説明

リンホトキシン−αに対する抗体

本発明は、リンホトキシンαに結合する様々な抗体、該抗体の作製方法、該抗体を含む組成物及び製造品、そして、例えば自己免疫性疾患を治療する際のこれらの使用を提供する。該抗体には、マウス抗体、キメラ抗体及びヒト化抗体が包含される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) KASQAVSSAVA(配列番号:1)又はRASQAVSSAVA(配列番号:2)であるアミノ酸A1−A11を含むCDR-L1配列、又は、KSSQSLLYSTNQKNFLA(配列番号:3)又はKSSQSLLYSANQKNFLA(配列番号:4)又はKSSQSLLYSTNQKNALA(配列番号:6)であるアミノ酸A1−A17を含むCDR-L1配列であって、このときNが任意のアミノ酸であり、
(b) SASHRYT(配列番号:7)又はWASTRDS(配列番号:8)であるアミノ酸B1−B7を含むCDR-L2配列、
(c) QQHYSTPWT(配列番号:9)又はQENYSTPWT(配列番号:11)又はQQYYSYPRT(配列番号:13)又はQQYASYPRT(配列番号:14)又はQQYYAYPRT(配列番号:15)であるアミノ酸C1−C9を含むCDR-L3配列であり、このときNが任意のアミノ酸であり、
(d) GYTFTSYVIH(配列番号:16)又はGYTFSSYWIE(配列番号:17)であるアミノ酸D1−D10を含むCDR-H1配列、
(e) YNNPYNDGTNYNEKFKG(配列番号:18)又はEISPGSGSTNYNEEFKG(配列番号:19)又はYNNPYNAGTNYNEKFKG(配列番号:101)又はEINPGSGSTIYNEKFKG(配列番号:110)であるアミノ酸E1−E17を含むCDR-H2配列であり、このときNが任意のアミノ酸であり、及び、
(f) PTMLPWFAY(配列番号:20)であるアミノ酸F1-F9を含むCDR-H3配列、又は、GYHGY(配列番号:21)又はGYHGA(配列番号:22)であるアミノ酸F1−F5を含むCDR-H3配列
からなる群から選択される少なくとも一の相補性決定領域(CDR)配列を含んでなる単離された抗リンホトキシンα(LTα)抗体。
【請求項2】
配列番号:3がKSSQSLLYSTAQKNFLA(配列番号:5)である、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
配列番号:11がQESYSTPWT(配列番号:10)又はQEVYSTPWT(配列番号:12)である、請求項1又は2に記載の抗体。
【請求項4】
CDR-L1配列が配列番号:2又は3又は4又は6である、請求項1から3の何れか一に記載の抗体。
【請求項5】
配列番号:1又は2および7および9のすべて、又は配列番号:1又は2及び7又は8及び11のすべて、又は配列番号:16、18および20のすべて、又は配列番号:16、101および20のすべて、の何れかを含んでなる、請求項1から3の何れか一に記載の抗体。
【請求項6】
配列番号:3、8および13のすべて、又は配列番号:4、5又は6、8および13のすべて、又は配列番号:3、8および14又は15のすべて、又は配列番号:4、5又は6、8および14又は15のすべて、又は配列番号:17、19および21又は22のすべて、又は配列番号:17、110および21のすべて、のいずれかを含んでなる、請求項1から3の何れか一に記載の抗体。
【請求項7】
(i) 配列番号:1又は2および7および9、又は配列番号:1又は2及び7又は8及び11、又は配列番号:3、8および13、又は配列番号:4、5又は6、8および13、又は配列番号:3、8及び14又は15、又は配列番号:4、5又は6、8および14又は15のCDR-L1からCDR-L3アミノ酸配列のすべてと、(ii) 配列番号:16、18および20、又は配列番号:16、101および20、又は配列番号:17、19および21又は22、又は配列番号:17、110および21のCDR-H1からCDR-H3アミノ酸配列のすべてとを含む、請求項1から6の何れか一に記載の抗体。
【請求項8】
ヒトのサブグループ1コンセンサスフレームワーク配列を含む、請求項1から7の何れか一に記載の抗体。
【請求項9】
重鎖ヒトサブグループIIIコンセンサスフレームワーク配列を含む、請求項1から8の何れか一に記載の抗体。
【請求項10】
フレームワーク配列が位置71、73又は78に置換を含む、請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
前記置換がR71A、N73T又はN78A、又はこれらの組み合わせである、請求項10に記載の抗体。
【請求項12】
リンホトキシンα3三量体(LTα3)に結合し、腫瘍壊死因子レセプター−I(TNFRI)および腫瘍壊死因子レセプター-II(TNFRII)とのLTα3の相互作用を遮断する、請求項1から11の何れか一に記載の抗体。
【請求項13】
リンホトキシンαβヘテロ二量体(LTαβ)に結合する、請求項1から12の何れか一に記載の抗体。
【請求項14】
LTαβ機能を遮断する、請求項1から13の何れか一に記載の抗体。
【請求項15】
Fc領域を有し、インビトロ関節炎アッセイにおいて関節リウマチと関係している炎症性サイトカインのレベルを低減する、請求項1から14の何れか一に記載の抗体。
【請求項16】
リンホトキシンβレセプター(LTβ-R)とのLTαβの相互作用を遮断する、請求項1から15の何れか一に記載の抗体。
【請求項17】
LTαポジティブ細胞を低減させる、請求項1から16の何れか一に記載の抗体。
【請求項18】
LTαβ発現細胞を調節する、請求項1から17の何れか一に記載の抗体。
【請求項19】
キメラまたはヒト化した、請求項1から18の何れか一に記載の抗体。
【請求項20】
ヒト化されている、請求項19に記載の抗体。
【請求項21】
フレームワーク配列の少なくとも一部が、ヒトのコンセンサスフレームワーク配列である、請求項20に記載の抗体。
【請求項22】
前記抗体が少なくともおよそ10−12Mの親和性でLTαを結合する、請求項1から21の何れか一に記載の抗体。
【請求項23】
IgGアイソタイプのものである、請求項1から22の何れか一に記載の抗体。
【請求項24】
IgGがIgG1又はIgG2aである、請求項23に記載の抗体。
【請求項25】
Fc領域が野生型Fc領域である、請求項15から24の何れか一に記載の抗体。
【請求項26】
さらに、Fc領域に一又は複数のアミノ酸置換を含み、その結果、天然配列のFc領域を有する同じ抗体と比較して、増大した抗体依存性細胞媒介性細胞毒性(ADCC)機能を有するものとなる、請求項15から24の何れか一に記載の抗体。
【請求項27】
さらに、1〜3のアミノ酸置換をFc領域に含む、請求項26に記載の抗体。
【請求項28】
Fc領域が、268D、又は298A、又は326D、又は333A、又は334A、又は298Aと333A、又は298Aと334A、又は239Dと332E、又は239Dと298A及び332E、又は239Dと268D及び298A及び332E、又は239Dと268D及び298A及び326A及び332A、又は239Dと268D及び298A及び326A及び332E、又は239Dと268D及び283L及び298A及び332E、又は239Dと268D及び283L及び298A及び326A及び332E、又は239Dと330L及び332E及び272Y及び254T及び256E、又は250Qと428L、又は265A、又は297Aである一又は何れかを組み合わせた位置にアミノ酸置換を有し、このとき265A置換は297Aの存在下になく、297A置換は265Aの存在下にない、請求項26に記載の抗体。
【請求項29】
アメリカ培養細胞系統保存機関番号PTA−7538(ハイブリドーママウスリンホトキシンα2β1 s5H3.2.2)の下に寄託されるハイブリドーマ細胞株によって生産されるマウス抗体のヒトLTαに対する一価性親和性とおよそ同じか又はより大きいヒトLTαに対する一価性親和性を有する、請求項20から28の何れか一に記載の抗体。
【請求項30】
一価性親和性がKd値として表される、請求項29に記載のヒト化抗体。
【請求項31】
一価性親和性が光学バイオセンサー又はラジオイムノアッセイで測定される、請求項30に記載のヒト化抗体。
【請求項32】
配列番号:23又は24を含む軽鎖可変ドメイン、又は配列番号:25又は26を含む重鎖可変ドメインを有するか、又は配列番号:23及び25の両方又は配列番号:24及び26の両方を含む軽鎖および重鎖の可変ドメインを有する抗リンホトキシンα(LTα)抗体。
【請求項33】
配列番号:27又は28を含む軽鎖可変ドメイン、又は配列番号:29又は30又は31を含む重鎖可変ドメインを有するか、又は配列番号:27および29の両方、又は配列番号:27および30の両方、又は配列番号:27および31の両方、又は配列番号:28および30の両方、又は配列番号:28および31の両方を含む軽鎖及び重鎖の可変ドメインを有する、抗リンホトキシンα(LTα)抗体。
【請求項34】
配列番号:102を含む軽鎖可変ドメイン、又は配列番号:103を含む重鎖可変ドメインを有するか、又は配列番号:102及び103の両方を含む軽鎖および重鎖の可変ドメインを有する、抗リンホトキシンα(LTα)抗体。
【請求項35】
配列番号:108を含む軽鎖可変ドメイン又は配列番号:109を含む重鎖可変ドメインを有するか、又は配列番号:108と109の両方を含む軽鎖及び重鎖の可変ドメインを有する、抗リンホトキシンα(LTα)抗体。
【請求項36】
野生型のチャイニーズハムスター卵巣細胞において生産される同じ抗体上のフコースの量と比較してフコースが減少している、請求項1から35の何れか一に記載の抗体。
【請求項37】
フコースをもたない、請求項35に記載の抗体。
【請求項38】
Fc領域を有する請求項1から37の何れか一に記載の抗体を含有する抗体組成物であって、該組成物中の抗体のおよそ20〜100%がフコースを欠いているFc領域に成熟したコア炭水化物構造を含む、抗体組成物。
【請求項39】
238、239、246、248、249、250、252、254、255、256、258、265、267、268、269、270、272、276、278、280、283、285、286、289、290、292、293、294、295、296、297、298、301、303、305、307、309、312、314、315、320、322、324、326、327、329、330、331、332、333、334、335、337、338、340、360、373、376、378、382、388、389、398、414、416、419、428、430、434、435、437、438および439からなる群から選択されるFc領域の何れか一又はいずれか組み合わせた位置に、A、D、E、L、Q、TおよびYからなる群から選択されるアミノ酸を用いることによって、抗体が、野生型のIgG Fc配列と比較して、抗体依存性細胞媒介性細胞毒性(ADCC)、補体依存性細胞障害作用(CDC)又は抗体の薬物動態学的性質の一又は複数が変化するように改変されているFc領域を含む、請求項38に記載の組成物。
【請求項40】
抗体が、ヒトエフェクター細胞の存在下で抗体依存性細胞媒介性細胞毒性(ADCC)を有するか、又はヒト野生型IgG1 Fcを含む他の同じ抗体と比較して、ヒトエフェクター細胞の存在下で増大した抗体依存性細胞媒介性細胞毒性(ADCC)を有する、請求項38又は39の何れかに記載の組成物。
【請求項41】
さらに、抗体が、268D又は326D又は333Aと334A、又は298Aと333A、又は298Aと334A、又は239Dと332E、又は239Dと298A及び332E、又は239Dと268D及び298A及び332E、又は239Dと268D及び298A及び326A及び332A、又は239Dと268D及び298A及び326A及び332E、又は239Dと268D及び283L及び298A及び332E、又は239Dと268D及び283L及び298A及び326A及び332E、又は239Dと330L及び332EであるFc置換を含む、請求項38に記載の組成物。
【請求項42】
抗体がFcγRIIIを結合する、請求項38に記載の組成物。
【請求項43】
抗体が、糖タンパク質のFc領域に付着したフコースを包含する成熟コア炭水化物構造を有する糖タンパク質よりも、良好な親和性でFcγRIIIを結合するか、又は抗体依存性細胞媒介性細胞毒性(ADCC)をより効率よく媒介する、請求項38に記載の組成物。
【請求項44】
抗体が、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞によって生産されている、請求項38から43の何れか一に記載の組成物。
【請求項45】
CHO細胞がLec13細胞である、請求項44に記載の組成物。
【請求項46】
抗体がフコシル基転移酵素遺伝子を欠いている哺乳動物細胞によって生産されている、請求項38から45の何れか一に記載の組成物。
【請求項47】
フコシル基転移酵素遺伝子がFUT8遺伝子である、請求項46に記載の組成物。
【請求項48】
抗体が、成熟コア炭水化物構造に付着した分岐するN‐アセチルグルコサミン(GlcNAc)を持たない、請求項38に記載の組成物。
【請求項49】
抗体が、成熟コア炭水化物構造に付着した分岐するN‐アセチルグルコサミン(GlcNAc)を持つ、請求項38に記載の組成物。
【請求項50】
抗体が、成熟コア炭水化物構造に付着した一又は複数のガラクトース残基を持つ、請求項38に記載の組成物。
【請求項51】
抗体が、成熟コア炭水化物構造に付着した一又は複数のガラクトース残基を持たない、請求項38に記載の組成物。
【請求項52】
抗体が、成熟コア炭水化物構造に付着した一又は複数のシアル酸残基を持つ、請求項38に記載の組成物。
【請求項53】
抗体が、成熟コア炭水化物構造に付着した一又は複数のシアル酸残基を持たない、請求項38に記載の組成物。
【請求項54】
少なくともおよそ2%のアフコシル化抗体を含む、請求項38に記載の組成物。
【請求項55】
少なくともおよそ4%のアフコシル化抗体を含む、請求項38に記載の組成物。
【請求項56】
少なくともおよそ10%のアフコシル化抗体を含む、請求項38に記載の組成物。
【請求項57】
少なくともおよそ19%のアフコシル化抗体を含む、請求項38に記載の組成物。
【請求項58】
少なくともおよそ100%のアフコシル化抗体を含む、請求項38に記載の組成物。
【請求項59】
請求項1から37の何れか一に記載の抗体を特異的に結合する抗イディオタイプ抗体。
【請求項60】
請求項1から37の何れか一に記載の抗体と担体を含む組成物。
【請求項61】
抗LTα抗体が第一医薬である場合に、第二医薬をさらに含む、請求項60に記載の組成物。
【請求項62】
第二医薬が、免疫抑制剤、B細胞表面マーカーを結合するアンタゴニスト、BAFFアンタゴニスト、疾患修飾性抗リウマチ剤(DMARD)、インテグリンアンタゴニスト、非ステロイド性抗炎症性剤(NSAID)、サイトカインアンタゴニスト、又はこれらの組み合わせである、請求項61に記載の組成物。
【請求項63】
2006年4月19日に寄託番号PTA−7538でアメリカ培養細胞系統保存機関に寄託されたハイブリドーマ。
【請求項64】
請求項63に記載のハイブリドーマによって分泌される抗体。
【請求項65】
請求項1から37の何れか一に記載の抗体をコードする単離された核酸。
【請求項66】
請求項65に記載の核酸を含む発現ベクター。
【請求項67】
請求項65に記載の核酸を含む宿主細胞。
【請求項68】
抗体を生産するための条件下で請求項67に記載の宿主細胞を培養し、抗体を回収することを含む、抗体の製造方法。
【請求項69】
リンホトキシンα活性化細胞増殖を阻害する方法であって、請求項1から37の何れか一に記載の抗体の有効量を細胞又は組織と接触させることを含む方法。
【請求項70】
請求項1から37の何れか一に記載の抗体の有効量を被検体に投与することを含む、被検体の自己免疫性疾患の治療方法。
【請求項71】
自己免疫性疾患が、関節リウマチ、狼瘡、ヴェゲナー病、炎症性腸疾患(IBD)、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少、多発性硬化症(MS)、乾癬、IgAネフロパシー、IgM多発性神経炎、重症筋無力症、血管炎、真正糖尿病、レイノー症候群、シェーグレン症候群、糸球体腎炎、橋本甲状腺炎、グレーブス病、ヘリコバクターピロリ胃炎および慢性C型肝炎からなる基から選択される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
自己免疫性疾患が、関節リウマチ、MS、シェーグレン症候群、狼瘡、重症筋無力症又はIBDである、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
自己免疫性疾患が、関節リウマチ、IBD、狼瘡又はMSである、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
狼瘡が全身性エリテマトーデス又はループス腎炎であり、IBDがクローン病又は潰瘍性大腸炎である、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
抗LTα抗体が第一医薬である場合に、第二医薬が有効量で投与される、請求項70から74の何れか一に記載の方法。
【請求項76】
第二医薬が複数の医薬である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
第二医薬が、免疫抑制剤、B細胞表面マーカーを結合するアンタゴニスト、BAFFアンタゴニスト、疾患修飾性抗リウマチ剤(DMARD)、インテグリンアンタゴニスト、非ステロイド性抗炎症性剤(NSAID)、サイトカインアンタゴニスト、又はこれらの組み合わせである、請求項75又は76に記載の方法。
【請求項78】
第二医薬がDMARD又はメトトレキセートである、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
被検体が疾患のための医薬によって以前に治療されたことがない、請求項70から78の何れか一に記載の方法。
【請求項80】
被検体がTNFアンタゴニストによって以前に治療されたことがない、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
被検体が疾患のための医薬によって以前に治療されたことがある、請求項70から78の何れか一に記載の方法。
【請求項82】
被検体がTNFアンタゴニスト又はDMARDによって以前に治療されたことがある、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
抗体がネイキッド抗体である、請求項70から82の何れか一に記載の方法。
【請求項84】
抗体が他の分子とコンジュゲートしている、請求項70から82の何れか一に記載の方法。
【請求項85】
他の分子が細胞障害性剤である、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
抗体が静脈内投与される、請求項70から85の何れか一に記載の方法。
【請求項87】
抗体が皮下投与される、請求項70から85の何れか一に記載の方法。
【請求項88】
被検体が関節リウマチを有しており、抗体が被検体において主要な臨床効果を引き起こすものである、請求項70から87の何れか一に記載の方法。
【請求項89】
被検体が、一又は複数の調節性サイトカイン、抗核抗体(ANA)、抗リウマチ因子(RF)抗体、クレアチニン、血中尿素窒素、抗内皮性抗体、抗好中球細胞質抗体(ANCA)、浸潤性CD20細胞、抗二本鎖DNA(dsDNA)抗体、抗Sm抗体、抗核リボ核タンパク質抗体、抗リン脂質抗体、抗リボソームP抗体、抗Ro/SS−A抗体、抗Ro抗体、抗La抗体、シェーグレン関連抗原A又はBに対する抗体(SS−A又はSS−B)、セントロメアプロテインB(CENP B)又はセントロメアプロテインC(CENP C)に対する抗体、ICA69に対する自己抗体、抗スミス抗原(Sm)抗体、抗核リボ核タンパク質抗体、抗リボソームP抗体、好中球の核又は核周囲領域を染色する自己抗体(pANCA)、抗酵母抗体、GM1ガングリオシド又はGQ1bガングリオシドに対する交差反応性抗体、抗アセチルコリンレセプター(AchR)抗体、抗AchRサブタイプ抗体ないし抗筋特異的チロシンキナーゼ(MuSK)抗体、血清抗内皮細胞抗体、IgG又は抗デスモグレイン(Dsg)抗体、抗セントロメア抗体、抗トポイソメラーゼ−1(Scl−70)抗体、抗RNAポリメラーゼ抗体ないし抗U3-リボヌクレオタンパク質(U3-RNP)抗体、抗糸球体基底膜(GBM)抗体、抗糸球体基底膜(GBM)抗体、抗ミトコンドリア(AMA)ないし抗ミトコンドリアM2抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体、抗チログロビン(TG)抗体又は抗甲状腺刺激性ホルモンレセプター(TSHR)抗体、抗核(AN)抗体、抗アクチン(AA)抗体ないし抗平滑筋抗原(ASM)抗体、IgA抗筋内膜抗体、IgA抗組織トランスグルタミナーゼ抗体、IgA抗グリアジン抗体ないしIgG抗グリアジン抗体、抗CYP21A2抗体、抗CYP11A1ないし抗CYP17抗体、抗リボヌクレオタンパク質(RNP)抗体ないしmyosytis-特異的抗体、抗ミエリン関連糖タンパク質(MAG)抗体、抗C型肝炎ウイルス(HCV)抗体、抗GM1ガングリオシド、抗硫酸塩-3-グリクロニル パラグロボシド(SGPG)抗体ないしIgM抗グリココンジュゲート抗体、IgM抗ガングリオシド抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体、抗チログロビン(TG)抗体ないし抗甲状腺刺激性ホルモンレセプター(TSHR)抗体、抗ミエリン塩基性タンパク質抗体ないし抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質抗体、IgGのFc部分に対するIgMリウマチ因子抗体、抗第VIII因子抗体、又はこれらの組み合わせを異常なレベルで有する、請求項70から88の何れか一に記載の方法。
【請求項90】
抗体が隔週でおよそ1回だけ投与される、請求項70から89の何れか一に記載の方法。
【請求項91】
抗体が1か月におよそ1回投与される、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
容器と、該容器に内包される組成物と、該組成物が自己免疫性疾患を治療するために用いられ得ることを示すパッケージ挿入物とを具備し、このとき該組成物が請求項1から37の何れか一に記載の抗体を含むものである、製造品。
【請求項93】
さらに、抗体が第一医薬である場合に、第二医薬を内包する容器を具備し、さらに、第二医薬によって被検体を治療することについてのパッケージ挿入物への指示を具備する、請求項92に記載の製造品。
【請求項94】
第二医薬が、免疫抑制剤、B細胞表面マーカーを結合するアンタゴニスト、BAFFアンタゴニスト、疾患修飾性抗リウマチ剤(DMARD)、インテグリンアンタゴニスト、非ステロイド性抗炎症性剤(NSAID)、サイトカインアンタゴニスト、又はこれらの組み合わせである、請求項93に記載の製造品。
【請求項95】
標的視聴者に、自己免疫性疾患を表している患者ないし患者集団を治療するために請求項1から37の何れか一に記載の抗体又はその薬学的に許容される組成物の使用を促すことを含む、請求項1から37の何れか一に記載の抗体又はその薬学的に許容される組成物を公示する方法。
【請求項96】
自己免疫性疾患が、関節リウマチ、狼瘡、多発性硬化症又は炎症性腸疾患である、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
請求項1から37の何れか一に記載の抗体及び薬学的に許容される担体を含有する薬学的組成物と、該抗体ないし薬学的組成物が自己免疫性疾患を持つ患者の治療に適応されることを記載しているラベルとを共に包装されて具備する製造品。
【請求項98】
自己免疫性疾患が、関節リウマチ、狼瘡、多発性硬化症又は炎症性腸疾患である、請求項97に記載の製造品。
【請求項99】
さらに、抗体が第一医薬である場合に、第二医薬を内包する容器を具備し、さらに、有効量の第二医薬によって患者を治療することについてのパッケージ挿入物への指示を具備する、請求項97又は98に記載の製造品。
【請求項100】
第二医薬がDMARD又はメトトレキセートである、請求項99に記載の製造品。
【請求項101】
請求項1から37の何れか一に記載の抗体又は該抗体の薬学的組成物と、該抗体ないし薬学的組成物が自己免疫性疾患を示す患者の治療に適応されることを記載しているラベルとを一つのパッケージに入れることを含む、請求項1から37の何れか一に記載の抗体又は該抗体の薬学的組成物のパッケージ方法。
【請求項102】
自己免疫性疾患が、関節リウマチ、狼瘡、多発性硬化症又は炎症性腸疾患である、請求項101に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図12D】
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【図12E】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図13E】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図14D】
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【図14E】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図15E】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図17E】
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【図17F】
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【図17G】
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【図17H】
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【図17I】
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【図17J】
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【図17K】
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【図17L】
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【図17M】
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【図17N】
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【図17O】
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【図17P】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25A】
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【図25B】
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【図25C】
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【図25D】
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【図26A】
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【図26B】
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【図27】
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【公表番号】特表2010−506568(P2010−506568A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−532587(P2009−532587)
【出願日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際出願番号】PCT/US2007/081154
【国際公開番号】WO2008/063776
【国際公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願人】(509012625)ジェネンテック インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】