説明

入退場管理システムおよび人体通信ユニット

【課題】 従来から用いられているICカードをそのまま利用することができ、利用者がICカードを携帯するだけで入退場を行うことのできる入退場管理システムを提供する。
【解決手段】 ICカード9のカード情報を読み書きするICカードリーダライタ11と、ICカードリーダライタ11により読み取られたカード情報を人体通信により送信する人体通信送信機12と、人体通信送信機12から送信されたカード情報を受信する人体通信受信機6と、ICカード9の利用者が入退場するためのゲート装置2と、人体通信受信機6により受信されたカード情報に基づいてゲート装置2の開閉制御を行うシステム管理装置7と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は入退場管理システムおよび人体通信ユニットに係り、特に、従来から用いられているICカードをそのまま利用することができ、利用者がICカードを携帯するだけで入退場を行うことを可能とした入退場管理システムおよび人体通信ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、不正な入場などを防止するため、例えば、ビルの入口や駅の改札には、ゲート装置を備えた入退場管理システムが設置されている。このような入退場管理システムにおいては、ゲート装置にリーダライタを設置し、利用者が非接触式のICカードを近接させるかまたは接触させることにより、ICカードのカード情報をリーダライタにより読み取り、ゲート装置の通過許可または不許可の判定を行うようになっている。
【0003】
この場合に、利用者は、ICカードをリーダライタに近接されるかまたは接触させる必要があるため、服のポケットやカバンなどからあらかじめICカードを取り出して、ゲート装置を通過する準備をしておく必要がある。そのため、利用者がICカードの準備を怠った場合に、ゲート装置を通過する利用者の滞留が生じてしまい、円滑な通行の妨げとなってしまうという問題を有している。
【0004】
そのため、従来から、利用者が乗車券や定期券などに対応する乗車券情報を記憶させたパスを身に付け、利用者が自動改札機を通過した場合に、改札通路に埋設された信号電極との間で人体通信によりパスの乗車券情報を受信し、この乗車券情報に基づいて乗客の通過の許可または不許可を判定するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載された技術によれば、利用者は、ICカードをリーダライタに近接させたりまたは接触させたりする必要がなく、パスを身に付けているだけで、自動改札機を通過することができ、利用者の利便性を高めることができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−352318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術においては、利用者が乗車券や定期券などに対応する乗車券情報を記憶させ人体通信に適したパスを身につける必要があるため、従来から使用していたICカードをそのまま利用することができず、新たにパスを発行する必要がある。そのため、このような特許文献1に記載されたシステムを適用する場合は、利用者全員に対して新たにパスを再発行する必要があり、運用コストが高くなってしまうという問題を有している。
【0007】
また、例えば、UHF帯の電磁波を利用して、無線によりICカードのカード情報を送信するようにすれば、ICカードを身につけることにより、認証は可能となるが、UHF帯の電磁波を利用した場合には、ICカードの読み取り範囲が極めて広くなってしまい、入退場しない利用者のカード情報も読み取ってしまうおそれがあり、誤認証が生じやすいという問題を有している。
【0008】
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、従来から用いられているICカードをそのまま利用することができ、利用者がICカードを携帯するだけで入退場を行うことのできる入退場管理システムおよび人体通信ユニットを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る入退場管理システムは、ICカードのカード情報を読み書きするICカードリーダライタと、
前記ICカードリーダライタにより読み取られたカード情報を人体通信により送信する人体通信送信機と、
前記人体通信送信機から送信されたカード情報を受信する人体通信受信機と、
前記ICカードの利用者が入退場するためのゲート装置と、
前記人体通信受信機により受信されたカード情報に基づいて前記ゲート装置の開閉制御を行うシステム管理装置と、
を備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記ICカードリーダライタおよび前記人体通信送信機は、一体に形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記ゲート装置は、間にゲート通路を構成する一対のゲート壁を備えており、前記人体通信受信機は、前記ゲート壁の上面に配置されていることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記ゲート装置は、間にゲート通路を構成する一対のゲート壁を備えており、前記人体通信受信機は、前記ゲート通路に配置されていることを特徴とする。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項において、前記ICカードは、FeliCaカードまたはNFCカードであることを特徴とする。
【0014】
また、請求項6の発明に係る人体通信ユニットは、ICカードのカード情報を読み書きするICカードリーダライタ基板と、
前記ICカードリーダライタ基板により読み取られたカード情報を人体通信により送信する人体通信送信基板と、
前記ICカードリーダライタ基板および前記人体通信送信基板を制御する制御基板と、
を備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項7に係る発明は、請求項6において、前記制御基板により前記ICカードのカード情報を表示するための表示部を備えていることを特徴とする。
【0016】
請求項8に係る発明は、請求項7において、前記表示部は、電子ペーパーにより構成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項9に係る発明は、請求項6から請求項8のいずれか一項において、前記ICカードリーダライタ基板、前記人体通信送信基板または前記表示部は、前記ICカードを収容するカードホルダに内蔵されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に係る発明によれば、ICカードリーダライタにより読み取ったカード情報を人体通信送信機により人体を介して送信し、人体通信受信機により受信されたカード情報に基づいて、システム管理装置により、ゲート装置の開閉制御を行うようにしているので、利用者は、ICカード、ICカードリーダライタおよび人体通信送信機を携帯するだけで、ICカードを取り出すことなく、ゲート装置を通過することができ、利便性を著しく高めることができる。しかも、人体通信を介して人体通信受信機によりカード情報を受信するものであり、受信範囲が狭いことから、従来のUHF帯の電磁波を利用して無線によりICカードのカード情報を送信する場合と比較して、入退場しない利用者のカード情報を読み取ってしまうことがなく、誤認証を確実に防止することができる。また、ICカードリーダライタにより、ICカードのカード情報を読み取ることができるようにしているので、従来から使用されているICカードをそのまま利用することができ、新たなICカードの発行が不要となり、運用コストの低減を図ることができる。また、従来から使用されているICカードをそのまま利用することができるので、システム管理装置などの上位装置についても、再構築することなくそのまま利用することが可能となる。
【0019】
請求項2に係る発明によれば、ICカードリーダライタおよび人体通信送信機を、一体に形成するようにしているので、利用者が、一体に形成されたICカードリーダライタおよび人体通信送信機と、ICカードとを容易に携帯することができ、ICカードを取り出すことなく、ゲート装置を通過することができ、利便性を著しく高めることができる。
【0020】
請求項3に係る発明によれば、ゲート装置のゲート壁の上面に、人体通信受信機を配置するようにしているので、ゲート壁の人体通信受信機に接触するだけで、ゲート装置を通過することができ、利便性を著しく高めることができる。
【0021】
請求項4に係る発明によれば、ゲート装置のゲート通路に、人体通信受信機を配置するようにしているので、ゲート通路の人体通信受信機を通過するだけで、ゲート装置を通過することができ、利便性を著しく高めることができる。
【0022】
請求項5に係る発明によれば、ICカードを、FeliCaカードまたはNFCカードとしているので、従来から使用されているFeliCaカードまたはNFCカードをそのまま利用することができ、新たなICカードの発行が不要となり、運用コストの低減を図ることができる。
【0023】
請求項6に係る発明によれば、人体通信ユニットを、ICカードのカード情報を読み書きするICカードリーダライタ基板と、カード情報を人体通信により送信する人体通信送信基板と、ICカードリーダライタ基板および人体通信送信基板を制御する制御基板と、により構成するようにしているので、利用者が、ICカードと人体通信ユニットとを携帯するだけで、ICカードを取り出すことなく、ゲート装置の認証を行うことができ、利便性を著しく高めることができる。また、ICカードリーダライタにより、ICカードのカード情報を読み取ることができるようにしているので、従来から使用されているICカードをそのまま利用することができ、新たなICカードの発行が不要となり、運用コストの低減を図ることができる。また、従来から使用されているICカードをそのまま利用することができるので、システム管理装置などの上位装置についても、再構築することなくそのまま利用することが可能となる。
【0024】
請求項7に係る発明によれば、制御基板によりICカードのカード情報を表示するための表示部を備えているので、表示部により、ICカードのカード情報を表示させることにより、容易にカード情報を把握することができる。
【0025】
請求項8に係る発明によれば、表示部を電子ペーパーにより構成するようにしており、電子ペーパーは、表示状態を保持することができるので、表示部による表示に使用される電力を著しく低減させることができ、人体通信ユニットの消費電力を低減させることができる。
【0026】
請求項9に係る発明によれば、ICカードリーダライタ基板、人体通信送信基板または表示部を、ICカードを収容するカードホルダに内蔵するようにしているので、カードホルダにICカードを収容することにより、ICカードと人体通信ユニットとを一体にして携帯することができ、より利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係る入退場管理システムの実施形態を適用したゲート装置を示す概略斜視図である。
【図2】本発明に係る入退場管理システムの実施形態を示す制御構成の概略構成図である。
【図3】本発明に係る入退場管理システムの実施形態における人体通信の概念を示す説明図である。
【図4】本発明に係る入退場管理システムに用いられる人体通信ユニットの実施形態を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明に係る入退場管理システムの実施形態を示す概略構成図であり、本実施形態においては、入退場管理システム1を、例えば、セキュリティを行う必要があるビルの入口に設置されたゲート装置2に適用する場合について説明する。
【0030】
入退場管理システム1は、ゲート装置2を備えており、このゲート装置2は、所定の間隔を持って立設された一対のゲート壁3,3を備えている。そして、ゲート壁3の間に、人などが通過するゲート通路4が構成されるようになっている。各ゲート壁3の互いに対向する面には、ゲート通路4を塞ぐゲートドア5が開閉自在に設けられている。
【0031】
また、一方のゲート壁3の上面には、ゲート通路4を通過することを許可するための情報を受信するための人体通信受信機6が配置されており、この人体通信受信機6には、ICカードのカード情報に基づく認証、ICカード情報の管理、ゲート装置2の開閉制御管理などを行うシステム管理装置7が接続されている。なお、人体通信受信機6は、その他、例えば、ゲート通路4の床面に配置するようにしてもよい。
【0032】
また、図2は、入退場管理システム1の制御構成を示したものであり、本実施形態においては、入退場管理システム1は、人体通信ユニット8を備えている。この人体通信ユニット8は、非接触式のICカード9のカード情報を読み取るためのリーダライタアンテナ10を備えたICカードリーダライタ11を備えている。また、ICカードリーダライタ11には、人体通信送信機12が接続されており、人体通信送信機12には、送信アンテナ13が接続されている。さらに、入退場管理システム1は、ICカードリーダライタ11および人体通信送信機12を制御するための制御装置14を備えている。なお、ICカード9としては、例えば、FeliCa(登録商標)カードやNFC(Near Field Communication)カードなどのICカードリーダライタ11によりカード情報を読み書きすることができる各種ICカード9を用いることができる。
【0033】
ここで、図3に示すように、人体通信送信機12は、人体15の表面と容量結合していれば、交流電界を伝達することができる。そして、交流信号が5〜10MHzの周波数帯であれば、人体15は、ほぼ導体とみなすことができ、人体通信送信機12が誘起した交流電界信号は、ほとんど空間に放射されることなく、人体15の表面を伝わってアースグランド16に流れる。この人体15の表面を流れる交流電界信号がアースグランド16に流れる前に、人体通信受信機6により検出することにより、人体通信が成立するものである。
【0034】
したがって、ICカード9の利用者が、ICカード9と人体通信送信機12が内蔵された人体通信ユニット8とを服のポケットやカバンなどに携帯した状態で、ICカードリーダライタ11により読み取られたICカード9のカード情報を人体通信送信機12により交流電界信号として送信することにより、この交流電界信号が利用者の体表面を通ってアースグランド16に流れるものである。そして、利用者がゲート装置2に設置された人体通信受信機6に接触することにより、ICカード9のカード情報を人体通信受信機6により受信することができるものである。
【0035】
また、図4は、本発明に係る人体通信ユニット8を示したものであり、本実施形態においては、人体通信ユニット8は、例えば、非接触式のICカード9を収容することができるカードホルダ17の内部に収容するように構成されている。人体通信ユニット8には、ICカード9のカード情報を読み書きするためのICカードリーダライタ11を構成するICカードリーダライタ基板18、カード情報を人体通信により送信するための人体通信送信機12を構成する人体通信送信基板19、例えば、電子ペーパーなどからなりICカード9の電子マネー残高などのカード情報を表示するための表示部20、これらICカードリーダライタ基板18、人体通信送信基板19および表示部20の制御を行うための制御装置14を構成する制御基板21がそれぞれ一体に設けられており、これらICカードリーダライタ基板18、人体通信送信基板19、表示部20、制御基板21は、それぞれ配線ケーブル22を介して接続されている。
【0036】
さらに、人体通信ユニット8には、これら各機器に電源を供給するための電池23が設けられており、この電池23は、例えば、ボタン電池でもよいし、バッテリでもよい。そして、このようにICカード9とほぼ同様の寸法を有するカードホルダ17の内部に人体通信ユニット8を内蔵させることにより、ICカード9をカードホルダ17に収容するだけで、人体通信ユニット8のICカードリーダライタ11により、ICカード9のカード情報を読み取って人体通信による送信を行うことができるものである。
【0037】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0038】
まず、ICカード9の利用者は、ICカード9を人体通信ユニット8が内蔵されたカードホルダ17に収容して、このカードホルダ17を服のポケットやカバンの中などに携帯しておく。
【0039】
ICカード9のカード情報は、ICカードリーダライタ11により読み取られ、そのカード情報が人体通信送信機12に送られる。そして、このカード情報は、人体通信送信機12により交流電界信号として送信される。これにより、交流電界信号が利用者の体表面を通り、アースグランドに流れる状態となる。
【0040】
この状態で、ゲート装置2のゲート通路4を通る際に、利用者が人体通信受信機6に接触すると、利用者の体表面を流れる交流電界信号が人体通信受信機6により受信され、この受信したカード情報がシステム管理装置7に送られる。そして、システム管理装置7により、カード情報に基づいて認証を行い、認証が適正なものである場合には、ゲートドア5が開動作される。
【0041】
以上述べたように、本実施形態においては、ICカードリーダライタ11により読み取ったカード情報を人体通信送信機12により人体を介して送信するようにしているので、利用者は、ICカード9および人体通信ユニット8を携帯するだけで、ICカード9を取り出すことなく、ゲート装置2を通過することができ、利便性を著しく高めることができる。しかも、人体通信を介して人体通信受信機6によりカード情報を受信するものであり、受信範囲が狭いことから、従来のUHF帯の電磁波を利用して無線によりICカード9のカード情報を送信する場合と比較して、入退場しない利用者のカード情報を読み取ってしまうことがなく、誤認証を確実に防止することができる。
【0042】
また、カードホルダ17に内蔵された人体通信ユニット8により、ICカード9のカード情報を読み取ることができるようにしているので、従来から使用されているICカード9をそのまま利用することができ、新たなICカード9の発行が不要となり、運用コストの低減を図ることができる。また、従来から使用されているICカード9をそのまま利用することができるので、システム管理装置7などの上位装置についても、再構築することなくそのまま利用することが可能となる。
【0043】
また、ICカードリーダライタ基板18、人体通信送信基板19および表示部20を、ICカード9を収容するカードホルダ17に内蔵するようにしているので、カードホルダ17にICカード9を収容することにより、ICカード9と人体通信ユニット8とを一体にして携帯することができ、より利便性を高めることができる。
【0044】
なお、前記実施形態においては、カードホルダ17に人体通信ユニット8を内蔵し、カードホルダ17にICカード9を収容して所持するようにしているが、例えば、ICカード9とほぼ同形状に形成された人体通信ユニット8とICカード9とを重ねて所持するようにしてもよいし、ICカード9と人体通信ユニット8とをパスケースや他のカードホルダに収容して保持するようにしても同様の効果を得ることができる。
【0045】
また、前記実施形態においては、入退場管理システム1を、セキュリティを行う必要があるビルの入口に設置されたゲート装置2に適用する場合について説明したが、その他、駅の改札口など入退場の管理を行う必要がある箇所のいずれにも適用することが可能である。
【0046】
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0047】
1 入退場管理システム
2 ゲート装置
3 ゲート壁
4 ゲート通路
5 ゲートドア
6 人体通信受信機
7 システム管理装置
8 人体通信ユニット
9 ICカード
10 リーダライタアンテナ
11 ICカードリーダライタ
12 人体通信送信機
13 送信アンテナ
14 制御装置
15 人体
16 アースグランド
17 カードホルダ
18 ICカードリーダライタ基板
19 人体通信送信基板
20 表示部
21 制御基板
22 配線ケーブル
23 電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICカードのカード情報を読み書きするICカードリーダライタと、
前記ICカードリーダライタにより読み取られたカード情報を人体通信により送信する人体通信送信機と、
前記人体通信送信機から送信されたカード情報を受信する人体通信受信機と、
前記ICカードの利用者が入退場するためのゲート装置と、
前記人体通信受信機により受信されたカード情報に基づいて前記ゲート装置の開閉制御を行うシステム管理装置と、
を備えていることを特徴とする入退場管理システム。
【請求項2】
前記ICカードリーダライタおよび前記人体通信送信機は、一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の入退場管理システム。
【請求項3】
前記ゲート装置は、間にゲート通路を構成する一対のゲート壁を備えており、前記人体通信受信機は、前記ゲート壁の上面に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入退場管理システム。
【請求項4】
前記ゲート装置は、間にゲート通路を構成する一対のゲート壁を備えており、前記人体通信受信機は、前記ゲート通路に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入退場管理システム。
【請求項5】
前記ICカードは、FeliCaカードまたはNFCカードであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の入退場管理システム。
【請求項6】
ICカードのカード情報を読み書きするICカードリーダライタ基板と、
前記ICカードリーダライタ基板により読み取られたカード情報を人体通信により送信する人体通信送信基板と、
前記ICカードリーダライタ基板および前記人体通信送信基板を制御する制御基板と、
を備えていることを特徴とする人体通信ユニット。
【請求項7】
前記制御基板により前記ICカードのカード情報を表示するための表示部を備えていることを特徴とする請求項6に記載の人体通信ユニット。
【請求項8】
前記表示部は、電子ペーパーにより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の人体通信ユニット。
【請求項9】
前記ICカードリーダライタ基板、前記人体通信送信基板または前記表示部は、前記ICカードを収容するカードホルダに内蔵されていることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の人体通信ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−53520(P2012−53520A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−193369(P2010−193369)
【出願日】平成22年8月31日(2010.8.31)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)
【Fターム(参考)】