説明

交差枠材の接合構造及びこれを用いた枠組みフレームを有する建築用又は家具用構造物

【課題】 交差枠材を直角に突合せ接合して位置ズレのない強度に優れた枠組みフレームを提供する。
【解決手段】 アルミ押出形材の交差枠材11の長手方向両端に、出隅と入隅間を結ぶ線上で、その中間部分をS字状とした凹凸の切断面15を配置し、該交差枠材11の凹凸の切断面15を相互に嵌合し、交差枠材11の一方から他方のネジ受条13にネジ14を螺入固定することによって交差枠材11の突合せ接合による枠組みフレームAを形成する。凹凸の切断面15の嵌合により、ボルト14螺入時の滑りを防止し、交差枠材11の位置ズレを解消することができる。枠組みフレームAを一対用いて、その間に座板21と補強桟25を介設した屋外使用のベンチBのように、各種の建築用や家具用の構造物に用いることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、門扉、フェンス、家具、建具等の建築用又は家具用の構造物に好適に用いることができる交差枠材の接合構造及びこれを用いた建築用又は家具用構造物に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、押出形材を用いた建築用の構造物における交差枠材の接合には、一般に留め接合が用いられるところ、該留め接合は、押出形材よりなる一対の交差枠材における長手方向端部の切断面を直角乃至所定角度に突合せ接合したもので、このとき該一対の交差枠材における切断面は、出隅と入隅を結ぶ線を、突合せ接合した角度を折半した、直角の場合に1/8円、即ち、45°の角度を有する留め切りを施したものとされ、このとき該突合せ接合は、交差枠材の留め切りの切断面を相互に突合せ対接し、その一方の枠部から他方のタッピングホール等のネジ受にネジ等の固定金具を螺入して、これら交差枠材を固定するものとされる。
【0003】
しかし乍ら、この場合、交差枠材の固定時に留め切りの切断面が滑って位置ズレを招き易いという欠点があるため、本出願人による下記特許文献1は、接合部材を用いて、該一対の交差枠材の相対位置を固定化した状態で固定金具による固定を行う接合構造を提案済みである。これによれば、接合部材は、これを、交差枠材に形成した嵌合受溝に嵌合する舌片を直角のL字状に配置した嵌合突片を有して形成し、その基板を交差枠材の留め切り切断面間に介装して,交差枠材の直角の位置決め状態で,ネジを螺入して固定することにより、交差枠材の位置ズレを防止するようにした留め接合を行うものとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−104349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この場合、交差枠材の切断面の滑りとこれによる位置ずれを防止して、確実な留め接合を行うことができるが、交差枠材の接合のために、接合部材を使用しなければならないという制約が生じ、このために部材数が増加し、部材の管理が煩雑化し、従前の留め接合のものに比してコストアップを招くこと、部材の紛失等のトラブルが生じ易くなること等の問題点を生じる。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その解決課題とするところは、部材数を増加することなく、交差枠材の滑りとこれによる位置ズレを解消して簡易且つ確実に交差枠材の直接の突合せ接合をなし得るようにした交差枠材の接合構造を提供するにあり、また、該交差枠材の接合構造を用いてコーナーの接合を行った枠組みフレームを備えた建材用乃至家具用の構造物を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題に沿って本発明は、突合せ接合する一対の交差枠材における切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上で相互に嵌合する凹凸の切断面とし、該凹凸の切断面を嵌合して上記突合せ接合を行うことによって、部材数を増加することなく、突合せ接合を直接に行うも、一対の交差枠材間の滑りとこれによる位置ズレを解消し、簡易確実な突合せ接合をなし得るとともに接合強度に優れて接合外観を良好なものとするようにしたものであって、即ち請求項1に記載の発明を、押出形材よりなる一対の交差枠材における長手方向端部の切断面を直角乃至所定角度に突合せ接合した枠材の交差接合構造であって、上記一対の交差枠材における切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上で凹凸の切断面とし、該凹凸の切断面を相互に嵌合して突合せ接合してなることを特徴とする交差枠材の接合構造としたものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、上記に加えて、突合せ接合を、建材用、家具用として一般に汎用性の高い、一対の交差枠材を直角とするに際して好適なものとするように、これを、上記突合せ接合を直角とし、該直角を折半することによって上記出隅と入隅を結ぶ線とし該出隅と入隅を結ぶ線の長手方向全部又は一部に上記凹凸の切断面を配置してなることを特徴とする請求項1に記載の交差枠材の接合構造としたものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、同じく上記に加えて、一対の交差枠材の切断面を、凹凸の切断面の形成に好適なものとして、高精度の加工を行ったものとするように、これを、上記交差枠材の切断面の加工を、プレス又はNCルーターによって行なってなることを特徴とする請求項1又は2に記載の交差枠材の接合構造としたものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、同じく上記に加えて、凹凸の切断面を、一対の交差枠材の接合に適して強度に優れて有効且つ確実な接合をなし得るものとするように、これを、上記凹凸の切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上で屈曲及び/又は湾曲して形成してなることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の交差枠材の接合構造としたものである。
【0011】
請求項5に記載の発明は、凹凸の切断面を、可及的簡易な断面形状として有効且つ確実な接合をなし得るものとするように、これを、上記凹凸の切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上の長手方向中間位置においてS字状を呈するように湾曲して形成してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の交差枠材の接合構造としたものである。
【0012】
請求項6に記載の発明は、上記交差枠材の接合構造を用いた枠組みを有する建築用又は家具用の構造物を提供するように、これを、請求項1、2、3、4又は5に記載の交差枠材の接合構造を用いて、各コーナーを接合することによって形成した枠組みフレームを備えて形成してなることを特徴とする枠組みフレームを有する建築用又は家具用構造物としたものである。
【0013】
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明は以上のとおりに構成したから、請求項1に記載の発明は、突合せ接合する一対の交差枠材における切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上で相互に嵌合する凹凸の切断面とし、該凹凸の切断面を嵌合して上記突合せ接合を行うことによって、部材数を増加することなく、突合せ接合を直接に行うも、一対の交差枠材間の滑りとこれによる位置ズレを解消し、簡易確実な突合せ接合をなし得るとともに接合強度に優れて接合外観を良好とした交差枠材の接合構造を提供することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、上記に加えて、突合せ接合を、建材用、家具用として一般に汎用性の高い、一対の交差枠材を直角とするに際して好適なものとすることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、同じく上記に加えて、一対の交差枠材の切断面を、凹凸の切断面の形成に好適なものとして、高精度の加工を行ったものとすることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、同じく上記に加えて、凹凸の切断面を、一対の交差枠材の接合に適して強度に優れて有効且つ確実な接合をなし得るものとすることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、凹凸の切断面を、可及的簡易な断面形状として有効且つ確実な接合をなし得るものとすることができる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、上記交差枠材の接合構造を用いた枠組みフレームを有する建築用又は家具用の構造物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】枠組みフレームの例を示す正面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図1の交差枠材の断面図である。
【図4】アルミ製ベンチの正面図である。
【図5】図4のアルミ製ベンチの平面図である。
【図6】図4のベンチの縦断面図である。
【図7】図6の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば、図1乃至図3においてAは枠組みフレームであり、該枠組みフレームAは、押出形材よりなる一対の交差枠材11における長手方向端部の切断面を直角乃至所定角度、本例にあっては直角に突合せ接合した枠材の交差接合構造を用いて、各コーナーを接合することによって形成した、例えば縦長矩形のものとしてある。
【0022】
該枠組みフレームAにおける各コーナーの突合せ接合は、上記一対の交差枠材11における切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上で凹凸の切断面15とし、該凹凸の切断面15を相互に嵌合して行ったものとしてあり、このとき上記突合せ接合を直角とし、該直角を折半することによって上記出隅と入隅を結ぶ線とし該出隅と入隅を結ぶ線の長手方向全部又は一部に上記凹凸の切断面15を配置したものとし、該凹凸の切断面15は、これを、出隅と入隅を結ぶ線上で屈曲及び/又は湾曲して形成したもの、本例にあって、該凹凸の切断面15は、これを、出隅と入隅を結ぶ線上の長手方向中間位置においてS字状を呈するように湾曲して形成したものとしてある。
【0023】
即ち、本例の交差枠材11は、押出形材、特に、中空矩形にして長辺側の対向壁間に連結条12を介して断面C字状のネジ受条13を配置したアルミ押出形材によるものとしてあり、該交差枠材11は、これを4本を用いて、その各長手方向端部を小口面とするように内外方向に同一断面に切断することによって、上記凹凸の切断面15としてあり、本例にあって該凹凸の切断面15は、直角の突合せ接合を行うに適するように、各コーナーにおける出隅と入隅を結ぶ線を折半した角度の線、即ち、45°の角度をなす線とし、該出隅と入隅を結ぶ線の長手方向両端に該45°の部分的な切断線を残し、その長手方向中間で切断線をS字状とするように内外面共通に切断したものとすることによって上記S字状を呈する切断面15としてある。
【0024】
このとき凹凸の切断面15は、常に内外方向に突起や凹凸を残存することなく、内外方向に同一の断面形状をなす、即ち内外一側の切断面と内外他側の切断面端縁が一致し且つ切断部位の内外方向に中間突起等を生じることなく、上記小口面をなすように切断形成するものとしてあり、このとき上記交差枠材の切断面15の加工は、これを、プレス又はNCルーターによって行うものとしてある。本例にあって該切断面15の加工は、これを、NCルーターによって行なったものとしてあり、該NCルーターを用いることによって、工具半径分のアール部分が常に切断部分の入隅に生じるところ、上記凹凸の切断面15を、上記S字状を呈して切断部位の入隅を含めて湾曲したものとすることによって、精度と加工効率を高度に確保して交差枠材11の突合せ接合に好適な加工をなし得るようにしてある。
【0025】
本例にあって該凹凸の切断面15は、上記縦長矩形の枠組みフレームAにおける各対向する交差枠材11を、縦長長辺の縦枠をなす交差枠材11において出隅側で径大に凹陥し、入隅側で径小に突出し、横長短辺の横枠をなす交差枠材11において出隅側を径大に突出し、入隅側を径小に凹陥することによって、上記内外方向の端面をS字状の外観を呈するようにして、上記出隅と入隅を結ぶ線上に配置したものとしてある。これによって突合せ接合に際して、上記45°の出隅と入隅を結ぶ線同士の切断面を対接するとともにその中間位置の上記径大の凹陥部位と突出部位並びに径小の突出部位と凹陥部位の各切断面を対接して、その突合せ接合を行ったものとしてある。
【0026】
このとき該枠組みフレームAは、その各コーナーにおいて、直角の出隅形成を回避して、直角による危険を防止するように各交差枠材11先端を部分的に切欠いて、その中空部にL字状の連結片をそれぞれ挿入することによって出隅先端を径小の湾曲面とする、例えば合成樹脂の成形材のコーナーブロック16を設置してある。
【0027】
交差枠材11の突合せ接合は、上記凹凸の切断面15を相互に対接し、一方、本例にあっては横長短辺の横枠をなす交差枠材11の上下面をなす上下端の水平部位に形成した透孔から、縦長長辺の縦枠をなす交差枠材11のネジ受条13にネジ14を螺入することによって、該交差枠材11を固定して行ってあり、本例にあって、該ネジ受条13には予めネジ切りを施して形成された雌ネジに対してネジ14、本例にあってはボルトを螺入して、その固定を行ってある。
【0028】
このように突合せ接合を行うことによって、本例にあってはネジ14を螺入した縦長長辺側の縦枠をなす交差枠材11の凹凸の切断面15に対して、横長短辺側の横枠をなす交差枠材11の凹凸の切断面15を引寄せて、双方の凹凸の切断面15を嵌合するように、上記ネジ14によって固定を行うとともに、該凹凸の切断面15にあって上記S字状をなす切断面は、出隅と入隅を結ぶ線上にあって各交差枠材に対して傾斜した状態に相互に嵌合して、凹凸の切断面15の該嵌合が相互に密嵌して各交差枠材11の長手方向に傾斜交差した状態となる結果、上記ネジ14固定時の滑りやこれによる位置ズレを招くことなく、強固な接合強度を確保したものとすることができる。
【0029】
このように各コーナーを、凹凸の切断面15として突合せ接合した枠組みフレームAは、その各コーナーの接合強度が強固であることによって、強固な枠組み強度を確保したものとなり、門扉やフェンスの外枠、後述のベンチの端部脚、建具の外枠や框枠等の各種の枠組みフレームとして建築用又は家具用に用いることができる。
【0030】
図4乃至図7は、上記交差枠材11の接合構造を用いて、各コーナーを接合することによって形成した枠組みフレームAを備えて家具用構造物としてアルミ製のベンチBを形成した例を示したもので、本例にあって該ベンチBは、上記枠組みフレームAを、左右両端の端部脚として一対用い、これに一対の座板21と、中間の補強桟25を配置することによって構成し、例えば、屋外に据置き設置して使用するものとしてある。
【0031】
枠組みフレームAは、同一構造、同一寸法のものを一対用い、その横長短辺の横枠、即ち、上枠をなす交差枠材11の対向面に座板21を、下枠をなす交差枠材11の対向面に補強桟25をそれぞれ固定してある。
【0032】
座板21は、上記枠組みフレームAにおける長さの略1/2程度の幅を有し、幅方向一端を長寸に、他端を短寸にした、例えば断面三角形状をなし、座面をなす上面を傾斜した中空のアルミ押出形材によるものとしてあり、本例にあって該アルミ押出形材は、その中空部の上面2箇所及び下面1箇所にそれぞれネジ受条22を配置するとともに中空部を幅方向に3区分するように幅方向中間に一対の補強リブ23を配置したものとしてある。
【0033】
該座板21は、長寸の幅方向端部をそれぞれ枠組みフレームAの上位のコーナーに合せるように、上記上枠をなす交差枠材11の対向面に長手方向両端を対接してこれらの間に介設し、そのネジ受条22に、それぞれ、その縦長長辺の縦枠をなす交差枠材11からネジ24を螺入することによってその固定を行ってあり、これによって座板21は、枠組みフレームAと上面を面一にして、平行一対して中間に細幅の空隙を配置した緩傾斜の座面をなすものとしてある。
【0034】
補強桟25は、例えば断面矩形又は方形をなす中空にして中空部内に一対のネジ受条26を有するアルミ押出形材によるものとしてあり、該補強桟25は、上記下枠をなす交差枠材11の対向面中央位置に、その長手方向端部をそれぞれ対接してこれらの間に介設し、そのネジ受条26に、該下枠をなす交差枠材11から一対のネジ27をそれぞれ螺入することによってその固定を行ってあり、これによって補強桟25は、上記座板21を配置したベンチの下部を補強したものとしてある。
【0035】
図中28は、枠組みフレームの上記縦長長辺の縦枠をなす交差枠材11と横長短辺の下枠をなす交差枠材11の突合せ接合に用いたネジ27、本例にあってはボルトのボルト頭を被覆するとともにベンチBの下向き突出脚を兼用するように配置した合成樹脂又はアルミ鋳物による一体成形のキャップである。
【0036】
本例のベンチBは、それぞれアルミ押出形材による枠組みフレームA、座板21、補強桟25を用いて、一対の枠組みフレームA間に座板21と補強桟25を介設してこれらを一体化して形成したから、屋外使用に適して優れた強度を備えたものとすることができる。
【0037】
図示した例は以上のとおりとしたが、突合せ接合する交差枠材の形状を、断面コ字状、断面ヨ字状等の中空部を備えない断面形状のものとし、中空部と該中空部から突出した平行なフィンを備えた断面形状のものとする如くに、適宜の形状とすること、突合せ接合の固定に、上記ネジ受条をタッピングホールとして、タッピングネジを用いるようにすること、切断面を出隅と入隅を結ぶ線上で、屈曲した階段状、湾曲した蛇行状に形成し、また、出隅と入隅を結ぶ線の長手方向全部に、例えばその全部をS字状をなすように形成すること、押出形材を合成樹脂製のものとすること、交差枠材の突合せ接合を直角を超える角度とすること等を含めて、本発明の実施に当って、交差枠材、凹凸の切断面、必要の応じて用いる枠組みフレーム、該枠組みフレームを備えて形成した建築用又は家具用構造物の各具体的形状、構造、材質、用途、これらの関係、これらに対する付加等は、上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
【符号の説明】
【0038】
A 枠組みフレーム
11 交差枠材
12 連結条
13 ネジ受条
14 ネジ
15 凹凸の切断面
16 コーナーブロック
B ベンチ
21 座板
22 ネジ受条
23 補強リブ
24 ネジ
25 補強桟
26 ネジ受条
27 ネジ
28 キャップ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
押出形材よりなる一対の交差枠材における長手方向端部の切断面を直角乃至所定角度に突合せ接合した枠材の交差接合構造であって、上記一対の交差枠材における切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上で凹凸の切断面とし、該凹凸の切断面を相互に嵌合して突合せ接合してなることを特徴とする交差枠材の接合構造。
【請求項2】
上記突合せ接合を直角とし、該直角を折半することによって上記出隅と入隅を結ぶ線とし該出隅と入隅を結ぶ線の長手方向全部又は一部に上記凹凸の切断面を配置してなることを特徴とする請求項1に記載の交差枠材の接合構造。
【請求項3】
上記交差枠材の切断面の加工を、プレス又はNCルーターによって行なってなることを特徴とする請求項1又は2に記載の交差枠材の接合構造。
【請求項4】
上記凹凸の切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上で屈曲及び/又は湾曲して形成してなることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の交差枠材の接合構造。
【請求項5】
上記凹凸の切断面を、出隅と入隅を結ぶ線上の長手方向中間位置においてS字状を呈するように湾曲して形成してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の交差枠材の接合構造。
【請求項6】
請求項1、2、3、4又は5に記載の交差枠材の接合構造を用いて、各コーナーを接合することによって形成した枠組みフレームを備えて形成してなることを特徴とする枠組みフレームを有する建築用又は家具用構造物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−87565(P2012−87565A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−236335(P2010−236335)
【出願日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【出願人】(500479164)株式会社シバサキ (5)
【Fターム(参考)】