説明

半導体装置の製造方法

【課題】表面側保護膜が裏面側フォトレジストの剥離液に対する耐性を備えていなくても、表面側に保護膜を形成し裏面側Si基板にパターンエッチングして溝を形成した後、裏面側のフォトレジストだけを剥離することができるプロセス工程を有する半導体装置の製造方法の提供。
【解決手段】半導体基板1の表面側に半導体機能領域20を形成し、裏面側を研削して半導体基板1を所要の厚さに減じた後、表面側に保護膜24を塗布し、裏面側にフォトレジスト25を用いて所要の開口パターンを形成し、該パターン開口部から半導体基板1をエッチングして裏面に溝16を形成し、その後、裏面側のフォトレジスト25を研磨により除去し、裏面側半導体機能層を形成する半導体装置の製造方法とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体基板の両面に選択パターン加工工程を必要とする半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電力用半導体素子の一つであるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)に準じる高速スイッチング特性および電圧駆動特性と、バイポーラトランジスタ(実質的にはダイオード)の低オン電圧特性を有するパワーデバイスである。その応用範囲は、汎用インバータ、ACサーボ、無停電電源(UPS)またはスイッチング電源などの産業分野から、電子レンジ、炊飯器またはストロボなどの民生機器分野へと拡大してきている。
【0003】
また、IGBTデバイスではIGBTの逆方向特性を使用可能にした逆阻止IGBT、通常並列に接続するダイオードを素子内に内蔵した逆導通IGBT等の応用デバイスも開発されている。これらの逆阻止IGBT、逆導通IGBT等のデバイスは、フォトリソグラフィやエッチング等により半導体基板表面または裏面に形成された平面パターン或いは溝などの凹部を有する表面構造とすることで、従来の製造方法上の難点を解消し実用的な量産的製造方法とすることができる。そのような逆阻止IGBTとして、例えば、以下のような特有の逆阻止耐圧構造を形成するための製造方法が提案されている。
【0004】
すなわち、逆阻止IGBTは、逆阻止耐圧を有効な特性にするためにMOSゲート構造およびエミッタ電極が形成される半導体基板の表面側から、これらの半導体機能領域を取り囲むように形成されるp型分離拡散層を必要とする。そのようなp型分離拡散層は深い不純物拡散層としなければならないので、その層形成は通常容易とは言えない。そこで、p型コレクタ層が形成された裏面側から、表面側に浅く形成したp型分離拡散層へ対向する裏面側の位置に溝エッチング用の開口部を形成するパターニングを行う。この裏面側の開口部からエッチングし、前記p型分離拡散層の先端に到達する深さの溝を形成する。この溝内を含む裏面側全面にp型領域を形成してp型コレクタ層とし、このp型コレクタ層とp型分離拡散層とを繋げ接続することにより、有効な逆阻止耐圧を有する製造方法とする。このような逆阻止IGBTの製造方法とすることで、通常、形成するために高温・長時間を要し特性劣化の原因となり易いp型分離拡散層の深さを浅くしてp型分離拡散層の形成時間の大幅な短縮を可能にし、特性劣化を抑制することができる。
【0005】
以上説明した逆阻止IGBTの製造方法の一つとして、前述の半導体基板の裏面側に溝エッチング用の開口部を形成するパターニングの際に、表面側をフォトレジストで保護しておくプロセス工程を必要とする。その理由は表面側に形成されるMOSゲート構造が裏面側にエッチング溝を形成する工程でダメージを受けて特性が劣化するのを防ぐためである。続いて裏面側にフォトレジストパターンを形成し、基板裏面側からエッチングすることでp型分離拡散層の先端に到達する深さの溝を形成する。その後、裏面側フォトレジストを剥離して除去し、p型コレクタ層の形成のためのイオン注入、アニールおよびコレクタ電極形成等の裏面構造の形成を行うことで、逆阻止IGBTデバイスを形成することができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−185727号公報
【発明の概要】
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、表面側保護膜が裏面側フォトレジストの剥離液に対する耐性を備えていなくても、表面側に保護膜を形成し裏面側Si基板をパターンエッチングした後、裏面側のフォトレジストだけを剥離することができるプロセス工程を有する半導体装置の製造方法を提供することができる。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前述の逆阻止IGBTの製造方法では、裏面側のエッチング溝を形成し、裏面側フォトレジスト剥離の後、p型コレクタ層とp型コレクタ電極の形成に際して、表面側の半導体機能領域へのダメージを避けるには、表面側のフォトレジストを残し、裏面側フォトレジストだけを剥離しなければならない。しかし、実際には、この工程が容易であるとは簡単に言えない点が問題である。すなわち、従来の製造方法のプロセスフローである図3の(f)に示すように、裏面側フォトレジストを剥離しようとしてフォトレジストの剥離液に半導体基板を浸漬すると、表面と裏面とでフォトレジストを変えるなどしても、裏面側のレジストだけでなく、表面側のフォトレジストも一部剥離する現象がおき易くなる。しかも、裏面側フォトレジストの剥離に使用される薬液によって、表面側フォトレジストがダメージを受けないだけでなく、フォトレジスト剥離後の裏面側のSi基板面も影響を受けない材料とする必要がある。尚、図示しないが裏面側フォトレジストの剥離をドライプロセスで行う場合も、表面へのガスの回り込みが生じるため、表面側のフォトレジストには同様の要求がなされる。その結果、表面のフォトレジスト材料、場合によっては裏面側のフォトレジスト材料またはその剥離材料は大きく限られ、高価で特殊な材料を用いなければならないことが問題となる。この問題は表面側にデバイス構造を有し、裏面側のSi基板の表面形状をパターン加工する必要のある他の半導体装置を製造する際にも共通の課題となる。
【0009】
本発明は、以上説明した点を考慮してなされたものであり、本発明の目的は、表面側保護膜が裏面側フォトレジストの剥離液に対する耐性を備えていなくても、表面側に保護膜を形成し裏面側Si基板にパターンエッチングして溝を形成した後、裏面側のフォトレジストだけを剥離することができるプロセス工程を有する半導体装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、前述の課題を解消して発明の目的を達成するために、半導体基板の表面側に半導体機能領域を形成し、裏面側を研削して半導体基板を所要の厚さに減じた後、表面側に保護膜を塗布し、裏面側にフォトレジストを用いて所要の開口パターンを形成し、該パターン開口部から半導体基板をエッチングして裏面に溝を形成し、その後、裏面側のフォトレジストを研磨により除去し、裏面側半導体機能層を形成する半導体装置の製造方法とする。前記裏面側のフォトレジストを研磨により除去する工程が化学的機械的研磨装置を用いる研磨であることが好ましい。前記化学的機械的研磨装置を用い裏面側フォトレジストを研磨して除去する際の前記フォトレジストの研磨速度が、半導体基板の研磨速度の10倍乃至100倍であることが望ましい。また、前記半導体装置が、前記表面側の半導体機能領域がp型分離拡散領域、MOSゲート構造およびエミッタ電極を有し、前記裏面側の半導体機能領域が前記溝内の表層に形成されるp型領域と該p型領域に接続されるp型コレクタ層と該p型コレクタ層に面接触するコレクタ電極を有し、前記p型分離拡散領域と前記コレクタ層とが前記p型領域を介して接続される構造を備える逆阻止IGBTであることがより好ましい。さらに前記パターン開口部から半導体基板をエッチングして裏面に溝を形成する工程における溝の深さが前記p型分離拡散領域の先端に到達する深さであることが好適である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】一般的な逆阻止IGBTの端部断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法にかかるプロセスフローを示す半導体基板の断面図であり、(a)表面側半導体機能領域の形成工程、(b)表面保護フォトレジスト塗布工程、(c)裏面研削工程、(d)裏面側フォトリソグラフィ工程、(e)裏面側溝エッチング工程、(f)裏面側のCMPによるフォトレジスト除去工程、(g)裏面フォトレジスト除去後の状態を示す断面図、(h)裏面側の半導体機能領域の形成工程、(i)表面側保護フォトレジスト剥離工程である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法にかかるプロセスフローを示す半導体基板の断面図であり、(a)〜(e)は図2と同じ、(f)裏面側フォトレジスト剥離工程、(g)裏面フォトレジスト剥離後の状態を示す断面図である。
【図4】CMPによる研磨速度比(フォトレジスト研磨速度/Si基板研磨速度)と不良発生率との関係図である。
【図5】フォトレジスト研磨速度がSi基板研磨速度より非常に遅い場合の形状不良を示すSi基板の断面図である。
【図6】フォトレジスト研磨速度がSi基板研磨速度より非常に速い場合のフォトレジスト残渣状態を示すSi基板の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明にかかる実施例として逆阻止型IGBTの製造方法の発明について、逆阻止IGBTの端部断面図を示す図1とともに、図2に示す製造工程のフローチャートに沿って順に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、以下に説明する実施例の記載に限定されるものではない。
【0013】
まず、図2(a)に示すように、厚さ500μm以上のFZ−n型シリコン(Si)半導体基板1(ウエハと記すこともある)の半導体機能領域20の外周に位置する素子端部21の表面から、図1の半導体機能領域20を構成する素子活性部23と耐圧構造部22を取り巻くパターンで、深さ60〜80μm程度のp型分離拡散層2を形成する。このp型分離拡散層2に囲まれた内側の基板表面に、前述の主電流の流れる素子活性部23およびこの素子活性部23を取り巻く耐圧構造部22が形成される。素子活性部23には選択的なイオン注入、熱処理、絶縁膜形成およびポリシリコン層の堆積などによってp型ベース領域3、n型エミッタ領域4、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7からなるMOSゲート構造およびp型ベース領域3とn型エミッタ領域4の両表面に面接触するエミッタ電極9が形成される。耐圧構造部22としては、基板表層にp型ガードリング10、耐圧構造部表面を覆うフィールド絶縁膜5、p型ガードリング10表面と接続されるとともにフィールド絶縁膜5上を耐圧構造部に空乏層が伸びる際に生じる電界集中を緩和するように、リング状にフィールドプレート11が覆う構造が形成されることにより逆阻止IGBTの表面構造の形成が完了する。
【0014】
続いて、図2(b)に示すように、表面側に形成した逆阻止IGBTの表面側半導体機能領域20を、これ以降の工程で曝されるおそれのある機械的、化学的ダメージから保護するための保護膜24としてフォトレジストで被覆する。フォトレジストはデバイス構造を十分に被覆できる厚さがあればよく、好ましくは5μm〜20μmである。フォトレジスト材料としては、後工程で行われるアルカリエッチング工程での耐久性を有する、公知の一般的なフォトレジストでよい。例えば、エポキシ系樹脂を主成分とするフォトレジストである。
【0015】
次に、図2(c)のように、半導体基板1を所望の厚さに減厚する。この基板の減厚工程では、減厚プロセスの前に、裏面側の研削の際の汚染、ダメージから保護するために、前記フォトレジストの上にさらに保護テープを貼付する。この保護テープは従来の裏面研削の際に用いられた保護テープと同じ物が好ましい。半導体基板1の表面側フォトレジスト面上に保護テープを貼付後、半導体基板1を化学的機械的研磨装置26(CMP)に取り付けて、裏面側を研削して所望の厚さ、例えば、逆阻止耐圧1200V級の耐圧クラスならば、厚さ200μmになるまで裏面研削する。さらに裏面研削面を、必要に応じて仕上げ研磨あるいは希ふっ酸処理を行い、厚さ190μmにし研削ゴミの除去および研削面の平坦化を行う。図2(d)のように、基板裏面側にアルカリエッチングに耐久性のあるフォトレジスト25を塗布し、所望のパターンを露光、現像する。図2(e)のように、裏面側に形成したフォトレジストパターンをマスクにして開口部から誘起アルカリエッチング溶液に浸漬して基板の裏面に溝16を形成する。アルカリエッチングにより形成された溝16は特有の結晶面を側壁面15とするV字状断面形状となる。さらに、エッチング溝16の深さを表面側から形成したp型分離拡散層2の先端に到達する深さとする。
【0016】
その後、裏面側のフォトレジスト25を、化学的機械的研磨装置26(CMP)を用いて研磨し除去する。この際に用いられる研磨用スラリーおよび研磨加工条件として、フォトレジスト25の研磨速度を、シリコン半導体基板1の研磨速度の10倍以上とする条件に合うスラリーとすることが望ましい。その理由は、塗布形成したフォトレジスト25膜に避けられない厚さムラにより、フォトレジスト25に研磨終了箇所と未終了箇所が発生した場合、フォトレジスト25とシリコン半導体基板1の研磨速度の差が小さいと、研磨終了箇所の溝近傍表面が研磨スラリーに曝される時間が長くなり、図5に示すような形状だれ27などが生じて不良となるためである。一方、フォトレジスト25膜の研磨速度が半導体基板1の研磨速度より所定の範囲を超えて大きくなり過ぎると、図6に示すように、半導体基板1の裏面のうねりや凹凸に対して、基板の高い箇所のみが研磨され、低い位置のフォトレジスト25が研磨されなくなり、フォトレジスト残渣28が発生する問題がある。フォトレジスト25の研磨速度が半導体基板1の研磨速度の100倍以下の場合には、前述のようなフォトレジスト残渣28が発生することはなかった。
【0017】
以上説明したように、半導体基板の裏面側のフォトレジストをCMPによる研磨により除去する際には、フォトレジストとシリコン半導体基板とのCMPによる研磨速度比(フォトレジスト/Si半導体基板)を考慮することが重要である。そこで、フォトレジストとシリコン半導体基板とのCMPによる研磨速度比と基板の裏面側の研磨不良との関係を調べたところ、図4に示す関係が得られた。この結果から、フォトレジスト25の研磨速度は、シリコン半導体基板1の研磨速度の10倍以上100倍以下とすることが望ましいことが分かった。
【0018】
その後、ウエハ(半導体基板1)の裏面側にp型コレクタ層14を、ボロンのイオン注入とアニール処理により形成する。このとき、イオン注入、アニール処理および図示しないコレクタ電極形成は裏面片側のみの処理となるため、表面側はウエハ載置ステージ(台)、取り付け治具等の治具と接触する。その際、表面側に保護膜24がないと、表面側に形成されている半導体機能領域20にダメージを受ける。従って、このダメージを回避するためには、表面側保護膜24としてのフォトレジストは、できるだけこれら裏面構造の形成の後に剥がすことが望ましい。形成したp型コレクタ層14の表面にコレクタ電極としてAl−Si膜、Ti膜、Ni膜、Au膜の膜厚で順にスパッタし、半田接合が可能な積層金属膜を形成する。
【0019】
以上説明した実施例の製造工程によれば、裏面側フォトレジストの剥離は研磨による除去によりなされるので、表面側フォトレジストが裏面側フォトレジストの剥離液に対する耐性を備える必要がなくても、裏面側だけのフォトレジストの除去が確実に行うことができる。例えば、表面側と裏面側のフォトレジスト材料を同じにしても表面側フォトレジストを表面側保護マスクとして裏面側Si基板を同じフォトレジストを用いた所要の開口部を有するフォトレジストパターンをマスクにしてアルカリエッチングしてV字溝を形成した後、裏面側のフォトレジストだけを剥離(除去)することができる。従って、所要のパターン形成精度とアルカリエッチングの耐久性がありさえすれば、フォトレジスト材料を選ばず使用することができる。その結果、特殊で高価な、フォトレジストまたはフォトレジスト剥離液を用いなくても、ウエハの表面側に形成されているデバイス構造に悪影響を及ぼさないプロセス工程を有する半導体装置を容易に作成することができる。なお、実施例では、逆阻止IGBTについて説明してきたが、一般に表面側にデバイス構造、裏面側にパターニングを施す素子においても本発明の半導体装置の製造方法は有効である。
【符号の説明】
【0020】
1 半導体基板
2 p型分離拡散層
3 p型ベース領域
4 n型エミッタ領域
5 フィールド絶縁膜
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
8 層間絶縁膜
9 エミッタ電極
10 p型ガードリング
11 フィールドプレート
12 p型チャネルストッパー
14 p型コレクタ層
15 側壁面
16 溝
20 半導体機能領域
21 素子端部
22 耐圧構造部
23 素子活性部
24 表面側フォトレジスト
25 裏面側フォトレジスト
26 化学的機械的研磨装置
27 形状だれ
28 フォトレジスト残渣

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板の表面側に半導体機能領域を形成し、裏面側を研削して半導体基板を所要の厚さに減じた後、表面側に保護膜を塗布する工程、裏面側にフォトレジストを用いて所要の開口パターンを形成する工程、該パターン開口部から半導体基板をエッチングして裏面に溝を形成する工程、裏面側のフォトレジストを研磨により除去する工程、裏面側半導体機能層を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記裏面側のフォトレジストを研磨により除去する工程が化学的機械的研磨装置を用いる研磨であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記化学的機械的研磨装置を用い裏面側フォトレジストを研磨して除去する際の前記フォトレジストの研磨速度が、半導体基板の研磨速度の10倍乃至100倍であることを特徴とする請求項2の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記半導体装置が、前記表面側の半導体機能領域がp型分離拡散領域、MOSゲート構造およびエミッタ電極を有し、前記裏面側の半導体機能領域が前記溝内の表層に形成されるp型領域と該p型領域に接続されるp型コレクタ層と該p型コレクタ層に面接触するコレクタ電極を有し、前記p型分離拡散領域と前記コレクタ層とが前記p型領域を介して接続される構造を備える逆阻止IGBTであることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記パターン開口部から半導体基板をエッチングして裏面に溝を形成する工程における溝の深さが前記p型分離拡散領域の先端に到達する深さであることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−115404(P2013−115404A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−263320(P2011−263320)
【出願日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【出願人】(000005234)富士電機株式会社 (3,146)