反射照明システム
【課題】空間の仕切り面に自在に配置される反射部材に照明器具からの光を反射して配光する反射照明システムにおいて、配光方向を可変でき、かつ、配光用スペースを小さくして反射範囲及び配光方向を広く調整できるようにする。
【解決手段】本照明システムは、天井面101の任意の位置に配置自在である反射部材1と、側壁面103に配置され反射部材1に光を照射する照明器具2とを有する。反射部材1は照明器具2からの光を反射する反射面を有する複数の反射片と、各反射片をそれぞれ回転自在とする回転軸とを有し、各反射片は回転軸が互いに平行に、かつ、各反射面と天井面101との成す角が相互に同じに配置される。従って、各反射片を回転して反射光を所望の方向に配光でき、かつ、複数の反射片により配光方向を調整するので、1枚の反射片を用いる場合に比し配光用スペースを小さくして反射範囲及び配光方向を広く調整することができる。
【解決手段】本照明システムは、天井面101の任意の位置に配置自在である反射部材1と、側壁面103に配置され反射部材1に光を照射する照明器具2とを有する。反射部材1は照明器具2からの光を反射する反射面を有する複数の反射片と、各反射片をそれぞれ回転自在とする回転軸とを有し、各反射片は回転軸が互いに平行に、かつ、各反射面と天井面101との成す角が相互に同じに配置される。従って、各反射片を回転して反射光を所望の方向に配光でき、かつ、複数の反射片により配光方向を調整するので、1枚の反射片を用いる場合に比し配光用スペースを小さくして反射範囲及び配光方向を広く調整することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間の天井面等に配置された反射部材に照明器具からの光を反射して空間を照射する反射照明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の照明システムとして、天井面の任意の位置に設けられる反射部材と天井面以外に配置される照明器具とを組み合わせることにより、反射部材を仮想の光源とし、反射部材の配置位置を可変し、反射部材により照射方向を設定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この照明システムは、光源やその電源回路等を備えて重くなる照明器具を天井面に設ける必要がないので、天井面の強度が問題とならない利点がある。しかしながら、このシステムは、反射部材の反射面が固定されており、その反射方向を可変できないので、配光調整することができず、反射部材を設置後の反射方向の修正や変更が困難である。
【0003】
また、他の例として、車室内の前方のルーフに反射鏡を設け、後部座席側から反射鏡に向けてスポットライトのビーム光を照射し、反射鏡の向きを変化させてドライバ席側を照射する車両用室内照明装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この装置は、配光方向を広く調整しようとすると、反射鏡を回動するための広い配光用スペースが必要となり、宅内やオフィスの照明に不向きである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭57−21002号公報
【特許文献2】特開平6−24272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、空間の仕切り面に自在に配置される反射部材に照明器具からの光を反射して配光する反射照明システムにおいて、反射光の方向を可変して配光でき、かつ、反射部材により配光するための配光用スペースを小さくできて、反射範囲及び配光方向を広く調整することができる反射照明システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、空間を仕切る仕切り面の任意の位置に配置自在である反射部材と、前記反射部材が配置される仕切り面以外の空間の位置に配置されて前記反射部材に光を照射する照明器具と、を有する反射照明システムであって、前記反射部材は、前記照明器具からの光を反射するための反射面を有する複数の反射片と、前記各反射片をそれぞれ回転自在とする回転軸と、を有し、前記反射片は、各々の回転軸が互いに平行となるように配置され、かつ、各々の反射面と前記仕切り面との成す角が相互に同等であるものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の反射照明システムにおいて、前記照明器具は、その照射光の照射面積と焦点とを可変自在とするズームスポットライトであるものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、反射部材は、複数の反射片の反射面と空間の仕切り面との成す角が相互に等しく配置された、所謂ルーバー形状を成し、反射面と仕切り面の成す角を調整することにより反射面と照明器具からの光との成す角を調整できるので、反射光を所望の位置に配光することができる。また、複数の反射片により配光方向を調整するので、1枚の反射片を用いる場合に比し、各反射片の回転スペースは小さくて済み、従って、配光用スペースを小さくできる。
【0009】
請求項2の発明によれば、照明器具と反射部材との距離が変化しても、ズームスポットライトのズーム調整により、反射部材に絞った光を照射することができるので、効率良く照明できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る反射照明システムを示す斜視図。
【図2】同照明システムの反射部材の分解斜視図。
【図3】(a)は同反射部材の斜視図、(b)は同反射部材の側面図。
【図4】(a)は反射片を回転する前の断面図、(b)は反射片を回転した後の断面図。
【図5】(a)は同照明システムの照明器具の斜視図、(b)は同照明システムの他の照明器具の斜視図。
【図6】(a)は上記実施形態の変形例における反射部材を示す部分斜視図、(b)は同反射部材の断面図。
【図7】(a)は上記実施形態の他の変形例における反射部材の斜視図、(b)は同反射部材の反射面側から見た平面図、(c)は同反射部材の断面図、(d)は同反射部材の側面図。
【図8】(a)は上記実施形態の変形例における反射照明システムを示す斜視図、(b)は同照明システムの側面図。
【図9】(a)は本発明の第2の実施形態に係る反射照明システムのズームスポットライトの斜視図、(b)は同スポットライトの構成図、(c)は同スポットライトの狭角時と広角時の照射パターンを示す図、(d)は同スポットライトのズーム機構を示す断面図、(e)は同スポットライトの内部筐体の斜視図。
【図10】(a)は同照明システムのスポットライトを広角ズームとしたときの斜視図、(b)は同照明システムのスポットライトを狭角ズームとしたときの斜視図。
【図11】同照明システムの照明器具を什器に配置した場合の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る反射照明システムについて図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本実施形態における反射照明システム(以下、本照明システムという)の構成を示す。本照明システムは、室内の空間100を仕切る天井面(仕切り面)101の任意の位置に配置自在な反射部材1と、反射部材1が配置される天井面101以外の空間100の位置に配置され反射部材1に光を照射する照明器具2と、を有する。ここでは、照明器具2は空間100の側壁面103に取り付けられ、照明器具2からの照射光20が反射部材1で反射され、その反射光10により空間100内の、例えば床面102上の机200等を照明する。
【0012】
反射部材1は、図2に示すように、照明器具2からの光を反射するための反射面34を持つ複数の反射片31と、各反射片31をそれぞれ回転自在とする回転軸32と、回転軸32の両端を支持するための2本のレール33と、各レール33と接合され天井面101に取り付けられるプレート4と、を有する。
【0013】
反射片31は、アルミニウム等の金属材、または樹脂等の基板に銀蒸着等の表面処理を行って金属コーティングした部材等を用い、その表面は反射率を約90%以上としている。反射片31は各々の回転軸32が互いに平行となるようにレール33に配置され、かつ、各々の反射面34と天井面101との成す角が相互に同等となるようにして使用され、所謂ルーバー形式を成している。
【0014】
回転軸32は、金属製または樹脂製の円柱棒形状を成し、例えば、反射片31の矩形板内をその長手方向の中心軸に沿って設けられた貫通孔(不図示)を貫通して装着される。なお、回転軸32は、反射片31に貫通せずに外から直接取り付けてもよく、反射片31の中心軸上、またはそれと平行にあり反射片31と一体になって回転自在であればよい。
【0015】
レール33は、図2のA部に示すように、その長手方向に沿って等間隔に形成された回転軸用の軸受穴35を有し、回転軸32はその両端がレール33の軸受穴35に挿入され回転自在に支持される。ここでは、回転軸32は、手動で反射片31を回転調整後、再度手動で調整しない限りその回転した角が保持される程度の取付け強さでレール33に支持されている。
【0016】
反射部材1の天井面101への固定について図3(a)、(b)を参照して説明する。
反射部材1は、その反射面34と反対側に静電気接触シート11が配置され、この静電気接触シート11を介して支持体である天井面101の壁に取り付けられる。
【0017】
図3(a)に示すように、反射部材1は、プレート4とレール33とが接着剤等の接合部材により接合されて一体化され、プレート4の天井面101側に、静電気接触シート11が装着される。また、図3(b)に示すように、反射部材1は天井面101に取り付けられる際、プレート4に静電気接触シート11が装着された状態で、静電気接触シート11を天井面101との間に挟むようにして天井面101に押付けられる。これにより、反射部材1は静電気接触シート11による静電気力により天井面101に接着され保持される。
【0018】
静電気接触シート11は、反射部材1が静電気力を利用して天井面101に取り付けたられたとき、反射部材1が落下し難い接着・保持性能を有し、設置後、移動させるときに容易に取り外すことができるものを使用すればよく、例えば、市販の静電気接触シートとして、シート素材にポリプロピレン部材(厚さ50μm)を用いた「コーワライティングシート」(製品名)(株式会社光和インターナショナル製)などが挙げられる。また、静電気接触シート11の形状は、反射部材1の形状に合わせて任意に設定できる。なお、他の面接触用部材として、カギ状のトゲが無数に付いた布と、起毛状の柔らかい布との組み合わせからなる面ファスナー、例えば、マジックテープ(クラレ社の登録商標)等を使用してもよい。
【0019】
上記反射部材1において、ユーザは照明器具2(図1参照)からの光の反射方向に対応して、各反射片31の反射面34と天井面101との成す角を相互に同じとなるようにして調整する。図4(a)は、反射片31の各々の反射面34を天井面101と平行に調整した初期状態を示す。図4(b)は、各反射面34が回転され天井面101と一定の傾きの角度を成した状態を示す。ここでは、照明器具2からの照射光20を反射面34で反射して、その反射光10を反射部材1直下の床面等に照射するように調整されている。このように、反射片31の各々を照射方向に合わせて回転することにより、照明器具2からの光は反射部材1で反射され天井面101以外のほぼ任意の方向に照射される。なお、各反射面34は、回転軸32の回りに、半回転や一回転することも可能である。
【0020】
照明器具2は、光源として蛍光灯等の放電灯や、LED等の半導体光源などが用いられる。図5(a)は、光源が蛍光灯である場合の照明器具2を示す。この照明器具2は、筐体21内に設けられた蛍光灯22からの光を、反射鏡23で反射し線状光源として照射する。図5(b)は、光源がLED25である場合の照明器具2を示す。この照明器具2は、筒状の筐体24内の底面に、同心円上に配置された複数のLED25からの光を複数のレンズ26を有する光学部材27でそれぞれ集光し、円状光源として照射する。
【0021】
本実施形態によれば、反射部材1は、いわゆるルーバー形式となっているので、各反射片31を回転して反射面34と天井面10との成す角を調整することにより、反射面34と照明器具2からの照射光20との成す角を可変して配光調整でき、反射光10を所望の位置に配光させることができる。また、複数の反射片31の反射面34により、広い反射範囲を成し各反射面34により配光方向を広く調整することができ、その際に、各反射片31の回転スペースが小さいので、配光用スペースを小さくできる。
【0022】
また、反射片31を回転するだけで、照射方向を変えることができるので、電気工事を伴わずに簡単に照明の位置や方向を変更することができる。また、光源やその電源等を有する照明器具2は、天井面101に設置する場合と比較して低位置に設置されるので、ランプ交換等のメンテナンス作業も容易となる。なお、本実施形態は、住宅内での使用を想定したものであるが、その他、オフィス、学校、病院、店舗等の非住宅施設においても同様に適用することができる。
【0023】
反射部材1を配置位置可変とする他の構成としては、天井面101などに形成されたダクトやレールに反射部材1を保持して移動する方式や、反射部材1に設けた差し込み端子を、天井面101に設けた複数の差し込み口の任意の位置に差し込んで反射部材1を天井面101に固定する方式等でもよく、反射部材1が天井面101に着脱、配置自在な構造であればよい。
【0024】
次に、上記実施形態の変形例の反射部材について、図6(a)、(b)を参照して説明する。本変形例において、反射部材1は、ウォームギヤを構成するねじ状の歯車であるウォーム36と、このウォーム36と軸角90度を成してかみ合うウォームホイールの歯車37とを有する。ウォーム36は、その両端がレール33の各L字型部分にレール33の長手方向に平行に回転自在に支持される。歯車37は、回転軸32に互いの中心軸を合わせて共に回転するように取り付けられている。
【0025】
ウォーム36は、その一端がレール33のL字型部分を貫通し、その先端にウォーム回転用のツマミ38が固定されている。ユーザは、このツマミ38を回転することにより、ウォーム36とかみ合っている全ての歯車37を同時に同じ回転角だけ回転することができ、ルーバー形式の反射片31を容易に回転調整することができる。なお、ツマミ38に、これを回転するための回転紐を設けてもよい。
【0026】
次に、上記実施形態の他の変形例について、図7(a)乃至(d)を参照して説明する。本変形例においては、反射部材1は円筒形のレール33aを有し、レール33aは、その内壁面に各回転軸32を回転自在に支持するための軸穴39を有する。反射片31は、レール33aの円筒内に収納されるように、各々の長さ及び幅が形成されると共に、これに対応して回転軸32の長さも調整され軸穴39に挿入される。この反射部材1は、前述と同様に静電気接触シート11により天井面101に配置自在に取付けられる。本変形例によれは、反射光により、円形状の照射パターンを形成できる。
【0027】
次に、上記実施形態の他の別の変形例について図8(a)、(b)を参照して説明する。本変形例は、照明器具2を側壁面103に形成された埋め込み部104に埋め込み、この照明器具2からの光により、フリーレイアウトに配置された反射部材1を照射して空間100の下方を照明する。本変形例によれば、光源や光源用電源を含む照明器具2は、天井面101に配置される反射部材1とは別配置とされると共に、埋め込み部104内に置くだけでよいので、その取り付けが容易となると共に、ユーザが直接光を見ることを避けるようにでき、照明器具2を目立たなくすることができる。
【0028】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る反射照明システムについて図9及び図10を参照して説明する。本照明システムにおいては、上述の照明器具2として、照射光の照射面積と焦点とを可変自在とするズーム式スポットライト5を用いている。
【0029】
スポットライト5は、図9(a)、(b)に示すように、筒状の本体51と、本体51に内蔵される光源52と、光源52からの光を通すための開口を有するマスク53と、マスク53の前方の照射方向に設けられたズームレンズ54と、を備える。また、本体51は、ズームレンズ54を移動するためのズームレバー55と、本体51を側壁面103(図10参照)に取り付けるための取付部56と、ズームレンズ54を支持するための内部筐体57と、を有する。光源52は、LED等の発光体と、発光体からの光をズームレンズ54側に反射する反射鏡とを有する。ズームレンズ54は、集光用のレンズ54aと、それと同じ光軸上にある焦点調整用のレンズ54bとを有する。
【0030】
スポットライト5は、ズームレバー55により、レンズ54aとレンズ54bとの間隔が可変され、マスク53を通ってきた光源52からの照射光の照射面積や焦点距離が調整され、照射面60に照射パターン61が形成される。このレンズ調整により、例えば、図9(c)に示すように、絞った照射パターン61aや拡大した照射パターン61bが得られる。
【0031】
内部筐体57は、図9(d)、(e)に示すように、ズームレバー55と連動して回転する外筒57aと、回転しない内筒57bとを有する。ズームレンズ54(54a、54b)は、レンズピン58が内筒57bのレンズ回転止め用の直線ガイド溝59aを通して、外筒57aの円弧状のガイド孔59に移動自由に嵌り込むことにより支持されている。これにより、外筒57aが回転されると、ズームレンズ54は、軸方向に直線的に移動する。
【0032】
図10は、上記スポットライト5を用いた照明システムを示し、同図(a)はスポットライト5が広角ズームの状態、同図(b)はスポットライト5が狭角ズームの状態を示す。広角ズームは、スポットライト5と反射部材1とが接近しているときに設定される。このとき、スポットライト5はズーム角を広角に調整されて反射部材1に照射光50を照射する。狭角ズームは、スポットライト5と反射部材1とが離間しているときに設定される。このとき、スポットライト5はズーム角を狭角に調整されて反射部材1を照射する。なお、スポットライト5は側壁面103に形成された埋め込み部に配置してもよい。
【0033】
本実施形態によれば、照明器具として、光源からの照射光の照射面積及び焦点が可変自在なスポットライト5を用いたことにより、スポットライト5と反射部材1との距離が変化しても、スポットライト5のズーム調整により、反射部材1に絞った照射光50を照射することができるので、効率良く照明できる。
【0034】
図11は、上記のようなスポットライトを照明器具2として用いたときであって、これをテレビ台201や本棚202等の什器に配置した場合を示す。反射部材1は天井面101にフリーレイアウトとし、照明器具2は空間100内の各種家具等の什器に配置される。この構成においては、照明器具2を低位置に配置し易いので、ランプ交換時のメンテナンス作業がより容易である。また、照明器具2を既存配置の各種什器上に配置するので、余分な配置スペースを必要としない。また、照明器具2の個数を増やしたり、それらの配置を変更することにより、ユーザの好みに応じた光色や光量の組み合わせとすることができ、様々な照明バリエーションの展開が可能となる。なお、照明器具2は床面102に埋め込んでもよい。また、照明器具2の給電方式として、電灯線によるワイヤ接続以外に、充電式電池等を用いてワイヤレスとしてもよい。
【0035】
なお、本発明は上記各種実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態における各反射片31の反射面34を回転する際、各反射片31の一端をそれぞれ紐で連結して接続し、紐を引っ張ることにより、各反射片31を同時に同じ回転角で回転するようにしてもよい。また、反射部材1は円形状の場合に、各反射片31全体を照明器具2の方向に合わせて水平回転可能としてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 反射部材
2 照明器具
3 反射部(反射部材)
31 反射片
32 回転軸
34 反射面
5 スポットライト(ズームスポットライト、照明器具)
100 空間
101 天井面(仕切り面)
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間の天井面等に配置された反射部材に照明器具からの光を反射して空間を照射する反射照明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の照明システムとして、天井面の任意の位置に設けられる反射部材と天井面以外に配置される照明器具とを組み合わせることにより、反射部材を仮想の光源とし、反射部材の配置位置を可変し、反射部材により照射方向を設定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この照明システムは、光源やその電源回路等を備えて重くなる照明器具を天井面に設ける必要がないので、天井面の強度が問題とならない利点がある。しかしながら、このシステムは、反射部材の反射面が固定されており、その反射方向を可変できないので、配光調整することができず、反射部材を設置後の反射方向の修正や変更が困難である。
【0003】
また、他の例として、車室内の前方のルーフに反射鏡を設け、後部座席側から反射鏡に向けてスポットライトのビーム光を照射し、反射鏡の向きを変化させてドライバ席側を照射する車両用室内照明装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この装置は、配光方向を広く調整しようとすると、反射鏡を回動するための広い配光用スペースが必要となり、宅内やオフィスの照明に不向きである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭57−21002号公報
【特許文献2】特開平6−24272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、空間の仕切り面に自在に配置される反射部材に照明器具からの光を反射して配光する反射照明システムにおいて、反射光の方向を可変して配光でき、かつ、反射部材により配光するための配光用スペースを小さくできて、反射範囲及び配光方向を広く調整することができる反射照明システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、空間を仕切る仕切り面の任意の位置に配置自在である反射部材と、前記反射部材が配置される仕切り面以外の空間の位置に配置されて前記反射部材に光を照射する照明器具と、を有する反射照明システムであって、前記反射部材は、前記照明器具からの光を反射するための反射面を有する複数の反射片と、前記各反射片をそれぞれ回転自在とする回転軸と、を有し、前記反射片は、各々の回転軸が互いに平行となるように配置され、かつ、各々の反射面と前記仕切り面との成す角が相互に同等であるものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の反射照明システムにおいて、前記照明器具は、その照射光の照射面積と焦点とを可変自在とするズームスポットライトであるものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、反射部材は、複数の反射片の反射面と空間の仕切り面との成す角が相互に等しく配置された、所謂ルーバー形状を成し、反射面と仕切り面の成す角を調整することにより反射面と照明器具からの光との成す角を調整できるので、反射光を所望の位置に配光することができる。また、複数の反射片により配光方向を調整するので、1枚の反射片を用いる場合に比し、各反射片の回転スペースは小さくて済み、従って、配光用スペースを小さくできる。
【0009】
請求項2の発明によれば、照明器具と反射部材との距離が変化しても、ズームスポットライトのズーム調整により、反射部材に絞った光を照射することができるので、効率良く照明できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る反射照明システムを示す斜視図。
【図2】同照明システムの反射部材の分解斜視図。
【図3】(a)は同反射部材の斜視図、(b)は同反射部材の側面図。
【図4】(a)は反射片を回転する前の断面図、(b)は反射片を回転した後の断面図。
【図5】(a)は同照明システムの照明器具の斜視図、(b)は同照明システムの他の照明器具の斜視図。
【図6】(a)は上記実施形態の変形例における反射部材を示す部分斜視図、(b)は同反射部材の断面図。
【図7】(a)は上記実施形態の他の変形例における反射部材の斜視図、(b)は同反射部材の反射面側から見た平面図、(c)は同反射部材の断面図、(d)は同反射部材の側面図。
【図8】(a)は上記実施形態の変形例における反射照明システムを示す斜視図、(b)は同照明システムの側面図。
【図9】(a)は本発明の第2の実施形態に係る反射照明システムのズームスポットライトの斜視図、(b)は同スポットライトの構成図、(c)は同スポットライトの狭角時と広角時の照射パターンを示す図、(d)は同スポットライトのズーム機構を示す断面図、(e)は同スポットライトの内部筐体の斜視図。
【図10】(a)は同照明システムのスポットライトを広角ズームとしたときの斜視図、(b)は同照明システムのスポットライトを狭角ズームとしたときの斜視図。
【図11】同照明システムの照明器具を什器に配置した場合の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る反射照明システムについて図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本実施形態における反射照明システム(以下、本照明システムという)の構成を示す。本照明システムは、室内の空間100を仕切る天井面(仕切り面)101の任意の位置に配置自在な反射部材1と、反射部材1が配置される天井面101以外の空間100の位置に配置され反射部材1に光を照射する照明器具2と、を有する。ここでは、照明器具2は空間100の側壁面103に取り付けられ、照明器具2からの照射光20が反射部材1で反射され、その反射光10により空間100内の、例えば床面102上の机200等を照明する。
【0012】
反射部材1は、図2に示すように、照明器具2からの光を反射するための反射面34を持つ複数の反射片31と、各反射片31をそれぞれ回転自在とする回転軸32と、回転軸32の両端を支持するための2本のレール33と、各レール33と接合され天井面101に取り付けられるプレート4と、を有する。
【0013】
反射片31は、アルミニウム等の金属材、または樹脂等の基板に銀蒸着等の表面処理を行って金属コーティングした部材等を用い、その表面は反射率を約90%以上としている。反射片31は各々の回転軸32が互いに平行となるようにレール33に配置され、かつ、各々の反射面34と天井面101との成す角が相互に同等となるようにして使用され、所謂ルーバー形式を成している。
【0014】
回転軸32は、金属製または樹脂製の円柱棒形状を成し、例えば、反射片31の矩形板内をその長手方向の中心軸に沿って設けられた貫通孔(不図示)を貫通して装着される。なお、回転軸32は、反射片31に貫通せずに外から直接取り付けてもよく、反射片31の中心軸上、またはそれと平行にあり反射片31と一体になって回転自在であればよい。
【0015】
レール33は、図2のA部に示すように、その長手方向に沿って等間隔に形成された回転軸用の軸受穴35を有し、回転軸32はその両端がレール33の軸受穴35に挿入され回転自在に支持される。ここでは、回転軸32は、手動で反射片31を回転調整後、再度手動で調整しない限りその回転した角が保持される程度の取付け強さでレール33に支持されている。
【0016】
反射部材1の天井面101への固定について図3(a)、(b)を参照して説明する。
反射部材1は、その反射面34と反対側に静電気接触シート11が配置され、この静電気接触シート11を介して支持体である天井面101の壁に取り付けられる。
【0017】
図3(a)に示すように、反射部材1は、プレート4とレール33とが接着剤等の接合部材により接合されて一体化され、プレート4の天井面101側に、静電気接触シート11が装着される。また、図3(b)に示すように、反射部材1は天井面101に取り付けられる際、プレート4に静電気接触シート11が装着された状態で、静電気接触シート11を天井面101との間に挟むようにして天井面101に押付けられる。これにより、反射部材1は静電気接触シート11による静電気力により天井面101に接着され保持される。
【0018】
静電気接触シート11は、反射部材1が静電気力を利用して天井面101に取り付けたられたとき、反射部材1が落下し難い接着・保持性能を有し、設置後、移動させるときに容易に取り外すことができるものを使用すればよく、例えば、市販の静電気接触シートとして、シート素材にポリプロピレン部材(厚さ50μm)を用いた「コーワライティングシート」(製品名)(株式会社光和インターナショナル製)などが挙げられる。また、静電気接触シート11の形状は、反射部材1の形状に合わせて任意に設定できる。なお、他の面接触用部材として、カギ状のトゲが無数に付いた布と、起毛状の柔らかい布との組み合わせからなる面ファスナー、例えば、マジックテープ(クラレ社の登録商標)等を使用してもよい。
【0019】
上記反射部材1において、ユーザは照明器具2(図1参照)からの光の反射方向に対応して、各反射片31の反射面34と天井面101との成す角を相互に同じとなるようにして調整する。図4(a)は、反射片31の各々の反射面34を天井面101と平行に調整した初期状態を示す。図4(b)は、各反射面34が回転され天井面101と一定の傾きの角度を成した状態を示す。ここでは、照明器具2からの照射光20を反射面34で反射して、その反射光10を反射部材1直下の床面等に照射するように調整されている。このように、反射片31の各々を照射方向に合わせて回転することにより、照明器具2からの光は反射部材1で反射され天井面101以外のほぼ任意の方向に照射される。なお、各反射面34は、回転軸32の回りに、半回転や一回転することも可能である。
【0020】
照明器具2は、光源として蛍光灯等の放電灯や、LED等の半導体光源などが用いられる。図5(a)は、光源が蛍光灯である場合の照明器具2を示す。この照明器具2は、筐体21内に設けられた蛍光灯22からの光を、反射鏡23で反射し線状光源として照射する。図5(b)は、光源がLED25である場合の照明器具2を示す。この照明器具2は、筒状の筐体24内の底面に、同心円上に配置された複数のLED25からの光を複数のレンズ26を有する光学部材27でそれぞれ集光し、円状光源として照射する。
【0021】
本実施形態によれば、反射部材1は、いわゆるルーバー形式となっているので、各反射片31を回転して反射面34と天井面10との成す角を調整することにより、反射面34と照明器具2からの照射光20との成す角を可変して配光調整でき、反射光10を所望の位置に配光させることができる。また、複数の反射片31の反射面34により、広い反射範囲を成し各反射面34により配光方向を広く調整することができ、その際に、各反射片31の回転スペースが小さいので、配光用スペースを小さくできる。
【0022】
また、反射片31を回転するだけで、照射方向を変えることができるので、電気工事を伴わずに簡単に照明の位置や方向を変更することができる。また、光源やその電源等を有する照明器具2は、天井面101に設置する場合と比較して低位置に設置されるので、ランプ交換等のメンテナンス作業も容易となる。なお、本実施形態は、住宅内での使用を想定したものであるが、その他、オフィス、学校、病院、店舗等の非住宅施設においても同様に適用することができる。
【0023】
反射部材1を配置位置可変とする他の構成としては、天井面101などに形成されたダクトやレールに反射部材1を保持して移動する方式や、反射部材1に設けた差し込み端子を、天井面101に設けた複数の差し込み口の任意の位置に差し込んで反射部材1を天井面101に固定する方式等でもよく、反射部材1が天井面101に着脱、配置自在な構造であればよい。
【0024】
次に、上記実施形態の変形例の反射部材について、図6(a)、(b)を参照して説明する。本変形例において、反射部材1は、ウォームギヤを構成するねじ状の歯車であるウォーム36と、このウォーム36と軸角90度を成してかみ合うウォームホイールの歯車37とを有する。ウォーム36は、その両端がレール33の各L字型部分にレール33の長手方向に平行に回転自在に支持される。歯車37は、回転軸32に互いの中心軸を合わせて共に回転するように取り付けられている。
【0025】
ウォーム36は、その一端がレール33のL字型部分を貫通し、その先端にウォーム回転用のツマミ38が固定されている。ユーザは、このツマミ38を回転することにより、ウォーム36とかみ合っている全ての歯車37を同時に同じ回転角だけ回転することができ、ルーバー形式の反射片31を容易に回転調整することができる。なお、ツマミ38に、これを回転するための回転紐を設けてもよい。
【0026】
次に、上記実施形態の他の変形例について、図7(a)乃至(d)を参照して説明する。本変形例においては、反射部材1は円筒形のレール33aを有し、レール33aは、その内壁面に各回転軸32を回転自在に支持するための軸穴39を有する。反射片31は、レール33aの円筒内に収納されるように、各々の長さ及び幅が形成されると共に、これに対応して回転軸32の長さも調整され軸穴39に挿入される。この反射部材1は、前述と同様に静電気接触シート11により天井面101に配置自在に取付けられる。本変形例によれは、反射光により、円形状の照射パターンを形成できる。
【0027】
次に、上記実施形態の他の別の変形例について図8(a)、(b)を参照して説明する。本変形例は、照明器具2を側壁面103に形成された埋め込み部104に埋め込み、この照明器具2からの光により、フリーレイアウトに配置された反射部材1を照射して空間100の下方を照明する。本変形例によれば、光源や光源用電源を含む照明器具2は、天井面101に配置される反射部材1とは別配置とされると共に、埋め込み部104内に置くだけでよいので、その取り付けが容易となると共に、ユーザが直接光を見ることを避けるようにでき、照明器具2を目立たなくすることができる。
【0028】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る反射照明システムについて図9及び図10を参照して説明する。本照明システムにおいては、上述の照明器具2として、照射光の照射面積と焦点とを可変自在とするズーム式スポットライト5を用いている。
【0029】
スポットライト5は、図9(a)、(b)に示すように、筒状の本体51と、本体51に内蔵される光源52と、光源52からの光を通すための開口を有するマスク53と、マスク53の前方の照射方向に設けられたズームレンズ54と、を備える。また、本体51は、ズームレンズ54を移動するためのズームレバー55と、本体51を側壁面103(図10参照)に取り付けるための取付部56と、ズームレンズ54を支持するための内部筐体57と、を有する。光源52は、LED等の発光体と、発光体からの光をズームレンズ54側に反射する反射鏡とを有する。ズームレンズ54は、集光用のレンズ54aと、それと同じ光軸上にある焦点調整用のレンズ54bとを有する。
【0030】
スポットライト5は、ズームレバー55により、レンズ54aとレンズ54bとの間隔が可変され、マスク53を通ってきた光源52からの照射光の照射面積や焦点距離が調整され、照射面60に照射パターン61が形成される。このレンズ調整により、例えば、図9(c)に示すように、絞った照射パターン61aや拡大した照射パターン61bが得られる。
【0031】
内部筐体57は、図9(d)、(e)に示すように、ズームレバー55と連動して回転する外筒57aと、回転しない内筒57bとを有する。ズームレンズ54(54a、54b)は、レンズピン58が内筒57bのレンズ回転止め用の直線ガイド溝59aを通して、外筒57aの円弧状のガイド孔59に移動自由に嵌り込むことにより支持されている。これにより、外筒57aが回転されると、ズームレンズ54は、軸方向に直線的に移動する。
【0032】
図10は、上記スポットライト5を用いた照明システムを示し、同図(a)はスポットライト5が広角ズームの状態、同図(b)はスポットライト5が狭角ズームの状態を示す。広角ズームは、スポットライト5と反射部材1とが接近しているときに設定される。このとき、スポットライト5はズーム角を広角に調整されて反射部材1に照射光50を照射する。狭角ズームは、スポットライト5と反射部材1とが離間しているときに設定される。このとき、スポットライト5はズーム角を狭角に調整されて反射部材1を照射する。なお、スポットライト5は側壁面103に形成された埋め込み部に配置してもよい。
【0033】
本実施形態によれば、照明器具として、光源からの照射光の照射面積及び焦点が可変自在なスポットライト5を用いたことにより、スポットライト5と反射部材1との距離が変化しても、スポットライト5のズーム調整により、反射部材1に絞った照射光50を照射することができるので、効率良く照明できる。
【0034】
図11は、上記のようなスポットライトを照明器具2として用いたときであって、これをテレビ台201や本棚202等の什器に配置した場合を示す。反射部材1は天井面101にフリーレイアウトとし、照明器具2は空間100内の各種家具等の什器に配置される。この構成においては、照明器具2を低位置に配置し易いので、ランプ交換時のメンテナンス作業がより容易である。また、照明器具2を既存配置の各種什器上に配置するので、余分な配置スペースを必要としない。また、照明器具2の個数を増やしたり、それらの配置を変更することにより、ユーザの好みに応じた光色や光量の組み合わせとすることができ、様々な照明バリエーションの展開が可能となる。なお、照明器具2は床面102に埋め込んでもよい。また、照明器具2の給電方式として、電灯線によるワイヤ接続以外に、充電式電池等を用いてワイヤレスとしてもよい。
【0035】
なお、本発明は上記各種実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態における各反射片31の反射面34を回転する際、各反射片31の一端をそれぞれ紐で連結して接続し、紐を引っ張ることにより、各反射片31を同時に同じ回転角で回転するようにしてもよい。また、反射部材1は円形状の場合に、各反射片31全体を照明器具2の方向に合わせて水平回転可能としてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 反射部材
2 照明器具
3 反射部(反射部材)
31 反射片
32 回転軸
34 反射面
5 スポットライト(ズームスポットライト、照明器具)
100 空間
101 天井面(仕切り面)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間を仕切る仕切り面の任意の位置に配置自在である反射部材と、前記反射部材が配置される仕切り面以外の空間の位置に配置されて前記反射部材に光を照射する照明器具と、を有する反射照明システムであって、
前記反射部材は、前記照明器具からの光を反射するための反射面を有する複数の反射片と、前記各反射片をそれぞれ回転自在とする回転軸と、を有し、
前記反射片は、各々の回転軸が互いに平行となるように配置され、かつ、各々の反射面と前記仕切り面との成す角が相互に同等であることを特徴とする反射照明システム。
【請求項2】
前記照明器具は、その照射光の照射面積と焦点とを可変自在とするズームスポットライトであることを特徴とする請求項1に記載の反射照明システム。
【請求項1】
空間を仕切る仕切り面の任意の位置に配置自在である反射部材と、前記反射部材が配置される仕切り面以外の空間の位置に配置されて前記反射部材に光を照射する照明器具と、を有する反射照明システムであって、
前記反射部材は、前記照明器具からの光を反射するための反射面を有する複数の反射片と、前記各反射片をそれぞれ回転自在とする回転軸と、を有し、
前記反射片は、各々の回転軸が互いに平行となるように配置され、かつ、各々の反射面と前記仕切り面との成す角が相互に同等であることを特徴とする反射照明システム。
【請求項2】
前記照明器具は、その照射光の照射面積と焦点とを可変自在とするズームスポットライトであることを特徴とする請求項1に記載の反射照明システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−154828(P2011−154828A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−14646(P2010−14646)
【出願日】平成22年1月26日(2010.1.26)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年1月26日(2010.1.26)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
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