説明

モミメントパネル

【目的】1.コンクリート型枠の精度の向上と、効率化を図り業界の発展に貢献する。
2.木材を使わない型枠施工を推進し、地球の緑を守り、温暖化防止に貢献する。
3.もみ殻の製品化によって、全国農村の活性化に貢献する。
【構成】使用目的によって、所定の寸法、強度に応じた割合で、そばがらや、もみ殻等とセメントを柿渋混入の水で、スランプ約18センチの軟らかさに練り合わせ、必要に応じて竹毛を入れてよく撹拌し、所定の寸法の型板に入れ、よく突き固めてモミメントパネルを成型する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】
【0001】
この発明は、建築工事等のコンクリート型枠板として転用板、残存板として用いられるほか、鉄骨等の耐火被覆や化粧壁面材等、広範にわたり、利用できる。
【背景技術】
【0002】
従来、型枠板は、合板(コンパネ)が一般的で、コンクリート打込残存型枠板もその必要性から研究開発がなされ、ロックウールや、ポリスチレン等を木毛マグネシア板等で挟んだ複層ボード等がある、又セメント糊と木毛を混和成型した木毛セメント板等もある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらはいずれも、材料費、施工費が高く一般化されていない、今後いかにして安く提供出来るかが、需要拡大に向けての大きな課題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
課題を解決するため、原料に全国の農村どこでも簡単に手に入る、そばがらや、もみがらと竹とセメントを用いる事で格安な価格での提供が可能である。
【作用】
【0005】
本発明の特徴であるセメントと、そばがらや、もみがらの混和は結露防止の作用が期待でき、更に弾性強靭な竹毛と混和することで用途に応じた厚さの板を成型できる、又、吸音、保温の効果も期待できる。
【実施例】
【0006】
以下、本発明モミメントパネル(20ミリ厚)を用いたコンクリート型枠組立の実施例を説明する。
(イ)内側面モミメントパネル(1)をセットし、丸セパ孔にPコン(2)を通し組立主材(3)をモミメントパネル(1)を挟みながらフォームタイ(4)で取り付ける。
(ロ)次いで組立主材(3と組立主材(3)の間や要所に中間主材(3)等を取り付け、横パイプ(5)等をフォームタイ(4)で締め付けて内側面型枠を完了し、以下同じ外側面を完了する。
以上のように、本発明は施工性に優れ、精度、工事費削減に期待が持てる。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、天然素材として、コンクリート型枠板や、外気に接するコンクリート内壁面の結露防止下地材や鉄骨の防火被覆材として、質の向上、低価格提供により、業界の発展に寄与すると共に、主原料のそばがらや、もみ殻等の再利用は、全国農村各地の活性化にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1モミメントパネルの姿図である。
【図2】本発明請求項1モミメントパネルによる基礎型枠組立断面図である。
【図3】本発明請求項1モミメントパネルによる基礎型枠組立平面図である。
【符号の説明】
1.内側面モミメントパネル
2.Pコン付丸セパ
3.組立主材
4.フォームタイ
5.横パイプ
6.外面モミメントパネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
そばがらや、もみがらとセメントと竹を細く割ったもの(以下、竹毛と云う)を柿渋混入の水で練り合わせ、用途に応じた寸法の板に成型して建築材料として用いるものである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−242217(P2009−242217A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−116280(P2008−116280)
【出願日】平成20年3月31日(2008.3.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フォームタイ
【出願人】(595018190)
【Fターム(参考)】