説明

圧縮機用ハウジングの歪み測定方法及びその装置

【課題】部品単体の状態においてもボルトの締結力が加わった状態と同等の条件でハウジングの歪みを測定することのできる圧縮機用ハウジングの歪み測定方法及びその装置を提供する。
【解決手段】ハウジング1aの各ボルト挿入箇所にそれぞれ軸方向の圧縮荷重を付与するとともに、第1及び第2の測定器13,14をハウジング1aの軸心を中心に回動することにより、荷重を付与した状態でハウジング1aの歪みを周方向に亘って測定するようにしたので、ハウジング1aが部品単体の状態においてもボルト7の締結力が加わった状態と同等の条件でハウジング1aの歪みを測定することができ、組立後のハウジング1aにおける歪みを的確に検査することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両用空気調和装置に用いられる圧縮機の製造において、ハウジングの歪みを測定するための圧縮機用ハウジングの歪み測定方法及びその装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種の圧縮機としては、圧縮機本体内に互いに周方向に間隔をおいて設けられた複数のシリンダと、各シリンダ内をそれぞれ往復動する複数のピストンと、各ピストンの一端側に摺動自在に係合する斜板と、斜板を回転させる駆動シャフトとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。圧縮機本体は、円筒状のハウジング、シリンダブロック及びシリンダヘッドからなり、これらの部品は複数のボルトによって互いに締結されている。
【0003】
ところで、前記ハウジングは、ピストンの往復運動による繰り返し荷重を受けるため、その内面に歪みがあると部分的に集中応力が生じ、長期的な使用における耐久性の面で好ましくない。そこで、周知の真円度測定装置(例えば、特許文献2参照。)を用いてハウジングの内面の真円度を測定することにより、ハウジングの歪みを測定する方法もある。
【特許文献1】特開2004−239096号公報
【特許文献2】特開平8−313247号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記ハウジングは周方向複数箇所をボルトによってシリンダブロック及びシリンダヘッドに締結されるため、ボルトの締結力が加わった状態と同等の条件で歪みを測定する必要があるが、真円度測定装置を用いて部品単体の状態で測定する方法では、ボルトの締結力と同等の荷重を付与したハウジングの歪みを測定することができず、組立後のハウジングに実際に生ずる歪みを検査することができなかった。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品単体の状態においてもボルトの締結力が加わった状態と同等の条件でハウジングの歪みを測定することのできる圧縮機用ハウジングの歪み測定方法及びその装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は前記目的を達成するために、圧縮機本体の軸方向一端側に配置され、軸方向一端面側の周縁部の周方向複数箇所に挿入されるボルトによって軸方向他端側の他の部品に締結される円筒状の圧縮機用ハウジングの歪みを測定する圧縮機用ハウジングの歪み測定方法において、前記ハウジングの各ボルト挿入箇所にそれぞれ軸方向の圧縮荷重を付与した状態でハウジングの歪みを周方向に亘って測定するようにしている。
【0007】
これにより、ハウジングの各ボルト挿入箇所にそれぞれ軸方向の圧縮荷重が付与された状態でハウジングの歪みが周方向に亘って測定されることから、ハウジングが部品単体の状態においてもボルトの締結力が加わった状態と同等の条件でハウジングの歪みを測定することができる。
【0008】
また、本発明は前記目的を達成するために、圧縮機本体の軸方向一端側に配置され、軸方向一端面側の周縁部の周方向複数箇所に挿入されるボルトによって軸方向他端側の他の部品に締結される円筒状の圧縮機用ハウジングの歪みを測定する圧縮機用ハウジングの歪み測定装置において、前記ハウジングの各ボルト挿入箇所にそれぞれ軸方向の圧縮荷重を付与する荷重付与手段と、荷重付与手段によってハウジングに圧縮荷重を付与した状態でハウジングの歪みを周方向に亘って測定する測定器とを備えている。
【0009】
これにより、ハウジングの各ボルト挿入箇所にそれぞれ荷重付与手段によって軸方向の圧縮荷重が付与された状態でハウジングの歪みが測定器によって周方向に亘って測定されることから、ハウジングが部品単体の状態においてもボルトの締結力が加わった状態と同等の条件でハウジングの歪みを測定することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、部品単体の状態においてもボルトの締結力が加わった状態と同等の条件でハウジングの歪みを測定することができるので、組立後のハウジングにおける歪みを的確に検査することができ、故障の原因になり易いハウジングの歪みの発見に貢献することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1乃至図8は本発明の一実施形態を示すもので、図1は歪み測定装置の側面図、図2は圧縮機の側面断面図、図3はハウジング嵌合前の歪み測定装置の側面図、図4は図1のA−A線矢視方向断面図、図5は図1のB−B線矢視方向断面図、図6は図1のC−C線矢視方向断面図、図7は歪み測定装置のブロック図、図8は測定結果の一例を示す図である。
【0012】
同図に示す斜板式圧縮機は、冷媒を吸入及び吐出する圧縮機本体1と、圧縮機本体1内に設けられた複数のピストン2と、各ピストン2の一端側に周方向に摺動自在に係合する斜板3と、斜板3に連結されたロータ4と、ロータ4を介して斜板3を回転させる駆動シャフト5とを備え、斜板3の回転によって各ピストン2がそれぞれシリンダ6内を往復動するようになっている。
【0013】
圧縮機本体1は、ハウジング1a、シリンダブロック1b、シリンダヘッド1c及びバルブプレート1dからなり、これらは複数のボルト7によって互いに軸方向に連結されている。ハウジング1aはアルミニウム合金等の鋳造品からなり、一端側を閉塞した円筒状に形成されている。ハウジング1aの一端面の中央には駆動シャフト5を挿通するシャフト挿通孔1eが設けられ、その他端側はシリンダブロック1b側に開口している。シャフト挿通孔1e内には駆動シャフト5を支持するベアリング8が配置され、ハウジング1aの内側の端面には斜板3を軸方向に支持するベアリング9が配置される。また、ハウジング1aの一端面の周方向複数箇所には各ボルト7をそれぞれ挿通するボルト挿通孔1fが設けられ、各ボルト挿通孔1fはハウジング1aの周方向に等間隔で配置されている。この場合、各ボルト挿通孔1fに挿入されたボルト7は、シリンダブロック1b及びバルブプレート1dを挿通してシリンダヘッド1cに螺合するようになっている。
【0014】
本実施形態の歪み測定装置10は、ハウジング1aの各ボルト挿入箇所にそれぞれ軸方向の圧縮荷重を付与する荷重付与手段としての押圧部材11と、ハウジング1aと同軸上に配置される支軸12と、ハウジング1aの内周面における径方向の変位量を測定する第1の測定器13と、ハウジング1aの軸方向一端側における内側端面(ベアリング7の取付面)の軸方向の変位量を測定する第2の測定器14と、各測定器13,14の測定位置を周方向複数箇所で検知する第1の位置検知器15と、各測定器13,14の測定開始位置を周方向所定位置で検知する第2の位置検知器16と、押圧部材11によってハウジング1aの各ボルト挿入箇所に付与された荷重の大きさをそれぞれ測定する複数の荷重測定器17と、測定データを記憶するデータ記憶部18とから構成されている。
【0015】
押圧部材11は、ハウジング1aの上方に配置される円盤状の本体部11aと、本体部11aの下面にハウジング1aの各ボルト挿入箇所に対応するように設けられた複数の押圧部11bとからなる。本体部11aは各押圧部11bをそれぞれ周方向所定位置に確実に保持可能な剛性を有し、その上面には図示しない加圧装置によって下方への荷重が付与されるようになっている。押圧部11bは本体部11aの下面から下方に延びるように円柱状に形成され、その下端にはハウジング1aのボルト挿通孔1fに嵌合可能な突部11cが設けられている。
【0016】
支軸12は下端側を基台12aに回動自在に支持され、その上端側はハウジング1aのシャフト挿通孔1eを挿通するようになっている。また、支軸12の上端には測定位置検知用の円形の検知板12bが取付けられ、検知板12bの周端側には複数の切り欠き12cが周方向に所定の角度(例えば10°)ごとに等間隔で設けられている。また、検知板12bの外周面の所定箇所には測定開始位置検知用の反射部12dが設けられている。
【0017】
第1の測定器13は周知の渦電流変位センサからなり、ハウジング1aの内周面における径方向の変位量を非接触で測定するようになっている。第1の測定器13は支軸12に固定され、支軸12と共に回動することによりハウジング1aの内周面の変位量を周方向に亘って測定するようになっている。
【0018】
第2の測定器14は第1の測定器13と同様、周知の渦電流変位センサからなり、ハウジング1aの内側端面における軸方向の変位量を非接触で測定するようになっている。第2の測定器14は支軸12に固定され、支軸12と共に回動することによりハウジング1aの内側端面の変位量を周方向に亘って測定するようになっている。
【0019】
第1の位置検知器15は検知板12bを間にして互いに上下に配置された周知の光センサからなり、回転する検知板12bの各切り欠き12cの有無を検知することにより、各測定器13,14の測定位置を周方向所定角度ごとに検知するようになっている。
【0020】
第2の位置検知器16は検知板12bの外周面に対向する周知のレーザーセンサからなり、回転する検知板12bの反射部12dを検知することにより、各測定器13,14の測定開始位置を検知するようになっている。
【0021】
各荷重測定器17は押圧部材11の各押圧部11bに取付けられた複数の歪みゲージからなり、押圧部11bが軸方向荷重によって弾性変形を生ずると、その変形量に応じた電圧を出力するようになっている。
【0022】
データ記憶部18は周知の記憶装置からなり、第1及び第2の測定器13,14がそれぞれ増幅器13a,14aを介して接続されている。また、データ記憶部18には、第1及び第2の位置検知器15,16が接続されるとともに、各荷重測定器17がそれぞれ増幅器17aを介して接続されている。
【0023】
以上のように構成された歪み測定装置10によってハウジング1aの歪みを測定する場合には、図3に示すように基台12aの上にハウジング1aを支軸12と同軸となるように載置し、押圧部材11の各突部11cをハウジング1aの各ボルト挿通孔1fにそれぞれ嵌合する。次に、押圧部材11に上方から所定の荷重Fを付与し、その状態で支軸12を手動または図示しないモータによって回動することにより、第1及び第2の測定器13,14をハウジング1aの周方向に回転させる。その際、第2の位置検知器16によって測定開始位置が検知されると、第1の位置検知器15によって検知される各測定位置ごとに、第1及び第2の測定器13,14によってハウジング1aの内面に対する変位量をハウジング1aの全周に亘って測定する。その結果、例えば図8に示すように各測定位置の変位量に基づいてハウジング1aの内周面の位置をプロットすることにより、荷重を加えた状態でのハウジング1aの歪みが測定される。この場合、図8の実線に示す測定データが破線で示す基準データ(真円)に対して偏位している部分が歪みを生じている部分となる。また、前記歪み測定装置10においては、押圧部材11の各押圧部11bに加わる荷重がそれぞれ各荷重測定器17によって測定される。即ち、各ボルト7の締結力と各荷重測定器17の測定値とが一致するように押圧部材11の荷重Fの大きさを設定することにより、ボルト7の締結力が加わった状態と同等の条件でハウジング1aの歪みが測定される。
【0024】
このように、本実施形態によれば、ハウジング1aの各ボルト挿入箇所にそれぞれ軸方向の圧縮荷重を付与した状態でハウジング1aの歪みを周方向に亘って測定するようにしたので、ハウジング1aが部品単体の状態においてもボルト7の締結力が加わった状態と同等の条件でハウジング1aの歪みを測定することができ、組立後のハウジング1aにおける歪みを的確に検査することができる。
【0025】
また、ハウジング1aの軸心を中心に回動する第1の測定器13によってハウジング1aの内周面における径方向の変位量を測定することにより、ハウジング1aの径方向の歪みを測定するようにしたので、例えばハウジング1aの径方向の歪みによるピストン2との干渉状態を検査することができ、故障の原因になり易いハウジング1aの径方向の歪みの発見に貢献することができる。
【0026】
更に、ハウジング1aの軸心を中心に回動する第2の測定器14によってハウジング1aの内側端面における軸方向の変位量を測定することにより、ハウジング1aの軸方向の歪みを測定するようにしたので、例えばハウジング1aの軸方向の歪みによるベアリング7と斜板3との圧接状態を検査することができ、故障の原因になり易いハウジング1aの軸方向の歪みの発見に貢献することができる。
【0027】
この場合、第1及び第2の測定器13,14を支軸12によってハウジング1aの軸心を中心に回動させるようにしたので、支軸12を回動させることによりハウジング1aの周方向の測定を容易且つ確実に行うことができ、実用化に際して極めて有利である。
【0028】
また、第1の位置検知器15によって第1及び第2の測定器13,14の測定位置をハウジング1aの周方向複数箇所で検知するようにしたので、ハウジング1aの歪みを各測定位置で確実に測定することができ、測定精度を高めることができる。
【0029】
更に、第2の位置検知器16によって第1及び第2の測定器13,14の測定開始位置をハウジング1aの周方向所定位置で検知するようにしたので、ハウジング1aの歪みをハウジング1aの周方向所定位置から順に確実に測定することができ、測定精度を高めることができる。
【0030】
また、押圧部材11によってハウジング1aの各ボルト挿入箇所に荷重を付与する押圧部材11の各押圧部11bをハウジング1aの各ボルト挿通孔1fに嵌合するようにしたので、各押圧部11bが各ボルト挿通箇所に対して位置ずれを生ずることなくハウジング1aに荷重を付与することができ、ハウジング1aの歪みをより高精度に測定することができる。
【0031】
この場合、押圧部材11によってハウジング1aの各ボルト挿入箇所に付与される荷重の大きさを各荷重測定器17によってそれぞれ測定するようにしたので、各ボルト7の締結力と各荷重測定器17の測定値とが一致するように押圧部材11の荷重Fの大きさを設定することにより、各ボルト7の締結力と同等の荷重をハウジング1aに確実に付与することができ、ハウジング1aの歪みをより高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態を示す歪み測定装置の側面図
【図2】圧縮機の側面断面図
【図3】ハウジング嵌合前の歪み測定装置の側面図
【図4】図1のA−A線矢視方向断面図
【図5】図1のB−B線矢視方向断面図
【図6】図1のC−C線矢視方向断面図
【図7】歪み測定装置のブロック図
【図8】測定結果の一例を示す図
【符号の説明】
【0033】
1…圧縮機本体、1a…ハウジング、1f…ボルト挿通孔、7…ボルト、10…歪み測定装置、11…押圧部材、12…支軸、13…第1の測定器、14…第2の測定器、15…第1の位置検知器、16…第2の位置検知器、17…荷重測定器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮機本体の軸方向一端側に配置され、軸方向一端面側の周縁部の周方向複数箇所に挿入されるボルトによって軸方向他端側の他の部品に締結される円筒状の圧縮機用ハウジングの歪みを測定する圧縮機用ハウジングの歪み測定方法において、
前記ハウジングの各ボルト挿入箇所にそれぞれ軸方向の圧縮荷重を付与した状態でハウジングの歪みを周方向に亘って測定する
ことを特徴とする圧縮機用ハウジングの歪み測定方法。
【請求項2】
前記ハウジングの軸心を中心に回動する測定器によってハウジングの内周面における径方向の変位量を測定することにより、ハウジングの径方向の歪みを測定する
ことを特徴とする請求項1記載の圧縮機用ハウジングの歪み測定方法。
【請求項3】
前記ハウジングの軸心を中心に回動する測定器によってハウジングの軸方向一端側における内側端面の軸方向の変位量を測定することにより、ハウジングの軸方向の歪みを測定する
ことを特徴とする請求項1または2記載の圧縮機用ハウジングの歪み測定方法。
【請求項4】
圧縮機本体の軸方向一端側に配置され、軸方向一端面側の周縁部の周方向複数箇所に挿入されるボルトによって軸方向他端側の他の部品に締結される円筒状の圧縮機用ハウジングの歪みを測定する圧縮機用ハウジングの歪み測定装置において、
前記ハウジングの各ボルト挿入箇所にそれぞれ軸方向の圧縮荷重を付与する荷重付与手段と、
荷重付与手段によってハウジングに圧縮荷重を付与した状態でハウジングの歪みを周方向に亘って測定する測定器とを備えた
ことを特徴とする圧縮機用ハウジングの歪み測定装置。
【請求項5】
前記測定器を、ハウジングの軸心を中心に回動することによりハウジングの内周面における径方向の変位量を測定するように構成した
ことを特徴とする請求項4記載の圧縮機用ハウジングの歪み測定装置。
【請求項6】
前記測定器を、ハウジングの軸心を中心に回動することによりハウジングの軸方向一端側における内側の端面の軸方向の変位量を測定するように構成した
ことを特徴とする請求項4または5記載の圧縮機用ハウジングの歪み測定装置。
【請求項7】
前記測定器の測定位置をハウジングの周方向複数箇所で検知する位置検知手段を備えた
ことを特徴とする請求項4、5または6記載の圧縮機用ハウジングの歪み測定装置。
【請求項8】
前記測定器の測定開始位置をハウジングの周方向所定位置で検知する位置検知手段を備えた
ことを特徴とする請求項4,5、6または7記載の圧縮機用ハウジングの歪み測定装置。
【請求項9】
前記荷重付与手段を、ハウジングの各ボルト挿通孔にそれぞれ嵌合可能な押圧部材によって構成した
ことを特徴とする請求項4、5、6、7または8記載の圧縮機用ハウジングの歪み測定装置。
【請求項10】
前記荷重付与手段によってハウジングの各ボルト挿入箇所に付与された荷重の大きさをそれぞれ測定する荷重測定手段を備えた
ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8または9記載の圧縮機用ハウジングの歪み測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−46536(P2007−46536A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−231667(P2005−231667)
【出願日】平成17年8月10日(2005.8.10)
【出願人】(000001845)サンデン株式会社 (1,791)
【Fターム(参考)】