説明

外観検査装置及び外観検査方法

【課題】撮像距離及びタイムタクトを短くした外観検査装置及び外観検査方法の提供。
【解決手段】走査線幅に比べて全画素幅が大きい複数のテレセントリックレンズのうち、任意のテレセントリックレンズ18c及び18dを移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置し、他のテレセントリックレンズ18a及び18bを移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したことにより、移動ステージ上の被検査対象物に対する走査線を走査方向に対して密接して配置することができ、これによりラインセンサ13の視野間隔を短くしたもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微細部品の外観を光学的に検査することができる外観検査装置及び外観検査方法に係り、特に工程作業時間(タクトタイム)を短縮することができる外観検査装置及び外観検査方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の電子部品は微細化しており、例えばLSIのリード端子を基板に接続するLSIパッドは、幅270μm、奥行き190μm、高さ45μmの立方体形状を成し、凹凸、付着物、欠け、張り出し等の形状の異常がないか否かを10μm以上の精度で外観検査を行う必要が有る。
【0003】
従来技術による外観検査装置は、図7に示す如く、LSIバッド10を2000個を一群として6箇所に形成されたベース11上に複数のラインセンサ13を配置し、このラインセンサ13を矢印A方向に走査することによって光学的検査を行う様に構成されている。
【0004】
このラインセンサ13は、図6に示す如く、同軸照明17を有するテレセントリックレンズ18を介して走査線91を光学的に矢印A方向に走査する。このテレセントリックレンズとは、主光線が焦点を通るように配列したことにより、主光線が光軸に対して平行なレンズ(画角が0゜となるレンズ)であり、通常のレンズでは物体が光軸方向に移動すると像の大きさが変わるために測定誤差が発生するものであるのに対して物体の位置が移動しても像の大きさが変わらない特性と、視差による画像の歪みが生じない特性と、同軸照明17との併用によって平板な板状のワークについて安定した画像が取り込める特性とを有する。
【0005】
尚、前述の微細部品の外観を光学的に検査することができる外観検査装置が記載された文献としては、下記特許文献1が挙げられ、この特許文献1には、平板状の検査対象物を方向Aに沿って移動させる移動手段と、検査対象物の移動平面に対して平行に間隔をあけかつ検査対象物の移動方向Aに交差する方向に沿って配置された直線状の照明手段と、該照明手段から出射される光を、検査対象物の移動方向Aに向かって斜め前方または斜め後方またはその両方向から入射させる入射方向設定手段と、検査対象物で反射された光を撮像するラインセンサカメラを具備する構成とすることによって、部品の装着方向に影響されることなく、精度の高い検査を可能とする技術が記載されているものの、比較的大径のテレセントリックレンズを用いた検査装置については記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11−160035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述したテレセントリックレンズを用いた外観検査装置は、テレセントリックレンズ18が、走査を行う視野幅(走査線の長さ)L04に対してレンズ筒が倍の寸法(例えば視野幅L04=20mmに対して全画素幅L02=40mm)が必要となり、このため図7に示したLSIパッド群が3×3配置されたベース11上を走査するためには、テレセントリックレンズ18の円筒幅が図に円形で示した如く6箇所に配置され、ベース11を複数のテレセントリックレンズ18に対して相対的に85.4mm移動させなければならず、このため1つのラインセンサの視野間隔が冗長となって撮像距離及びタイムタクトが長くなると言う不具合があった。
【0008】
本発明の目的は、ラインセンサの視野間隔を短くすることにより撮像距離及びタイムタクトを短くすることができる外観検査装置及び外観検査方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために本発明は、板状の被検査対象物上の走査線幅に比べて全画素幅が大きい複数のテレセントリックレンズを用いて被検査対象物を撮像検査する外観検査装置であって、
前記板状の被検査対象物を搭載してXY方向に移動する平板状の移動ステージと、
該移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置した複数の垂直配置テレセントリックレンズと、
該移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置した複数の平行配置テレセントリックレンズと、
前記複数の垂直配置テレセントリックレンズから出射した走査光を入射して画像信号に光電変換を行う複数のラインセンサと、
前記複数の水平配置テレセントリックレンズから出射した走査光を入射して反射する複数の反射鏡と、
該複数の反射鏡が反射した出射した走査光を入射して画像信号に光電変換を行う複数のラインセンサと、
前記複数のラインセンサにより光電変換した画像信号を入力として被検査対象物の画像信号を処理する画像処理部とを備えたことを第1の特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記第1の特徴の外観検査装置において、前記複数の垂直配置テレセントリックレンズが被検査対象物の隣接する2つの所定の走査領域を走査する位置に配置され、前記複数の平行配置テレセントリックレンズが前記垂直配置テレセントリックレンズが走査する所定の走査領域と隣接する2つの走査領域を走査する位置に配置されたことを第2の特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記第2の特徴の外観検査装置において、前記複数の垂直配置テレセントリックレンズと前記複数の平行配置テレセントリックレンズとを走査方向と垂直方向に交互に配置したことを第3の特徴とする。
【0012】
また本発明は、前記第1の特徴の外観検査装置において、前記垂直配置テレセントリックレンズが被検査対象物の所定の走査領域を走査する位置に配置され、前記平行配置テレセントリックレンズが前記垂直配置テレセントリックレンズが走査する所定の走査領域と隣接する走査領域を走査する位置に配置されたことを第4の特徴とする。
【0013】
また本発明は、該第4の特徴の外観検査装置において、前記垂直配置テレセントリックレンズと前記の平行配置テレセントリックレンズとを走査方向と垂直方向に交互に複数配置されたことを第5の特徴とする。
【0014】
更に本発明は、板状の被検査対象物上の走査線幅に比べて全画素幅が大きい複数のテレセントリックレンズと、前記板状の被検査対象物を搭載してXY方向に移動する平板状の移動ステージと、前記複数のテレセントリックレンズから出射した走査光を入射して画像信号に光電変換を行う複数のラインセンサと、前記複数のラインセンサにより光電変換した画像信号を入力として被検査対象物の画像信号を処理する画像処理部とを備えた外観検査装置の外観検査方法であって、
前記複数のテレセントリックレンズのうち、任意のテレセントリックレンズを移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置し、他のテレセントリックレンズを移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置し、前記平行に配置したテレセントリックレンズに被検査対象物から反射した走査光を反射して入光する反射鏡とを設け、前記移動ステージを移動させながら被検査対象物から反射された走査光をテレセントリックレンズを介してラインセンサに入光させながら外観検査を行うことを第6の特徴とする。
【0015】
また本発明は、該第6の特徴の外観検査方法において、前記移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置したテレセントリックレンズを被検査対象物の隣接する2つの走査領域を走査する位置に配置し、前記移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したテレセントリックレンズを前記走査した走査領域と隣接する2つの走査領域を走査する位置に配置したことを第7の特徴とする。
【0016】
また本発明は、該第7の特徴の外観検査装置において、前記移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置したテレセントリックレンズと移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したテレセントリックレンズとを走査方向と垂直方向に交互に配置したことを第8の特徴とする。
【0017】
また本発明は、該第6の特徴の外観検査方法において、前記移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置したテレセントリックレンズを被検査対象物の所定の走査領域を走査する位置に配置し、前記移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したテレセントリックレンズを前記所定の走査領域と隣接する走査領域を走査する位置に配置したことを第9の特徴とする。
【0018】
また本発明は、該第9の特徴の外観検査装置において、前記移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置したテレセントリックレンズと移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したテレセントリックレンズとを走査方向と垂直方向に交互に複数配置したことを第10の特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明による外観検査装置及び外観検査方法は、走査線幅に比べて全画素幅が大きい複数のテレセントリックレンズのうち、任意のテレセントリックレンズを移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置し、他のテレセントリックレンズを移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したことにより、移動ステージ上の被検査対象物に対する走査線を走査方向に対して密接して配置することができ、これによりラインセンサの視野間隔を短くすることにより撮像距離及びタイムタクトを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態による外観検査装置の全体構成を示す図。
【図2】本実施形態による外観検査装置の全体構成配置を示す図。
【図3】本実施形態による外観検査装置の走査を説明するための図。
【図4】本実施形態による外観検査装置の光学系を示す図。
【図5】本実施形態による外観検査装置の構成部位を示す図。
【図6】テレセントリックレンズを説明するための図。
【図7】従来技術による外観検査装置の走査を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態による外観検査装置を図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態による外観検査装置の全体構成は、図1に示す如く、LSIパッド走査領域90に対して分割して走査する4つのラインセンサ13と、該ラインセンサ13中の2つの走査線上の光を反射する2つの反射鏡16と、後述する画像処理部30による画像の解析と、該画像処理部30により入力した解析結果の表示を行うパーソナルコンピュータ50とから構成される。
【0022】
前記外観検査装置の全体構成配置は、図2に示す如く、第1の走査領域を光学的に走査するための第1光学系と、第2の走査領域を光学的に走査するための第2光学系と、第3の走査領域を光学的に走査するための第3光学系と、第4の走査領域を光学的に走査するための第4光学系とから構成される。
【0023】
前記第1光学系は、同軸照明17aから照射した光を第1照射領域に照射し、その反射光を受光してレンズ光軸に対して平行に偏光して出射するテレセントリックレンズ18aと、第1照射領域からの反射光を入反射して前記テレセントリックレンズ18aに入射する反射鏡16aと、前記テレセントリックレンズ18aから出射した走査光を受光するラインセンサ13aとから構成される。
【0024】
前記第2学系は、同軸照明17bから照射した光を第2照射領域に照射し、その反射光を受光してレンズ光軸に対して平行に偏光して出射するテレセントリックレンズ18bと、第2照射領域からの反射光を入反射して前記テレセントリックレンズ18bに入射する反射鏡16bと、該反射鏡16bから反射した走査光を受光するラインセンサ13bとから構成される。
【0025】
前記第3光学系は、同軸照明17cから照射した光を第3照射領域に照射し、その反射光を受光してレンズ光軸に対して平行に偏光して出射するテレセントリックレンズ18cと、前記テレセントリックレンズ18cから出射した光を受光するラインセンサ13cとから構成される。
【0026】
前記第4光学系は、同軸照明17dから照射した光を第4照射領域に照射し、その反射光を受光してレンズ光軸に対して平行に偏光して出射するテレセントリックレンズ18dと、該テレセントリックレンズ18dから出射した光を受光するラインセンサ13dとから構成される。
【0027】
特に本実施形態による光学系は、第1走査領域を走査する第1光学系と該第1走査領域と隣接する第2走査領域を走査する第2光学系とを走査領域面に対して平行な方向に配置すると共に、前記第3走査領域を走査する第3光学系と該第3領域と隣接する第4領域を走査する第4光学系とを走査領域面に対して垂直方向に配置するように構成している。
【0028】
前記第1及び第2光学系は、図4(a)に示す如く、被検査物(ベース11)の移動方向に対して走査領域が重複しないように対向して配置され、被検査物からの反射光を反射鏡16a及び16bによって90度偏光し、それぞれの光をテレセントリックレンズ18a及び18bに入射し、該テレセントリックレンズ18a及び18bから出射した走査光をラインセンサ13a及び13bが入射することによって、隣接した第1及び第2領域を光学的に走査することができる。尚、走査領域は後述する画像処理部により削除できるため重複しても良い。
【0029】
前記第3及び第4光学系は、図4(b)に示す如く、被検査物(ベース11)の移動方向に対して走査領域が重複しないように垂直に配置され、被検査物からの反射光をテレセントリックレンズ18c及び18dに入射し、該テレセントリックレンズ18c及び18dから出射した光をラインセンサ13c及び13dが入射することによって、隣接した第3及び第4領域を光学的に走査することができる。尚、走査領域は後述する画像処理部により削除できるため重複しても良い。
【0030】
本実施形態による外観検査装置全体の構成部位は、図5に示す如く、第1の光学系部20aと、該第1光学系部20aから出射した反射光を入力するラインセンサ13aと、該ラインセンサ13aが光電変換により電気信号により変換した画像データを入力し、LSIパッドの画像を抽出する画像処理部30aと、第2の光学系部20bと、該第1光学系部20bから出射した走査光を入力するラインセンサ13bと、該ラインセンサ13bが光電変換により電気信号により変換した画像データを入力し、LSIパッドの画像を抽出して形状異常を判定する画像処理部30bと、図示しない第3及び第4の光学系/ラインセンサ/画像処理部と、前記該画像処理部30a他から出力された判定結果と形状異常部位の画像をLAN40を介してLANインタフェース51を介して入力し、LSIパッドの形状異常を表示するパーソナルコンピュータ50と、該パーソナルコンピュータ50のモータコントローラ52によりモータドライバ54及び55を制御して被検査物(ベース11)をXY方向に移動するXYステージとを備える。
【0031】
前述のように構成された本実施形態による外観検査装置は、図3に示す如く、被検査物(ベース11)の上面側から観た場合、テレセントリックレンズ18a及び18bの軸方向が被検査物の面に対して平行に配置し、テレセントリックレンズ18c及び18dを被検査物の面に対して垂直に配置したことによって、視野間隔を図7に示した従来に比べて半分(42.7mm)にすることにより撮像距離及びタイムタクトを短くすることができる。
【0032】
即ち、本実施形態による外観検査装置は、被検査対象物上の視野幅L04に比べて全画素幅L02が大きい構造の複数のテレセントリックレンズを、光軸がベース面に対して垂直及び水平になるように配置することによって、ラインセンサの走査線を従来と比較して密接して配することができ、これによって撮像距離及びタイムタクトを短くすることができる。
【0033】
尚、本実施形態においては、2つのテレセントリックレンズを同一の配置として交互に配置する例を説明したが、本発明はこれら限られるものではなく、例えば垂直と水平配置のテレセントリックレンズを交互に配置する等の他の配置を行っても良い。
【符号の説明】
【0034】
13、13a〜13d:ラインセンサ、16、16a、16b:反射鏡、17、17a〜17d:同軸照明、18、18a〜18d:テレセントリックレンズ、20a、20b:光学系部、30、30a、30b:画像処理部、50:パーソナルコンピュータ、51:LANインタフェース、52:モータコントローラ、54:モータドライバ、90:パッド走査領域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の被検査対象物上の走査線幅に比べて全画素幅が大きい複数のテレセントリックレンズを用いて被検査対象物を撮像検査する外観検査装置であって、
前記板状の被検査対象物を搭載してXY方向に移動する平板状の移動ステージと、
該移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置した複数の垂直配置テレセントリックレンズと、
該移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置した複数の平行配置テレセントリックレンズと、
前記複数の垂直配置テレセントリックレンズから出射した走査光を入射して画像信号に光電変換を行う複数のラインセンサと、
前記複数の水平配置テレセントリックレンズから出射した走査光を入射して反射する複数の反射鏡と、
該複数の反射鏡が反射した出射した走査光を入射して画像信号に光電変換を行う複数のラインセンサと、
前記複数のラインセンサにより光電変換した画像信号を入力として被検査対象物の画像信号を処理する画像処理部とを備えた外観検査装置。
【請求項2】
前記複数の垂直配置テレセントリックレンズが被検査対象物の隣接する2つの所定の走査領域を走査する位置に配置され、
前記複数の平行配置テレセントリックレンズが前記垂直配置テレセントリックレンズが走査する所定の走査領域と隣接する2つの走査領域を走査する位置に配置された請求項1記載の外観検査装置。
【請求項3】
前記複数の垂直配置テレセントリックレンズと前記複数の平行配置テレセントリックレンズとを走査方向と垂直方向に交互に配置した請求項2記載の外観検査装置。
【請求項4】
前記垂直配置テレセントリックレンズが被検査対象物の所定の走査領域を走査する位置に配置され、
前記平行配置テレセントリックレンズが前記垂直配置テレセントリックレンズが走査する所定の走査領域と隣接する走査領域を走査する位置に配置された請求項1記載の外観検査装置。
【請求項5】
前記垂直配置テレセントリックレンズと前記の平行配置テレセントリックレンズとを走査方向と垂直方向に交互に複数配置された請求項4記載の外観検査装置。
【請求項6】
板状の被検査対象物上の走査線幅に比べて全画素幅が大きい複数のテレセントリックレンズと、前記板状の被検査対象物を搭載してXY方向に移動する平板状の移動ステージと、前記複数のテレセントリックレンズから出射した走査光を入射して画像信号に光電変換を行う複数のラインセンサと、前記複数のラインセンサにより光電変換した画像信号を入力として被検査対象物の画像信号を処理する画像処理部とを備えた外観検査装置の外観検査方法であって、
前記複数のテレセントリックレンズのうち、任意のテレセントリックレンズを移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置し、他のテレセントリックレンズを移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置し、前記平行に配置したテレセントリックレンズに被検査対象物から反射した走査光を反射して入光する反射鏡とを設け、前記移動ステージを移動させながら被検査対象物から反射された走査光をテレセントリックレンズを介してラインセンサに入光させながら外観検査を行う外観検査方法。
【請求項7】
前記移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置したテレセントリックレンズを被検査対象物の隣接する2つの走査領域を走査する位置に配置し、
前記移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したテレセントリックレンズを前記走査した走査領域と隣接する2つの走査領域を走査する位置に配置した請求項6記載の外観検査方法。
【請求項8】
前記移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置したテレセントリックレンズと移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したテレセントリックレンズとを走査方向と垂直方向に交互に配置した請求項6記載の外観検査方法。
【請求項9】
前記移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置したテレセントリックレンズを被検査対象物の所定の走査領域を走査する位置に配置し、
前記移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したテレセントリックレンズを前記所定の走査領域と隣接する走査領域を走査する位置に配置した請求項6記載の外観検査方法。
【請求項10】
前記移動ステージの面に対して光軸が垂直になるように配置したテレセントリックレンズと移動ステージの面に対して光軸が移動ステージの面と平行になるように配置したテレセントリックレンズとを走査方向と垂直方向に交互に複数配置した請求項9記載の外観検査方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−161285(P2010−161285A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−3574(P2009−3574)
【出願日】平成21年1月9日(2009.1.9)
【出願人】(000233033)日立コンピュータ機器株式会社 (253)
【Fターム(参考)】