説明

ポータブル端末、ペアリングシステム、ペアリング方法

【課題】AV機器と、AV機器と連携・制御するコントローラとを紐付ける場合、コントローラを操作するユーザの位置に応じて、ユーザの近くにあるAV機器をユーザが選択する必要があった。
【解決手段】コントローラ2は、音声入力部(マイクロホン)により取得した音声から生成した音声特徴情報(音声指紋)もしくは音声特徴情報から特定したコンテンツ情報と、通信部により取得した各機器の音声特性情報もしくは音声特徴情報から特定したコンテンツ情報とから近接している機器を特定し、紐付けを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを通じて接続されたAV機器と、AV機器と連携あるいはAV機器を制御するコントローラとのペアリング方法に関する。また、本発明は、ペアリング処理を実行可能なペアリングシステムに関する。また、本発明は、ペアリングシステムに含まれるポータブル端末に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭内にあるAV(オーディオ・ビジュアル)機器をネットワークで相互に接続し、AV機器間でコンテンツを共有したり、その他のAV機器を制御する技術が普及するようになってきている。例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)のコンテンツを、コントローラを介して、レンダラと呼ばれる機能を有したデジタルテレビ(DTV)等の再生装置に再生させて視聴する等のシステムが存在している。このようなシステムでは、ユーザが操作するコントローラにDVRが持つコンテンツのタイトル情報等を表示させて、手元で再生するコンテンツを選択し、DTVにコンテンツを再生させる、いわゆる「手元操作」と呼ばれる操作が実現可能となる。
【0003】
図14、図15を用いて、サーバ装置のコンテンツを、コントローラを介して再生装置に再生させる技術について説明する。
【0004】
図14に示すように、コントローラ102と再生装置103とサーバ装置104は、ケーブル107を介して接続されている。このような構成において、サーバ装置104のコンテンツを、コントローラ102を介して再生装置103で再生する際の通信シーケンスを図15に示す。
【0005】
コントローラ102はまず、ネットワークに接続されている再生装置103を検索するための要求を、再生装置103へ送信する(S1401)。コントローラ102は、再生装置103から応答を受信(S1402)すると、検出した再生装置103の詳細情報を取得するための要求を再生装置103へ送信する(S1403)。コントローラ102は、再生装置103から詳細情報を受信(S1404)すると、次にネットワークに接続されているサーバ装置104を検索する検索要求をサーバ装置104へ送信する(S1405)。コントローラ102は、サーバ装置104から応答を受信(S1406)すると、検出したサーバ装置104の詳細情報を取得するための要求をサーバ装置104へ送信する(S1407)と共に、サーバ装置104からの応答を受信する(S1408)。
【0006】
コントローラ102は、ネットワークに接続されている再生装置103とサーバ装置104とを検出した後、コンテンツ情報を要求し取得するためのサーバ装置104と、コンテンツを再生させるための再生装置103とを決定する(S1409)。次に、コントローラ102は、サーバ装置104に対して、コンテンツ情報取得要求を送信する(S1410)。コントローラ2は、サーバ装置104から、要求に対する応答(S1411)としてコンテンツ情報を取得すると、自装置の表示部(不図示)にタイトル等のコンテンツ情報を表示する。コントローラ102を操作するユーザは、コントローラ102の表示部に表示されたコンテンツ情報から、不図示の操作入力部を操作して、再生するコンテンツを選択する(S1412)。ユーザにより再生するコンテンツが選択されると、コントローラ102は、再生装置103に対して、コンテンツの所在と識別子を示したコンテンツ再生要求を送信する(S1413)。再生装置103は、コンテンツ再生要求を受信すると、応答を返送する(S1414)と共に、要求に記述されたコンテンツの所在先であるサーバ装置104に対してコンテンツ取得要求を送信する(S1415)。サーバ装置104は、再生装置103から送信されるコンテンツ取得要求に対する応答として、コンテンツを再生装置102に送信する(S1416)。再生装置103は、サーバ装置104から送信されるコンテンツを受信すると、コンテンツを表示及び再生する(S1417)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−115196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図14及び図15に示す構成では、コントローラにより検出されたサーバ装置のコンテンツを、コントローラにより検出された再生装置で再生させることは可能となる。一方、図14及び図15に示す技術を宅内で実現した場合、再生装置としてのデジタルテレビは、居間、寝室、子供部屋等、複数設置されていることが想定される。また、コントローラは携帯可能機器で、宅内でも自由に持ち運んで使用する場合があると想定される。さらには、宅内にある再生装置、サーバ装置、コントローラは、有線もしくは無線によりネットワーク接続されていることが想定される。ユーザがコントローラを居間で使用する場合には、居間にある再生装置でコンテンツを再生する場合が多い。また、ユーザーがコントローラを寝室で使用する場合には、寝室にある再生装置でコンテンツを再生する場合が多い。しかしながら、従来の技術では、コントローラは、ネットワーク接続された複数の再生装置を検出することになる。そのため、コントローラを自由に持ち運んで使用するユーザは、居間においては居間にある再生装置を、寝室においては寝室にある再生装置を、コントローラにより検出された複数の再生装置の中からマニュアル操作により選択しなければならず、非常に煩雑であるという問題がある。
【0009】
このような問題に対して、特許文献1では、赤外線方式と電波方式(無線)の二つの通信部を用いて、ユーザに機器を選択させることなしに近接機器とのペアリングを実現している。特許文献1が開示する構成では、近接機器とのペアリングを実現するために、二つの通信部が必要となり、機器が大型化したりコストアップにつながったりするという問題がある。
【0010】
本願の開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、コントローラの位置に応じて、再生装置等、所望の能力を有し、かつ最も近くにある機器を自動的に選択することが可能となるコントローラ、ペアリングシステム、及びペアリング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願に開示するペアリングシステムは、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えている。前記ポータブル端末は、外部から音声を入力可能な音声入力部と、前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信し、前記受信した音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する通信部と、前記受信したコンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0012】
本願に開示するペアリングシステムは、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、視聴中のコンテンツのコンテンツ情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えている。前記ポータブル端末は、外部から音声を入力可能な音声入力部と、前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する通信部と、前記受信した前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0013】
本願に開示するペアリングシステムは、コンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えている。前記ポータブル端末は、外部から音声を入力可能な音声入力部と、前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信する通信部とを備えている。前記コンテンツ識別サーバは、前記通信部が送信する音声指紋情報を受信する副通信部と、前記副通信部が受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別部と、前記ポータブル端末から受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立する副ペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0014】
本願に開示するペアリングシステムは、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル機器とを備えている。前記ポータブル端末は、外部へ音声を出力可能な音声出力部と、前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信し、前記受信した音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する通信部と、前記コンテンツ情報のうち、前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0015】
本願に開示するペアリングシステムは、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声に対応するコンテンツ情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えている。前記ポータブル端末は、外部へ音声を出力可能な音声出力部と、前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する通信部と、前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0016】
本願に開示するペアリングシステムは、コンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えている。前記ポータブル端末は、外部へ音声を出力可能な音声出力部と、前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信する通信部を備えている。前記コンテンツ識別サーバは、音声指紋情報を受信する副通信部と、前記副通信部で受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別部と、前記ポータブル端末から受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立する副ペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0017】
本願に開示するペアリング方法は、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行することができる。ペアリング方法は、前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、前記ポータブル端末が生成された前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、前記ポータブル端末が前記コンテンツ識別サーバから送信される前記音声指紋情報に対応する第1のコンテンツ情報を受信するステップと、前記ポータブル端末が前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信するステップと、前記ポータブル端末が前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して、前記音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信するステップと、前記受信したコンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立するステップとを含む。
【0018】
本願に開示するペアリング方法は、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、視聴中のコンテンツのコンテンツ情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行することができる。ペアリング方法は、前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して、前記音声指紋情報に対応する第1のコンテンツ情報を受信するステップと、前記ポータブル端末が前記複数の機器からそれぞれのコンテンツ情報を受信するステップと、前記受信したコンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立するステップとを含む。
【0019】
本願に開示するペアリング方法は、コンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおいて、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行することができる。ペアリング方法は、前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記ポータブル端末が前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、前記コンテンツ識別サーバが前記ポータブル端末から送信される音声指紋情報を受信するステップと、前記コンテンツ識別サーバが受信した前記音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を出力するステップと、前記ポータブル端末から送信される音声指紋情報に対応するコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立するステップとを含む。
【0020】
本願に開示するペアリング方法は、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル機器とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行することができる。ペアリング方法は、前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、前記ポータブル端末が、前記コンテンツ識別サーバから送信される前記音声指紋情報に対応する第1のコンテンツ情報を受信するステップと、前記ポータブル端末が前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信するステップと、前記ポータブル端末が受信した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、前記ポータブル端末が前記コンテンツ識別サーバから送信される、前記音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信するステップと、前記コンテンツ情報のうち、前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するステップとを含む。
【0021】
本願に開示するペアリング方法は、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声に対応するコンテンツ情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行することができる。ペアリング方法は、前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、前記ポータブル端末が前記コンテンツ識別サーバから送信される、前記音声指紋情報に対応する第1のコンテンツ情報を受信するステップと、前記ポータブル端末が前記複数の機器からそれぞれのコンテンツ情報を受信するステップと、前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するステップとを含む。
【0022】
本願に開示するペアリング方法は、コンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行することができる。ペアリング方法は、前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、前記コンテンツ識別サーバが、前記ポータブル端末から送信される前記音声指紋情報を受信するステップと、前記コンテンツ識別サーバが受信した前記音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を出力するステップと、前記ポータブル端末から受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立するステップとを含む。
【0023】
本願に開示するポータブル端末は、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器とに接続可能である。ポータブル端末は、外部から音声を入力可能な音声入力部と、前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信し、前記受信した音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する通信部と、前記受信したコンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0024】
本願に開示するポータブル端末は、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、視聴中のコンテンツのコンテンツ情報を送信可能な複数の機器とに接続可能である。ポータブル端末は、外部から音声を入力可能な音声入力部と、前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する通信部と、前記受信した前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0025】
本願に開示するポータブル端末は、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器とに接続可能である。ポータブル機器は、外部から音声を入力可能な音声出力部と、前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信し、前記受信した音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する通信部と、前記コンテンツ情報のうち、前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【0026】
本願に開示するポータブル端末は、音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声に対応するコンテンツ情報を送信可能な複数の機器とに接続可能である。ポータブル端末は、外部から音声を入力可能な音声出力部と、前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する通信部と、前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0027】
本願の開示により、ユーザは携帯可能なコントローラを操作する場所に応じて、マニュアル操作により再生機器を選択する必要がなくなるため、操作性を向上することができる。
【0028】
また、本願の開示によれば、二つの通信部を備えることなく、一つの通信部を備えることにより、近接する機器とのペアリングが可能となるため、装置の小型化及び低コスト化が可能となる。
【0029】
また、本願の開示によれば、ペアリングと同時に、ペアリング対象機器で視聴しているコンテンツ情報を特定することが可能となるため、たとえばテレビジョン受像機(再生装置の一例)とタブレット端末(コントローラの一例)の組み合わせにおいては、テレビジョン受像機で視聴しているコンテンツに関連する情報をタブレット端末に表示することが可能となる。
【0030】
また、本願の開示によれば、近くにある複数のポータブル端末同士をペアリングすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】実施の形態1のペアリングシステムの構成例を示す図
【図2】実施の形態のコントローラ、ポータブル端末の構成例を示すブロック図
【図3】実施の形態のデジタルテレビ(DTV)の構成例を示すブロック図
【図4】実施の形態のサーバ装置の構成例を示すブロック図
【図5】実施の形態1のペアリングシステムの通信シーケンスを示す図
【図6】実施の形態1のコントローラの処理フローを示す図
【図7】実施の形態1のペアリングシステムの通信シーケンスを示す図
【図8】実施の形態1のペアリングシステムの通信シーケンスを示す図
【図9】実施の形態2のペアリングシステムの構成例を示す図
【図10】実施の形態2のペアリングシステムの通信シーケンスを示す図
【図11】実施の形態2のコントローラの処理フローを示す図
【図12】実施の形態2のペアリングシステムの通信シーケンスを示す図
【図13】実施の形態2のペアリングシステムの通信シーケンスを示す図
【図14】従来のサーバ装置、再生装置、コントローラの構成例を示す図
【図15】従来のコントローラを介してサーバ装置のコンテンツを再生装置に表示するシステムの通信シーケンスを示す図
【発明を実施するための形態】
【0032】
(実施の形態1)
<1.システム構成>
以下、本発明の実施の形態1について、図1から図6を参照して説明する。
【0033】
図1は、実施の形態1のペアリングシステムを、複数の部屋(部屋A、部屋B)を有する宅内に適用した場合の構成を示すブロック図である。なお、図1では、有線接続された部分を実線で描画し、無線接続された部分を破線で描画した。
【0034】
図1に示すペアリングシステムは、主に、複数の再生装置である第1のデジタルテレビ3A(以下、第1のDTV3Aと称する)、第2のデジタルテレビ3B(以下、第2のDTV3Bと称する)と、コントローラ2と、サーバ装置4とを含む。サーバ装置4は、インターネット9に接続されている。
【0035】
第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、例えばデジタル放送を受信可能である。第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、デジタル放送における同じチャンネルの放送波を受信することができるとともに、異なるチャンネルの放送波を受信することができる。第1のDTV3A及び第2のDTV3Bの具体構成については後述する。
【0036】
コントローラ2は、各種アプリケーションプログラムをインストールして実行することができる端末である。コントローラ2は、タッチパネル及びディスプレイパネルを重畳して備え、例えばスタイラスペン等をタッチパネルに接触させることで各種入力を行うことができるタブレット端末で実現することができる。コントローラ2の具体構成については後述する。
【0037】
また、図1に示すペアリングシステムは、無線アクセスポイント5及び無線子機6を備えている。無線アクセスポイント5は、ネットワークケーブル7Aによって第1のDTV3Aに接続されている。無線アクセスポイント5は、無線通信回線によって無線子機6に接続されている。無線アクセスポイント5は、ネットワークケーブル7Cによってインターネット9に接続されている。無線アクセスポイント5は、無線機能及びネットワーク・ハブ機能を有する。無線子機6は、ネットワークケーブル7Bによって第2のDTV3Bに接続されている。無線子機6は、無線通信回線によって無線アクセスポイント5に接続されている。無線子機6は、有線ネットワークと無線ネットワークとの相互変換を実施することができる。無線アクセスポイント5及び無線子機6は、これらと同等の機能が第1のDTV3A、第2のDTV3B、およびコントローラ2に備わっていれば、省略することができる。
【0038】
コントローラ2は、移動可能な機器であるため部屋A及び部屋Bのいずれにも配置することができるが、図1では例えば部屋Aに配置していることとする。部屋Aに配置されたコントローラ2は、無線アクセスポイント5と無線通信回線を介してネットワーク接続されている。
【0039】
部屋Aにあるコントローラ2と、無線子機6とは、無線アクセスポイント5と無線接続されてネットワークを構成している。すなわち、コントローラ2と、第1のDTV3Aと、第2のDTV3Bとは、同一のネットワークに接続されて、LAN(Local Area Network)を構成している。
【0040】
無線アクセスポイント5は、インターネット9に接続されており、インターネット9上のサーバ装置4と通信可能な状態にある。無線アクセスポイント5とインターネット9とは、本実施の形態ではネットワークケーブル7Cにより有線接続する構成としたが、携帯電話通信回線等を用いて無線接続されていてもよい。
【0041】
図2は、コントローラ2の構成を示すブロック図を示している。コントローラ2は、制御部201、映像音声出力部202、操作入力部203、記録部204、通信部205、音声入力部206、バッファ部207、および記憶部208とを備えている。コントローラ2に含まれる各部は、バス209を介して互いに通信可能に接続されている。制御部201は、装置全体を制御し、CPU(Central Processing Unit)によって構成されている。映像音声出力部202は、映像を表示可能な表示パネル、音声を出力可能なスピーカー等で構成されている。映像音声出力部202における表示パネルは、映像を表示可能な機能とともに、ユーザが指やスタイラスペン等で接触したことを検出し操作信号を出力するタッチパネルを備えていてもよい。この場合におけるタッチパネルは、操作入力部203に含まれる。操作入力部203は、ユーザによる操作を受け付けるものであり、例えば操作ボタンやタッチパネルで実現することができる。記録部204は、記録媒体204Aを着脱可能であり、装着された記録媒体204Aに各種データを書き込んだり記録媒体204Aから各種データを読み出したりすることができる。通信部205は、無線通信回路等で構成され、無線アクセスポイント5(図1参照)等に各種データを送信したり無線アクセスポイント5等から送信される各種データを受信したりすることができる。音声入力部206は、例えばマイクロホンで構成され、コントローラ2の周辺の音声を集音することができる。バッファ部207は、一時的に各種データを格納することができる。記憶部208は、制御部201で実行されるプログラム等が格納されている。
【0042】
映像音声出力部202における表示パネルに表示されたメニューに対して、ユーザが操作入力部203におけるタッチパネルを操作すると、操作入力部203は、操作信号を制御部201に送信する。制御部201は、操作入力部203から送信される操作信号に対応する所定の処理を実行する。
【0043】
なお、通信部205は、サーバ装置4との間で通信可能な第1の通信部と、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bとの間で通信可能な第2の通信部とを、それぞれ独立して備えてもよい。例えば、通信部205は、携帯電話通信網に接続可能な第1の通信部と、無線LANに接続可能な第2の通信部とを備える構成とすることができる。また、例えば、通信部205は、携帯電話通信網に接続可能な第1の通信部と、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した通信が可能な第2の通信部とを備える構成とすることができる。
【0044】
図3は、第1のDTV3Aの構成を示すブロック図である。なお、図3は第1のDTV3Aの構成について図示しているが、第2のDTV3Bも同様の構成を有する。第1のDTV3Aは、制御部301、映像出力部302、放送受信部303、操作入力部304、通信部305、バッファ部306、記憶部307、および音声出力部308を備えている。第1のDTV3A及び第2のDTV3Bに含まれる各構成は、バス309を介して互いに通信可能に接続されている。制御部301は、装置全体を制御し、CPUによって構成されている。映像出力部302は、映像を表示可能な表示パネル等で構成されている。放送受信部303は、例えばデジタル放送の放送波を受信することができる。放送受信部303は、アンテナ、チューナ、信号処理部等を備えている。操作入力部304は、ユーザによる操作を受け付けるものであり、例えば操作ボタンで実現することができる。通信部305は、ネットワークケーブル7A等を接続可能なネットワーク端子を備え、接続されたネットワークケーブル7A等を介した各種データの送受信動作を制御する。通信部305は、図1に示す無線アクセスポイント5を介して、インターネット9に接続することができる。バッファ部306は、一時的に各種データを格納することができる。記憶部307は、制御部301で実行されるプログラム等が格納されている。音声出力部308は、例えばスピーカーで構成され、制御部301から出力される音声信号を音声に変換して出力する。音声出力部308は、例えば放送受信部303で受信したデジタル放送の放送波から復調された音声を出力することができる。
【0045】
放送受信部303は、受信したデジタル放送の放送波から映像信号及び音声信号を復調する。放送受信部303で復調された映像信号及び音声信号は、バッファ部306に一時的に保持される。制御部301は、バッファ部306に保持されている映像信号に基づく映像を映像出力部302において表示するよう制御する。映像出力部302は、制御部301による制御に基づき映像を表示する。また、制御部301は、バッファ部306に保持されている音声信号に基づく音声を音声出力部308において音声出力するよう制御する。音声出力部308は、制御部301による制御に基づき音声を出力する。
【0046】
通信部305は、ネットワークケーブル7A及び7B(図1参照)を介してネットワーク接続された外部機器(例えばサーバ装置4)との通信処理を実行する。外部機器(例えばサーバ装置4)から送信されるコンテンツを表示及び再生する場合には、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、通信部305を通じて、外部機器(例えばサーバ装置4)に対してコンテンツ取得要求を送信する。第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、サーバ装置4から応答として受信したコンテンツをバッファ部306に一時的に保持した後に、映像音声出力部302に含まれる表示パネルに表示する。
【0047】
図4は、実施の形態におけるサーバ装置4の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、サーバ装置4は、制御部401、表示部402、操作入力部403、記録部404、通信部405、および記憶部406を備えている。制御部401は、例えばCPUで実現することができ、サーバ装置4内の様々な信号処理を実行することができる。表示部402は、各種映像を表示することができる。操作入力部403は、ユーザによる入力操作を受け付けることができる。記録部404は、例えばハードディスクドライブで実現することができ、様々なデータや情報を記録することができる。通信部405は、インターネット9(図1参照)に接続することができる。
【0048】
<2.通信シーケンス>
図5は、実施の形態1のペアリングシステムの通信シーケンスを説明した図である。
【0049】
図5を参照し、本実施形態におけるペアリング機器決定時の通信シーケンスを説明する。
【0050】
コントローラ2は、ユーザにより所定のアプリケーションプログラムを起動する操作を受けると、自身に既にインストールされている所定のアプリケーションプログラムを実行するとともに、LANに接続されているDTVを検索するための要求を無線アクセスポイント5へ送信する。無線アクセスポイント5は、コントローラ2から送信された検索要求を、第1のDTV3Aへ送信するとともに、無線子機6を介して第2のDTV3Bへ送信する。第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、受信した検索要求に対して応答信号を出力する。応答信号は、無線アクセスポイント5を介してコントローラ2へ送信される。コントローラ2は、応答信号を受信すると、その応答信号に基づき検出したDTVの詳細情報を取得するための要求を、無線アクセスポイント5等を介して第1のDTV3A及び第2のDTV3Bへ送信する。第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、受信した詳細情報取得要求に対して、自身の詳細情報を無線アクセスポイント5等を介してコントローラ2へ送信する。コントローラ2は、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bから送信される詳細情報を受信する。ネットワークに複数のDTVが接続されている場合には、コントローラ2は、それぞれのDTV(本実施の形態では第1のDTV3Aと第2のDTV3B)の詳細情報を取得する。
【0051】
次にコントローラ2は、音声入力部206におけるマイクロホンを集音可能な状態にする。音声入力部206(マイクロホン)は、集音可能な状態になるとコントローラ2の周辺の音声を取得する。コントローラ2は、音声入力部206が取得した音声から音声特徴情報(音声指紋情報)を生成する。具体的には、コントローラ2は、音声入力部206が取得した音声に含まれるDTV出力音声に対応する音声特徴情報(音声指紋情報)を生成する(S101)。
【0052】
なお、「音声特徴情報」及び「音声指紋情報」とは、音声の波形(周波数特性)から特徴的な要素のみを抽出して形成した情報のことである。なお、音声特徴情報と音声指紋情報とは、呼称が異なるが、実質的に同一の情報である。以下の説明では、これらの情報を「音声指紋情報」と称する。
【0053】
コントローラ2は、生成した音声指紋情報を含むコンテンツ情報取得要求をサーバ装置4に送信する(S102)。
【0054】
サーバ装置4は、受信したコンテンツ情報取得要求に含まれる音声指紋情報と、自身のコンテンツデータベースに含まれている音声指紋情報とを比較し、コンテンツデータベースの中からコンテンツ情報取得要求に対応するコンテンツ情報を抽出する。次に、サーバ装置4は、コントローラ2からのコンテンツ情報取得要求に対する応答として、コンテンツ情報Con1をコントローラ2に返送する(S103)。
【0055】
次にコントローラ2は、LANに接続されている第1のDTV3A及び第2のDTV3Bに対して、音声指紋情報取得要求を送信する(S104、S106)。
【0056】
第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、音声指紋情報取得要求を受信すると、自身の音声出力部308から出力している音声信号から音声指紋情報を生成する。次に、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、音声指紋情報取得要求に対する応答として、生成した音声指紋情報をコントローラ2に送信する(S105、S107)。
【0057】
コントローラ2は、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bから送信される音声指紋情報を取得すると、取得した音声指紋情報を含むコンテンツ情報取得要求をサーバ装置4に送信する(S108、S110)。
【0058】
サーバ装置4は、コンテンツ情報取得要求に含まれる音声指紋情報と、自身のコンテンツデータベースに含まれる音声指紋情報とを比較し、コンテンツデータベースの中からコンテンツ情報取得要求に対応するコンテンツ情報を抽出する。次に、サーバ装置4は、コンテンツ情報取得要求に対する応答として、コンテンツ情報Con2A及びCon2Bをコントローラ2に返送する(S109、S111)。
【0059】
次にコントローラ2は、コンテンツ情報Con1とコンテンツ情報Con2A及びCon2Bとを比較する。コントローラ2は、コンテンツ情報Con1に一致するコンテンツ情報Con2AまたはCon2Bに対応した音声指紋情報を送信してきたDTVと、ペアリング処理を実施する(S112)。
【0060】
本実施の形態の場合、コントローラ2の音声入力部206は、同一の部屋にある第1のDTV3Aの音声出力部308から出力された音声を取得している。すなわち、本実施の形態の場合、コントローラ2は、コンテンツ情報Con1とコンテンツ情報Con2Aとが一致したと判断する。したがって、コントローラ2は、コンテンツ情報Con2Aに対応した音声指紋情報を送信した第1のDTV3Aとペアリングされることとなる。
【0061】
<3.再生装置を決定するための処理フロー>
図6は、コントローラ2が、ネットワークに接続された複数のDTVの中から、近くにあるDTV(例えば第1のDTV3A)とのペアリングを決定する際の処理フローを示す。
【0062】
コントローラ2は、ユーザにより所定のアプリケーションを起動する操作を受けると、自身に既にインストールされている所定のアプリケーションプログラムを実行するとともに、LANに接続されているDTVを検索するための要求を無線アクセスポイント5へ送信する。無線アクセスポイント5は、コントローラ2から送信された検索要求を、第1のDTV3Aへ送信するとともに、無線子機6を介して第2のDTV3Bへ送信する。第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、受信した検索要求に対して応答信号を生成する。応答信号は、無線アクセスポイント5などを介してコントローラ2へ送信される。コントローラ2は、応答信号を受信すると、その応答信号に基づき検出したDTVの詳細情報を取得するための要求を、無線アクセスポイント5等を介して第1のDTV3A及び第2のDTV3Bへ送信する。第1のDTV3A及び第2のDTV3Bは、受信した詳細情報取得要求に対して、自身の詳細情報を無線アクセスポイント5等を介してコントローラ2へ送信する。コントローラ2は、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bから送信される詳細情報を受信する。ネットワークに複数のDTVが接続されている場合には、コントローラ2は、それぞれのDTV(本実施の形態では第1のDTV3Aと第2のDTV3B)の詳細情報を取得する。
【0063】
コントローラ2は、音声入力部206におけるマイクロホンを集音可能な状態にする。音声入力部206(マイクロホン)は、集音可能な状態になると、コントローラ2の周辺の音声を取得する。具体的には、音声入力部206は、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bのうちいずれか一方または両方から出力される音声を取得することができる(S501)。
【0064】
コントローラ2は、音声入力部206が取得した音声から音声指紋情報を生成する。なお、音声入力部206が取得した音声に、複数のDTVの出力音声が含まれている場合は、音量が大きい方の音声を選択して、音声指紋情報を生成する(S502)。
【0065】
次にコントローラ2は、生成した音声指紋情報を含むコンテンツ情報取得要求をサーバ装置4に送信する(S503)。コントローラ2は、サーバ装置4からコンテンツ情報取得要求に対する応答を受信する(S504)。
【0066】
次にコントローラ2は、LANに接続されているDTVに対して、音声指紋情報取得要求を送信する(S505)。コントローラ2は、DTVから音声指紋情報取得要求に対する応答を受信する(S506)。コントローラ2は、検出した全てのDTVに対して音声指紋情報を取得する(S507)。
【0067】
コントローラ2は、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bの音声指紋情報を取得した後、取得した音声指紋情報を含むコンテンツ情報取得要求をサーバ装置4に送信する(S508)。コントローラ2は、サーバ装置4からコンテンツ情報取得要求に対する応答を受信する(S509)。コントローラ2は、音声指紋情報を取得した全てのDTVに対応して音声指紋情報を取得する(S510)。
【0068】
次にコントローラ2は、自身の音声入力部206より入力した音声から生成した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報Con1と、LANに接続されている第1のDTV3A及び第2のDTV3Bから取得した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報Con2A及びCon2Bとを比較する(S511)。コントローラ2は、コンテンツ情報Con1と一致するコンテンツ情報(Con2AまたはCon2B)に対応した音声指紋情報を送信してきた機器とのペアリングを実施する(S512)。これにより、コントローラ2は、近くにあるDTVとのペアリングが実行される。
【0069】
コントローラ2は、取得した全てのDTVのコンテンツ情報との比較処理が終了すると、ペアリング処理を終了する(S513)。
【0070】
上述の一連の処理により、コントローラ2は、ネットワークに接続された複数のDTVの中から、最も近くにあるDTVを自動的に選択することが可能となる。したがって、ユーザは、操作しているコントローラ2の位置に応じて、近くにあるDTVを手動で選択する必要がなくなる。
【0071】
ここで、「最も近くにあるDTV」とは、正確には、コントローラ2に備わる音声入力部206によって集音したDTVの出力音声のうち、音量が最も大きい音声を出力しているDTVのことである。例えば、第1のDTV3Aとコントローラ2とが物理的に最も近い位置に配置されていたとしても、他の部屋に配置されている第2のDTV3Bの出力音声の音量が過大である場合、コントローラ2は第2のDTV3Bの出力音声を集音してしまうことがある。この場合、コントローラ2は、第2のDTV3Bを「最も近くにあるDTVである」と判断してしまうことがある。しかし、通常、複数の部屋にそれぞれ配置されているDTVは、出力する音声の音量に大差がないこと多いため、本実施の形態における「最も近くにあるDTV」とは、コントローラ2に対して、物理的に最も近い位置にあるDTVとする。
【0072】
なお、本実施形態では、コントローラ2が、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bの音声指紋情報を取得し、取得した音声指紋情報を利用して、サーバ装置4から音声指紋情報に対応したコンテンツ情報を取得しているが、その限りではない。
【0073】
例えば、図7に示すように第1のDTV3A及び第2のDTV3Bのそれぞれが、自身の映像音声出力部302に含まれるスピーカーから出力している音声から音声指紋情報を生成し、生成した音声指紋情報を利用して、サーバ装置4に対してコンテンツ情報を問い合わせるようにしても良い(図7におけるS604〜S607)。この場合、コントローラ2は、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bのそれぞれに対して、コンテンツ情報取得要求を送信し(S608、S610)、応答としてコンテンツ情報を受信する(S609、S611)。なお、図7において、処理S601、S602、S603、S612の処理内容は、図5に示す処理S101、S102、S103、S112の処理内容と同等である。
【0074】
また、図8に示すように、コントローラ2、第1のDTV3A及び第2のDTV3Bのそれぞれから音声指紋情報を取得したサーバ装置4が、コントローラ2の音声指紋情報に対応したコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応した音声指紋情報を送信してきたDTV(第1のDTV3A)とコントローラ2とのペアリングを実施しても良い。この場合、コントローラ2は、サーバ装置4においてペアリング機器が決定(S708)された後、サーバ装置4に対して、ペアリング機器情報取得要求を送信する(S709)。次に、コントローラ2は、サーバ装置4からペアリング機器情報を含む応答を受信する(S710)。これにより、コントローラ2は、ペアリングの相手となる機器(第1のDTV3A)を識別する。なお、図8において、処理S701、S702、S703の処理内容は、図5に示す処理S101、S102、S103の処理内容と同等である。
【0075】
(実施の形態2)
<1.システム構成>
以下、本発明の第2の実施の形態について、図9から図13を参照して説明する。
【0076】
図9、図10は、実施の形態2にかかるシステム構成を示すブロック図である。図10において、図1に示すシステム構成に含まれる構成要素と同様の構成要素については、同一符号を付与して詳細な説明は省略する。図10に示すシステムは、オフィスにある複数の会議室(会議室A、会議室B)におけるネットワークに適用した。会議室Aには、コントローラ2、無線アクセスポイント5、第1のポータブル端末8A、および第2のポータブル端末8Bが配置されている。会議室Bには、第3のポータブル端末8Cと第4のポータブル端末8Dが配置されている。コントローラ2、第1のポータブル端末8A、第2のポータブル端末8B、第3のポータブル端末8C、および第4のポータブル端末8Dは、ユーザにより、任意の位置に移動可能な端末である。
【0077】
会議室Aにおいて、複数のポータブル端末8A及び8Bと、無線機能及びネットワーク・ハブ機能を有する無線アクセスポイント5とが、無線通信回線によりネットワーク接続されている。
【0078】
コントローラ2は、会議室Aに配置されており、無線アクセスポイント5と無線通信回線によりネットワーク接続されている。また、コントローラ2は、音声出力部202Aを備えている。音声出力部202Aは、例えばスピーカーで構成することができる。
【0079】
会議室Bには、複数のポータブル端末8C及び8Dが配置されている。コントローラ2と、ポータブル端末8C及び8Dとは、無線アクセスポイント5と無線接続されてネットワークを構成している。すなわち、コントローラ2、ポータブル端末8A及び8Bと、ポータブル端末8C及び8Dとは同一のネットワークに接続されて、LAN(Local Area Network)を構成している。
【0080】
無線アクセスポイント5は、インターネット9に接続されており、インターネット9上のサーバ装置4と通信可能な状態にある。
【0081】
コントローラ2、ポータブル端末8A、8B、8C、8Dの構成は、実施の形態1の図2に示した構成と同じであるため、詳細説明は割愛する。
【0082】
<2.通信シーケンス>
図10は、実施の形態2のペアリングシステムの通信シーケンスを説明した図である。
【0083】
図10を参照し、本実施形態におけるペアリング機器決定時の通信シーケンスを説明する。なお、図10では、複数のポータブル機器のうち第1のポータブル端末8Aと第2のポータブル端末8Bのシーケンスのみ図示しているが、第3のポータブル端末8C及び第4のポータブル端末8Dのシーケンスも図10と同様のシーケンスを実行することができる。
【0084】
コントローラ2とポータブル端末8A〜8Dは、ユーザにより所定のアプリケーションプログラムを起動する操作を受けると、自身に既にインストールされている所定のアプリケーションプログラムを実行する。コントローラ2は、LANに接続されているポータブル端末を検索するための要求を無線アクセスポイント5へ送信する。無線アクセスポイント5は、コントローラ2から送信された検索要求を、ポータブル端末8A〜8Dへ送信する。ポータブル端末8A〜8Dは、受信した検索要求に対して応答信号を出力する。応答信号は、無線アクセスポイント5を介してコントローラ2へ送信される。コントローラ2は、ポータブル端末8A〜8Dから送信された応答信号を受信すると、その応答信号に基づき検出したポータブル端末の詳細情報を取得するための要求を、無線アクセスポイント5を介してポータブル端末8A〜8Dへ送信する。ポータブル端末8A〜8Dは、受信した詳細情報取得要求に対して、自身の詳細情報を無線アクセスポイント5を介してコントローラ2へ送信する。コントローラ2は、ポータブル端末8A〜8Dから送信される詳細情報を受信する。ネットワークに複数のポータブル端末が接続されている場合には、コントローラ2は、それぞれのポータブル端末8A〜8Dの詳細情報を取得する。
【0085】
次にコントローラ2は、音声出力部202Aから、音声を出力する。具体的には、コントローラ2は、音声出力部202Aにおけるスピーカーから任意の音声を出力する(S800)。
【0086】
ポータブル端末8A〜8Dは、音声入力部206におけるマイクロホンを集音可能な状態にする。ポータブル端末8A〜8Dのそれぞれに備わる音声入力部206(マイクロホン)は、集音可能な状態になると、ポータブル端末8A〜8Dの周辺音声を取得する。ポータブル端末8A〜8Dは、音声入力部206が取得した音声から音声指紋情報を生成する(S801)。
【0087】
本実施の形態では、図9に示すように、第1のポータブル端末8A及び第2のポータブル端末8Bが、コントローラ2が配置されている会議室Aに配置されているため、第1のポータブル端末8A及び第2のポータブル端末8Bの音声入力部206がコントローラ2の音声出力部202Aから出力される音声を取得することができる。第3のポータブル端末8C及び第4のポータブル端末8Dは、会議室Bに配置されているため、コントローラ2の音声出力部202Aから出力される音声を取得することが困難である。したがって、本実施の形態では、第1のポータブル端末8A及び第2のポータブル端末8Bが、コントローラ2の音声出力部202Aから出力される音声の音声指紋情報を生成する。
【0088】
コントローラ2は、映像音声出力部202から出力した音声から生成した音声指紋情報を含むコンテンツ情報取得要求をサーバ装置4に送信する(S802)。
【0089】
サーバ装置4は、受信したコンテンツ情報取得要求に含まれる音声指紋情報と、自身のコンテンツデータベースに含まれる音声指紋情報とを比較し、コンテンツデータベースの中からコンテンツ取得要求に対応するコンテンツ情報を抽出する。次に、サーバ装置4は、コントローラ2から送信されるコンテンツ情報取得要求に対する応答として、コンテンツ情報Con3をコントローラ2に返送する(S803)。
【0090】
次にコントローラ2は、LANに接続されているポータブル端末8A〜8Dに対して、音声指紋情報取得要求を送信する(S804、S806)。
【0091】
ポータブル端末8A〜8Dは、音声指紋情報取得要求を受信した後、音声指紋情報取得要求に対する応答として、生成した音声指紋情報をコントローラ2に送信する(S805、S807)。
【0092】
コントローラ2は、ポータブル端末8A〜8Dの音声指紋情報を取得した後、取得した音声指紋情報を含むコンテンツ情報取得要求をサーバ装置4に送信する(S808、S810)。
【0093】
サーバ装置4は、受信したコンテンツ情報取得要求に含まれる音声指紋情報と、自身のコンテンツデータベースに含まれる音声指紋情報とを比較し、コンテンツデータベースの中からコンテンツ情報取得要求に対応するコンテンツ情報を抽出する。次に、サーバ装置4は、コンテンツ情報取得要求に対する応答として、コンテンツ情報Con4A及びCon4Bをコントローラ2に返送する(S809、S811)。
【0094】
次にコントローラ2は、コンテンツ情報Con3とコンテンツ情報Con4A及びCon4Bとを比較し、コンテンツ情報Con3と一致するコンテンツ情報に対応した音声指紋情報を送信してきた機器とのペアリングを実施する(S812)。本実施の形態の場合、第1のポータブル端末8A及び第2のポータブル端末8Bの音声入力部206は、同一の会議室にあるコントローラ2の音声出力部202Aから出力された音声を取得することができる。すなわち、コンテンツ情報Con3とコンテンツ情報Con4A及び4Bとは一致する。したがって、コントローラ2は、コンテンツ情報Con4Aを送信した第1のポータブル端末8A、及びコンテンツ情報Con4Bを送信した第2のポータブル端末8Bとペアリングされることとなる。
【0095】
<3.再生装置を決定するための処理フロー>
図11は、コントローラ2が、ネットワークに接続された複数のポータブル端末から、近くにあるポータブル端末とのペアリングを決定する処理フローを示す。
【0096】
コントローラ2は、ユーザにより所定のアプリケーションプログラムを起動する操作を受けると、自身に既にインストールされている所定のアプリケーションプログラムを実行するとともに、LANに接続されているポータブル端末を検索するための要求を無線アクセスポイント5へ送信する。無線アクセスポイント5は、コントローラ2からの検索要求を、ポータブル端末8A〜8Dへ送信する。ポータブル端末8A〜8Dは、受信した検索信号に対して応答信号を出力する。応答信号は、無線アクセスポイント5を介してコントローラ2へ送信される。コントローラ2は、ポータブル端末8A〜8Dから応答信号を受信すると、その応答信号に基づき検出したポータブル端末8A〜8Dの詳細情報を取得するための要求をポータブル端末8A〜8Dへ送信する。ポータブル端末8A〜8Dは、受信した詳細情報取得要求に対して、自身の詳細情報を無線アクセスポイント5を介してコントローラ2へ送信する。コントローラ2は、ポータブル端末8A〜8Dから送信される詳細情報を受信する。コントローラ2は、ネットワークに複数のポータブル端末が存在する場合には、それぞれのポータブル端末8A〜8Dの詳細情報を取得する。
【0097】
コントローラ2は、音声出力部202Aにおけるスピーカーから音声を出力する(S1001)。
【0098】
ポータブル端末8A〜8Dは、音声入力部206に含まれるマイクロホンを動作させ、周辺の音声を集音する。ポータブル端末8A〜8Dは、コントローラ2の音声出力部202Aから出力された音声から、音声指紋情報を生成する(S1002)。
【0099】
次にコントローラ2は、生成した音声指紋情報を含むコンテンツ情報取得要求をサーバ装置4に送信する(S1003)。
【0100】
サーバ装置4は、コンテンツ情報取得要求を受信すると、コンテンツ情報をコントローラ2へ送信する。コントローラ2は、サーバ装置4から送信されるコンテンツ情報を受信する(S1004)。
【0101】
次にコントローラ2は、LANに接続されているポータブル端末8A〜8Dに対して、音声指紋情報取得要求を送信する(S1005)。
【0102】
ポータブル端末8A〜8Dは、音声指紋情報取得要求を受信すると、音声指紋情報をコントローラ2へ送信する。コントローラ2は、ポータブル端末8A〜8Dから送信される音声指紋情報を受信する(S1006)。
【0103】
コントローラ2は、検出した全てのポータブル端末に対して音声指紋情報を取得する(S1007)。
【0104】
コントローラ2は、ポータブル端末の音声指紋情報を取得した後、取得した音声指紋情報を含むコンテンツ情報取得要求をサーバ装置4に送信する(S1008)。
【0105】
サーバ装置4は、コンテンツ情報取得要求を受信すると、コンテンツ情報をコントローラ2へ送信する。コントローラ2は、サーバ装置4から送信されるコンテンツ情報を受信する(S1009)。
【0106】
コントローラ2は、音声指紋情報を取得した全てのポータブル端末に対応してコンテンツ情報を取得する(S1010)。
【0107】
次にコントローラ2は、自身の映像音声出力部より出力した音声情報から生成した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報Con3と、LANに接続されているポータブル端末から取得した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報Con4A及びCon4Bとを比較する(S1011)。その比較の結果、コントローラ2は、コンテンツ情報Con3と一致するコンテンツ情報に対応した音声指紋情報を送信してきた機器とのペアリングを実施する(S1012)。これにより、コントローラ2は、近くにあるポータブル端末とのペアリングが実行される。
【0108】
コントローラ2は、取得した全てのDTVのコンテンツ情報との比較処理が終了すると、ペアリング処理を終了する(S1013)。
【0109】
上述の一連の処理により、コントローラ2により、ネットワークに接続された複数のポータブル端末の中から、コントローラ2の音声が到達する程度の距離にあるポータブル端末と自動的にペアリングすることが可能となる。したがって、ユーザは、コントローラ2を操作する位置に応じて、近くにあるポータブル端末を手動で選択する必要がなくなる。
【0110】
なお、本実施形態では、コントローラ2が、ポータブル端末の音声指紋情報を取得し、取得した音声指紋情報を利用して、サーバ装置4から音声指紋情報に対応したコンテンツ情報を取得しているが、その限りではない。
【0111】
例えば、図12に示すようにそれぞれのポータブル端末8A及び8Bが、自身の音声入力部206から入力している音声から音声指紋情報を生成し、生成した音声指紋情報を利用して、サーバ装置4に対してコンテンツ情報を問い合わせるようにしても良い(図12におけるS1104〜S1107)。この場合、コントローラ2は、それぞれのポータブル端末8A及び8Bに対して、コンテンツ情報取得要求を送信し(S1108、S1110)、応答としてコンテンツ情報を受信する(S1109、S1111)。なお、図12において、処理S1100、S1101、S1102、S1103は、図10に示す処理S800、S801、S802、S803の処理内容と同等である。
【0112】
また、図13に示すように、コントローラ2、第1のポータブル端末8A、第2のポータブル端末8Bのそれぞれから音声指紋情報を取得したサーバ装置4が、コントローラ2の音声指紋情報に対応したコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応した音声指紋情報を送信してきたポータブル端末8A及び8Bとコントローラ2とのペアリング(S1208)を実施しても良い。この場合、コントローラ2は、サーバ装置4に対して、ペアリング機器情報取得要求(S1209)を送信し、サーバ装置4からペアリング機器情報を含む応答を受信する(S1210)ことで、ペアリング機器を識別する)。なお、図13において、処理S1200、S1201、S1202、S1203は、図10に示す処理S800、S801、S802、S803の処理内容と同等である。
【0113】
なお、サーバ装置4は、コンテンツ識別サーバの一例である。第1のDTV3A、第2のDTV3Bは、機器の一例である。コントローラ2、第1のポータブル端末8A、第2のポータブル端末8B、第3のポータブル端末8C、第4のポータブル端末8Dは、ポータブル端末の一例である。音声入力部206は、音声入力部の一例である。制御部201は、音声指紋情報生成部、ペアリング機器決定部の一例である。通信部205は、通信部の一例である。通信部405は、副通信部の一例である。制御部401は、コンテンツ識別部、副ペアリング機器決定部の一例である。
【産業上の利用可能性】
【0114】
本願の開示は、家庭内にあるデジタルビデオレコーダ(DVR)等のサーバ装置にあるコンテンツを、コントローラを介して、レンダラと呼ばれる機能を有したデジタルテレビ(DTV)等の再生装置に表示させて視聴するシステムや、システムを構成する携帯可能なコントローラやポータブル端末、及びDTV等の再生装置に利用することが可能である。
【符号の説明】
【0115】
1 ペアリングシステム
2 コントローラ
3、3A、3B デジタルテレビ(DTV)
4 サーバ装置
5 無線アクセスポイント
6 無線子機
7 ネットワークケーブル
8、8A、8B、8C、8D ポータブル端末
9 インターネット
201 制御部
202 映像音声出力部
203 操作入力部
204 記録部
205 通信部
206 音声入力部
207 バッファ部
208 記憶部
301 制御部
302 映像出力部
303 放送受信部
304 操作入力部
305 通信部
306 バッファ部
307 記憶部
308 音声出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えたペアリングシステムであって、
前記ポータブル端末は、
外部から音声を入力可能な音声入力部と、
前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信し、前記受信した音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する、通信部と、
前記受信したコンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えたことを特徴とするペアリングシステム。
【請求項2】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、視聴中のコンテンツのコンテンツ情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えたペアリングシステムであって、
前記ポータブル端末は、
外部から音声を入力可能な音声入力部と、
前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する、通信部と、
前記受信した前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えることを特徴とするペアリングシステム。
【請求項3】
コンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えたペアリングシステムであって、
前記ポータブル端末は、
外部から音声を入力可能な音声入力部と、
前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信する通信部とを備え、
前記コンテンツ識別サーバは、
前記通信部が送信する音声指紋情報を受信する副通信部と、
前記副通信部が受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別部と、
前記ポータブル端末から受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立する副ペアリング機器決定部と、を備えることを特徴とするペアリングシステム。
【請求項4】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル機器とを備えたペアリングシステムであって、
前記ポータブル端末は、
外部へ音声を出力可能な音声出力部と、
前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信し、前記受信した音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する、通信部と、
前記コンテンツ情報のうち、前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えることを特徴とするペアリングシステム。
【請求項5】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声に対応するコンテンツ情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えたペアリングシステムであって、
前記ポータブル端末は、
外部へ音声を出力可能な音声出力部と、
前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する、通信部と、
前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えることを特徴とするペアリングシステム。
【請求項6】
コンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とを備えたペアリングシステムであって、
前記ポータブル端末は、
外部へ音声を出力可能な音声出力部と、
前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信する通信部を備え、
前記コンテンツ識別サーバは、
音声指紋情報を受信する副通信部と、
前記副通信部で受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別部と、
前記ポータブル端末から受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立する副ペアリング機器決定部と、を備えることを特徴とするペアリングシステム。
【請求項7】
前記ポータブル端末に備わる前記通信部は、
前記コンテンツ識別サーバとの間で通信可能な第1の通信部と、
前記複数の機器との間で通信可能な第2の通信部とを備えた、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のペアリングシステム。
【請求項8】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行するペアリング方法であって、
前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、
前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、
前記ポータブル端末が生成された前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、
前記ポータブル端末が前記コンテンツ識別サーバから送信される前記音声指紋情報に対応する第1のコンテンツ情報を受信するステップと、
前記ポータブル端末が前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信するステップと、
前記ポータブル端末が前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して、前記音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信するステップと、
前記受信したコンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立するステップとを含む、ペアリング方法。
【請求項9】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、視聴中のコンテンツのコンテンツ情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行するペアリング方法であって、
前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、
前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、
前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して、前記音声指紋情報に対応する第1のコンテンツ情報を受信するステップと、
前記ポータブル端末が前記複数の機器からそれぞれのコンテンツ情報を受信するステップと、
前記受信したコンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立するステップとを含む、ペアリング方法。
【請求項10】
コンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおいて、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行するペアリング方法であって、
前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、
前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、
前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記ポータブル端末が前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、
前記コンテンツ識別サーバが前記ポータブル端末から送信される音声指紋情報を受信するステップと、
前記コンテンツ識別サーバが受信した前記音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を出力するステップと、
前記ポータブル端末から送信される音声指紋情報に対応するコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立するステップとを含む、ペアリング方法。
【請求項11】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル機器とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行するペアリング方法であって、
前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、
前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、
前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、
前記ポータブル端末が、前記コンテンツ識別サーバから送信される前記音声指紋情報に対応する第1のコンテンツ情報を受信するステップと、
前記ポータブル端末が前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信するステップと、
前記ポータブル端末が受信した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、
前記ポータブル端末が前記コンテンツ識別サーバから送信される、前記音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信するステップと、
前記コンテンツ情報のうち、前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するステップとを含む、ペアリング方法。
【請求項12】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声に対応するコンテンツ情報を送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行するペアリング方法であって、
前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、
前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、
前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、
前記ポータブル端末が前記コンテンツ識別サーバから送信される、前記音声指紋情報に対応する第1のコンテンツ情報を受信するステップと、
前記ポータブル端末が前記複数の機器からそれぞれのコンテンツ情報を受信するステップと、
前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するステップとを含む、ペアリング方法。
【請求項13】
コンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信可能な複数の機器と、ポータブル端末とにおける、前記機器と前記ポータブル端末とのペアリングを実行するペアリング方法であって、
前記ポータブル端末が外部から音声を入力するステップと、
前記ポータブル端末が入力された音声の音声指紋情報を生成するステップと、
前記ポータブル端末が生成した前記音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信するステップと、
前記コンテンツ識別サーバが、前記ポータブル端末から送信される前記音声指紋情報を受信するステップと、
前記コンテンツ識別サーバが受信した前記音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を出力するステップと、
前記ポータブル端末から受信した音声指紋情報に対応するコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器と、前記ポータブル端末とのペアリングを確立するステップとを含む、ペアリング方法。
【請求項14】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、自身が出力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器とに接続可能なポータブル端末であって、
外部から音声を入力可能な音声入力部と、
前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信し、前記受信した音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する、通信部と、
前記受信したコンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えた、ポータブル端末。
【請求項15】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、視聴中のコンテンツのコンテンツ情報を送信可能な複数の機器とに接続可能なポータブル端末であって、
外部から音声を入力可能な音声入力部と、
前記音声入力部より入力された音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部によって生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する、通信部と、
前記受信した前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えた、ポータブル端末。
【請求項16】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声の音声指紋情報を送信可能な複数の機器とに接続可能なポータブル機器であって、
外部から音声を入力可能な音声出力部と、
前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器からそれぞれの音声指紋情報を受信し、前記受信した音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する、通信部と、
前記コンテンツ情報のうち、前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報に対応する音声指紋情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えた、ポータブル端末。
【請求項17】
音声指紋情報の入力に対してコンテンツ情報を出力するコンテンツ識別サーバと、入力可能な音声に対応するコンテンツ情報を送信可能な複数の機器とに接続可能なポータブル端末であって、
外部から音声を入力可能な音声出力部と、
前記音声出力部より出力した音声の音声指紋情報を生成する音声指紋情報生成部と、
前記音声指紋情報生成部で生成された音声指紋情報を前記コンテンツ識別サーバに送信して第1のコンテンツ情報を受信すると共に、前記複数の機器から受信したそれぞれの音声指紋情報に対応するコンテンツ情報を受信する、通信部と、
前記コンテンツ情報のうち前記第1のコンテンツ情報と一致するコンテンツ情報を送信した機器とのペアリングを確立するペアリング機器決定部と、を備えた、ポータブル端末。
【請求項18】
前記通信部は、
前記コンテンツ識別サーバとの間で通信可能な第1の通信部と、
前記複数の機器との間で通信可能な第2の通信部とを備えた、請求項14〜17のうちいずれか一項に記載のポータブル端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−199753(P2012−199753A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−62191(P2011−62191)
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】