説明

基板洗浄装置

【課題】基板を適切に洗浄可能な基板洗浄装置の提供。
【解決手段】基板洗浄装置200のヘッド部210に、水Wを洗浄面102Aに対して鋭角に噴出する状態で配置された第2の水噴出ノズル220と、クリーンエアCを洗浄面102Aに対して略垂直に噴出する状態で配置された第2のエア噴出ノズル216と、を設けている。このため、水Wの水圧で除去された被洗浄物を、クリーンエアCの圧力によりミストMにすることができる。さらに、クリーンエアCでエアカーテンを形成することで、このエアカーテンよりも吸引口211Aと反対側へのミストMの飛散を防止できる。したがって、洗浄面102Aに、洗浄領域と、非洗浄領域と、を区画する境界を確保することができ、洗浄領域のみを洗浄することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄液を噴出して基板を洗浄する基板洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗浄液を噴出して基板を洗浄する各種基板洗浄装置が知られている。そして、基板洗浄装置として、プラズマディスプレイパネルに用いられる基板を洗浄する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に記載のものは、基板の周縁近傍を洗浄するものである。そして、洗浄工程では、洗浄面に対して略垂直に洗浄液を噴出するとともに、洗浄面に対して鋭角にクリーンエアを噴出することで、洗浄面上の被洗浄物を洗い流す。さらに、この洗い流された被洗浄物を、基板の周縁に位置する給気開口から吸気して回収する構成が採られている。
【0004】
【特許文献1】特開2007−38083号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような構成では、洗浄面の洗浄領域と非洗浄領域との境界の確保が困難となり、洗浄に必要な部分のみを洗浄できないおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。
【0006】
本発明は、このような点などに鑑みて、基板を適切に洗浄可能な基板洗浄装置を提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、基板に対して上側に設けられて洗浄液を前記基板に噴出する洗浄液供給部、および、気体を前記基板に噴出する気体供給部を備えたヘッド部と、このヘッド部が前記基板の面方向に略沿って移動する状態で前記ヘッド部および前記基板のうち少なくとも一方を相対的に移動させる移動制御部と、を具備し、前記洗浄液供給部は、前記基板の洗浄面に対して鋭角に前記洗浄液を噴出する様態で設けられ、前記気体供給部は、前記洗浄面に対して略垂直に前記気体を噴出する様態で設けられたことを特徴とする基板洗浄装置である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態では、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)を構成する基板を洗浄する基板洗浄装置を例示して説明するが、この限りではなく、例えば液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの各種パネルを構成する基板、さらにはパネル自体を洗浄対象とすることができる。
【0009】
[プラズマディスプレイパネル]
まず、本発明の一実施形態の基板洗浄装置で洗浄されるPDPの構成について説明する。
図1は、PDPを示した分解斜視図である。
図1に示すように、PDP100は、放電空間101を介して互いに対向配置された前面基板102と背面基板103とを備えている。
【0010】
前面基板102の内面側には、互いに平行に配設された複数の透明電極104と、この透明電極104に沿って設けられた図示しないバス電極と、吸光性材料からなる複数のブラックストライプ105と、誘電体層106と、保護層107と、などがそれぞれ設けられている。
背面基板103の内面側には、互いに平行に配設された複数のアドレス電極108と、アドレス電極保護層109と、井桁形状の隔壁110と、などがそれぞれ設けられている。
そして、隔壁110により形成された複数の表示セルとしての放電セル111の内部には、それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の蛍光体層112R,112G,112Bが順に形成されている。放電空間101の内部、すなわちそれぞれの放電セル111の内部は、ネオンガスなどの放電ガスが充填され、外気との間で密閉されている。
【0011】
[基板洗浄装置の構成]
次に、PDP100の前面基板102の洗浄面102Aや背面基板103の洗浄面を洗浄する基板洗浄装置について説明する。なお、ここでは、前面基板102を洗浄対象とした場合を例示して説明する。
図2は、基板洗浄装置の概略構成を示す平面図である。図3は、基板洗浄装置の概略構成を示す正面図である。図4は、基板洗浄装置の概略構成を示す下面図である。
【0012】
図2〜図4に示すように、基板洗浄装置200は、前面基板102の洗浄面102Aにおける面内の洗浄領域102A1を洗浄する。この基板洗浄装置200は、洗浄領域102A1を洗浄する例えば2個のヘッド部210と、この2個のヘッド部210を図2の矢印で示す方向(以下、ヘッド部移動方向と称す)に移動させる図示しない移動制御部と、ヘッド部210から噴出されるクリーンエアCおよび水Wの噴出状態などを制御する図示しない洗浄制御部と、を備えている。
【0013】
ヘッド部210は、図2〜図4に示すように、ヘッド本体211を有している。
このヘッド本体211は、平面視で略正方形の薄型の箱状に形成されている。そして、ヘッド本体211は、前面基板102の上方において、厚さ方向が洗浄面102Aと略直交する状態で、移動制御部により支持されている。
このヘッド本体211の下面における一側縁側には、スリット状(ロ字状)の吸引口211Aが開口形成されている。また、ヘッド本体211の下面における吸引口211A側の縁には、下方に延出する状態で略板状の第1の遮蔽板212が取り付けられている。この第1の遮蔽板212は、その一面が洗浄面102Aと略直交し、かつ、その延出先端が洗浄面102Aの若干上方に位置する状態で取り付けられている。
また、ヘッド本体211の上面における略中央には、丸形状の排気排水口211Bが開口形成されている。そして、この排気排水口211Bの周縁には、円筒状の排気排水管213が連結されている。さらに、排気排水管213には、図示しない吸気部に連通するダクトが連結されている。
【0014】
また、ヘッド本体211の吸引口211A側の側面には、側方に延びるノズル支持部214が設けられている。このノズル支持部214は、平面視で略長方形の薄型の箱状に形成されている。
また、ノズル支持部214の下面には、ヘッド部移動方向の一側縁側から突出する気体供給部としての第1,第2のエア噴出ノズル215,216と、他側縁側から突出する気体供給部としての第3,第4のエア噴出ノズル217,218と、が設けられている。第3,第4のエア噴出ノズル217,218は、第1,第2のエア噴出ノズル215,216よりもヘッド本体211側に設けられている。
この第1〜第4のエア噴出ノズル215〜218は、ヘッド部移動方向に並ぶ状態で設けられている。また、第1〜第4のエア噴出ノズル215〜218は、その軸方向が洗浄面102Aと略直交し、かつ、その突出先端が第1の遮蔽板212の延出先端よりも上方に位置する状態で設けられている。さらに、第1〜第4のエア噴出ノズル215〜218は、ノズル支持部214の内部に位置する端部が図示しないエア供給部に接続されている。そして、洗浄制御部の制御により、図3に示すように、このエア供給部から供給される気体としてのクリーンエアCを、洗浄面102Aに対して略垂直に噴出して、エア吹きつけ位置Q1に吹き付ける。
ここで、洗浄面102Aに対して噴出する本発明の気体としては、空気や窒素などとしてもよい。
【0015】
さらに、ノズル支持部214の下面には、図2〜図4に示すように、第1〜第4のエア噴出ノズル215〜218のそれぞれに対して吸引口211Aと反対側に配置された洗浄液供給部としての第1〜第4の水噴出ノズル219〜222が設けられている。第3,第4の水噴出ノズル221,222は、第1,第2の水噴出ノズル219,220よりもヘッド本体211側に設けられている。
この第1〜第4の水噴出ノズル219〜222は、その軸方向が洗浄面102Aとのなす角度が鋭角となる状態で突出し、かつ、その突出先端が第1〜第4のエア噴出ノズル215〜218の突出先端近傍に位置する状態で設けられている。また、第1〜第4の水噴出ノズル219〜222は、ノズル支持部214の内部に位置する端部が図示しない水供給部に接続されている。そして、洗浄制御部の制御により、図3に示すように、この水供給部から供給される洗浄液としての水Wを、洗浄面102Aに対して鋭角に噴出して、クリーンエアCのエア吹きつけ位置Q1よりも吸引口211A側の水吹きつけ位置Q2に吹き付ける。
ここで、洗浄面102Aに対して噴出する本発明の洗浄液としては、洗剤などとしてもよい。
【0016】
また、ノズル支持部214の下面には、第1〜第4の水噴出ノズル219〜222に対して第1〜第4のエア噴出ノズル215〜218と反対側に配置された第2の遮蔽板223が設けられている。この第2の遮蔽板223は、略板状に形成されている。そして、その一面が洗浄面102Aと略直交するように下方に延出する状態で、かつ、その延出先端が洗浄面102Aの若干上方に位置する状態で取り付けられている。
【0017】
そして、2個のヘッド部210は、図2に示すように、ヘッド部移動方向に並び、かつ、それぞれにおけるクリーンエアCの噴出位置がヘッド部移動方向に沿った仮想線Lを挟むような状態で設けられている。
【0018】
[基板洗浄装置の動作]
次に、上述した基板洗浄装置200の動作について説明する。
【0019】
まず、前面基板102が図示しない基板載置部に載置されると、移動制御部は、2個のヘッド部210を同時に前面基板102の上方へ移動させる。
次に、洗浄制御部は、図3に示すように、洗浄面102Aに向けて、第1〜第4の水噴出ノズル219〜222から水Wを噴出させるとともに、第1〜第4のエア噴出ノズル215〜218からクリーンエアCを噴出させる。さらに、吸気部を動作させて、吸引口211Aを介して、吸引口211A近傍の空気を吸気させる。
そして、移動制御部は、ヘッド部210をヘッド部移動方向に沿って移動させる。
【0020】
このとき、洗浄面102Aの洗浄領域102A1に付着した被洗浄物は、水Wの水圧により除去される。さらに、この除去された被洗浄物は、クリーンエアCの圧力により、水WとともにミストMになる。そして、このミストMは、吸引口211A、排気排水口211B、排気排水管213を介して、吸引されて除去される。
また、ミストMが図3における右側に飛散しても、このミストMは、第1の遮蔽板212に付着して、吸引口211Aから吸引される。このため、第1の遮蔽板212よりも右側へミストMが飛散することがなく、この右側の領域における被洗浄物の再付着を防止できる。
なお、被洗浄物としては、粉やペーストなどが例示できる。
【0021】
また、第1,第2のエア噴出ノズル215,216から洗浄面102Aに対して略垂直に噴出されるクリーンエアCにより、第1,第2のエア噴出ノズル215,216の先端からエア吹きつけ位置Q1にかけて、いわゆるエアカーテンが形成される。そして、ミストMは、エアカーテンよりも吸引口211Aと反対側(図2、図3における左側)へ飛散しなくなる。これにより、洗浄面102Aに境界Kが発生し、この境界Kよりも吸引口211A側が洗浄領域102A1として、吸引口211Aと反対側が非洗浄領域102A2として確保される。
【0022】
さらに、第2の遮蔽板223を設けているので、ミストMは、第2の遮蔽板223よりも図3における左側へ飛散することがない。よって、非洗浄領域102A2におけるむらの発生を防止できる。
【0023】
また、2個のヘッド部210を、それぞれにおけるクリーンエアCの噴出位置が仮想線Lを挟むような状態で設けているので、図2に示すように、前面基板102の中央部分が洗浄領域102A1として、外側部分が非洗浄領域102A2として設定される。
【0024】
[基板洗浄装置の作用効果]
以上の基板洗浄装置200の製造方法によれば、以下の作用効果が期待できる。
【0025】
(1)基板洗浄装置200のヘッド部210に、水Wを洗浄面102Aに対して鋭角に噴出する状態で配置された第1,第2の水噴出ノズル219,220と、クリーンエアCを洗浄面102Aに対して略垂直に噴出する状態で配置された第1,第2のエア噴出ノズル215,216と、を設けている。
このため、水Wの水圧で除去された被洗浄物を、クリーンエアCの圧力によりミストMにすることができる。さらに、クリーンエアCでエアカーテンを形成することで、このエアカーテンよりも吸引口211Aと反対側へのミストMの飛散を防止できる。したがって、洗浄面102Aに、洗浄領域102A1と、非洗浄領域102A2とを区画する境界Kを確保することができ、洗浄領域102A1のみを洗浄することができる。
【0026】
(2)ヘッド部210に、前面基板102の上方に位置する状態で吸引口211Aを設けている。
このため、除去された被洗浄物や水WのミストMを前面基板102の上方へ吸引することができ、例えば吸引口を前面基板102の側方に設ける構成のように、洗浄領域102A1における吸引口が位置する側の部分がミストMで汚染されることがない。したがって、洗浄領域102A1における洗浄むらを防止できる。
【0027】
(3)ヘッド本体211における吸引口211A側の縁に、下方に延出する第1の遮蔽板212を設けている。
このため、ミストMを第1の遮蔽板212に付着させて、吸引口211Aから吸引させることができる、したがって、第1の遮蔽板212よりも右側における被洗浄物の再付着を防止でき、洗浄領域102A1における洗浄むらの発生を防止できる。
特に、ヘッド本体211の下面の縁に第1の遮蔽板212を設けているので、縁から離れた位置に第1の遮蔽板212を設ける構成のように、ヘッド本体211の下面にミストMが付着することがない。したがって、ヘッド本体211の下面に付着したミストMが水滴となり、洗浄領域102A1に再付着することを防止できる。
【0028】
(4)2個のヘッド部210を、ヘッド部移動方向に並び、かつ、それぞれにおけるクリーンエアCの噴出位置が仮想線Lを挟むような状態で設けられている。
このため、洗浄面102Aの中央部分を洗浄領域102A1に、外側部分を非洗浄領域102A2に設定することができ、前面基板102の用途に応じて適切に洗浄することができる。さらに、2個のヘッド部210の配置位置を仮想線Lに対して接離する方向へ調整することにより、洗浄領域102A1の幅を任意に設定することができる。
【0029】
(5)ヘッド部210に、第2の遮蔽板223を設けている。
このため、ミストMを第2の遮蔽板223よりも左側へ飛散させることがないので、非洗浄領域102A2におけるむらの発生を防止できる。
【0030】
(6)吸引口211Aを、スリット状に形成している。
このため、スリット状の開口面積を任意に設定することにより、吸引力や吸引面積を容易に調整することができる。特に、スリット状にしているので、吸気部の吸引力を強くしなくても、吸引口211Aにおける吸引力を強めることができる。
【0031】
[他の実施形態]
なお、本発明は前述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0032】
すなわち、ヘッド部210に吸引口211Aを設けなくてもよい。
また、第1,第2の遮蔽板212,223のうち、少なくとも一方を設けなくてもよい。
そして、第1の遮蔽板212を、ヘッド本体211の下面の縁から離れた位置に設けてもよい。
さらに、ヘッド部210を1個のみ設けてもよいし、ヘッド部移動方向に沿って3個以上設けてもよい。また、複数のヘッド部210を、ヘッド部移動方向と直交する方向に並べて設けてもよい。
【0033】
さらに、第1〜第4のエア噴出ノズル215〜218のうち、1個または2個あるいは3個を設けなくてもよい。第1〜第4の水噴出ノズル219〜222も同様にしてもよい。
そして、ヘッド部210および前面基板102のうちヘッド部210のみを移動させたが、前面基板102のみを移動させてもよいし、両者を移動させてもよい。
【0034】
また、基板洗浄装置200の洗浄対象としては、液晶表示パネル、有機ELパネル、FED、電気泳動ディスプレイパネルなどのディスプレイパネルのガラス基板などとしてもよい。
さらには、境界Kを形成できることから、本発明の基板洗浄装置を、基板上に形成された材料層のパターニングに適用してもよい。
【0035】
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
【0036】
[実施形態の作用効果]
上記したように、基板洗浄装置200のヘッド部210に、水Wを洗浄面102Aに対して鋭角に噴出する状態で配置された第1,第2の水噴出ノズル219,220と、クリーンエアCを洗浄面102Aに対して略垂直に噴出する状態で配置された第1,第2のエア噴出ノズル215,216と、を設けている。
このため、水Wの水圧で除去された被洗浄物を、クリーンエアCの圧力によりミストMにすることができる。さらに、クリーンエアCでエアカーテンを形成することで、このエアカーテンよりも吸引口211Aと反対側へのミストMの飛散を防止できる。したがって、洗浄面102Aに、洗浄領域102A1と、非洗浄領域102A2と、を区画する境界Kを確保することができ、洗浄領域102A1のみを洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態にかかるPDPを示した分解斜視図である。
【図2】前記一実施形態における基板洗浄装置の概略構成を示す平面図である。
【図3】前記一実施形態における基板洗浄装置の概略構成を示す正面図である。
【図4】前記一実施形態における基板洗浄装置の概略構成を示す下面図である。
【符号の説明】
【0038】
102…前面基板
103…背面基板
200…基板洗浄装置
210…ヘッド部
211A…吸引口
212…第1の遮蔽板
215〜218…気体供給部としての第1〜第4のエア噴出ノズル
219〜222…洗浄液供給部としての第1〜第4の水噴出ノズル
C…気体としてのクリーンエア
W…洗浄液としての水

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に対して上側に設けられて洗浄液を前記基板に噴出する洗浄液供給部、および、気体を前記基板に噴出する気体供給部を備えたヘッド部と、
このヘッド部が前記基板の面方向に略沿って移動する状態で前記ヘッド部および前記基板のうち少なくとも一方を相対的に移動させる移動制御部と、
を具備し、
前記洗浄液供給部は、前記基板の洗浄面に対して鋭角に前記洗浄液を噴出する様態で設けられ、
前記気体供給部は、前記洗浄面に対して略垂直に前記気体を噴出する様態で設けられた
ことを特徴とする基板洗浄装置。
【請求項2】
請求項1に記載の基板洗浄装置において、
前記ヘッド部は、前記基板の洗浄後の洗浄液を吸引する吸引口を備え、
この吸引口は、前記基板に対して上側に設けられた
ことを特徴とする基板洗浄装置。
【請求項3】
請求項2に記載の基板洗浄装置において、
前記洗浄液供給部および前記気体供給部は、前記吸引口に対して一方側に設けられ、
前記ヘッド部は、前記吸引口に対して他方側に設けられた遮蔽板を備え、
この遮蔽板は、前記基板の洗浄面に対して略垂直な状態で、かつ、前記吸引口の周縁に略沿った状態で設けられた
ことを特徴とする基板洗浄装置。
【請求項4】
請求項1に記載の基板洗浄装置において、
前記ヘッド部は、前記相対的な移動方向に略沿って複数配置され、
この複数のヘッド部は、前記気体の噴出位置が前記移動方向に沿った仮想線を挟む状態で配置された
ことを特徴とする基板洗浄装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−136742(P2009−136742A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−314395(P2007−314395)
【出願日】平成19年12月5日(2007.12.5)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】