説明

リンクを伴うクライアントプロビジョニング

クライアントプロビジョニングのための方法、装置、システム、プログラム製品及びコンピュータに実装される方法が開示される。装置は、装置構成情報を受信するように構成された受信器を備えている。この構成情報は、設定を表わす1つ以上のリンクを備えている。又、装置は、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するように適応されるプロセッサも備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯装置のリモート構成に係る。より詳細には、本発明は、アプリケーション特性設定セットのより正確な識別を容易にするためのリンクを伴うクライアントプロビジョニングを提供する。
【背景技術】
【0002】
クライアントプロビジョニング(Client Provisioning)とは、ユーザに代わって携帯装置のリモート構成を実行するために、通信事業者、装置製造者及びコーポレートIT(情報技術)部門により使用される技術である。OMA(オープン・モバイル・アリアンス)クライアントプロビジョニングは、プロビジョニングコンテンツドキュメントの形態でクライアントへプロビジョニング情報を送信することに基づいたプロビジョニング標準規格である。OMAプロビジョニングコンテンツドキュメントは、特性と称される多数の部分に分割される。これらの特性は、PXLOGICAL、NAPDEF、BOOTSTRAP、CLIENTIDENTITY、VENDORCONFIG、APPLICATION及びACCESSを含む。APPLICATION特性は、アプリケーションプロトコルパラメータを定義すると共に、プロトコルを使用して使用できるアプリケーションサービスアクセスポイントの属性を記述するのに使用される。異なるアプリケーションが異なるパラメータセットを要求し、そして現在のプロビジョニングコンテンツドキュメントテンプレートは、全アプリケーションの要件を満足することができない。
【0003】
プロビジョニングコンテンツドキュメントにおけるAPPLICATION特性テンプレートは、接続レベル設定を識別するのに使用される。APPLICATION特性に対する現在テンプレートでは、アプリケーション設定のコンテクストがパラメータPROVIDER−IDにより識別される。しかしながら、携帯装置が、同じPROVIDER−IDで同じ形式の多数のアプリケーション設定を含む場合には、APPLICATION特性に含まれる希望の設定を正確に定義することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、プロビジョニングコンテンツドキュメントの特性で指示されたアプリケーション設定をより正確に識別することが要望される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、APPLICATION特性テンプレートを通して設けられる拡張リンクと共にプロビジョニングコンテンツドキュメントを使用してクライアントプロビジョニングを行なう方法、装置、システム、プログラム製品、及びコンピュータに実装される方法に向けられる。
【0006】
一実施形態において、クライアントプロビジョニング方法は、装置の構成情報を送信することを含む。この構成情報は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む。又、この方法は、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別することも含む。
【0007】
別の実施形態において、リモート構成されるように適応された装置が開示される。この装置は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を受信するように構成された受信器を備えている。又、この装置は、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するように適応されるプロセッサも備えている。
【0008】
更に別の実施形態において、クライアントプロビジョニングシステムは、通信ネットワークを通して構成情報を送信するように適応されるサーバーコンピュータと、クライアント装置のための構成情報を受信するように適応されるクライアント装置とを備えている。構成情報は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む。クライアント装置は、更に、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するように適応される。
【0009】
本発明の別の実施形態は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を受信し、そして第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別する、ことをマシンが遂行するようにさせるためのマシン読み取り可能なプログラムコードを有するプログラム製品を包含する。
【0010】
別の実施形態において、コンピュータに実装される方法は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を受信することを含む。又、コンピュータに実装される方法は、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別することも含む。
【0011】
別の実施形態において、クライアントプロビジョニング方法は、装置の構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを送信することを含む。構成情報は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む。又、この方法は、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別することも含む。これら第1の設定及び第2の設定は、アプリケーション設定である。
【0012】
別の実施形態において、リモート構成されるように適応される装置は、装置の構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを受信するように構成された受信器を備えている。構成情報は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む。又、この装置は、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するように適応されるプロセッサも備えている。これら第1の設定及び第2の設定は、アプリケーション設定である。
【0013】
別の実施形態において、クライアントプロビジョニングシステムは、通信ネットワークを通して構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを送信するように適応されたサーバーコンピュータを備えている。構成情報は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む。又、このシステムは、クライアント装置のためのプロビジョニングコンテンツドキュメント及び構成情報を受信するように適応されるクライアント装置も備えている。このクライアント装置は、更に、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するように適応される。これら第1の設定及び第2の設定は、アプリケーション設定である。
【0014】
本発明の別の実施形態は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを受信するステップと、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するステップであって、これら第1の設定及び第2の設定がアプリケーション設定であるようなステップと、をマシンが遂行するようにさせるためのマシン読み取り可能なプログラムコードを含むプログラム製品を包含する。
【0015】
別の実施形態において、コンピュータに実装される方法は、設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを受信するステップと、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するステップであって、これら第1の設定及び第2の設定がアプリケーション設定であるようなステップと、を備えている。
【0016】
本発明の他の原理的特徴及び効果は、当業者であれば、添付図面、以下の詳細な説明、及び特許請求の範囲から容易に明らかとなろう。
【0017】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1は、本発明の一実施形態による装置10を示す。この装置10は、中央処理ユニット(CPU)12と、入力14と、出力16と、メモリ18とを備えている。装置10は、入力14に対して外部のソースからそこに通信されるプロビジョニング情報に基づいて構成(コンフィギュレーション)することができる。CPU12は、受信したプロビジョニング情報に含まれたインストラクションを処理し、そしてその情報をメモリ18に記憶する。装置10は、電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、コンピュータ、又は他の電子装置でよい。
【0019】
図2は、サーバー22と、ネットワーク24と、図1のクライアント装置10と同様のクライアント装置26とを含むクライアントプロビジョニングシステム20を示す。クライアント装置26は、ネットワーク24を経てサーバー22と通信する。一実施形態では、クライアント装置26は、携帯電話のような通信装置であり、そしてネットワーク24は、ワイヤレス通信ネットワークである。或いは又、クライアント装置26は、いかなる種類のコンピューティング装置でもよい。
【0020】
クライアント装置26は、サーバー22からネットワーク24を経てリモート構成することができる。リモート構成又はプロビジョニングプロセスでは、通信会社、装置製造者、又はコーポレート情報技術(IT)グループが、ネットワーク24を経てクライアント装置26へプロビジョニング情報を送信することによりクライアント装置26を構成することができる。プロビジョニング情報は、アクセスポイント(AP)情報、又はマルチメディアメッセージングサービス(MMS)情報のような情報を含むことができる。
【0021】
図3は、プロビジョニングコンテンツドキュメント34を受け取って理解するように構成されたパーサ(purser)32を含むクライアント装置26を示している。プロビジョニングコンテンツドキュメント34は、クライアント装置26を構成するためのプロビジョニング情報を含む。プロビジョニングコンテンツドキュメント34は、特性と称される部分に分割される。APPLICATION特性は、アプリケーションプロトコルパラメータを定義すると共に、プロトコルを使用して得られるアプリケーションサービスアクセスポイントの属性を記述するのに使用される。
【0022】
APPLICATION特性は、装置の構成に関連した多数のパラメータを含む。ルートレベルにおけるAPPLICATION特性テンプレートの一例は、次の通りである。

【0023】
前記の例では、パラメータPROVIDER−IDは、アプリケーション設定のコンテクストを識別する。同じタイプ及び同じPROVIDER−IDの多数のアプリケーション設定が装置に与えられる場合には、PROVIDER−ID値は、装置を構成するに充分な情報をプロセッサに与えるのに充分でないことがある。この点に関して、前記でハイライトしたリンクパラメータは、希望の設定をより特定に識別するために与えられる。
【0024】
REFID及びTO−REFIDのようなリンクパラメータは、希望のアプリケーション設定への論理的リンクを生成することができる。この点に関して、APPLICATION特性のTO−REFIDパラメータには、正確な設定への論理的リンク又はリンクのチェーンを与えることができる。論理的リンクの一例は、図4を参照して以下に説明する。リンクパラメータを個々に詳細に説明する。
【0025】
TO−REFIDパラメータは、2つのAPPLICATION特性間のリンクとして使用され、TO−REFIDが他のAPPLICATION特性(設定)のREFIDと一致する値をもつような設定は、設定のチェーンを生成する。売主は、それら自身のTO−REFID拡張、及びその拡張を使用するためのガイドを公表することを選択し、サーバーがこれらの売主特有の特徴を容易にサポートし、ひいては、相互運用し易くすることができる。
【0026】
REFIDパラメータは、ターミナルに設定のセットを与えるプロビジョニングメッセージのAPPLICATION特性を識別するのに使用される。1つの構成コンテクストに同じ形式の多数の設定があり、且つ2つ以上の他のアプリケーション設定がこれらの設定を使用する場合には、REFIDパラメータは、希望の設定を区別的且つ特有に識別するのを許す。
【0027】
従って、対応する特性におけるREFID及びTO−REFIDの組み合せは、リンクが希望の設定を適切に識別するのを許す。以上の説明は、APPLICATION及びVENDORCONFIG特性へリンクするための構成体の応用を述べたが、当業者であれば、この構成体は、種々の他の特性にも等しく応用できることが理解されよう。
【0028】
TO−PROXYパラメータは、一致するPROXY−IDを伴う論理的プロキシーを指す。各アプリケーションは、1つ以上のTO−PROXYパラメータのリストに対応してもよい。リストの順序は、プロキシーのプライオリティを指してもよい。
【0029】
TO−NAPIDパラメータは、一致するNAPIDパラメータを伴うネットワークアクセスポイントを指す。多数のTO−NAPIDパラメータを、所与のアプリケーションに対して、個々のネットワークアクセスポイントのプライオリティを示すリスト順序でリストすることができる。1つのTO−NAPIDは、特殊な、予め定義された意味をもつことができる。特に、TO−NAPIDがINTERNETである場合には、定義された属性INTERNETを伴うネットワークアクセスポイントを選択できることを意味する。
【0030】
図4の例において、ボイス・オーバー・IP(Voice-over-IP)アプリケーションに対して装置を構成すべき場合には、APPLICATION特性テンプレートに、値“VolP1”を有するTO−REFIDパラメータを与えることができる。“SIP*”及び“APN*”のような更なるリンクを指示するために、多数のREFIDに対応して、TO−REFIDのための多数のエントリーを与えることができる。他の実施形態では、TO−REFIDパラメータは、“VolP1、SIP*、APN*”のようなリンクの完全なチェーンを指示するために一連の値を含むことができる。従って、図4に示すように、装置が、多数のアプリケーション特性と、ネットワークアクセスポイントに対する多数の特性とを含む場合には、各考えられる希望の設定インスタンスへの論理的リンクを指定することができる。
【0031】
例えば、図4において、パラメータPROVIDER−IDは、VolP2 42bではなく、VolP1 42aを使用して、構成を指示するのに充分である。しかしながら、PROVIDER−IDは、希望のセッション開始プロトコル(SIP1 44a又はSIP2 44b)及び希望のネットワークアクセスポイント(AP1 46aを経てワイヤレスローカルエリアネットワーク、又はAP2 46bを経てGPRS)を識別するには不充分なことがある。この点に関して、パラメータTO−REFIDの値は、各レベルへの希望のリンクを指示することができる。例えば、パラメータTO−REFIDは、SIP2ないしAP1を使用してVolP1を指定することができる。
【0032】
ある実施形態では、パラメータTO−REFID及びPROVIDER−IDを合併させてもよいことに注意されたい。この点に関して、パラメータPROVIDER−IDは、リンク値又はリンク値のチェーンを受け容れるように変更することができる。或いは又、PROVIDER−ID値は、リンクを通して参照できる独特なグローバル識別子を表わすように変更されてもよい。従って、リンクは、設定の各インスタンスを独特の識別子で表わすことができる。
【0033】
図5は、リンクを使用するクライアントプロビジョニング方法を例示するフローチャート50である。別の実施形態では、付加的な、又はより少数の、或いは異なるオペレーションを遂行することができる。
【0034】
この方法50は、ワイヤレスネットワークのような通信ネットワークから構成情報を有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを装置が受け取るときにスタートする(ブロック52)。装置は、プロビジョニングコンテンツドキュメントを、加入者設定手順の一部分として、又は既存の加入者に対する構成手順の一部分として、受け取ることができる。
【0035】
ブロック54において、装置のプロセッサは、プロビジョニングコンテンツドキュメントを解析(purse)する。プロビジョニングコンテンツドキュメントは、APPLICATION特性のような複数の特性を含むことができる。プロビジョニングコンテンツドキュメントが解析されると、プロセッサは、希望の設定を識別するように試みることができる。
【0036】
ある実施形態では、APPLICATION特性テンプレートは、PROVIDER−IDパラメータ及びTO−REFIDパラメータの両方を含むことができる。このようなケースでは、プロセッサは、同じタイプ及び同じPROVIDER−IDの多数の特性が装置に存在するかどうか決定することができる(ブロック56)。多数の特性が存在しないという決定がなされると、プロセッサは、ブロック60へ進み、装置を適宜に構成する。多数の特性が存在するという決定がなされると、プロセッサは、ブロック58へ進む。
【0037】
他の実施形態では、PROVIDER−ID及びTO−REFIDパラメータが合併されてもよい。この点に関して、これらパラメータの一方又は他方がAPPLICATION特性テンプレートにおいて排除されてもよい。このような実施形態では、プロセッサは、ブロック56における決定をバイパスし、ブロック58へ直接進むことができる。
【0038】
ブロック58において、プロセッサは、リンクを検査し、それに対応する設定を識別する。上述したように、リンクは、多数のレベルにおいて設定を識別するリンクのチェーンを含むことができる。次いで、プロセッサは、ブロック60へ進み、装置を適宜に構成する。
【0039】
従って、リンクは、APPLICATION特性テンプレートのような特性テンプレートの利用性を広げる。
【0040】
以上の説明において、本発明を完全に理解するために、説明上、多数の特定の細部について述べた。しかしながら、当業者であれば、これら特定の細部を伴わずに、別の実施形態を案出できることが明らかであろう。他の例において、実施形態を容易に説明するために構造及び装置をブロック図で示した。
【0041】
図示して上述した実施形態は、現在好ましいものであるが、これらの実施形態は、単なる例示に過ぎないことが理解されよう。他の実施形態は、例えば、同じオペレーションを遂行するための異なる技術を含んでもよい。本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲及びその精神に包含される種々の変更、組み合せ及び置き換えへと拡張される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施形態による装置の概略図である。
【図2】本発明の一実施形態によるクライアントプロビジョニングシステムの概略図である。
【図3】本発明の一実施形態によるクライアントプロビジョニングクライアントの概略図である。
【図4】本発明の一実施形態によるリンクを使用したクライアントプロビジョニング構成体を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態によりリンクを伴うアプリケーション特性テンプレートを使用したクライアントプロビジョニング方法を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を送信するステップと、
第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するステップと、
を備えたクライアントプロビジョニング方法。
【請求項2】
前記第1設定及び第2設定はアプリケーション設定である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記構成情報は、少なくとも1つの特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記特性テンプレートは、アプリケーション特性テンプレートである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
1つ以上の特性を含むプロビジョニングコンテンツドキュメントを解析するステップを更に備えた、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
リンクは構成設定のチェーンを表わす、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
リンクは特性に対する独特の識別子を表わす、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
リモート構成されるように適応される装置において、
設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を受信するように構成された受信器と、
第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するよう適応されるプロセッサと、
を備えた装置。
【請求項9】
前記第1設定及び第2設定はアプリケーション設定である、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記構成情報は、少なくとも1つの特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントである、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記特性テンプレートは、アプリケーション特性テンプレートである、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記プロビジョニングコンテンツドキュメントを解析するためのパーサを更に備えた、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記パーサは前記プロセッサと一体である、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
リンクは構成設定のチェーンを表わす、請求項8に記載の装置。
【請求項15】
リンクは特性に対する独特の識別子を表わす、請求項8に記載の装置。
【請求項16】
前記装置は携帯装置である、請求項8に記載の装置。
【請求項17】
前記装置は携帯電話を含む、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
通信ネットワークを通して構成情報を送信するように適応されるサーバーコンピュータと、
クライアント装置のための前記構成情報を受信するように適応されるクライアント装置であって、前記構成情報は、設定を表わす1つ以上のリンクを含み、更に、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するように適応されるクライアント装置と、
を備えたクライアントプロビジョニングシステム。
【請求項19】
前記第1設定及び第2設定はアプリケーション設定である、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記構成情報は、少なくとも1つの特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントである、請求項18に記載のシステム。
【請求項21】
前記特性テンプレートは、アプリケーション特性テンプレートである、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
リンクは構成設定のチェーンを表わす、請求項18に記載のシステム。
【請求項23】
リンクは特性に対する独特の識別子を表わす、請求項18に記載のシステム。
【請求項24】
前記装置は携帯装置である、請求項18に記載のシステム。
【請求項25】
前記装置は携帯電話を含む、請求項24に記載のシステム。
【請求項26】
前記通信ネットワークはワイヤレスネットワークである、請求項24に記載のシステム。
【請求項27】
設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を受信し、そして
第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別する、
ことをマシンが遂行するようにさせるためのマシン読み取り可能なプログラムコードを備えたプログラム製品。
【請求項28】
前記第1設定及び第2設定はアプリケーション設定である、請求項27に記載のプログラム製品。
【請求項29】
前記構成情報は、少なくとも1つの特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントである、請求項27に記載のプログラム製品。
【請求項30】
前記特性テンプレートは、アプリケーション特性テンプレートである、請求項29に記載のプログラム製品。
【請求項31】
リンクは構成設定のチェーンを表わす、請求項27に記載のプログラム製品。
【請求項32】
リンクは特性に対する独特の識別子を表わす、請求項27に記載のプログラム製品。
【請求項33】
設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を受信するステップと、
第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するステップと、
を備えたコンピュータに実装される方法。
【請求項34】
前記第1設定及び第2設定はアプリケーション設定である、請求項33に記載のコンピュータに実装される方法。
【請求項35】
前記構成情報は、少なくとも1つの特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントである、請求項33に記載のコンピュータに実装される方法。
【請求項36】
前記特性テンプレートは、アプリケーション特性テンプレートである、請求項35に記載のコンピュータに実装される方法。
【請求項37】
リンクは構成設定のチェーンを表わす、請求項33に記載のコンピュータに実装される方法。
【請求項38】
リンクは特性に対する独特の識別子を表わす、請求項33に記載のコンピュータに実装される方法。
【請求項39】
設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを送信するステップと、
第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するステップであって、これら第1の設定及び第2の設定がアプリケーション設定であるようなステップと、
を備えたクライアントプロビジョニング方法。
【請求項40】
リモート構成されるように適応される装置において、
設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを受信するように構成された受信器と、
第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するように適応されるプロセッサであって、これら第1の設定及び第2の設定がアプリケーション設定であるようなプロセッサと、
を備えた装置。
【請求項41】
通信ネットワークを通して構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを送信するように適応されたサーバーコンピュータであって、前記構成情報が設定を表わす1つ以上のリンクを含むようなサーバーコンピュータと、
クライアント装置のための前記プロビジョニングコンテンツドキュメント及び前記構成情報を受信するように適応されるクライアント装置であって、このクライアント装置は、第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するように適応され、これら第1の設定及び第2の設定がアプリケーション設定であるようなクライアント装置と、
を備えたクライアントプロビジョニングシステム。
【請求項42】
設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを受信するステップと、
第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するステップであって、これら第1の設定及び第2の設定がアプリケーション設定であるようなステップと、
をマシンが遂行するようにさせるためのマシン読み取り可能なプログラムコードを備えたプログラム製品。
【請求項43】
設定を表わす1つ以上のリンクを含む装置構成情報を含む少なくとも1つのアプリケーション特性テンプレートを有するプロビジョニングコンテンツドキュメントを受信するステップと、
第2の設定を表わすリンクにより第1の設定を識別するステップであって、これら第1の設定及び第2の設定がアプリケーション設定であるようなステップと、
を備えたコンピュータに実装される方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−510332(P2008−510332A)
【公表日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−525375(P2007−525375)
【出願日】平成17年8月8日(2005.8.8)
【国際出願番号】PCT/IB2005/002374
【国際公開番号】WO2006/016255
【国際公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】