説明

代謝性障害の処置のための化合物

本発明は、インスリン抵抗性症候群、糖尿病、高脂血症、脂肪肝疾患、悪液質、肥満、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症などの種々の代謝疾患の処置に有用な薬剤を開示する。本発明は、インスリン抵抗性症候群、糖尿病、悪液質、高脂血症、脂肪肝疾患、肥満、動脈硬化症、またはアテローム性動脈硬化症を有する哺乳動物対象を処置する方法であって、上記生物活性薬剤の有効量を前記対象に投与する工程を包含する方法を提供する。本発明は、上記生物活性薬剤および製薬的に薬学的に受容可能なキャリアを含有する製薬組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスリン抵抗性症候群ならびにI型糖尿病およびII型糖尿病を含む糖尿病からなる群より選択される状態の処置用;または糖尿病に関連するアテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、肥満、高血圧、高脂血症、脂肪肝疾患、ネフロパシー、神経障害、網膜症、脚部潰瘍形成もしくは白内障の発症時の処置用または発症率の軽減用;または高脂血症、悪液質および肥満からなる群より選択される状態の処置用の医薬の製造における生物活性薬剤の使用であって;
ここで、該薬剤は、式:
【化1】

の化合物であって、
ここで、
nは、1または2であり;
mは、0、1、2、4または5であり;
qは、0または1であり;
tは、0または1であり;
は、1個から3個の炭素原子を有するアルキルであり;
は、水素、ハロ、1個から3個の炭素原子を有するアルキル、または1個から3個の炭素原子を有するアルコキシであり;
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルであるか;または、
3個から6個の環炭素原子を有するシクロアルキルであって、該シクロアルキルは、非置換であるか、または1つもしくは2つの環炭素が、メチルもしくはエチルにより独立して一置換されているシクロアルキルであるか;または、
N、SおよびOから選択される1個もしくは2個の環ヘテロ原子を有する5員環もしくは6員環のヘテロ芳香族環であって、該ヘテロ芳香族環は、環炭素により式Iの化合物の残部に共有結合しているヘテロ芳香族環であり;そして、
は、水素、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキルである、化合物、
あるいは、Rが水素である場合、該化合物の薬学的に受容可能な塩である、
生物活性薬剤の使用。
【請求項2】
請求項1に記載の使用であって、ここで、nは1であり;qは0であり;tは0であり;Rは水素であり;そして、Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルである、使用。
【請求項3】
Aが、2,6−ジメチルフェニルである、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記生物活性薬剤が:
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル酢酸;
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)安息香酸;
エチル3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)ベンゾエート;
6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサン酸;
エチル6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサノエート;
5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタン酸;
エチル5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタノエート;
3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロピオン酸;および
エチル3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロパノエート;
からなる群より選択される、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記医薬が、経口投与用に処方されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
【請求項6】
インスリン抵抗性症候群、糖尿病、高脂血症、脂肪肝疾患、悪液質、肥満、アテローム性動脈硬化症および動脈硬化症からなる群より選択される状態を有する哺乳動物の被験体を処置するための方法であって、該方法は、生物活性剤の一定量を該被験体に投与する工程を包含し、
ここで、該薬剤が、式:
【化2】

の化合物であって、
ここで、
nは、1または2であり;
mは、0、1、2、4または5であり;
qは、0または1であり;
tは、0または1であり;
は、1個から3個の炭素原子を有するアルキルであり;
は、水素、ハロ、1個から3個の炭素原子を有するアルキル、または1個から3個の炭素原子を有するアルコキシであり;
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルであるか;または、
3個から6個の環炭素原子を有するシクロアルキルであって、非置換であるか、または1つもしくは2つの環炭素が、メチルもしくはエチルにより独立して一置換されているシクロアルキルであるか;または
N、SおよびOから選択される1個もしくは2個の環ヘテロ原子を有する5員環もしくは6員環のヘテロ芳香族環であって、該ヘテロ芳香族環は、環炭素により式Iの化合物の残部に共有結合しているヘテロ芳香族環であり;そして、
は、水素、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキルである、化合物;
あるいは、Rが水素である場合、該化合物の薬学的に受容可能な塩である、
哺乳動物被験体を処置するための方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、ここで、nは1であり;qは0であり;tは0であり;Rは水素であり;そしてAは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルである、方法。
【請求項8】
Aが、2,6−ジメチルフェニルである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記生物活性薬剤が、以下:
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル酢酸;
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)安息香酸;
エチル3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)ベンゾエート;
6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサン酸;
エチル6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサノエート;
5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタン酸;
エチル5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタノエート;
3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロピオン酸;および、
エチル3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロパノエート;
からなる群より選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記被験体が、ヒトである、請求項6〜9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記薬剤が、1日当たり1ミリグラムから400ミリグラムまでの量で経口投与される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記状態が、インスリン抵抗性症候群またはII型糖尿病である、請求項6〜11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記処置が、糖尿病の症状または糖尿病の症状の発症率を軽減し、ここで、該症状が、糖尿病に関連したアテローム性動脈硬化症、肥満、高血圧、高脂血症、脂肪肝疾患、ネフロパシー、神経障害、網膜症、脚部潰瘍形成または白内障からなる群より選択される、請求項6〜12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
インスリン抵抗性症候群、糖尿病、高脂血症、脂肪肝疾患、悪液質、肥満、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症からなる群より選択される状態の処置に使用し、経口投与に適合するための薬学的組成物であって、かつ薬学的に受容可能なキャリアおよび1ミリグラムから400ミリグラムの生物活性剤を含有する薬学的組成物であって、
ここで、該薬剤は、式:
【化3】

の化合物であって、
ここで、
nは、1または2であり;
mは、0、1、2、4または5であり;
qは、0または1であり;
tは、0または1であり;
は、1個から3個の炭素原子を有するアルキルであり;
は、水素、ハロ、1個から3個の炭素原子を有するアルキル、または1個から3個の炭素原子を有するアルコキシであり;
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルであるか;または、
3個から6個の環炭素原子を有するシクロアルキルであって、該シクロアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは2個の環炭素が、メチルもしくはエチルにより独立して一置換されているシクロアルキルであるか;または、
N、SおよびOから選択される1個または2個の環ヘテロ原子を有する5員環または6員環のヘテロ芳香族環であって、該ヘテロ芳香族環は、環炭素により式Iの化合物の残部に共有結合しているヘテロ芳香族環であり;そして、
は、水素、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキルである、化合物;
あるいは、Rが水素である場合、該化合物の薬学的に受容可能な塩である、薬学的組成物。
【請求項15】
nが1であり;qが0であり;tが0であり;Rが水素であり;そして、
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルである、請求項14に記載の薬学的組成物。
【請求項16】
Aが、2,6−ジメチルフェニルである、請求項15に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
前記生物活性薬剤が、以下:
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル酢酸;および
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)安息香酸;
エチル3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)ベンゾエート;
6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサン酸;
エチル6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサノエート;
5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタン酸;
エチル5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタノエート;
3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロピオン酸;および
エチル3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロパノエートからなる群より選択される、請求項16に記載の薬学的組成物。
【請求項18】
経口投薬剤形である、請求項14〜17のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
【請求項19】
生物活性薬剤であって、該薬剤が、式:
【化4】

の化合物であって、
ここで、
nは、1または2であり;
mは、0、1、2、4または5であり;
qは、0または1であり;
tは、0または1であり;
は、1個から3個の炭素原子を有するアルキルであり;
は、水素、ハロ、1個から3個の炭素原子を有するアルキル、または1個から3個の炭素原子を有するアルコキシであり;
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルであるか;または
3個から6個の環炭素原子を有するシクロアルキルであって、該シクロアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは2個の環炭素が、メチルもしくはエチルにより独立して一置換されているシクロアルキルであるか;または、
N、SおよびOから選択される1個または2個の環ヘテロ原子を有する5員環または6員環のヘテロ芳香族環であって、該ヘテロ芳香族環は、環炭素により式Iの化合物の残部に共有結合しているヘテロ芳香族環であり;そして、
は、水素、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキルである、化合物;
あるいは、Rが水素である場合、該化合物の薬学的に受容可能な塩である、
薬学的組成物。
【請求項20】
nが1であり;qが0であり;tが0であり;Rが水素であり;そして、
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルである、
請求項19に記載の生物活性薬剤。
【請求項21】
Aが、2,6−ジメチルフェニルである、請求項19に記載の生物活性薬剤。
【請求項22】
前記生物活性薬剤が、以下:
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル酢酸;および、
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)安息香酸;
エチル3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)ベンゾエート;
6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサン酸;
エチル6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサノエート;
5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタン酸;
エチル5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタノエート;
3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロピオン酸;および、
エチル3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロパノエートからなる群より選択される、請求項21に記載の生物活性薬剤。
【請求項23】
実質的に上記の発明。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスリン抵抗性症候群ならびにI型糖尿病およびII型糖尿病を含む糖尿病からなる群より選択される状態の処置用;または糖尿病に関連するアテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、肥満、高血圧、高脂血症、脂肪肝疾患、ネフロパシー、神経障害、網膜症、脚部潰瘍形成もしくは白内障の発症時の処置用または発症率の軽減用;または高脂血症、悪液質および肥満からなる群より選択される状態の処置用の医薬の製造における生物活性薬剤の使用であって;
ここで、該薬剤は、式:
【化1】

の化合物であって、
ここで、
nは、1または2であり;
mは、0、1、2、4または5であり;
qは、0または1であり;
tは、0または1であり;
は、1個から3個の炭素原子を有するアルキルであり;
は、水素、ハロ、1個から3個の炭素原子を有するアルキル、または1個から3個の炭素原子を有するアルコキシであり;
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルであるか;または、
3個から6個の環炭素原子を有するシクロアルキルであって、該シクロアルキルは、非置換であるか、または1つもしくは2つの環炭素が、メチルもしくはエチルにより独立して一置換されているシクロアルキルであるか;または、
N、SおよびOから選択される1個もしくは2個の環ヘテロ原子を有する5員環もしくは6員環のヘテロ芳香族環であって、該ヘテロ芳香族環は、環炭素により式Iの化合物の残部に共有結合しているヘテロ芳香族環であり;そして、
は、水素、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキルである、化合物、
あるいは、Rが水素である場合、該化合物の薬学的に受容可能な塩である、
生物活性薬剤の使用。
【請求項2】
請求項1に記載の使用であって、ここで、nは1であり;qは0であり;tは0であり;Rは水素であり;そして、Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルである、使用。
【請求項3】
Aが、2,6−ジメチルフェニルである、請求項2に記載の使用。
【請求項4】
前記生物活性薬剤が:
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル酢酸;
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)安息香酸;
エチル3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)ベンゾエート;
6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサン酸;
エチル6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサノエート;
5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタン酸;
エチル5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタノエート;
3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロピオン酸;および
エチル3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロパノエート;
からなる群より選択される、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記医薬が、経口投与用に処方されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
【請求項6】
インスリン抵抗性症候群、糖尿病、高脂血症、脂肪肝疾患、悪液質、肥満、アテローム性動脈硬化症および動脈硬化症からなる群より選択される状態を有する哺乳動物の被験体を処置するための薬学的組成物であって、該薬学的組成物は、生物活性剤を含有し
ここで、該生物活性剤が、式:
【化2】

の化合物であって、
ここで、
nは、1または2であり;
mは、0、1、2、4または5であり;
qは、0または1であり;
tは、0または1であり;
は、1個から3個の炭素原子を有するアルキルであり;
は、水素、ハロ、1個から3個の炭素原子を有するアルキル、または1個から3個の炭素原子を有するアルコキシであり;
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルであるか;または、
3個から6個の環炭素原子を有するシクロアルキルであって、非置換であるか、または1つもしくは2つの環炭素が、メチルもしくはエチルにより独立して一置換されているシクロアルキルであるか;または
N、SおよびOから選択される1個もしくは2個の環ヘテロ原子を有する5員環もしくは6員環のヘテロ芳香族環であって、該ヘテロ芳香族環は、環炭素により式Iの化合物の残部に共有結合しているヘテロ芳香族環であり;そして、
は、水素、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキルである、化合物;
あるいは、Rが水素である場合、該化合物の薬学的に受容可能な塩である、
哺乳動物被験体を処置するための薬学的組成物
【請求項7】
請求項6に記載の薬学的組成物であって、ここで、nは1であり;qは0であり;tは0であり;Rは水素であり;そしてAは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルである、薬学的組成物
【請求項8】
Aが、2,6−ジメチルフェニルである、請求項7に記載の薬学的組成物
【請求項9】
前記生物活性薬剤が、以下:
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル酢酸;
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)安息香酸;
エチル3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)ベンゾエート;
6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサン酸;
エチル6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサノエート;
5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタン酸;
エチル5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタノエート;
3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロピオン酸;および、
エチル3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロパノエート;
からなる群より選択される、請求項8に記載の薬学的組成物
【請求項10】
前記被験体が、ヒトである、請求項6〜9のいずれか一項に記載の薬学的組成物
【請求項11】
前記状態が、インスリン抵抗性症候群またはII型糖尿病である、請求項6〜10のいずれか1項に記載の薬学的組成物
【請求項12】
前記処置が、糖尿病の症状または糖尿病の症状の発症率を軽減し、ここで、該症状が、糖尿病に関連したアテローム性動脈硬化症、肥満、高血圧、高脂血症、脂肪肝疾患、ネフロパシー、神経障害、網膜症、脚部潰瘍形成または白内障からなる群より選択される、請求項6〜11のいずれか一項に記載の薬学的組成物
【請求項13】
インスリン抵抗性症候群、糖尿病、高脂血症、脂肪肝疾患、悪液質、肥満、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症からなる群より選択される状態の処置に使用し、経口投与に適合するための薬学的組成物であって、かつ薬学的に受容可能なキャリアおよび1ミリグラムから400ミリグラムの生物活性剤を含有する薬学的組成物であって、
ここで、該薬剤は、式:
【化3】

の化合物であって、
ここで、
nは、1または2であり;
mは、0、1、2、4または5であり;
qは、0または1であり;
tは、0または1であり;
は、1個から3個の炭素原子を有するアルキルであり;
は、水素、ハロ、1個から3個の炭素原子を有するアルキル、または1個から3個の炭素原子を有するアルコキシであり;Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルであるか;または、
3個から6個の環炭素原子を有するシクロアルキルであって、該シクロアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは2個の環炭素が、メチルもしくはエチルにより独立して一置換されているシクロアルキルであるか;または、
N、SおよびOから選択される1個または2個の環ヘテロ原子を有する5員環または6員環のヘテロ芳香族環であって、該ヘテロ芳香族環は、環炭素により式Iの化合物の残部に共有結合しているヘテロ芳香族環であり;そして、
は、水素、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキルである、化合物;
あるいは、Rが水素である場合、該化合物の薬学的に受容可能な塩である、薬学的組成物。
【請求項14】
nが1であり;qが0であり;tが0であり;Rが水素であり;そして、
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルである、請求項13に記載の薬学的組成物。
【請求項15】
Aが、2,6−ジメチルフェニルである、請求項14に記載の薬学的組成物。
【請求項16】
前記生物活性薬剤が、以下:
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル酢酸;および
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)安息香酸;
エチル3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)ベンゾエート;
6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサン酸;
エチル6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサノエート;
5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタン酸;
エチル5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタノエート;
3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロピオン酸;および
エチル3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロパノエートからなる群より選択される、請求項15に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
経口投薬剤形である、請求項13〜16のいずれか一項に記載の薬学的組成物。
【請求項18】
生物活性薬剤であって、該薬剤が、式:
【化4】

の化合物であって、
ここで、
nは、1または2であり;
mは、0、1、2、4または5であり;
qは、0または1であり;
tは、0または1であり;
は、1個から3個の炭素原子を有するアルキルであり;
は、水素、ハロ、1個から3個の炭素原子を有するアルキル、または1個から3個の炭素原子を有するアルコキシであり;
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルであるか;または
3個から6個の環炭素原子を有するシクロアルキルであって、該シクロアルキルは、非置換であるか、または1個もしくは2個の環炭素が、メチルもしくはエチルにより独立して一置換されているシクロアルキルであるか;または、
N、SおよびOから選択される1個または2個の環ヘテロ原子を有する5員環または6員環のヘテロ芳香族環であって、該ヘテロ芳香族環は、環炭素により式Iの化合物の残部に共有結合しているヘテロ芳香族環であり;そして、
は、水素、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキルである、化合物;
あるいは、Rが水素である場合、該化合物の薬学的に受容可能な塩である、
生物活性薬剤
【請求項19】
nが1であり;qが0であり;tが0であり;Rが水素であり;そして、
Aは、非置換フェニル、またはハロ、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル、ペルフルオロメチル、1個もしくは2個の炭素原子を有するアルコキシ、およびペルフルオロメトキシから選択される1個もしくは2個の基によって置換されているフェニルである、
請求項18に記載の生物活性薬剤。
【請求項20】
Aが、2,6−ジメチルフェニルである、請求項18に記載の生物活性薬剤。
【請求項21】
前記生物活性薬剤が、以下:
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル酢酸;および、
3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)安息香酸;
エチル3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)ベンゾエート;
6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサン酸;
エチル6−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−へキサノエート;
5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタン酸;
エチル5−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)−フェニル]−ペンタノエート;
3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロピオン酸;および、
エチル3−[3−(2,6−ジメチルベンジルオキシ)フェニル]−プロパノエートからなる群より選択される、請求項20に記載の生物活性薬剤。
【請求項22】
実質的に上記の発明。
【誤訳訂正2】
【訂正対象書類名】明細書
【訂正対象項目名】全文
【訂正方法】変更
【訂正の内容】

【公表番号】特表2006−517920(P2006−517920A)
【公表日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−518490(P2005−518490)
【出願日】平成16年2月9日(2004.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/003718
【国際公開番号】WO2004/073611
【国際公開日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願人】(501056821)ウェルスタット セラピューティクス コーポレイション (32)
【Fターム(参考)】