説明

リアクタ

本発明は、複合原材料中に含まれる材料の分離のためのリアクタ(1)に関し、このリアクタは、少なくとも1つの反応チャンバ(2)と、少なくとも1つのロータ(3)とを備え、前記反応チャンバ(2)は、周囲に対して密封されている少なくとも1つのハウジング(6,6a,6b,7)を備え、および少なくとも1つの流入開口部(8)および少なくとも1つの流出開口部(9)を有し、前記ロータ(3)は、少なくとも1つの軸(5)を備えている。前記ロータ(3)の少なくとも第1の部分は、前記ハウジング(6,6a,6b,7)内に位置しており、前記軸(5)は、前記第1の部分から、前記ハウジング(6,6a,6b,7)を通ってそこから出る一方向のみに伸びている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合原材料中に含まれる材料の分離のためのリアクタに関し、このリアクタは、少なくとも1つの反応チャンバと、少なくとも1つのロータとを備え、前記反応チャンバは、周囲に対して密封されている少なくとも1つのハウジングを備え、および少なくとも1つの流入開口部および少なくとも1つの流出開口部を有し、前記ロータは、少なくとも1つの軸を備えている。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】は、駆動ディスクによって翼部が対称的に取付けられる軸から成る回転機構を有する反応チャンバを備えるリアクタを開示している。該軸は、該反応チャンバの両端において、軸受部に支承されている。点検および起こりうる交換のために該翼部を外すには、広範囲に及ぶ取り外し作業が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第6165349号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の第1の目的は、点検および/または交換のために、最小限の取り外し作業で、存在している翼部を含むロータにアクセス可能なリアクタを提供することである。本発明の第2の目的は、点検および/または交換のために、最小限の取り外し作業で、反応チャンバ/ハウジング内に存在している摩耗面にアクセス可能なリアクタを提供することである。したがって、本発明は、複合原材料中に含まれる材料の分離のためのリアクタを包含し、そのリアクタは、少なくとも1つの反応チャンバと、少なくとも1つのロータとを備え、前記反応チャンバは、周囲に対して密封されている少なくとも1つのハウジングを備え、および少なくとも1つの流入開口部および少なくとも1つの流出開口部を有し、前記ロータは、少なくとも1つの軸を備え、前記ロータの少なくとも第1の部分は、前記ハウジング内に位置しており、前記軸は、前記第1の部分から、前記ハウジングを通ってそこから出る一方向のみに伸びている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
少なくとも1つの支持装置は、前記ハウジングの外部に位置する前記軸の部分で、代替的には、この部分に結合された追加的な軸上で一緒に作動することができ、前記支持装置は、該リアクタを全体的に支持する。少なくとも1つの支持装置は、前記ハウジングの外部に位置する前記軸の部分で、代替的には、この部分に結合された追加的な軸上で一緒に作動することができ、前記支持装置は、該リアクタを部分的に支持する。前記軸は、前記軸の主伸長方向に主として垂直に拡がる少なくとも2つの平面内で、軸受部に支承されることができ、前記平面は、前記ジャケットの外部に位置している。前記支持装置は、少なくとも1つのスタンドを備えることができる。前記支持装置は、前記平面内での前記軸の支承取付けのための少なくとも2つの軸受部を備えることができる。前記支持装置は、少なくとも1つの軸受ハウジングを備えることができる。
【0006】
前記ハウジングは、基本的に円筒形の形状を有することができる。前記ハウジングは、少なくとも1つの取外し可能な部分を有することができる。前記取外し可能な部分は、ねじ継ぎ手および/またはボルト継ぎ手を用いて、前記ハウジングの残りの部分に取り付けることができる。前記取外し可能な部分は、内部に耐摩耗材料を設けてもよい。前記ハウジングは、前記反応チャンバと周囲の間のガス交換が基本的に阻止されるように密封することができる。
【0007】
前記ハウジングの残りの部分は、前記少なくとも1つの軸受ハウジングのうちの少なくとも1つに取付けることができ、およびこの軸受ハウジングまたはこれらの軸受ハウジングによって全体的に支持され得る。前記ハウジングの残りの部分は、前記少なくとも1つの軸受ハウジングのうちの少なくとも1つに取付けることができ、およびこの軸受ハウジングまたはこれらの軸受ハウジングによって部分的に支持され得る。前記ハウジングの残りの部分は、前記少なくとも2つの軸受部のうちの少なくとも1つに取付けることができ、およびこの軸受部またはこれらの軸受部によって全体的に支持され得る。前記ハウジングの残りの部分は、前記少なくとも2つの軸受部のうちの少なくとも1つに取付けることができ、およびこの軸受部またはこれらの軸受部によって部分的に支持され得る。前記ハウジングの残りの部分は、前記少なくとも1つのスタンドのうちの少なくとも1つに取付けることができ、およびこのスタンドまたはこれらのスタンドによって全体的に支持することができる。前記ハウジングの残りの部分は、前記少なくとも1つのスタンドのうちの少なくとも1つに取付けることができ、およびこのスタンドまたはこれらのスタンドによって部分的に支持され得る。
【0008】
前記ロータの前記第1の部分は、少なくとも1つのハンマーを備えることができる。前記ハンマーのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの固定部と、少なくとも1つの関節部とを備えることができる。前記固定部は、前記ロータの前記第1の部分に固着することができ、また、前記関節部は、前記固定部に関節式で取付けることができる。前記関節部と前記固定部の間の回転のための回転軸が、前記ロータの第2の半径上に位置しているのに加えて、前記関節部は、前記ロータの第1の半径上に位置している重心を有することができ、前記第1の半径は、該リアクタの稼動に関連する前記ロータの回転時に、前記第2の半径を追随する。該リアクタの稼働に関連する前記ロータの回転時には、各ハンマーに対して回転方向に、
・該ハンマーの前記関節部の質量m、
・前記第1の半径と前記回転軸との間の垂直方向距離l1
に比例する力F2が生じる可能性があり、および
・前記重心の回転速度v1の二乗は同様に、
・該ハンマーの有効長l2と、
・前記ロータの中心から前記重心までの半径r1と、
に反比例する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明によるリアクタの第1の実施形態を分解斜視図で示す。
【0010】
【図2】図2は、本発明によるリアクタの第2の実施形態を分解斜視図で示す。
【0011】
【図3】図3は、図2のリアクタを部分断面図で示す。
【0012】
【図4】図4は、図2のリアクタに含まれているハウジングおよびロータを部分断面図で示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1においては、第1の実施形態の本発明によるリアクタがどのように見えるかを理解されたい。リアクタ1は、反応チャンバ2と、該チャンバ内に少なくとも部分的に配置されているロータ3とを備え、およびロータ軸5に取付けられたハンマー4を有している。反応チャンバ2は、第1の端部に蓋7を備えるハウジング6によって囲まれており、蓋7は、該リアクタへの原材料のための1つ以上の流入開口部8を有し、ハウジング6の残りの部分は、該リアクタからの生成物のための1つ以上の流出開口部9を有している。ハウジング6は、基本的に円筒形であり、蓋7は、基本的に円形であり、蓋7と、ハウジング6の残りの部分とには、共通のボルト継ぎ手のための第1の直径を有する合わせ周縁フランジが設けられている。
【0014】
同様に、第2の端部においては、ハウジング6は、軸受ハウジング10に接続されており、ハウジング6および軸受ハウジング10には、共通のボルト継ぎ手のための第2の直径を有する合わせ周縁フランジが設けられている。第1の直径は、第2の直径よりも大きい。軸受ハウジング10は、スタンド11によって支持されており、ロータ軸5の支承取付けのために2つの軸受部12を収容し、該軸受ハウジングは、反応チャンバ2の外部に、すなわち、反応チャンバ2の一方の側にのみ伸びており、それによってスタンド11は、リアクタ1全体を支持している。ハウジング6内には、鋼またはセラミック材料等の防水材料から成る基本的に円筒形のインサート13があり、インサート13は、容易に交換可能である。また、ハウジング6内には、ガスが、内壁(図示せず)の中心を通って、反応チャンバ2内の内部/後部空間(図示せず)内に入ることが可能な該内壁もあり、ガスはそこから上述した流出開口部9の1つを通って該リアクタの外部へ進み、さらに可能性のある蒸留ユニット(図示せず)、または凝縮ユニット(図示せず)、または燃焼のために直接、エンジン(図示せず)または加熱システム(図示せず)へ進むことができる。
【0015】
反応チャンバ2は、流入開口部8および流出開口部9は別として、周囲から分離されており、すなわち、蓋7を有するハウジング6と、ロータ軸5の軸ブッシングに密封状態が生じている前記軸受ハウジング10に対して存在している接続部とは、他の観点では、周囲に対して基本的に気密になっていると見なすべきである。このようにして、反応チャンバ2およびリアクタ1は、周囲に対して多かれ少なかれ開口している通常のハンマーミルとは異なっている。蓋7は、インサート13の状態をチェックすることおよび/または該インサートを交換することが望ましい場合に、および/またはハンマー4を含むロータ3の状態をチェックすることが望ましい場合に、容易に取外すことができる。
【0016】
図2〜図4においては、第2の実施形態における本発明によるリアクタがどのように見えるかを理解されたい。第1の実施形態と比較して一番の違いは、該ハウジングが、さらなる部分、すなわち、やはり蓋7が備えられている第1の容易に取外し可能な部分6aと、第2の残りの部分6bとに分けられるということであり、およびここでは、防水材料から成る被覆13aが、第1の部分6aの内側に存在しているということ、およびそれによってインサート13をなしで済ませることができるということである。第1の部分6aおよび第2の部分6bには、共通のボルト継ぎ手のための第1の直径からなる合わせ周縁フランジが設けられている。第1の部分6aは、被覆13aの状態をチェックすることおよび/または該被覆を交換することが望まれる場合、および/またはハンマー4(図3には2つだけ図示されている)を含むロータ3の状態をチェックすることおよび/または該ハンマーを点検することおよび/または該ハンマーを交換することが望ましい場合に、容易に取外すことができる。このような簡単な方法で、ロータ3の大部分に容易にアクセス可能である。蓋7は、前述のとおり、本質的に容易に取外すことができるが、第1の部分6aが取外されている場合には、第1の部分に留まることが可能である。ハウジング6内には、前述のとおり、ガスが、内壁16の中心を通って、反応チャンバ2内の内部/後部空間17内に入ることが可能な該内壁もあり、ガスはそこから上述した流出開口部9の1つを通って該リアクタの外部へ進むことができる。
【0017】
図4においては、ロータ3がどのように見えるかを理解されたい。ロータ軸5には、6つのハンマー4が設けられており、各ハンマー4は、固定部4aおよび関節部4bから成る。関節部4bは、ロータ軸5の主伸長方向と基本的に平行に伸びている軸14の周りを旋回する。ロータ3が、図の反時計回りに回転すると、関節部4bと固定部4aの間の回転のための回転軸14が、前記ロータの第2の半径r2上に位置しているのに加えて、関節部4bは、前記ロータの第1の半径r1上に位置している重心15を有し、前記第1の半径r1は、その回転において、第2の半径r2を追随し、すなわち、第1の半径r1は、前記第2の半径r2とある角度を形成する。そして、各ハンマーに対しては、回転方向に、
・該ハンマーの前記関節部4bの質量m、
・前記第1の半径r1と前記回転軸14との間の垂直方向距離l1
に比例して力F2が生じ、および
・前記重心15の回転速度v1の二乗は同様に、
・該ハンマーの有効長l2と、
・前記ロータの中心から前記重心15までの半径r1と、
に反比例する。
【0018】
該ハンマーの有効長l2を用いて、力F2と前記回転軸14の間の垂直方向距離について説明する。力F2は、該ハンマーに堆積した材料の中心点(質量中心)に及び、その力F2は、逆に作用するはずである。
【0019】
したがって、上述したパラメータを予め決めておくことにより、所望のハンマー当たりのパワーを計算して設定することができる。生じるトルクは、所定の力F2により、各ハンマーのための止め具(図示せず)に接触して、各ハンマーを所定の位置に保持することになり、および該リアクタに供給される材料が多すぎるために、または、該リアクタに入った不純物が多いために、該トルクを超えた場合、関節部4bは後方に曲がって、再び力の均衡が生じるまで、該材料を通過させる。この機能は、通常の動作中に水平化効果を、および例えば、異質なアイテムが、処理すべき材料を伴う場合に、故障の防止を実現できる。
【0020】
該リアクタの使用時に、原材料は、1つ以上の存在している流入開口部8を通って反応チャンバ2内に取り込まれ、該原材料はそこで、該ロータのハンマー4の運動エネルギによって、および該ロータの回転運動によって放り出される粒子の運動エネルギによって、およびハンマー4と、該原材料の部分との間の摩擦によって生成される熱エネルギによって分解される。摩擦およびそれによって温度を上昇させるために、砂、触媒、鋼鉄、ガラス等の形態で無機材料を用いてもよい。無機粒子は、原材料に対する有効な熱交換器として、および炭化水素ポリマーおよびより大きな炭化水素分子の破断のための触媒として作用する大きな総接触面を有しているという事実により、分解プロセスに好影響を及ぼす。炭化水素化合物、水およびその他の有機材料は、本発明の装置内で気化される。該ロータによって生じる遠心力は、より重い無機材料からガスを分離し、該ガスの部分は、該リアクタの外部から該リアクタの中心に運ばれ、より重い粒子は、該リアクタの周辺部で取り出すことができ、いずれの場合にも、存在している流出開口部9を通過する。
【0021】
本発明は、本願明細書に示す実施形態に限定されず、後述のクレームの範囲内で変更可能である。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複合原材料中に含まれる材料の分離のためのリアクタ(1)であって、そのリアクタは、少なくとも1つの反応チャンバ(2)と、少なくとも1つのロータ(3)とを備え、前記反応チャンバ(2)は、周囲に対して密封されている少なくとも1つのハウジング(6,6a,6b,7)を備え、および少なくとも1つの流入開口部(8)および少なくとも1つの流出開口部(9)を有し、前記ロータ(3)が、少なくとも1つの軸(5)を備えるリアクタであって、前記ロータ(3)の少なくとも第1の部分は、前記ハウジング(6,6a,6b,7)内に位置し、前記軸(5)は、前記第1の部分から、前記ハウジング(6,6a,6b,7)を通ってそこから出る一方向のみに伸びていることを特徴とするリアクタ。
【請求項2】
少なくとも1つの支持装置(11)が、前記ハウジング(6,6a,6b,7)の外部に位置する前記軸(5)の部分で、代替的には、この部分に結合された追加的な軸上で一緒に作動し、前記支持装置(11)は、リアクタ(1)を全体的に支持する、請求項1に記載のリアクタ(1)。
【請求項3】
少なくとも1つの支持装置(11)は、前記ハウジング(6,6a,6b,7)の外部に位置する前記軸(5)の部分で、代替的には、この部分に結合された追加的な軸上で一緒に作動し、前記支持装置(11)は、リアクタ(1)を部分的に支持する、請求項1に記載のリアクタ(1)。
【請求項4】
前記軸(5)は、前記軸(5)の主伸長方向に主として垂直に拡がる少なくとも2つの平面内で、軸受部に取付けられ、前記平面は、前記ハウジング(6,6a,6b,7)の外部に位置している、請求項1から3のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項5】
前記支持装置(11)は、少なくとも1つのスタンド(11)を備える、請求項2または請求項3に記載のリアクタ(1)。
【請求項6】
前記支持装置(11)は、前記平面内での前記軸(5)の支承取付けのための少なくとも2つの軸受部(12)を備える、請求項4が請求項2または請求項3に従属する場合に請求項4に記載のリアクタ(1)。
【請求項7】
前記支持装置(11)は、少なくとも1つの軸受ハウジング(10)を備える、請求項2または請求項3に記載のリアクタ(1)。
【請求項8】
前記ハウジング(6,6a,6b,7)は、基本的に円筒形の形状を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項9】
前記ハウジング(6,6a,6b,7)は、少なくとも1つの取外し可能な部分(6a,7)を有する、請求項1から8のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項10】
前記取外し可能な部分(6a,7)は、ねじ継ぎ手および/またはボルト継ぎ手を用いて、前記ハウジングの残りの部分(6b,6a)に取り付けられる、請求項9に記載のリアクタ(1)。
【請求項11】
前記取外し可能な部分(6a)には、内部に耐摩耗材料(13a)が設けられる、請求項10に記載のリアクタ(1)。
【請求項12】
前記ハウジング(6,6a,6b,7)は、前記反応チャンバ(2)と周囲の間のガス交換が基本的に阻止されるように密封される、請求項1から11のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項13】
前記ハウジングの残りの部分(6b)は、前記少なくとも1つの軸受ハウジング(10)のうちの少なくとも1つに取付けられ、およびこの軸受ハウジングまたはこれらの軸受ハウジングによって全体的に支持される、請求項10、請求項11または請求項12のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項14】
前記ハウジングの残りの部分(6b)は、前記少なくとも1つの軸受ハウジング(10)のうちの少なくとも1つに取付けられ、およびこの軸受ハウジングまたはこれらの軸受ハウジングによって部分的に支持される、請求項10、請求項11または請求項12のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項15】
前記ハウジングの残りの部分(6b)は、前記少なくとも2つの軸受部(12)のうちの少なくとも1つに取付けられ、およびこの軸受部またはこれらの軸受部によって全体的に支持される、請求項10、請求項11または請求項12のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項16】
前記ハウジングの残りの部分(6b)は、前記少なくとも2つの軸受部(12)のうちの少なくとも1つに取付けられ、およびこの軸受部またはこれらの軸受部によって部分的に支持される、請求項10、請求項11または請求項12のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項17】
前記ハウジングの残りの部分(6b)は、前記少なくとも1つのスタンド(11)のうちの少なくとも1つに取付けられ、およびこのスタンドまたはこれらのスタンドによって全体的に支持される、請求項10、請求項11または請求項12のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項18】
前記ハウジングの残りの部分(6b)は、前記少なくとも1つのスタンド(11)のうちの少なくとも1つに取付けられ、およびこのスタンドまたはこれらのスタンドによって部分的に支持される、請求項10、請求項11または請求項12のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項19】
前記ロータ(3)の前記第1の部分は、少なくとも1つのハンマー(4)を備える、請求項1から18のいずれか一項に記載のリアクタ(1)。
【請求項20】
前記ハンマー(4)のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの固定部(4a)と、少なくとも1つの関節部(4b)とを備える、請求項19に記載のリアクタ(1)。
【請求項21】
前記固定部(4a)は、前記ロータ(3)の前記第1の部分に固着され、また、前記関節部(4b)は、前記固定部(4a)に関節式で取付けられる、請求項20に記載のリアクタ(1)。
【請求項22】
前記関節部(4b)と前記固定部(4a)の間の回転のための回転軸(14)が、前記ロータ(3)の第2の半径(r2)上に位置しているのに加えて、前記関節部(4b)は、前記ロータ(3)の第1の半径(r1)上に位置している重心(15)を有し、前記第1の半径(r1)は、リアクタ(1)の稼動に関連する前記ロータ(3)の回転時に、前記第2の半径(r2)を追随する、請求項21に記載のリアクタ(1)。
【請求項23】
リアクタ(1)の稼働に関連する前記ロータ(3)の回転時に、各ハンマー(4)に対して回転方向に、
・ハンマー(4)の前記関節部(4b)の質量mと、
・前記第1の半径(r1)と前記回転軸(14)との間の垂直方向距離(l1)と、
に比例する力(F2)が生じ、および
・前記重心(15)の回転速度(v1)の二乗は同様に、
・ハンマー(4)の有効長(l2)と、
・前記ロータの中心から前記重心(15)までの半径(r1)と、
に反比例する、請求項22に記載のリアクタ(1)。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−514883(P2013−514883A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−545904(P2012−545904)
【出願日】平成22年12月21日(2010.12.21)
【国際出願番号】PCT/SE2010/051452
【国際公開番号】WO2011/078779
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(512164702)カサンドラ オイル テクノロジー アーベー (1)
【Fターム(参考)】