説明

単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法

【課題】電気特性や機械特性に優れ、かつ電子線照射によってチューブ構造が崩壊することがない、単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法を提供すること。
【解決手段】多結晶炭化ケイ素ナノチューブを作製し、その多結晶炭化ケイ素ナノチューブに対して、それを貫通するのに必要なエネルギー以上で加速されたイオンを照射することにより、単結晶炭化ケイ素ナノチューブを製造する。このとき、例えば、イオンは、照射温度900℃以上で照射され、その照射量がはじき出し量として5dpa以上である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子デバイス、高温構造材料の補強材として有用な、単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法に係り、特に、多結晶炭化ケイ素ナノチューブから単結晶炭化ケイ素ナノチューブを簡単に製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
炭化ケイ素(SiC)は、シリコン(Si)に比べ、電子の飽和ドリフト速度が約2倍、かつ熱伝導率が約3倍という優れた物性値を示す重要な半導体材料であるため、電子デバイスヘの応用が期待されている。また、高温強度特性に優れていることから、高温構造材料への補強材としての応用も期待されている。そのため、この種の材料についてはこれまでも各種の研究開発が行われてきた。例えば、多結晶の炭化ケイ素ナノチューブについては、本発明者等によってその製造方法が提案され、すでに公開されている(特許文献1を参照)。また、海外の研究者により、カーボンナノチューブの構造と類似した、層状結晶の構造を持つ炭化ケイ素ナノチューブの合成方法も報告されている(非特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−307299号公報
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】X. H. Sun et. Al., J. Am. Chem. Soc., 124(2002)14464-1447L
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1で提案されている技術は、炭化ケイ素を単結晶化またはアモルファス化したものではないため、電子デバイス等への応用へ向けた場合、炭化ケイ素結晶中に存在する粒界の影響によって電気特性、機械特性及び熱伝導特性が不均一となり、それらの特性を悪化させる欠点があった。また、上述の非特許文献1で提案されている技術は、炭化ケイ素ナノチューブ自体が電子線で崩壊してしまうなどの欠点があった。
【0006】
より具体的には、上述の特許文献1に記載された炭化ケイ素ナノチューブはβ-SiC微結晶から構成されている多結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法については開示しているが、炭化ケイ素の単結晶化については未開示である。また、上述の非特許文献1に記載された炭化ケイ素ナノチューブは、この文献に説明されているように、β-SiC結晶から構成されていなく、準安定相であると考えている層状構造を有しているために、電子線照射によりチューブ構造が崩壊する等の欠点があった。そのため、上述のような欠点のない炭化ケイ素ナノチューブの製造方法が求められている。さらに、炭化ケイ素は本来、耐放射線特性に優れていることから、放射線場(原子力や宇宙環境下)における半導体や構造材料としても期待されている。
【0007】
したがって、本発明の目的は、電気特性や機械特性に優れ、かつ電子線照射によってチューブ構造が崩壊することがない単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、電気特性や機械特性に優れ、かつ電子線照射によってチューブ構造が崩壊することがなく、かつ耐放射線特性に優れているβ-SiC結晶からなる単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一つの観点に係る単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法では、最初に多結晶の炭化ケイ素ナノチューブを準備し、この多結晶炭化ケイ素ナノチューブに対して、それを貫通するのに必要なエネルギー以上で加速されたイオンを照射することにより、単結晶炭化ケイ素ナノチューブを製造する。このとき、照射温度は900℃以上とし、その照射量ははじき出し量として5dpa以上であることが望ましい。ここで、はじき出し量とは、照射により、多結晶炭化ケイ素ナノチューブ結晶内のすべてのSi及びC原子が、平均何回はじき出されたかという量であり、照射された材料の損傷量を表している。
【0010】
上述の単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法においては、上述のイオン照射の前に、多結晶炭化ケイ素ナノチューブをエタノール溶液中で分散させた後、その多結晶炭化ケイ素ナノチューブ分散エタノール溶液をアルミナ基板上に塗布することが好ましい。この操作により、多結晶炭化ケイ素ナノチューブをより短時間で単結晶炭化ケイ素ナノチューブに合成することができる。
【0011】
上述の単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法において、多結晶炭化ケイ素ナノチューブを準備する際に、その外径サイズを最終製品である単結晶炭化ケイ素ナノチューブの外径サイズと実質的に一致させるようにすることが好ましい。このように多結晶炭化ケイ素ナノチューブの外径サイズをあらかじめ特定することによって、最終製品である単結晶炭化ケイ素ナノチューブの外径サイズを簡単に制御することができる。
【0012】
本発明の別な観点に係る単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法においては、原料としてカーボンナノチューブ及びケイ素粉末を用意し、これらを真空雰囲気中で互いに非接触状態で配置し、次いで、それらを1000℃〜1300℃の温度に加熱して反応させ、多結晶炭化ケイ素ナノチューブを作製する。作製された多結晶炭化ケイ素ナノチューブに対して、それを貫通するのに必要なエネルギー以上で加速されたイオンを照射し、単結晶炭化ケイ素ナノチューブを製造する。このとき、イオンを、照射温度900℃以上で照射し、その照射量がはじき出し量として5dpa以上であることが必要である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、多結晶炭化ケイ素ナノチューブにイオンを照射するだけで単結晶炭化ケイ素ナノチューブを合成できるので、電気特性や機械特性に優れ、かつ電子線照射によってもチューブ構造が崩壊しない、単結晶炭化ケイ素ナノチューブを簡単に製造することができる。また、このときβ-SiC結晶からなる多結晶炭化ケイ素ナノチューブを用いることにより、耐放射線特性にも優れた材料とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法を説明するための模式図である。
【図2】本発明に係る製造方法によって作製された、単結晶炭化ケイ素ナノチューブの透過型電子顕微鏡の観察結果を示す図である。
【図3】多結晶炭化ケイ素ナノチューブの透過型電子顕微鏡の観察結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明に係る単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法を簡潔に説明するため、その製造装置を模式的に示した図1を参照する。図1において、10はあらかじめ作製された多結晶炭化ケイ素ナノチューブ、20は多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10が分散配置される基板である。ここで、基板20はイオン照射(イオン照射による損傷や照射温度など)により、分散された多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10に影響を与えないものであれば、その材料に特に制約はないが、多結晶アルミナ板やNiメッシュなどが特に好ましい。30は、多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10を少なくとも900℃程度まで加熱できる機能を持つ加熱/冷却機構付き試料ホルダーである。また、100は多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10へのイオン照射の状態を示している。このイオン照射は、多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10を貫通するのに必要なエネルギーを供給可能なイオン加速器装置(図示せず)を使用して行われる。このエネルギーは、具体的には、Siイオン照射であれば、100keV以上が好ましい。
【0016】
製造工程としては、初めに、原料として、カーボンナノチューブ及びケイ素粉末を用意し、これらを約10-2Paの真空雰囲気中に置かれた、非密封状態の窒化ボロン製坩堝内に、互いに非接触状態で配置する。次いで、非密封状態の坩堝を、電気炉等の適当な手段により1000℃〜1300℃の温度に加熱し、約100時間反応させる。これにより、多結晶炭化ケイ素ナノチューブを作製する。作製された多結晶炭化ケイ素ナノチューブをエタノール溶媒中に入れ、超音波により分散させる(図示せず)。これら多結晶炭化ケイ素ナノチューブが分散しているエタノール溶液を、基板20の上に塗布し、基板20上に多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10を分散させる。このように多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10を分散させた基板20を、多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10を貫通できるエネルギー以上で加速されたイオン100により、真空度が5×10-4Pa以下で照射する。
【0017】
この際、イオン種などは問わないが、多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10に、照射損傷を入れられるように、Siイオンのように比較的重いイオンである方が望ましい。また、イオン照射により、多結晶炭化ケイ素ナノチューブ10の結晶内のSi及びC原子をはじき出す必要があるため、照射量としては単結晶炭化ケイ素ナノチューブを合成するためには、5dpa以上の照射量が望ましい。さらに、照射温度としては、単結晶炭化ケイ素ナノチューブを合成するためには900℃以上であることが望ましい。
【0018】
以下に本発明の実施例と比較例について図2及び図3を用いて説明する。図面はすべて、紙面に向かって左の写真が低倍率の透過型電子顕微鏡像(全体像)を示し、右の写真は、左の写真の中にある四角で囲まれた領域の拡大写真である。また、左側写真の角に埋め込まれているのは、電子線回折パターンである。
【実施例】
【0019】
多結晶炭化ケイ素ナノチューブをエタノール溶媒中に入れて、超音波により分散させた。その後、多結晶炭化ケイ素ナノチューブが分散しているエタノール溶液を、ピペットを用いてアルミナ基板上に塗布し、アルミナ基板上に多結晶炭化ケイ素ナノチューブを分散させた。この多結晶炭化ケイ素ナノチューブが分散配置されたアルミナ基板を、真空度を5×10-4Pa以下、照射温度を900℃としてイオン照射した。照射したイオンは、Siイオンであり、加速電圧は160keVもしくは3.0MeVとした。照射量は、はじき出し量として10dpaとした。
【0020】
このようにして製造された単結晶炭化ケイ素ナノチューブの透過型電子顕微鏡写真及び電子線回折パターンを図2に示す。図2(a)には、加速電圧160keVのSiイオンを照射して製造した単結晶炭化ケイ素ナノチューブを、図2(b)には、加速電圧3.0MeVのSiイオンを照射して製造した単結晶炭化ケイ素ナノチューブをそれぞれ示す。
【0021】
単結晶の場合、結晶がナノチューブ全体でそろっている、すなわち、ある特定の方向に結晶面が向いているので、電子線回折パターンは、決まったところにスポットで現れる。したがって、電子線回折パターンから、どちらの試料においても結晶構造が単結晶であることがわかる。実際に、透過型電子顕微鏡で高分解能像の観察を行った結果(紙面左側の高分解能写真)、チューブ全体で同じ方向に結晶格子がむいていることが観察され、また、その格子間隔は0.22nmであった。これは、β-SiCの{200}面の格子間隔と一致する。このように、本発明の方法によって、外径が200nm以下、内径が150nm以下のナノサイズの単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造できた。
<比較例>
【0022】
多結晶炭化ケイ素ナノチューブをエタノール溶媒中に入れて、超音波により分散させた。その後、多結晶炭化ケイ素ナノチューブ分散エタノール溶液を、ピペットを用いてアルミナ基板上に塗布し、アルミナ基板上に多結晶炭化ケイ素ナノチューブを分散させた。この多結晶炭化ケイ素ナノチューブ分散アルミナ基板を、真空度を5×10-4Pa以下、照射温度を300℃もしくは650℃としてイオン照射した。照射したイオンは、Siイオンであり、加速電圧は3.0MeVとした。照射量は、はじき出し量として10dpaとした。
【0023】
本条件により照射された多結晶炭化ケイ素ナノチューブの透過型電子顕微鏡写真及び電子線回折パターンを図3に示す。図3(a)には、加速電圧3.0MeVのSiイオンを、照射温度300℃で照射した炭化ケイ素ナノチューブを、図3(b)には、加速電圧3.0MeVのSiイオンを、照射温度650℃で照射した炭化ケイ素ナノチューブをそれぞれ示す。多結晶であっても、結晶相であるために、単結晶の場合と同様に高分解能像から格子像が観察される。しかしながら、単結晶の場合と異なり、結晶面が一本のチューブの中で様々な方向を向いている。そのため、電子線回折パターンでも、決まったところにスポットが出るのではなく、いくつかのスポットが集まってリング状に観察される(すなわち、いろいろな方向を結晶面が向いていることを示している)。実際に、高分解能像観察結果から、一本のナノチューブ内で結晶面が様々な方向を向いていることを確認している。以上のことから、多結晶であることが確認できる。紙面向かって右側に示された高分解能像から観察された格子の間隔は、0.22nmであり、これもβ-SiCの{200}面の格子間隔と一致している。
【0024】
上述の実施例において、300℃及び650℃で照射したナノチューブは、元の多結晶炭化ケイ素ナノチューブに比べ、僅かに粒子の成長が見られたが、例えば、単結晶など他の状態への遷移は確認できなかった。このことは、すなわち、300℃−650℃の温度領域では少なくとも単結晶炭化ケイ素ナノチューブが合成できないことを示している。
<まとめ>
【0025】
本発明により、実際に、160keVもしくは3MeVで加速されたSiイオンを、多結晶炭化ケイ素に900℃で照射することで、β-SiC単結晶ナノチューブの製造が可能となった。このようにして得られた単結晶炭化ケイ素ナノチューブは、外径が200nm以下であり、かつ内径が150nm以下のナノサイズのチューブであった。また、最初に用いる多結晶炭化ケイ素ナノチューブのサイズを変化させることにより、本発明に従って得られる単結晶炭化ケイ素ナノチューブのサイズを制御することができた。
【0026】
本発明により製造された炭化ケイ素は、単結晶材料であり、粒界を含んでいないため、熱伝導率や機械強度、電気特性に優れ、多くの分野への応用が期待される。また、一次元ナノ材料、特にナノチューブは、その特異な形状やサイズ効果により薄膜やバルク材料に比べ異なる諸特性を示す可能性があり、またそれらがナノサイズであるために、電子ナノデバイスヘの応用も期待される。加えて、β-SiCは、耐放射線特性に優れているため、原子力や宇宙環境等の放射線場における電子デバイスや構造材料への応用も期待される。
【0027】
なお、以上の説明では、多結晶炭化ケイ素ナノチューブを本発明者らが先に出願した特開2004−307299号公報に記載の方法で合成しているが、他の方法で合成した多結晶炭化ケイ素ナノチューブを用いても、ここに記載した製造方法を用いることによりアモルファス炭化ケイ素ナノチューブを合成することができる。また、以上の説明では、照射温度という用語を用いているが、例えば、「照射温度190℃で照射する」とは、多結晶炭化ケイ素ナノチューブを、すなわち基板温度を190℃に加熱または冷却した状態でイオン照射することを意味する。
【符号の説明】
【0028】
10 多結晶炭化ケイ素ナノチューブ
20 基板
30 加熱/冷却機構付き試料ホルダー
100 照射イオン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多結晶炭化ケイ素ナノチューブを作製し、前記多結晶炭化ケイ素ナノチューブに対して、それを貫通するのに必要なエネルギー以上で加速されたイオンを照射することを特徴とする単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法において、前記イオンを、照射温度900℃以上で照射し、その照射量がはじき出し量として5dpa以上であることを特徴とする単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法において、前記イオン照射の前に、前記多結晶炭化ケイ素ナノチューブをエタノール溶液中で分散させた後、該多結晶炭化ケイ素ナノチューブ分散エタノール溶液をアルミナ基板上に塗布することを特徴とする単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法において、前記単結晶炭化ケイ素ナノチューブの外径サイズを、最初に作製する前記多結晶炭化ケイ素ナノチューブの外径サイズを特定することによって制御することを特徴とする単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法。
【請求項5】
原料として、カーボンナノチューブ及びケイ素粉末を用意し、これらを真空雰囲気中で互いに非接触状態で配置し、次いで、それらを1000℃〜1300℃の温度に加熱して反応させ、多結晶炭化ケイ素ナノチューブを作製し、
前記多結晶炭化ケイ素ナノチューブに対して、それを貫通するのに必要なエネルギー以上で加速されたイオンを照射することにより、単結晶炭化ケイ素ナノチューブを製造する方法であって、
前記イオンを、照射温度900℃以上で照射し、その照射量がはじき出し量として5dpa以上であることを特徴とする単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載の単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法において、前記イオン照射の前に、前記多結晶炭化ケイ素ナノチューブをエタノール溶液中で分散させた後、該多結晶炭化ケイ素ナノチューブ分散エタノール溶液をアルミナ基板上に塗布することを特徴とする単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法。
【請求項7】
請求項5または6に記載の単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法において、前記単結晶炭化ケイ素ナノチューブの外径サイズを、前記多結晶炭化ケイ素ナノチューブの外径サイズを特定することによって制御することを特徴とする単結晶炭化ケイ素ナノチューブの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−1225(P2011−1225A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−145979(P2009−145979)
【出願日】平成21年6月19日(2009.6.19)
【出願人】(505374783)独立行政法人 日本原子力研究開発機構 (727)
【Fターム(参考)】