説明

仮想および現実のナビゲーションシステム

現実及び仮想空間での仮想ナビゲーションシステムであり、仮想空間でのナビゲーションは特に3Dコンピュータゲームや動画の3Dプログラムに用いられる。現実空間でのナビゲーションは、特に本発明で開示されるユニークな3Dビデオインターフェース装置の通信や媒体に新規なパラダイムを創造する。乗物での新規な乗員サポートも提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願との相互参照]
米国特許出願60/787,444、PCT国際出願PCT/US2006/048016、EP出願EP02 076388および米国出願11/639,088のすべては、本書に参照して組み込み、該当法制度においてそれらに基づく優先権を主張する。
【0002】
本発明は、仮想および現実空間における仮想的でも物理的にでも、安全な航行のためのシステムである。そのような4つの組合せがある。第1のシステムは初めの3つにユニークなメカニズムを提供し、第2のシステムはこれらのうちの4番目に対し乗員サポートを提供する。本発明における仮想システムは、インターフェース装置と、物理的および仮想的環境の仮想ナビゲーションに新たなアプローチを提供するユニークなネットワークとを含む。第2のシステムに関連する発明は、(現実環境における)現実的あるいは物理的な航行における安全な乗員サポートを提供する。
【発明の開示】
【0003】
仮想空間および現実空間における仮想ナビゲーションの発明を、この開示で最初に検討する。この仮想システムは、インターフェース装置のセットと、自然のおよび仮想環境の仮想ナビゲーションに新たなアプローチを提供するユニークなネットワークとを備える。
【0004】
この仮想ナビゲーションには2つの違った用途がある。仮想場における第1のナビゲーションと、現実場における第2のナビゲーションである。
【0005】
仮想場におけるナビゲーションとは、3D(三次元)ビデオゲームでのハンズフリーナビゲーション、CADアプリケーションにおけるように3Dの必要性のある3Dコンピュータ環境、ナビゲーションを加速する特別な3Dインターフェースなどの用途である。このような仮想三次元場は、複数情報源3Dテレビあるいは動画プログラミングでもよく、この場合に、観る人は視野にある程度のナビゲーションの自由度を有する。ある場合には、このような複数情報源は、補間されあるいは「スティッチ(組み合わせること)」されて、三次元場における視認可能なポイントを連続的にする。
【0006】
現実場におけるナビゲーションとは、現実三次元場の装置を有する3D仮想ナビゲーションが、メンバーのネットワークからのおそらく複数情報源で、如何なる場所でも実時間で生のプログラミングをする用途である。その情報源は生のプログラミングを提供し、1つ以上の「セカイカメラ(World Camera)」(および/または音声のモノ、ステレオあるいは3Dサラウンド環境の「セカイマイクロホンセット」)を有し、セカイカメラはこれらのメンバーが何を見ているかを見る(あるいは聞く)ためにその情報源の視野方向に狙いを向ける。複数のセカイカメラあるいはマイクロフォンは3D仮想空間表現を与えることが出来る。ユーザメンバーは、情報源のプログラミングを受信するためのインターフェース装置と、プログラミングの二次元あるいは三次元場をナビゲートするためのナビゲーション装置を有する。このようなナビゲーションは、マウスジョイスティックでもよく、直接眼を使ってそのような3Dナビゲーションをするインテリジェントアイ(Intelligent Eye)(米国特許7,091,928)を用いてもよい。
【0007】
このような現実場での仮想ナビゲーションは、メンバーのアクティブ・ネットワーク(Active Network)では、情報源は、ユーザとプログラミングを共有することを認める。同じメンバーが情報源とユーザの両方になってもよい。これらのメンバー間の取り決めは、相互的でもよく代金支払いを条件としてもよい。これらのネットワークは必ずしも動作中である必要はなく、情報源ノードからユーザノードへ単に情報を伝達することでもよいが、ビデオ情報やオーディオ情報の分散処理を伴う動作中のネットワークはほとんどの場合に分散コンピュータリソースを提供し、このインフラストラクチャの動作を可能にする。
【0008】
移動における乗員サポートは、関連する加速度荷重(G−フォース)を支えるのに乗員がより広い面積を提供するように、乗物の急激な加速あるいは減速の間、乗物中の乗員の向きを変えるというユニークな処理であり、同時にそのような方向変換がこのような状況で乗員が受ける最大化速度を減じることを可能にする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
「第1:現実空間および仮想空間における仮想ナビゲーション」
【0010】
「ユーザ/情報源のヘッドセット/インターフェース」
好ましいインターフェースの形は、ユーザ向けオーディオおよび3D/2Dビデオ通信用の汎用インターフェースである。装置の基本形は、本来のフィールドにできるだけ2つのディスプレイを提供する3Dあるいはステレオビデオ情報源、凝視と瞬きのパターンあるいはユーザの眼の付属器官の他の信号伝達を追跡する1つ以上のカメラを有し、よって、ユーザは利用できる三次元場でナビゲートできる。さらに、凝視方向を解釈し焦点の3Dポイントを計算する知能があってもよい。さらに、ヘッドセットは凝視追跡の出力を三次元場におけるパラメータの形に変換するのに必要なプロセスを有してもよい。さらに、その装置は、(適切に配置された複数のマイクロホンでモノ、ステレオ、あるいはサラウンドフィールドの)プログラミング用のユーザの音声コマンドおよびユーザの音場の双方のための複数のマイクロホンと、(理想的には、ユーザの人体に対し調整した)サラウンドの音場を再生するための適切な音響処理技術を伴うイヤホンを有してもよい。視野には、選択されうる3Dのアイコンを有してもよい。可能性のあるアイコンの一つとしては、ユーザの本来のフィールドに戻るためのものである。
【0011】
ヘッドセットの通信は、1つ以上の標準のプロトコル、携帯電話あるいは有線ネットワークプロトコルを使用する。さらに、ヘッドセット装置は、1つ以上のクライアントと、種類の異なるホストとのインターフェース用プロトコルと、ユーザの通信の要求に応えるための切り替えソフトウエアを有してもよい。
【0012】
たとえば、ヘッドレストは、クライアントと、2Dおよび3Dナビゲーションのための入出力用コンピュータインターフェースのような複数の機能のためのプロトコル、オーディオI/O、TCP/IPや他のインターネットプロトコルの電子メールあるいはブラウザのクライアント、標準インターフェースで再生され記録される通信可能なMP3や他の音楽およびビデオファイルを有するウェアラブルコンピュータや記憶装置用のインターフェース(他のホストコンピュータと同じ通信クライアントとプロトコルを有してもよい)を備える。使用できるプロトコルの例としては、WiFiプロトコル、802.11、ブルートゥース、GPRS、EDGE、サテライトプロトコル、およびこれらのレビジョンと改良がある。
【0013】
ネットワークを通じて通信することなく、ピアツーピア通信でユーザの局所近傍の他のユーザと直接接続するクライアントとプロトコルがあってもよい。ローカルのピアツーピアネットワークあるいは、一般的なネットワークで通信するのに、これらのホストのいずれかが範囲内にあると、本実施の形態では、接続の前に、ユーザからのコマンドと、ユーザに対する所定のレベルの「信頼性のある」ネットワークの一部であるという認証が行われる。
【0014】
人間工学的で快適な状態は、ヘッドセットの重い部分を頭/首の下のほうに配置し、追加の支持を耳から取るのが好ましい。本実施の形態においては、従来のヘッドホンのように、顔の前面あるいは鼻梁との接触はしてもしなくてもよい。
【0015】
スタンドアロン環境では、ヘッドレストはユーザインターフェースとしてコンピュータや他の従来の装置と共に用いられ、眼や眼の付属器官の使用により、フィールド内の位置をナビゲート(Vクリック)し選定する。これらは三次元場でもよい。3Dナビゲーションの場合、ヘッドセットは、眼と一緒に3Dビデオゲームや3D動画プログラミング(ステレオあるいは動いている対象物からの視差情報で同調される)におけるナビゲーションに用いられる。さらに、複数情報源のカメラで、ユーザはビデオ視野を別のポイントや関係する眺望に動かし、それによりプログラムされたエンターテイメントや動画に新しいパラダイムを提供する。
【0016】
さらに、ユーザは、ネットワークの情報源メンバーでもよく、したがって、このための装置を有することになる。ヘッドセット装置は、ユーザの顔の方向(ユーザの視界)を向く一対の集まった「セカイ」カメラを有し、ネットワーク上で配信するあるいはオフラインのプログラミングとしてローカル装置に記録する、情報源メンバーとしての使用のための3Dビデオ入力を捉える。
【0017】
「ウェアラブルコンピュータ」
本実施の形態では、オーガナイザおよび他の基本的なパーソナル可搬リソースも有する。好適な実施の形態では、汎用インターフェースからアクセス可能なウェアラブルコンピュータをも有し、データベース演算機能や、そのインターフェースで再生される大きなMP3や他のオーディオファイルおよびビデオファイルとワイヤレスプロトコルの1つを使って通信する。ウェアラブルコンピュータは、汎用インターフェースのデータベースと同期されてもよい。
【0018】
「ネットワーク」
ネットワークは、複数の情報源にネットワーク中の情報源メンバーから得た既知の物理的な場所での実時間ビデオを提供し、それにより、ネットワークのメンバーが、それらの情報源の位置の間で、それらの補間点へも、ナビゲートできるようにする。情報源のポイントが動いていることを考慮すると、このような動きは局所近傍でのユーザのローカルな3D空間における固定対象物の再構築に追加情報を提供する。
【0019】
したがって、ユーザメンバーは、物理的な場所あるいは特に興味のある場所を選択し、ネットワークは、インターフェース上にユーザによる選定のために表れる場所に情報源を配置する。これは、情報源から得た実時間のプログラミングの三次元場におけるアイコンの形をとる。ユーザメンバーによる他の情報源の選定は、所望の情報源をクリックしあるいはVクリックすることにより行われる。この動きは、ユーザメンバーを、選定した情報源メンバーの情報源セカイカメラとマイクロホンに伝達する。このナビゲーションは、そのときに選定されている情報源メンバーからの視覚刺激あるいは聴覚刺激により引き起こされる。
【0020】
たとえば、好適な実施の形態は、ネットワークを通じて現実ビデオ(およびオーディオ)場への対話形アクセスで使用される。そのようなアクセスをするために、装置は、ローカル環境(いくつかはブックマークのリストにあり、あるいは本来の現実環境でもよい)を選定するメニューを有し、結果として表示されるフィールドは、所望のスタートポイントとアクセスの利便性、コスト、品質などをカラーコードで示すいくつかの情報源を示し、ユーザは、Vクリックによりナビゲートし選定する。選定にあたり、ユーザのビデオ表示は、選定された情報源の眺望を示し、ユーザは、情報源が広いアングル、あるいは、動作中のネットワークでこのフィールド内でカメラを回しあるいはズームしたりできる一群のセカイカメラを有さなければ、受動的に情報源に従い、この場合、ユーザは一つの情報源内においてある程度の自由度をナビゲーションに有する。しかし、残りのノードがさらなる選定とそこへのナビゲーションのために依然として表示されている(これらのノードの表示を消すメニューオプションもある)。したがって、ユーザは、1つの情報源メンバーから他へ移り、その情報源の眺望を見ることもできる(情報源によって可能なら、聞くこともできる)。さらに、与えられた情報源によって可能なら(普通は、代金がかかる)、情報源との双方向対話や情報源に興味のある好ましいフィールドを見せることを要求できる。
【0021】
このことが、現実場での仮想ナビゲーションとなる。
【0022】
ネットワークは、分散ワイヤレスハブプロバイダや他のネットワークリソースプロバイダのコミュニティに部分的に組み込まれる。誰かが(おそらく代金が掛かる)ローカルワイヤレス帯域幅と他のハブ情報およびインターネットへの接続を提供する。このような分散資源を有するインフラストラクチャは、3D局所近傍やビデオ処理帯域幅の再構築用に必要な高度の計算を可能にする。本発明のインフラストラクチャは、テレビ番組でニュースやドキュメントで興味のある実環境で視聴者がナビゲートすることあるいは関連するローカル環境中の選択した情報源メンバーへのインタビュー(たぶん代金がかかる)を可能にする。
【0023】
好適な実施の形態におけるネットワークは、ネットワークの一部であるユーザメンバーに局所的な帯域幅を提供するワイヤレス帯域幅プロバイダ(単に「プロバイダ」と称する)の、ネットワーク管理者からの代金による分散ネットワークを備える。ユーザメンバーは、帯域幅に対し代金を支払う。帯域幅は都市内の局所地域におけるホットスポットであり、そのような局所地域の多くは、近傍や都市を「携帯電話」でカバーする。これらにより、管理者に標準的に請求する従来の携帯電話帯域幅に取って代わりあるいは補足し、実際に離れた場所でサテライト中継する。プロバイダは、彼らのハブに局所近傍の利用可能な情報源を組合せ、局所近傍を動くにつれ、情報源/ユーザの対話にアクセスし伝達する知能を有するコンピュータのインフラストラクチャを導入する必要がある。この好適な実施の形態のプロバイダは、最初に動作中のネットワーク管理者により設定された固定費用で帯域幅を提供し、その後に、最初の使用期間後、市場に基づいてレートを設定する。ローカルプロバイダは、帯域幅の提供を得るために競り合う。ユーザには、プロバイダの選定において、最低価格あるいは最高の利用可能帯域幅(あるいは品質)を選ぶオプションがある。このような帯域幅の選定は、ユーザにより設定されるバックグラウンド処理である。ユーザは、プロバイダがネットワーク管理者を通じて請求するような見込まれる費用に基づき複数のプロバイダ(他のユーザあるいは情報源かもしれない)から選定する。この処置は、新たな分散帯域幅のビジネスモデルを形成する。
【0024】
さらなる実施の形態では、他のユーザの情報源ノードとしてネットワーク中で利用可能なフィールドを補間するための組合せアルゴリズムを組み込み、よって、ユーザに、利用可能な情報源の間においても、視点と現場の連続的なあるいは連続的に近い範囲を与える。情報源が動くので、動作中のネットワークは固定された3Dの局所風景を再生し、そのビデオ情報をユーザのナビゲーションの補間に用いる。局所風景と都市景観を一緒に組合せることにより、ユーザメンバーは、固定風景の補間により生成された「現実の地図」を用いて1つの局所近傍の利用可能な情報源ユーザから他へ物理的にナビゲートできる。そのような補間は完全な視野を与えることはできないが、ユーザは、ワイドパノラマを網羅するのにズームアウトするのに、入手できる情報源ノード、補間、それらの組合せを用いる選択肢を有する。そのような補間処理は、近傍のそれぞれに必要な計算リソースを与えた動作中のネットワークでの分散処理により可能となる。ネットワークは、情報源の物理的な場所を配置するための知能を必要とする。このことは、ある実施の形態ではGPSで行われ、別の実施の形態では情報源の送信点から直近に手に入れた直近のハブあるいはホスト装置へ三角測量を単に用いることにより行われる。補間のアルゴリズムを用いるならば、これらは情報源の位置から補間された位置も有するであろう。この点を補足するため、インターネットに情報源の物理的な位置を見出す定評のあるウェブベースの方法がある。
【0025】
「ネットワークのアプリケーション」
上記の機能はすべて、このインフラストラクチャの使用が世界の離れた場所や興味のある場所への仮想旅行および探検を創造することを可能にし、「ツアーガイド」は情報源メンバーであり、情報源メンバーは代金により(ネットワーク上で)ツアーガイドの情報源を選択するユーザメンバーの局所近傍へあるいはそこを通って移動する。
【0026】
ドキュメンタリやニュース番組の内容は、動作中のネットワークの使用により、その問題のローカル環境や興味のある場所で利用可能な、認証用情報源および実時間での追加情報の情報源として変換される。代金により、ユーザメンバーは、たとえばニュース速報で、最初に現場で情報源にインタビューすることさえできる。新しい概念の「真実」メディアは、本発明で可能となり、ネットワークのユーザは情報源メンバーがある地球上の如何なる場所へも仮想的に移動でき、情報源メンバーの「セカイカメラ」とセカイマイクロホンを用いてニュースの範囲での事実を見出す。(これらの情報源メンバーはもちろん相互関係のメンバーでもよく、同様にユーザメンバーでもよく、よって、自分自身のためにヘッドセットインフラストラクチャを用いる。)
【0027】
仮想の集まりや会議。本発明によりユーザメンバーは、情報源メンバーの集まりや集会に参加することができ、1つの情報源メンバーから他へ移ることもできる。
【0028】
ビデオネットワークのユニークな特徴の一つは、情報源の位置が、携帯電話や電話回線によるネットワークなどの従来メディアと異なり、内容に関連することである。さらに、本発明は、本発明の新規でユニークな特徴であるビデオ現場でのナビゲーションを可能にする。
【0029】
「代替の実施の形態」
この仮想ナビゲーションシステムは、2Dの視覚のあるいはテキストベースの辞書編集あるいは他の情報源の配列でナビゲートするのに使うこともできる。情報源からの刺激は、オーディオでもビジュアルでもその両方でもよく、また、モノ(オーディオ)でも、オーディオおよびビジュアル用の2Dでも3D/サラウンドでもよい。
【0030】
ある実施の形態では、生(ライブ)のあるいはプログラムされた2Dビデオデータのいずれかを利用して、時間遅れ画像を使うことにより三次元場を合成して、オブジェクト認識アルゴリズムで識別された対象物から視差情報を生成する。
【0031】
2Dビデオ用ユーザ/情報源インターフェースの簡単な代替の実施の形態は、コンピュータあるいは携帯電話(情報源の機能としてのカメラ付き)である。
【0032】
代替の実施の形態のヘッドセットは、鼻梁や耳で支持される従来の眼鏡に類似している。
【0033】
固定有線インターフェースアダプタを、ワイヤレス汎用インターフェースと従来のビデオゲームコンソールや従来のコントローラ出力/入力しか有さないコンピュータとの間のインターフェースに用いてもよい。
【0034】
分割移動型ユニットは1つの代替の実施の形態であり、装置の機能は、軽量のヘッドセットと接続するウェアラブルインターフェースとに分割される(有線でもワイヤレスでも)。ここでは、ヘッドセットはインターフェース機能だけを有する。ウェアラブルコンピュータは、すべてのデータと演算機能とを有する。ヘッドセットの実施の形態では、ヘッドセットに最小の構成要素を有し、重量を軽減し、処理の多くをワイヤ接続されたあるいはワイヤレスで接続されたウェアラブルインターフェースに任せる。1つの可能性のある実施の形態では、凝視と眼を追跡する1対のカメラと、マイクロホンと、音声コマンドや通信用の1つ以上のオーディオチャンネルと共にパラメトリック形式の凝視追跡出力に必要な処理を有する。片方あるいは両方の耳用のイヤホンもある。
【0035】
ヘッドセット/インターフェースの代替としては、3D映写装置とマイクロホンと共に凝視と眼を追跡するカメラ付きの固定装置がある。これは、移動型に対する代替であり、ユーザ用の有線のインターネット接続を用いてもよい。
【0036】
「追加の実施の形態」
「ヘッドセットの人間工学」
耳で、および/または、外耳おそらく耳の穴の骨で支持する。ヘッドセットの重量の大部分が頭の前方にあることを考慮して、ヘッドセットの後部を重量のある構成要素を入れるのに用いて、荷重をバランスさせる。後部が前部より軽い場合には、ヘッドセットは、外後頭隆起に置かれ、ヘッドセットの位置による大きな障害なしに後頭顆に頭部の関節を保つ。
【0037】
ヘッドセットの多くのユーザが、ぴったりしたヘルメットで頭髪が押されるのを望まないことを考慮して、別の設計では、頭髪を通って頭皮に接触する多数の先端の柔らかい細い指状突起でもよい。頭髪への影響は櫛と大きくは変わらない。さらに、そのような設計は、ヘルメット構造に優れた換気を提供する。
【0038】
「ヘッドセットのハードウエア」
後方視認カメラ:重量のある構成要素を有するモジュールが頸部における頭部の付け根に位置するときには特に、モジュールに加え後方視認「セカイ」カメラを有することに相乗効果がある。
ネットワーク指向知能付き広角あるいはマルチカメラのセカイカメラ:
セカイカメラは、パノラマフィールドデータ内でナビゲートするネットワーク知能に加え、ネットワークメンバーに広い視野を提供する広角あるいはカメラの集まりである。
【0039】
屋外版−太陽電池・太陽光遮断キャップ:太陽電池はバッテリの実荷重を低減し、相乗的にユーザを保護する。
【0040】
離れた場所での使用−サテライトアンテナ:サテライトアンテナは、太陽電池とは別にあるいは太陽電池に組み込まれて太陽光遮断キャップに取り付けられる。
【0041】
視覚ディスプレイ−透明のオプション:生の現実空間で現実のナビゲーションをするために、視覚ディスプレイは透明になったり半透明になったりするオプションを有する。
【0042】
「セカイカメラ」のパンとズーム:セカイカメラでのパン(カメラを回しての撮影)およびズーム能力は、ユーザと情報源との間の1対1関係で(通常は代金が掛かる)利用可能な情報源のハードウエア内の所望のフィールドにカメラを向けることを可能にする。
【0043】
オーディオ/ビデオ再生データ:オーディオおよびビデオファイルは、ウェアラブルコンピュータに記憶したりリモートに記憶したりするよりは、その装置に記憶されるのがよい。
【0044】
オーガナイザ:オーガナイザ(管理プログラム)はウェアラブルコンピュータよりもインターフェース装置に置かれるのがよい。
【0045】
コンピュータ:ヘッドセットは、スタンドアロンで使用される関連機能を有する基本的コンピュータを含んでもよい。
【0046】
「第2:乗物での乗員サポート」
優先権を主張した出願の図面は本書に参照して組み込まれる。
【0047】
航空機客室の平らなベッド:図に示すような配置は、乗員が選んだ位置すべてで航空機の急激な減速中の安全性を与える平らなベッドを図解し、よって、離着陸の間も乗員は眠ることができる。
【0048】
図は、ベッドの異なった位置を示す。衝撃吸収器が加速状態でのベッドの横方向の動きをコントロールし、最大加速度を低減し、乗員の向きを変え、加速度状態で乗員をよりよく支持する。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1は、仮想空間および現実空間の仮想ナビゲーションシステム用のヘッドセット/インターフェースのブロック図である。
【図A1】ベッドは乗物の進行方向に関し、通常は脚を頭部の前にして傾けられ、頸部への圧縮荷重を最小にする。
【図A2】平らな位置のベッド。ベッドフレームが3つ(あるいはそれ以上の)部分をサポートし、各部分は角度を持つように隣のものとピボット接続される。各部分間のピボットに、ベッドフレームに接続するスライドがある。ベッドフレームの上部分の頂部のスライドはほぼ鉛直であり、それにより動きで傾斜できる。下部分は、下方に回り、所望の角度でサポートされる。
【図A3】通常状態でリクライニングした位置を示す。図示のように、上部分の頂部のスライド/ピボットは、ベッドフレームの鉛直部分の約半分まで上がっている。
【図A4】本図は、きちんと座っている位置のベッドの図である。ベッドフレームのスライドは、下方の2つの部分で水平部分を移動し、上部分で鉛直に移動している。
【図A5】本図は、乗物の急激な減速状態でのベッドの位置の図である。図示のように、ベッドフレームはベッドの表面と一緒に動き、底部の横棒とベッドフレームの鉛直部分を滑り、頂部の乗員サポートレールで旋回する。ベッドの下部分は起き上がり、下方の乗員サポートレールを乗り越える。
【図A6】本図は、急激な減速状態の平らなベッドの位置でのベッドの図である。明らかにベッドフレームは乗員を所望の位置にするのに独立して作動し、ピボットとスライドの別々の組が急激な減速状態で乗員の向きを変える。
【図A7】本図は、下方からのベッドの図を示す。急激な減速状態で乗員の向きを変更するための横スライドが見える。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現実空間および仮想空間の1つあるいは両方の仮想ナビゲーションのためのシステムであって:
情報源とユーザとのいずれかあるいは両方であるメンバーのネットワークを備え;
情報源は前記ネットワークに実時間メディア入力を提供し、ユーザは1つ以上の情報源から提供された実時間メディア入力を消費し、
前記情報源の各々はビデオおよびオーディオ記録装置の1つあるいは両方の1つ以上と作動でき、前記ユーザはビデオおよびオーディオ受信装置の1つあるいは両方と作動でき、
情報源の経験がユーザに伝達され、
ユーザは1つ以上の情報源間を移動できる;
システム。
【請求項2】
前記情報源は、メディア入力装置として立体セカイカメラと作動でき、ネットワーク中のユーザに3D視覚環境を送信することができる;
請求項1のシステム。
【請求項3】
前記ユーザは、その時点の情報源の視野における所望の情報源を示すアイコンを選択することで、その時点の情報源の視野における情報源の位置をナビゲートできる;
請求項1のシステム。
【請求項4】
分散帯域幅プロバイダをさらに備え;
前記分散帯域幅プロバイダは、ユーザメンバー用のビデオおよびオーディオの1つあるいは両方の帯域幅のマーケットに参加し、ユーザメンバーはそのような帯域幅に対し代金を支払う;
請求項1のネットワーク。
【請求項5】
前記分散帯域幅プロバイダは、局所固定風景および地形の生成のためのビデオ処理用に、演算リソースと記録リソースの1つあるいは両方でローカルマーケットに参加する;
請求項4のネットワーク。
【請求項6】
3D仮想ナビゲーション用のヘッドセットであって、前記ヘッドセットのユーザによるナビゲーションに、凝視する位置と眼の領域における顔の動きを使う;
ヘッドセット。
【請求項7】
前記ヘッドセットは耳で支持され、ヘッドセットの後部はヘッドセットの前部より軽く、頭蓋骨の外後頭隆起で支持され、ヘッドセットの位置による大きな障害なしで後頭顆で頭の関節の動きを許す;
請求項6のヘッドセット。
【請求項8】
情報源メンバーに利用可能な刺激は、実時間で検証可能なメディアネットワークを可能にし、ユーザは、実時間での目撃者をカバーし、複数の目撃情報源間を移動してバランスの取れた見方で異なったビデオおよびオーディオ入力の1つあるいは両方を入手する;
請求項1のネットワーク。
【請求項9】
ネットワークの情報源とユーザ間の議論の事象から、情報源からの実時間プログラムを獲得するウェブサイトをさらに備える;
請求項8のネットワーク。
【請求項10】
サポート機構の複数のサポート部分の乗員による任意の動きが可能で、乗物の急激な減速において乗員の所定のコントロールされた動きを提供する;
乗員サポート機構。
【請求項11】
航空機客室に配備され、乗員サポートの方向により前記航空機客室の各乗員サポートが客室通路への独立したアクセスを有する;
請求項10の乗員サポート機構。

【図1】
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【図A1】
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【図A2】
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【図A3】
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【図A4】
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【図A5】
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【図A6】
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【図A7】
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【公表番号】特表2009−538461(P2009−538461A)
【公表日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−503068(P2009−503068)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2007/008189
【国際公開番号】WO2008/073135
【国際公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願人】(508293829)
【Fターム(参考)】