説明

加工紙の製造方法

【課題】特定の発泡層を有する、加工性が優れた和紙の質感を有する加工紙の製造方法を提供すること。
【解決手段】原反に目止め層または隠蔽層と、絵柄層と、発泡層とを形成する加工紙の製造方法において、上記の発泡層を、熱膨張性マイクロカプセルと、鉱油と、界面活性剤と、バインダーと、水とを含む組成物から形成することを特徴とする加工紙の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定の発泡層を有する和紙の質感を有する加工紙の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、襖紙や間仕切り材紙として代表される高級和紙シート(鳥の子和紙)は、その上質な肌合い感、柔らかい光沢感は、伝統的な和紙襖紙の代名詞ともいわれる。しかしながら、上記の高級和紙シートの製造工程は、加工安定性、機械生産性が低く、高価格であり、また、襖にするための施工に際しては、上質な鳥の子和紙ほど紙癖が強くなり、下貼りするなど施工時において手間と熟練を要する。
【0003】
近年、上記の高級和紙シートである鳥の子和紙の代わりに、簡便化した和紙(新鳥の子和紙)が、その製造工程での品質の安定性、量産性、および隠蔽性がよく、低価格で製造ができ、および襖に加工する際に後加工性が優れていることから、マンションや一戸建住宅などの襖紙和紙などとして広く使用されている。
【0004】
しかしながら、上記の新鳥の子和紙は、和紙が持つ上質な肌合い感、および風合い感が欠けるために、上記の和紙の表面に和紙調柄の印刷やエンボス加工が施され、和紙の感じを表現しているが、和紙に似た風合を表現することは困難であった。
【0005】
一方、上記の装飾シートに類似したものとして、発泡剤を含有する塗工材を使用した装飾シートとして、ある種の塗工材(特許文献1)や装飾シート(特許文献2)などが開示されている。上記の特許文献1の塗工材は、塗工材の各成分の分散性と保存安定性のために水溶性有機溶剤を必須成分として含有しているが、上記の塗工材よる発泡装飾シートでは、満足した和紙風合が得にくい。また、上記特許文献2の装飾シートは、低温膨張の発泡剤と高温膨張の発泡剤からなる膨張温度が異なる二種以上の発泡剤を使用して発泡模様を形成するために、和紙が持つ上質な肌合い感が得にくい。
【0006】
上述のことから、和紙が持つ上質な肌合い感、および風合い感を有し、襖などに加工する際に後加工性が優れている加工紙が得られる加工紙の製造方法が要望されている。
【0007】
【特許文献1】特許第3881181号公報
【特許文献2】特許第3842440号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明の目的は、特定の発泡層を有する、加工性が優れた和紙の質感を有する加工紙の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、前記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、下記の特定の組成物を用いて発泡層を形成する加工紙の製造方法が、発泡層内に異常な気泡ダマリが無く、表面に均一な発泡模様の発泡層を有し、該発泡層を通して和紙調の絵柄層が透視され、加工性が優れた和紙の質感を有する加工紙が得られることを見出した。すなわち、本発明は、原反に目止め層または隠蔽層と、絵柄層と、発泡層とを形成する加工紙の製造方法において、上記の発泡層を、熱膨張性マイクロカプセルと、鉱油と、界面活性剤と、バインダーと、水とを含む組成物から形成することを特徴とする加工紙の製造方法を提供する。
【0010】
また、本発明の好ましい実施形態では、さらに、前記絵柄層上の発泡層上にビーズ含有組成物を塗布してビーズ含有トップコート層を形成するものであり、前記バインダーが、エチレン(a)と酢酸ビニル(b)の共重合比率がa/b=1/9〜4/6のエチレン−酢酸ビニル共重合体であり、前記組成物が、熱膨張性マイクロカプセル100質量部に対して、鉱油を5〜15質量部、界面活性剤を1〜4質量部、バインダーを150〜250質量部、水を150〜300質量部を配合しており、前記ビーズ含有組成物が、結合剤100質量部に対して、下記の樹脂ビーズ(a)、(b)、および(c)から選ばれる少なくとも1種を100〜300質量部含有しており、(a):アクリル樹脂ビーズ、(b):ウレタン樹脂ビーズ、(c):ナイロン樹脂ビーズ、および前記結合剤が、硝化綿と、アルキッド系樹脂および/またはアクリルポリオール系樹脂との混合物であるのが好ましい。
【0011】
また、本発明は前記加工紙が和紙調の襖紙および壁紙である製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、高級和紙シート(鳥の子和紙)を用いた装飾シートに近い風合を備え、後加工性が優れた加工紙が、低価格で量産できる加工紙の製造方法が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、発明を実施するための最良の形態を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する。本発明を特徴づける組成物は、加工紙の発泡層を形成するものであり、熱膨張性マイクロカプセルと、鉱油と、界面活性剤と、バインダーと、水とを含むものである。
【0014】
上記の熱膨張性マイクロカプセルとしては、公知の熱膨張性マイクロカプセルのいずれもが使用することができ、例えば、プロパン、ブタン、イソブタン、イソペンタンなどの低沸点の炭化水素、およびそれらと非水溶性石油エーテルの混合物などの低沸点溶剤を、アクリロニトリル−メチルメタクリレート共重合体、アクリロニトリル−メタクリルニトリル共重合体、アクリロニトリル−メチルメタクリレート−メタクリルニトリル共重合体などのガスバリヤ性を有する熱可塑性高分子の殻(シェル)中に封入した平均粒子径が1〜100μm、好ましくは10μm〜50μmのものが挙げられる。
【0015】
また、鉱油としては、前記の熱膨張性マイクロカプセルの殻(シェル)を破壊しない非水溶性のものであれば、いずれのものも使用することができ、好ましくは非水溶性の第4類第3石油類が挙げられる。上記の鉱油としては、例えば、高沸点の炭化水素溶剤、重油、クレオソート油、アニリン、ニトロベンゼンなどが挙げられる。上記の鉱油の配合量は、組成物総量中において1〜2質量%が好ましい。上記の鉱油の配合量が、上記範囲内であると、熱膨張性マイクロカプセルの組成物中での分散性がよく、また組成物調製の際にバインダー中に発生する気泡を抑え、得られる発泡層に気泡を包むことなく、熱膨張性マイクロカプセルによるムラのない均一な発泡層が得られる。
【0016】
また、前記界面活性剤としては、ノニオンおよび/またはアニオン系界面活性剤など、好ましくはノニオン界面活性剤が挙げられる。上記の界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルなどのノニオン界面活性剤、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステルなどのアニオン界面活性剤などが挙げられる。上記の界面活性剤(a)と、前記の鉱油(b)とを、a/b=1/3〜1/5(質量比)、好ましくは1/4(質量比)に配合することにより、熱膨張性マイクロカプセルの組成物中での分散性をより向上させ、均一な発泡層が得られる。
【0017】
また、前記のバインダーとしては、エチレン−ビニルエステル系共重合体、アクリル樹脂などの水性エマルジョン、好ましくはエチレン−ビニルエステル系共重合体を主成分とする水性エマルジョンが挙げられる。上記の共重合体としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピオン酸ビニル共重合体、エチレン−酪酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−(メタ)アクリレート共重合体など、好ましくはエチレン(a)と酢酸ビニル(b)の共重合比率がa/b=1/9〜4/6、より好ましくはa/b=2/8〜4/6、とくに好ましくはa/b=3/7のエチレン−酢酸ビニル共重合体が挙げられる。上記の共重合比率を有するエチレン−酢酸ビニル共重合体は、単独でもあるいは該共重合体と相溶性のある前記のバインダーと混合して使用することができる。上記の(メタ)アクリレート(「(メタ)アクリレート」とは、アクリレートおよびメタクリレートの両方を意味する)は、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレートなどが挙げられる。
【0018】
本発明で使用する組成物は、好ましくは前記の熱膨張性マイクロカプセル100質量部に対して、鉱油を5〜15質量部、界面活性剤を1〜4質量部、バインダーを150〜250質量部、水を150〜300質量部を配合して均一に混合分散して調製される。通常は、着色剤を配合して着色しては使用しないが、必要に応じて公知の染料や顔料により着色して使用することができる。
【0019】
本発明の製造方法で得られる加工紙は、まず和紙以外の紙(原反)に、原反へ絵柄層を形成する印刷インキや発泡層を形成する前記の組成物などの原反への浸透を防止するため、また、インキの転移を安定させるために目止め層または隠蔽層を形成する。上記の目止め層または隠蔽層は、例えば、硝化綿とアルキッド系樹脂からなるワニスあるいはそれらのワニスに二酸化チタン、酸化鉄、弁柄、カーボンなどの顔料を分散してインキを作成し、そのインキを用いて、グラビアコート、ロールコートなどの方法で塗布し、乾燥して形成する。
【0020】
また、本発明では、前記の目止め層または隠蔽層に和紙調の印刷柄をグラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、好ましくはグラビア印刷して絵柄層を形成することができる。上記の印刷に使用される印刷インキは、溶剤タイプ、水性タイプなど公知のものが使用することができ、例えば、アルキッド系樹脂、硝化綿、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などの樹脂を主成分とするインキワニスに酸化チタン、炭酸カルシウム、亜鉛華、紺青、群青、弁柄などの無機顔料、アリリド系、ピラゾロン系などの不溶性アゾ顔料、銅フタロシアニンブルー、スルホン化銅フタロシアニンブルー、キナクリドン系、ジオサジン系、ピラントロン系、インダストロン系、チオインジゴ系、アントラキノン系、ペリノン系、金属錯塩系、キノフタロン系などの有機顔料およびカーボンブラックなどの着色剤を均一に混合分散した印刷インキを使用することができる。
【0021】
上記の印刷インキは、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−2−メトキシエチルなどのエステル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソブチルアルコール、エチレングリコールなどのアルコール系溶剤その他水などで適度の粘度に希釈して使用する。
【0022】
本発明では、前記の組成物を使用して発泡層を形成することができる。上記の発泡層の形成は、下記の1または2のいずれかの方法により形成され、すなわち、1の形成方法としては、絵柄層が印刷される前の前記目止め層または隠蔽層上に発泡層を形成する。2の形成方法としては、前記目止め層または隠蔽層上に絵柄層を形成後、該絵柄層上に発泡層を形成する。
【0023】
上記の1または2による発泡層の形成は、前記の組成物を、上記の発泡層を形成する層上に、乾燥厚みが1μm〜10μmになるように、グラビアコート、ロールコート、ロタリースクリンコートなどの公知の塗布機を使用して、全面にまたはパターンコーティングして120℃〜160℃、好ましくは140℃〜150℃にて10秒〜30秒間加熱して前記熱膨張性マイクロカプセルを発泡させて発泡層を形成する。
【0024】
本発明では、さらに、前記の絵柄層上の発泡層上にビーズ含有組成物を公知の塗布機にて1〜5μm(乾燥厚み)に塗布してビーズ含有トップコート層を形成することができる。上記のトップコート層は、発泡層上にザラツキ感、および硬質感を付与することにより、和紙の風合いをより向上させる。なお、本発明の製造方法において、加工紙にエンボス加工を併用することもできる。
【0025】
上記のビーズ含有組成物は、アルキッド系樹脂、アクリルポリオール系樹脂、セルロース系樹脂などの結合剤、好ましくは硝化綿と、アルキッド系樹脂および/またはアクリルポリオール系樹脂との混合物の結合剤にアクリル樹脂ビーズ、ウレタン樹脂ビーズ、ナイロン樹脂ビーズなどの樹脂ビーズを配合したものであり、好ましくは上記結合剤100質量部に対して、アクリル樹脂ビーズ、ウレタン樹脂ビーズ、ナイロン樹脂ビーズから選ばれる少なくとも1種を100〜300質量部含有しているものが挙げられる。上記の樹脂ビーズは、平均粒子径が2μm〜100μm、好ましくは10μm〜40μmである。
【0026】
本発明の製造方法によって得られた加工紙は、和紙調の襖紙および壁紙として利用できる。
【実施例】
【0027】
次に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。文中「部」または「%」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
【0028】
[実施例1〜2](発泡層を形成する組成物U1〜U2)
下記の熱膨張性マイクロカプセル(a)と、鉱油(b)と、界面活性剤(c)と、バインダー(d)と、水とを表1のように配合し、分散機を作動させ均一に撹拌混合分散して本発明で使用する組成物U1〜U2を調製した。
【0029】
[比較例1〜2](発泡層を形成する組成物V1〜V2)
実施例1および2において鉱油(b)または界面活性剤(c)を使用しない以外は、その他の成分を表1のように配合し、分散機を作動させ均一に撹拌混合分散して比較例で使用する組成物V1〜V2を調製した。
【0030】
前記の熱膨張性マイクロカプセル(a)と、鉱油(b)と、界面活性剤(c)、およびバインダー(d)は下記の通りである。
・熱膨張性マイクロカプセル(a)
イソブタンと非水溶性石油エーテルの混合溶剤を、アクリロニトリル−メチルメタクリレート−メタクリルニトリル共重合体の殻(シェル)中に封入した粒子径10〜20μmの熱膨張性マイクロカプセル。
・鉱油(b)
非水溶性の第4類第3石油類
・界面活性剤(c)
ノニオン界面活性剤(ポリエチレングリコール型)
・バインダー(d)
エチレンと酢酸ビニルとの共重合比率が3:7であるエチレン−酢酸ビニル共重合体の水性エマルジョン(固形分55%)
【0031】

【0032】
[実施例3〜4](加工紙X1〜X2)
前記の組成物U1〜U2を使用して、下記のようにして加工紙を製造した。
壁紙用原紙にMAX−NTメジウム(ザ・インクテック社製)をグラビアコートし、乾燥して目止め層を形成した。得られた目止め層上にMAX−NTインキ(ザ・インクテック社製)を用いて和紙調子の絵柄をグラビア印刷し絵柄層を形成した。上記の絵柄層上に前記の組成物U1またはU2をグラビアコートして(乾燥厚み2μm)140℃で20秒間加熱発泡し、発泡層を形成した。上記の発泡層上に下記のビーズ含有組成物をグラビアコート(乾燥厚み1μm)してビーズ含有トップコート層を形成し、加工紙X1およびX2を得た。
【0033】
(ビーズ含有組成物)
下記の成分を均一に混合撹拌分散しビーズ含有組成物を調製した。
・硝化綿 3.5部
・アルキッド樹脂 1.5部
・アクリル樹脂ビーズ 10.0部
(平均粒径30μm)
・イソプロピルアルコール 20.0部
・酢酸ブチル 20.0部
・シクロヘキサノン 10.0部
・酢酸エチル 30.0部
・ポリエチレングリコールメチルエーテルアセテート 5.0部
【0034】
[比較例3〜4](加工紙Y1〜Y2)
実施例3および4において絵柄層上にグラビアコートする組成物U1またはU2の代わりにV1またはV2を使用する以外は実施例と同様にして、加工紙Y1〜Y2を製造した。
【0035】
前記で得られた各々の加工紙を用いて、外観および後加工性に関して下記の方法で評価した。評価結果を表2に示す。
(外観)
○:発泡層内に異常な気泡ダマリが無く、発泡層表面に均一な微細の発泡模様を形成しており、発泡層を通して絵柄層にかすれなどが認められない。
×:発泡層内に異常な気泡ダマリが認められ、発泡層表面の発泡模様にムラが認められ、発泡層を通して絵柄層にわずかにかすれなどが認められる。
【0036】
(加工性)
前記で得られた各々の加工紙を適度の寸法に切断し、放置して紙癖の状態を下記の評価法で評価した。
○:カールなどの紙癖が認められない。
△:わずかにカールなどの紙癖が認められる。
×:カールなどの紙癖が認められる。
【0037】

【0038】
上記の評価結果より、本発明の加工紙の製造方法は、特定の発泡層を形成する組成物を用いることにより、和紙調子の絵柄の表現を損なわない外観と加工性が優れた加工紙を製造できることが実証された。一方、比較例の加工紙は、外観も加工性も劣っており、和紙調子の加工紙を得るのが難しい。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の加工紙の製造方法は、和紙調子の質感を有する襖紙や、壁紙用の加工紙を製造できる加工紙の製造方法として有効に使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原反に目止め層または隠蔽層と、絵柄層と、発泡層とを形成する加工紙の製造方法において、上記の発泡層を、熱膨張性マイクロカプセルと、鉱油と、界面活性剤と、バインダーと、水とを含む組成物から形成することを特徴とする加工紙の製造方法。
【請求項2】
さらに、前記絵柄層上の発泡層上にビーズ含有組成物を塗布してビーズ含有トップコート層を形成する請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記バインダーが、エチレン(a)と酢酸ビニル(b)の共重合比率がa/b=1/9〜4/6のエチレン−酢酸ビニル共重合体である請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記組成物が、熱膨張性マイクロカプセル100質量部に対して、鉱油を5〜15質量部、界面活性剤を1〜4質量部、バインダーを150〜250質量部、水を150〜300質量部を配合してなる請求項1または3に記載の製造方法。
【請求項5】
前記ビーズ含有組成物が、結合剤100質量部に対して、下記の樹脂ビーズ(a)、(b)、および(c)から選ばれる少なくとも1種を100〜300質量部含有している請求項2に記載の製造方法。
(a):アクリル樹脂ビーズ、(b):ウレタン樹脂ビーズ、(c):ナイロン樹脂ビーズ
【請求項6】
前記結合剤が、硝化綿と、アルキッド系樹脂および/またはアクリルポリオール系樹脂との混合物である請求項5に記載の製造方法。
【請求項7】
前記加工紙が和紙調の襖紙および壁紙である請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。

【公開番号】特開2009−263803(P2009−263803A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−113284(P2008−113284)
【出願日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願人】(508126480)有限会社パック・ビュー (2)
【出願人】(508126491)
【Fターム(参考)】