説明

充填包装機

【課題】幅方向シール位置の調整を容易に行うことができる充填包装機を提供する。
【解決手段】回転体16の周りに所定の間隔をあけて複数のシーリングバー13と複数の充填シュート101が配置されており、隣接するシーリングバーに支持されると共に充填シュートの筒状下部111が挿入された袋部115内に上記充填シュートから充填物を落下充填する充填包装機において、袋部内に挿入される充填シュートの筒状下部に、充填物の充填時に袋部内に位置し且つ袋部に加わる張力に応じて外側から内側に向けて変形可能な変形部121を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充填包装機、特に、長尺のフィルム又はシートに逐次形成された袋部内に
粉剤などの充填物を充填する充填包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
粉剤充填包装機の中で、水平ロータリー式の包装機は、水平に回転する円盤状ないし円筒状の回転体周辺に多数の縦方向に立設したシーリングバーを等間隔に配置してあり、互いに隣り合うシーリングバーの間に上下昇降可能なシュートを配置して、回転軸回りに周回する構造を備えている。コイルから巻き戻された長尺のシート又はフィルムは、二重折されて回転体の外周に向けて供給され、回転体と共に周回するシーリングバーに順次挟まれて、シーリングバーに支持された状態で回転体の回転と共に周回する。このとき、各シーリングバーは、その挟持しているフィルムを縦方向に熱圧着し、フィルムの長手方向に一定の間隔をあけて周期的に幅方向シールを形成し、互いに隣り合う幅方向シールの間に袋部を形成する。
【0003】
シュートは、その筒状下部を、フィルムガイドによって二つ折りにされたフィルム片の間にその上縁の隙間から挿入され、シーリングバーが挟持しているとき、隣り合ったシーリングバーにより挟持された二つ折りフィルムの袋部中に配置された状態になり、定量計量装置から落下供給された粉剤等の充填物を、シュートを通じて袋部に充填する。充填後、シーリングバーの挟持状態が解除され、各袋部に充填物を収容したフィルムが連続的に装置から送り出される。
【0004】
図18〜図20は、水平ロータリー式の粉剤充填包装機10を示す。図18を参照すると、充填包装機10は、機械本体11の下部に一対のフィルムロールから長尺のフィルム12又はシートを供給するデコイラー13を備えており、上部に、多数のシーリングバー14とシュート15を周囲に備えた回転板(回転体)16を含む充填機構17と、粉剤を定量供給する粉剤供給装置18と、充填機構17から出たフィルム12の上縁をシールする上縁シール装置19と、幅シール部を切断又はミシン目入れをするカッター装置20を備えている。
【0005】
図19は、充填機構17の構成を示す。図示するように、充填機構17は、基板21上に立設された縦型の固定筒体22と、固定筒体22の上部に軸受23を介して同心的に且つ回転可能に支持された回転筒体24と、回転筒体24の上端に固定された回転板16または回転テーブルを有する。回転板16の周縁部にはシーリングバー14が一定間隔で固定されており、互いに隣り合ったシーリングバー14の間にシュート15が配置されている。回転筒体24は、その周りに固定したギア54を介して回転駆動系26に連結されており、回転駆動系26からギヤ54に伝達される回転に基づいて、複数のシーリングバー14とシュート15が周回する。
【0006】
各シーリングバー14は、ヒータを内蔵して垂直なシール面を有する垂直加熱バー27と、垂直加熱バー27のシール面に接触可能な押さえ面を有し、垂直位置から水平位置まで回転できる可動バー28を有する。可動バー28は、これに連結されたバー駆動棹29が水平軸30に連結されており、バー駆動棹29の先端に回転子31が設けてある。
【0007】
充填機構17の回りには回転子31を案内するレール32が配置されている。レール32は、シーリングバー14の周回角度に応じて回転子31を上下に案内するように、周回角度に応じて上下方向のレベルが決められている。その結果、回転板16の回転に従って回転子31が水平軸30の周りを回転し、可動バー28が垂直加熱バー27に接離する。
【0008】
シュート15は、図21に示すように、上下方向に連続した粉剤落下路を形成した漏斗状の案内管で、横断面が楕円形のシュート下部33と、シュート下部33の上端から上方に向かって次第に内径を拡大したシュート上部34と、シュート下部33の上部又はシュート上部34の下部から横方向に伸びる水平アーム部35を有する。このように構成されたシュート15は、図19に示すように、水平アーム部35の先端をシュート昇降軸36の上端部固定具37に連結して固定される。シュート昇降軸36は、回転板16を貫通して、回転筒体24の外側で上下方向に伸びており、下端部に、金具38と、金具38に支持されたカムフォロア39を備えている。カムフォロア39は、固定筒体24の中心に向けて伸びており、固定筒体22の下部に外装されて固定された固定スリーブ40の外周に連続して刻設されたカム溝41に収容させてある。カム溝41は、スリーブ40の外周で周回角度に応じて上下方向のレベルが決まるように設定されている。したがって、回転板16の回転に応じて、シュート15は、図19の右側に示すように、シュート下部33が二つ折りフィルム12の袋部中に挿入された下降位置と、図19の左側に示すように、シュート下部33が二つ折りフィルム12の上方に位置する上昇位置との間を移動する。
【0009】
図20は、充填機構の回転板16及びシーリングバー14と、該シーリングバー14に対応するシュート15との位置関係を示している。充填包装機10の動作中、回転板16は定速で回転する。デコイラー13から供給された長尺フィルム12は連続的に供給され、回転板16の直前に配置したフィルムガイド42により二つ折りにされる。フィルムガイド42の出口では、そこに回転して接近してくるシュート15のシュート下部33が、二つ折りにされたフィルム12の間に挿入される。フィルム12は、各シュート15の両側において、シーリングバー14の垂直加熱バー27によって一面(内面)が支持され、可動バー28が水平位置から垂直位置に立ち上がり、垂直加熱バー27と密着して該密着位置でフィルム12を加熱して幅方向シール43を形成し、これにより隣接する幅方向シール43の間に独立した袋部44を形成する。各袋部44には、粉剤供給装置18の回転容器45に設けた枡46からシュート15を介して粉剤が落下供給されて充填される。
【0010】
粉剤の充填が終了すると、可動バー28が垂直位置から水平位置に戻る。また、シュート15は下降位置から上昇位置に戻る。これにより、粉剤を充填した各袋部44を連続的に備えたフィルム12が、充填機構17から取り出される。その後、フィルム12は、上縁(袋部44の袋口)が上縁シール装置19でシールされる。また、カッター装置20で、各幅シール部で切断され又はそこにミシン目が入れられた後、図示しない排出装置に排出される。
【0011】
充填包装機の他の形態として、長尺フィルムの長手方向に一定の間隔をあけて印刷された検出マークに合わせて又は検出マークと一定の間隔をあけて幅方向シールを形成する制御技術が、本件特許出願人により特許文献1で提案されている。この幅方向シール位置制御技術は、図23に示すように、デコイラー13から充填機構17に搬送されるフィルム搬送経路の近傍に配置され、フィルム12に印刷された検出マーク47を光学的に検出するマークセンサ48を用いる。図24に示すように、マークセンサ48は、制御部(幅方向シール位置制御部)49に接続されており、検出マーク47の検出信号がマークセンサ48から制御部49に出力されるようにしてある。制御部49は、回転板16の回転駆動系26(図19参照)に取り付けられたロータリエンコーダ50と接続されており、回転板16の回転量に対応する信号がロータリエンコーダ50から制御部49に出力されるようにしてある。制御部49はまた、デコイラー13の回転に制動(ブレーキ)を加える制動手段のパウダーブレーキ51に接続されている。そして、充填包装時、制御部49は、検出マーク47に対して一定の関係にある位置に幅方向シール43が形成されるように、マークセンサ48の出力とロータリエンコーダ50からの出力をもとにパウダーブレーキ51を制御し、検出マーク47に対する幅方向シール43の位置を相対的に前進または後退させて、検出マーク47に対して適正な位置に幅方向シール43を設定する。
【0012】
【特許文献1】特開平8−282635号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
このような幅方向シール位置制御によれば、検出マークに合わせて又は検出マークと一定の間隔をあけた目的の場所に幅方向シールが形成される。しかしながら、パウダーブレーキの制動力がそのまま長尺フィルムに伝わるため、検出マークに対する幅方向シールの位置を相対的移動量(前進量又は後退量)が制動力の僅かな調整によって大きく変化するという問題があった。
【0014】
そこで、本発明は、上述の幅方向シール位置制御手段を備えた連続充填包装機であって、検出マークに対する幅方向シール位置の調整を容易に行うことができる充填包装機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
この目的を達成するため、本発明は、回転体の周りに所定の間隔をあけて複数のシーリングバーと複数の充填シュートが配置されており、隣接するシーリングバーに支持されると共に上記充填シュートの筒状下部が挿入された袋部内に上記充填シュートから充填物を落下充填する充填包装機において、上記袋部内に挿入される上記充填シュートの筒状下部に、上記充填物の充填時に上記袋部内に位置し且つ上記袋部に加わる張力に応じて外側から内側に向けて変形可能な変形部を設けたことを特徴とする。
【0016】
本発明に係る充填包装機の他の形態は、上記変形部が、上記充填物の充填時に上記袋部の袋口を形成する対向袋口部分にそれぞれ接触する接触部を有する。
【0017】
本発明に係る充填包装機の他の形態は、上記変形部が、変形前の状態で、上記接触部を上記充填シュートの筒状下部から離間した状態に保持する支持部を備えている。
【0018】
本発明に係る充填包装機の他の形態は、上記接触部が上記充填シュートの筒状下部に沿って上下に伸びる板又は棒を有し、上記支持部が上記板又は棒の上部を支持している。
【0019】
本発明に係る充填包装機の他の形態は、上記接触部が、上記充填シュートの筒状下部に対向する位置に、弾性発泡部材を支持している。
【発明の効果】
【0020】
このように構成された充填シュートを備えた充填包装機によれば、幅方向シール位置制御手段で長尺フィルムに制動が加わると、制動が加えられたフィルムに生じる張力の増加に応じて変形部が内側に変形し、その変形量に応じて、シールリングバーに対して検出マークが後退(換言すれば、検出マークに対して幅方向シール位置が前進)する。つまり、制動力の変化を基づいて幅方向シール位置を僅かに移動させることができる。したがって、幅方向シール位置の制御が極めて容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。本願発明は充填包装機に関するものであるが、その特徴とする部分は充填シュートの構造にあるので、以下の説明では充填シュートの改良についてのみ説明する。ただし、本発明は、図18〜図24を参照して説明した具体的な充填包装機に限定されるものでなく、連続的に送り出される長尺フィルムから充填物充填袋を連続的に形成するとともに長尺フィルムに一定の間隔をあけて形成されたマークを用いて幅方向シール位置を制御するように構成されたすべての充填包装機に適用可能であり、そのようなすべての充填包装機は本発明の技術的範囲に属するものと理解すべきである。
【実施形態1】
【0022】
図1及び図2(a)、(b)は、本発明に係る包装充填機に用いる充填シュートの実施形態1を示す。この充填シュート101は、概略、上述した図21の充填シュートと同様に、上下方向に連続した粉剤落下路を形成した漏斗状のステンレス製の案内管で、2つ折りされたフィルムの間(袋口)に挿入される筒形のシュート下部111と、シュート下部111の上端から上方に向かって内径を拡大した逆円錐台形のシュート上部112を有する。実施形態では、シュート下部111の横断面は楕円形であるが、その横断面形状は他の形状(例えば、円形、小判形、多角形)であってもよい。また、充填シュート101は、上述した図21の充填シュートと同様に、シュート下部111又はシュート上部112から横方向に突出した水平アーム113を備えており、この水平アーム113を介してシュート昇降軸に連結される(図19参照)。
【0023】
特徴として、充填シュート101は、扁平な楕円形筒体のシュート下部111の外周面に変形部121を備えている。変形部121は一対の接触部131を有する。シュート外周面において接触部131を設ける位置は、図3に示すように、2つ折りされたフィルム114又はシートを区画して形成される袋部115の袋口116を構成する対向袋口部分117に対向する部分で、楕円形外周面の対向緩曲面部分118である。従って、充填物の充填時、図3に示すように、一対の接触部131は一対のバー27,28の対向方向と同一方向に対向する。
【0024】
実施形態1において、変形部121は、シュート下部111の外周面に固定された支持部141又は台部を有する。実施形態では、支持部141はステンレスからなり、溶接又はねじによってシュート下部111に固定されている。支持部141は、シュート下部111の中心軸と平行又はほぼ平行に、シュート下部111の下端に向かって伸びる弾性変形部材142を有する。実施形態1では、弾性変形部材142はステンレスの板で構成されている。また、実施形態1では、弾性変形部材142の板はその途中の2箇所の折曲部143,144で曲げられ、折曲部143,144から下のフィルム接触部分145がシュート下部111の外周面と間隔をあけて保持されている。図2に示すように、間隔は、フィルム接触部分145の上部では小さく(δ1)且つ下部では大きく(δ2:>δ1)することが好ましい。
【0025】
このように構成された充填シュート101によれば、図4に示すように、隣接するシーリングバー27,28の間に形成された2つ折りフィルム114の袋部115の袋口116に、シュート下部111とその両側に位置する接触部131(実際には、フィルム接触部分145)が挿入される。そして、袋口116を形成する対向袋口部分117は、シーリングバー27,28の間で、長手方向に張力が加えられた状態で、フィルム接触部分145に支持される。したがって、図23,24に示す幅方向シール位置制御手段によって長尺フィルム114に加えられている制動力が変更されると、その制動力の変化に応じてフィルム接触部分145の変形量(撓み量)が変化し(図4,5参照)、つまり、隣接するシーリングバー27の間に存在するフィルム長さが変化して、検出マークに対する幅方向シール位置が調整される。例えば、各袋部115における調整量が0.2mm、隣接するシーリングバー27,28によって両側が挟持される袋部115の数で10箇所とすると、最大で2mmの調整量が得られる。したがって、制動手段(例えば、パウダーブレーキ)の制動力を調整すると、制動力がフィルム全体に及ぶ前に、まずは0〜2mmの微小範囲でシール位置が調整される。そのため、幅方向シール位置を容易に調整できる。
【実施形態2】
【0026】
図6及び図7は充填シュートの実施形態2を示す。この充填シュート102では、変形部122の各接触部132が、2つ又はそれ以上の数の複数の細い板又は棒の各弾性変形部材146で構成されている。
【実施形態3】
【0027】
図8及び図9は充填シュートの実施形態3を示す。この充填シュート103では、変形部123の各接触部133が、楕円形の横断面を有する筒状部材からなる弾性変形部材147で構成されている。なお、実施形態1〜3において、弾性変形部材の素材は金属である必要はなく、その他の材料(例えばプラスチック)で形成することができる。
【実施形態4】
【0028】
図10及び図11は充填シュートの実施形態4を示す。この充填シュート104では、変形部124の各接触部134が、弾性材料からなる板148と、この板148の裏面に取り付けられた弾性発泡部材の発泡シート149又は発泡マットで構成されている。弾性板148は金属又はプラスチックの板である。シート149又はマットは、接着剤により又は熱融着によって弾性板148に固定されている。図11に示すように、上述の実施形態と同様に、フィルムに非接触の状態で、シート149とシュート下部111の外周面から離間していることが好ましい。
【実施形態5】
【0029】
図12及び図13は充填シュートの実施形態5を示す。この充填シュート105では、変形部125は、一枚の金属(例えば、ステンレス)又はプラスチックからなる板(弾性変形部材)150をシュート下部111の楕円形状よりも多少大きな扁平C形状に折り曲げ、中央の曲げ部151をシュート下部111の前部又は後部の端部(急曲面)118に溶接又はねじ若しくは接着剤で固定し、両側の緩曲面部152をシュート下部111の緩曲面119に対向させてある。
【実施形態6】
【0030】
図14及び図15は充填シュートの実施形態6を示す。この充填シュート106では、変形部126は、金属又はプラスチックからなる一対の略U形状板からなる弾性変形部材153で構成されている。各U形状板153は、その内面中央部をシュート下部111の前端部と後端部118に当接させるとともに、両端部をシュート下部111の緩曲面部119から離間させた状態で、溶接又はねじ若しくは接着剤によりシュート下部111に固定される。
【実施形態7】
【0031】
図16及び図17は充填シュートの実施形態7を示す。この充填シュート107では、変形部127は、金属又はプラスチックからなる一対の板154で構成されている。板154は、その両側の一部が内側に向けて折り曲げて変形部155が形成されており、左右の少なくとも一端をシュート下部111に溶接又はねじ若しくは接着剤で接続して固定されている。このように構成された実施形態5〜7の充填シュートも、上述した実施形態1〜4と同様に、制動力を調整することによって幅方向シール位置が調整できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る充填包装機に用いられる充填シュートの実施形態1を示す斜視図。
【図2】図1に示す充填シュートの正面図〔図2(a)〕と側面図〔図2(b)〕。
【図3】図1に示す充填シュートとシーリングバーとの位置関係を示す側面図。
【図4】隣接するシーリングバーの間に形成された袋部に、図1に示す充填シュートのシュート下部を挿入した状態を示す断面図。
【図5】変形後の変形部と他の部材との関係を示す、図4に対応する断面図。
【図6】充填シュートの実施形態2を示す斜視図。
【図7】図6のVII−VII線断面図。
【図8】充填シュートの実施形態3を示す斜視図。
【図9】図8のIX−IX線断面図。
【図10】充填シュートの実施形態4を示す斜視図。
【図11】図10のXXI−XXI線断面図。
【図12】充填シュートの実施形態5を示す斜視図。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図。
【図14】充填シュートの実施形態6を示す斜視図。
【図15】図14のXV−XV線断面図。
【図16】充填シュートの実施形態7を示す斜視図。
【図17】図15のXVII−XVII線断面図。
【図18】充填包装機の正面図。
【図19】図18に示す充填包装機の充填機構を示す断面図。
【図20】図18に示す充填包装機の充填機構を示す斜視図。
【図21】従来の充填シュートを示す斜視図。
【図22】隣接するシーリングバーの間に形成された袋部に、図21に示す充填シュートのシュート下部を挿入した状態を示す断面図。
【図23】充填包装機の幅方向シール位置制御手段の斜視図。
【図24】幅方向シール位置制御手段の制御ブロック図。
【符号の説明】
【0033】
10:充填包装機、11:機械本体、12:フィルム、13:デコイラー、14:シーリングバー、15:シュート、16:回転板、17:充填機構、18:粉剤供給装置、19:上縁シール装置、20:カッター装置、21:基板、22:固定筒体、23:軸受、24:回転筒体、26:回転駆動系、27:加熱バー、28:可動バー、29:バー駆動棹、30:水平軸、31:回転子、32:レール、33:シュート下部、34:シュート上部、35:水平アーム部、36:シュート昇降軸、37:上端部固定具、38:金具、39:カムフォロア、40:固定スリーブ、41:カム溝、42:フィルムガイド、43:幅方向シール、44:袋部、45:回転容器、46:枡、47:検出マーク、48:マークセンサ、49:制御部、50:ロータリエンコーダ、51:パウダーブレーキ、54:ギヤ、101〜107:充填シュート、111:シュート下部、112:シュート上部、113:水平アーム、114:フィルム、115:袋部、116:袋口、117:袋口部分、118:緩曲面部分、121〜127:変形部、131、132〜:接触部、141:支持部、142:弾性変形部材、143、144:折曲部、145:フィルム接触部分、146、147:弾性変形部材。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転体の周りに所定の間隔をあけて複数のシーリングバーと複数の充填シュートが配置されており、隣接するシーリングバーに支持されると共に上記充填シュートの筒状下部が挿入された袋部内に上記充填シュートから充填物を落下充填する充填包装機において、上記袋部内に挿入される上記充填シュートの筒状下部に、上記充填物の充填時に上記袋部内に位置し且つ上記袋部に加わる張力に応じて外側から内側に向けて変形可能な変形部を設けたことを特徴とする充填包装機。
【請求項2】
上記変形部は、上記充填物の充填時に上記袋部の袋口を形成する対向袋口部分にそれぞれ接触する接触部を有することを特徴とする請求項1に記載の充填包装機。
【請求項3】
上記変形部は、変形前の状態で、上記接触部を上記充填シュートの筒状下部から離間した状態に保持する支持部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の充填包装機。
【請求項4】
上記接触部が上記充填シュートの筒状下部に沿って上下に伸びる板又は棒を有し、上記支持部が上記板又は棒の上部を支持していることを特徴とする請求項3に記載の充填包装機。
【請求項5】
上記接触部は、上記充填シュートの筒状下部に対向する位置に、弾性発泡部材を支持していることを特徴とする請求項3又は4に記載の充填包装機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2008−18981(P2008−18981A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−193139(P2006−193139)
【出願日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願人】(390031749)株式会社トパック (20)
【Fターム(参考)】