説明

多機能性の双性イオン重合体コンジュゲート

本発明は、双性イオン及び1種又は2種以上の機能性剤を含むランダム共重合体、及びかかるランダム共重合体の製造方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I):
【化1】

[上記式中、
及びMはそれぞれ独立して、アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、スチレン、ビニル−ピリジン及びビニル−ピロリドンからなる群から選択され;
はH原子、L−A基、LG基及びL−LG基からなる群から選択され;
はそれぞれ独立して、H原子、C1−20アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C1−6ハロアルキル基、C1−6ヘテロアルキル基、C3−8シクロアルキル基、C3−8ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、A基、L−A基、LG基、L−LG基、I基及びL−I基からなる群から選択され;
ZWは双性イオン部分であり;
I−I’の組み合わせが式(I)のランダム共重合体の重合に対する開始剤Iとなるように、Iは開始剤フラグメントでありそしてI’はラジカルスカベンジャーであり;
代わりに、I’はH原子及びC1−6アルキル基からなる群から選択され;
は開始剤であり;
及びLはそれぞれリンカーであり;
及びAはそれぞれ機能性剤であり;
LG及びLGはそれぞれ連結基であり;
下付き文字x及びyはそれぞれ独立して1〜1000の整数であり;
下付き文字zは1〜10の整数であり;
下付き文字sは1〜100の整数であり;そして
下付き文字nは1〜20の整数であり、
ここでRがL−A基であるか又はRの1つがL−A基である]
で表されるランダム共重合体。
【請求項2】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化2】

を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項3】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化3】

を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項4】
下記式:
【化4】

を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項5】
下記式:
【化5】

を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項6】
下記式:
【化6】

を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項7】
少なくとも1のRが、H原子、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C1−6ハロアルキル基、C1−6ヘテロアルキル基、C3−8シクロアルキル基、C3−8ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基からなる群から選択される、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項8】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化7】

を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項9】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化8】

を有する、請求項8に記載のランダム共重合体。
【請求項10】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化9】

を有する、請求項8に記載のランダム共重合体。
【請求項11】
下記式:
【化10】

を有する、請求項10に記載のランダム共重合体。
【請求項12】
及びLがそれぞれ、加水分解性リンカー、酵素的開裂性リンカー、pH感受性リンカー、ジスルフィドリンカー、光不安定性リンカー、及び自己犠牲又はダブルプロドラッグリンカーからなる群から独立して選択される開裂性リンカーである、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項13】
及びLの少なくとも1つが、加水分解性リンカー、酵素開裂性リンカー、pH感受性リンカー、ジスルフィドリンカー、光不安定性リンカー、及び自己犠牲又はダブルプロドラッグリンカーからなる群から独立して選択される開裂性リンカーである、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項14】
前記機能性剤が、薬剤、治療タンパク質及び標的化剤からなる群から選択される生体活性剤である、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項15】
前記ラジカルスカベンジャーI’がハロゲン原子である、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項16】
前記開始剤Iが以下:
【化11】

【化12】

【化13】

からなる群から選択される、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項17】
前記ランダム共重合体が以下:
【化14】

【化15】

[上記式中、L−CTPは下記式:
【化16】

を有する]からなる群から選択される、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項18】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化17】

【化18】

[上記式中、
PCはホスホリルコリンであり;
HEMAはヒドロキシエチルメタクリレートであり;
GMAはグリシジルメタクリレートであり;そして
Gluはグルタミン酸である]を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項19】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化19】

[上記式中、ブロック共重合体は下記式:
【化20】

を有する]を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項20】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化21】

「上記式中、
下付き文字x及びyは、重合体部分のMnが約95,000g/モルとなるものであり;
は抗体であり;そして
L−CTPは下記式:
【化22】

を有する]を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項21】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化23】

[上記式中、
下付き文字x及びy1a及びy1bは、重合体部分のMnが約107,100g/モルとなるものであり;
は抗体であり;そして
L−CTPは下記式:
【化24】

を有する]を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項22】
前記ランダム共重合体が下記式:
【化25】

[上記式中、
下付き文字x及びyは、重合体部分のMnが約95,000g/モルとなるものであり;
はIgGであり;そして
L−CTPは下記式:
【化26】

を有する]を有する、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項23】
及びAがそれぞれ独立して、抗体、抗体フラグメント、Fab、IgG、ペプチド、タンパク質、酵素、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、核酸、及び抗体薬剤コンジュゲート(ADC)からなる群から選択される、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項24】
が独立して、抗体、抗体フラグメント、Fab、scFv、免疫グロブリンドメイン、IgGから選択され、そしてAが独立して、抗癌剤、毒素、小分子薬剤、化学療法剤、キナーゼインヒビター、抗炎症剤、及び抗線維剤から選択される、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項25】
がLGであり、そしてL−Aが独立して、抗癌剤、毒素、小分子薬剤、化学療法剤、キナーゼインヒビター、抗炎症剤、及び抗線維剤から選択される、請求項1に記載のランダム共重合体。
【請求項26】
ランダム共重合体の製造方法であって、以下の工程:フリーラジカル重合によってランダム共重合体を製造するのに充分な条件下に、第一の単量体と第二の単量体との混合物を開始剤Iと接触させ、ここで前記第一の単量体がホスホリルコリンを含み、そして第二の単量体及び開始剤がそれぞれ独立して少なくとも1の機能性剤又は機能性剤に連結するための連結基を含んでいる、工程を含む、前記製造方法。
【請求項27】
前記混合物がさらに触媒及びリガンドを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ホスホリルコリンを含む第一の単量体と;機能性剤又は連結基を含む第二の単量体と;機能性剤又は連結基を含む開始剤成分とを含み、ここで前記機能性剤がリンカーを介して前記第二の単量体又は開始剤成分に連結されている、ランダム共重合体。

【図1】
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【公表番号】特表2013−515099(P2013−515099A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−544945(P2012−544945)
【出願日】平成22年12月20日(2010.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/061358
【国際公開番号】WO2011/075736
【国際公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【出願人】(512159960)
【氏名又は名称原語表記】OLIGASIS
【Fターム(参考)】