説明

ロータリ射出成形機

【課題】ロータリテーブルの偏心及び軸受の偏摩耗を防止する。定格出力が小さな電動サーボモータを用いてロータリテーブルを安定に回転駆動する。
【解決手段】ロータリテーブル11の外周に、支持面18とギア面19とを同心に形成する。可動ダイプレート7に、支持面18に当接してロータリテーブル11を支持する第1及び第2の支持ローラ12,13と、ギア歯19と噛み合う主動ギア27,28が出力軸に設けられたロータリテーブル回転用の第1及び第2の電動サーボモータ14,15とを取り付ける。第1及び第2の支持ローラ12,13を、ロータリテーブル11の回転中心軸16を通る仮想垂直線Y−Yを介してその両側部分に等分に配置すると共に、第1及び第2の電動サーボモータ14,15を、支持ローラ12,13の外側であって、仮想垂直線Y−Yを介してその両側部分に等分に配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂の多色成形や多層成形に用いられるロータリ射出成形機に係り、特に、この射出成形機に備えられるロータリテーブルの支持機構及び回転機構に関する。
【背景技術】
【0002】
図7に、従来より知られているロータリ射出成形機における型締装置の構成を示す(例えば、特許文献1参照。)。このロータリ射出成形機は、竪型であって、固定盤100と、固定盤100の上方に配された可動盤101と、可動盤101の更に上方に配された支持板102とを備えており、可動盤101は、固定盤100と支持板102との間に架け渡された4本のタイバー103にて案内されつつ、固定盤100に対して接近又は離隔する方向に移動可能とされている。支持板102には、油圧シリンダ機構104,104が装着されており、可動盤101は、これらの油圧シリンダ機構104,104により固定盤100に対して接近又は離隔する方向に駆動される。
【0003】
可動盤101の固定盤100との対向面側には、円盤状のロータリテーブル105が配されており、ロータリテーブル105は、回転中心軸106を介して可動盤101に回転可能に支持されている。固定盤100とロータリテーブル105の対向面には、それぞれ2つの固定側金型107,108と可動側金型109,110が対向に取り付けられる。
【0004】
ロータリテーブル105は、可動盤101に取り付けられた第1及び第2のサーボモータ111,112によって回転駆動され、固定側金型107,108に対する可動側金型109,110の回転位置決めがなされる。この点について、より詳細に説明すると、第1及び第2のサーボモータ111,112の各出力軸には、それぞれ第1及び第2の主動歯車111a,112aが設けられており、ロータリテーブル105の外周面には、これらの主動歯車111a,112aが噛み合わされる従動歯車105aが一体に形成されている。したがって、第1及び第2のサーボモータ111,112を回転駆動すると、その回転力が主動歯車111a,112a及び従動歯車105aを介してロータリテーブル105に伝達され、所定の固定側金型107,108と可動側金型109,110とが鉛直方向で対向する位置までロータリテーブル105が回転駆動される。
【0005】
第1のサーボモータ111と第2のサーボモータ112とは、ロータリテーブル105の回転中心軸106を介して、その左右方向の対象位置に取り付けられる。なお、第1のサーボモータ111は、主としてロータリテーブル105の回転駆動に用いられるもので、ロータリテーブル105に対して必要な回転駆動力を及ぼし得る定格出力の大きなサーボモータが用いられる。これに対して、第2のサーボモータ112は、主としてロータリテーブル105の回転位置決めに用いられるもので、第1のサーボモータ111よりも定格出力が小さなサーボモータが用いられる。
【0006】
このロータリ射出成形機は、可動盤101を型開位置まで上昇した状態で、第1及び第2のサーボモータ111,112を回転駆動してロータリテーブル105を180°づつ間欠的に回転し、固定側金型107,108と可動側金型109,110の組合せを交互に変更した後、油圧シリンダ機構104,104を駆動して可動盤101を型閉位置まで下降し、図示しない2つの射出装置を用いて各組合せの金型毎に射出工程を順次繰り返すことにより、所要の多色成形又は多層成形を実施する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第3333090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、図7に示したロータリ射出成形機は、固定盤100の上方に可動盤101が配され、可動盤101の更に上方に支持板102が配された竪型のロータリ射出成形機であるが、固定盤(固定ダイプレート)と可動盤(可動ダイプレート)と支持板(テールストック)がこの順に水平に配された横型のロータリ射出成形機も従来より知られている。横型のロータリ射出成形機は、竪型のロータリ射出成形機とは異なり、ロータリテーブルの回転中心軸にロータリテーブルの重量に応じた曲げモーメントが作用するので、ロータリテーブルの回転に偏心を生じたり、回転中心軸の軸受に偏摩耗を生じやすいという問題がある。また、回転中心軸とその軸受との間に作用する摩擦力が大きくなるので、ロータリテーブル回転駆動用のサーボモータとして、竪型のロータリ射出成形機に備えられるものよりも定格出力の大きなサーボモータを備える必要があり、可動盤に対する当該サーボモータの取り付けが困難になるという問題もある。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ロータリテーブルの偏心及び軸受の偏摩耗を防止することができ、かつ、定格出力が小さなサーボモータを用いてロータリテーブルを安定に回転駆動可能なロータリ射出成形機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前記課題を解決するため、第1に、固定ダイプレートとテールストックとの間に水平に架け渡された4本のタイバーと、該タイバーに案内されて水平方向に移動する可動ダイプレートと、該可動ダイプレートに回転中心軸を介して回転可能に取り付けられた円盤状のロータリテーブルと、前記可動ダイプレートに取り付けられたロータリテーブル回転用の電動サーボモータと、前記固定ダイプレートに取り付けられた複数の固定側金型と、前記ロータリテーブルに取り付けられた複数の可動側金型とを備えた横型ロータリ射出成形機において、前記ロータリテーブルの外周に、全周にわたって平滑に形成された支持面と、全周にわたってギア歯が設けられたギア面とを同心に形成すると共に、前記可動ダイプレートに、前記支持面に当接して前記ロータリテーブルを支持する第1及び第2の支持ローラと、前記ギア歯と噛み合う主動ギアが出力軸に設けられたロータリテーブル回転用の第1及び第2の電動サーボモータとを取り付け、前記第1及び第2の支持ローラを、前記ロータリテーブルの回転中心軸を通る仮想垂直線を介してその両側部分に等分に配置すると共に、前記第1及び第2の電動サーボモータを、前記支持ローラの外側であって、前記仮想垂直線を介してその両側部分に等分に配置するという構成にした。
【0011】
かかる構成によると、第1及び第2の支持ローラによってロータリテーブルを支持するので、ロータリテーブルの回転中心軸に作用する曲げモーメントを解消でき、ロータリテーブルの偏心及び軸受の偏摩耗を防止することができる。特に、これら2つの支持ローラをロータリテーブルの回転中心軸を通る仮想垂直線を介してその両側部分に等分に配置するので、ロータリテーブルを安定かつバランス良く支持することができる。また、ロータリテーブル回転用の第1及び第2の電動サーボモータを備えるので、1つ当たりの電動サーボモータの定格出力、ひいては、その外形寸法を小さなものにすることができ、可動ダイプレートに対するこれらの電動サーボモータの取り付けを容易なものにすることができる。特に、これら2つの電動サーボモータをロータリテーブルの回転中心軸を通る仮想垂直線を介してその両側部分に等分に配置するので、ロータリテーブルを安定かつバランス良く回転駆動することができる。
【0012】
本発明は、第2に、前記第1及び第2の電動サーボモータを、前記ロータリテーブルの左右両側よりも横方向に突出しない位置に配置するという構成にした。
【0013】
かかる構成によると、可動ダイプレートの横幅を小さなものにすることができ、横型ロータリ射出成形機のコンパクト化を図ることができる。
【0014】
本発明は、第3に、前記第1及び第2の電動サーボモータとして、定格出力が同一の電動サーボモータを用いるという構成にした。
【0015】
かかる構成によると、製造時における部品管理及び組み立て工程を簡略化することができ、横型ロータリ射出成形機の製造を高能率に行うことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の横型ロータリ射出成形機は、第1及び第2の支持ローラによってロータリテーブルを等分に支持すると共に、第1及び第2の電動サーボモータによってロータリテーブルを回転駆動するので、ロータリテーブルを安定かつバランス良く支持することができてロータリテーブルの偏心及び軸受の偏摩耗を防止できると共に、ロータリテーブルを安定かつバランス良く回転駆動することができて固定側金型に対する可動側金型の位置決めを容易なものにすることができる。また、可動ダイプレートに対する第1及び第2の支持ローラ並びに第1及び第2の電動サーボモータの取り付けを容易化できて、可動ダイプレートひいてはロータリ射出成形機のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施形態に係る横型ロータリ射出成形機の正面図である。
【図2】実施形態に係る横型ロータリ射出成形機の平面図である。
【図3】実施形態に係る可動ダイプレートの正面図である。
【図4】実施形態に係る可動ダイプレートの側面図である。
【図5】実施形態に係る支持ローラの構成を示す要部断面図である。
【図6】実施形態に係るモータ駆動系の構成を示すブロック図である。
【図7】従来例に係る竪型ロータリ射出成形機の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、実施形態に係る横型ロータリ射出成形機の実施形態を、図1乃至図6を用いて説明する。本例のロータリ射出成形機は、図1及び図2に示すように、ベースフレーム1と、ベースフレーム1上に配置された型開閉ユニット2と、水平方向で互いに平行であるようにベースフレーム1上に配置された2つの射出ユニット3とを備えている。
【0019】
型開閉ユニット2は、図示しない型開閉用モータを搭載したテールストック4と、図示しない2つの固定側金型を搭載した固定ダイプレート5と、テールストック4と固定ダイプレート5との間に架け渡された複数本のタイバー6と、これら複数本のタイバー6に案内されてテールストック4と固定ダイプレート5との間で水平方向に前後進される可動ダイプレート7を含んで構成される。
【0020】
可動ダイプレート7には、図3乃至図5に示すように、円盤状のロータリテーブル11と、ロータリテーブル11を支持する第1及び第2の支持ローラ12,13と、ロータリテーブル11を回転駆動する第1及び第2の電動サーボモータ14,15とが取り付けられている。
【0021】
ロータリテーブル11は、回転中心軸16及び当該回転中心軸16の外周に備えられた軸受17を介して可動ダイプレート7に回転可能に取り付けられており、その外周には、全周にわたって平滑に形成された支持面18と、全周にわたってギア歯が一定ピッチで均等に設けられたギア面19とが、同心に形成されている。なお、本例においては、支持面18の直径がギア面19の直径よりも小径に形成されているが、これとは逆に、ギア面19の直径を支持面18の直径よりも小径に形成することもできる。ロータリテーブル11の前面側(固定ダイプレート5との対向面)には、金型取付プレート29が取り付けられており、この金型取付プレート29には、回転中心軸16を介してその点対称の位置に第1及び第2の可動側金型21,22が取り付けられている。これら第1及び第2の可動側金型21,22は、固定ダイプレート5に取り付けられた図示しない2つの固定側金型とそれぞれ対向に配置される。
【0022】
ロータリテーブル11は、1成形サイクル毎に180°づつ間欠的に回転駆動され、固定ダイプレート5に取り付けられた2つの固定側金型とロータリテーブル11に取り付けられた2つの可動側金型との組合せを交番的に切り替える。一方、射出ユニット3は、それぞれ異なる樹脂を射出するようになっていて、一方の射出ユニットにて単色の射出を行い、他方の射出ユニット3で単色成形品を保持した金型に対して射出を行うことで、2つの樹脂材料による2色成形又は2層成形を行う。
【0023】
第1及び第2の支持ローラ12,13は、図5に示すように、一端が可動ダイプレート7にボルト23にて固定されたローラ保持軸24の先端部に、軸受25を介して回転可能に取り付けられており、その外周面がロータリテーブル11の支持面18に当接される。このように、第1及び第2の支持ローラ12,13によってロータリテーブル11を支持すると、ロータリテーブル11の回転中心軸16に作用する曲げモーメントを解消できるので、横型のロータリ射出成形機におけるロータリテーブル11の偏心及び軸受17の偏摩耗を防止することができる。これら第1及び第2の支持ローラ12,13は、ロータリテーブル11の回転中心軸16を通る仮想垂直線Y−Yを介してその両側部分に等分に配置される。第1及び第2の支持ローラ12,13の配設位置は、各支持ローラ12,13と回転中心軸16とを結ぶ直線と仮想垂直線Y−Yとのなす角度が45°以内の適宜の位置に設定される。これにより、ロータリテーブル11の重量を安定かつ高効率に保持することができる。
【0024】
第1及び第2の電動サーボモータ14,15は、定格出力が同一であり、図4に示すように、可動ダイプレート7にボルト26を用いて固定される。このように、定格出力が同一の2つの電動サーボモータ14,15を用いることにより、製造時における部品管理及び組み立て工程を簡略化することができるので、横型ロータリ射出成形機の製造を高能率に行うことができる。これら第1及び第2の電動サーボモータ14,15の出力軸には、主動ギア27,28が取り付けられており、これらの主動ギア27,28は、ロータリテーブル11のギア面19に設けられたギア歯に噛み合わされる。したがって、第1及び第2の電動サーボモータ14,15を回転駆動すると、主動ギア27,28及びギア面19を介して、ロータリテーブル11が回転される。第1及び第2の電動サーボモータ14,15は、それぞれ第1及び第2の支持ローラ12,13の外側であって、ロータリテーブル11の回転中心軸16を通る仮想垂直線Y−Yを介してその両側部分に等分に配置される。その配設位置は、第1及び第2の電動サーボモータ14,15がロータリテーブル11の横方向に突出しない範囲に設定される。これにより、可動ダイプレート7の横幅を小さなものにすることができて、横型ロータリ射出成形機のコンパクト化を図ることができる。
【0025】
第1及び第2の電動サーボモータ14,15は、図6に示すモータ駆動手段により、回転の起動、停止が行われる。即ち、本例のモータ駆動手段は、図6に示すように、ロータリ射出成形機の制御全体を司る上位制御装置31と、第1の電動サーボモータ14を駆動制御する第1のモータ制御装置32と、第2の電動サーボモータ15を駆動制御する第2のモータ制御装置33とをもって構成されており、これら第1及び第2のモータ制御装置32,33は、サーボアンプ機能部等を備えたもので構成されている。
【0026】
上位制御装置31には、ロータリテーブル11を回転駆動するための制御設定条件、例えば、ロータリテーブル11を速度制御でコントロールするための、ロータリテーブル11の回転位置に応じて設定された速度(rad/sec)等が格納されている。そして、ロータリテーブル11を速度制御でコントロールする際には、上位制御装置31は第1のモータ制御装置32にのみ速度指令を与え、第1のモータ制御装置31は、図示しないロータリテーブル11の位置センサからの実測位置情報を監視しつつ、図示しないロータリテーブル11の位置センサの出力を適宜演算処理して得られる実測速度情報と、上位制御装置31からの速度指令(予め設定された速度指令)とを対比して、ロータリテーブル11の回転速度が上位制御装置31からの速度指令と一致するように、第1の電動サーボモータ14を駆動制御する。
【0027】
また、第1のモータ制御装置31は、第2のモータ制御装置32に対してトルク指令を与え、上位制御装置31からの速度指令に基づいたロータリテーブル11の回転速度制御が可能となるように、全体として必要なトルクが出力されるようにする。即ち、第1のモータ制御装置31は、全体として必要なトルクの1/2が、第2の電動サーボモータ15から出力されるように、第2モータ制御装置33に対してトルク指令を与える。なお、全体として必要なトルクの残りの1/2は、第1のモータ制御装置32によって駆動制御される第1の電動サーボモータ14が受け持つ。これによって、第1及び第2の電動サーボモータ14,15の出力トルクを足し合わせた総計トルクによって、ロータリテーブル11の速度制御動作が保証される。
【0028】
このような制御を行うことにより、ロータリテーブル11を速度制御でコントロールするに際して、上位制御装置31は、各モータ制御装置32,33毎に個別に速度指令を与えなくても、第1のモータ制御装置32のみに速度指令を与えるだけで、速度制御は第1の電動サーボモータ14が受持ち、速度制御に必要なトルクは2個の電動サーボモータ14,15が受け持つことになり、ロータリテーブル11を速度制御で正確にコントロールすることが可能となる。また、複数個の電動サーボモータ14,15のうちの1個のみを速度制御でコントロールするので、従来のように、複数個の電動サーボモータを速度制御でコントロールするとき生じる各モータ間の同期のずれがなくなり、同期ずれによる悪影響、即ち、効率の低下や、トルクのアンバランスでモータ同士が引っ張り合う現象の発生もなくなる。しかも、各電動サーボモータ14,15の同期をとる必要がないので、高価な同期装置を排することができ、ロータリ射出成形機の低コスト化を図ることができる。
【0029】
なお、前記実施形態においては、支持ローラの数及び電動サーボモータの数を共に2個としたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、3個以上の任意の数とすることができる。これらの数をいくつにするかは、コスト対効果を考慮して決定される。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は、多色成形又は多層成形用のロータリ射出成形に利用できる。
【符号の説明】
【0031】
4 テールストック
5 固定ダイプレート
6 タイバー
7 可動ダイプレート
11 ロータリテーブル
12,13 支持ローラ
14,15 電動サーボモータ
16 回転中心軸
17 軸受
18 支持面
19 ギア面
21,22 金型取付プレート
24 ローラ保持軸
25 軸受
27,28 主動ギア
31 上位制御装置
32 第1のモータ制御装置
33 第2のモータ制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定ダイプレートとテールストックとの間に水平に架け渡された4本のタイバーと、該タイバーに案内されて水平方向に移動する可動ダイプレートと、該可動ダイプレートに回転中心軸を介して回転可能に取り付けられた円盤状のロータリテーブルと、前記可動ダイプレートに取り付けられたロータリテーブル回転用の電動サーボモータと、前記固定ダイプレートに取り付けられた複数の固定側金型と、前記ロータリテーブルに取り付けられた複数の可動側金型とを備えた横型ロータリ射出成形機において、
前記ロータリテーブルの外周に、全周にわたって平滑に形成された支持面と、全周にわたってギア歯が設けられたギア面とを同心に形成すると共に、
前記可動ダイプレートに、前記支持面に当接して前記ロータリテーブルを支持する第1及び第2の支持ローラと、前記ギア歯と噛み合う主動ギアが出力軸に設けられたロータリテーブル回転用の第1及び第2の電動サーボモータとを取り付け、
前記第1及び第2の支持ローラを、前記ロータリテーブルの回転中心軸を通る仮想垂直線を介してその両側部分に等分に配置すると共に、前記第1及び第2の電動サーボモータを、前記支持ローラの外側であって、前記仮想垂直線を介してその両側部分に等分に配置したことを特徴とする横型ロータリ射出成形機。
【請求項2】
前記第1及び第2の電動サーボモータを、前記ロータリテーブルの左右両側よりも横方向に突出しない位置に配置したことを特徴とする請求項1に記載の横型ロータリ射出成形機。
【請求項3】
前記第1及び第2の電動サーボモータとして、定格出力が同一の電動サーボモータを用いたことを特徴とする請求項1に記載の横型ロータリ射出成形機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−184436(P2010−184436A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−30247(P2009−30247)
【出願日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(000222587)東洋機械金属株式会社 (299)
【Fターム(参考)】