凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物
【課題】従来のコンクリート型枠押さえ金物は止水板がなく、外部からの雨水などが染み込みやすく、単管締め付けボルトを左回転に回すと本体が外れ、本体の穴が残ってモルタルなどの補修が必要である。
【解決手段】型枠ベニヤの接する面の口径よりも、コンクリート内側の径が大きく、本体に凸部があり、５六角付単管締め付けボルトを左回転する事により４本体はコンクリート内に残り、５六角付単管締め付けボルトだけが外れる構造とする。
【解決手段】型枠ベニヤの接する面の口径よりも、コンクリート内側の径が大きく、本体に凸部があり、５六角付単管締め付けボルトを左回転する事により４本体はコンクリート内に残り、５六角付単管締め付けボルトだけが外れる構造とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は鉄筋コンクリート躯体壁の厚さ調整に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物は、単管締め付けボルトと本体が一体の為、本体取り外し後、穴が開きモルタルなどの穴埋め補修が必要である。
【０００３】
図１の従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物について説明する。図において、１は本体で２単管締め付けボルトと一体であり、後部に３雌ねじを有している。１本体は外側が大口径で、内側が小口径である。
【０００４】
図２の凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物について説明する。図において、４は本体であり、型枠ベニヤに接する面よりコンクリート内部に接する面の方が大口径であり、７雌ねじを有し中間に６凸部があり、５六角付単管締め付けボルトを左回転した場合、本体から抜ける構造であり、本体はコンクリート内部に残るものとする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
以上に述べた従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物は、止水部が無い為、本体取り外し後、雨水などの浸入の恐れがある。又、本体を取り外し後、穴が開きモルタルなどの穴埋め補修が必要である。
【０００６】
本発明はこのような従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物が有していた、雨水の浸入やモルタル補修をなくすものである。又、図４に示す様に５六角付単管締め付けボルトが外れる為、１２コンクリート内に残った５六角付単管締め付けボルトを外した１６雌ねじ部を利用し、両面にネジ部のある１３防振ゴム付ねじ込み金具等をねじ込み、１４Ｃ型鋼やＬ型鋼を取り付ける事により、外部においては１５太陽光パネルや小型の風力発電用プロペラの取り付け金具を取り付ける事が出来る。又、内面においては仕上げ材等を取り付ける金具を短時間に取り付けられる。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
そして、本発明は上記目的を達成する為に、型枠ベニヤの接する面の口径よりも、コンクリート内側の径が大きく、本体に６凸部があり、５六角付単管締め付けボルトを左回転する事により４本体はコンクリート内に残り、５六角付単管締め付けボルトだけが外れる構造とする。
【０００８】
上記第１の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち本体の外面の口径が小さく、内面の口径が大きい為、５六角付単管締め付けボルトを左回転する事により４本体が残り、５六角付単管締め付けボルトだけが外れ、モルタルなどで穴埋めの必要がなく、５六角付単管締め付けボルトが外れた１６雌ねじ部を利用する事により、防振金具を取り付けた後、内装材の取り付け金具等を取り付けたり、外面の場合は太陽光パネルなどを取り付ける為の、取り付け金具を外面コンクリート表面を傷付ける事なく施工が出来る。又、壁面緑化の金具や仕上げ材の取り付けが容易である。
【発明の効果】
【０００９】
上述した様に、本発明の凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物は４本体がコンクリート内に残る為、雨水の浸入を防ぎ５六角付単管締め付けボルトだけを外した場合、５六角付単管締め付けボルトが外れた場合１６雌ねじ部が残るので外面は壁面緑化の取り付け金具や太陽光パネルの取り付け金具などを取り付けられ、内面においては、仕上げ材等の取り付け金具が短時間で取り付けられ、穴埋め補修がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】 従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物の外観図
【図２】 本発明の凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物の外観図
【図３】 本発明の実施形態を示す図１
【図４】 本発明の実施形態を示す図２
【発明を実施するための形態】
【００１１】
以下、本発明の実施の形態を図３に基づいて説明する。
【００１２】
図においては穴を開けた９型枠ベニヤに５六角付単管締め付けボルトを差し込み、７雌ねじに８軸体をねじ込み、８軸体の反対側にも凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物を取り付け、５六角付単管締め付けボルトを９型枠ベニヤに差し込み、９型枠ベニヤ外側に１０押し座金を取り付け、１１単管を入れ、１０押し座金を両方から締め込み、ベニヤとベニヤの間の寸法を固定する。
【００１３】
以下、上記凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物の取り付けの順序を説明する。穴を開けた９型枠ベニヤに５六角付単管締め付けボルトを差し込み、７雌ねじに８軸体をねじ込み、８軸体の反対側にも凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物を取り付け５六角付単管締め付けボルトを９型枠ベニヤに差し込み、９型枠ベニヤ外側に１０押し座金を取り付け、１１単管を入れ１０押し座金を両方から締め込み、ベニヤとベニヤの間の寸法を固定する。
【符号の説明】
【００１４】
１ 本体
２ 単管締め付けボルト
３ 雌ねじ
４ 本体
５ 六角付単管締め付けボルト
６ 凸部
７ 雌ぬじ
８ 軸体
９ 型枠ベニヤ
１０ 押し座金
１１ 単管
１２ コンクリート
１３ 防振ゴム付ねじ込み金具
１４ Ｃ鋼
１５ 太陽光パネル
１６ 軸体を外した雌ねじ
【技術分野】
【０００１】
本発明は鉄筋コンクリート躯体壁の厚さ調整に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物は、単管締め付けボルトと本体が一体の為、本体取り外し後、穴が開きモルタルなどの穴埋め補修が必要である。
【０００３】
図１の従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物について説明する。図において、１は本体で２単管締め付けボルトと一体であり、後部に３雌ねじを有している。１本体は外側が大口径で、内側が小口径である。
【０００４】
図２の凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物について説明する。図において、４は本体であり、型枠ベニヤに接する面よりコンクリート内部に接する面の方が大口径であり、７雌ねじを有し中間に６凸部があり、５六角付単管締め付けボルトを左回転した場合、本体から抜ける構造であり、本体はコンクリート内部に残るものとする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
以上に述べた従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物は、止水部が無い為、本体取り外し後、雨水などの浸入の恐れがある。又、本体を取り外し後、穴が開きモルタルなどの穴埋め補修が必要である。
【０００６】
本発明はこのような従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物が有していた、雨水の浸入やモルタル補修をなくすものである。又、図４に示す様に５六角付単管締め付けボルトが外れる為、１２コンクリート内に残った５六角付単管締め付けボルトを外した１６雌ねじ部を利用し、両面にネジ部のある１３防振ゴム付ねじ込み金具等をねじ込み、１４Ｃ型鋼やＬ型鋼を取り付ける事により、外部においては１５太陽光パネルや小型の風力発電用プロペラの取り付け金具を取り付ける事が出来る。又、内面においては仕上げ材等を取り付ける金具を短時間に取り付けられる。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
そして、本発明は上記目的を達成する為に、型枠ベニヤの接する面の口径よりも、コンクリート内側の径が大きく、本体に６凸部があり、５六角付単管締め付けボルトを左回転する事により４本体はコンクリート内に残り、５六角付単管締め付けボルトだけが外れる構造とする。
【０００８】
上記第１の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち本体の外面の口径が小さく、内面の口径が大きい為、５六角付単管締め付けボルトを左回転する事により４本体が残り、５六角付単管締め付けボルトだけが外れ、モルタルなどで穴埋めの必要がなく、５六角付単管締め付けボルトが外れた１６雌ねじ部を利用する事により、防振金具を取り付けた後、内装材の取り付け金具等を取り付けたり、外面の場合は太陽光パネルなどを取り付ける為の、取り付け金具を外面コンクリート表面を傷付ける事なく施工が出来る。又、壁面緑化の金具や仕上げ材の取り付けが容易である。
【発明の効果】
【０００９】
上述した様に、本発明の凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物は４本体がコンクリート内に残る為、雨水の浸入を防ぎ５六角付単管締め付けボルトだけを外した場合、５六角付単管締め付けボルトが外れた場合１６雌ねじ部が残るので外面は壁面緑化の取り付け金具や太陽光パネルの取り付け金具などを取り付けられ、内面においては、仕上げ材等の取り付け金具が短時間で取り付けられ、穴埋め補修がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】 従来の鉄筋コンクリート型枠押さえ金物の外観図
【図２】 本発明の凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物の外観図
【図３】 本発明の実施形態を示す図１
【図４】 本発明の実施形態を示す図２
【発明を実施するための形態】
【００１１】
以下、本発明の実施の形態を図３に基づいて説明する。
【００１２】
図においては穴を開けた９型枠ベニヤに５六角付単管締め付けボルトを差し込み、７雌ねじに８軸体をねじ込み、８軸体の反対側にも凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物を取り付け、５六角付単管締め付けボルトを９型枠ベニヤに差し込み、９型枠ベニヤ外側に１０押し座金を取り付け、１１単管を入れ、１０押し座金を両方から締め込み、ベニヤとベニヤの間の寸法を固定する。
【００１３】
以下、上記凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物の取り付けの順序を説明する。穴を開けた９型枠ベニヤに５六角付単管締め付けボルトを差し込み、７雌ねじに８軸体をねじ込み、８軸体の反対側にも凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物を取り付け５六角付単管締め付けボルトを９型枠ベニヤに差し込み、９型枠ベニヤ外側に１０押し座金を取り付け、１１単管を入れ１０押し座金を両方から締め込み、ベニヤとベニヤの間の寸法を固定する。
【符号の説明】
【００１４】
１ 本体
２ 単管締め付けボルト
３ 雌ねじ
４ 本体
５ 六角付単管締め付けボルト
６ 凸部
７ 雌ぬじ
８ 軸体
９ 型枠ベニヤ
１０ 押し座金
１１ 単管
１２ コンクリート
１３ 防振ゴム付ねじ込み金具
１４ Ｃ鋼
１５ 太陽光パネル
１６ 軸体を外した雌ねじ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物で、型枠ベニヤの接する面の口径よりも、コンクリート内側の径が大きく、本体に凸部があり取り外しができる六角付単官締め付けボルトである。
【請求項１】
凸部付内側大口径コンクリート型枠押さえ金物で、型枠ベニヤの接する面の口径よりも、コンクリート内側の径が大きく、本体に凸部があり取り外しができる六角付単官締め付けボルトである。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１１−１２２４１７（Ｐ２０１１−１２２４１７Ａ）
【公開日】平成２３年６月２３日（２０１１．６．２３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−２９９３５６（Ｐ２００９−２９９３５６）
【出願日】平成２１年１２月１４日（２００９．１２．１４）
【出願人】（５９５１６５７２６）株式会社内山産業 (17)
【出願人】（５０９０４５４５０）
【出願人】（５０９３０７５１０）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年６月２３日（２０１１．６．２３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年１２月１４日（２００９．１２．１４）
【出願人】（５９５１６５７２６）株式会社内山産業 (17)
【出願人】（５０９０４５４５０）
【出願人】（５０９３０７５１０）
【Ｆターム（参考）】
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