説明

光学式ポインティング機能と指紋認識機能とが統合された電子装置及びその制御システムの操作方法

【課題】光学式ポインティング機能と指紋認識機能とを具えた電子装置の提供。
【解決手段】光学式ポインティンデバイス131と指紋認識装置132とを備え、電源入力により指紋認識モードにして、指紋認識機能を実行し、イメージセンサ11からの画像信号を入出力インターフェース16を指紋画像を保存するデータベースに伝送し、データベースの一致判断により入出力インターフェースから電力制御ユニット15、電力供給ユニットを経て、第1回路141から指紋認識装置の電源をオフにし、光学式ポインティングデバイスへの第2回路をオンとして、光学式ポインティングモードに切り替得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学式ポインティング機能と指紋認識機能とが統合された電子装置及びその制御システムの操作方法に関し、特に、制御システムにより、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットへの電力供給を制御する電子装置及びその操作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯電話又はPDAなどの電子製品に使用される光学式ポインティングデバイスは、ポインタ(pointer)又はカーソル(cursor)をユーザが必要とする位置に移動させ、電子装置の機能を実行するために使用される。この種の従来技術としては、特許文献1、特許文献2及び特許文献3が公開されている。
【0003】
科学技術が進歩するに伴い、単一の電子製品に複数の機能が統合されるようになった。例えば特許文献4においては、光学式ポインティング機能及び指紋認識機能が統合されたコンピュータシステムが開示されている。
【0004】
上述の光学式ポインティング機能及び指紋認識機能が統合された電子装置は、ユーザによって光学式ポインティング機能又は指紋認識機能が使用されるまで、電子装置に電力が供給され続ける。即ち、電子装置の2つの機能の待機状態を維持するために、電子装置に電力が供給され続けるため、電子装置を使用するときの消費電力が非常に多くなる。この電子装置が携帯型の電子装置の場合、電池の消耗量が多くなるため、使用時可能な間が短縮されてしまい、電力を供給するために電池交換を頻繁に行う必要があり、非常に不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許US6,621,483
【特許文献2】米国特許US2008/0218769
【特許文献3】米国特許US2009/0245574
【特許文献4】欧州特許EP0,905,646
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、制御システムが光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに供給される電力を制御することにより、消費電力を低減し、電子装置の使用時間を延長することができる光学式ポインティング機能と指紋認識機能とが統合された電子装置及びその制御システムの操作方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、光学式ポインティング機能と指紋認識機能とを備えた電子装置を提供するものである。本発明の電子装置は、制御システムを有する。制御システムは、光学式ポインティングモードにおいて、光学式ポインティングデバイスとして使用され、指紋認識モードにおいて、指紋認識装置として使用される光学式ポインティング及び指紋認識ユニットと、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに別々に接続され、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力を供給する第1の回路及び第2の回路と、第1の回路及び第2の回路と接続され、第1の回路及び第2の回路のオン/オフを制御する電力制御ユニットと、を備える。第1の回路がオンに、第2の回路がオフに制御されたとき、第1の回路を介して光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力が供給されることにより、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットが指紋認識モードとなる。第1の回路がオフに、第2の回路がオンに制御されたとき、第2の回路を介して光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力が供給されることにより、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットが光学式ポインティングモードとなる。
【0008】
本発明は、さらに、光学式ポインティング機能と指紋認識機能とを備えた電子装置の制御システムの操作方法を提供するものである。本発明の操作方法は、第1の回路及び第2の回路を準備するステップと、第1の回路をオンにし、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力を供給することにより、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットを指紋認識装置として使用するステップと、ユーザの手の指紋画像と内蔵された手の指紋画像とが一致したとき、第1の回路をオフにするステップと、第2の回路をオンにし、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力を供給することにより、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットを光学式ポインティングデバイスとして使用するステップと、からなる。
第1の回路及び第2の回路は、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに別々に接続され、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットは、指紋認識装置又は光学式ポインティングデバイスとして使用される。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、電力制御ユニットが第1の回路又は第2の回路の何れかをオンに制御することにより、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットが指紋認識装置として使用されるとき、光学式ポインティングデバイスとして使用されるのに必要な電力を自動的にオフにすることができる上、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットが光学式ポインティングデバイスとして使用されるとき、指紋認識装置として使用されるのに必要な電力を自動的にオフにすることができる。これにより、消費電力を有効に節約することができ、コストを有効に節約したり、電子装置の使用時間を有効に延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態による電子装置の制御システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による電子装置の制御システムの第1の回路及び第2の回路をオン又はオフにした状態を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による電子装置の制御システムの操作方法を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1を参照する。本実施形態による光学式ポインティング機能と指紋認識機能とが統合された電子装置1は、レンズ群10、イメージセンサ11及び制御システム12から構成され、ユーザに光学式ポインティング機能及び指紋認識機能を提供する。
【0012】
レンズ群10は、電子装置1中に配置される。レンズ群10は、少なくとも1つのレンズを具え、ユーザの手の指紋画像をイメージセンサ11に焦点を結ぶために使用される。
【0013】
イメージセンサ11は、電子装置1中に配置される。イメージセンサ11は、光導電材料からなる光センサ(例えばCCDセンサ)であり、ユーザの手の指紋画像により、その画像を電子信号に変換して制御システム12に伝送するために使用される。
【0014】
制御システム12は、電子装置1中に配置され、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13、電力供給ユニット14、電力制御ユニット15、入出力インターフェース16及びデータベース17を有する。
【0015】
光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13は、イメージセンサ11及び入出力インターフェース16に接続され、イメージセンサ11からの電子信号を受信すると共に、その電子信号を入出力インターフェース16に伝送するために使用される。
光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13は、光学式ポインティングモード及び指紋認識モードの2つの作動モードを有する。光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13は、光学式ポインティングモードのとき、光学式ポインティングデバイス131として作動し、ポインタ又はカーソルを移動操作させる。
また、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13は、指紋認識モードのとき、指紋認識装置132として作動し、ユーザの手の指紋を認識する。光学式ポインティングデバイス131及び指紋認識装置132の機能に関する技術及び操作方式は、従来技術を利用したものであるため、ここでは詳説しない。
【0016】
電力供給ユニット14は、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13に別々に接続される第1の回路141及び第2の回路142を有する。電力供給ユニット14は、電源(図示せず)から電力を供給され、第1の回路141及び第2の回路142を介して光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13に電源を供給する。図1に示すように、第1の回路141及び第2の回路142は、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13に別々に接続されており、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13に電力を別々に供給する。ここで、本実施形態において、電源の配置位置は限定されず、電子装置1外の外部電源又は電子装置1内の内部電源とすることができる。
【0017】
電力制御ユニット15は、電力供給ユニット14及び入出力インターフェース16に接続され、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13を光学式ポインティングモード又は指紋認識モードに制御する。電力制御ユニット15の制御方法は、第1の回路141及び第2の回路142をオン又はオフに制御することにより、電力を第1の回路141又は第2の回路142の何れかから光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13に供給し、これにより、光学式ポインティングモード又は指紋認識モードに制御するものである。例えば、第1の回路141をオンに、第2の回路142をオフに制御したとき、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13は、指紋認識モードとなり、指紋認識装置132として作動する。また、第1の回路141をオフに、第2の回路142をオンに制御したとき、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13は、光学式ポインティングモードとなり、光学式ポインティングデバイス131として作動する。
【0018】
入出力インターフェース16は、電力制御ユニット15及びデータベース17に接続され、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13からの電子信号を受信すると共にその電子信号をデータベース17に伝送して処理を行う。
【0019】
データベース17は、データの演算処理を行う機能を備えると共に、複数の手の指紋画像を保存する。データベース17は、保存された複数の手の指紋画像とユーザの手の指紋画像とを比較し、ユーザ本人であるか否かを判断する。ユーザの手の指紋画像が保存された手の指紋画像と符合したとき、データベース17は、入出力インターフェース16に信号を発信すると共に、その信号を入出力インターフェース16から電力制御ユニット15に伝送する。これにより、第1の回路141をオフに、第2の回路142をオンに制御し、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13を光学式ポインティングモードに切り替え、光学式ポインティングデバイス131として使用可能とする。上述の制御方式により、電子装置1の消費電力を有効に節約することができる。
【0020】
図2を参照する。図2に示すように、第1の回路141及び第2の回路142には、スイッチ143,144がそれぞれ配置される。電力制御ユニット15は、2つのスイッチ143,144をオン又はオフに制御することにより、第1の回路141及び第2の回路142のオン/オフを制御する。本実施形態において、スイッチ143,144は、何れも単極スイッチであるが、これのみに限定されず、従来の各種スイッチ又はロジック回路に使用されるスイッチを本発明に運用することができる。
【0021】
図1及び図3を同時に参照する。本発明の制御システムの操作方法は、下記のステップからなる。
【0022】
ステップ21:電子装置1をオンにする。
【0023】
ステップ22:電力制御ユニット15が電力供給ユニット14中の第1の回路141をオンに、第2の回路142をオフに制御する。これにより、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13を指紋認識モードにし、指紋認識機能を実行する。
【0024】
ステップ23:レンズ群10、イメージセンサ11及び入出力インターフェース16により、ユーザの手の指紋画像をデータベース17に伝送し、データベース17中において画像の比較処理を行う。
【0025】
ステップ24:データベース17中には、少なくとも1組の指紋画像データが内蔵されており、データベース17がユーザの手の指紋画像とデータベース17に内蔵された指紋画像データとを比較する。
【0026】
ステップ25:ユーザの手の指紋画像とデータベース17に内蔵された指紋画像データとが一致したとき、比較結果が「YES」と表示され、ステップ26を実行する。ユーザの指紋画像とデータベース17に内蔵された指紋画像データとが異なる場合、比較結果が「NO」と表示され、ステップ23に戻る。
【0027】
ステップ26:電力制御ユニット15が入出力インターフェース16を介してデータベース17から伝送された信号を受信したとき、電力制御ユニット15は、第1の回路141をオフに、第2の回路142をオンに制御する。
【0028】
ステップ27:電力制御ユニット15が第2の回路142をオンに制御したとき、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット13は、指紋認識機能を終了して光学式ポインティングモードとなり、光学式ポインティング機能を実行する。
【0029】
ステップ28:ユーザが操作するポインタのデータがイメージセンサ11及び入出力インターフェース16を介してデータベース17に伝送され、データ処理が行われる。
【0030】
ステップ29:光学式ポインティング機能の操作が終了したか否かを判断する。ユーザが光学式ポインティング機能の操作を終了した後、操作終了が「YES」と表示され、ステップ30を実行して電子装置1をオフにし、電子装置1の使用を終了する。ユーザが光学式ポインティング機能の操作を終了していないとき、操作終了が「NO」と表示され、ステップ28に戻り、ユーザによるポインタの操作が継続される。
【0031】
ステップ30:電子装置1をオフにする。
【0032】
本発明は、電力制御ユニットが第1の回路又は第2の回路の何れかをオンに制御することにより、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットが指紋認識装置として使用されるとき、光学式ポインティングデバイスとして使用されるのに必要な電力を自動的にオフにすると共に、光学式ポインティング及び指紋認識ユニットが光学式ポインティングデバイスとして使用されるとき、指紋認識装置として使用されるのに必要な電力を自動的にオフにする。これにより、消費電力を有効に節約することができ、コストを有効に節約したり、電子装置の使用時間を有効に延長させることができる。
【符号の説明】
【0033】
1 電子装置
10 レンズ群
11 イメージセンサ
12 制御システム
13 光学式ポインティング及び指紋認識ユニット
131 光学式ポインティングデバイス
132 指紋認識装置
14 電力供給ユニット
141 第1の回路
142 第2の回路
143 スイッチ
144 スイッチ
15 電力制御ユニット
16 入出力インターフェース
17 データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学式ポインティング機能と指紋認識機能とを備えた電子装置であって、
レンズ群を備えたイメージセンサ、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット、電力供給ユニット、電力制御ユニット、入出力インターフェース、及び複数の手の指紋画像を保存するデータベースからなり、
前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットは、光学式ポインティングデバイス及び指紋認識装置を備え、
該指紋認識装置は、上記イメージセンサからの指紋画像を信号化して、入出力インターフェースを介して、複数の手の指紋画像を保存するデータベースへ伝送し、
該データベースは伝送された指紋画像を保存された指紋画像と比較して照合し、その結果を入出力インターフェースを介して電力制御ユニットへ伝送し、
電力制御ユニットはその結果に基づいて電力供給ユニットを介して、指紋認識装置に電力を供給する第1の回路、及び光学式ポインティングデバイスへ電力を供給する第2の回路をそれぞれ開閉するように構成され、
前記電力制御ユニットにより、前記第1の回路がオンに、前記第2の回路がオフに制御されたとき、前記第1の回路を介して前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力が供給されることにより、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットは、指紋認識装置として作動する前記指紋認識モードとなり、
前記電力制御ユニットにより、前記第1の回路がオフに、前記第2の回路がオンに制御されたとき、前記第2の回路を介して前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力が供給されることにより、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットは、光学式ポインティングデバイスとして作動する前記光学式ポインティングモードとなることを特徴とする光学式ポインティング機能と指紋認識機能とを備えた電子装置。
【請求項2】
前記第1の回路及び前記第2の回路は、それぞれスイッチを有し、前記電力制御ユニットは、前記第1の回路及び前記第2の回路の前記各スイッチをオン又はオフに制御することにより、前記第1の回路及び前記第2の回路のオン/オフを制御することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項3】
光学式ポインティング機能と指紋認識機能とを備えた電子装置であって、
レンズ群を備えたイメージセンサ、光学式ポインティング及び指紋認識ユニット、電力供給ユニット、電力制御ユニット、入出力インターフェース、及び複数の手の指紋画像を保存するデータベースからなり、
ユーザの手の指紋画像を検出すると共に、その指紋画像を光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに伝送する該イメージセンサと、
光学式ポインティングモード及び指紋認識モードの2つの動作モードを有し、前記イメージセンサと接続され、前記イメージセンサから伝送された手の指紋画像データを受信すると共に、前記画像データを前記入出力インターフェースに伝送し、
光学式ポインティングモードのとき、光学式ポインティングデバイスとして作動してポインタ又はカーソルを移動させ、指紋認識モードのとき、指紋認識装置としてユーザの手の指紋画像を認識するように作動する光学式ポインティング及び指紋認識ユニットと、
電源から供給される電力を受信すると共に、第1の回路及び第2の回路を介し、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力を供給し、前記第1の回路及び前記第2の回路が前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに別々に接続されることにより、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力を別々に供給するために動作する電力供給ユニットと、
前記電力供給ユニット中の第1の回路及び第2の回路を制御することにより、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットを光学式ポインティングモード又は指紋認識モードに制御するために動作し、前記第1の回路をオンに、前記第2の回路をオフに制御したとき、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットは、指紋認識モードとなり、指紋認識装置として動作し、前記第1の回路をオフに、前記第2の回路をオンに制御したとき、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットは、前記光学式ポインティングモードとなり、光学式ポインティングデバイスとして動作させる電力制御ユニットと、
前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットからの手の指紋画像データを受信すると共に、前記画像データを前記データベース中に伝送して処理を行うために動作する入出力インターフェースと、
複数の手の指紋画像データが保存され、データの比較及び演算処理を行うために動作するデータベースと、を備え、
ユーザの指紋画像と保存された指紋画像データとが一致したとき、前記データベースは、前記入出力インターフェースに信号を発信し、前記入出力インターフェースから前記電力制御ユニットに前記信号が伝送されることにより、前記第1の回路をオフに、前記第2の回路をオンに制御し、これにより、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットは、光学式ポインティングデバイスとして動作することを特徴とする電子装置。
【請求項4】
前記第1の回路及び前記第2の回路は、それぞれスイッチを有し、前記電力制御ユニットは、前記第1の回路及び前記第2の回路の前記各スイッチをオン又はオフに制御することにより、前記第1の回路及び前記第2の回路のオン/オフを制御することを特徴とする請求項4記載の電子装置。
【請求項5】
レンズ群をさらに備え、前記レンズ群は、ユーザの手の指紋画像を前記イメージセンサに焦点を結ぶ少なくとも1つのレンズを有することを特徴とする請求項4記載の電子装置。
【請求項6】
請求項1〜3又は請求項4〜6記載の光学式ポインティング機能と指紋認識機能とを備えた電子装置の操作方法であって、
第1の回路及び第2の回路を準備するステップと、
前記第1の回路をオンにし、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力を供給することにより、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットを指紋認識装置として動作するステップと、
ユーザの手の指紋画像と内蔵された手の指紋画像とが一致したとき、前記第1の回路をオフにするステップと、
前記第2の回路をオンにし、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力を供給することにより、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットを光学式ポインティングデバイスとして動作するステップと、からなり、
前記第1の回路及び前記第2の回路は、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに別々に接続され、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットに電力を供給するために動作し、前記光学式ポインティング及び指紋認識ユニットは、指紋認識装置又は光学式ポインティングデバイスとして動作することを特徴とする請求項1〜3又は請求項4〜6記載の光学式ポインティング機能と指紋認識機能とを備えた電子装置の操作方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−79283(P2012−79283A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−282(P2011−282)
【出願日】平成23年1月4日(2011.1.4)
【出願人】(503098551)一品光学工業股▲ふん▼有限公司 (22)
【Fターム(参考)】