説明

モータによるパーツ搬送の振動体

【課題】従来のパーツフィーダは鉄心にコイルを巻いたソレノイドの振動で搬送プレート振動させていたために、ソレノイドの特性により振動にムラがあり、送りにムラが生じていた。
【解決手段】モータの回転をカムで振動に変換して、搬送プレートに一定の振動振幅を伝える事で、製品部品を少しづつ移動させる事ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は製品部品を一定の速度で送る振動体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の振動体は、鉄心にコイルを巻いたソレノイドで搬送プレートを振動させていた
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ソレノイドの振動数によって、搬送プレートを振動させていたために、振動、振幅にムラがあり、送りに反映してムラが生じていた。
【0004】
本発明は、このような問題点を解決するものであり、ソレノイドの特性に関係なく、一定に振動させ、確実に送るものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記目的を達成するために、モータの回転数を振動に変え、搬送プレートに伝えるために、モータの軸にカムを取り付け、その振動、振幅を搬送プレートに円滑伝えるために鋼球を設けた物である。
【0006】
また、振動を確実に搬送運動に変化させるために、引張りバネ,又は圧縮バネを設けた物である。
【0007】
上記より、モータの回転数、カムの振幅巾を変える事によって、振動数、振幅を容易に変えられる物である。
【発明の効果】
【0008】
上記のように、モータの回転数、カムの振幅巾を変える事で、送りの振動数、振幅巾を容易に変える事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を図1に基づいて説明する。
【0010】
図において、(3)は搬送プレート(1)にモータ(4の)回転数を振動数、振幅に変えるためのカム、搬送プレート(1)に振動数、振幅を円滑伝える鋼球(5),振動、振幅を確実に伝えるるための引張りバネ,又は圧縮バネ(6),(6)と同じ役目を果たす搬送プレート(1)とベース(7)とを継ぐ板バネ(2)で構成されている。
【0011】
上記の構成の動作を説明する。モータ(4)でカム(3)を回転させる事により、搬送プレート(1)は板バネ(2),引張りバネ、又は圧縮バネ(6)により、ゆっくりと――→方向に移動するが、逆に←――の方向には板バネ(2,)引張りバネ、又は圧縮バネ(6)により、急激に搬送プレート(1)を戻す事により、搬送プレート(1)上の製品部品は少しづつ――→の方向に移動してしていく事になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】側面図
【図2】A矢視からのカムと鋼球の詳細図(モータはA矢視より半時計回り)
【符号の説明】
【0013】
1 搬送プレート 5 鋼球
2 板バネ 6 引張りバネ(又は圧縮バネ)
3 カム 7 ベース
4 モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータで振動させる事によって、搬送プレート上の物を一定の速度で確実に送るパーツフィーダ。
【請求項2】
モータの回転数、カムの振幅巾を変える事により、搬送速度を変える事ができる。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−43935(P2008−43935A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−250009(P2006−250009)
【出願日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(592062840)
【Fターム(参考)】