説明

マーケティングのためのシステムおよび方法

層状画像アセンブリの製造方法、および「オプトイン」プロセスを必要としないパッシブ顧客行動追跡法を含むマーケティング方法を提供する。層状画像アセンブリは、その間に内部領域が形成された基層および最上層を含む。基層の周囲内には、内部層へのアクセスを提供するための開口部が提供される。内部層には、優待券、割引券、広告、折り畳み式バネ、画像を有するアニメーションの折り畳み式バネ等を備える。媒体は、情報を伝達するための1つ以上のシンボルを含んでもよい。層状画像アセンブリは、基板、封筒、小包、雑誌等の品目に取り付けられてもよい。品目に関連する顧客情報は、媒体からの1つ以上のシンボルからの情報に関連付けられるかまたは融合されてもよい。この情報の融合は、顧客の購買、顧客情報等の追跡に使用され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2009年6月18日に出願された、マーケティングのためのシステムおよび方法という表題の米国暫定特許出願第61/218,191号の利益を主張する。
本発明は、層状アセンブリ、より具体的には媒体を保持するための層状画像アセンブリに関し、層は、ユーザが層の1つを剥離するまで媒体を隠匿するように構成され、媒体は、シンボルに関連付けられた割引券または広告を識別するシンボルを含み、受取人を識別するためのシンボル情報と顧客情報との融合を可能とする。
【背景技術】
【0002】
先行技術の記述
【0003】
封筒および雑誌には、顧客の名前、住所、電子メールアドレス等の顧客情報が印刷され得る。封筒および雑誌は、さらに、優待券、割引券、または広告を含み得る。ユーザは、封筒および雑誌を受け取った後、店で優待券または割引券を償還することができる。名前、住所、電子メールアドレス等の顧客情報を、提供される優待券および割引券情報と融合することが有益である。この情報を融合することにより、小売店は、ある特定の優待券を償還した顧客を追跡し、この顧客情報に基づきマーケティング戦略を開発することができる。例えば、償還された以前の優待券または割引券に応じて、個人化された割引券を顧客に提供することができる。したがって、顧客が「オプトイン」プロセスにサブミットする必要のないパッシブ顧客行動追跡法が必要である。
【発明の概要】
【0004】
以下は、本発明のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、本発明の簡易的な概要を示す。本概要は、本発明の広範な概説ではない。本発明の重要または重大な要素を同定することも、本発明の範囲を線引きすることも意図しない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記述への前置きとして、本発明のいくつかの概念を簡易的な形式で示すことである。
【0005】
本発明の一態様によれば、層状画像アセンブリの製造方法が提供される。この方法は、第1の側面および第2の側面を有する基を提供するステップと、基層の第1の側面上に媒体を提供するステップであって、媒体は、第1のシンボルおよび第2のシンボルを含む、ステップと、基層の第1の側面の周縁部に最上層を固定し、それにより媒体を基層と最上層との間に封入するステップと、を含み、第1のシンボルおよび第2のシンボルのうちの少なくとも一方は、基層および最上層のうちの少なくとも一方を通して見ることができる。
【0006】
本発明の別の態様によれば、マーケティング方法が提供される。この方法は、媒体上に提供された第1のシンボルおよび第2のシンボルのうちの少なくとも一方に関連する情報を読み出し、シンボル情報をデータベース内に保存するステップと、媒体を郵送可能品に連結するステップであって、郵送可能品は、その上に提供された顧客情報を有する、ステップと、顧客情報を読み出し、顧客情報をデータベース内に保存するステップと、第1および/または第2のシンボルから読み出された情報を、顧客情報に関連付けるステップとを含む。
本発明の別の態様によれば、マーケティングシステムが提供される。このシステムは、第1の側面および第2の側面を含む基層と、基層の第1の側面上に提供された媒体であって、第1のシンボルおよび第2のシンボルを含む媒体と、基層の第1の側面の一部に固定された最上層であって、媒体は、基層の第1の側面と最上層との間に位置する、最上層と、を含む層状画像アセンブリを含み、第1および第2のシンボルのうちの一方は、媒体情報に関連付けられ、第1および第2のシンボルのうちの他方は、顧客情報に関連付けられる。
【0007】
以下の記述および付属図面は、本発明のある特定の例示的な態様を詳細に説明する。しかしながら、これらの態様は、本発明の原理を採用し得る少数の様々な方法を示し、本発明は、全てのそのような態様およびそれらの同等物を含むよう意図される。本発明の他の目的、利点、および新規の特徴は、図面とともに考慮される時、以下の本発明の詳細記述から明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
添付図面に関連する以下の記述を読解する時に、本発明が関する本発明の前述および他の特徴ならびに利点は、当業者にとって明らかとなる。
【0009】
【図1】図1は、本発明の一態様による、層状画像アセンブリが支持表面上に載置された最上層を含む層状画像アセンブリを示す。
【0010】
【図2】(a)は、本発明の一態様による、図1の最上層の一例の正面図を示す、(b)は、本発明の一態様による、図1の最上層の下に位置する例示的基層を含む、図1の層状画像アセンブリの後面図を示す、(c)は、本発明の一態様による、(b)の基層内に装填される媒体の一例の後面図を示す。
【0011】
【図3】図3は、本発明の一態様による、ライナー層の一例と図1の最上層の下に位置する基層とを含む図1の層状画像アセンブリの後面図を示す。
【0012】
【図4】(a)は、本発明の一態様による、少なくとも部分的に透明な第2の例示的最上層の正面図を示す、(b)は、本発明の一態様による、少なくとも部分的に透明な第2の例示的基層の正面図を示す。
【0013】
【図5】図5は、本発明の一態様による図1の層状画像アセンブリの側面図を示す。
【0014】
【図6】図6は、本発明の一態様による図5の断面図を示す。
【0015】
【図7】図7は、本発明の一態様による図1の最上層を製造するための正面図を示す。
【0016】
【図8】図8は、本発明の一態様による図1の層状画像アセンブリの正面図および後面図を示す。
【0017】
【図9】図9は、本発明の一態様による、その上に複数の層状画像アセンブリアセンブリを有する例示的キャリアシートアセンブリの正面図を示す。
【0018】
【図10】図10は、本発明の一態様による、図9のキャリアシートアセンブリの後面図の一例を示す。
【0019】
【図11】図11は、本発明の一態様による、郵便料金領域を含む層状画像アセンブリの第2の例を示す。
【0020】
【図12】図12は、本発明の一態様による、予印刷された料金別納郵便証、透明窓、および個人化された領域を含む層状画像アセンブリの第3の例を示す。
【0021】
【図13】図13は、本発明の一態様による、実質的に透明な最上層を含む層状画像アセンブリの第4の例を示す。
【0022】
【図14】図14は、本発明の一態様による、図1の層状画像アセンブリの例示的アセンブリを示す。
【0023】
【図15】図15は、層状画像アセンブリの第5の例を示す。
【0024】
【図16】図16は、最上層が部分的に除去された図15を示す。
【0025】
【図17】図17は、最上層が部分的に除去され、媒体が部分的に除去された図16を示す。
【0026】
【図18】図18は、図15の基層の正面図を示す。
【0027】
【図19】図19は、図15の基層の後面図を示す。
【0028】
【図20】図20は、図15に示される層状画像アセンブリの第5の例の後面図を示す。
【0029】
【図21】図21は、層状画像アセンブリ内に配置される例示的媒体の例を示す。(a)は、層状画像アセンブリ内に配置される第2の例示的媒体を示す、(b)は、層状画像アセンブリ内に配置される第3の例示的媒体を示す。
【0030】
【図22】(a)は、層状画像アセンブリを使用する方法論の例示的フローチャートを示す、(b)は、層状画像アセンブリを使用する方法論の例示的フローチャートを示す、(c)は、層状画像アセンブリを使用する方法論の例示的フローチャートを示す。
【0031】
【図23】図23は、層状画像アセンブリ上のシンボルが光学デバイスにより検出される様子を示す概略図である。
【0032】
【図24】図24は、層状画像アセンブリを製造するための例示的概略図を示す。
【0033】
【図25】図25は、図24に示されるような層状画像アセンブリを提供するための例示的概略図を示し、さらに、層状画像アセンブリ上のシンボルの検出および顧客情報の検出を示す。
【0034】
【図26】図26は、層状画像アセンブリの例示的製造プロセスを示す。
【0035】
【図27】図27は、図26のプロセスのさらなる態様を示す。
【0036】
【図28】図28は、層状画像アセンブリに挿入され、さらに第1および第2のシンボルを含む媒体の片側を示す。
【0037】
【図29】図29は、層状画像アセンブリに挿入され、さらに第1および第2のシンボルを含む図28の媒体の逆側を示す。
【0038】
【図30】図30は、マスターシンボルを有する単一の品目上に複数の層状画像アセンブリを貼り付けるための例示的プロセスを示す。
【0039】
【図31】図31は、図30の例示的プロセスの第2の段階を示す。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明は、2つ以上の層を有するアセンブリに関し、層のうちの少なくとも1つは、その上に画像を含み、画像は、テキスト、写真、図面、または任意の他の公的な画像およびそれらの任意の組合せを含み得る。ここで、図面を参照しながら本発明を説明するが、同様の参照番号は、全体を通した類似の要素を指すために使用される。様々な図面は、各図の間、または所与の図内で縮尺通りに描かれているわけではなく、特に、構成要素のサイズは、図面の解読を容易化するために適宜描かれていることを理解されたい。以下の記述において、説明のために、具体的な数の詳細は、本発明の完全な理解を提供するために記載されている。しかしながら、本発明はこれらの具体的な詳細がなくても実践され得ることは明らかである。
【0041】
まず図1を参照すると、層状画像アセンブリ10が示されている。層状画像アセンブリ10は、媒体が装填されるように構成される。媒体は、米国特許第7,722431号として発行された米国特許出願第2005−0001113号に記載されるような、写真、絵画、図面、z折品目、情報媒体、例えばテキスト、冊子、優待券、広告等、物体、例えば揺動物体等、および/または層状画像アセンブリ10内に装填可能な任意の他の好適な挿入物であってもよい。媒体は、最上層が剥離されるまで、受取人から隠匿または隠蔽されてもよい。媒体はまた、さらに、米国特許出願第2007−0089334号に記載のようなバネアセンブリ上に載置され得る。層状画像アセンブリ10は、封筒、小包、郵送封筒、カード、雑誌、書籍、食品包装、衣類を含む織物、および任意の他の好適な材料または構造等の品目20の表面に固定され得る。層状画像アセンブリ10は、ライナー層12、基層アセンブリ30、および最上層40を含む。図1には最上層40のみが示されている。最上層40は、ミシン目または任意の他の剥離加工50を含んでもよく、最上層40の少なくとも1つの角部は、最上層剥離タブ60を有してもよい。ミシン目50は、図示された形状を含むがそれらに限定されない、様々な形状およびサイズを有し得る。あるいは、層状画像アセンブリ10は、剥離ラベルまたはライナー層12を含まない。したがって、層状画像アセンブリ10は、任意の他の品目20に固定されることなく、他の小包内に自由に移動、移送、または挿入され得る。
【0042】
さらに、図2(a)でより明瞭に示されるように、ミシン目50は、閉鎖したループ構成であってもよい。例えば、図2(a)に示される四角形状において、ミシン目は、水平および垂直線形式ミシン目の両方を含む。ミシン目の各々の個々の切り込みは、第1の辺および第2の辺を有する鈍角を備え、第1の辺は、第2の辺より長い。ミシン目切り込みの第1の辺が、分離されることが所望される端部に沿って直線状に配置されるよう、ミシン目を配置することができる。図2(a)に示されるように、水平なミシン目切り込みを、右に角度が開くように配置することができ、垂直なミシン目切り込みを、左に角度が開くように配置することができる。しかしながら、任意の他の好適なミシン目および構成を使用することができることを理解されたい。
【0043】
示される例において、ミシン目50は、最上層40の内部内において長方形である。最上層40は、ミシン目50の外側に設置される縁部70およびミシン目50の内部に位置付けられる内部80を備える。層状画像アセンブリ10内に装填される媒体を露出させるために、ユーザが最上層剥離タブ60を摘み上げることにより最上層40の一部を剥離することができる。ミシン目の製造中または別々のダイカット工程等の別々の製造ステップ中に、タブ部または層上相薄利タブ60を作製することができる。タブ部を作製するために任意の好適な工程を採用することができることを理解されたい。最上層剥離タブ60が丸みを帯びた角部を有する、最上層40の例が図2(a)に示される。交互に、または追加的に、内部80の少なくとも1つの角部は、容易に上げられるタブを含んでもよく、あるいはさもなければ、縁部70からの内部80の容易な除去を促進するよう適切に構成することができる。別の代替として、ユーザが全体の最上層40を除去することができるようにアセンブリ10を構成することができる。
【0044】
最上層40は、紙、プラスチック等の適切な物質で構成される。あるいは、所望の場合、縁部70を内部80と異なる物質から構成することができる。適切な材料を縁部70および内部80に使用できることが理解される。両方の材料は、その状況で使用される場合、好ましくは、標準の配送に十分に耐え抜く耐久性がある。保護層40の縁部70を、全ての側面で基層アセンブリ30に恒久的に貼り付けることができる。次に、基層アセンブリ30と保護層40との間に挿入される1つ以上の層を露出するために内部80を除去することができる。さらに、図示されないが、所望により最上層40をラミネートすることができる。以下でより詳細に説明されるように、最上層40は、ユーザと、媒体が装填されるように構成される内部領域36に面する第2の側面とを含む。薄板は、最上層40の第1および第2の側面のうちの一方または両方に提供することができる。最上層40は、ミシン目を含み、薄板層もまた、対応するミシン目を含み得る。同様に、ユーザが(例えば、穿孔ではない)全体の層を剥離するように最上層40が構成される場合、薄板層は、(例えば、穿孔ではない)全体の最上層と離れるよう構成される。層状画像アセンブリの任意の他の層もまた薄板化することができ、かつ本発明の範囲内に収まるように企図されることが理解される。
【0045】
図2(b)は、最上層40の下に位置する基層30の後面図を示す。基層30は、この例において、層状画像アセンブリ10内に装填される内容または媒体の部分を露出させるように構成される開口320を含む。図2(c)は、図2(b)の基層内に装填される媒体310の一例の後面図を示す。この例は、媒体が第1のシンボル330および第2のシンボル340を含むことを示している。様々な寸法、形状、および配向を有する多種多様なシンボルを、媒体310上に設置することができることが理解される。
【0046】
図3は、層状画像アセンブリ10の後面図を示す。より具体的には、ライナー層12および基層アセンブリ30が示されている。基層アセンブリ30は、図1に示される最上層40と、この例では封筒である品目20との間に位置する。ライナー層12は、基層アセンブリ30上の接着剤層を保護するための保護層であってもよい。ライナー層12は、接着剤層または粘着性表面を露出させるために、基層30から剥離することができる。ライナー層12が除去された後、層状画像アセンブリ10を基板表面に密着させるか、あるいは取り付けることができる。層状画像アセンブリ10の寸法は、大きく変動し得る。一例において、寸法は、2.5”×3”の範囲内であってもよいが、他の寸法も企図される。例えば層状画像アセンブリ、挿入される媒体、および本明細書において示され説明される様々な層の任意の好適なサイズおよび形状を、本発明により実現することができ、したがって、本発明の葉には、任意の特定のサイズおよび形状に限定されない。ライナー層12は、粘着性表面を露出させて、層状画像アセンブリ10を基板表面20に密着させるために、基層30から剥離することができる。ライナー層12は、この例において、層状画像アセンブリ10の角部に沿って、基層30から剥離される。他の例において、例えばライナー層12に沿って異なる切り込みを提供することにより、ライナー層12の他の場所を除去することができる。例えば、図3はまた、ライナー層12が基層アセンブリ30から剥離され得るようにするキスカット(図示せず)を含み得る。キスカットは、様々な配向、寸法および形状を有し得る。図3はまた、層状画像アセンブリ10内に位置する媒体310の一部を露出させる例示的開口320を示す。媒体310は、この例において、説明されるような第1のシンボル330を含む。
【0047】
図4(a)は、第2の例示的な最上層40の正面図を示す。この例において、最上層40は、少なくとも部分的に透明である。次に、第3のシンボル342を、層状画像アセンブリ10内に位置する媒体310の最上部に印刷することができる。この例において、第3のシンボル342は、第1のシンボル330の代わりに、またはそれに加えて提供することができる。第3のシンボル342が第1のシンボル330の代わりに提供される例においては、開口320が提供される必要はない。第3のシンボル342は、媒体310、例えば顧客に提供される優待券を識別することができる。最上層40の透明性により、第3のシンボル342を光学デバイスにより検出することができる。したがって、第3のシンボル342は、層状画像アセンブリ10の最上部から走査され得る識別シンボルを提供する。他の例において、最上層40は、第3のシンボル342の場所に対応する様々なサイズおよび形状の透明窓を有することができる。
【0048】
図4(b)は、少なくとも部分的に透明である第2の例示的基層30の後面図を示す。第1のシンボル330は、層状画像アセンブリ10内に位置する媒体310上に提供される。第1のシンボル330、例えば図示されるようなバーコードは、基層30の透明部分を通して光学デバイスに対して可視である。基層30は、第1のシンボル330の場所に対応する様々なサイズおよび形状の透明窓を有することができる。基層30の透明性により、開口320がなくとも第1のシンボル330にアクセス可能で見ることができるため、この例においては開口320は必要ではなくなる。
【0049】
層状画像アセンブリ10の側面図が図5に示されるが、ライナー層12および基層アセンブリ30と最上層40との間の例示的配向が示されている。内部領域36は、上述のように、媒体が装填されるように構成され、基層アセンブリ30と最上層40との間に挿入される任意の好適な品目を保持することができる。一例において、媒体、例えば優待券のセットは、基層アセンブリ30と最上層40との間の内部領域36内に挿入され得る。内部領域36は、基層アセンブリ30と最上層40との間の領域の実質的に部分に沿って延在し得る。
【0050】
図5は、層状画像アセンブリ10および内部領域36の側面図を示す。図6は、内部領域36に媒体が装填された層状画像アセンブリ10の断面図を示す。
【0051】
図7は、最上層40およびこの例において左下角部に形成された最上層剥離タブ60の図を示す。最上層剥離タブ60は、最上層40の任意の好適な領域に提供され得ることを理解されたい。例はまた、接着線、最上層、ミシン目50および媒体、または、この例においては、接着線および形成される接着剤パターンの内側に配置されるz折を含む。
【0052】
図8は、最上層40の正面図、ならびにライナー層12および基層アセンブリ30の後面図を示す。後面図において、内部領域36に浮遊している例示的画像110が示されている。図8に示されるように、保護ライナー層12は、ライナー層12が基層アセンブリ30から剥離されるようにするキスカット38を含み得る。キスカット38は、直線垂直スリットとして示されているが、キスカットは、所望により、任意の他の好適な形状および/または配向を有することができる。キスカット38は、切り込みまたは使用可能な他の加工の一例であり、ライナー層12は、ライナー層12の除去を促進する目的で、他の形式の他の切り込みを含むことができ、またキスカットを含むことに限定されない。キスカット38は、説明されるように、形成される開口320に起因して、2つの異なる部分に沿ってのみ存在する。ライナー層12は、ユーザが保護ライナー層を容易に剥離して基層30の粘着性表面を露出させることができる他の構造を含み得る。
【0053】
ユーザが層状画像アセンブリ10を受け取った後、ユーザは、保護ライナー層12を基層アセンブリ30から剥離して、接着剤層を露出させることができる。次に、ユーザは、装填された媒体を含む層状画像アセンブリ10全体を、好適な品目に接着することができる。図1の例において、層状画像アセンブリ10は封筒に接着されるが、上で説明されたようにこれに限定されない。基層アセンブリ30は、裏地を含み、裏地は、内部領域36に直接隣接する第1の側面を有する。裏地は、その上に接着剤層を備える第2の側面を有する。裏地の一例は図14に関連して示される。基層30の裏地全体が封筒等の品目に接着され、内部領域36は効果的に閉鎖される。媒体は、内部領域36からの脱落および環境の両方から保護される。したがって、媒体は、本明細書において説明されるように、層状画像アセンブリ10の最上層40を除去することによってのみアクセス可能である。
【0054】
図9は、12個の層状画像アセンブリアセンブリ10のキャリアシートアセンブリ210を示す。キャリアシートアセンブリ210は、複数の層状画像アセンブリアセンブリ10の製造中に使用することができる。キャリアシートアセンブリ210は、層状画像アセンブリアセンブリを担持するために、および/または層状画像アセンブリアセンブリを別の構造に移送するために使用され得る。一例において、キャリアシートアセンブリ210は、ライナー層12または複数のライナー層12で構成され得る。基層30および最上層40は、キャリアシートアセンブリ210のライナー層12の上面に取り付けることができる。他の構成および他の量の層状画像アセンブリアセンブリ10を、単一のシート上に設置することができる。図10は、1つのキャリアシートアセンブリ210上の12個の層状画像アセンブリアセンブリ10の裏面を示す。この図において、キスカット38および開口320を見ることができる。したがって、ユーザが層状画像アセンブリアセンブリ10のうちの1つをキャリアシートアセンブリ210から除去し、図9の個々の層状画像アセンブリ10を基材20上に面を下にして取り付け、図2(a)における内部領域80により形成された生面窓を剥離する際、媒体または広告がユーザに対し露出される。
【0055】
図示されないが、媒体および/または基層アセンブリ30が、基材または層状画像アセンブリ10が載置される他の表面に対して時計回りおよび反時計回り運動で揺動することができるように、媒体および/または基層アセンブリ30をバネアセンブリ上に載置することができる。したがって、一例において、媒体を層状画像アセンブリ10の媒体内部領域36内に装填することができる。媒体は、バネアセンブリ上に載置されてもよく、または、内部領域36は、内部領域36と基層30との間にバネアセンブリを有してもよい。層状画像アセンブリ10を封筒等の基材20に取り付けるために、ライナー層12を解放することができる。基材20の受取人は、バネアセンブリ上に載置され、かつ揺動し得る媒体を露出させるために、層状画像アセンブリ10の前面から内部80を剥離することができる。バネアセンブリの両側面は、その上で恒久的であるか、除去可能であるか、あるいは再位置付け可能である接着剤層のうちの1つを含むことができる。基層アセンブリ30は、基材20に恒久的または除去可能に連結されてもよい。任意の数および形式の層(平面層、揺動層等)を最上層40の下に提供することができることをさらに理解されたい。バネアセンブリは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、同時継続米国特許出願第11/551,945号に開示されるバネアセンブリに実質的に類似し得る。しかしながら、任意の他の好適なバネアセンブリを採用することもでき、本発明の範囲内に収まるように企図することが理解される。あるいは、またはさらに、基層アセンブリ30は、磁石、吸着カップ、ホックおよびループファスナー、スナップ留め、リベット、ボタン、あるいは任意の他の好適な構造および/または方法の1つ以上に連結されてもよい。
【0056】
小包または封筒の受取人は、例えば、受取人の冷蔵庫に設置することができる内部領域36内の揺動アセンブリを露出させるために、層状画像アセンブリ10の最上層40の内部80を除去することができる。揺動アセンブリの代わりに、あるいはそれに加えて、磁石、優待券、冊子、名刺、写真等の任意の他の好適な品目(複数を含む)を、内部領域36内の内部80の下方に提供することができる。最上層40は、下部の層(複数を含む)を配送中の損傷から守るための材料で構成され得る。
【0057】
消費者が最上層を個人化することができるように、層状画像アセンブリの発明を、未完成の形態で消費者に提供することもできる。例えば、消費者は、図9に関連して示されるもの等の、シート形態の複数の組み立てられた層状画像アセンブリアセンブリを受け取ることができる。しかしながら、図9とは異なり、最上層シートは実質的または完全にブランクであるが、最上層ミシン目およびミシン目の除去に関する支持を含み得る。
【0058】
層状画像アセンブリの発明はまた、図11に示されるように、ユーザに郵便切手を貼り付けることを案内する郵便料金領域90を含み得る。この郵便料金領域90は、図8の正面図に沿っていずれの箇所に位置してもよい。一例において、四角形または他の形状の部分が完全に白色であってもよく、「ここに切手をお貼り下さい」と書かれたテキストを含んでもよい。郵便料金領域90は、ユーザに層状画像アセンブリ10自体に郵便切手を貼り付けることを案内する。本発明の範囲は、郵便料金領域90のいかなる特定のサイズまたは形状にも限定されない。
【0059】
セキュリティ料金別納郵便証(図示せず)、商標料金別納郵便証等の他の料金別納郵便証または予印刷された料金別納郵便証92、除去指示、ならびに/または任意の他の機能的および/もしくは装飾的画像を、図8の正面図に示される最上層40、基層30、またはライナー層、あるいは提供される任意の他の層に提供することができる。図12において、透明窓94、予印刷された料金別納郵便証92、および個人化された領域96を有する例示的層状画像アセンブリ10が示される。透明窓94は、層状画像アセンブリ10の内部領域36内に位置する媒体に対応するサイズであってもよく、または、窓は媒体の一部のみを露出させるように構成されてもよい。この例において、個人化された領域96は、「こんにちは、おばあちゃん」というテキストを含む。他の例において、予印刷された料金別納郵便証領域92、個人化された領域96、および透明窓94の他の形状および大きさを提供することができる。例えば、図13において、予印刷された料金別納郵便証92または個人化された96を有さない透明窓94を有する例が示される。例のいずれにおいても、任意の様々なテキストまたは画像を、層状画像アセンブリ10の一部のいずれかに提供することができる。最上層40は、立体印刷、半立体印刷、または透明なカバーである部分を含み得る。例えば、予印刷された料金別納郵便証92または個人化された領域96を、無色、半立体領域、または透明部の上面に提供することができる。個人化された領域96は、複数の層状画像アセンブリ10を購入する会社により変更されてもよい。
【0060】
所望の場合、画像またはテキストの印刷は、ライナー層12の下、基層アセンブリ30の上側、および最上層40上に提供されてもよい。ライナー層12、基層アセンブリ30、および最上層40の配向の例は、図14に示される。ライナー層12の下側とは、図8の後面図を指し、ライナー層12の下側はまた、図14に示される。例えば、ライナー層12の下側は、ライナー層12の除去方法に関する指示を有するテキストを含むことができる。基層アセンブリ30の上側は、剥離タブ60が除去されると図8の正面図から見ることができる基層アセンブリ30の部分を指す。基層アセンブリ30の上部もまた、図14に示されている。例えば、基層30は、会社の名称およびロゴを有するテキストを含んでもよい。最上層40上の画像は、図8の正面図または図14に示される最上層40の図のカバーグラフィックまたはテーマを指してもよい。画像およびテキストは、最上層40上に含まれてもよい。例えば、ユーザに「剥がして写真を見てお楽しみ下さい」と伝えるテキストが含まれてもよい。テキストおよび画像は、内部80内および/または縁部70に沿って提供されてもよい。また、内部領域36内の写真または他の媒体の全画像が、最上層40を通して見られるか、部分的に見られるか、あるいは見られないかのいずれかとなるように、最上層40は、透明、半透明、またはさらには不透明であってもよいことを理解されたい。ライナー層12および基層30、または任意の他の層もまた、透明、半透明、またはさらには不透明であってもよく、写真または他のテキストを有してもよい。最上層等の層のいずれかは、印刷、テキスト、画像、および透明窓94または半透明部の様々な組み合わせを含むことができる。
【0061】
本明細書においては完全には示されていないが、除去可能な層のいずれかまたは全てが、層の容易な除去のためにタブ部を含み得る。タブ部は、そのような除去を促進するための任意の好適なサイズおよび構造であってもよい。また、本明細書において、最上層は最上層と呼ばれているが、任意の他の好適な層(複数を含む)が最上層の上面に位置してもよい。換言すると、最上層は、必ずしも画像アセンブリの最も上の層を意味するとは限らない。
【0062】
図15は、最上層40上に例示的画像が印刷された層状画像アセンブリ10の一例を示す。この例はまた、図1に示される例と同じ様式で、ミシン目50、剥離タブ60、縁部70、内部80を含む。図16は、最上層40の剥離タブ60がユーザにより部分的に除去された、図15の例を示す。最上層40を部分的に除去することにより、媒体310が露出する。媒体310は、一連の優待券、複数の画像、または様々な広告を含み得る。媒体310は、互いに接続され、本として折り畳まれた一連の画像を含んでもよく、または、互いに接続されていない一連の個々の画像または広告を含んでもよい。基層30はまた、剥離タブ60を部分的に剥離することにより露出させることができる。
【0063】
図17は、基層30のより広い部分を示すように媒体310がユーザにより摘まれた図16の例を示す。.この例に含まれる基層30は、図18〜19に示される。図18は、説明されるように、開口320をさらに含む基層30の正面図である。図19は、基層30の後面図である。
【0064】
図20は、既に媒体310を保持している層状画像アセンブリ10全体の後面図を示す。媒体310には、背面側に、開口320を通して露出している少なくとも第1のシンボル330が印刷されている。媒体310はまた、背面側に、開口320を通して見えても見えなくてもよい第2のシンボル340をさらに含み得る。示された例において、第2のシンボル340は開口320を通して見ることができない。したがって、第1のシンボル330は、最上層40と基層30との間に位置する。開口320は、カメラまたは他のスキャナデバイス等のシンボルを識別することができるデバイスに対し、第1のシンボル330を露出させるように構成される。図23は、各層状画像アセンブリ10における切り抜きまたは開口から走査ビーム402を用いて第1のシンボルを読み出す、例示的光学デバイス400である走査カメラを示す。次に、層状画像アセンブリ10は、好適な品目、例えば封筒、一枚の紙、製品、または物体に接着され得る。層状画像アセンブリ10は、ライナー層12を剥離して粘着性表面を露出させることにより、接着される。層状画像アセンブリ10が接着された後、第1のシンボル330および任意の他のシンボルは、任意の受取人による視界から隠匿される。したがって、層状画像アセンブリ10のエンドユーザまたは受取人は、第1のシンボルを見ることができず、様々な他の画像または他の広告用の追加的空間が最上層40に提供される。したがって、開口320は、第1のシンボル330を露出させるだけでなく、所望により、画像、広告、または他の情報用に最上層40全体を確保するように構成される。他の例において、第2のシンボル340もまた、開口320を通して露出してもよい。
【0065】
層状画像アセンブリ10を作製および使用するための例示的方法は、図21、21(a)、21(b)、および22(a)〜22(c)に示される。例示的方法の記号は、図21に示される個々の優待券および媒体310を指し、図21(a)、図21(b)に示される小冊子内の記号は、背面側が第1のシンボル330および第2のシンボル340を有する単一のパネルを備える小冊子/媒体310を示し、または代替的に、第1のシンボル330を備え、一方で正面側は割引券、広告等を含む。図22(a)〜22(c)は、まず優待券等の記号が印刷される方法における例示的ステップを示す。第1のステップ501において、小冊子内の記号は、デジタル印刷を含む多くの手法で印刷され得る。デジタル印刷により、図柄およびシンボルの両方が1回のプロセスで印刷され得る。代替例において、第1のシンボル330および第2のシンボル340のいずれかまたは両方を含む小冊子内の記号は、デジタル印刷が必要でなくなるように、インクジェットプリンタで生成され得る。次いで、第2のステップ502において、記号は、折り畳みステップの前にシート当たり2つ以上に切断される。図22(a)の第3のステップ503に示されるように、記号または優待券のスタックが、次に折り畳み機/スリッターに供給される。次に、第4のステップ504に示されるように、記号は転写され、第1のシンボル330および第2のシンボル340が印刷され得る。この例において、第1のシンボル330は2Dバーコードであり、第2のシンボル340は、特定の製品を示し得るUPCバーコードである。他の例において、第1のシンボル330または第2のシンボル340は、シンボル、画像データ、または任意の機械可読マークであってもよい。さらなる例において、第1のシンボル330は、RFIDタグ、プリント回路アンテナ、パッシブアンテナアレイ、または不可視インクで置き換えられてもよい。同様に、第2のシンボル340は、UPCバーコードである必要はなく、代わりに、GS1 Databar、または任意の類似のバーコード型システムであってもよい。さらに、これらの代替物のいくつかは、開口320を形成する必要なく提供され得る。これらの代替物のいくつかは、それでもまだ層状画像アセンブリ10内に隠匿され得る。第1のシンボル330および第2のシンボル340に加え、追加のシンボルが提供されてもよい。ステップ2〜4の502〜504は、デジタル印刷により達成されてもよく、および/または記号は、デジタルシート上に印刷されてもよいことに留意されたい。
【0066】
次に、記号は、第5のステップ505において、折り畳まれて図16、17および図20に示される媒体310等の小冊子を形成してもよい。ステップ6の506に示されるように、図18〜20に示される開口320等の窓が、次に基層30上に形成される。図22(b)のステップ7の507に示されるように、次に媒体310等の小冊子が、層状画像アセンブリ(複数を含む)10内に挿入される。開口320は、層状画像アセンブリ10の下側から第1のシンボル330を露出させる。ステップ8の508において、小冊子がラベル貼付器で貼り付けられると、カメラまたは他の光学デバイスは、層状画像アセンブリの下側から第1のシンボル330を読み出す。第1のシンボル330は、小冊子に対して一意となり、したがって小冊子を識別することができる。さらなる例において、第1のシンボル330が、提案される特定のプロモーション、ターゲットとするマーケティンググループ、製造者等を識別するように、第1のシンボル330は、媒体310内の各優待券または広告ごとに異なってもよい。層状画像アセンブリは、様々なプロモーション、例えばUpside郵送物、郵送明細書、郵送優待券、郵送給与等とともに使用することができる。さらなる例において、層状画像アセンブリ10は、定期購読雑誌または新聞とともに、層状画像アセンブリ10がそれらの製品のいずれかに接着されるように使用することができる。さらなる例において、層状画像アセンブリは、顧客情報95が媒体310内に優待券を含めた広告主により利用され得るように、FedEx、Dell、Amazon、UPS、インフォマーシャル製品等からの様々な小包上に配置されてもよい。
【0067】
封筒の住所が貼り付けられたら、ステップ9の509において、封筒の住所または特定の個別の小冊子を受け取る顧客に関する他の情報は、データベース内で第1のシンボル330と照合される。封筒の住所等の顧客情報95は、光学デバイスを介して捕捉され得るか、または、顧客情報95は、封筒の住所を印刷しているコンピュータのデータベースにより捕捉され得る。図22(b)のステップ10の510に示されるように、ここで、データベースは、顧客情報95を、その顧客に提供された特定の小冊子と融合することができる。ステップ11および12の511、512に示されるように、次に、小冊子および媒体310の各片は、償還後に追跡されて、データベースから、小包に提供および/または貼り付けられた封筒の住所または任意の他の顧客データが識別され得る。したがって、データベースが特定の封筒の住所または他の顧客情報95を適用するまで、第1のシンボル330が任意の特定の顧客に対応しないため、第1のシンボル330を貼り付けることができ、次に顧客または最終的顧客を識別するために使用することができる。2Dシンボルであってもよい第1のシンボル330は、第1のシンボル330および層状画像アセンブリ10が品目20に貼り付けられるまで、郵送先住所、顧客情報95またはデータベースに関連付けられていないため、小冊子を規則的に維持する必要はない。これにより、この時点まで連続的付番は無関係であるため、間違いが排除され、コストが削減される。さらに、シンボル330、340は、いかなる機密および内密の情報も含まなくてもよく、したがっていかなるセキュリティまたはプライバシー上の懸念も排除される。
【0068】
一例において、層状画像アセンブリ(複数を含む)10のバッチが、データベースが第1のシンボル330を任意の顧客情報95に関連付けることなく生成または大量生成され得る。会社は、層状画像アセンブリ(複数を含む)10のバッチを、数週間後等の後の時点で購入することができ、次に顧客情報95をシンボル330のそれぞれと照合することができる。あるいは、会社は、後の時点で、走査操作ありまたはなしでシンボル330と照合され得る顧客情報95のデータセットを提供することができる。この例において、顧客情報95は、シンボル330および層状画像アセンブリ(複数を含む)10が品目20に貼り付けられる時点で顧客情報95を保存するデータベースにより、シンボル330と照合されてもよい。この例において、層状画像アセンブリ(複数を含む)10が品目20に貼り付けられている時と同じ時点で品目20に貼り付けられる顧客情報95を知るだけでよい。したがって、層状画像アセンブリ(複数を含む)10を使用し、後の時点で変更を生じさせる方法は、選択される媒体に関して、および変更が所望される、または印刷時には知られていない顧客情報95に関して、追加的な柔軟性を提供する。第1のシンボルが走査された後、第1のシンボル330は、封筒の住所等の顧客情報95、および追加的な顧客情報95の少なくとも1つの断片と照合または結合される。
【0069】
例示的製造方法は、図24に示される。この例示的方法において、複数の基層30が第1のスプールから巻き出される。この例において小冊子と呼ばれる複数の媒体310は、基層30の上面上に配置される。複数の最上層40は、第2のスプールから巻き出される。最上層40は、媒体310が基層30上に配置された後に貼り付けられる。最上層40は、次に、媒体310を正面から露出させるためにはユーザが剥離タブ60を摘む必要があるように、媒体310を有する基層30に固定される。
【0070】
図25は、図24の製造プロセスを使用する例示的概略図を示し、さらに、層状画像アセンブリ10上のシンボル330の検出および顧客情報95の検出を示す。顧客情報95は、住所、電子メールアドレス、送付先住所、または、封筒、小包、郵送封筒、カード、雑誌、書籍、食品包装、衣類を含む織物、および任意の他の好適な材料または構造等の品目20上に印刷されている他の顧客情報95に対応し得る。この例における顧客情報95は、郵送先住所に対応する。顧客情報95データは、OCRテキスト認識を有するスキャナ等の光学デバイス401により検出される。なお、アセンブリの異なる場所で、光学デバイス400は、2Dコード等の第1のシンボル330を読み出す。検出される顧客情報95および第1のシンボル330は、検出情報が中央の場所に送られる際に、1つのデータベースに融合される。例えば、融合されたデータベースは、検出される既知の住所を、媒体310において発見される特定の会社からの既知の割引券と照合する。顧客情報95および第1のシンボル330を印刷するために使用されるデータベースを組み合わせる等、2つの異なるデータセットを組み合わせるために、他の例示的方法を使用することができる。複数パネルの小冊子の1つの層上のシンボルを読み出すことにより、構築中に作製されるデータベースにより、その小冊子内の全ての層上のシンボルの全てが知られる。
【0071】
第1のシンボル330は、層状画像アセンブリ10内に含まれる全ての優待券等、媒体310内に含まれる材料の全てを識別する情報を含み得る。次に、第1のシンボル330はまた、郵送先住所等の個々の消費者情報と照合される。したがって、層状画像アセンブリ10内に含まれる広告を提供する会社は、同じく小冊子に含まれているUPCコード等の第2のシンボル340を走査するか、または、図22(b)のステップ12の512に示されるように、広告が償還された後に第1のシンボル330を走査することができる。各広告または媒体の断片は、一例において、同じ第1のシンボル330を含んでもよい。広告を走査することにより、会社には、顧客を関連データベースから識別するための様々なデータ、例えば顧客の名前、顧客の送付先住所、顧客の電子メールアドレス、顧客の連絡先情報、顧客の履歴情報、および顧客が広告を受け取った日付とそれが償還された日付との間の比較等が提供され得る。あるいは、ステップ13および14の513、514に示されるように、情報センターは、上記情報の全てをコンパイルして会社に報告を提供することができる。そのような報告は、顧客情報95のいずれかに基づく情報によるマーケティング決定に有用である。ステップ15の515において述べられているように、会社、小売店、またはサプライチェーンにおける他の事業体には、購入および償還された優待券に対応するデータが提供され得る。第1のシンボル330により提供される情報は、広告または優待券が償還された消費者によるいかなる追加的アクションもなしに提供される。消費者は、いかなる情報も入力する必要はなく、または、優待券を使用したことを誰に対しても識別する必要はない。
【0072】
また、層状画像アセンブリの追加の実施例が図26〜29に示される。図26は、層状画像アセンブリの例示的製造プロセスを示す。この例は、第1のシンボル330を媒体310上に印刷するように構成されたインクジェットスプレー311を含む。図27は、図26のプロセスのさらなる態様を示す。この例は、第1のシンボル330情報を検出された顧客情報95と照合するために2つの光学デバイス400、401が使用される様子を示す。図28は、層状画像アセンブリに挿入され、さらに第1および第2のシンボルを含む媒体310の片側を示す。この例において、最も左側の画像は、例示的製造プロセス中に光学デバイスにより検出される第1のシンボル330に対応し得る。図29は、層状画像アセンブリに挿入され、さらに第1および第2のシンボル330、340を含む媒体310の図28の反対側を示す。この例は、媒体310の一部である各々の個々の優待券が第1のシンボル330を含み、さらに第2のシンボル340を含む様子を示している。
【0073】
図30は、マスターシンボルを有する単一の品目上に複数の層状画像アセンブリを貼り付けるための例示的プロセスを示す。この例において、挿入物または基板等の単一の品目20上に貼り付けられる複数の層状画像アセンブリ10の印刷アセンブリの第1の段階が示される。少なくとも1つの層状画像アセンブリ10を、単一の品目20の第1の側面上に配置することができる。あるいは、少なくとも1つの層状画像アセンブリ10を、単一の品目20の第2の側面上に配置することができる。さらなる例において、少なくとも1つの層状画像アセンブリ10を、単一の品目20の第1の側面上に配置することができ、少なくとも1つの層状画像アセンブリ10を、単一の品目20の第2の側面上に配置することができる。例えば、3つの層状画像アセンブリ10を片側に配置し、2つを他方側に配置することができる。第1の段階は、層状画像アセンブリ10の製造者側で行われる。この例において、複数の層状画像アセンブリ10のそれぞれが、第1のシンボル330を含む。単一の品目20上の第1のシンボル330は、互いに同じであっても、または特定の層状画像アセンブリ10を識別するために異なっていてもよい。この時、第1のシンボル330の一部は、顧客情報95を含有しない。第1のシンボル330が光学デバイスにより検出され、成功裏に品目20上に配置された後、マスターシンボル350を品目20上に印刷または噴霧することができる。マスターシンボル350は、第1のシンボル330と同一であってもよく、または、マスターシンボル350は、検出デバイスに対し品目20を識別する異なる外見を有してもよい。マスターシンボル350は、品目20上の第1のシンボル330の検出に応じて印刷されてもよい。マスターシンボル350は、品目20上に配置された全ての第1のシンボル330を識別し、データベース内でそれらをリンクさせるために使用され得る。この時点で、第1のシンボル330またはマスターシンボル350にリンクまたは照合される顧客情報95は存在しない。あるいは、マスターシンボル350を、まず品目20上に印刷することができ、マスターシンボル350の検出に応じて、適切な第1のシンボル330を走査して挿入物上にある層状画像アセンブリ10上に配置することができる。したがって、マスターシンボル350を予印刷し、走査してデータベースリンクを形成することができる。
【0074】
図31は、図30に示されるステップとは異なる場所または異なる時間に行うことができる、この代替プロセスの第2のステップを示す。例えば、複数の層状画像アセンブリ10を含有する品目20は、層状画像アセンブリのバッチを購入する会社に発送され得る。会社は、次に、光学デバイスを使用してマスターシンボル350を検出することができる。次のステップにおいて、会社は次いで、同じ光学デバイスまたは第2の光学デバイスを使用して、特定の顧客の郵送先住所等の顧客情報95を検出する。代替例において、顧客情報95は、光学デバイスが必要とされないように、データベースから印刷され得る。2つのデータの両方が検出されたら、次にデータベースは、特定の品目20をマスターシンボル350と、またその層状画像アセンブリ10を特定の顧客およびその顧客の情報と照合する。層状画像アセンブリ10、または図30および図31に示されるプロセスにより、会社は、層状画像アセンブリ10のバッチまたは複数の層状画像アセンブリ10を含む品目20のバッチを注文することができる。会社は、次に、要望に応じて、または必要に応じて、郵送先住所等の顧客情報95を印刷することができる。したがって、会社は、顧客情報95が変更した際、または会社のニーズが変更した際でも、引き続き層状画像アセンブリ10を特定の顧客情報95と照合することができる。
【0075】
マスターシンボル350を使用する別の例において、優待券のシートが提供され得る。優待券のシートの左上の場所にある優待券等の、一連の折り畳み操作の後に見えるようになる優待券は、マスターシンボル350を含み得る。他の優待券のそれぞれは、少なくとも第1のシンボル330を含み得る。第1のシンボル330は、それぞれ、マスターシンボル350を識別する情報を含み得る。したがって、マスターシンボル350の走査により、その画像アセンブリ10内の優待券のそれぞれが識別される。また、個々の第1のシンボル330のいずれかの走査により、第1のシンボル330がマスターシンボル350と照合されることでいくつかの顧客情報95が識別される。したがって、この例示的プロセスは、それぞれの第1のシンボル330の一部と関連付けられた特定のマスターシンボル350を保存する。次に、データベースは、特定のマスターシンボル350を、小包または層状画像アセンブリ10内に存在する各優待券または媒体と照合することができる。
【0076】
マスターシンボル350を使用するさらに別の例において、優待券の予印刷されたシートが印刷され得る。予印刷されたシートは、任意の原材料から作製され得る。優待券の予印刷されたシートは、次いで、少なくとも第1のシンボル330が提供される印刷プロセスに供され得る。次に、カメラ等の光学デバイスを使用して、封筒等の単一の品目20内に配置されている各優待券を検出することができる。この検出に応じて、マスターシンボルが、品目20のいずれかの側で、品目20上に印刷される。したがって、この例示的プロセスを使用して、単一の小包または封筒に様々な優待券または他の割引券を動的に追加することができ、また封筒の中身に対応するマスターシンボル350を印刷することができる。このプロセスは、既に述べた他のプロセスのいずれかと組み合わせて使用することができる。他のプロセスのいずれも、互いに連携させて使用し、特定の顧客を識別するために使用される様々な量の第1のシンボル330、第2のシンボル340、マスターシンボル350等を含む、様々な層状画像アセンブリ10または単一の品目もしくは優待券を提供することができる。
【0077】
上記で説明されたことには、本発明の実装例が含まれる。言うまでもなく、本発明を説明する目的で、構成要素または方法論の全ての考えられる組み合わせを説明するのは可能ではないが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることを理解する。したがって、本発明は、本発明の全てのそのような修正、改変、および変形を包含することが意図される。
【0078】
本開示は、例としてであって、本開示に含有される教示の範囲から逸脱することなく、詳細を追加、改変、または削除することによって、様々な変更が行われ得ることが明らかであるはずである。したがって、本発明は、本開示の特定の詳細に限定されない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
層状画像アセンブリの製造方法であって、
第1の側面および第2の側面を有する基を提供するステップと、
前記基層の前記第1の側面上に媒体を提供するステップであって、前記媒体は、第1のシンボルおよび第2のシンボルを含む、ステップと、
前記基層の前記第1の側面の周縁部に最上層を固定し、それにより前記媒体を前記基層と前記最上層との間に封入するステップと、
を含み、前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの少なくとも一方は、前記基層および前記最上層のうちの少なくとも一方を通して見ることができる、方法。
【請求項2】
前記基層を通る開口を提供するステップをさらに備え、前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの少なくとも一方は、前記開口を通して見ることができる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基層は、少なくとも部分的に透明であり、前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの少なくとも一方は、前記基層の透明部分を通して見ることができる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記最上層は、少なくとも部分的に透明であり、前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの少なくとも一方は、前記最上層の透明部分を通して見ることができる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
その上に前記基層の前記第2の側面が取り付けられる基板を提供するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記基板上に情報が提供される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの少なくとも一方は、2次元バーコード、RFIDタグ、プリント回路アンテナ、パッシブアンテナアレイ、または不可視インクのシンボルのうちの1つであり、前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの他方は、UPCバーコードまたはGS1 Databarである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
情報の第1のセットを第1のシンボルに関連付け、情報の第2のセットを前記第2のシンボルに関連付けるステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記情報の第1のセットおよび前記情報の第2のセットを、データベース内に保存するステップをさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
その上に前記基層の前記第2の側面が取り付けられる基板を提供するステップをさらに備え、前記基板は、それに関連付けられた顧客情報を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記顧客情報を前記データベースに保存するステップをさらに備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記顧客情報は、前記第1および第2のシンボルのうちの一方または両方に関連付けられる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記基板は、その上に印刷された顧客情報を含む、封筒、葉書、雑誌、または小包のうちの少なくとも1つである、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記媒体は、少なくとも1つの優待券または割引券を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記媒体は、優待券または割引券の小冊子を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第1および第2のシンボルのうちの一方は、2Dバーコードであり、前記第1および第2のシンボルのうちの他方は、UPCバーコードである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記最上層は、前記最上層の穿孔部を取り外して前記媒体を露出させることができるように前記穿孔部を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
その上に前記基層の前記第2の側面が取り付けられる基板を提供するステップをさらに含み、顧客情報が前記データベースに保存され、前記基板上に印刷される、請求項9に記載の方法。
【請求項19】
前記顧客情報は、前記基層の第2の側面が前記基板に取り付けられる時に、前記第1および第2のシンボルのうちの一方または両方に関連付けられる、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
マーケティング方法であって、
媒体上に提供された第1のシンボルおよび第2のシンボルのうちの少なくとも一方に関連する情報を読み出し、シンボル情報をデータベース内に保存するステップと、
前記媒体を郵送可能品に連結するステップであって、前記郵送可能品は、その上に提供された顧客情報を有する、ステップと、
前記顧客情報を読み出し、前記顧客情報を前記データベース内に保存するステップと、
前記第1および/または第2のシンボルから読み出された情報を、前記顧客情報に関連付けるステップとを含む、マーケティング方法。
【請求項21】
前記第1および第2のシンボルのうちの少なくとも一方は、2次元バーコード、RFIDタグ、プリント回路アンテナ、パッシブアンテナアレイ、または不可視インクのシンボルうちの1つである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1および第2のシンボルのうちの他方は、UPCコードまたはGS1 Databarのうちの1つである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記媒体は、層状画像アセンブリに組み込まれる、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記層状画像アセンブリは、それを貫通する開口を有する基層と、最上層とを有し、前記媒体は、前記第1および第2のシンボルのうちの少なくとも一方が前記基層の前記開口を通して見ることができるように、前記基層と前記最上層との間に固定される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記顧客情報は、光学デバイスで前記顧客情報を読み出すことにより前記データベースに入力される、請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記媒体は、小売店において償還可能な優待券または割引券である、請求項20に記載の方法。
【請求項27】
前記優待券または割引券の償還後、前記媒体が調整のために情報センターに送られる、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記情報センターは、前記媒体上に提供された前記第1および第2のシンボルのうちの少なくとも一方を読み出し、前記第1および/または第2のシンボルから読み出された情報を、前記小売店およびマーケティング事業体のうちの少なくとも一方に伝送する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記情報センターは、償還された前記優待券および/または割引券に関連する前記媒体からの情報、ならびに前記第1および第2のシンボルのうちの一方に関連付けられた特定の優待券および/または割引券を償還した顧客に関連する個人情報をコンパイルすることができる、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
その上にマスターシンボルを有する基板上に複数の媒体が提供され、前記マスターシンボルは、基板上に提供される媒体の全てに関する情報を含み、前記マスターシンボルおよび媒体情報は、データベース内に保存される、請求項20に記載の方法。
【請求項31】
前記データベースは、前記基板上に提供された各媒体の内容に対する前記マスターシンボルを、顧客情報と照合することができる、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記マスターシンボルは、前記媒体が提供される顧客に関する住所および/または経歴情報を含むことができる、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記データベースは、前記基板上に提供された各媒体の内容に対する前記マスターシンボルを、前記顧客情報と照合することができる、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記データベースからの前記情報は、マーケティング決定を行うために使用することができる、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記マスターシンボルは、光学デバイスで読み出すことができる、請求項30に記載の方法。
【請求項36】
前記層状画像アセンブリは、少なくとも部分的に透明な基層と、最上層とを含み、前記媒体は、前記第1および第2のシンボルのうちの少なくとも一方が、少なくとも部分的に透明な前記基層を通して見ることができるように、前記基層と前記最上層との間に固定される、請求項23に記載の方法。
【請求項37】
前記層状画像アセンブリは、基層と、少なくとも部分的に透明な最上層とを含み、前記媒体は、前記第1および第2のシンボルのうちの少なくとも一方が、少なくとも部分的に透明な前記最上層を通して見ることができるように、前記基層と前記最上層との間に固定される、請求項23に記載の方法。
【請求項38】
前記層状画像アセンブリは、基層と、開口を含む最上層とを含み、前記媒体は、前記第1および第2のシンボルのうちの少なくとも一方が前記最上層を通して見ることができるように、前記基層と前記最上層との間に固定される、請求項23に記載の方法。
【請求項39】
マーケティングシステムであって、
層状画像アセンブリであって、
第1の側面および第2の側面を含む基層と、
前記基層の前記第1の側面上に提供された媒体であって、第1のシンボルおよび第2のシンボルを含む媒体と、
前記基層の前記第1の側面の一部に固定された最上層であって、前記媒体は、前記基層の前記第1の側面と前記最上層との間に位置する、最上層と、
を含む層状画像アセンブリを備え、前記第1および第2のシンボルのうちの一方は、媒体情報に関連付けられ、前記第1および第2のシンボルのうちの他方は、顧客情報に関連付けられる、マーケティングシステム。
【請求項40】
その上に前記基層の前記第2の側面が取り付けられる基板をさらに備える、請求項39に記載のシステム。
【請求項41】
前記基板は、複数の層状画像アセンブリと、前記基板上に提供されたマスターシンボルとを含み、前記マスターシンボルは、前記層状画像アセンブリのそれぞれに関する情報を含む、請求項40に記載のシステム。
【請求項42】
前記最上層は、剥離部の除去が、内部領域に位置するメディアへのアクセスを提供するように、前記最上層の周囲内に除去可能に位置する前記剥離部を含む、請求項39に記載のシステム。
【請求項43】
前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルは、前記基層および前記最上層のうちの少なくとも一方を通して見ることができる、請求項39に記載のシステム。
【請求項44】
前記最上層の一部は、前記第1および/または第2のシンボルが、少なくとも部分的に透明な部分を通して見ることができるように、少なくとも部分的に透明である、請求項43に記載のシステム。
【請求項45】
前記基層の一部は、前記第1および/または第2のシンボルが、少なくとも部分的に透明な部分を通して見ることができるように、少なくとも部分的に透明である、請求項43に記載のシステム。
【請求項46】
前記基層は、それを貫通する開口を含み、前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの少なくとも一方が、前記開口を通して見ることができる、請求項39に記載のシステム。
【請求項47】
前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの少なくとも一方は、2次元バーコード、RFIDタグ、プリント回路アンテナ、パッシブアンテナアレイ、または不可視インクのシンボルのうちの1つであり、前記第1のシンボルおよび前記第2のシンボルのうちの他方は、UPCバーコードまたはGS1 Databarである、請求項39に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公表番号】特表2012−533085(P2012−533085A)
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516340(P2012−516340)
【出願日】平成22年6月18日(2010.6.18)
【国際出願番号】PCT/US2010/039197
【国際公開番号】WO2010/148317
【国際公開日】平成22年12月23日(2010.12.23)
【出願人】(511281279)アクション ウォブル インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】