説明

ミセル集合体

本願によって、コポリマーを含むミセル集合体が提供される。一定の場合、本願に提供されるミセル集合体はpH感受性粒子である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の膜不安定化ブロックコポリマーを含むミセル集合体であって、前記ミセル集合体はコアおよびシェルを含み、ここにおいて前記コアは前記膜不安定化ブロックコポリマーの複数のコアブロックを含み、ここにおいて前記シェルは前記膜不安定化ブロックコポリマーの複数のシェルブロックを含み、ここにおいて前記コアブロックは、ほぼ中性のpHにおいて陰イオン性である第1の帯電可能種を含むpH依存性膜不安定化疎水性物質であり、前記コアブロックはコポリマーブロックであり、およびここにおいて前記シェルブロックはほぼ中性のpHにおいて親水性であるミセル集合体。
【請求項2】
複数の膜不安定化ブロックコポリマーを含むミセル集合体であって、前記ミセル集合体はコアおよびシェルを含み、ここにおいて前記コアは前記膜不安定化ブロックコポリマーの複数のコアブロックを含み、ここにおいて前記シェルは前記膜不安定化ブロックコポリマーの複数のシェルブロックを含み、ここにおいて前記コアブロックは、ほぼ中性のpHにおいて陰イオン性である第1の帯電可能種を含むpH依存性膜不安定化疎水性物質であり、前記第1の帯電可能種は疎水性的に保護されており、およびここにおいて前記シェルブロックは、ほぼ中性のpHにおいて親水性であるセル集合体。
【請求項3】
複数の膜不安定化ブロックコポリマーを含むミセル集合体であって、前記ミセル集合体はコアおよびシェルを含み、ここにおいて前記コアは前記膜不安定化ブロックコポリマーの複数のコアブロックを含み、ここにおいて前記シェルは前記膜不安定化ブロックコポリマーの複数のシェルブロックを含み、ここにおいて前記コアブロックは、ほぼ中性のpHにおいて陰イオン性である第1の帯電可能種およびほぼ中性のpHにおいて陽イオン性である第2の帯電可能種を含むpH依存性膜不安定化疎水性物質であり、および前記シェルブロックは、ほぼ中性のpHにおいて親水性であるセル集合体。
【請求項4】
複数の膜不安定化ブロックコポリマーを含むミセル集合体であって、前記ミセル集合体はコアおよびシェルを含み、ここにおいて前記コアは前記膜不安定化ブロックコポリマーの複数のコアブロックを含み、ここにおいて前記シェルは前記膜不安定化ブロックコポリマーの複数のシェルブロックを含み、ここにおいて、前記コアブロックは、ほぼ中性のpHにおいて陰イオン性である第1の帯電可能種を含むpH依存性膜不安定化疎水性物質であり、および前記シェルブロックは、ほぼ中性のpHにおいて温度非依存性親水性物質であるセル集合体。
【請求項5】
前記膜不安定化ブロックコポリマーは、約6.5以下、約5.0から約6.5、または約6.2以下のpHにおいて膜を不安定化する、請求項1から4の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項6】
前記膜不安定化ブロックコポリマーはジブロックコポリマーである、請求項1から5の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項7】
前記膜不安定化ブロックコポリマーは、2.0未満、1.8未満、1.6未満、1.5未満、1.4未満、1.3未満または1.2未満の多分散指数を有する、請求項1から6の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項8】
前記膜不安定化ブロックコポリマーは第3のブロックを含む、請求項1から7の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項9】
前記シェルはポリエチレングリコール基を含む、請求項1から8の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項10】
前記膜不安定化ブロックコポリマーの前記シェルブロックはポリエチレングリコールであるか、またはポリエチレングリコールを含む、請求項1から5の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項11】
前記シェルブロックは複数のシェルモノマー単位を含み、1以上の前記複数のシェルモノマー単位はPEG基によって置換されまたは官能化されている、請求項10に記載のミセル集合体。
【請求項12】
約6.2から7.5のpH範囲にわたる前記ミセル集合体の形態は、ミセル、擬似ミセルまたはミセル様構造である、請求項1から11の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項13】
約6.2から7.5のpH範囲にわたる前記ミセル集合体の形態はミセルである、請求項12に記載のミセル集合体。
【請求項14】
1以上の前記膜不安定化ブロックコポリマーの少なくとも1つのブロックはグラジエントブロックである、請求項1から13の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項15】
前記ミセル集合体は少なくとも1つの研究試薬を含む、請求項1から14の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項16】
前記ミセル集合体は少なくとも1つの診断薬を含む、請求項1から14の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項17】
前記ミセル集合体は少なくとも1つの治療薬を含む、請求項1から14の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項18】
前記治療薬は前記ミセル集合体の前記シェルに存在する、請求項17に記載のミセル集合体。
【請求項19】
前記治療薬が、共有結合、非共有結合性相互作用またはそれらの組合せによって、前記ミセル集合体における少なくとも1つの前記膜不安定化ブロックコポリマーの前記シェルブロックに結合している、請求項18に記載のミセル集合体。
【請求項20】
付加的な治療薬が前記ミセル集合体の前記コア部分内に存在する、請求項19に記載のミセル集合体。
【請求項21】
それぞれのミセル集合体が、平均で1−5、5−250、5−1000、250−1000、少なくとも2、少なくとも5、少なくとも10、少なくとも20または少なくとも50の治療薬を含む、請求項17に記載のミセル集合体。
【請求項22】
前記治療薬が少なくとも1つのヌクレオチド、少なくとも1つの炭水化物または少なくとも1つのアミノ酸を含む、請求項17に記載のミセル集合体。
【請求項23】
前記治療薬は、ポリヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、遺伝子発現修飾因子、ノックダウン剤、siRNA、RNAi剤、ダイサー基質、miRNA、shRNA、アンチセンスオリゴヌクレオチドまたはアプタマーである、請求項17に記載のミセル集合体。
【請求項24】
前記治療薬が、タンパク質、ペプチド、酵素、抗体または抗体断片である、請求項17に記載のミセル集合体。
【請求項25】
前記治療薬が、炭水化物または約500ダルトンを超える分子量を有する小分子である、請求項17に記載のミセル集合体。
【請求項26】
1以上の複数の膜不安定化ブロックコポリマーが治療薬に結合している、請求項1から14の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項27】
1以上の複数の膜不安定化ブロックコポリマーが第1の治療薬に結合しており、1以上の複数の膜不安定化ブロックコポリマーが第2の治療薬に結合している、請求項1から14の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項28】
1以上の複数の膜不安定化ブロックコポリマーが第1の治療薬に結合しており、1以上の付加的なポリマーが第2の治療薬に結合している、請求項1から14の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項29】
1以上の前記膜不安定化ブロックコポリマーの前記シェルブロックが少なくとも1つのヌクレオチド、少なくとも1つの炭水化物または少なくとも1つのアミノ酸を含む、請求項1から14の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項30】
前記少なくとも1つのヌクレオチドが少なくとも1つのリボヌクレオチドである、請求項29に記載のミセル集合体。
【請求項31】
前記少なくとも1つのヌクレオチドが、遺伝子発現修飾因子、ノックダウン剤、siRNA、RNAi剤、ダイサー基質、miRNA、shRNA、アンチセンスオリゴヌクレオチドまたはアプタマーである、請求項30に記載のミセル集合体。
【請求項32】
前記ノックダウン剤が、siRNA、アンチセンスオリゴヌクレオチド、miRNAまたはshRNAである、請求項31に記載のミセル集合体。
【請求項33】
前記ミセル集合体が少なくとも1つのターゲッティング成分を含む、請求項1から32の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項34】
1以上の前記膜不安定化ブロックコポリマーの前記シェルブロックは、(a)帯電しておりもしくは帯電可能であり、または(b)帯電していない、請求項1から32の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項35】
1以上の前記膜不安定化ブロックコポリマーの前記シェルブロックは、(a)ほぼ中性のpHでポリカチオン性であり;(b)ほぼ中性のpHでポリアニオン性であり;(c)ほぼ中性のpHで帯電しておらず;または(d)ほぼ中性のpHで両性イオン性である、請求項34に記載のミセル集合体。
【請求項36】
前記シェルブロックは陽イオン性帯電可能のおよび非陽イオン性のモノマー単位を含む、請求項35に記載のミセル集合体。
【請求項37】
1以上の前記膜不安定化ブロックコポリマーの前記シェルブロックがホモポリマーブロックである、請求項1から36の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項38】
前記シェルブロックが、N,N−ジ(C−C)アルキル−アミノ(C−C)アルキル−エタクリレートモノマー単位、N,N−ジ(C−C)アルキル−アミノ(C−C)アルキル−メタクリレートモノマー単位、N,N−ジ(C−C)アルキル−アミノ(C−C)アルキル−アクリレートモノマー単位またはそれらの組合せを含む、請求項37に記載のミセル集合体。
【請求項39】
前記コアが少なくとも1つの第1の帯電可能種および少なくとも1つの第2の帯電可能種を含み、ここにおいて前記第1の帯電可能種は陰イオン種に帯電可能か、または帯電しており、ここにおいて前記第2の帯電可能種は陽イオンに帯電可能か、または帯電しており、および前記コアに存在する第1の帯電可能種と第2の帯電可能種との比は約1:4から約4:1である、請求項1から38の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項40】
前記コアにおける正に帯電した基と負に帯電した基との比が、ほぼ中性のpHにおいて約1:4から約4:1である、請求項1から39の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項41】
前記コアにおける正に帯電した基と負に帯電した基との比が、ほぼ中性のpHにおいて約1:2から約2:1である、請求項40に記載のミセル集合体。
【請求項42】
前記コアにおける正に帯電した基と負に帯電した基との比が、ほぼ中性のpHにおいて約1:1.1から約1.1:1である、請求項41に記載のミセル集合体。
【請求項43】
前記第1の帯電可能種が第1のモノマー単位上に存在し、前記第2の帯電可能種が第2のモノマー単位上に存在する、請求項42に記載のミセル集合体。
【請求項44】
前記コアに存在する第1のモノマー単位の数と第2のモノマー単位の数との比は、約1:4から約4:1である、請求項43に記載のミセル集合体。
【請求項45】
前記コアブロックが少なくとも1つの第1の帯電可能なモノマー単位および少なくとも1つの第2の帯電可能なモノマー単位を含む、請求項1から44の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項46】
前記第1の帯電可能なモノマー単位がブレンステッド酸である、請求項45に記載のミセル集合体。
【請求項47】
少なくとも80%の前記第1の帯電可能なモノマー単位が、約7.4のpHにおいて、Hの喪失によって陰イオン種に帯電している、請求項45に記載のミセル集合体。
【請求項48】
50%未満の第1の帯電可能なモノマー単位が、約6のpHにおいて陰イオン種に帯電している、請求項45に記載のミセル集合体。
【請求項49】
前記第1の帯電可能なモノマー単位が(C−C)アルキルアクリル酸である、請求項45に記載のミセル集合体。
【請求項50】
前記第2の帯電可能なモノマー単位がブレンステッド塩基である、請求項45に記載のミセル集合体。
【請求項51】
少なくとも40%の第2の帯電可能なモノマー単位が、約7.4のpHにおいて、Hの取得により陽イオン種に帯電している、請求項45に記載のミセル集合体。
【請求項52】
前記第2の帯電可能なモノマー単位が、N,N−ジ(C−C)アルキル−アミノ(C−C)アルキル−エタクリレート、N,N−ジ(C−C)アルキル−アミノ(C−C)アルキル−メタクリレートまたはN,N−ジ(C−C)アルキル−アミノ(C−C)アルキル−アクリラートである、請求項51に記載のミセル集合体。
【請求項53】
前記コアブロックがさらに少なくとも1つの非帯電可能なモノマー単位を含む、請求項45に記載のミセル集合体。
【請求項54】
前記非帯電可能なモノマー単位が、(C−C)アルキル−エタクリレート、(C−C)アルキル−メタクリレートまたは(C−C)アルキル−アクリラートである、請求項53に記載のミセル集合体。
【請求項55】
前記ミセル集合体が約10nmから約200nmの平均流体力学的径を有する、請求項1から54の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項56】
前記ミセル集合体が約20nmから約100nmの平均有効直径を有する、請求項65に記載のミセル集合体。
【請求項57】
前記ミセル集合体が約30nmから約80nmの平均有効直径を有する、請求項56に記載のミセル集合体。
【請求項58】
前記ミセル集合体が自己組織化する、請求項1から57の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項59】
前記ミセル集合体が、約6.5から約7.5の範囲内のpHにおいて、水性媒質中で自己組織化する、請求項1から58の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項60】
前記ミセル集合体が、約5.0から約7.4の範囲内のpHにおいて、水性媒質中で膜を不安定化する請求項1から59の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項61】
前記ミセル集合体が、約7のpHよりも約5のpHにおいてより大きな正味の陽イオン性の電荷を含む、請求項1から60の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項62】
前記ミセル集合体の電荷の絶対値が約7のpHよりも約5のpHの場合の方が大きい、請求項1から61の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項63】
前記コアブロックの数平均分子量と前記シェルブロックの数平均分子量との比が約1:1から約5:1である、請求項1から62の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項64】
前記コアブロックの数平均分子量と前記シェルブロックの数平均分子量との比が約2:1である、請求項63に記載のミセル集合体。
【請求項65】
前記コアブロックが約10,000ダルトンから約100,000ダルトンの数平均分子量(Mn)を有する、請求項1から64の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項66】
前記シェルブロックが、約5,000ダルトンから約20,000ダルトンの数平均分子量(Mn)を有する、請求項1から65の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項67】
前記ミセル集合体が約7.4のpHにて安定である、請求項1から66の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項68】
前記ミセル集合体が、約7.4のpHよりも約5.8のpHの場合の方が実質的に安定性が低い、請求項66に記載のミセル集合体。
【請求項69】
前記ミセル集合体が約10μg/mL以上の濃度において安定である、請求項1から68の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項70】
前記ミセル集合体が約100μg/mL以上の濃度において安定である、請求項1から69の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項71】
前記膜不安定化ブロックコポリマーが、5を超える、20を超える、50を超えるまたは100を超える第1の帯電可能種を含み、ここにおいてそれぞれの第1の帯電可能種は、陰イオン種に帯電可能であるか、帯電している、請求項1から70の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項72】
前記膜不安定化ブロックコポリマーが、5を超える、20を超える、50を超えるまたは100を超える第2の帯電可能種を含み、ここにおいてそれぞれの第2の帯電可能種が、陽イオン種に帯電可能であるか、帯電している、請求項1から71の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項73】
前記膜不安定化ブロックコポリマーの前記コアブロックが、5を超える、20を超える、50を超えるまたは100を超える帯電可能種を含み、前記帯電可能種は陰イオン種に帯電可能であるか、帯電している、請求項1から72の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項74】
前記シェルブロックの電荷状態は、ほぼ中性のpHおよびほぼエンドソームのpHにおいて実質的に同じである、請求項1から73の何れか1項に記載のミセル集合体。
【請求項75】
以下を含む、複数のブロックコポリマーを含むミセル集合体:
(a)正常な生理的pHにおいて親水性である第1の構成単位を含む第1のブロック;および
(b)以下を含む第2のブロック:
(i)正常な生理的pHにおいて陽イオン性であり、前記第1の構成単位と同一または異なるものであり得る第2の構成単位;
(ii)正常な生理学的なpHにおいて陰イオン性である第3の構成単位;
(iii)前記第2のブロックの前記第2の構成単位、前記第3の構成単位、第4の構成単位またはそれらの組合せに共有結合している疎水性促進成分。
【請求項76】
前記第2のブロックが全体の電荷において実質的に中性である、請求項75に記載のミセル集合体。
【請求項77】
下式Iの複数のブロックコポリマーを含むミセル集合体:
【化1】

ここにおいて、
、A、A、AおよびAは、−C−、−C−C−、−C(O)(C)C(O)O−、−O(C)C(O)−および−O(C)O−から成る群から選択され;ここにおいて、
aは1−4であり;
bは2−4であり;
は、水素、(1C−10C)アルキル、(3C−6C)シクロアルキル、O−(1C−10C)アルキル、−C(O)O(1C−10C)アルキル、C(O)NR(1C−10C)、(4C−10C)ヘテロアリールおよび(6C−10C)およびアリールから成る群から選択され、これらのいずれかは任意に1以上のフッ素基で置換され;
、YおよびYは、共有結合、(1C−10C)アルキル−、−C(O)O(2C−10C)アルキル−、−OC(O)(1C−10C)アルキル−、−O(2C−10C)アルキル−および−S(2C−10C)アルキル−、−C(O)NR(2C−10C)アルキル−、−(4C−10C)ヘテロアリール−および−(6C−10C)アリール−から成る群から独立に選択され;
は、共有結合、(1C−10C)アルキル、(4C−10C)ヘテロアリールおよび(6C−10C)アリールから成る群から選択され;ここにおいて
−RおよびY−Yで完全には置換されていないA−Aの4価の炭素原子は、適切な数の水素原子で補完され;
、R、R、R、RおよびRは、水素、−CN、アルキル、アルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立に選択され、これらのいずれかは1以上のフッ素原子で任意に置換され;
は、生理学的なpHにて親水性である残基、結合可能もしくは官能化可能残基または水素から成る群から選択される残基であり;
は、生理学的なpHにて親水性である残基であり;
は、生理学的なpHにて正に帯電した残基であり;
は、生理学的なpHにて負に帯電しているが、より低いpHにてプロトン化を受ける残基であり;
mは約0から1.0未満(例えば0から約0.49)であり;
nは0より大きい値から約1.0(例えば約0.51から約1.0)であり;ここにおいて
m+n=1であり
pは約0.1から約0.9であり;
qは約0.1から約0.9であり;ここにおいて:
rは0から約0.8であり;ここにおいて
p+q+r=1であり、
vは、約5から約25kDaであり;および、
wは、約5から約50kDaである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2011−522070(P2011−522070A)
【公表日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−509671(P2011−509671)
【出願日】平成21年5月13日(2009.5.13)
【国際出願番号】PCT/US2009/043849
【国際公開番号】WO2009/140429
【国際公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(502457803)ユニヴァーシティ オブ ワシントン (93)
【出願人】(510302870)フェイズアールエックス,インコーポレイテッド (8)
【Fターム(参考)】