説明

低HER3発現に基づくHER二量化インヒビターに対する応答を予測する方法

本出願は、ペルツズマブなどのHERインヒビターで患者を処置するための選択基準としての低HER3の使用を記載する。卵巣癌患者などのガン患者をペルツズマブなどのHERインヒビターで処置するための選択基準としての高いHER2:HER3比の使用も記載される。さらに、本出願は、化学療法剤、例えば、ゲムシタビンでガン患者を処置するための選択基準としての高HER3の使用を記載する。一局面において、本明細書において処置または診断されるガンのタイプは、卵巣癌、腹膜癌、卵管癌、転移性乳癌(MBC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、前立腺癌および結腸直腸癌からなる群より選択される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
HER二量体化インヒビターに対して応答し得るタイプのガンを有する患者を処置するための方法であって、治療上有効な量のHER二量体化インヒビターを該患者に投与する工程を包含し、ここで該患者のガンが、該ガンのタイプにおけるHER3発現についてメジアンレベル未満のレベルでHER3を発現する、方法。
【請求項2】
前記患者のガンが、前記ガンのタイプにおけるHER3発現について25パーセンタイル未満のレベルでHER3を発現する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
HER3発現がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いて決定されている、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記PCRが定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(qRT−PCR)である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記HER二量体化インヒビターがHER2二量体化インヒビターである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記HER二量体化インヒビターがHERヘテロ二量体化を阻害する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記HER二量体化インヒビターが抗体である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記抗体が、EGFR、HER2およびHER3からなる群より選択されるHERレセプターに結合する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記抗体がHER2に結合する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記HER2抗体がHER2細胞外ドメインのドメインIIに結合する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記抗体がHER2細胞外ドメインのドメインIと、IIと、IIIとの間の接合部に結合する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記HER2抗体がそれぞれ配列番号3および4における軽鎖可変アミノ酸配列および重鎖可変アミノ酸配列を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記HER2抗体がペルツズマブである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記HER抗体が裸の抗体である、請求項7〜13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記HER抗体がインタクトな抗体である、請求項7〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記HER抗体が抗原結合領域を含む抗体フラグメントである、請求項7〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記ガンのタイプが卵巣癌、腹膜癌、卵管癌、転移性乳癌(MBC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、前立腺癌および結腸直腸癌からなる群より選択される、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記ガンのタイプが、卵巣癌、腹膜癌、または卵管癌である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ガンのタイプが白金耐性である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ガンのタイプが、進行性、難治性または再発性の卵巣癌である、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記患者における無増悪生存(PFS)を延長する、請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記患者における全生存(OS)を延長する、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記HER二量体化インヒビターが単一の抗癌剤として投与される、請求項1〜22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記患者に対して第二の治療剤を投与する工程を包含する、請求項1〜22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記第二の治療剤が化学療法剤、HER抗体、腫瘍関連抗原に対する抗体、抗ホルモン化合物、心保護剤(cardioprotectant)、サイトカイン、EGFR標的化薬、抗血管新生剤(anti−angiogenic agent)、チロシンキナーゼインヒビター、COXインヒビター、非ステロイド性抗炎症薬、ファルネシル転移酵素インヒビター、腫瘍胎児性タンパク質CA125に結合する抗体、HER2ワクチン,HER標的化療法、Rafまたはrasインヒビター、リポソームのドキソルビシン、トポテカン、タキサン、二重チロシンキナーゼインヒビター、TLK286,EMD−7200、悪心を処置する医薬、皮膚発疹を予防もしくは処置する医薬、または標準的座瘡治療、下痢を処置もしくは予防する医薬、体温低下医薬、および造血成長因子からなる群より選択される、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記第二の治療剤が化学療法剤である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記化学療法剤が、ゲムシタビン、カルボプラチン、パクリタキセル、ドセタキセル、トポテカンおよびリポソームのドキソルビシンからなる群より選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記化学療法剤が代謝拮抗剤である、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第二の治療剤がトラスツズマブ、エルロチニブまたはベバシズマブである、請求項24に記載の方法。
【請求項31】
前記患者のガンが、前記ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について25パーセンタイルより大きいレベルでHER2:HER3を発現する、請求項1〜30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記患者のガンが、前記ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現についてメジアンレベルより大きいレベルでHER2:HER3を発現する、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記患者のガンが、前記ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について75パーセンタイルより大きいレベルでHER2:HER3を発現する、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
卵巣癌、腹膜癌または卵管癌を有する患者を処置するための方法であって、治療上有効な量のペルツズマブを該患者に投与する工程を包含し、ここで該患者のガンが、卵巣癌、腹膜癌または卵管癌におけるHER3発現についてメジアンレベル未満のレベルでHER3を発現する、方法。
【請求項35】
前記患者のガンが、卵巣癌、腹膜癌または卵管癌におけるHER3発現について25パーセンタイル未満のレベルでHER3を発現する、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
HER3発現がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いて決定されている、請求項34または請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記PCRが定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(qRT−PCR)である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
無増悪生存(PFS)を延長する、請求項34〜37のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
全生存(OS)を延長する、請求項34〜38のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
前記患者が卵巣癌を有する、請求項34〜39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
前記卵巣癌が白金耐性卵巣癌である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記患者が、進行性、難治性または再発性の卵巣癌を有する、請求項40または請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記患者に化学療法剤を投与することをさらに包含する、請求項34〜42のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
前記化学療法剤が、ゲムシタビン、カルボプラチン、パクリタキセル、ドセタキセル、トポテカンおよびリポソームのドキソルビシンからなる群より選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記化学療法剤が代謝拮抗化学療法剤である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記患者のガンが、前記ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について25パーセンタイルより大きいレベルでHER2:HER3を発現する、請求項34〜46のいずれか1項に記載の方法。
【請求項48】
前記患者のガンが、前記ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現についてメジアンレベルより大きいレベルでHER2:HER3を発現する、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記患者のガンが、卵巣癌、腹膜癌または卵管癌におけるHER2:HER3発現について75パーセンタイルより大きいレベルでHER2:HER3を発現する、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
HER二量体化インヒビターに対して応答し得るタイプのガンを有する患者に対する治療を選択するための方法であって、該患者由来のガンのサンプル中のHER3発現を決定する工程と、該ガンのタイプにおけるHER3発現についてメジアンレベルよりも低いレベルで該ガンのサンプルがHER3を発現する場合、HER二量体化インヒビターを該治療として選択する工程とを包含する、方法。
【請求項51】
薬学的に受容可能な担体中にHER二量体化インヒビターを含む薬学的組成物と、該インヒビターまたは薬学的組成物が、HER二量体化インヒビターに応答し得るタイプのガンを有する患者を処置することについて指示されることを記載している表示とを、一緒に包装して備えている製品であって、該患者のガンが、該ガンのタイプにおけるHER3発現についてメジアンレベルよりも低いレベルでHER3を発現する、製品。
【請求項52】
HER二量体化インヒビターまたはその薬学的組成物を製造する方法であって、該方法は、パッケージ中へ、該インヒビターまたはその薬学的組成物と、該インヒビターまたはその薬学的組成物が、HER二量体化インヒビターに応答し得るタイプのガンを有する患者を処置することについて指示されることを記載している表示とを組み合わせることを含み、該患者のガンが、該ガンのタイプにおけるHER3発現についてメジアンレベルよりも低いレベルでHER3を発現する、方法。
【請求項53】
HER二量体化インヒビターまたはその薬学的に受容可能な組成物を宣伝するための方法であって、標的の聴衆に対して、あるタイプのガンを有する患者集団を処置するための該HER二量体化インヒビターまたはその薬学的組成物の使用を奨励する工程を包含し、該患者のガンが、該ガンのタイプにおけるHER3発現についてメジアンレベルよりも低いレベルでHER3を発現する、方法。
【請求項54】
化学療法剤に応答し得るタイプのガンを有する患者に対する治療を選択するための方法であって、該患者由来のガンのサンプル中のHER3発現を決定する工程と、該ガンのタイプにおけるHER3発現についてメジアンレベルよりも大きいレベルで該ガンのサンプルがHER3を発現する場合、化学療法剤を該治療として選択する工程とを包含する、方法。
【請求項55】
前記ガンのタイプが、卵巣癌、腹膜癌、または卵管癌である、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記ガンのタイプが白金耐性の卵巣癌、腹膜癌、または卵管癌である、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記ガンのタイプが、進行性、難治性または再発性の卵巣癌である、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記化学療法剤が代謝拮抗剤である、請求項54〜57のいずれか1項に記載の方法。
【請求項59】
前記代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
HERインヒビターに応答し得るタイプのガンを有する患者を処置するための方法であって、治療上有効な量のHERインヒビターを該患者に投与する工程を包含し、ここで該患者のガンが、該ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について25パーセンタイルを超えるレベルでHER2:HER3を発現する、方法。
【請求項61】
前記患者のガンが、前記ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現についてメジアンレベルより大きいレベルでHER2:HER3を発現する、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記患者のガンが、前記ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について75パーセンタイルより大きいレベルでHER2:HER3を発現する、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
HER2およびHER3の発現がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いて決定されている、請求項60〜62のいずれか1項に記載の方法。
【請求項64】
前記PCRが定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(qRT−PCR)である、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記HERインヒビターがHER二量体化インヒビターである、請求項60〜64のいずれか1項に記載の方法。
【請求項66】
前記HERインヒビターがHER2インヒビターである、請求項60〜65のいずれか1項に記載の方法。
【請求項67】
前記HER二量体化インヒビターがHER二量体化インヒビターである、請求項65または請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記HERインヒビターがHERヘテロ二量体化を阻害する、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
前記HERインヒビターが抗体である、請求項60〜68のいずれか1項に記載の方法。
【請求項70】
前記抗体が、EGFR、HER2およびHER3からなる群より選択されるHERレセプターに結合する、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記抗体がHER2に結合する、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記HER2抗体がHER2細胞外ドメインのドメインIIに結合する、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記抗体がHER2細胞外ドメインのドメインIと、IIと、IIIとの間の接合部に結合する、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記HER2抗体がそれぞれ配列番号3および4における軽鎖可変アミノ酸配列および重鎖可変アミノ酸配列を含む、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記HER2抗体がペルツズマブである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記HER抗体が裸の抗体である、請求項69〜75のいずれか1項に記載の方法。
【請求項77】
前記HER抗体がインタクトな抗体である、請求項69〜76のいずれか1項に記載の方法。
【請求項78】
前記HER抗体が抗原結合領域を含む抗体フラグメントである、請求項69〜76のいずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
前記ガンのタイプが卵巣癌、腹膜癌、卵管癌、転移性乳癌(MBC)、非小細胞肺癌(NSCLC)、前立腺癌および結腸直腸癌からなる群より選択される、請求項60〜78のいずれか1項に記載の方法。
【請求項80】
前記ガンのタイプが、卵巣癌、腹膜癌、または卵管癌である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記ガンのタイプが白金耐性である、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記ガンのタイプが、進行性、難治性または再発性の卵巣癌である、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
前記患者における無増悪生存(PFS)を延長する、請求項60〜82のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記患者における全生存(OS)を延長する、請求項60〜83のいずれか1項に記載の方法。
【請求項85】
前記HERインヒビターが単一の抗癌剤として投与される、請求項60〜84のいずれか1項に記載の方法。
【請求項86】
前記患者に対して第二の治療剤を投与する工程を包含する、請求項60〜84のいずれか1項に記載の方法。
【請求項87】
前記第二の治療剤が化学療法剤、HER抗体、腫瘍関連抗原に対する抗体、抗ホルモン化合物、心保護剤、サイトカイン、EGFR標的化薬、抗血管新生剤、チロシンキナーゼインヒビター、COXインヒビター、非ステロイド性抗炎症薬、ファルネシル転移酵素インヒビター、腫瘍胎児性タンパク質CA125に結合する抗体、HER2ワクチン,HER標的化療法、Rafまたはrasインヒビター、リポソームのドキソルビシン、トポテカン、タキサン、二重チロシンキナーゼインヒビター、TLK286,EMD−7200、悪心を処置する医薬、皮膚発疹を予防もしくは処置する医薬、または標準的座瘡治療、下痢を処置もしくは予防する医薬、体温低下医薬、および造血成長因子からなる群より選択される、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記第二の治療剤が化学療法剤である、請求項86に記載の方法。
【請求項89】
前記化学療法剤が、ゲムシタビン、カルボプラチン、パクリタキセル、ドセタキセル、トポテカンおよびリポソームのドキソルビシンからなる群より選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記化学療法剤が代謝拮抗剤である、請求項88に記載の方法。
【請求項91】
前記代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記第二の治療剤がトラスツズマブ、エルロチニブまたはベバシズマブである、請求項86に記載の方法。
【請求項93】
卵巣癌、腹膜癌または卵管癌を有する患者を処置するための方法であって、治療上有効な量のペルツズマブを該患者に投与する工程を包含し、ここで該患者のガンが、卵巣癌、腹膜癌または卵管癌におけるHER2:HER3発現について25パーセンタイルを超えるレベルでHER2:HER3を発現する、方法。
【請求項94】
前記患者のガンが、卵巣癌、腹膜癌または卵管癌におけるHER2:HER3発現についてメジアンレベルを超えるレベルでHER2:HER3を発現する、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記患者のガンが、卵巣癌、腹膜癌または卵管癌におけるHER2:HER3発現について75パーセンタイルを超えるレベルでHER2:HER3を発現する、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
HER2およびHER3発現がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いて決定されている、請求項93〜請求項95のいずれか1項に記載の方法。
【請求項97】
前記PCRが定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(qRT−PCR)である、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
無増悪生存(PFS)を延長する、請求項93〜97のいずれか1項に記載の方法。
【請求項99】
全生存(OS)を延長する、請求項93〜98のいずれか1項に記載の方法。
【請求項100】
前記患者が卵巣癌を有する、請求項93〜99のいずれか1項に記載の方法。
【請求項101】
前記卵巣癌が白金耐性卵巣癌である、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
前記患者が、進行性、難治性または再発性の卵巣癌を有する、請求項100または請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記患者に化学療法剤を投与することをさらに包含する、請求項93〜102のいずれか1項に記載の方法。
【請求項104】
前記化学療法剤が、ゲムシタビン、カルボプラチン、パクリタキセル、ドセタキセル、トポテカンおよびリポソームのドキソルビシンからなる群より選択される、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記化学療法剤が代謝拮抗化学療法剤である、請求項103に記載の方法。
【請求項106】
前記代謝拮抗化学療法剤がゲムシタビンである、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
HERインヒビターに対して応答し得るタイプのガンを有する患者に対する治療を選択するための方法であって、該患者由来のガンのサンプル中のHER2およびHER3の発現を決定する工程と、該ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について25パーセンタイルを超えるレベルで該ガンのサンプルがHER2:HER3を発現する場合、HERインヒビターを該治療として選択する工程とを包含する、方法。
【請求項108】
薬学的に受容可能な担体中にHERインヒビターを含む薬学的組成物と、該インヒビターまたは薬学的組成物が、HERインヒビターに応答し得るタイプのガンを有する患者を処置することについて指示されることを記載している表示とを、一緒に包装して備えている製品であって、該患者のガンが、該ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について25パーセンタイルを超えるレベルでHER2:HER3を発現する、製品。
【請求項109】
HERインヒビターまたはその薬学的組成物を製造する方法であって、該方法は、パッケージ中へ、該インヒビターまたはその薬学的組成物と、該インヒビターまたはその薬学的組成物が、HERインヒビターに応答し得るタイプのガンを有する患者を処置することについて該インヒビターまたは薬学的組成物が指示されることを記載している表示とを組み合わせることを含み、該患者のガンが、該ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について25パーセンタイルよりも大きいレベルでHER2:HER3を発現する、方法。
【請求項110】
HERインヒビターまたはその薬学的に受容可能な組成物を宣伝するための方法であって、標的の聴衆に対して、あるタイプのガンを有する患者集団を処置するための該HERインヒビターまたはその薬学的組成物の使用を促進する工程を包含し、該患者のガンが、該ガンのタイプにおけるHER2:HER3発現について25パーセンタイルを超えるレベルでHER2:HER3を発現する、方法。
【請求項111】
HERインヒビターに応答し得るタイプのガンを有する患者を処置するための方法であって、治療上有効な量のHERインヒビターを該患者に投与する工程を包含し、該ガンのタイプにおけるHER3発現についてメジアンレベルよりも低いレベルで該患者のガンがHER3を発現する、方法。
【請求項112】
HERインヒビターに対して応答し得るタイプのガンを有する患者に対する治療を選択するための方法であって、該患者由来のガンのサンプル中のHER3の発現を決定する工程と、該ガンのタイプにおけるHER3発現についてメジアンレベルよりも低いレベルで該ガンのサンプルがHER3を発現する場合、HERインヒビターを該治療として選択する工程とを包含する、方法。
【請求項113】
前記HERインヒビターがHER2インヒビターである、請求項111または請求項112に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22A】
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【図22B】
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【図23A】
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【図23B】
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【図24A】
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【図24B】
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【図25】
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【図26A】
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【図26B】
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【図27】
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【図28】
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【図29A】
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【図29B】
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【図30A】
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【図30B】
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【図31A】
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【図31B】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公表番号】特表2010−520225(P2010−520225A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−551875(P2009−551875)
【出願日】平成20年2月29日(2008.2.29)
【国際出願番号】PCT/US2008/055502
【国際公開番号】WO2008/109440
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【出願人】(306021192)エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト (58)
【Fターム(参考)】