説明

内ローター式直流ファン

【課題】 制御駆動ユニットは制御電流を生じさせて直接ステータのコイルまで伝送し、上記ステータの永久磁石に向いている複数個の磁極面を磁化して磁極と形成させることにより、直流ファンの制御の敏感性と正確性を高めることができる。
【解決手段】 ハウジング1、ローター3、ステータ2、ファンホイール4および制御駆動ユニット5を有する。ハウジング1には収容空間10が形成される。ローター3は回動自在に収容空間10の内に収容され、ローター3には永久磁石32が形成される。ステータ2は載置框12の収容空間10の内に固設されてローター3を囲むように設置され、ステータ2には他に少なくとも一個のコイル23が形成される。ファンホイール4は軸桿31の一端に結合される。制御駆動ユニット5は収容空間10の内に収容されてステータ2のコイル23とは電気的に接続するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、直流ファンに関するもので、特に内ローター式直流ファンに係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来の内ローター式直流ファンの構造として、図3に示されている従来の直流ファンによる組み立てられた状態の断面図を参照すると、それはアメリカ特許番号第6、163、093号(特許文献1を参照)に近似する内ローター式直流ファンである。直流ファン9にはハウジング91、ステータ92、ローター93およびファンホイール94により構成される。ハウジング91には収容空間910が形成され、収容空間910はステータ92とローター93を収容するのに用いられる。ステータ92はハウジング91の内表面に固定される。ローター93は回動自在に収容空間910の内に収容される。ファンホイール94はローター93の一端に結合されているようにとしたものがある。
【0003】
再び図3を参照すると、ステータ92には永久磁石921とブラシ922が形成される。そのうち、永久磁石リング921はローター93を囲むように形成され、ブラシ922は永久磁石リング921の一端に隣接して直流電源と連接するように形成される。一方、ローター93には軸桿931、巻線鉄芯932と方向転換器933が形成され、軸桿931の一端はハウジング91から突き出るように形成される。巻線鉄芯932は軸桿931に嵌設され、巻線鉄芯931には永久磁石リング921に向いている外周面が形成され、巻線鉄芯932と永久磁石リング921とは間隔をもって設置するようにエアギャップが形成され、そして電流が巻線鉄芯931のコイルを通過する時、上記電流は永久磁石リング921の磁場とは磁束鎖交の作用が生じられる。方向転換器933も軸桿931に嵌設され、そして巻線鉄芯932のコイルとは電気的に接続するように形成され、さらに方向転換器933においてもブラシ922が滑動自在に電気的に接続するための外周面が形成される。
【0004】
上述した従来の直流ファンの構造によれば、上記直流ファンが直流電力をステータ92のブラシ922まで供給した時、ブラシ922はローター93の方向転換器933を通じて上記直流電力を巻線鉄芯932のコイルまで伝送することができる。これにより、上記直流電力が上記コイルの中で形成された電流は永久磁石リング921の磁場とは磁束鎖交の作用が生じられるため、ローター93が押されてステータ92に相対して回転するように形成される。その他に、上記直流電力を制御して巻線鉄芯932のコイルの中の電流を調整することにより、ローター93の回転速度を決定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】アメリカ特許番号第6、163、093号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような図3に示されている従来の内ローター式直流ファン9において、一般として下記の問題点を有している。従来の内ローター式直流ファン9において、方向転換器933は軸桿931と平行しかつ離れて設置する複数個の方向転換片により構成されるため、ブラシ922がそのうちの一個の方向転換片から隣接するもう一個の方向変換片に切り換える時、ブラシ922と方向転換器933との間には火花が生じ易くなると同時に、ノイズが生じてシステムの制御に影響を及ぼしてしまうという問題点があった。その他に、ブラシ922を方向転換器933の外周面に緊密に当接させることにより、ブラシ922と方向転換器933との間の電気的な接觸を確保することができるため、過度に摩損したブラシ922を定期的に換えなければならないだけではなく、方向転換器933の外周面に対しても定期的に処理を行わなければならず、それによって上述した火花から溜まった炭素によってブラシ922と方向転換器933との間の導電性に影響を及ぼしてしまうという問題点があった。その他に、上記直流電力を制御することによってローター93の回転速度を決定することができるが、ブラシ922はそれぞれの方向転換片の間で切り換えを行うものであるため、ブラシ922と方向転換器933を通じて伝導を行う直流電力からノイズが極めて生じ易く、そのために上述した従来の直流ファンは精確な回転速度を制御する製品には適用しないという問題点があった。
【0007】
さらに、上述した直流ファン9には精確な制御が難しいという問題点を有しているだけではなく、直流ファン9の負荷に変化があった時、他に余分な検知装置(例えば機械式速度調整器、電子式速度調整期、回転速度信号発生器または光学エンコーダ)を利用して直流ファン9の実際の回転速度に対してフィードバックを行うことにより、上記直流電力の電圧値を対応するように調整して直流ファン9を希望とする回転速度で運転させる。しかし、これでは直流ファン9の製造コストが高くなるとともに、上記検知裝置そのものの精確度によって回転速度の制御の品質に影響を及ぼしてしまうという問題点があった。このように、上記のような従来の内ローター式直流ファンの構造をさらに改良しなければならない。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みて発明したものであって、その主な目的とするところは、制御駆動ユニットによって制御電流を生じさせ、そして上記制御電流を直接ステータのコイルまで出力させることにより、直流ファンは高い制御の敏感性と制御の正確性を有するようになり、知恵的な回転速度の制御に提供することができる内ローター式直流ファンを提供しようとするものである。
【0009】
本発明の第二の目的は、射出成形による被覆の方式でステータを直接ハウジングの収容空間の内に固定することにより、直流ファンの組立上の便利性を高めることができる内ローター式直流ファンを提供しようとするものである。
【0010】
本発明の第三の目的は、同じ軸方向の長さを有する永久磁石と磁極面を利用することにより、直流ファンのステータとローターとの間には比較的よい駆動の効率を有することができる内ローター式直流ファンを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明による内ローター式直流ファンは、下記のようになるものである。すなわち、
ハウジング、ローター、ステータ、ファンホイールおよび制御駆動ユニットを有する。ハウジングには載置框が形成され、載置框には収容空間が形成される。ローターは回動自在に収容空間の内に収容され、ローターには軸桿と永久磁石が形成され、永久磁石は軸桿の外側周面に嵌接し固定される。ステータは載置框の収容空間の内に固設され、ステータはローターを囲むように設置され、ステータには複数個の磁極面が形成され、磁極面は永久磁石の外周面に向くように形成され、それぞれの磁極面と永久磁石との間にはエアギャップが形成される。ステータには他に少なくとも一個のコイルが設けられる。ファンホイールは軸桿の一端に結合される。制御駆動ユニットは収容空間の内に収容され、制御駆動ユニットはステータのコイルとは電気的に接続するように形成される。
【0012】
また、本発明による内ローター式直流ファンは、ハウジングの載置框は射出成形による被覆の方式でステータに結合されることもできる。また、永久磁石と磁極面はローターの軸方向上における長さが同じになるように形成されることもできる。また、コイルは複数個からなり、かつステータには複数個の磁極柱が形成され、複数個の磁極柱がローターに向く一端にはそれぞれ複数個の磁極面が形成され、かつ複数個のコイルはそれぞれ複数個の磁極柱に巻き付けるように形成されることもできる。また、ステータには他に環状体が形成され、それぞれの磁極柱の他端は環状体の内周面に連接するように形成されることもできる。また、載置框には本体、底板と位置決め部材が含まれ、本体と底板は互いに結合して収容空間を形成し、位置決め部材は収容空間の内に固設され、かつ位置決め部材はステータに隣接するように形成され、さらに制御駆動ユニットは底板と位置決め部材との間に固設するように形成されることもできる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の請求項1の内ローター式直流ファンによれば、上記制御駆動ユニットは制御電流を生じさせて直接上記ステータのコイルまで伝送し、上記磁極面を磁化して磁極と形成させることにより、上記制御駆動ユニットが出力する制御の電流はいかなるブラシと方向転換器を利用することなく直接上記ステータまで出力することができるため、直流ファンの制御の敏感性と正確性を高めることができるという利点がある。
【0014】
本発明の請求項2の内ローター式直流ファンによれば、ハウジングの載置框は射出成形による被覆の方式でステータに結合されることにより、上記直流ファンの組立の複雑さをより一層低く抑えることができるという利点がある。
【0015】
本発明の請求項3の内ローター式直流ファンによれば、永久磁石と磁極面はローターの軸方向上における長さが同じになるように形成されることにより、上記直流ファンのステータとローターとの間には比較的よい駆動の効率を有することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態の内ローター式直流ファンによる分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の内ローター式直流ファンによる組み立てられた状態の断面図である。
【図3】従来の直流ファンによる組み立てられた状態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明の実施形態の内ローター式直流ファンによる分解斜視図で、図2は本発明の実施形態の内ローター式直流ファンによる組み立てられた状態の断面図である。図1、2を参照すると、本発明の実施形態の直流ファンにはハウジング1、ステータ2、ローター3、ファンホイール4および制御駆動ユニット5が含まれる。ハウジング1には収容空間10が形成され、ハウジング1はステータ2、ローター3と制御駆動ユニット5を収容するのに用いられる。ステータ2はハウジング1の内壁面に固設される。ローター3は穿過該ステータ2を貫穿し、そしてローター3の一端はハウジング1から伸び出るように形成される。ファンホイール4はローター3がハウジング1から伸び出る一端に結合される。制御駆動ユニット5はステータ2とは電気的に接続され、そして外部電源まで接続するのに用いられる。これにより、制御駆動ユニット5が制御電流をステータ2まで出力させた時、ステータ2はローター3を駆動して帶動該ファンホイール4がハウジング1に相対して回転するように作動するのを連動することができる。
【0019】
再び図1、2を参照すると、本発明の実施形態のハウジング1には導風外框11と載置框12が形成され、導風外框11の軸方向の両端にはそれぞれ風入口111と風出口112が形成され、載置框12の内部には収容空間10が設けられ、載置框12は導風外框11の内に設置され、そして風入口111と風出口112との間に位置するように形成される。そのうち、導風外框11と載置框12との間は少なくとも一個の連接部材13によって互いに連接されることにより、導風外框11と載置框12との間には流路14が形成される。また、導風外框11、載置框12と連接部材13は好ましくは一体成形の方式により形成される。さらに、連接部材13は好ましくは導風外框11の風出口112に隣接するように形成され、そして連接部材13は選択的にリブまたは静的羽根などの構造からなることができる。その他に、本発明の直流ファンの応用の状況によれば、ハウジング1においても収容空間10の載置框12だけを有することができる。
【0020】
さらに、詳しく言えば、本発明の載置框12は好ましくは本体121本、底板122と位置決め部材123により共同で組成することができ、そのうち本体121と底板122は互いに結合して共同で収容空間10を形成し、そして位置決め部材定位件123は収容空間10の内に固設される。他に、載置框12には開口124が形成され、開口124は本体121の上部に形成され、そして風入口111に向くように形成される。さらに、開口124は第一軸受け15と結合することができ、そして位置決め部材123は第二軸受け16と結合することができ、第一軸受け15と第二軸受け16は直流ファンの軸方向上において位置合わせるように設置される。
【0021】
再び図1、2を参照すると、本発明の実施形態のステータ2はローター3を囲むように設置され、そして第一軸受け15と第二軸受け16の間に固設され、ステータ2には環状体21、複数個の磁極柱22と複数個のコイル23が含まれる。環状体21の内側には内周面211が形成される。それぞれの磁極柱22の一端は環状体21の内周面211と連接し、そしてそれぞれの磁極柱22の他端は環状体21の中心に向って延伸して磁極面221が形成され、そのうち複数個の磁極柱22は好ましくは等間隔で内周面211の上に排列するように形成され、そして環状体21の中心に従って輻射状になるように排列される。複数個のコイル23はそれぞれ複数個の磁極柱22に巻き付けられる。
【0022】
これにより、電流がそれぞれのコイル23まで導入される時、それぞれの磁極柱22の磁極面221を磁化して磁極として形成することができ、そしてローター3を作動させることができる。その他に、ハウジング1の載置框12は選択的に射出成形の方式で形成される時、射出成形による被覆の方式を利用してステータ2を載置框12の内壁面に直接結合させることができる。これにより、本発明の直流ファンによれば、組立の複雑性を大幅に低く抑えることができる。
【0023】
再び図1、2を参照すると、ローター3は回動自在に収容空間10の内に収容され、そしてローター3には軸桿31と永久磁石32が形成される。軸桿31の一端は第一軸受け15を貫穿して結合されることにより、載置框12から伸び出てファンホイール4に結合され、そして軸桿31の他端は第二軸受け16に結合される。永久磁石32は軸桿31の外側周面に嵌接して固定され、そして永久磁石32には外周面がそれぞれの磁極柱22に向いている磁極面221が形成される。
【0024】
そのうち、ローター3の軸方向上において、永久磁石32の長さは磁極面221の長さとは同じであるように形成されることにより、永久磁石32は磁極面221に形成される磁極とはちょうど互いに誘導するように形成されるため、本発明の内ローター式直流ファンは比較的よい駆動の効率を有するように形成される。その他に、永久磁石32の外周面とそれぞれの磁極面221との間には全てエアギャップが形成される。制御駆動ユニット5は底板122と位置決め部材123との間に固設され、さらに制御駆動ユニット5はステータ2のそれぞれのコイル23とは電気的に接続される。
【0025】
本発明の内ローター式直流ファンが運転を行う時、制御駆動ユニット5は上記外部電源が生じる電力を受けることにより、上記制御電流を生じさせてステータ2のコイル23まで伝送させる。これにより、ステータ2のコイル23を通過した制御電流により磁極柱22の磁極面221に磁極が形成され、そしてローター3の永久磁石32と互いに排斥の作用が生じられるため、ローター3を駆動してファンホイール4が回転するように作動するのを連動することができる。
【0026】
そのうち、本発明の直流ファンによれば、いかなる余分なブラシと方向転換器を利用することなく、上記制御電流を直接制御駆動ユニット5を経由してステータ2まで伝送することができる。従って、本発明の直流ファンの構造によれば、上記制御電流を伝送する時に生じる干渉とノイズを確実に大幅に減らすことができる。これにより、制御駆動ユニット5の回路は知恵型の集成回路により構成され、上記制御電流が過大な干渉またはノイズの影響を受けない情況で高い正確性の制御電流をそれぞれのコイル23まで出力することにより、回転速度の制御を行うことができるとともに、さらに高い制御の敏感性と制御の正確性を高めることができる。
【0027】
詳しく言えば、制御駆動ユニット5にコンバータ回路を設置することにより、上記コンバータ回路の作動によりフィードバックの信号を生じることができるため、本発明の直流ファンに対して正確な回転速度によるサーボ制御を行うことができる。その他に、パルス幅変調(Pulse Width Modulation)の技術を制御駆動ユニット5に応用することができ、そして導通時間のパルス幅を変えることによってステータ2に附加する均等な電力を調整することにより、その回転速度を変えることができる。さらに、直接制御駆動ユニット5により検知し、そしてそれによって生じる制御電流をフィードバックすることにより、異常な運転状態時において警告の信号を発したり、または本発明の直流ファンがその他の装置とシステムの整合を行う時に提供したりして運用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
上述の如く、従来の直流ファンによれば、ブラシと方向転換器を利用して直流電力を伝送しなければならないため、上記直流電力から過大なノイズが生じられるという問題点があったが、本発明の内ローター式直流ファンによれば、制御駆動ユニット5から出力した高い正確性を有する制御電流を直接ステータ2まで伝送することにより、上記制御電流が過大なノイズを含有するのを有効に避けることができ、さらに制御駆動ユニット5を通じて知恵的な回転速度の制御を行うことができる。その他に、選択的に射出成形による被覆の方式を利用してステータ2を直接ハウジング1の収容空間10の内に固定することにより、本発明の直流ファンの組立上の便利性をより一層高めることができる。
【0029】
本発明は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施形態は例示的なものであり、限定的なものではない。
【符号の説明】
【0030】
1 ハウジング
10 収容空間
11 導風外框
111 風入口
112 風出口
12 載置框
121 本体
122 底板
123 位置決め部材
124 開口
13 連接部材
14 流路
15 第一軸受け
16 第二軸受け
2 ステータ
21 環状体
211 内周面
22 磁極柱
221 磁極面
23 コイル
3 ローター
31 軸桿
32 永久磁石
4 ファンホイール
5 制御駆動ユニット
9 直流ファン
91 ハウジング
910 収容空間
92 ステータ
921 永久磁石リング
922 ブラシ
93 ローター
931 軸桿
932 巻線鉄芯
933 方向転換器
94 ファンホイール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(1)、ローター(3)、ステータ(2)、ファンホイール(4)および制御駆動ユニット(5)を有する内ローター式直流ファンにおいて、ハウジング(1)は載置框(12)を備え、載置框(12)には収容空間(10)が形成され、ローター(3)は回動自在に収容空間(10)内に収容され、ローター(3)は軸桿(31)と永久磁石(32)を備え、永久磁石(32)は軸桿(31)の外側周面に嵌接し固定され、ステータ(2)は載置框(12)の収容空間(10)内に固設され、ステータ(2)はローター(3)を囲むように設置され、ステータ(2)は複数個の磁極面(221)を備え、磁極面(221)は永久磁石(32)の外周面に向くように形成され、それぞれの磁極面(221)と永久磁石(32)との間にはエアギャップが形成され、ステータ(2)には他に少なくとも一個のコイル(23)が設けられ、ファンホイール(4)は軸桿(31)の一端に結合され、制御駆動ユニット(5)は収容空間(10)内に収容され、制御駆動ユニット(5)はステータ(2)のコイル(23)と電気的に接続するように形成されることを特徴とする内ローター式直流ファン。
【請求項2】
ハウジング(1)の載置框(12)は射出成形による被覆の方式でステータ(2)に結合されることを特徴とする請求項1に記載の内ローター式直流ファン。
【請求項3】
永久磁石(32)と磁極面(221)はローター(3)の軸方向上における長さが同じになるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の内ローター式直流ファン。
【請求項4】
コイル(23)は複数個からなり、かつステータ(2)には複数個の磁極柱(22)が形成され、複数個の磁極柱(22)がローター(3)に向く一端にはそれぞれ複数個の磁極面(221)が形成され、かつ複数個のコイル(23)はそれぞれ複数個の磁極柱(22)に巻き付けるように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の内ローター式直流ファン。
【請求項5】
ステータ(2)には他に環状体(21)が形成され、それぞれの磁極柱(22)の他端は環状体(21)の内周面に連接するように形成されることを特徴とする請求項4に記載の内ローター式直流ファン。
【請求項6】
載置框(12)には本体(121)、底板(122)と位置決め部材(123)が含まれ、本体(121)と底板(122)は互いに結合して収容空間(10)を形成し、位置決め部材(123)は収容空間(10)の内に固設され、かつ位置決め部材(123)はステータ(2)に隣接するように形成され、さらに制御駆動ユニット(5)は底板(122)と位置決め部材(123)との間に固設するように形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の内ローター式直流ファン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−281242(P2010−281242A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−134111(P2009−134111)
【出願日】平成21年6月3日(2009.6.3)
【出願人】(597149629)建準電機工業股▲分▼有限公司 (53)
【Fターム(参考)】