説明

侵害防除方法及びシステム並びに装置

【課題】この発明は、警戒エリアへの侵入に対し、センサで感知したものは、自動的に通報すると共に、適切な処置をすることを目的としたものである。
【解決手段】この発明は、各種暴力行為、紛争、抗争又は侵入その他危害又は損害を生じるおそれのある場所などに、各種センサ又はカメラ内蔵センサを分散配置して、無人監視、録画、蓄積及び通報を行い、その他の侵入被害発生確率の高いエリアについては、前記エリアに、各種センサ又はカメラ内臓センサを分散配置すると共に、監視センサを配置して、前記監視センサが所定の条件で作動した場合に、警察、警備会社又は管理責任者などであって、予め登録されていて、予め定めた通報先へ自動通報(送信を含む)し、無人監視、かつ録画、蓄積その他浸入に対処することを特徴とした侵害防除方法により目的を達成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、事件発生の予防、必要な監視、事件の録画、録音、蓄積、通報及び適切な処置並びに犯人等の逮捕、その他事件の解決を容易にする為の証拠の収集、通報、対処等の総合化により、予防と対処とを確実にすることを目的とした侵害防除方法及びシステム並びに装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、監視、録画、録音、蓄積等の機能を有する機器は、夫々単独で提案され、適宜組み合わせて使用されている。例えば銀行又はスーパーマーケットなどにおいては、常時録画されており、特定の場所に出入りする人物等の情報は自動録画蓄積されている。
【0003】
また侵入、火災その他の監視、通報を業とし、前記機器を駆使する警備会社も種々知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の装置等は、監視、録画、録音等の単一の目的に対し、相当の成果をあげているが、事件等の発生に対し、その解決乃至、侵入の通報、これに基づく警察活動及び逮捕などの一連の対処については未だ不十分であるという問題点があった。
【0005】
また録画についても、従来、銀行又はスーパーマーケットなどは、常時連続録画であった為に、常時監視の安心感はあるが、情報量が厖大になって、余りにも無駄が多いのみならず、事件発生後、前記録画等を調査する方式であって、緊急対策(即時対応)できないので、被害を未然に防止したり、被害を最小限に喰止めたり、或いは侵害等の発生に対し機敏に対応することなどが出来ない問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、各種センサを駆使して、必要な時のみ自動録画、蓄積、通報するなど、各種機器を作動させることにより、被害を未然に防止し、又は被害を最小限に止め、或いは可及的速やかに対応することができると共に、必要な証拠を的確に蓄積保有するなど、無人によって万全の措置を講じ、前記従来の問題点を悉く改善したのである。
【0007】
また、自動撮影、遠隔監視などによって、張り込みその他捜査員の労力を著しく軽減すると共に、迅速確実に対処することができるようにしたものである。
【0008】
即ちこの方法の発明は、各種暴力行為、紛争、抗争又は侵入その他危害又は損害を生じるおそれのある場所又は人など危害又は事件発生の可能性のある場所等については、無人監視、録画、蓄積及び通報を行い、銀行、宝石店、各種販売店、その他の侵入可能性のある店舗又は警護を必要とする要人宅の侵入被害発生確率の高いエリアについては、監視センサが所定の条件で作動した場合に、警察、警備会社又は管理責任者など、事件に対処できる組織又は人であって、予め登録されている予め定めた通報先へ自動通報(送信を含む)し、無人監視、かつ録画、蓄積その他浸入に対処することを特徴とした侵害防除方法である。
【0009】
またシステムの発明は、監視すべき場所にセンサを設置し、そのセンサからの送信を受信、分析して、通報すべしと判断した場合に、携帯電話又は一般電話回線を用いて、予め登録した者に通報できるように、熱線センサ、マットセンサ、通報を送受信する通報装置本体及び携帯電話を組み合わせ、総て無線結合させる無線送受信設備を備え、警戒エリアのセンサからの送信をセンサと、画像記憶監視装置又は自動録画装置を組み合わせ受信して録画、録音、蓄積を開始する設備を設置すると共に、前記録画の別場所(監視室)又は遠隔地において録画面を再生目視するモニタ及び記憶された録画、録音を画面又は音声の再生と、録画、録音を自動的に遠隔地に送信する各種機器を組み合わせてなる送信設備を備えたことを特徴とする侵害防除システムである。
【0010】
次に装置の発明は、複数の警戒エリアのセンサ装置からの送信を受信して作動するカメラ、マイクロフォン及びカメラ撮影の状態をそのまま映像とするモニタと、録画、録音装置、録画、録音の記録、蓄積された録画、録音の指示位置の画面を再生する再生装置並びに録画、録音のプリント装置を組み合わせてケース内に収容するに当り、該ケースの一側に、前記カメラとして低照度型望遠ズームカメラを臨ませ、前記モニタとして、ケースの他の一側に液晶表示画面を設け、前記ケースの下側に設置具又は脚杆との連結手段を設け、かつ外部モニタ及び/又はパソコンへの接続手段を備えたことを特徴とする侵害防除装置である。
【0011】
更に他の装置の発明は、ケースの一側に、低照度型望遠ズームカメラを臨ませ、他の一側に液晶表示画面を設け、下側に設置具又は脚杆との連結手段を設け、情報記憶手段を内蔵すると共に、情報送信及び遠隔操作機能を付与したことを特徴とする侵害防除装置であり、ケースの一側に、低照度型望遠ズームカメラを臨ませ、他の一側に液晶表示画面を設け、下側に設置具又は脚杆との連結手段を設け、情報記憶手段を内蔵すると共に、情報送信及び遠隔操作機能を有し、外部モニタ及び/又はパソコンへの接続手段を備えたことを特徴とする侵害防除装置である。
【0012】
この発明は、次の3つの装置を中心にして成立している。その第1は、警戒エリアをモニター画面上に設定し、人物や車両等の侵入、移動を感知し、自動的に録画する画像処理の画像記憶式監視装置(以下監視装置という)である。
【0013】
前記監視装置は、8ミリオートリピート機能を内蔵し、長期に亘る警戒監視録画が可能であり、これによる各種効果が期待できる。例えば、タイマー又はセンサによる警戒録画の開始と解除の自動化、広範囲警戒設定可能、現場より遠く離れて(例えば100m)のレンズ監視、低照度カメラの使用(照明不十分又は暗い場所でも鮮明な画像)、無人監視、必要録画の伝送、アラーム時のみの録画可能、小型軽量化(トランク型ケースに収納)しており、誰でも配線等容易にできる。
【0014】
第2は、設置場所で侵入者があると、自動的に録画を開始する自動式録画装置(以下録画装置という)である。前記録画装置は、各種通報装置と連動使用可能であって、赤外線照射器で0ルックスでも撮影できると共に、8ミリオートリピート機能の内蔵により、長時間の警戒監視録画が可能である。また小型軽量で移動が簡便であり、警戒の開始と解除が全自動で可能、配線工事不要、集音マイク内蔵で犯行現場の音声等も映像と共に記録し、その他のカメラ、タイムラピスビデオとの併用などの種々の利点がある。
【0015】
第3は、携帯電話対応型通報装置(以下通報装置という)である。この通報装置によれば、コードレスで設置が簡単であり、複雑な配線工事は不要であって、小型軽量で移動容易である。また複数(例えば30箇所以上)の通報先からの送受信ができると共に、多数のセンサ登録ができる。また送受信能力の改善により、100m又はそれ以上の長距離における送受信により、警戒カバーエリアを著しく増大すると共に、他機材との連携が可能である。実用性としては、設定地の警戒通報はもとより、車両内での張り込みにも有効に使用することができる。従来人的監視が中心であったが、この通報装置によれば、センサの目で連続的に見ており、必要な時に適切に通報(送信)されるので、目視し、その他の適切な処置をとることができる。
【0016】
前記を一層軽快かつ的確に実施する為に、低照度型望遠ズームカメラを備え、大容量画像記憶用ハードディスクと、画像記憶用メモリーカードを内装すると共に、前記機器夫々を遠隔操作する為のリモートコントロール式操作キー、ズーム操作キー及びマーカー設定キーを有し、リアルタイムで画像送信用携帯電話と接続し、更に外部モニタ、パソコンへの接続できる装置を具備している。
【発明の効果】
【0017】
この発明は警戒エリアへの侵入について、全自動で送信、通報、警報、録画、録音、応急処置その他をすることができると共に、モニタして処置を的確にしたり、録音、録画の蓄積によって時間的経過の長い事件であっても、証拠を保存できる効果がある。また、総てセンサによって自動的に処置することにより、省力化の効果があるが、省力化の為に人の交流コミュニケーションを軽視しないような配慮が必要である。また無線による警戒網間の連絡とか、携帯電話により送信、指令及びモニタ内容の転送をすれば、一層完全なコントロールができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
この発明は、監視装置、録画装置及び通報装置を適材適所に使用し、又はこれらの装置を複合的に使用して、人的警戒、監視等の不備を補うことは勿論、人的警戒ではなし得ない機能を発揮して、侵害防除を行い、侵害の防止、損害の最小限化及び犯人等の逮捕を容易にし、その上証拠を確保するなど、従来個別的又は一部複合的に発揮していた機能を、総合的かつ有効に働かせるようにしたものである。
【0019】
また、前記各装置は、夫々の特性に応じて使用するもので、必ずしも一様の使用方法を採用するものではない。従って使用目的、使用場所及び使用者の要求レベルなどにより、適宜に選択し、又は組み合わせて使用する。
【0020】
この発明の監視装置は、警戒エリアの境界を定めて必要数のカメラを設置し、その出力を録画再生機器と接続する。そこで、侵入者があるとセンサ(カメラセンサを含む)で捕らえて、カメラを自動的に作動させ、ついで侵入者がカメラに捕らえられたならば、通報すると共に、録画する。この場合に、カメラに捕らえられた直後からカメラの視界を外れるまで前記動作は続けられ、必要に応じ、自動追尾装置を使用する場合もある。例えば侵入者の移動を追尾し、カメラの光軸移動の許容範囲(例えば左右90度)まで追尾し、終了後カメラは旧位置へ復帰する。
【0021】
前記録画はモニタできると共に、蓄積され、再生することもできる。前記通報は後述の通報システムを採用するので、複数の通報者(例えば4名まで)に自動通報することができる。前記カメラを複数台にすることにより、警戒エリアの全域をカバーすることができる。
【0022】
この発明の録画装置は、センサで侵入を感知すると、その送信によって通報と録画を自動的に開始する。この場合に、センサで侵入を感知すると、侵入者と、他の動物(動物その他)との相違を判断し、侵入者と判断し、または侵入者か、他物か区別できないと判断した場合には、侵入者として作動させ、通報と録画を自動的に開始する。前記センサの感知、送信、通報(警報)、録画は総て自動的に行われるので、人的ミスを生じる余地はなく、かつ直接監視人が居なくても侵入等に完全に対処することができる。
【0023】
前記の他に、警報と同時に点灯したり、又はガスを噴射したり、侵入者に識別色素を侵入者にかけたりして、侵入を阻止し、妨害し、退散させるような装置を付加することもできる。
【0024】
この発明の通報装置は、マットセンサ又は熱線センサなどの送信を受信したならば、比較分析して、侵入者か他物(小動物等)かを選別し、侵入者と判断し、又は侵入者か否か区別できないと判断した場合には、予め定めた通報先へ自動通報する。
【0025】
前記センサの送信及び通報は、有線、無線の一方又は両方でセットできるが、特に無線の場合には、必要場所に必要な機材を配置し、電源を入れると警戒網完了であるから、全装置の配置について時間及び労力をきわめて節減することができる。
【0026】
この発明の各装置を総合的に使用する場合には、適宜重複をさけるので、、複合又は総合による装置は更に縮小化することができる。
【0027】
またカメラ、画像記憶、電送、リモートコントロールその他を供えた装置を用いれば、前記警戒、通報等を一層合理化することができる。
【実施例1】
【0028】
この発明の実施例を図1について説明すると、警戒エリア内に侵入者があった場合に各種センサ又はカメラ内蔵センサが作動して、送信、通報、録画、録音、警報、警告、その他侵害防除についての処置を同時又は適宜のタイムラグをおいて自動的に作動させる。
【0029】
前記通報先は、警察、警備会社又は管理者に行われ(或いは他の登録された者)、例えば警察への通報により、警察官が出動し、犯人逮捕その他侵入に対し適切に対処する。
【0030】
前記通報に警報を含ませる場合がある。この警報には、夜間の点灯、ガスの吹きつけ、サイレン吹鳴などの積極的対応があるが、犯人の撃退を目的とする場合と逮捕を目的とする場合には手段を異にする。
【0031】
また張り込みなどにおいては、目的人物に気付かれないように通報・録画又は録音のみとすることもできる。前記各種能力は、必要性と目的とに応じ、使用するものであって、常時全部使用するということではない。前記各機器の配線は、有線又は無線で行われ、警戒エリアの面積、使用機器により異なる。また機器の改善により、無線における送受信距離が飛躍的に拡大したので、広範囲のエリアをカバーすることが容易になった。
【実施例2】
【0032】
この発明の実施例を図2、3について説明する。図2は、警戒地域を示し、屋敷18の警戒エリア19a、19b、19c、19dを設定し、夫々をカバーできるセンサ付低照度カメラ7の複数台(例えばカメラ7a、7b、7c、7dなどにより警戒エリアをカバーできる数を使用)を設置し、各カメラ7a、7b、7c、7dと監視装置本体10(適宜離れた場所に設置)との間に配線すれば(又は無線の場合もある)、警戒地域の警備システムを完了することができる。前記監視装置本体10はカメラ数十台からの同時送信を同時受信する機能を備えている。
【0033】
この発明の監視装置本体10は、ケース4内にビデオセンサボード1、画像メモリボード2、操作パネル3、コントロールボード5、ビデオデッキ6をセットしてなり、この監視装置本体10にセンサ付低照度カメラ7、モニタ8、センサ感度表示器42、及びセンサとマーカー表示器43を収容して画像記憶式監視装置53を構成してある。図4は、監視装置本体10の上面パネル10aの操作部の説明図であって、電源スイッチ9、録画タイマースイッチ(リモート)11、録画時間スイッチ(選択)12、オートリピートスイッチ13、マーカー移動スイッチ16、マーカー設定スイッチ17(設定、書き込み、消去)が設置されており、夫々操作することにより目的とする動作を行うことができる。
【0034】
前記において、低照度カメラ7(図2、7a、7b、7c、7d)に侵入者が写り、または侵入者を検出する為のセンサ(例えば赤外線照射器)が作動すると、前記低照度カメラ7が撮影を開始すると共に、モニタ8に映写され、かつ蓄積される。ついで送信して、警察に通報すれば、警察官の出動、犯人逮捕など速やかに対応される。
【0035】
前記において、警察官等が来た時に、侵入者が逃走した後であっても、侵入前後の録画及び録音により、侵入状態の記録が明確に残されている為に、犯人逮捕等に対し、強力な手掛かりとなり得る。前記実施例において、必要に応じて警報その他の手段により、犯人撃退の手段を講じることもできる。前記におけるセンサ、録画、録音、再生、送受信などの各別の機器は夫々知られていたが、この発明は、前記機器を有機的に配置し、かつ適切に結合し、総合的警戒システムを完成したものである。従って従来の機器を単に配列した場合に比し、著しく小型化し(例えば1/2以下)、トランク型ケースに収容したので携帯及び配置並びに操作を容易にすべく、改善し、開発し前記機器を得たのである。
【実施例3】
【0036】
次にこの発明に使用する自動録画装置本体20を図5について説明する。前記自動録画装置本体20は、専用ケース14内にビデオデッキ15、コントロールボード21、バッテリー22、小電力受信ボード23、CPUボード24、操作パネルボード26がある。また前記の付属品としては、図6におけるカラーモニタテレビ28、通報装置29、通報用熱線センサ30、ズームレンズ31、カラープリンター32、モノクロプリンター33、専用センサ52、赤外線照明器41などがある。
【0037】
前記において、各種センサ及び録画機器は重複して説明したが、第1又は第2の各装置は夫々独立して使用できるように、1装置完結型であるから、当然重複も考えられるが、重複させる場合と、適宜省略する場合とあり、警戒エリアの重要度に応じ、又は人員配置の具体化に対応して適宜取捨選択するが、原則的には重複をさせると共に、必要に応じ、重複設置して、侵入者の万全阻止又は損害の可及的低減を目指すものである。
【実施例4】
【0038】
また、この発明に使用する自動通報装置を図7について説明する。この通報装置は適宜敷設するマットセンサ34、適所にセットする熱線センサ35、通報装置本体36からなり、該通報装置本体36は、ケース37内に携帯電話38、コード39、工具40などと一緒に収容され、前記ケース37を持って手軽に移動し、必要の場所にセットすることができる。前記各装置は基本的には無線で連結されているので、配線する必要なく、電源をONにすれば直ちに作動する。
【0039】
前記自動通報装置は、家屋等の侵入可能性のある場所へマットセンサ34、熱線センサ35を設置し、各センサからの送信を受信して送信内容の真偽を定め、通報装置本体36を経て指定通報先(例えば警察、管理者、警備会社など)へ通報し、適切な処置を速やかに行う。
【0040】
前記の外警報もできるが、必要に応じ警報と通報にタイムラグを設けることもできる。
【0041】
また前記各実施例中、センサ類は重複をさける為に共通の目的効果を奏する分については適宜省略し、合理的に使用する。
【実施例5】
【0042】
この発明の他の実施例を図9について説明する。図9はマーカーセンサに関する装置であって、ケース44の一側に、低照度型望遠ズームカメラ45を内蔵し、他側に液晶表示画面46、画像記憶用メモリーカード47がセットできるようにし、かつケース内には、大容量画像記憶用ハードディスクを内蔵している。またリアルタイム画像送信用の携帯電話48及びリモコン式操作キー、ズーム操作キー、マーカー表示設定キーなどの操作器49とも接続してある。その他オプションとして外部モニターへの接続コード50と、パソコンの接続コード51へ接続できるようになっており、各種機能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】この発明の実施例のブロック図。
【図2】同じく警戒エリアの実施例の斜視図。
【図3】同じく録画装置の一例を示す開蓋斜視図。
【図4】同じくパネルの拡大平面図。
【図5】同じく他の実施例の各機器の斜視図。
【図6】同じく使用機器の一部を省略した斜視図で、(a)専用カメラ、(b)専用センサ、(c)赤外線照明器、(d)モニタカラーテレビ、(e)通報装置、(f)通報用熱線センサ、(g)ズームレンズ、(h)カラープリンタ、(i)モノクロプリンター。
【図7】同じく通報装置の使用器材の実施例の拡大斜視図。
【図8】同じくトランク収納状態の斜視図。
【図9】同じく次世代マーカーセンサーの実施例の斜視図。
【符号の説明】
【0044】
1 ビデオセンサボード
2 画像メモリボード
3 操作パネル
4 ケース
5 コントロールボード
6 ビデオデッキ
7 低照度カメラ
8 モニタ
9 電源スイッチ
10 監視装置本体
11 録画タイマースイッチ
10a 上面パネル
12 録画時間スイッチ
13 オートリピートスイッチ
14 専用ケース
15 ビデオデッキ
16 マーカー移動スイッチ
17 マーカー設定スイッチ
18 屋敷
19a、19b、19c、19d 警戒エリア
20 自動録画装置本体
21 コントロールボード
22 バッテリー
23 小電力受信ボード
24 CPUボード
26 操作パネルボード
28 カラーモニタテレビ
29 通報装置
30 通報用熱線センサ
31 ズームレンズ
32 カラープリンター
33 モノクロプリンター
34 マットセンサ
35 熱線センサ
36 通報装置本体
37 ケース
38 携帯電話
39 コード
40 工具
41 赤外線照明器
42 センサ感度表示器
43 センサとマーカー表示器
44 ケース
45 低照度型望遠ズームカメラ
46 液晶表示画面
47 画像記憶用メモリーカード
48 画像送信用携帯電話
49 操作器
50、51 接続コード
52 専用センサ
53 画像記憶式監視装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種暴力行為、紛争、抗争又は侵入その他危害又は損害を生じるおそれのある場所又は人など危害又は事件発生の可能性のある場所については、前記場所に、各種センサ又はカメラ内蔵センサを分散配置して、無人監視、録画、蓄積及び通報を行い、銀行、宝石店、各種販売店、その他の侵入可能性のある店舗又は警護を必要とする要人宅の侵入被害発生確率の高いエリアについては、前記エリアに、各種センサ又はカメラ内臓センサを分散配置すると共に、監視センサを配置して、前記監視センサが所定の条件で作動した場合に、警察、警備会社又は管理責任者など、事件に対処できる組織又は人であって、予め登録されていて、予め定めた通報先へ自動通報(送信を含む)し、無人監視、かつ録画、蓄積その他浸入に対処することを特徴とした侵害防除方法。
【請求項2】
監視すべき場所にセンサを設置し、そのセンサからの送信を受信、分析して、通報すべしと判断した場合に、携帯電話又は一般電話回線を用いて、予め登録した者に通報できるように、熱線センサ、マットセンサ、通報を送受信する通報装置本体及び携帯電話を組み合わせ、総て無線結合させる無線送受信設備を備え、警戒エリアのセンサからの送信をセンサと、画像記憶監視装置又は自動録画装置を組み合わせ受信して録画、録音、蓄積を開始する設備を設置すると共に、前記録画の別場所(監視室)又は遠隔地において録画面を再生目視するモニタ及び記憶された録画、録音を画面又は音声の再生と、録画、録音を自動的に遠隔地に送信する各種機器を組み合わせてなる送信設備を備えたことを特徴とする侵害防除システム。
【請求項3】
複数の警戒エリアのセンサ装置からの送信を受信して作動するカメラ、マイクロフォン及びカメラ撮影の状態をそのまま映像とするモニタと、録画、録音装置、録画、録音の記録、蓄積された録画、録音の指示位置の画面を再生する再生装置並びに録画、録音のプリント装置を組み合わせてケース内に収容するに当り、該ケースの一側に、前記カメラとして低照度型望遠ズームカメラを臨ませ、前記モニタとして、ケースの他の一側に液晶表示画面を設け、前記ケースの下側に設置具又は脚杆との連結手段を設け、かつ外部モニタ及び/又はパソコンへの接続手段を備えたことを特徴とする侵害防除装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−260585(P2006−260585A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−111053(P2006−111053)
【出願日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【分割の表示】特願2001−212606(P2001−212606)の分割
【原出願日】平成13年7月12日(2001.7.12)
【出願人】(301026402)プロセンサー株式会社 (1)
【Fターム(参考)】