説明

光ファイバケーブル

【課題】光ファイバ心線を熱可塑性合成樹脂材料からなる外被によって被覆した光ファイバケーブルにおいて、光ファイバ心線と外被との間の摩擦力を適度に調整し、端末部における外被に対する光ファイバ心線の突き出し及び引き込みを抑制し、外被の除去を容易とするとともに、外被把持型のコネクタの内部での伝送損失の増加を防止する。
【解決手段】光ファイバ心線1の最外層をなす被覆材、及び、光ファイバ心線1を被覆する外被3をなす材料の少なくとも一方に、シリコーン成分が配合されており、外被3の光ファイバ心線1からの引き抜き力が、2N/40mm乃至8N/40mmである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバをシースで被覆した光ファイバケーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
光通信に使用される光ファイバケーブルとしては、加入者用光ファイバケーブルとして架設される架空集合型ドロップ光ファイバケーブルや、架空集合型ドロップ光ファイバケーブルから分岐して加入者宅に引込み配線するための架空ドロップ光ファイバケーブルとして使用されるものがある。
【0003】
加入者宅へ引込み配線するための架空ドロップ光ファイバケーブルとしては、図5に示すように、支持線部101と、ケーブル本体部102とが、首部103を介して連結された自己支持構造の光ファイバケーブルが使用されている。なお、加入者宅内や、ビル、マンション等の構内において使用される光ファイバケーブルは、支持線部101を有しないケーブル本体部102のみからなる構造の光ファイバケーブルである。
【0004】
支持線部101には、鋼線からなる支持線104が内蔵されている。ケーブル本体部102には、光ファイバ心線105と、抗張力体106が内蔵されている。このような光ファイバケーブルの光ファイバ心線105は、石英系ガラスファイバの外周を、紫外線硬化型樹脂などからなる被覆材により被覆して構成されている。外被(シース)107としては、ノンハロゲン難燃シースが使用されている。
【0005】
特許文献1には、光ファイバ心線がポリアミド系熱可塑性樹脂からなる外被で被覆された光ファイバケーブルが記載されている。この光ファイバケーブルにおいて、外被は、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを含有し、かつ、被覆層樹脂100重量部に対してシリコーン系アクリレートを1〜20重量部、並びに、アルキル系エステル化合物、アルケニル系エステル化合物、及びトリメリット酸エステル化合物の少なくともいずれかを1〜40重量部含有する材料により形成されている。この光ファイバケーブルにおいては、外被が容易に除去可能であるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−233274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、光ファイバケーブルにおいて、コネクタや種々の機器への接続を行うには、いわゆる口出し作業を行うことにより、端末部の外被107を除去し、光ファイバ心線105の端末部を外部に露出させる必要がある。
【0008】
口出し作業においては、まず、ニッパのような工具を用いて、外被107及び抗張力体106に切り込みを入れる。次に、光ファイバ心線105を残した状態で、外被107の端末部分を引き抜いて除去する。
【0009】
この口出し作業において、光ファイバ心線105と外被107との間の摩擦力が大きすぎると、外被107の端末部分を引き抜くときに、光ファイバ心線の被覆材に亀裂等の外傷が発生してガラスファイバを露出させてしまい、ガラスファイバを断線させてしまう虞がある。
【0010】
一方、光ファイバ心線105と外被107との間の摩擦力が小さすぎると、外被107の温度伸縮により、光ファイバ心線105の端末部分が、外被107の端末部から突出したり、または、外被107内に引き込んだりすることになる。この場合、外被107の端末部分に外被保持型のコネクタが取付けられていると、コネクタ内部での伝送損失が生ずる虞がある。
【0011】
特許文献1に記載された光ファイバケーブルにおいては、外被が容易に除去可能であるとしているが、光ファイバ心線と外被との間の摩擦力が適切に調整されているわけではないので、前述した問題が解決されていない。
【0012】
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、光ファイバ心線と外被との間の摩擦力が適度に調整され、端末部における外被に対する光ファイバ心線の突き出し及び引き込みが抑制され、外被の除去が容易に行えるとともに、外被の熱伸縮による外被把持型のコネクタの内部での伝送損失の増加が防止された光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係る光ファイバケーブルは、以下の構成のいずれか一を有するものである。
【0014】
〔構成1〕
光ファイバ心線を熱可塑性合成樹脂材料からなる外被によって被覆した光ファイバケーブルであって、光ファイバ心線の最外層をなす被覆材及び光ファイバ心線を被覆する外被をなす材料の少なくとも一方にシリコーン成分が配合されており、外被の光ファイバ心線からの引き抜き力が、2N/40mm乃至8N/40mmであることを特徴とするものである。
【0015】
〔構成2〕
構成1を有する光ファイバケーブルにおいて、シリコーン成分は、2重量%乃至5重量%配合されていることを特徴とするものである。
【0016】
〔構成3〕
構成1、または、構成2を有する光ファイバケーブルにおいて、外被には、支持線を内蔵した支持線部が、首部を介して一体的に形成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る光ファイバケーブルは、構成1を有することにより、光ファイバ心線の最外層をなす被覆材及び光ファイバ心線を被覆する外被をなす材料の少なくとも一方にシリコーン成分が配合されており、外被の光ファイバ心線からの引き抜き力が、2N/40mm乃至8N/40mmであるので、光ファイバ心線と外被との間の摩擦力が適度に調整され、端末部における外被に対する光ファイバ心線の突き出し及び引き込みが抑制される。
【0018】
したがって、この光ファイバケーブルにおいては、外被の除去が容易に行えるとともに、外被の熱伸縮による外被把持型のコネクタの内部での伝送損失の増加が防止される。
【0019】
シリコーン成分は、2重量%乃至5重量%配合されていることが好ましい。
【0020】
外被には、支持線を内蔵した支持線部を、首部を介して一体的に形成してもよい。
【0021】
すなわち、本発明は、光ファイバ心線と外被との間の摩擦力が適度に調整され、端末部における外被に対する光ファイバ心線の突き出し及び引き込みが抑制され、外被の除去が容易に行えるとともに、外被の熱伸縮による外被把持型のコネクタの内部での伝送損失の増加が防止された光ファイバケーブルを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態(第1の実施例)に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【図5】従来の光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【0025】
本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルは、図1に示すように、光ファイバ心線1を合成樹脂材料からなる外被(シース)3によって被覆した本体部1aと、支持線2を外被3によって被覆した支持部2aとからなる。これら本体部1aと支持部2aとは、肉薄の首部4によって連結されている。
【0026】
光ファイバ心線1は、石英系ガラスファイバの外周を、紫外線硬化型樹脂などからなる被覆材により被覆して構成されている。支持線2は、金属線等からなり、光ファイバ心線1に平行となされ、外被3に内包されている。外被3は、熱可塑性合成樹脂材料からなる。
【0027】
外被3には、光ファイバ心線1とともに、繊維強化プラスチックからなる2本の抗張力体(テンションメンバ)5,5が内包されている。これら抗張力体5,5は、光ファイバ心線1に平行に配置されている。
【0028】
外被3には、光ファイバ心線1を挟んで互いに対峙する両側面部に、平行な溝状の一対のノッチ6,6が形成されている。外被3は、これらノッチ6,6において、容易に引き裂くことが可能となっている。端末部分の外被3を引き裂くことにより、光ファイバ心線1の端末部分を外部に引き出す、いわゆる口出し作業を行うことにより、他の光ファイバケーブルの光ファイバ心線との接続を行うことができる。
【0029】
この光ファイバケーブルの端末部分において光ファイバ心線1の端末部分を露出させる口出し作業においては、まず、ニッパのような工具を用いて、外被3に切り込みを入れるとともに、抗張力体5,5を切断する。このとき、工具の刃には切欠き部(欠損部)があり、この切欠き部内に光ファイバ心線1が入ることにより、光ファイバ心線1には傷が付かないようになっている。次に、光ファイバ心線1を残した状態で、外被3の端末部分を引き抜いて除去する。そして、支持線2の端末部分を切断して除去する。
【0030】
光ファイバ心線1及び光ファイバ心線1の近傍部分を残して、外被3及び抗張力体5,5を切断するときには、外被3及び抗張力体5,5に潰れが生じ、光ファイバ心線1及び光ファイバ心線1の近傍部分の外被3は側圧を受ける。その後に外被3の端末部分を引き抜くときには、光ファイバ心線1の被覆材と外被3との間に擦れが生じる。このときに光ファイバ心線1と外被3との間の摩擦力が大きすぎると、光ファイバ心線1の被覆材に亀裂等の外傷が発生してガラスファイバを露出させてしまい、ガラスファイバを断線させてしまう虞がある。
【0031】
この光ファイバケーブルにおいては、光ファイバ心線1の最外層をなす被覆材及び外被3をなす材料の少なくとも一方に、シリコーン成分が配合されていることにより、光ファイバ心線1及び外被3間の摩擦力が小さくなっているので、光ファイバ心線1の被覆材に亀裂等の外傷を発生させることがない。
【0032】
一方、光ファイバ心線1と外被3との間の摩擦力が小さすぎると、外被3の温度伸縮により、光ファイバ心線1の端末部分が、外被3の端末部から突出したり、または、外被3内に引き込んだりすることになる。この場合、外被3の端末部分に外被保持型のコネクタが取付けられていると、コネクタ内部での伝送損失が生ずる虞がある。すなわち、光ファイバ心線1の端末部分が外被3の端末部から突出した場合には、光ファイバ心線1に撓みが生じ、この撓み部での光ファイバ心線1の屈曲の曲率が小さくなり、光ファイバの曲げ損により、伝送損失が増加する。また、光ファイバ心線1の端末部分が外被3内に引き込んだ場合には、フェルール内突合せ部の端面が離れてしまい、コネクタ内部での伝送損失が増加する。
【0033】
この光ファイバケーブルにおいては、光ファイバ心線1の最外層をなす被覆材及び外被3をなす材料の少なくとも一方に、シリコーン成分が配合されていることにより、光ファイバ心線1及び外被3間の摩擦力が適度に調整されているので、光ファイバ心線1の突出し及び引き込みを抑制することができ、外被把持型のコネクタ内部での伝送損失の増加を防ぐことができる。
【実施例1】
【0034】
本発明の実施例として、図1に示した構造の光ファイバケーブルについて、光ファイバ心線1の被覆材及び外被3をなす材料に、2重量%乃至5重量%のシリコーン成分を配合して、シリコーン成分の配合量を変えることによって、光ファイバ心線1と外被3との間の引抜カを変えたサンプルを試作した。これら各サンプルについて、口出し作業後の光ファイバ心線1の外傷の有無及びコネクタ内の伝送損失の増加を検証した。
【0035】
光ファイバ心線1と外被3との間の摩擦力は、端末から40mmの位置に切り込みを入れ、端末から切り込みまでの長さ40mmの外被3を光ファイバ心線1を残して引抜いたときに、引抜きに要する張力として測定した。
【0036】
また、口出し作業を完了した光ファイバケーブルの端末部分に、外被把持型のコネクタを取り付け、温度85°Cで2週間、温度60°C、湿度95%で2週間、及び、温度−40°Cから+75°Cを42サイクルの連続温湿度サイクルを印加し、コネクタ内における伝送損失をモニタした。外被把持型のコネクタは、口出しされた光ファイバ心線1に撓みを持たせ、この撓みにより、フェルールに内蔵した他の光ファイバに突き合わせる構造のものを用いた。
【0037】
試作した光ファイバケーブルは、光ファイバ心線1が0.25mm径で、本体部1aの長径が3.1mm、短径が2mmであり、抗張力体として、アラミドFRP(アラミド繊維強化プラスチック)の線を用いたものである。
【0038】
以下の〔表1〕に示すように、外被3の引抜カが2N/40mm乃至8N/40mmの場合には、口出し作業後の光ファイバ心線1の外被材に亀裂などの外傷は認められず、また、引張り試験による光ファイバ心線の破断強度は60N以上であり、口出し部の光ファイバ心線1の強度劣化は見られなかった。連続温湿度サイクル試験におけるコネクタ内での伝送損失変動は、0.1dB未満であり、増加は見られなかった。
【0039】
外被3の引抜カが1N/40mmの場合には、連続温湿度サイクル試験におけるコネクタ内での伝送損失変動は、0.3dB以上であり、増加が確認された。
【0040】
外被3の引抜カが10N/40mmの場合には、口出し作業後の光ファイバ心線1の外被材に亀裂などの外傷が認められた。
【0041】
以上より、外被3の引抜カが2N/40mm乃至8N/40mmであれば、口出し作業の作業性、連続温湿度サイクル試験におけるコネクタ内での伝送損失変化ともに、良好な光ファイバケーブルが得られることがわかった。
【表1】

【実施例2】
【0042】
図2は、本発明の第2の実施例に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【0043】
本発明は、クマゼミの産卵管から光ファイバ心線1を保護するように構成された光ファイバケーブルにも適用可能である。この光ファイバケーブルにおいては、図2に示すように、外被は、内層部3a及び外層部3bから構成されている。この光ファイバケーブルにおいては、シリコーン成分は、内層3aのみに配合する。
【0044】
内層部3aは、クマゼミの産卵管が貫通しないように、硬い材料により形成されている。外層部3bは、内層部3aよりも柔らかい材料により形成されている。例えば、内層部3aは、JISK7215に規定されるデュロメータ(タイプD)によるD硬度が60程度、外層部3bは、D硬度が50程度となっている。
【0045】
実施例として試作した光ファイバケーブルは、光ファイバ心線1が0.25mm径で、本体部1aの長径が3.1mm、短径が2mmであり、抗張力体として、アラミドFRP(アラミド繊維強化プラスチック)の線を用いたものである。
【0046】
シリコーン成分は、内層部3aと、光ファイバ心線1の被覆材に配合した。実施例1と同様の検証を行った結果を以下の〔表2〕に示す。
【0047】
この光ファイバケーブルにおいても、外被(内層部3a及び外層部3b)の引抜カが2N/40mm乃至8N/40mmであれば、口出し作業の作業性、連続温湿度サイクル試験におけるコネクタ内での伝送損失変化ともに、良好な光ファイバケーブルが得られることがわかった。
【表2】

【実施例3】
【0048】
図3は、本発明の第3の実施例に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【0049】
この実施例においては、図3に示すように、光ファイバ心線1が0.25mm径で、本体部1aの長径が2mm、短径が1.6mmであり、抗張力体として、0.5mm径の鋼線を用いた光ファイバケーブルを試作した。この光ファイバケーブルは、支持線を有しておらず、本体部1aのみから構成されたものである。
【0050】
シリコーン成分は、外被3と、光ファイバ心線1の被覆材に配合した。実施例1と同様の検証を行った結果を以下の〔表3〕に示す。
【0051】
この光ファイバケーブルにおいても、外被3の引抜カが2N/40mm乃至8N/40mmであれば、口出し作業の作業性、連続温湿度サイクル試験におけるコネクタ内での伝送損失変化ともに、良好な光ファイバケーブルが得られることがわかった。
【表3】

【実施例4】
【0052】
図4は、本発明の第4の実施例に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
【0053】
この実施例においては、図4に示すように、0.25mm径の光ファイバ心線1上にさらに紫外線硬化樹脂層1aを被覆して0.5mm径としたものを用いて、本体部1aの長径が3.1mm、短径が2mmであり、抗張力体として、アラミドFRP(アラミド繊維強化プラスチック)の線を用いた光ファイバケーブルを試作した。この光ファイバケーブルは、支持線を有しておらず、本体部1aのみから構成されたものである。
【0054】
シリコーン成分は、外被3と、紫外線硬化樹脂層1aに配合した。実施例1と同様の検証を行った結果を以下の〔表4〕に示す。
【0055】
この光ファイバケーブルにおいても、外被3の引抜カが2N/40mm乃至8N/40mmであれば、口出し作業の作業性、連続温湿度サイクル試験におけるコネクタ内での伝送損失変化ともに、良好な光ファイバケーブルが得られることがわかった。
【表4】

【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明は、光ファイバを外被(シース)で被覆した光ファイバケーブルに適用される。
【符号の説明】
【0057】
1 光ファイバ心線
2 支持線
3 外被(シース)
4 首部
5 抗張力体(テンションメンバ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバ心線を熱可塑性合成樹脂材料からなる外被によって被覆した光ファイバケーブルであって、
光ファイバ心線の最外層をなす被覆材、及び、前記光ファイバ心線を被覆する外被をなす材料の少なくとも一方に、シリコーン成分が配合されており、
前記外被の前記光ファイバ心線からの引き抜き力が、2N/40mm乃至8N/40mmである
ことを特徴とする光ファイバケーブル。
【請求項2】
前記シリコーン成分は、2重量%乃至5重量%配合されている
ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項3】
前記外被には、支持線を内蔵した支持線部が、首部を介して一体的に形成されている
ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載の光ファイバケーブル。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2011−232466(P2011−232466A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−101373(P2010−101373)
【出願日】平成22年4月26日(2010.4.26)
【出願人】(000005186)株式会社フジクラ (4,463)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】