説明

半導体装置

【課題】SRAMメモリセルに関し、ペアトランジスタのデバイス特性における非対称性不良を抑制可能なレイアウト構造を提供する。
【解決手段】第1のメモリセルは、単位配置領域1aのインバータ41と単位配置領域1bのインバータ81とを用いて構成されている。インバータ41,81はともに単位配置領域1a,1b内において下側に構成されている。よって、ロードトランジスタ対TP1,TP2およびドライブトランジスタ対TN1,TN2対では、ソースからドレインへの向きは同じである。また、ゲート電極31,71は直線状に延びており、屈曲部を有しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関するものであり、特に、SRAM(Static Random Access Memory)メモリセルのレイアウトに関する。
【背景技術】
【0002】
図18(a)は6個のトランジスタによって構成されたSRAMメモリセルの基本的な回路図であり、図18(b)は図18(a)に示すSRAMメモリセルの一般的なレイアウト構造の例を示す図である。図18において、TP1,TP2はNウェルに形成されたPMOSトランジスタからなるロードトランジスタ、TN1,TN2はPウェルに形成されたNMOSトランジスタからなるドライブトランジスタ、TN3,TN4はPウェルに形成されたNMOSトランジスタからなるアクセストランジスタである。ロードトランジスタTP1とドライブトランジスタTN1によってインバータINV1が構成されており、ロードトランジスタTP2とドライブトランジスタTN2によってインバータINV2が構成されている。SN1,SN2はインバータINV1,INV2の出力ノードである。また、BL1,BL2はビット線、WLはワード線、PL1,PL2はゲート電極(ポリシリコン配線)である。
【0003】
ここで、ロードトランジスタ対TP1,TP2、ドライブトランジスタ対TN1,TN2、およびアクセストランジスタ対TN3,TN4の各ペアトランジスタにおいて、デバイス特性に非対称性不良が生じると、ノードSN1,SN2の信号を正確に読み出すことが困難になる。
【0004】
MOSトランジスタのデバイス特性のバランスに大きく影響を及ぼすものとして、エクステンション注入(LDD(lightly doped drain)注入と呼ばれる場合もある)と、ハロー注入(またはポケット注入)とが知られている。エクステンション注入は、MOSトランジスタのソース領域およびドレイン領域を形成するものであり、ハロー注入は、ショートチャンネル特性を抑えるためのものである。
【0005】
そして、MOSトランジスタのチャンネル方向(ゲート長方向)が同じであっても、そのソースからドレインへの向きが逆になっている場合には、注入される不純物の分布に非対称性が生じてしまい、デバイス特性に非対称性不良が生じる。
【0006】
図18(b)のレイアウトでは、ロードトランジスタTP1とTP2は、メモリセル領域の中心に関して点対称に配置されている。同様に、ドライブトランジスタTN1とTN2、アクセストランジスタTN3とTN4についても、メモリセル領域の中心に関して点対称に配置されている。すなわち、ロードトランジスタ対TP1,TP2、ドライブトランジスタ対TN1,TN2、およびアクセストランジスタ対TN3,TN4の各ペアトランジスタは、それぞれ、ソース/ドレインの向きが逆になっている。したがって、各ペアトランジスタにおいて、デバイス特性に非対称性不良が生じやすくなっている。
【0007】
上述したような観点から、図19に示すようなレイアウトが提案されている(特許文献1を参照)。
【0008】
図19(a)のレイアウトでは、ロードトランジスタTP1とドライブトランジスタTN1は、ゲートが屈曲したポリシリコン配線PL1によって接続されており、ドレインがコンタクトを介して配線AL1によって接続されている。ロードトランジスタTP2とドライブトランジスタTN2は、ゲートがポリシリコン配線PL2によって接続されており、ドレインがコンタクトを介して配線AL2によって接続されている。配線AL1とポリシリコン配線PL2とは接続されており(ノードSN1)、配線AL2とポリシリコン配線PL1とは接続されている(ノードSN2)。
【0009】
図19(a)のレイアウトでは、ドライブトランジスタ対TN1,TN2、および、アクセストランジスタ対TN3,TN4の各ペアトランジスタは、ソースからドレインへの向きは同じ向きになっている。すなわち、注入におけるソースとドレインの不純物分布の非対称性に起因する、デバイス特性における非対称性不良が抑制される構成になっている。ただし、ロードトランジスタ対TP1,TP2に関しては、ソースからドレインへの向きは逆になっている。
【0010】
図19(b)のレイアウトでは、ロードトランジスタTP1,TP2がU字状の不純物拡散領域(以下、「拡散領域」とする)に形成されている。ロードトランジスタTP1とドライブトランジスタTN1は、ゲートがポリシリコン配線PL1によって接続されており、ドレインがコンタクトを介して配線AL1によって接続されている。ロードトランジスタTP2とドライブトランジスタTN2は、ゲートがポリシリコン配線PL2によって接続されており、ドレインがコンタクトを介して配線AL2によって接続されている。配線AL1とポリシリコン配線PL2とは接続されており(ノードSN1)、配線AL2とポリシリコン配線PL1とは接続されている(ノードSN2)。
【0011】
図19(b)のレイアウトでは、ドライブトランジスタ対TN1,TN2、アクセストランジスタ対TN3,TN4、および、ロードトランジスタ対TP1,TP2の各ペアトランジスタは、ソースからドレインへの向きは同じ向きになっている。すなわち、注入におけるソースとドレインの不純物分布の非対称性に起因する、デバイス特性における非対称性不良が抑制される構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2008−4664号公報(第16頁、第1図、第2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、図19のレイアウトでは、次のような問題がある。
【0014】
図20(a)は図19(a)のレイアウトにおける拡散領域とポリシリコン配線のみに着目した図である。図20(a)において、PL1F(ハッチを付した部分)はポリシリコン配線PL1の実仕上がり形状の概略を示す。L1TはドライブトランジスタTN1のターゲットゲート長であり、L1Fはその実仕上がりゲート長、L2TはロードトランジスタTP1のターゲットゲート長であり、L2Fはその実仕上がりゲート長である。また、S1はn型拡散領域DN1とポリシリコン配線PL1の縦方向に延びる部分との間隔、S2はp型拡散領域DP1とポリシリコン配線PL1の縦方向に延びる部分との間隔、DS1はn型拡散領域DN1とp型拡散領域DP1との間隔、DS2はn型拡散領域DN2とp型拡散領域DP2との間隔である。
【0015】
ここで、ポリシリコン配線PL1は、屈曲した形状であるため、実仕上がり形状PL1Fに示すように、屈曲部で丸みを帯びた形状に仕上がる。このため、屈曲部近傍で配線幅がターゲット寸法からずれることになり、この結果、トランジスタTN1,TP1の実仕上がりゲート長L1F,L2Fがターゲットゲート長L1T,L2Tと異なってしまう。また、ポリシリコン配線と拡散領域とのマスクあわせズレが発生した場合には、トランジスタTN1,TP1の実仕上がりゲート長L1F,L2Fとターゲットゲート長L1T,L2Tとの寸法差がより大きくなる。したがって、ドライブトランジスタ対TN1,TN2、および、アクセストランジスタ対TN3,TN4の各ペアトランジスタにおいて、ゲート長の差に起因するデバイス特性の非対称性不良が生じる。
【0016】
また、ポリシリコン配線PL1の屈曲部近傍へのトランジスタTN1,TP1の配置を避けるために、図20(a)に示すように、間隔S1,S2を設けている。このため、n型拡散領域DN1とp型拡散領域DP1との間隔DS1と、n型拡散領域DN2とp型拡散領域DP2との間隔DS2とが大きく異なっている。この間隔DS1,DS2の違いによって、ドライブトランジスタ対TN1,TN2、アクセストランジスタ対TN3,TN4、および、ロードトランジスタ対TP1,TP2の各ペアトランジスタにおいて、拡散領域の間隔に依存するストレス起因のMOSトランジスタのデバイス特性、および、ウエル近接効果によるMOSトランジスタのデバイス特性に差が生じてしまう。すなわち、図18(b)のレイアウト構造では存在していなかった、新たなデバイス特性の非対称性不良要因が生じている。
【0017】
さらには、上述したとおり、ロードトランジスタ対TP1,TP2については、ソースからドレインへの向きは同じでなく、このため、デバイス特性の非対称不良が生じてしまう。
【0018】
図20(b)は図19(b)のレイアウトにおける拡散領域とポリシリコン配線のみに着目した図である。図20(b)において、DF(ハッチを付した部分)は拡散領域DP3の実仕上がり形状の概略を示す。W1TはロードトランジスタTP1のターゲットゲート幅であり、W1Fはその実仕上がりゲート幅、W2TはロードトランジスタTP2のターゲットゲート幅であり、W2Fはその実仕上がりゲート幅である。また、S3はp型拡散領域DP3とポリシリコン配線PL1,PL2との間隔である。
【0019】
ここで、拡散領域DP3は、屈曲した形状であるため、実仕上がり形状DFに示すように、屈曲部で丸みを帯びた形状に仕上がる。このため、ポリシリコン配線と拡散領域とのマスクあわせズレが生じ、ポリシリコン配線PL1,PL2と拡散領域DP3との間隔S3が小さくなった場合に、ロードトランジスタTP1,TP2の実仕上がりゲート幅W1F,W2Fは、ターゲットゲート幅W1T,W2Tからずれてしまう。このように、図19(b)のレイアウト構造は、プロセス条件によってロードトランジスタTP1,TP2の特性変動が生じてしまうものであり、図18(b)のレイアウト構造に比べて回路動作マージンは小さく、製造工程に起因した特性不良が生じる確率が高い。
【0020】
前記の問題に鑑み、本発明は、SRAMメモリセルについて、ペアトランジスタのデバイス特性における非対称性不良を確実に抑制可能なレイアウト構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明の一態様では、SRAMメモリセルを有する半導体装置として、SRAMメモリセルを構成するトランジスタを配置するための単位配置領域が、行列状に配置されており、前記単位配置領域は、それぞれ、ロードトランジスタを構成するための第1導電型の第1の拡散領域と、前記第1の拡散領域に行方向において隣り合っており、ドライブトランジスタを構成するための第2導電型の第2の拡散領域と、前記第1の拡散領域から前記第2の拡散領域にわたって、前記第1および第2の拡散領域における電位給電領域の、列方向における下側および上側にそれぞれ、行方向に直線状に延びるように設けられた第1および第2のゲート電極とを備え、前記第1のゲート電極と前記第1および第2の拡散領域とによって第1のインバータが構成されており、前記第2のゲート電極と前記第1および第2の拡散領域とによって第2のインバータが構成されており、第1のSRAMメモリセルは、第1の単位配置領域における前記第1のインバータと、前記第1の単位配置領域と異なる第2の単位配置領域における前記第1のインバータとを用いて構成されているものである。
【0022】
この態様によると、第1のSRAMメモリセルは、第1の単位配置領域の第1のインバータと、第2の単位配置領域の第1のインバータとを用いて、構成されている。この2個の第1のインバータはともに、単位配置領域内において、第1および第2の拡散領域における電位給電領域の列方向における下側に構成されている。よって、ロードトランジスタ対およびドライブトランジスタ対の各ペアトランジスタについて、ソースからドレインへの向きは同じになっている。したがって、注入におけるソースとドレインの不純物分布の非対称性に起因する、デバイス特性における非対称性不良は抑制される。しかも、ゲート電極は直線状に延びている。すなわち、ゲート電極が屈曲部を有しないため、実寸法ずれに起因するデバイス特性の不良が生じることはない。
【0023】
さらに、前記態様に係る半導体装置において、前記単位配置領域は、それぞれ、さらに、前記第2の拡散領域に行方向において隣り合っており、アクセストランジスタを構成するための前記第2導電型の第3の拡散領域と、前記第3の拡散領域において、前記第3の拡散領域におけるビット線接続領域の、列方向における下側および上側にそれぞれ、行方向に直線状に延びるように設けられた第3および第4のゲート電極とを備えているのが好ましい。
【0024】
これにより、ドライブトランジスタを構成するための第2の拡散領域と、アクセストランジスタを構成するための第3の拡散領域とが、行方向に隣り合って配置される。すなわち、ドライブトランジスタおよびアクセストランジスタのチャンネル方向となる列方向において、ドライブトランジスタとアクセストランジスタとが別の列に配置されることになる。したがって、ドライブトランジスタとアクセストランジスタとに異なるプロセス条件を容易に適用可能になる。
【発明の効果】
【0025】
本発明に係る半導体装置によると、SRAMメモリセルにおいて、MOSトランジスタのデバイス特性における非対称性不良を抑制することができる。また、プロセス条件の変更のみで、例えば所望のベータレシオを実現することができる。したがって、歩留まりが高く信頼性が高い、SRAMメモリセルを有する半導体装置を、低コストかつ短TATで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】実施形態に係る半導体装置における、SRAMメモリセルを構成するトランジスタを配置するための単位配置領域を示す図である。
【図2】図1の単位配置領域におけるSRAMメモリセルの構成例である。
【図3】(a)は図2のSRAMメモリセルの構成を上位配線を含めて示した概略図、(b)は(a)のトランジスタ配置を記号で示した図である。
【図4】トランジスタ配置の他の例を示す図である。
【図5】トランジスタ配置の他の例を示す図である。
【図6】トランジスタ配置の他の例を示す図である。
【図7】(a)は4個の単位配置領域が行列状に配置された構成を示すレイアウト概略図、(b)は(a)におけるトランジスタ配置の例を記号で示した図である。
【図8】図7(a)の単位配置領域におけるトランジスタ配置の他の例を示す図である。
【図9】トランジスタ配置の他の例を示す図である。
【図10】トランジスタ配置の他の例を示す図である。
【図11】トランジスタ配置の他の例を示す図である。
【図12】単位配置領域の他の構成例を示す図である。
【図13】8個のトランジスタによって構成されたSRAMメモリセルの基本回路である。
【図14】図13のSRAMメモリセルのレイアウト構造の例である。
【図15】図13のSRAMメモリセルのレイアウト構造の例である。
【図16】4個のトランジスタによって構成されたSRAMメモリセルの基本回路である。
【図17】図16のSRAMメモリセルのレイアウト構造の例である。
【図18】(a)は6個のトランジスタによって構成されたSRAMメモリセルの基本回路であり、(b)は(a)のSRAMメモリセルのレイアウト構造の例である。
【図19】SRAMメモリセルの他のレイアウト構造の例である。
【図20】図19のレイアウトにおける拡散領域とポリシリコン配線のみを示した図である。
【図21】4個のSRAMメモリセルをアレイ状にミラー配置した場合の概略レイアウト図である。
【図22】図21のレイアウトにおける、注入工程に関する問題を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0028】
本実施形態では、SRAMメモリセルは、6個のトランジスタによって構成されており、上述した図18(a)のような回路構成からなるものとする。すなわち、本実施形態に係るSRAMメモリセルは、PMOSトランジスタからなるロードトランジスタTP1,TP2と、NMOSトランジスタからなるドライブトランジスタTN1,TN2と、NMOSトランジスタからなるアクセストランジスタTN3,TN4とを備えている。ロードトランジスタTP1とドライブトランジスタTN1とは、電源電位給電領域VDDと基板電位給電領域VSSとの間に直列に接続されており、かつ、ゲート同士が接続されており、第1のインバータINV1を構成する。同様に、ロードトランジスタTP2とドライブトランジスタTN2とは、電源電位給電領域VDDと基板電位給電領域VSSとの間に直列に接続されており、かつ、ゲート同士が接続されており、第2のインバータINV2を構成する。
【0029】
トランジスタTN1,TP1間のノードSN1は、トランジスタTN2,TP2のゲートに接続されており、トランジスタTN2,TP2間のノードSN2は、トランジスタTN1,TP1のゲートに接続されている。すなわち、ノードSN1は、第1のインバータINV1の出力ノードでありかつ第2のインバータINV2の入力ノードである。また、ノードSN2は、第2のインバータINV2の出力ノードでありかつ第1のインバータINV1の入力ノードである。
【0030】
アクセストランジスタTN3は、ドレインがノードSN1に接続され、ソースがビット線BL1に接続されている。アクセストランジスタTN4は、ドレインがノードSN2に接続され、ソースがビット線BL2に接続されている。また、アクセストランジスタTN3,TN4のゲートはワード線WLに接続されている。
【0031】
図1は本実施形態に係る半導体装置において、SRAMメモリセルを構成するトランジスタを配置するための単位配置領域を示す図である。本実施形態に係る半導体装置では、図1に示すような単位配置領域が行列状に配置されている。図1では、列方向(図の縦方向)において隣り合う2個の単位配置領域1a,1bを示している。
【0032】
図1に示すように、単位配置領域1aは、第1導電型としてのP型の第1の拡散領域11と、第2導電型としてのN型の第2の拡散領域12と、N型の第3の拡散領域13とを備えている。第1、第2および第3の拡散領域11,12,13はいずれもほぼ方形状であり、行方向(図の横方向)に並べて配置されている。第1の拡散領域11はロードトランジスタ(L)を構成するためのものであり、第2の拡散領域12はドライブトランジスタ(D)を構成するためのものであり、第3の拡散領域13はアクセストランジスタ(A)を構成するためのものである。なお、拡散領域は、方形状に設計した場合であっても、実際には製造工程において角が丸まるために、厳密には必ずしも方形状にはならない。すなわち実製品では、拡散領域は例えば、角が丸まった方形状や、あるいは楕円形状等になる。
【0033】
第1の拡散領域11の電位給電領域には第1のコンタクト21が設けられ、第2の拡散領域12の電位給電領域には第2のコンタクト22が設けられ、第3の拡散領域13のビット線接続領域には第3のコンタクト23が設けられている。第1のコンタクト21は電源電位VDDが供給されるものであり、第2のコンタクト22は基板電位VSSが供給されるものである。第3のコンタクト23はビット線BL1,BL2に接続されるものである。なお、本実施形態では、コンタクトを介して配線を拡散領域に接続する構成を示しているが、配線接続には必ずしもコンタクトを用いる必要はなく、コンタクトを介さないで配線を直接拡散領域に接続するようにしてもかまわない。
【0034】
第1および第2の拡散領域11,12上には、行方向に直線状に延び、第1および第2の拡散領域11,12に接続された第1および第2のゲート電極31,32が、設けられている。第1および第2のゲート電極31,32は、第1および第2のコンタクト21,22が設けられている第1および第2の拡散領域11,12における電位給電領域の、列方向における下側および上側に、それぞれ設けられている。また、第3の拡散領域13上には、行方向に直線状に延び、第3の拡散領域13に接続された第3および第4のゲート電極33,34が、設けられている。第3および第4のゲート電極33,34は、第3のコンタクト23が設けられている第3の拡散領域13におけるビット線接続領域の、列方向における下側および上側に、それぞれ設けられている。
【0035】
すなわち、第1の拡散領域11と第1および第2のゲート電極31,32とによって2個のP型トランジスタが構成されており、第2の拡散領域12と第1および第2のゲート電極31,32とによって2個のN型トランジスタが構成されている。また、第1のゲート電極31と第1および第2の拡散領域11,12とによって第1のインバータ41が構成されており、第2のゲート電極32と第1および第2の拡散領域11,12とによって第2のインバータ42が構成されている。さらに、第3の拡散領域13と第3および第4のゲート電極33,34によって、2個のN型トランジスタが構成されている。各トランジスタのチャンネル方向は、列方向と合っている。
【0036】
単位配置領域1bも、単位配置領域1aと同様の構成からなる。
【0037】
図2は図1の単位配置領域におけるSRAMメモリセルの構成例である。図2の構成例では、第1のメモリセルは、単位配置領域1aの下側3個のトランジスタと単位配置領域1bの下側3個のトランジスタとを用いて構成されており、第2のメモリセルは、単位配置領域1aの上側3個のトランジスタと単位配置領域1bの上側3個のトランジスタとを用いて構成されている。なお、配線は簡略化して接続関係のみを示すようにしている。
【0038】
例えば、第1のメモリセルは、単位配置領域1aにおける、拡散領域11とゲート電極31とからなるロードトランジスタTP1、拡散領域12とゲート電極31とからなるドライブトランジスタTN1、および拡散領域13とゲート電極33とからなるアクセストランジスタTN3、並びに、単位配置領域1bにおける、拡散領域51とゲート電極71とからなるロードトランジスタTP2、拡散領域52とゲート電極71とからなるドライブトランジスタTN2、および拡散領域53とゲート電極73とからなるアクセストランジスタTN4を備えている。トランジスタTP1,TN1,TN3のコンタクト24,25,26は、トランジスタTP2,TN2のゲート電極71のコンタクト75と接続されている(ノードSN1)。トランジスタTP2,TN2,TN4のコンタクト64,65,66は、トランジスタTP1,TN1のゲート電極31のコンタクト35と接続されている(ノードSN2)。すなわち、単位配置領域1aにおける第1のインバータ41がインバータINV1として、単位配置領域1bにおける第1のインバータ81がインバータINV2として用いられている。
【0039】
このような本実施形態に係る構成では、第1のメモリセルには、単位配置領域1a,1b内において下側に配置されているトランジスタが用いられている。このため、ロードトランジスタ対TP1,TP2、ドライブトランジスタ対TN1,TN2、および、アクセストランジスタ対TN3,TN4の各ペアトランジスタについて、それぞれ、ソースからドレインへの向きが同じになっている。これにより、注入におけるソースとドレインの不純物分布の非対称性に起因する、デバイス特性における非対称性不良を抑制することができ、回路動作マージンを稼ぐことができる。また、第2のメモリセルについても、単位配置領域1a,1b内において上側に配置されているトランジスタが用いられているため、同様の作用効果が得られる。
【0040】
しかも、拡散領域はいずれもほぼ方形状であり、また、ゲート電極も直線状に延びている。すなわち、拡散領域もゲート電極も屈曲部を有しないため、従来のレイアウト構造のように実寸法ずれに起因するデバイス特性の不良が生じることはない。なお、拡散領域は、ほぼ方形状以外の形状であってもよいが、屈曲部を有しないことが好ましい。
【0041】
また、次のような利点もある。
【0042】
SRAMメモリセルの安定性を高めるために、ドライブトランジスタとアクセストランジスタの駆動力の比であるベータレシオを、例えば1.5程度に設計することが一般的である。所望のベータレシオを得るために、メモリセル設計では、ドライブトランジスタとアクセストランジスタのゲート長およびゲート幅をそれぞれ設定する。
【0043】
ただし、プロセス条件の変更等に伴い、MOSトランジスタのゲート長依存性およびゲート幅依存性が変化した場合には、従来では、所望のベータレシオを維持するために、ドライブトランジスタとアクセストランジスタのレイアウト変更を行っていた。ところが、レイアウト変更のためにはマスク再版が必要となるため、コストの増大、開発TATの長期化という問題が生じている。したがって、プロセス条件の変更のみによって所望のベータレシオを実現することが可能になれば、レイアウト変更・マスク再版の必要がなくなり、コストの削減や開発期間の短縮が可能になる。
【0044】
ところが、従来のレイアウトのSRAMメモリセルでは、ドライブトランジスタとアクセストランジスタとに異なるプロセス条件を適用することは、実際上、困難である。
【0045】
図21は4個のメモリセルをアレイ状にミラー配置した場合の概略レイアウト図であり、同図中、(a)は図18(b)のメモリセルを、(b)は図19(a)のメモリセルを、(c)は図19(b)のメモリセルを、それぞれ配置したものである。図21のレイアウトのいずれも、Pウェルにおいて、MOSトランジスタは、チャンネル方向(図面縦方向)において、ドライブトランジスタ、アクセストランジスタ、アクセストランジスタ、ドライブトランジスタの順に配置されている。
【0046】
図22(a)は図21(c)と同じレイアウト図であるが、アクセストランジスタに対してハロー注入を行うためのレジスト開口部を示している。そして、図22(b)はハロー注入工程における、図22(a)の線X−X’における断面図である。OL1はアクセストランジスタのチャネル領域端部からレジスト開口端部までの距離である。図22(b)に示すように、注入工程では、MOSトランジスタのゲート長方向において、斜め下向きに2回の注入を行う。ここで、距離OL1は、アクセストランジスタにポケット注入が確実になされるように十分確保する必要があるが、この場合、ドライブトランジスタにもポケット注入がなされてしまうおそれがある。
【0047】
一方、図22(c)に示すように、レジスト開口部を小さくして、アクセストランジスタのチャネル領域端部からレジスト開口端部までの距離OL2を短くした場合には、アクセストランジスタへのポケット注入がなされなくなってしまう。このように従来のレイアウト構造では、ドライブトランジスタとアクセストランジスタとを明確に分けて異なるプロセス条件を適用することは、極めて困難である。
【0048】
なお、ドライブトランジスタとアクセストランジスタとの配置間隔を十分に拡げて配置すれば、異なるプロセス条件を適用することは一応可能となるが、この場合には、SRAMメモリセルの面積が大幅に増大してしまうことになり、好ましくない。
【0049】
これに対して本実施形態の構成では、図1および図2に示すように、ドライブトランジスタを構成するための第2の拡散領域12,52と、アクセストランジスタを構成するための第3の拡散領域13,53とが、行方向に隣り合って配置される。すなわち、ドライブトランジスタおよびアクセストランジスタのチャンネル方向となる列方向において、ドライブトランジスタとアクセストランジスタとが、別の列に配置されている。このため、上述したような従来のレイアウト構造における問題は生じない。すなわち、SRAMメモリセルの面積を増大させることなく、ドライブトランジスタとアクセストランジスタとに異なるプロセス条件を容易に適用可能となる。したがって、プロセス条件の変更のみによって所望のベータレシオを実現することが可能になるので、コストの削減や開発期間の短縮が可能になる。
【0050】
なお、ここでは、列方向に隣り合う単位配置領域1a,1bにそれぞれ配置されている2個のインバータを、1つのメモリセルに用いるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、行方向に隣り合う単位配置領域にそれぞれ配置されている2個のインバータを用いてもよいし、少し離れた単位配置領域にそれぞれ配置されている2個のインバータを用いてもよい。すなわち、それぞれの単位配置領域において、電源電位および基板電位が供給されるコンタクトから見て同じ側にあるインバータが、1つのSRAMメモリセに用いられていればよい。
【0051】
また、図2の構成では、ロードトランジスタ対、ドライブトランジスタ対、およびアクセストランジスタ対のいずれのペアトランジスタについても、ソースからドレインへの向きが同じになるように配置しているが、これに限られるものではない。例えば、インバータを構成するロードトランジスタ対およびドライブトランジスタ対についてのみ、ソースからドレインへの向きが同じになるように配置されている場合であっても、同様に、注入におけるソースとドレインの不純物分布の非対称性に起因した、デバイス特性における非対称性不良を抑制する効果を得ることができる。
【0052】
図3(a)は図2のSRAMメモリセルの構成を上位配線を含めて示した概略図である。また、図3(b)は図3(a)のトランジスタ配置を記号で示した図である。図3(b)では、1個のSRAMメモリセルを構成する6個のトランジスタにハッチを付している。なお、図3(b)の記号において、先頭の文字「L」「D」「A」はそれぞれ、ロードトランジスタ、ドライブトランジスタおよびアクセストランジスタを示している。また、中央の数字はSRAMメモリセルの番号を示している。末尾の数字は、ビット線BL1側のトランジスタ(「1」)かビット線BL2側のトランジスタ(「2」)かを示している。すなわち、Ln1,Dn1,An1(nは任意の整数)は図18(a)におけるトランジスタTP1,TN1,TN3をそれぞれ示し、Ln2,Dn2,An2(nは任意の整数)はトランジスタTP2,TN2,TN4をそれぞれ示している。なお、以降の図でも同様の記号を用いている。
【0053】
図2および図3の構成では、インバータを構成するロードトランジスタとドライブトランジスタに隣り合うトランジスタを、そのインバータに係る(すなわち、そのインバータの出力ノードに接続された)アクセストランジスタとして用いている。ただし、他の位置にあるトランジスタを、インバータに係るアクセストランジスタとして用いてもかまわない。
【0054】
例えば、図4の構成では、インバータを構成するロードトランジスタとドライブトランジスタに隣り合うトランジスタではなく、そのトランジスタのコンタクトを挟んだ反対側のトランジスタを、そのインバータに係るアクセストランジスタとして用いている。図4(a)はレイアウト概略図、図4(b)はトランジスタ配置の記号図である。すなわち、図4を図3と比較すると、各単位配置領域において、インバータとアクセストランジスタとの関係が入れ替えられている。
【0055】
また、図5の構成では、インバータを構成するロードトランジスタとドライブトランジスタに隣り合うトランジスタではなく、隣りの単位配置領域における、もう一方のインバータを構成するロードトランジスタとドライブトランジスタに隣り合うトランジスタの、コンタクトを挟んだ反対側のトランジスタを、そのインバータに係るアクセストランジスタとして用いている。図5(a)はレイアウト概略図、図5(b)はトランジスタ配置の記号図である。
【0056】
さらに、図6の構成では、インバータを構成するロードトランジスタとドライブトランジスタが配置された単位配置領域の、隣りの単位配置領域におけるトランジスタを、そのインバータに係るアクセストランジスタとして用いている。図6(a)はレイアウト概略図、図6(b),(c)はトランジスタ配置の記号図である。
【0057】
図7(a)は4個の単位配置領域が行列状に配置された構成を示すレイアウト概略図、図7(b)はトランジスタ配置の例を示す記号図である。図7の構成では、列方向において隣り合う単位配置領域1a,1bと、列方向において隣り合う単位配置領域1c,1dとが、行方向において隣り合っている。ただし、単位配置領域1a,1bと単位配置領域1c,1dとは、隣り合う境界線に関して、構成が線対称になっている。すなわち、単位配置領域1a,1bでは図の左側から順に、ロードトランジスタ、ドライブトランジスタ、アクセストランジスタが配置されるのに対して、単位配置領域1c,1dでは図の右側から順に、ロードトランジスタ、ドライブトランジスタ、アクセストランジスタが配置される。このような配置によって、2列のアクセストランジスタが隣り合い、NMOSトランジスタを配置するPウェル領域が大きくまとまるため、製造プロセスがより容易になる。
【0058】
図8(a),(b)は図7(a)の単位配置領域における他のトランジスタ配置の例を示す記号図である。また、図9、図10、図11にも、他のトランジスタ配置の例を示している。図9では、各記号図において、アクセストランジスタの配置のみが異なっており、左上の記号図と異なっている箇所に破線で丸を付している。同様に、図10でも、各記号図において、アクセストランジスタの配置のみが異なっており、左上の記号図と異なっている箇所に破線で丸を付している。
【0059】
図12は単位配置領域の他の構成例を示す図である。図12では、図1と共通の構成要素には図1と同一の符号を付しておりここではその詳細な説明を省略する。
【0060】
図12に示す単位配置領域1a,1bでは、アクセストランジスタを構成するためのN型の第3の拡散領域13,53が、ロードトランジスタを構成するためのP型の第1の拡散領域11,51およびドライブトランジスタを構成するためのN型の第2の拡散領域12,52に対して、長さGAOだけ下側にずらして配置されている。GAOは例えば、列方向におけるゲート電極71とゲート電極73との間隔に相当する。第3の拡散領域13,53をずらして配置したことによって、ゲート電極31,32,71,72とゲート電極33,34,73,74との間に分離幅を取る必要がなくなり、互いに入れ子となるように配置することも可能になる。したがって、第3の拡散領域13,53と第2の拡散領域12,52との間の距離ODSを、図1の構成よりも短く詰めることができる。これにより、SRAMメモリセルの面積を縮小することができる。
【0061】
なお、以上の説明では、SRAMメモリセルは、6個のトランジスタによって構成されているものとしたが、それ以外のトランジスタ構成についても、ここで説明したものと同様の技術思想を適用することは可能である。
【0062】
図13は8個のトランジスタによって構成されたSRAMメモリセルの基本的な回路図である。図13の回路構成では、書き込み用ビット線対WBL,/WBLとは別に、読み出し用ビット線RBLが設けられている。そして、図18(a)の回路構成に、回路部分101の2個のトランジスタが追加された構成になっている。
【0063】
図14および図15は図13のSRAMメモリセルのレイアウト構造例である。図14および図15のレイアウト構造はいずれも、図2のレイアウト構造に、回路部分101のトランジスタが追加されたものになっている。図14のレイアウト構造では、回路部分101に対応するトランジスタ領域111がドライブトランジスタとアクセストランジスタとの間に設けられている。図15のレイアウト構造では、回路部分101に対応するトランジスタ領域112がアクセストランジスタの隣りに設けられている。
【0064】
図16は4個のトランジスタによって構成されたSRAMメモリセルの基本的な回路図である。図16の回路構成では、図18(a)の回路構成において、ロードトランジスタが抵抗に置き換えられた構成になっている。図17は図16のSRAMメモリセルの構成例である。図2のレイアウト構造から、ロードトランジスタの配置領域が省かれたものになっている。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明では、歩留まりが高く信頼性が高い、SRAMメモリセルを有する半導体装置を、低コストかつ短TATで実現することができるので、例えば、SRAMの性能向上とコストダウンに有用である。
【符号の説明】
【0066】
1a,1b,1c,1d 単位配置領域
11,51 第1の拡散領域
12,52 第2の拡散領域
13,53 第3の拡散領域
21,61 第1のコンタクト
22,62 第2のコンタクト
23,63 第3のコンタクト
31,71 第1のゲート電極
32,72 第2のゲート電極
33,73 第3のゲート電極
34,74 第4のゲート電極
41,81 第1のインバータ
42 第2のインバータ
TP1,TP2 ロードトランジスタ
TN1,TN2 ドライブトランジスタ
TN3,TN4 アクセストランジスタ
VDD 電源電位
VSS 基板電位
BL1,BL2 ビット線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
SRAMメモリセルを有する半導体装置であって、
SRAMメモリセルを構成するトランジスタを配置するための単位配置領域が、行列状に配置されており、
前記単位配置領域は、それぞれ、
ロードトランジスタを構成するための、第1導電型の第1の拡散領域と、
前記第1の拡散領域に行方向において隣り合っており、ドライブトランジスタを構成するための、第2導電型の第2の拡散領域と、
前記第1の拡散領域から前記第2の拡散領域にわたって、前記第1および第2の拡散領域における電位給電領域の、列方向における下側および上側にそれぞれ、行方向に直線状に延びるように設けられた、第1および第2のゲート電極とを備え、
前記第1のゲート電極と前記第1および第2の拡散領域とによって第1のインバータが構成されており、前記第2のゲート電極と前記第1および第2の拡散領域とによって第2のインバータが構成されており、
第1のSRAMメモリセルは、第1の単位配置領域における前記第1のインバータと、前記第1の単位配置領域と異なる第2の単位配置領域における前記第1のインバータとを用いて、構成されている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
請求項1記載の半導体装置において、
前記単位配置領域は、それぞれ、さらに、
前記第2の拡散領域に行方向において隣り合っており、アクセストランジスタを構成するための、前記第2導電型の第3の拡散領域と、
前記第3の拡散領域において、前記第3の拡散領域におけるビット線接続領域の、列方向における下側および上側にそれぞれ、行方向に直線状に延びるように設けられた、第3および第4のゲート電極とを備えている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の半導体装置において、
前記第1の拡散領域における電位給電領域に、電源電位が供給される第1のコンタクトが設けられており、
前記第2の拡散領域における電位給電領域に、基板電位が供給される第2のコンタクトが設けられている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項4】
請求項1または2記載の半導体装置において、
前記第1導電型は、P型であり、
前記第2導電型は、N型である
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
請求項2記載の半導体装置において、
前記第3の拡散領域におけるビット線接続領域に、ビット線が接続される第3のコンタクトが設けられている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項6】
請求項1または2記載の半導体装置において、
前記第1の単位配置領域と、前記第2の単位配置領域とは、列方向において隣り合っている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項7】
請求項1または2記載の半導体装置において、
前記第1の単位配置領域と、前記第2の単位配置領域とは、行方向において隣り合っている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
請求項1または2記載の半導体装置において、
行方向において隣り合って配置されている前記単位配置領域は、隣り合う境界線に関して、構成が線対称になっている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項9】
請求項2記載の半導体装置において、
前記第1のSRAMメモリセルは、第3の単位配置領域における前記第3のゲート電極に係るアクセストランジスタと、前記第3の単位配置領域と異なる第4の単位配置領域における前記第3のゲート電極に係るアクセストランジスタとを用いて、構成されている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項10】
請求項9記載の半導体装置において、
前記第3の単位配置領域は、前記第1の単位配置領域であり、
前記第4の単位配置領域は、前記第2の単位配置領域である
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項11】
請求項2記載の半導体装置において、
前記第1のSRAMメモリセルは、第3の単位配置領域における前記第4のゲート電極に係るアクセストランジスタと、前記第3の単位配置領域と異なる第4の単位配置領域における前記第4のゲート電極に係るアクセストランジスタとを用いて、構成されている
ことを特徴とする半導体装置。
【請求項12】
請求項11記載の半導体装置において、
前記第3の単位配置領域は、前記第1の単位配置領域であり、
前記第4の単位配置領域は、前記第2の単位配置領域である
ことを特徴とする半導体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2012−195320(P2012−195320A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−176882(P2009−176882)
【出願日】平成21年7月29日(2009.7.29)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】