのポンプが知られている。
軸流ポンプでは、駆動回転するランナに複数の羽根が設けられ、ランナの回転に伴う羽根の旋回によって軸方向の一端側から吸い込んだ流体を軸方向の他端側に吐出する。この種のポンプにおいては、ランナの回転時に各羽根の旋回方向に対して前面側が高圧となり、後面側が相対的に低圧となることが知られている。そして、この羽根の前面側と後面側の圧力差によって起こる各種の不具合を解決するための提案が従来よりなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の軸流ポンプは、ランナの中央のボス部に、吸い込み側に開口する液体取入れ口が設けられるとともに、各羽根に、液体取入れ口と羽根の先端面(径方向外側の端面)とを導通させる通路が設けられ、ランナの回転時に液体取入れ口に流入した液体が遠心力によって通路から径方向外側に吐出されるようになっている。この軸流ポンプでは、ケーシングの内周面と各羽根の先端面の間の隙間に前記通路から吐出された液体を導入することにより、前記隙間を通した各羽根の前面側から後面側への液体の回り込みを防止するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−306697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在、ランナの径方向内側から流体を吸い込み径方向外側から吐出する遠心タイプのポンプ装置において、ランナの各羽根の後面側に生じる低圧に起因する吐出側の脈動を抑制することが検討されている。
即ち、この種のポンプ装置の場合、ランナの回転によって液体がランナの外周側に吐出されるが、ランナの外周側の任意の点においては、各羽根の先端面とその羽根の後面側領域が通過するときに圧力が一時的に低下し、図4の点線Bで示すような圧力の変動が生じる。
上記の軸流ポンプのようにランナの下流側に比較的大きな容積部を確保できる場合には、その容積によって脈動の影響を緩和することができるが、流体をランナから径方向外側に吐出するタイプのポンプ装置においては、ケーシングの壁や整流板をランナの外周面に近接させて配置せざるを得ないため、吐出側の脈動の影響が各部に生じ易い。
【0006】
そこでこの発明は、ランナの径方向外側に吐出される流体の脈動を確実に抑制することのできるポンプ装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係るポンプ装置では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、略放射状に延出する複数の羽根を有するとともに、駆動源によって回転駆動されるランナと、前記ランナを内部に回転可能に収容するケーシングと、を備え、前記ランナが回転とともに径方向内側から吸い込んだ流体を径方向外側に吐出するポンプ装置であって、前記ランナの少なくとも一方の軸方向の端面と前記ケーシングとの間に、前記ランナの外周部から径方向内側に流体の漏れ流れる漏れ流れ流路が設けられ、前記ランナの各羽根に、前記漏れ流れ流路と前記各羽根の先端面とを連通させる連通空間が設けられていることを特徴とするものである。
これにより、ランナが駆動源によって回転駆動されると、ランナが径方向内側から吸い込んだ流体を径方向外側に吐出し、このときランナの外周側が径方向内側領域に比較して高圧となる。このとき、ランナの外周側の高圧の流体が漏れ流れ流路を通して各羽根の連通空間に流れ込み、その流体は、連通空間でランナの回転に伴う遠心力によって各羽根の先端面から径方向外側に吐出される。この結果、ランナでは隣接する羽根間だけでなく各羽根の先端面からも流体が吐出されることになり、各羽根とその後面側での吐出圧の低下が抑制される。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係るポンプ装置において、前記連通空間は、前記漏れ流れ流路から前記各羽根のランナ軸線方向に延出する基部側通路と、この基部側通路から前記各羽根の先端面に向かって延出する径方向通路とを備えていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1に係るポンプ装置において、前記連通空間は、前記各羽根の先端面に開口して形成された凹部と、前記漏れ流れ流路と前記各羽根の凹部を連通する接続路と、を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1に係るポンプ装置において、前記連通空間は、前記各羽根の先端面と、前記漏れ流れ流路に臨むランナ軸線方向の端面とに跨って開口する切欠き溝によって構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
この発明によれば、ランナの隣接する羽根間から流体が吐出されるだけでなく、漏れ流れ流路から各羽根の連通空間に入り込んだ流体が各羽根の先端面からも吐出されるため、ランナの径方向外側に吐出される流体の脈動を確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この発明の第1の実施形態のポンプ装置の図2のA−A断面に対応する断面図である。
【図2】この発明の第1の実施形態のポンプ装置の図1のB−B断面に対応する断面図である。
【図3】この発明の第1の実施形態のポンプ装置の図1のC部の拡大図である。
【図4】この発明の第1の実施形態のポンプ装置の吐出特性図である。
【図5】この発明の第2の実施形態のポンプ装置の図3に対応する拡大図である。
【図6】この発明の第3の実施形態のポンプ装置の図1のC部に対応する部分の拡大斜視図である。
【図7】この発明の第3の実施形態のポンプ装置の図3に対応する拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、特別に断らない限り、「上」「下」については鉛直方向における上下を意味するものとする。また、各実施形態においては、同一部分に同一符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
【0014】
最初に、図1〜図4に示す第1の実施形態について説明する。
図1,図2は、この発明の第1の実施形態に係るポンプ装置1の概略構成を示す図であり、図1は、ポンプ装置1を略鉛直方向で切った断面図であり、図2は、ポンプ装置1を略水平方向で切った断面図である。
この実施形態では、ポンプ装置1を揚水用して用いている。ポンプ装置1は、渦巻きポンプの形態を成し、略放射方向に延出する複数の羽根11…を有するランナ2と、このランナ2を内部に収容するケーシング3とを備えている。ランナ2には、回転シャフト4が同軸に連結され、この回転シャフト4とランナ2がケーシング3の軸心部に回転可能に支持されている。回転シャフト4には、電動機等の動力源が連結されている。なお、図1,図2中のOは、回転シャフト4とランナ2の回転中心である。
【0015】
ランナ2は、回転シャフト4に連結された円盤状のベース部材12を備え、そのベース部材12の下面側に軸心方向に向かって湾曲しながら隆起する湾曲ガイド面12aが設けられている。この湾曲ガイド面12aには上記の複数の羽根11…の上面側が固定されている。この複数の羽根11は下面側が連結リング13によって相互に連結されている。連結リング13の中央の開口20は、下方から液体が流入するランナ2の流入口とされ、隣接する羽根11,11間の隙間は、流入した液体が略半径方向に沿って吐出されるランナ2の吐出口とされている。
【0016】
ベース部材12上に配置される各羽根11は上記のようにベース部材12の略放射方向に延出しているが、より正確には、各羽根11は、図2に示すように、径方向外側の縁部が内側の縁部に対してポンプ回転方向Pと逆向きに傾斜している。したがって、ポンプ運転によってランナ2がP方向に回転すると、各羽根11は回転中心O回りに旋回しつつ、中心側に導入された液体を遠心力によって径方向外側に吐出することになる。
【0017】
一方、ケーシング3は、ランナ2の外周側を取り囲む環状通路15と、その環状通路15から略接線方向に延出する直線通路16とを備え、環状通路15の内周側がランナ2の外周側の吐出口(隣接する羽根11,11間の隙間)に臨むとともに、直線通路16の端部が図示しない吐出配管に接続されている。また、ケーシング3の下面の略中央には、ランナ2の流入口(中央の開口20)に液体を吸い入れるための導入通路17が接続されている。
環状通路15の断面積は一定ではなく、直線通路16が接続される領域の断面積が最も大きく、その領域からランナ2の周囲に沿って延出するに従って漸次断面積が小さくなっている。したがって、環状通路15はほぼ渦巻き形状を成している。
なお、図中の21は、ケーシング3内に取り付けられ、ランナ2と環状通路15の間で液体の流れを整流する整流板である。整流板21は、図2においては図示を省略している。
【0018】
ところで、図1に示すように、ランナ2の連結リング13には流入口である開口20を成すボス部13aの上端部に径方向外側に延出する円板状のフランジ部13bが一体に形成されている。このフランジ部13bとボス部13aとは、ケーシング3の内側下面に形成された円形の下部側収容凹部22内に微少隙間をもって収容されている。同様にランナ2のベース部材12は、ケーシング3の内側上面に形成された円形の上部側収容凹部23内に微少隙間をもって収容されている。
下部側収納凹部22は、径方向外側領域がランナ2の外周側の高圧の吐出領域に臨む一方で、径方向内側領域が低圧の導入通路17に臨んでいる。このため、図3に拡大して示すように、下部側収納凹部22と連結リング13の間にできる微少隙間には、ポンプ運転中にランナ2の外周部から径方向内側に向かって液体が漏れ流れることになる。この実施形態では、下部側収納凹部22と連結リング13の隙間が漏れ流れ流路24を構成している。
【0019】
また、ランナ2の連結リング13と、その連結リング13に連結される各羽根11には、漏れ流れ流路24から各羽根11のランナ軸線方向に延出する基部側通路25が形成されている。この基部側通路25は、各羽根11のランナ2の中心側に寄った領域(基部側)に設けられている。さらに、各羽根11には、基部側通路25から各羽根11の先端面に向かって延出する複数の径方向通路26が形成されている。この実施形態においては、基部側通路25と径方向通路26が、漏れ流れ流路24と各羽根11の先端面とを連通させる連通空間を構成している。
【0020】
以上の構成において、電動機等の動力源によってランナ2が図2のP方向に回転駆動されると、ランナ2上の羽根11…の旋回によって下方の導入通路17からランナ2の中心側に液体が吸入され、その液体がランナ2の隣接する羽根11,11間から径方向外側に吐出される。そして、こうしてランナ2の外周側に吐出された液体は、整流板21によって整流されて環状通路15内を旋回しつつ、直線通路16を通して外部に吐出される。
【0021】
そして、ランナ2が上述のように液体を外周側に吐出すると、ランナ2の外周部の液体の圧力が高まり、その外周部の液体の一部が漏れ流れ流路24を通して圧力の低いランナ2の中心側に向かって流れ込む。こうして漏れ流れ流路24に流入した液体は基部側通路25を通して各羽根11の基部側の内部に流入し、その液体は、さらに各羽根11の旋回に伴う遠心力により、径方向通路26…を通して各羽根11の先端面からランナ2の外周側に吐出される。
【0022】
この結果、ランナ2では、導入通路17から吸い込まれた液体が隣接する羽根11,11間から吐出されるだけでなく、漏れ流れ流路24に流入した液体が基部側通路25と径方向通路26…を通して各羽根11の先端面からも吐出されることになり、各羽根11とその後面側での吐出圧の低下が抑制される。
【0023】
図4は、ランナ2の外周側の任意の点で液体の吐出圧を調べたときの特性図であり、同図中のAは、この実施形態のポンプ装置1の吐出特性を示し、Bは、羽根の先端面から液体を吐出する機構を持たない比較例の吐出特性を示している。このA,Bの特性図を比較して明らかなように、この実施形態のポンプ装置においては、各羽根11の後面側にできる低圧領域に起因した吐出側の液体の脈動を確実に抑制することができる。
【0024】
特に、このポンプ装置1においては、漏れ流れ流路24に漏れ出た液体をランナ2の外周部に再度吐出させるため、ランナ2の外周部から吸入側の導入通路17への液体の漏れを抑制することができ、結果としてポンプ効率を高めることができる。
【0025】
さらに、このポンプ装置1においては、ランナ2の周囲に必然的にできる漏れ流れ流路24を利用して、各羽根11の先端面から遠心力によって液体を吐出する構造とされているため、追加する流路の加工工数が少なくて済み、低コストでの製造が可能であるという利点もある。
【0026】
以上で説明した第1の実施形態においては、漏れ流れ流路24から各羽根11の軸方向に延出する基部側通路25と、基部側通路25から各羽根11の先端面に向かって延出する複数の径方向通路26…とによって、漏れ流れ流路24と各羽根11の先端面を連通させる連通空間が構成されているが、連通空間の構成はこの構成に限るものではなく、図5に示す第2の実施形態や、第6,図7に示す第3の実施形態のような構成であっても良い。
【0027】
図5に示す第2の実施形態のポンプ装置は、ランナ2の各羽根11に、羽根11の先端面の上下の(ランナ軸線方向の)広範囲に渡って開口する凹部30と、この凹部30内の底部領域(羽根11内の径方向内側領域)と漏れ流れ流路24を連通する第1の接続路31と、ケーシング3の上部側収納凹部23とランナ2のベース部材12の間の隙間32と凹部30内の底部領域とを連通する第2の接続路33と、が形成されている。上部側収納凹部23とベース部材12の間の隙間32は、第2の接続路33と第1の接続路31を介して下部側の漏れ流れ通路24と連通し、それによってランナ2の上方側の漏れ流れ流路を構成するようになっている。そして、この実施形態においては、各羽根11に形成される凹部30と、第1,第2の接続路31,33によって連通空間が構成されている。
【0028】
この第2の実施形態の場合、ランナ2が回転すると、ランナ2の外周部から漏れ流れ流路24と上方側の隙間32に流れ込んだ高圧の液体がそれぞれ第1の接続路31と第2の接続路33を通して各羽根11の凹部30内に流入し、その凹部30に流入した液体が各羽根11の旋回に伴う遠心力によって羽根11の先端面からランナ2の外周側に吐出されることなる。
【0029】
したがって、この実施形態の場合も、第1の実施形態と同様の基本的な効果を得ることができる。そして、この実施形態では、各羽根11に径方向通路を複数形成するのではなく、比較的容積の大きい凹部30を1箇所のみに形成するだけで良いため、製造が容易であるという利点がある。
また、この実施形態の場合、ランナ2の上面側にも隙間32による漏れ流れ流路が形成されているため、各羽根11の先端面から吐出される液体の流量を増大させ、脈動抑制効果をより高めることができるという利点もある。
【0030】
図6,図7に示す第3の実施形態のポンプ装置は、ランナ2の各羽根11と、ベース部材12と連結リング13とに、各羽根11の先端面からベース部材12の上面と連結リング13の下面とに跨って開口する切欠き溝35が形成されている。切欠き溝35の上方の開口35aは、上部側収納凹部23とベース部材12の間の隙間32(上方側の漏れ流れ流路)に臨み、切欠き溝35の下方側の開口35bは、下方側の漏れ流れ流路24に臨んでいる。この実施形態においては、切欠き溝35によって連通空間が構成されている。
【0031】
この第3の実施形態の場合、ランナ2が回転すると、ランナ2の外周部から漏れ流れ流路24と上方側の隙間32に流れ込んだ高圧の液体がそれぞれ開口35b,35aを介して切欠き溝35の底部側に流入し、その切欠き溝35内に流入した液体が各羽根11の旋回に伴う遠心力によって羽根11の先端面からランナ2の外周側に吐出されることなる。
【0032】
この実施形態の場合、基本的に第2の実施形態と同様の効果を得ることができるが、各羽根11と、ベース部材12と連結リング13の対応部位に連続した切欠き溝35を形成するだけで良いため、構造がさらに簡素化され、製造コストのさらなる低減が可能になるという利点がある。
【0033】
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【符号の説明】
【0034】
1…ポンプ装置
2…ランナ
3…ケーシング
11…羽根
24…漏れ流れ流路
25…基部側通路(連通空間)
26…径方向通路(連通空間)
30…凹部(連通空間)
31…第1の接続路(接続路,連通空間)
32…隙間(漏れ流れ流路)
33…第2の接続路(接続路,連通空間)
35…切欠き溝(連通空間)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略放射状に延出する複数の羽根を有するとともに、駆動源によって回転駆動されるランナと、
前記ランナを内部に回転可能に収容するケーシングと、
を備え、
前記ランナが回転とともに径方向内側から吸い込んだ流体を径方向外側に吐出するポンプ装置であって、
前記ランナの少なくとも一方の軸方向の端面と前記ケーシングとの間に、前記ランナの外周部から径方向内側に流体の漏れ流れる漏れ流れ流路が設けられ、
前記ランナの各羽根に、前記漏れ流れ流路と前記各羽根の先端面とを連通させる連通空間が設けられていることを特徴とするポンプ装置。
【請求項2】
前記連通空間は、前記漏れ流れ流路から前記各羽根のランナ軸線方向に延出する基部側通路と、この基部側通路から前記各羽根の先端面に向かって延出する径方向通路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項3】
前記連通空間は、前記各羽根の先端面に開口して形成された凹部と、前記漏れ流れ流路と前記各羽根の凹部を連通する接続路と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項4】
前記連通空間は、前記各羽根の先端面と、前記漏れ流れ流路に臨むランナ軸線方向の端面とに跨って開口する切欠き溝によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−172574(P2012−172574A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−34498(P2011−34498)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】