説明

多層プリント配線板の製造方法及び多層プリント配線板

【課題】歩留まりが向上した多層プリント配線板の製造方法及び多層プリント配線板を提供することを課題とする。
【解決手段】本実施例の多層プリント配線板の製造方法は、絶縁基板10に複数の貫通孔14を形成し、絶縁基板10と同一形状及び大きさの絶縁基板10aに絶縁基板10に形成された複数の貫通孔14と同一形状、位置、及び大きさの複数の貫通孔14を形成し、絶縁基板10側の貫通孔14の少なくとも1つに導電部材50を充填し、絶縁基板10a側の貫通孔の少なくとも1つに導電部材50を充填し、絶縁基板10、10aを積層する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多層プリント配線板の製造方法及び多層プリント配線板に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1〜4には、基板に形成された孔への加工に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−162517号公報
【特許文献2】特開平10−284837号公報
【特許文献3】特開昭62−09864号公報
【特許文献4】特開2006−120769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多層プリント配線板の場合、積層される基板毎に異なる設計条件が課せられる。基板毎に異なる設計条件に従って基板が加工され、異なる設計条件により加工された複数の基板が積層される。このように多層プリント配線板は、異なる設計条件が課せられた複数の基板を積層して製造されるので、歩留まりは向上しにくい。
【0005】
本発明は、歩留まりが向上した多層プリント配線板の製造方法及び多層プリント配線板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示の多層プリント配線板の製造方法は、第1絶縁基板に第1貫通孔群を形成し、前記第1絶縁基板と同一形状及び大きさの第2絶縁基板に前記第1貫通孔群と同一形状、位置、及び大きさの第2貫通孔群を形成し、前記第1貫通孔群の少なくとも1つに第1導電部材を充填し、前記第2貫通孔群の少なくとも1つに第2導電部材を充填し、前記第1及び第2絶縁基板を積層する。
【0007】
本明細書に開示の多層プリント配線板は、第1貫通孔群を有した第1絶縁基板と、前記第1貫通孔群と同一形状、位置、及び大きさの第2貫通孔群を有し、前記第1絶縁基板と同一形状及び大きさであり、前記第1絶縁基板に積層された第2絶縁基板と、前記第1貫通孔群の少なくとも1つに充填された第1導電部材と、前記第2貫通孔群の少なくとも1つに充填された第2導電部材と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
歩留まりが向上した多層プリント配線板の製造方法及び多層プリント配線板を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本実施例の多層プリント配線板の製造方法のフローチャート。
【図2】図2A〜2Fは、多層プリント配線板の製造方法の模式図。
【図3】図3A〜3Cは、絶縁部材を充填するための機構の説明図。
【図4】図4Aは、絶縁部材を充填する充填機構の説明図、図4Bは、絶縁部材を排出する排出機構の説明図。
【図5】図5Aは、導電部材を充填する充填機構の説明図、図5Bは、導電部材を充填する充填機構の変形例に説明図。
【図6】図6は、配線パターンの形成の説明図。
【図7】図7は、積層方法の変形例の説明図。
【図8】図8A〜8Cは、導電部材の変形例の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施例の多層プリント配線板の製造方法について説明する。
図1は、本実施例の多層プリント配線板の製造方法のフローチャートである。図2A〜2Fは、多層プリント配線板の製造方法の模式図である。図1、図2A、2Bに示すように、絶縁基板10に複数の貫通孔14を形成する(ステップS1)。絶縁基板10は、剛性を有する合成樹脂製の板であり、例えばポリミイド樹脂やガラスエポキシ樹脂などである。貫通孔14は、例えば、パンチング、機械式ドリル、又はレーザ等により形成する。複数の貫通孔14を等間隔に形成する。例えば、絶縁基板10の平面に含まれる第1方向での貫通孔14の間隔を等間隔にし、絶縁基板10の平面に含まれる第2方向での貫通孔14の間隔も等間隔する。
【0011】
図2Cに示すように、貫通孔14のうちの少なくとも一つに絶縁部材30を充填する(ステップS2)。図2Cに示した例では、2つの貫通孔14に絶縁部材30を充填した例を示している。絶縁部材30の充填については詳しくは後述する。絶縁部材30は、例えば、エポキシ系の合成樹脂製や、放熱性の高いアルミナを樹脂に混ぜたものであってもよい。
【0012】
図2Dに示すように、複数の貫通孔14にうち少なくとも一つに導電部材50を充填する(ステップS3)。図2Dでは、2つの貫通孔14に導電部材50を充填した例を示している。導電部材50は、金属製であり、例えば銅、アルミニウム、ニッケル、金、銀、パラジウムや又はこれらの合金等である。導電部材50の充填については詳しくは後述する。
【0013】
図2Eに示すように、導電部材50を導通させるための配線パターン70を絶縁基板10の表面に形成する(ステップS4)。具体的には、ディスペンサーによる塗布や、転写方法、メッキ方法、又はスクリーン印刷方法により配線パターン70を形成する。配線パターン70は、例えば銅箔や、銅ペーストにより形成する。配線パターン70を形成する際には、配線パターン70が導電部材50の表面上を通過するように形成する。このように、配線パターン70を形成する前に配線パターン70が形成される部分の貫通孔14に、導電部材50を予め充填する。
【0014】
ステップS1〜S4の方法により、更に絶縁基板10とは別の絶縁基板10aを形成して、絶縁基板10、10aを積層する(ステップS5)。絶縁基板10、10aは、接着部材20により接着されている。接着部材20は、絶縁性を有し、例えばシート状であり材料は熱硬化性の樹脂やプリプレグであってもよい。尚、接着部材20は、詳しくは後述するが異方性樹脂であってもよい。図2Fに示した例にでは、2層のみの多層プリント配線板を示しているが2層以上であってもよい。
【0015】
ここで、加工前の絶縁基板10、10aは同一形状である。絶縁基板10aに形成された複数の貫通孔14の形状及び位置は、絶縁基板10に形成された複数の貫通孔14の形状、大きさ、位置と同一である。即ち、複数の貫通孔14を形成された直後での絶縁基板10、10aは、同一形状及び大きさである。
【0016】
このように、本実施例の多層プリント配線板は、共通化された絶縁基板を用いて製造される。これに対し、異なる設計条件に従って絶縁基板毎に個別に加工してこれら絶縁基板を複数用いる場合、設計条件が複雑化して歩留りが低下するおそれがある。本実施例の多層プリント配線板の場合、共通化された絶縁基板を用いているので歩留まりが向上する。
【0017】
尚、同一形状の絶縁基板10、10aのそれぞれに複数の貫通孔14を形成する場合には、絶縁基板10、10aを互いに重ねて、一括で絶縁基板10、10aにそれぞれ複数の貫通孔14を形成してもよい。この場合も、パンチング、機械式ドリル又はレーザで貫通孔14を形成してもよい。
【0018】
図2Fに示したように、複数の貫通孔14の少なくとも一つは空洞のままである。このように、空洞のままの貫通孔14が絶縁基板10に形成されていることにより、空洞の貫通孔14が多層プリント配線板の反りを吸収できる。これにより、多層プリント配線板の反りが抑制される。
【0019】
この空洞の貫通孔14近傍に形成された配線パターンでの信号伝搬遅延時間は、短縮化される。一般的に、信号伝搬遅延時間τは、次式で与えられる。
τ=1/v=√ε/C
ここで、vは伝搬速度を示し、εは比誘電率を示し、Cは光速を示している。ここで、比誘電率εが小さいほど信号伝搬遅延時間τは短くなる。空気の誘電率は1であり、一般的なガラスエポキシ樹脂の誘電率は4.5程度である。絶縁基板10の空洞の貫通孔14内には空気が流入する。したがって、多層プリント配線板全体の誘電率を低下させることができる。これにより、信号伝搬遅延時間を短縮できる。
【0020】
絶縁部材30を充填するための機構について説明する。
図3A〜3Cは、絶縁部材30を充填するための充填排出機構200の説明図である。図3Aに示すように、複数の貫通孔14が形成された絶縁基板10を搬送機構100により搬送する。図3Bに示すように、搬送機構100の搬送路上には、搬送機構100よりも上側に充填排出機構200が配置され、搬送機構100よりも下側に回収機構290が配置されている。図3Cに示すように、充填排出機構200は、搬送方向上流側に充填機構230が設けられ、搬送方向下流側に排出機構250が設けられている。搬送機構100は、平行に配置された2本のレールと、2本のレール間で回転可能レールに支持されたローラとを含む。搬送機構100は、このような構造に限定されない。
【0021】
充填機構230には、排出管232、吸引管234が接続されている。排出管232は、圧縮空気を利用して充填機構230内に複数の絶縁部材30を送り込む。吸引管234は、充填機構230内の空気を吸引し、充填機構230内にある余分な絶縁部材30を回収する。排出管232、吸引管234のそれぞれには不図示のポンプが連結される。
【0022】
図4Aは、絶縁部材30を充填する充填機構230の説明図である。充填機構230は、上壁210、下壁220を有している。充填機構230内には、複数の絶縁部材30が導入されている。下壁220には、複数の排出孔224が形成されている。充填機構230内に導入された圧縮空気により、絶縁部材30は排出孔224から絶縁基板10に向けて飛び出す。排出孔224から飛び出した絶縁部材30の幾つかは、貫通孔14に充填される。貫通孔14に充填されなかった絶縁部材30は、搬送機構100から落下して回収機構290により回収される。これにより、絶縁基板10に形成された貫通孔14の全てに絶縁部材30が充填される。絶縁基板10が充填機構230を通過して排出機構250の下部へと移動する。
【0023】
図4Bは、絶縁部材30を排出する排出機構250の説明図である。
上壁210には、昇降可能にプレス治具260が連結されている。例えばプレス治具260は、油圧シリンダーや空圧シリンダーにより昇降可能である。プレス治具260は、絶縁基板10に向けて突出した複数の突部264が形成されている。上壁210には、搬送機構100によって搬送中の絶縁基板10を所定の位置にさせるストッパ270が連結されている。ストッパ270は上壁210に揺動可能に連結されており、絶縁基板10に当接する位置、絶縁基板10から退避した位置の間を揺動可能である。
【0024】
ストッパ270により絶縁基板10を停止させ、プレス治具260を絶縁基板10に向けて下降させて、突部264により絶縁部材30を貫通孔14から押し出す。突部264の位置は、絶縁基板10の貫通孔14の位置に対応させてある。突部264の位置は、所望の位置の絶縁部材30のみを排出するように予め設定されている。貫通孔14から押し出された絶縁部材30は、搬送機構100の下部に配置された回収機構290により回収される。絶縁部材30を押し出した後、プレス治具260は再び上昇して絶縁基板10から離れ、ストッパ270も絶縁基板10から離れる。これにより、絶縁基板10は、所望の貫通孔14にのみ絶縁部材30が充填された状態で搬送機構100により搬送される。
【0025】
尚、突部264の位置が異なる複数のプレス治具260を用意しておき、絶縁基板に応じてプレス治具260を取り替えて絶縁部材30の排出工程を実行してもよい。
【0026】
以上の方法により、所望の貫通孔14にのみ絶縁部材30を充填できる。このように、一括の工程で貫通孔14の全てに絶縁部材30を充填し、一括の行程で不要な絶縁部材30を排出することができる。これにより、複数の貫通孔14のうち予め選択された所定の貫通孔14にのみ個別に絶縁部材30を充填する場合と比較し、作業時間が短縮化し、歩留まりが向上する。
【0027】
導電部材50を充填する充填機構について説明する。
図5Aは、導電部材50を充填する充填機構の説明図である。図5Aに示すように、搬送機構100の搬送路上に充填機構300が配置される。充填機構300の上板310には昇降可能なプレス治具360が連結されている。プレス治具360は、例えば油圧シリンダー又は空圧シリンダーにより昇降可能である。プレス治具360は、所望の位置に突部364が形成されている。突部364は絶縁基板10に向けて突出している。突部364の先端には、導電部材50が固定されている。突部364の位置は、所望の位置の貫通孔14にのみ導電部材50が充填されるように予め設定されている。上板310にはストッパ370が揺動可能に連結されている。ストッパ370は、絶縁基板10に当接する位置及び絶縁基板10から退避した位置の間を揺動可能に連結されている。
【0028】
ストッパ370により絶縁基板10を停止させ、プレス治具360を絶縁基板10に向けて下降させて、突部364に取り付けられた導電部材50を所望の貫通孔14に充填する。これにより、所望の貫通孔14に導電部材50を充填させることができる。導電部材50を充填した後、プレス治具360は再び上昇して絶縁基板10から離れ、ストッパ370も絶縁基板10から離れる。これにより、絶縁基板10は、所望の貫通孔14にのみ導電部材50、絶縁部材30が充填された状態で搬送機構100により搬送される。
【0029】
尚、突部364の位置が異なる複数のプレス治具360を用意しておき、絶縁基板に応じてプレス治具360を取り替えて導電部材50の充填工程を実行してもよい。
【0030】
導電部材50を充填する充填機構の変形例について説明する。
図5Bは、導電部材50を充填する充填機構の変形例の説明図である。機構400は、充填機構430を有している。機構400は、搬送機構100の上部に配置されている。充填機構430は、上板410、下板420を有している。充填機構430内には複数の導電部材50が送られている。充填機構430には、上述した充填機構230と同様に、排出管及び吸引管が接続されている。排出管は、圧縮空気を利用して充填機構430内に複数の導電部材50を送り込む。吸引管は、充填機構430内の空気を吸引し、充填機構430内にある余分な導電部材50を回収する。
【0031】
下板420には、複数の排出孔424が形成されている。排出孔424を介して導電部材50が絶縁基板10側に向けて飛び出す。絶縁部材30が充填されていない貫通孔14に、導電部材50が充填される。充填機構400は、絶縁部材30が充填されていない貫通孔14の全てに導電部材50を充填する場合に有効である。貫通孔14に充填されなかった導電部材50は搬送機構100の下部に配置された回収機構490により回収される。
【0032】
配線パターンの形成について説明する。
図6は配線パターンの形成の説明図である。図6に示すように、貫通孔14に充填された導電部材50を接続するように配線パターン70を形成する。配線パターン70は、ディスペンサー500により絶縁基板10の表面に形成する。配線パターン70は、貫通孔14に充填された絶縁部材30上を通過するように形成する。これにより、貫通孔14が形成されていることに起因して、配線パターン70の形状や位置の自由度が制限されることが防止される。
【0033】
積層方法の変形例について説明する。
図7は、積層方法の変形例の説明図である。
絶縁基板10の貫通孔14に充填される導体は図7に示すように、導電部材50aであってもよい。導電部材50aの長さは、絶縁基板10の厚みよりも長く形成されている。絶縁基板10、10aは、接着部材20aにより接着されている。絶縁基板10、10aを積層した場合に、絶縁基板10の貫通孔14に充填された導電部材50aの先端と絶縁基板10aの貫通孔14に充填された導電部材50aの基端とが接触する。これにより、絶縁基板10、10aの層間接続を確保できる。
【0034】
尚、導電部材は、図7に示したように絶縁基板10から突出しないものであってもよい。絶縁基板10の貫通孔14に充填された導電部材の先端が絶縁基板10から突出しない場合、異方性接着剤を使用することにより絶縁基板10、10aを積層する。絶縁基板10側の導電部材の先端と、絶縁基板10a側の導電部材の基端とは、異方性接着剤に含まれる金属粉により導通する。このような導電部材を採用してもよい。
【0035】
図8A〜8Cは、導電部材の変形例の説明図である。
図8Aに示すように、導電部材50aは、鍔部52a、胴部54aを含む。胴部54aは略截頭円錐形である。鍔部52aは、絶縁基板10の貫通孔14の径よりも大きい。胴部54aは、絶縁基板10の厚みよりも長い。図8Bは、胴部54aの先端の拡大図である。胴部54aには、突起部56aが形成されている。突起部56aは、3つ設けられている。突起部56aが形成されていることにより、下層の絶縁基板に保持された導電部材との導通接触を確保できる。
【0036】
図8Cは、導電部材50bの説明図である。導電部材50bは、鍔部52b、胴部54bを含む。胴部54bは、略円錐状である。胴部54bは、絶縁基板10の厚みよりも長い。このような形状によっても、下層にある絶縁基板に保持された導電部材との導通接触を確保できる。
【0037】
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0038】
上記実施例においては貫通孔14に予め製造された導電部材50を充填する方法について説明したが、このような方法に限定されず、ディスペンサーなどを用いて貫通孔14に銅ペースト(導電部材)を充填し、銅ペーストが充填された貫通孔14上に配線パターンを形成してもよい。
【符号の説明】
【0039】
10、10a 絶縁基板
20、20a
30 絶縁部材
50、50a、50b 導電部材
52a、52b 鍔部
54a、54b 胴部
56a 突起部
70 配線パターン
100 搬送機構
200 充填排出機構
224、424 排出孔
230、430 充填機構
232 排出管
234 吸引管
250 排出機構
260、360 プレス治具
264 突部
270、370 ストッパ
290、490 回収機構
300 充填機構
360 プレス治具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1絶縁基板に第1貫通孔群を形成し、
前記第1絶縁基板と同一形状及び大きさの第2絶縁基板に前記第1貫通孔群と同一形状、位置、及び大きさの第2貫通孔群を形成し、
前記第1貫通孔群の少なくとも1つに第1導電部材を充填し、
前記第2貫通孔群の少なくとも1つに第2導電部材を充填し、
前記第1及び第2絶縁基板を積層する、多層プリント配線板の製造方法。
【請求項2】
前記第1貫通孔群の少なくとも1つに絶縁部材を充填し、
前記絶縁部材上を通過するように前記第1絶縁基板に配線パターンを形成する、請求項1の多層プリント配線板の製造方法。
【請求項3】
前記第1貫通孔群の少なくとも1つは空洞である、請求項1又は2の多層プリント配線板の製造方法。
【請求項4】
第1貫通孔群を有した第1絶縁基板と、
前記第1貫通孔群と同一形状、位置、及び大きさの第2貫通孔群を有し、前記第1絶縁基板と同一形状及び大きさであり、前記第1絶縁基板に積層された第2絶縁基板と、
前記第1貫通孔群の少なくとも1つに充填された第1導電部材と、
前記第2貫通孔群の少なくとも1つに充填された第2導電部材と、
を備えた多層プリント配線板。
【請求項5】
前記第1貫通孔群の少なくとも1つに充填された絶縁部材と、
前記絶縁部材上を通過するように前記第1絶縁基板に形成された配線パターンと、を備えた請求項4の多層プリント配線板。
【請求項6】
前記第1貫通孔群の少なくとも1つは空洞である、請求項4又は5の多層プリント配線板。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−187769(P2011−187769A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−52600(P2010−52600)
【出願日】平成22年3月10日(2010.3.10)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】