説明

凹凸補正用化粧料

【課題】使用性や、容器への充填適性が向上し、テカリ防止効果が持続し、凹凸補正効果に優れた凹凸補正用化粧料を提供する。
【解決手段】(A)炭素数28〜42の炭化水素系ワックス部を20〜95質量%と、炭素数43以上の炭化水素系ワックス部を5〜80質量%とを含み、炭素数27以下の炭化水素系ワックス部の含有量が15質量%以下である炭化水素系ワックスを0.5〜3質量%と、(B)煙霧状シリカを0.1〜5質量%と、(C)シリコーンエラストマー粉末を5〜40質量%とを配合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は凹凸補正化粧料に関し、さらに詳しくは、肌に適用して皮脂の過剰分泌などに由来するテカリを防止し、肌の凹凸を目立たなくさせる凹凸補正化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧料、特にメークアップ化粧料は肌を美しく装うための化粧料であって、この様な目的から粉体類、色剤類の演色効果を利用して、実際の肌の上に演色性の高い化粧膜を創生し、肌を美しく見せるものである。このような演色効果を目的とした化粧料において最も問題になることは、演色効果を具現する化粧被膜の経時的な変化である。かかる経時変化としては、例えば、化粧がくすむ、化粧がテカる、地肌が露出するなどの現象が挙げられる。
この内、くすみに関しては、粉体の疎水化処理や複合粉体の使用により、かなり抑制できることが知られてきているし、地肌の露出も粉体の表面処理や密着性の高い油剤の使用により克服されつつある。
一方、化粧のテカリは皮脂膜による光の正反射により肌の凹凸を強調してしまうため、凹凸補正効果のみに優れる化粧料を塗布するだけでは、経時で凹凸の補正効果は極端に減少してしまう。そのため凹凸補正化粧料は、凹凸補正効果だけでなくテカリ防止効果をも備えたものであることが強く望まれる。ここで、テカリ解消のための技術としては、皮脂の分泌抑制、皮脂の吸着・除去という対応をとる技術(例えば特許文献1〜3参照)や、特定の炭素数分布を有するワックスを配合する(特許文献4参照)といった技術が知られている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−182684号公報
【特許文献2】特開2002−187811号公報
【特許文献3】特開2004−346018号公報
【特許文献4】特開2007−23022号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし皮脂の吸着・除去という対応のみでは、テカリ防止効果の持続性の点で十分ではない。一方、特定の炭素数分布を有するワックスを配合する場合、十分な効果を得るために化粧料中に多量に配合しなければならず、高融点であるため容器への充填適正が悪い、硬くて使用性が悪いといった課題があった。
【0005】
そこで本発明者は、使用性や容器への充填適正が良好で、テカリ防止効果が持続する凹凸補正化粧料を提供することを目的として鋭意研究した結果、以下に述べるような特定組成の化粧料組成物が、使用性や容器への充填適性に優れ、テカリ防止効果が持続し、凹凸補正効果が良好であることを見出し、本発明を完成させた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、次の成分(A)〜(C)を含むことを特徴とする凹凸補正用化粧料である。
(A)炭素数28〜42の炭化水素系ワックス部を20〜95質量%と、炭素数43以上の炭化水素系ワックス部を5〜80質量%とを含み、炭素数27以下の炭化水素系ワックス部の含有量が15質量%以下である炭化水素系ワックス 0.5〜3質量%
(B)煙霧状シリカ 0.1〜5質量%
(C)シリコーンエラストマー粉末 5〜40質量%
【0007】
上記発明で、炭化水素系ワックスは、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックスまたはパラフィンワックスであることが好ましい。
また上記発明で、炭化水素系ワックスは、融点60℃以上であることが好ましい。
さらに上記発明で、炭化水素系ワックスの直鎖率が70%以上であることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の凹凸補正用化粧料は、使用性や、容器への充填適性が格段に向上し、テカリ防止効果が持続し、凹凸補正効果に優れたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明の最良の実施の形態について説明する。
本発明の凹凸補正用化粧料に用いられる炭化水素系ワックスは、炭素数28〜42の炭化水素系ワックスを20〜95質量%と、炭素数43以上の炭化水素系ワックスを5〜80質量%とを含み、炭素数27以下の炭化水素系ワックスの含有量が15質量%以下であるものである。また、融点は60℃以上であることが好ましく、直鎖率は70%以上であることが好ましい。ここで直鎖率とは全量に対する直鎖飽和炭化水素の質量%で定義されるものである。
【0010】
かかる炭化水素系ワックスとしては、炭素数28〜42の炭化水素系ワックスを20〜95質量%と、炭素数43以上の炭化水素系ワックスを5〜80質量%とを含み、炭素数27以下の炭化水素系ワックスの含有量が15質量%以下のものであれば、天然物および合成物を問わずいずれをも用いることができ、例えばニューフェーズテクノロジー社製のPerformalene 655 Polyethylene、ニューフェーズテクノロジー社製のPerformalene PL Polyethylene、ニューフェーズテクノロジー社製のPerformalene 400 Polyethylene等のポリエチレンワックス、日本精鑞社製のFNP−0090、日本精鑞社製のFNP−0080(融点81℃)、CIREBELLE社製のCIREBELLE109等のフィッシャートロプシュワックス、日本精鑞社製のHNP−9、日本精鑞社製のSP−0165等のパラフィンワックス、その他にもエチレンプロピレンコポリマー、セレシン、オゾケライトが挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
このうちフィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックスまたはパラフィンワックスが好ましく、特に日本精鑞社製のFNP―0080およびニューフェーズテクノロジー社製のPerformalene 655 Polyethyleneが好ましい。
【0011】
本発明において上記(A)炭化水素ワックスの配合量は、0.5〜3質量%である。(A)炭化水素ワックスの配合量が0.5質量%未満では、テカリ防止効果が不十分であり、3質量%を超えて用いると充填適正が著しく悪化するという不都合がある。
【0012】
本発明の凹凸補正用化粧料には、上記(A)炭化水素ワックスは、揮発性シリコーン油を含む油分に溶解して用いることが好ましい。揮発性シリコーン油としては、例えばヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリシロキサン等が挙げられる。このうち特に環状ポリシロキサンを用いることが好ましい。
揮発性シリコーン油の好ましい配合量は、20〜90質量%である。
【0013】
本発明の凹凸補正用化粧料に用いられる(B)煙霧状シリカは、一次粒子径が1〜100nm、好ましくは5〜100nmの微粒子無水ケイ酸であり、市販品として、例えば、アエロジル#200(日本アエロジル社製)が挙げられる。
煙霧状シリカの一次粒子径が100nmを越えると、吸油効果が低下するため、本組成物のテカリ防止持続効果が損なわれてしまう傾向にあり、また基剤がゲル構造を作りにくく、流動性が増してしまうため、本組成物の凹凸補正効果が損なわれてしまう傾向が認められる。一次粒子径が1nm未満の小粒子径のものを用いても、コスト増となるだけで、凹凸補正効果を向上させることは困難である。
【0014】
なお本発明においては、(B)煙霧状シリカとして撥水処理が施されているものを用いることもできる。このような撥水処理が施されている微粒子無水ケイ酸の市販品としては、例えばアエロジルR972(日本アエロジル社製)が挙げられる。
【0015】
(B)煙霧状シリカの配合量は、化粧料に対して0.1〜5質量%であり、0.5〜3質量%が特に好ましい。(B)煙霧状シリカの配合量が、化粧料に対して0.1質量%未満であると、皮脂吸着効果に劣りテカリ防止効果が不十分となったり、凹凸補正効果が十分に発揮されなくなる。(B)煙霧状シリカの配合量が5質量%を超えると、きしみ等の使用性に悪影響を与えるとともに、充填適正が悪化する傾向が認められる。
【0016】
本発明の凹凸補正用化粧料に用いられる(C)シリコーンエラストマー粉末としては、たとえば(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー、ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーなどに代表される弾性シリコーン樹脂球状粉体から選ばれる粉末の一種または二種以上が挙げられる。
【0017】
このうち、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマーとしては、例えば、信越化学工業社製のKSP−100が挙げられる。(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとしては、例えば、東レ・ダウコーニング社製のトレフィルE−506Sが挙げられる。(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーとしては、信越化学工業社製のKSP−300が挙げられる。
【0018】
本発明において(C)シリコーンエラストマー粉末の配合量は5〜40質量%である。(C)シリコーンエラストマー粉末の配合量が化粧料に対して5質量%未満であると、使用性(のび)、凹凸補正効果が十分に発揮されなくなり、40質量%を超えると塗布時のフィット感が落ちるため、やはり凹凸補正効果が十分に発揮されなくなる。
【0019】
本発明の凹凸補正用化粧料には、本発明の効果を損なわない限り、任意の成分を配合することが出来る。
好ましく配合されるその他の成分としては、上記以外の粉末、上記以外の油分、油溶性薬剤、紫外線吸収剤、各種界面活性剤、保湿剤等がある。
【0020】
上記以外の粉末成分としては、例えば、例えば、タルク、カオリン、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、焼成タルク、焼成セリサイト、焼成白雲母、焼成金雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、窒化ホウ素、フォトクロミック性酸化チタン(酸化鉄を焼結した二酸化チタン)、還元亜鉛華、有機粉末(例えば、シリコーン粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等)、無機白色顔料(例えば、二酸化チタン等)、無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等)、無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等)、無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等)、無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等)、無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等)、無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等)、無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等)、パール顔料{例えば、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母チタン、低次酸化チタン被覆雲母チタン、フォトクロミック性を有する雲母チタン、基板として雲母の代わりタルク、ガラス、合成フッ素金雲母、シリカ、オキシ塩化ビスマス等を使用したもの、被覆物として酸化チタン以外に、低次性酸化チタン、着色酸化チタン、酸化鉄、アルミナ、シリカ、ジルコニア、酸化亜鉛、酸化コバルト、アルミ等を被覆したもの、機能性パール顔料として、パール顔料表面に樹脂粒子を被覆したもの(特開平11-92688号公報)、パール顔料表面に水酸化アルミニウム粒子を被覆したもの(特開2002-146238号公報)、パール顔料表面に酸化亜鉛粒子を被覆したもの(特開2003-261421号公報)、パール顔料表面に硫酸バリウム粒子を被覆したもの(特開2003-61229号公報)等}、金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等)、ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等)、天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。本発明においては、これらのうち1種又は2種以上の粉末成分を用いることができ、表面処理されていても構わない。
【0021】
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
【0022】
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ核油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0023】
ロウとしては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、セレシン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
【0024】
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、スクワレン、ワセリン等が挙げられる。
【0025】
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
【0026】
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
【0027】
エステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル-L-グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
【0028】
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
【0029】
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
【0030】
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
【0031】
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物、トレハロース、エリスリトール、POE・POPランダム共重合体メチルエーテル等が挙げられる。
【0032】
紫外線吸収剤としては下記化合物が挙げられる。
(1)安息香酸系紫外線吸収剤
例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステルなど。
(2)アントラニル酸系紫外線吸収剤
例えば、ホモメンチル-N-アセチルアントラニレートなど。
(3)サリチル酸系紫外線吸収剤
例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレートなど。
(4)ケイ皮酸系紫外線吸収剤
例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメートなど。
(5)トリアジン系紫外線吸収剤
例えば、ビスレゾルシニルトリアジン。
さらに具体的には、ビス{〔4−(2−エチルヘキシロキシ)−2−ヒドロキシ〕フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス{4−(2−エチルヘキシロキシカルボニル)アニリノ}1,3,5−トリアジンなど。
(6)その他の紫外線吸収剤
例えば、3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー、2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール、2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジアニソイルメタン、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン。ジモルホリノピリダジノンなどのピリダジン誘導体。
【0033】
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
ビタミンとしては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
【0034】
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【0035】
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
【0036】
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、チオタウリン、ヒポタウリン、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、ユキノシタ抽出物、アルブチン、トラネキサム酸、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸グルコシド、4−メトキシサリチル酸カリウム等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤等が挙げられる。
【0037】
これら必須成分と任意成分とを常法に従って処理することにより、本発明の凹凸補正用化粧料を製造することができる。
【実施例】
【0038】
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。配合量については質量%で示す。
【0039】
試験例1〜13
下記の表1に示す製剤を常法により調製し、得られた製剤を用いて専門パネルにより凹凸補正効果、化粧持ち(テカリ防止効果)、使用性(とれ、つき)、使用性(のび)についてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
また充填適正については、原料を95℃まで加温、均一分散した後、脱気を行い、75℃にて容器に充填をしたときの充填状態を観察した。その結果を併せて表1に示す。
【0040】
(1)凹凸補正効果
女性パネラー20名について、洗顔後の全額に被験試料を手で塗布し、凹凸補正効果があるかないかについてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
◎:凹凸補正効果があると答えたパネラーが16名以上。
○:凹凸補正効果があると答えたパネラーが12〜15名。
△:凹凸補正効果があると答えたパネラーが8〜11名。
×:凹凸補正効果があると答えたパネラーが7名以下。
【0041】
(2)化粧持ち効果(テカリ防止効果)
女性パネラー20名について、洗顔後の全額に被験試料を手で塗布し、塗布3時間後の肌の化粧持ち効果(テカリ防止効果)についてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
◎:顔が全体的にマットで、テカリ防止を感じると答えたパネラーが16名以上。
○:顔が全体的にマットで、テカリ防止を感じると答えたパネラーが12〜15名。
△:顔が全体的にマットで、テカリ防止を感じると答えたパネラーが8〜11名。
×:顔が全体的にマットで、テカリ防止を感じると答えたパネラーが7名以下。
【0042】
(3)とれ、つき
女性パネラー20名の顔面部に被験試料を手で塗布し、塗布時の製剤のとれ・つきについてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
◎:塗布時、とれ、つきが良いと答えたパネラーが16名以上。
○:塗布時、とれ、つきが良いと答えたパネラーが12〜15名。
△:塗布時、とれ、つきが良いと答えたパネラーが8〜11名。
×:塗布時、とれ、つきが良いと答えたパネラーが7名以下。
【0043】
(4)のび
女性パネラー20名の顔面部に被験試料を手で塗布し、塗布時ののびについてアンケートを行い、以下の基準で評価した。
◎:塗布時、伸びが良いと答えたパネラーが16名以上。
○:塗布時、伸びが良いと答えたパネラーが12〜15名。
△:塗布時、伸びが良いと答えたパネラーが8〜11名。
×:塗布時、伸びが良いと答えたパネラーが7名以下。
【0044】
(5)充填適正
原料を95℃まで加温、均一分散した後、脱気を行い、75℃にて容器(ポリプロピレン樹脂ジャー容器)に充填をしたときの充填状態を観察し、以下基準で評価した。
○:充填が可能であり、表面が均一で充填ムラができない。
△:充填可能であるが、表面が盛り上がり均一でない。
×:充填前に固化してしまい充填が不可能。
【0045】
【表1】

【0046】
※1:日本精鑞社製のFNP−0080(融点81℃、直鎖率90%以上)
※2:日本アエロジル社製のアエロジルR972(平均一次粒子径:16nm)
※3:東レ・ダウコーニング社製のトレフィルE−506S
【0047】
試験例1では高融点炭化水素ワックスを多量に配合しているため、テカリ防止効果に優れるが、充填適正が悪く使用性も劣っている。また試験例2ではワックスが少なくなっているためテカリ防止効果が劣る一方、充填適正、使用性も完全には改善されていないものであった。試験例3では充填適性、使用性は改善されているがテカリ防止効果に劣るものであった。試験例4では試験例3から凹凸補正効果、使用性がさらに劣ることが見出され、シリコーンエラストマーの凹凸補正効果が確認された。
一方、試験例5、6ではワックス配合量低下によるテカリ防止効果低下を煙霧状シリカが補っており、凹凸補正効果、テカリ防止効果、使用性、充填適正、全ての項目で優れるものであることが確認された。
一方、試験例7、8においては煙霧状シリカが多量に配合されすぎると使用性に悪影響を及ぼすことが確認され、試験例9ではシリコーンエラストマーが多量に配合されすぎるとやはり使用性に悪影響を及ぼすことが結果となった。
【0048】
次に、種々の剤型の本発明による皮膚外用剤の配合例を実施例として説明する。
実施例1
原料名 配合量(質量%)
フィッシャートロプシュワックス 3.0
(FNP−0080:日本精鑞社製)
メチルポリシロキサン 5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 残余
メトキシケイヒ酸オクチル 5.0
イソステアリン酸 3.0
煙霧状シリカ 0.5
(アエロジルR972:日本アエロジル社製)
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 10.0
(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー 5.0
ポリメタクリル酸メチル 5.0
酸化亜鉛 10.0
グリセリン 1.0
ジプロピレングリコール 2.0
パラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
【0049】
実施例2(W/Oクリーム)
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 30.0 質量%
デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
フィッシャートロプシュワックス 2.0
(FNP−0080:日本精蝋(株)製)
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3.0
トリメチルシロキシケイ酸 0.5
グリセリン 2.0
ジプロピレングリコール 5.0
パルミチン酸デキストリン 0.05
アルミニウムステアレート 0.1
タルク 5.0
煙霧状シリカ 2.0
(アエロジルR972:日本アエロジル社製)
パルミチン酸デキストリン被覆微粒子酸化チタン(30nm) 7.0
球状ポリエチレン粉末 2.0
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロサン共重合体 1.0
パラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
エデト酸3ナトリウム 0.02
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
精製水 残余
【0050】
実施例3(2層タイプW/Oクリーム)
フィッシャートロプシュワックス 1.0 質量%
(CIREBELLE109:CIREBELLE社)
ポリエチレンワックス 1.0
(Performalene 655 Polyethylene:ニユーフェーズテクノロジー社製)
ジメチルポリシロキサン 10.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 25.0
トリメチルシロキシケイ酸 5.0
煙霧状シリカ 2.0
(アエロジルR972:日本アエロジル社製)
ジプロピレングリコール 5.0
パルミチン酸デキストリン被覆微粒子酸化亜鉛(60nm) 1.0
パルミチン酸デキストリン 0.01
グリチルリチン酸ジカリウム 0.02
グルタチオン 1.0
チオタウリン 0.05
クララエキス 1.0
パラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
エデト酸三ナトリウム 適量
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 7.5
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー 10.0
ブチルエチルプロパンジオール 0.5
精製水 残余
香料 適量
【0051】
実施例4(2層タイプ油性ファンデーション)
リジン誘導体変性シリコーン 10.0 質量%
パラフィンワックス 0.5
(HNP−9:日本精蝋(株)社)
ポリエチレンワックス 1.0
(Performalene 655 Polyethylene:ニユーフェーズテクノロジー社製)
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 20.0
(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー 10.0
ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 15.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 残余
3−トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルラン 3.0
エタノール 10.0
イソステアリン酸 0.5
ミリスチン酸処理酸化亜鉛 0.5
パルミチン酸デキストリン 2.0
パルミチン酸デキストリン被覆酸化チタン 10.0
パルミチン酸デキストリン被覆タルク 7.0
シリコーン表面処理酸化チタン(30nm) 5.0
煙霧状シリカ 1.0
(アエロジルR972:日本アエロジル社製)
リン酸L−アスコルビルマグネシウム 0.2
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
グルタチオン 0.1
クララエキス 0.1
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 5.0
パルミチン酸デキストリン被覆ベンガラ 適量
パルミチン酸デキストリン被覆黄酸化鉄 適量
パルミチン酸デキストリン被覆黒酸化鉄 適量
香料 適量
【0052】
実施例5(W/Oファンデーション)
パラフィンワックス 1.5 質量%
(HNP−9:日本精蝋(株)社)
ポリエチレンワックス 1.5
(Performalene PL Polyethylene:ニユーフェーズテクノロジー社製)
(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー 10.0
ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 20.0
トリメチルシロキシケイ酸 1.0
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体 3.0
エタノール 10.0
イソステアリン酸 0.5
アルキル変性シリコン樹脂被覆酸化チタン 10.0
パルミチン酸デキストリン被覆酸化チタン 5.0
パルミチン酸デキストリン被覆タルク 5.0
針状微粒子酸化チタン 1.0
球状無水ケイ酸 5.0
煙霧状シリカ 4.0
(アエロジルR972:日本アエロジル社製)
無水ケイ酸被覆マイカ 適量
クエン酸ナトリウム 適量
N−ラウロイル−L−リジン 0.5
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
クララエキス 1.0
パルミチン酸デキストリン被覆ベンガラ 適量
パルミチン酸デキストリン被覆黄酸化鉄 適量
パルミチン酸デキストリン被覆黒酸化鉄 適量
メリロートエキス 2.0
精製水 残余
【0053】
実施例6(W/Oクリーム(化粧下地))
パラフィンワックス 1.0 質量%
(HNP−9:日本精蝋(株)社)
ポリエチレンワックス 2.0
(ハイワックス720P:三井化学(株))
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 20.0
(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー 10.0
ジメチルポリシロキサン(6mPas) 5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 25.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3.0
グリセリン 1.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
キシリット 0.5
イソステアリン酸 0.5
アルキル変性シリコン樹脂被覆無水ケイ酸 2.0
煙霧状シリカ 5.0
(アエロジルR972:日本アエロジル社製)
アルミニウムステアレート 1.0
ベンガラ被覆雲母チタン 0.1
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
L−セリン 0.1
オトギリソウエキス 0.1
酢酸DL−α−トコフェロール 0.2
チオタウリン 0.1
トゲナシエキス 0.1
シャクヤクエキス 0.1
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
ユキノシタエキス 0.1
パラオキシ安息香酸エステル 適量
フェノキシエタノール 適量
パルミチン酸デキストリン被覆黄酸化鉄 0.1
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.0
精製水 残余
トリメチルシロキシケイ酸 1.5
球状無水ケイ酸 1.0
球状ポリエチレン末 5.0
香料 適量
【0054】
実施例7(2層タイプファンデーション(W/O))
フィッシャートロプシュワックス 3.0 質量%
(FNP−0090:日本精蝋(株)社)
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 10.0
(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー 20.0
ジメチルポリシロキサン(6mPas) 2.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 40.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 2.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
スクワラン 0.5
イソステアリン酸 0.5
ステアリン酸 0.5
微粒子酸化亜鉛(50nm) 0.5
微粒子酸化チタン(30nm) 15.0
ステアリン酸アルミニウム 1.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.5
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
パラオキシ安息香酸エステル 適量
フェノキシエタノール 適量
エデト酸3ナトリウム 適量
パルミチン酸デキストリン被覆黄酸化鉄 0.4
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.3
精製水 残余
トリメチルシロキシケイ酸 1.5
煙霧状シリカ 5.0
(アエロジルR972:日本アエロジル社製)
酸化アルミニウム 0.2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)〜(C)を含むことを特徴とする凹凸補正用化粧料。
(A)炭素数28〜42の炭化水素系ワックス部を20〜95質量%と、炭素数43以上の炭化水素系ワックス部を5〜80質量%とを含み、炭素数27以下の炭化水素系ワックス部の含有量が15質量%以下である炭化水素系ワックス 0.5〜3質量%
(B)煙霧状シリカ 0.1〜5質量%
(C)シリコーンエラストマー粉末 5〜40質量%
【請求項2】
前記炭化水素系ワックスがフィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックスまたはパラフィンワックスであることを特徴とする請求項1に記載の凹凸補正用化粧料。
【請求項3】
前記炭化水素系ワックスが融点60℃以上であることを特徴とする請求項1に記載の凹凸補正用化粧料。
【請求項4】
前記炭化水素系ワックスの直鎖率が70%以上であることを特徴とする請求項1に記載の凹凸補正用化粧料。

【公開番号】特開2009−184980(P2009−184980A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−27630(P2008−27630)
【出願日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願人】(000001959)株式会社資生堂 (1,748)
【Fターム(参考)】