説明

厨芥処理機

【課題】乾燥式厨芥処理機において、厨芥の処理量を増やし、かつ処理に際して生じる騒音は低く抑えることである。
【解決手段】厨芥を収納し回転攪拌刃を内側底部に設けた厨芥収納容器と、この厨芥収納容器内の厨芥を加熱する加熱手段と、回転攪拌刃を駆動する駆動手段と、を有する厨芥処理機において、厨芥収納容器の回転攪拌刃の端部と接近する位置の内壁に複数の固定刃を有して、第一の固定刃は加熱手段側に設けられ、この第一の固定刃に対して第二の固定刃は回転攪拌刃の回転中心を対称点とする位置よりも近い位置であって回転攪拌刃の回転方向下流側に設けられた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭等で発生する厨芥ごみを加熱乾燥して減容処理する厨芥処理機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の厨芥処理機は、特開2002−292352号公報に示すような構造のものが知られている。本体ケース内に設けられた厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器の底部には厨芥ごみを粉砕、攪拌する手段として凸部と回転攪拌刃が設けられている。
【0003】
凸部は厨芥ごみ収納容器の下部内壁に設けられ、回転攪拌刃は厨芥ごみ収納容器の底面から突き出た被駆動回転軸に連結機構を介して連結している。そして、この被駆動回転軸は本体ケース内に設けられた電動モーターと、減速機構を介して回転駆動軸に連結されている。
【0004】
厨芥収納容器の上方及びその後方には厨芥ごみを加熱する送風手段と加熱手段とが設けられており、この加熱手段と送風手段によって厨芥ごみの上部を熱風で加熱し、この加熱された厨芥ごみを電動モーターによって駆動される回転攪拌刃によって破砕しながら乾燥するようにしている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−292352号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の従来技術において、厨芥処理機の一回の運転で処理される厨芥の処理量を増やすためには厨芥の破砕力を増すことが必要である。また、厨芥の破砕力を単に増やしても、それによって騒音が大きくなると使い勝手が低下する。例えば深夜運転を行ったときに装置の運転音が気になり、利便性が低下してしまう。
【0007】
そこで、本発明の目的は、処理量を増やしても低騒音の厨芥処理機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記の問題を解決するために、厨芥を収納し回転攪拌刃を内側底部に設けた厨芥収納容器と、この厨芥収納容器内の厨芥を加熱する加熱手段と、前記回転攪拌刃を駆動する駆動手段と、を有する厨芥処理機において、前記回転攪拌刃の端部と接近する位置の前記厨芥収納容器の内壁に複数の固定刃を有しており、第一の固定刃は前記厨芥収納容器内の前記加熱手段側に設けられ、この第一の固定刃に対して第二の固定刃は前記回転攪拌刃の回転中心を対称点とする位置よりも近い位置であって前記回転攪拌刃の回転方向下流側に設けられたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の厨芥処理機は、上記のように構成したことにより、破砕力を増やしても破砕によって生じる騒音を低く抑え、処理量を増やしても低騒音を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照して説明する。
【0011】
図において、本体ケース1は、金属製又は樹脂製のものである。本体蓋2は、本体ケース1の上部に開閉自在に配設され、後部を蓋ヒンジ2aにより軸支され、前部にフック2bを設けている。また、この本体蓋2は後部側、即ち、本体蓋2の蓋ヒンジ2a側が高く、前面に向けて下向きに傾斜しており、蓋ヒンジ2aにバネやダンパー等の機構を設けて急開閉しないように保持されている。
【0012】
外側固定容器3は、本体ケース1内に取り付けられ、アルミや表面に防錆処理を施した鋼板により成形されている。
【0013】
家庭のキッチンなどで出される生ごみである厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器4は、外側固定容器3の内部に取り出し自在に配設されており、この厨芥ごみ収納容器4は表面に厨芥ごみがこびり付きにくいように剥離処理を施した鋼板や耐熱性、難燃性、さらには加水分解性に優れた分子配合を有した樹脂を混合したもので成形されている。
【0014】
固定刃5は、厨芥ごみ収納容器4の下部内壁側面に設けられている。この固定刃5は、上下に突起部を備えていて、その配置については後述する。
【0015】
回転攪拌刃6は、固定片6aと立ち上げ片6b、6cで構成されており、厨芥ごみ収納容器4内の底部に回転自在に設置され、厨芥ごみ収納容器4内の厨芥ごみを攪拌するほかに、固定刃5と連携して厨芥ごみを破砕するものである。
【0016】
被駆動回転軸7は、厨芥ごみ収納容器4の底面から突き出て設けられ、その先端が連結機構(図示せず)を介して回転攪拌刃6の固定片6aと連結しており、厨芥ごみ収納容器4の取り外しの際には回転攪拌刃6ごと取り外されるものである。
【0017】
回転駆動軸8は、外側固定容器3の底部に取り付けられており、被駆動回転軸7と着脱自在に連結して被駆動回転軸7に回転力を伝えるものである。
【0018】
電動モーター9は、回転駆動軸8を回転させるための回転力を発生するものである。
【0019】
減速機構10は、電動モーター9の回転力を減速して回転駆動軸8に伝達するもので、ギヤやベルトを備える。そして、これら被駆動回転軸7と回転駆動軸8と電動モーター9と減速機構10とで構成される駆動手段24で回転攪拌刃6が駆動されている。
【0020】
内蓋11は、本体蓋2内の下面に固定されていて、ステンレスや表面に防錆処理を施した鋼板又は耐熱性、難燃性、加水分解性に優れた樹脂製若しくは樹脂と金属の組み合わせにより構成されており、本体蓋2の傾斜形状に合わせて上面の周縁部に本体蓋2の後部側、即ち、本体蓋2の蓋ヒンジ2a側が高く、前面に向けて下向きに傾斜する周側壁11aを有している。
【0021】
なお、この内蓋11は、内蓋11と本体蓋2とに夫々嵌合部を設けて取り外し自在な構造とすることもでき、さらに、本体蓋2と一体に成形することもできる。
【0022】
そして、この内蓋11は、厨芥ごみ収納容器4の上部開口部を覆うように設けられており、厨芥ごみ収納容器4との接触部にゴムや軟質の樹脂によるパッキン11iを設けることで、厨芥ごみ収納容器4とパッキン11iを介して密閉構造としている。
【0023】
また、内蓋11は、周側壁11aの後部側に熱風吹出部11bと、それより開口面積の大きい熱風吸気部11cを周方向に沿って並べて開口するとともに、熱風吹出部11b直下の平面部に厨芥ごみ収納容器4内と連なる熱風吹出穴11eを設け、両者をカバーガイド11dで連結している。なお、熱風吹出穴11eは穴部の周縁部につばを形成した鎧穴でもよい。
【0024】
また、熱風吹出部11b直下の平面部の略中央部付近には複数の丸穴又は格子形状の小穴よりなる熱風吸込穴11fが設けられ、その下面側は厨芥ごみ収納容器4内と連なり、上面側は熱風吸気部11cに連なっている。
【0025】
また、熱風吸込穴11fと熱風吸気部11cとの間にはその通風路を遮らない範囲で突壁11gが設けられている。
【0026】
さらに、内蓋11の下面で熱風吹出穴11eと熱風吸込穴11fとの間には両穴を通る熱風が交じり合わないように仕切り壁11hを設けている。
【0027】
熱風循環風路ケース12は、耐熱樹脂よりなる略逆L状のものであり、外側固定容器3の外側で本体ケース1の中に納められており、その内部を循環風路仕切り壁12aが吹出し熱風風路12bと吸込み熱風風路12cとを仕切っており、その上端略水平部に内蓋
11の熱風吹出部11bと連なる熱風吹出口12d及び熱風吸気部11cと連なる熱風吸気口12eを設けている。
【0028】
また、この熱風循環風路ケース12は、耐熱性、加水分解性などに優れたPPSや結晶性のPSや耐熱性PPによって二つ以上のケース部品12f、12gを組み合わせて形成されているものであり、各ケース部品12f、12gの合わせ部12hはSUS等の金属線を介して加熱溶着によるシール又はシール材さらにはパッキンにより循環風が後記する脱臭器16に導かれる以外に外部に漏れないようにシールされている。
【0029】
また、熱風吹出口12d及び熱風吸気口12eは熱風を整流するために複数の縦型ルーバーにより形成されており、かつ、熱風吹出口12dの開口面積を熱風吸気口12eの面積より小さくして両口を通る熱風の風速に差を持たせるようにしている。
【0030】
連絡口13は、熱風循環風路ケース12内の下部に設けられており、円形のベルマウス状の穴により形成され、循環風路仕切り壁12aによって仕切られた吹出し熱風風路12bと吸込み熱風風路12cとを連絡するとともに、後記する送風手段15の循環ファン15aを駆動するファンモーター15bのシャフト15cを貫通させている。
【0031】
加熱手段14は、電熱ヒーターよりなり、吹出し熱風風路12bの中に配置され、その周囲を吹出し熱風風路12bの内壁面に近接して配置された遮熱用の金属ケース14aによって囲まれており、厨芥ごみ収納容器4内に収納された厨芥ごみを加熱乾燥させる。尚、この加熱手段14は電磁誘導加熱やマイクロ波加熱であってもよい。
【0032】
送風手段15は、片面が開放状のターボファン又はラジアルファンよりなる循環ファン15aと、この循環ファン15aを駆動するファンモーター15bと、そのシャフト15cとで構成され、循環ファン15aの吸い込み側は連絡口13を介して吸込み熱風風路12cに対応し、吹出し側は加熱手段14の配置された熱風風路12b側に対応している。
【0033】
脱臭器16は、この脱臭器16の内部には、複数の小穴よりなる酸化触媒16bと触媒加熱ヒーター16aが設けられ、また脱臭器16の蓋には脱臭器温度センサーA16cと脱臭器温度センサーB16dが設けられ、図1に示すように熱風吸気口12eから吸込まれてきた循環熱風を触媒16bに流入させ、後記する排気吸引ファン17で吸引して本体ケース1の外部に排気するものである。
【0034】
排気吸引ファン17は、循環ファン15aより直径が小さく、ターボファン又はラジアルファンによって構成され、送風手段15のファンモーター15bによって駆動されるようになっている。
【0035】
排気吸引ファン17を収納している収納ケース19は、熱風循環風路ケース12のケース部品12gの外側面にこれと一体に成形されており、収納ケース19の側壁の中心部にはファンモーター15bのシャフト15cを貫通させるとともに、収納ケース19内の排気吸引ファン17と脱臭器16を連絡する円形のベルマウス状の吸入口18及び排気の排出口17aが設けられている。
【0036】
サービス点検用の蓋体20は、送風手段15と対向したケース部品12fを切欠し、そこに取り外し自在に配置したものである。
【0037】
温度センサーB21は、熱風循環風路ケース12の熱風吹出口12d内に臨ませてあり、該熱風吹出口12dから内蓋11を通して厨芥ごみ収納容器4内に流入する熱風温度を検知して加熱手段14と送風手段15の動作を制御する。
【0038】
温度過昇防止器22は、熱風吹出口12dのある熱風循環ケース12の外側面に設けられており、熱風吹出口12dの異常温度上昇を防止する。
【0039】
温度センサーA23は、送風手段15の熱風吸気口12e内に配置されている。この温度センサーA23により厨芥ごみ収納容器4内の厨芥ごみを加熱した後の熱風温度を検知して、電動モーター9の駆動を制御し、回転攪拌刃6の攪拌タイミングの制御と乾燥終了の判定を制御手段(図示せず)で行うようにしている。
【0040】
厨芥ごみ収納容器4に設けられた厨芥ごみを撹拌したり破砕する回転撹拌刃6と複数の固定刃5との位置関係について説明する。
【0041】
厨芥ごみ収納容器4内に設けられた回転攪拌刃6が回転したときにその端部と接近する高さ位置に、複数の固定刃5が、厨芥ごみ収納容器4の内壁に設けられている。
【0042】
複数の固定刃5のうち、第一の固定刃5aは加熱手段14側に配置されるように厨芥ごみ収納容器4に設けられている。この第一の固定刃5aと厨芥ごみ収納容器4と加熱手段14との関係は、厨芥ごみ収納容器4を本体ケース1に取り付ける際に、第一の固定刃5aが加熱手段14側に配置された時に取り付けが完了する接続部(図示せず)を有することで成立するようにしてもよい。
【0043】
この第一の固定刃5aと厨芥ごみ収納容器4と加熱手段14との位置関係により、加熱手段14が配された本体ケース1内の剛性が高い側に第一の固定刃5aが位置付けられ、例えば比較的大きな厨芥ごみであるスイカの皮の一部分がこの第一の固定刃5aと回転撹拌刃6との間に入ってきても、その破砕音が増幅されたり強調されることなく破砕処理できる。
【0044】
一方、この第一の固定刃5aに対して第二の固定刃5bも、厨芥ごみ収納容器4内の第一の固定刃5aが設けられた高さ位置とほぼ同じ高さ位置に設けられている。
【0045】
この第二の固定刃5bは回転攪拌刃6の回転中心を対称点とする、第一の固定刃5aに対して180度離れた位置よりも近い位置であって回転攪拌刃の回転方向下流側に設けられている。第一の固定刃5aに対して180度離れた位置は、回転撹拌刃6の両端部が同時に破砕処理を行う位置となり、回転撹拌刃6の取り付け部や駆動機構に対する負荷が増大するために避けなければならない。
【0046】
第一の固定刃5aと第二の固定刃5bとの間に厨芥ごみが投入されるが、回転撹拌刃6の回転方向を考慮すると、本体ケース1内において剛性の高い側でできるだけ大きな厨芥ごみを破砕することが望ましい。そこで本体内で剛性の高い側に設けられた第一の固定刃5aの回転撹拌刃6の回転方向(図6中の矢印)上流側の領域が広くなるように第二の固定刃5bを設けた。
【0047】
第一の固定刃5aと第二の固定刃5bとの厨芥ごみ収納容器4内の周方向の位置関係において、回転撹拌刃6の回転方向下流側が上流側よりも狭くなるように第二の固定刃5bを設けることで、投入される厨芥ごみの中で大きな厨芥ごみが、第一の固定刃5aで破砕されることが多くなり、剛性が本体内で比較的に小さな位置に設けられる第二の固定刃5bで破砕する機会を減らすことができ、破砕処理によって生じる騒音を増大させることなく、破砕処理量を増加させることが可能となる。
【0048】
次に、上記厨芥処理機の動作について説明する。
【0049】
本体蓋2のフック2bを外すと、本体蓋2はヒンジ2aを支点にバネの力で開く。このとき、内蓋11も一緒に上方に持ち上げられ、厨芥ごみ収納容器4の上面開口部が外部に露出する。
【0050】
そして、厨芥ごみ収納容器4内に厨芥ごみを収納し、そののち、本体蓋2を閉める。本体蓋2は本体ケース1とフック2bにより固定される。
【0051】
この状態で、電源入りスイッチ(図示せず)を投入すると、運転状態に入り、制御手段により電動モーター9が一定時間(約5秒間)駆動して厨芥ごみ収納容器4内の回転攪拌刃6が右左、右左と2回正逆回転し、厨芥ごみ収納容器4内の厨芥ごみが偏らないように平らにならし、その後、電動モーター9は停止し、回転攪拌刃6も回転を停止するように制御される。
【0052】
また、前記電源入りスイッチの投入によって制御手段は触媒加熱ヒーター16aをONとし、脱臭器温度センサーA16cの検出する温度が所定温度(T1)に達してから所定温度(t4)を超えた時、熱風循環風路ケース12内の加熱手段14と送風手段15をONするようにファンモーター15bを駆動し、循環ファン15a及び排気吸引ファン17を回転させる。
【0053】
そうすると、図5に示すように循環ファン15aで発生した風は吹出し熱風風路12bを矢印のように上昇して加熱手段14の周囲を通る間に熱風となり、さらに上昇して熱風吹出口12dから本体蓋2の内蓋11の周側壁11aに開口した熱風吹出部11bを通り、カバーガイド11dに誘導されて内蓋11の熱風吹出穴11eから厨芥ごみ収納容器4内に流入する。
【0054】
そして、熱風吸気口12eを通る熱風の温度が約100℃になると、それを温度センサーA23が検知して再び電動モーター9を駆動させ、厨芥ごみ収納容器4内の回転攪拌刃6が左4回、右4回と正逆回転動作を繰り返し、厨芥ごみ収納容器4内の厨芥ごみを加熱乾燥しながら攪拌し、さらに、回転攪拌刃6と固定刃5が連携して破砕し、減縮する。
【0055】
その後、臭気を含んだ熱風は厨芥ごみ収納容器4内を上昇して内蓋11の熱風吸込穴
11fから内蓋11の上面に吸い込まれ、さらに、突壁11gを乗り越えて熱風吸気部
11cに達し、熱風循環風路ケース12の熱風吸気口12eから図5に示す矢印のように吸込み熱風風路12c内に流入し、連絡口13から再び循環ファン15aによって吹出し熱風風路12bに流出する。
【0056】
以後、この熱風循環サイクルを繰り返し、厨芥ごみ収納容器4内の厨芥ごみを加熱、乾燥し、減縮する。このとき、加熱手段14から送風手段15によって熱風吹出口12dを通して厨芥ごみ収納容器4内に吹き出される熱風は温度センサーB21によって145℃程度に保たれるように制御される。尚、この熱風が150℃まで上昇した時は異常と判断し、温度過昇防止器22が動作して運転を止める。
【0057】
一方、熱風吸気口12eより熱風循環風路ケース12に吸込まれてきた熱風の一部は、吹出し熱風風路12bを通って脱臭器16に流入し、ここで脱臭されて排気吸引ファン
17により排出口17aを通して本体ケース1の外部に排出される。
【0058】
この状態で厨芥ごみの加熱、乾燥、減容が進行していくと、厨芥ごみ収納容器4内の厨芥ごみの含水率が下がり、熱風吸気口12eを通る熱風の温度が約120℃に上昇する。これを温度センサーA23が検知して乾燥、減容が終了したと判断し、電動モーター9への通電を止めるとともに、回転攪拌刃6の回転も止める。このとき、加熱手段14への通電も停止する。送風手段15及び触媒加熱ヒーター16aにはその後も一定時間通電され、順次触媒加熱用ヒーター、送風手段15が停止して運転が終了する。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の一実施例を説明する厨芥処理機の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す厨芥処理機の要部構造を示す斜視図である。
【図3】同じく要部構造を示す斜視図である。
【図4】同じく脱臭器の内部構成を示す縦断面図である。
【図5】同じく熱風循環風路ケースの縦断面図である。
【図6】図1の厨芥処理機の蓋を外した状態で上から見た図である。
【符号の説明】
【0060】
4…厨芥ごみ収納容器、6…回転攪拌刃、14…加熱手段、24…駆動手段、25…回転攪拌刃折り曲げ機構、26…チョウツガイ、27…ストッパー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
厨芥を収納し回転攪拌刃を内側底部に設けた厨芥収納容器と、この厨芥収納容器内の厨芥を加熱する加熱手段と、前記回転攪拌刃を駆動する駆動手段と、を有する厨芥処理機において、前記回転攪拌刃の端部と接近する位置の前記厨芥収納容器の内壁に複数の固定刃を有しており、第一の固定刃は前記厨芥収納容器内の前記加熱手段側に設けられ、この第一の固定刃に対して第二の固定刃は前記回転攪拌刃の回転中心を対称点とする位置よりも近い位置であって前記回転攪拌刃の回転方向下流側に設けられた厨芥処理機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2007−237030(P2007−237030A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−60426(P2006−60426)
【出願日】平成18年3月7日(2006.3.7)
【出願人】(399048917)日立アプライアンス株式会社 (3,043)
【Fターム(参考)】