説明

ワイヤレスコールシステムおよび携帯型送受信器

【課題】 複数の番号を表示できる携帯型送受信器10であっても、消去したい番号を簡単かつ正確に他の携帯型送受信器10の表示も含めて消去させることができるワイヤレスコールシステム1を提供するものである。
【解決手段】 自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器50と、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器10と、を備えたワイヤレスコールシステム1において、携帯型送受信器10は、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタン13を、表示される番号毎に備えているものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、飲食店等において用いられ、顧客からの呼出しや厨房からの呼出しをウェイトレス等の店員に知らせるワイヤレスコールシステムおよび携帯型送受信器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、飲食店においてはワイヤレスコールシステムが多用されており、このものでは、顧客が店員を呼出すときに呼出操作してワイヤレス呼出信号を送信する発信器と、店員が携帯して受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号(発信器の番号)を複数表示できる携帯型送受信器と、を備えたワイヤレスコールシステムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。そして、この種のワイヤレスコールシステムでは、店員が重複して接客対応するのを避けるために、店員は、これから接客対応する顧客が呼出操作した発信器の番号を、携帯型送受信器に備えられているテンキー入力手段で入力して、自身の携帯型送受信器の当該番号を消去すると共に他の受信器に対してその番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信することができるものとなっている。
【特許文献1】特開平11−161859号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記のようなワイヤレスコールシステムおよび携帯型送受信器では、携帯型送受信器に複数の番号が表示されるような混雑時において、接客対応に向う番号をわざわざテンキー入力していたのでは手間が掛かり、かつ番号の入力間違いも生じ易いという不具合があった。
そこで、本願発明は、複数の番号を表示する携帯型送受信器であっても、消去したい番号を簡単かつ正確に他の受信器での表示も含めて消去させることができるワイヤレスコールシステムおよび携帯型送受信器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本願発明のワイヤレスコールシステムは、自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器と、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器と、を備えたワイヤレスコールシステムにおいて、携帯型送受信器は、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の携帯型送受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタンを、表示される番号毎に備えているものである。
【0005】
また、本願発明の携帯型送受信器は、自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器と組み合わされて使用され、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器において、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタンを、表示される番号毎に備えているものである。
【発明の効果】
【0006】
本願発明のワイヤレスコールシステムおよび携帯型送受信器においては、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタンを、表示される番号毎に備えているので、複数の番号を表示する携帯型送受信器であっても、消去したい番号を簡単かつ正確に他の受信器での表示も含めて消去させることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、本願発明のサービスコールシステムのシステム図を示している。また、図2は図1の携帯型送受信器10の外観図を、図3は図1の携帯型送受信器10のシステム構成図を、図4は図1の発信器50のシステム構成図を示している。
【0008】
この実施形態のワイヤレスコールシステム1は、自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器50と、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器10と、を備えたワイヤレスコールシステム1において、携帯型送受信器10は、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタン13を、表示される番号毎に備えているものである。
【0009】
また、この実施形態のワイヤレスコールシステム1は、前記対応ボタン13は、表示される番号の近傍に配置されているものである。
【0010】
また、この実施形態のワイヤレスコールシステム1は、前記携帯型送受信器10は、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号が横一列に左詰めまたは右詰めで表示され、かつ表示される番号の真上または真下に対応ボタン13が設けられているものである。
【0011】
また、この実施形態のワイヤレスコールシステム1は、前記携帯型送受信器10は、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号が左詰めまたは右詰めで表示されているものである。
【0012】
また、この実施形態の携帯型送受信器10は、自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器50と組み合わされて使用され、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器10において、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタン13を、表示される番号毎に備えているものである。
【0013】
以下、この実施形態のワイヤレスコールシステム1および携帯型送受信器10を、より具体的に説明する。このワイヤレスコールシステム1は、図1に示すように、顧客が使用するテーブルに置かれている多数の発信器50と、ウェイトレス等の店員が携帯して呼出操作された発信器50の番号を表示して報知する携帯型送受信器10と、で少なくとも構成されているものである。また、この携帯型送受信器10には対応ボタン13が備えられており、自身および他の店員が携帯している携帯型送受信器10から所望の発信器50の番号を消去することができるものとなっている。そして、これらの機器を用いることにより以下の手順で接客を行うものである。まず、顧客がオーダー等を行うために店員を呼出すために発信器50の呼出ボタン52を押して呼出操作することで、発信器50が自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を全ての携帯型送受信器10に対して送信する。つぎに、これを受信した携帯型送受信器10が、顧客から呼出しがあった旨を表示部12で呼出操作された発信器50の番号を表示すると共に報知音で店員に対して報知し、この報知を受けた店員が接客に向うこととなる。そして、この店員は接客対応を行う前に自身の携帯型送受信器10に設けられている対応ボタン13のうち自身が接客対応しようとしている発信器50の番号に対応する方を操作して、他の店員の携帯型送受信器10も含めて接客対応しようとしている顧客の発信器50の番号の消去を行い、他の店員が重複して顧客への対応に向うことがないようにするものである。また、その他の付設可能な機器として、図示しないがウェイトレス等の店員が待機する場所や厨房等に設置されて発信器50からのワイヤレス呼出信号を受けて発信器50の番号を表示する集中送受信器、顧客の来客を報知する来客検知器、呼出音を他の場所で報知する増設スピーカ等の機器を有するものである。
【0014】
以下、本実施形態の構成要素である発信器50および携帯型送受信器10について、さらに詳細に説明する。
【0015】
この実施形態で用いられる発信器50の内部回路は、図4に示すように、信号処理部51と電池部54とデータ記憶部55と無線送信部56とアンテナ部57とPLL制御部58と押ボタン入力部53とで構成されている。電池部54は受信器に電源を供給するものである。信号処理部51は、内部回路全体の統括処理を行うものである。押ボタン入力部53は、呼出ボタン52の操作入力を信号処理部51へ取り込むものである。データ記憶部55は、発信器50ごとに異なるものである識別コードを記憶しているものである。PLL制御部58は、無線送信部56で用いる搬送波を出力するものである。
そして、顧客が店員を呼出すための呼出ボタン52を呼出操作することで押ボタン入力部53より信号処理部51に割り込み入力があると、データ記憶部55から識別コードが読み出されるものとなっている。その後、信号処理部51ではデータ記憶部55より読み出された識別コードを含む所定のフォーマットを有した呼出信号データを作成し、無線送信部56では信号処理部51で作成された呼出信号データにより変調された無線信号を出力して、送信用のアンテナ部57からワイヤレス呼出信号として送信されるものとなっている。また、無線送信部56で用いる搬送波はPLL制御部58より入力されるものである。そして、このワイヤレス呼出信号は、同期を取るためのスタートビット、上述した識別コードを含むものとなっている。また、データ記憶部55には、工場出荷前に識別コードが書き込まれており、この識別コードは各発信器50で異なる識別コードとなるように、製造番号や製品番号などが用いられているものである。
次に、店員が携帯する携帯型送受信器10は、発信器50からのワイヤレス呼出信号を受信して、その識別コードを読み取り、発信器50の番号を表示部12に表示すると共に報知音を所定時間の間だけ報知部23から報知するものである。そして、図2に示すように、ケースの前面側に表示部12と、2個の対応ボタン13と、を有するものである。表示部12は、液晶画面で形成され2桁単位の番号表示を2個表示することができるようになっており、複数の発信器50からのワイヤレス呼出信号を受信した際には、最先に呼出操作された発信器50の番号を表示部12の左側に大きめに、2番目のものを右側に少し小さめに、3番目以降の呼出操作された発信器50があるときには上記2番目の発信器50の番号の右下に点で表示を行い、最先および2番目の顧客の発信器50の番号および接客待ちの顧客が3組以上いることを示せるようになっている。つまり、図2に示す表示形態の場合には、‘5’番の発信器50が最先に呼出操作され、続いて‘9’番が呼出操作されており、さらに接客待ちの顧客が表示されている番号の他にもいることを示しているものである。さらに、自身および他の携帯型送受信器10の番号を消去するための対応ボタン13が、各番号が表示されるエリアの近傍(真上)に配置されているものである。これにより、テンキー入力する場合にはボタン数が多くて操作に手間取り、店員が消去するべき番号の入力ミスを犯し易いが、この実施形態では店員は操作するべき対応ボタン13を直感的に把握できて、混雑しているときでも操作ミスが生じ難いものとなっている。
つぎに、携帯型送受信器10の内部回路を、図3に基づいて説明する。携帯型送受信器10は、電池部15と信号処理部11とチャンネル設定部16とアンテナ部17とアンテナ切替部18と無線送信部19と無線受信部20と押ボタン入力部14とデータ記憶部21とPLL制御部22と表示部12と報知部23とを有しているものである。電池部15は携帯型送受信器10に電源を供給するものである。信号処理部11は、内部回路全体の統括処理を行うものである。チャンネル設定部16は、携帯型送受信器10の送信周波数の切り替えを行うためのディップスイッチで構成し、使用する周波数帯を選択可能なものとなっている。押ボタン入力部14は、2個の対応ボタン13の入力を信号処理部11へ取り込むものである。データ記憶部21は、主に登録された発信器50の識別コードとそれに対応する発信器50の番号とを記憶して、受信した識別コードと登録された発信器50の識別コードとを照会したり、受信した識別コードから発信器50の番号を読み出したり、発信器50の番号を受信した順に記憶したりするのに使用される。PLL制御部22は、無線受信部20での周波数変換に用いる局部発振信号を与えるとともに、無線送信部19で用いる搬送波を出力するものである。報知部23は、発信器50からの呼出信号を受信したときに、「ピンポン」等の報知音を発して店員に接客対応が必要であることを報知するものとなっている。
【0016】
そして、携帯型送受信器10では、発信器50からのワイヤレス呼出信号を受信すると、信号処理部11は、受信したワイヤレス呼出信号より識別コードを抽出した後、この識別コードに対応する発信器50の番号をデータ記憶部21から読み出す。そして、信号処理部11は、この発信器50の番号を最先に呼出操作された発信器50の番号としてデータ記憶部21に記憶させると共に表示部12の左側にその発信器50の番号を表示させるものである。さらには、上記の後に、別の発信器50からのワイヤレス呼出信号を受信した際には、その発信器50の番号を2番目の番号として記憶させると共に今度は表示部12の右側に先程の発信器50の番号と併せてその発信器50の番号を表示するものとなっている。また、3台以上の発信器50からワイヤレス呼出信号を受信した場合には、信号処理部11は、発信器50の番号を着順も含めてデータ記憶部21に記憶させて、表示部12の右側に表示されている番号の右下に点表示を行わせるようになっている。
つぎに、店員が携帯型送受信器10の番号表示を確認して、接客を行う前に接客対応する顧客が呼出操作した発信器50の番号を消去する動作について説明する。店員は自身の携帯型送受信器10に番号表示されている2個の番号のうち自身が接客対応を行う顧客が呼出操作した発信器50の番号の真上に設けられた対応ボタン13を操作する。これにより、押ボタン入力部14から信号処理部11に割り込み入力が入り、信号処理部11は表示部12を制御して、操作された対応ボタン13の真下に表示されている発信器50の番号を消去し、かつ表示されている番号の左詰め表示送りを行うと共にデータ記憶部21より3番目に受信した発信器50の番号を読み出して右側の表示エリアに表示させる。その後、データ記憶部21に記憶されている発信器50の番号の着順を番号表示が消去された発信器50の番号を削除した着順に記憶し直すものである。さらには、信号処理部11は、上記番号の消去と共に他の携帯型送受信器10に対して、自身が消去した発信器50の番号を消去指示するためにデータ記憶部21よりワイヤレス番号消去信号の送信を行う。このとき、信号処理部11は、アンテナ切替部18を送信側に切替えて、さらに消去させたい発信器50の番号に対応する発信器50の識別データ番号をデータ記憶部21より読み出して、その識別コードを含む所定のフォーマットを有した番号消去データを作成するものである。そして、無線送信部19では信号処理部11で作成された番号消去データにより変調された無線信号を出力させて、アンテナ部17からワイヤレス番号消去信号として送信させるものとなっている。無線送信部19で用いる搬送波はPLL制御部22より入力されるものであり、またこのワイヤレス番号消去信号は、同期を取るためのスタートビット、上述した消去させたい発信器50の識別コードを含むものである。そして、このワイヤレス番号消去信号を受信した他の携帯型送受信器10では、ワイヤレス番号消去信号を送信した携帯型送受信器10と同様に、表示部12において送信された識別コードに対応する発信器50の番号の表示を消去すると共に番号表示の調整制御を行うものである。
【0017】
以上の構成を備えることにより、この実施形態のワイヤレスコールシステム1は、自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器50と、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器10と、を備えたワイヤレスコールシステム1において、携帯型送受信器10は、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタン13を、表示される番号毎に備えているので、携帯型送受信器10に複数の番号が表示されるような混雑時においても、他の店員にとって顧客への対応が必要でなくなった番号を簡単かつ正確に他の受信器の表示も含めて消去させることができるものである。
【0018】
また、この実施形態のワイヤレスコールシステム1は、携帯型送受信器10の対応ボタン13が、表示される番号の近傍に配置されているので、対応ボタン13の操作ミスを減少させるものである。
【0019】
また、この実施形態のワイヤレスコールシステム1は、前記携帯型送受信器10が、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号が横一列に表示され、かつ表示される番号の真上または真下に対応ボタン13が設けられているものであるので、対応ボタン13を操作する際に表示されている番号が指で隠れてしまう不具合がなく、表示されている番号を確認しながら対応ボタン13を操作することができて操作ミスを減少させるものである。
【0020】
また、この実施形態のワイヤレスコールシステム1は、前記携帯型送受信器10が、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号が左詰めまたは右詰めで表示されているので、操作される対応ボタン13が左詰め表示時には左端に、右詰め表示時には右端に設けられたものに集中することとなり、そのため店員が操作慣れし易いものである。
【0021】
また、この実施形態の携帯型送受信器10は、自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器50と組み合わされて使用され、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器10において、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタン13を、表示される番号毎に備えているので、携帯型送受信器10に複数の番号が表示されるような混雑時においても、他の店員にとって顧客への対応が必要でなくなった番号を簡単かつ正確に他の受信器の表示も含めて消去させることができるものである。
【0022】
なお、本実施形態では、他の受信器として他の店員が携帯する携帯型送受信器10を用いたが、信号を送信する送信機能を備えていない受信器を用いても良い。
【0023】
なお、本実施形態では、携帯型送受信器10に設けられている対応ボタン13が発信器50の番号を表示するエリアの真上に設けられていたが、発信器50の番号を表示するエリアの真下や横等の直感的に表示されている発信器50の番号と対応付けられているボタンであることが把握できる箇所であれば良い。
なお、本実施形態では、携帯型送受信器10の対応ボタン13を操作した際には、直接他の携帯型送受信器10にワイヤレス番号消去信号が送信されていたが、途中で店員の待合室等に設置される集中送受信器に送信されて、その集中送受信器から他の携帯型送受信器10に番号を消去する旨の信号が送信されるものであっても良い。
【0024】
なお、本実施形態では、携帯型送受信器10に表示される番号全てに対応ボタン13を備えるようにしたが、3個以上の番号が表示される場合においては全てに対応ボタン13を備えていなくてもよく、複数の番号に対応ボタン13を備えていれば良い。
【0025】
なお、本実施形態では、呼出操作した発信器50を特定するために携帯型送受信器10に表示する態様として番号での表示を用いたが、表示態様として番号だけでなくアルファベットや各種の記号・図形等を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本願発明が用いられるワイヤレスコールシステムのシステム図。
【図2】図1の携帯型送受信器の外観図。
【図3】図1の携帯型送受信器のシステム構成図。
【図4】図1の発信器のシステム構成図。
【符号の説明】
【0027】
1 ワイヤレスコールシステム
10 携帯型送受信器
11 信号処理部
12 表示部
13 対応ボタン
14 押ボタン入力部
15 電池部
16 チャンネル設定部
17 アンテナ部
18 アンテナ切替部
19 無線送信部
20 無線受信部
21 データ記憶部
22 PLL制御部
23 報知部
50 発信器
51 信号処理部
52 呼出ボタン
53 押ボタン入力部
54 電池部
55 データ記憶部
56 無線送信部
57 アンテナ部
58 PLL制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器と、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器と、を備えたワイヤレスコールシステムにおいて、
携帯型送受信器は、操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタンを、表示される番号毎に備えていることを特徴とするワイヤレスコールシステム。
【請求項2】
前記対応ボタンは、表示される番号の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤレスコールシステム。
【請求項3】
前記携帯型送受信器は、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号が横一列に表示され、かつ表示される番号の真上または真下に対応ボタンが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のワイヤレスコールシステム。
【請求項4】
前記携帯型送受信器は、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号が左詰めまたは右詰めで表示されていることを特徴とする請求項3に記載のワイヤレスコールシステム。
【請求項5】
自身の識別コードを付加したワイヤレス呼出信号を送信する複数の発信器と組み合わされて使用され、受信したワイヤレス呼出信号に対応する番号を複数表示できる携帯型送受信器において、
操作することにより自身が表示中の番号を消去すると共に他の受信器に当該番号を消去させるワイヤレス番号消去信号を送信する対応ボタンを、表示される番号毎に備えていることを特徴とする携帯型送受信器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−143080(P2007−143080A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−337770(P2005−337770)
【出願日】平成17年11月22日(2005.11.22)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】