説明

太陽光発電システム

【課題】出力電流の相対比較法による異常検出機能を備えた太陽光発電システムについて、その異常検出機能に伴う配線の簡素化を図れるようにする。
【解決手段】複数の太陽電池ストリング11で構成されるストリングアレイ2を複数備えるとともに、太陽電池ストリングが発生する直流電力を交流電力に変換するインバータ5を備えた太陽光発電システムについて、ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングの各出力を並列に接続する接続箱3をストリングアレイごとに設け、また複数のストリングアレイのいずれか1つを指標用ストリングアレイとし、接続箱からの出力電流について、指標用ストリングアレイとそれ以外の各ストリングアレイを比較することにより各ストリングアレイの異常を検出するようにされた異常検出装置6を設けている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電システムに関し、特に、大規模化を図る場合に好適な太陽光発電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
太陽光発電システムは、一般に、太陽電池モジュールを直列に接続した構成の太陽電池ストリングとそれが発生する直流電力を交流電力に変換するインバータ(連系インバータ)を含む構成とされ、太陽電池ストリングの設置数を増やすことでその規模を拡大することができる。
【0003】
こうした太陽光発電システムは、複数の太陽電池ストリングのいずれもが正常に作動している場合に最も効率的に機能させることができる。したがって太陽光発電システムでは、複数の太陽電池ストリングのいずれかに故障や受光障害などの異常を生じた場合に、それに迅速に対応できるようにすることが望まれ、そのためには太陽電池ストリングの異常を自動的に検出できるようにする必要がある。
【0004】
太陽電池ストリングの自動的な異常検出は、各太陽電池ストリングの出力電流の相対比較で行うのが有効である。すなわち複数の太陽電池ストリングのいずれか1つ、例えば出力電流が最大である太陽電池ストリングを指標用とし、それ以外の太陽電池ストリングの出力電流を指標用の太陽電池ストリングの出力電流と比較することで各太陽電池ストリングについて異常の有無を判定して検出する手法である。
【0005】
例えば特許文献1〜特許文献3にそのような異常検出技術が開示されている。これら従来の異常検出技術では、インバータの筐体内に設けた異常検出装置で各太陽電池ストリングの異常を検出するようにしている。すなわちインバータに接続されている各太陽電池ストリングの配線路で出力電流を計測しながら各太陽電池ストリングの出力電流の相対比較による異常検出を行うようになっている。
【0006】
【特許文献1】特開平9−28084号公報
【特許文献2】特開2000−217259号公報
【特許文献3】特開平10−63358号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
太陽光発電システムは地球環境に優しいエネルギシステムであり、そのより一層の普及が望まれる。太陽光発電システムをさらに普及させる上で有効な手段の1つは、太陽光発電システムの大規模化である。太陽光発電システムの規模拡大は、上述のように太陽電池ストリングの設置数を増やすことで行うことができ、例えば一定数の太陽電池ストリングをストリングアレイとしてグループ化し、そのストリングアレイをさらに複数設けるという形態で行うことができる。
【0008】
こうした太陽光発電システムの規模拡大に伴っては、配線量が膨大になるという問題を生じる。特に、上述した出力電流の相対比較法による異常検出機能を設ける場合には、その異常検出機能の配線も必要になることから、上述した従来技術のように異常検出機能をインバータの筐体内に設ける構成であると、配線量の膨大化がより大きな問題となり、その改善が望まれる。
【0009】
本発明は以上のような事情を背景になされたものであり、その課題は、太陽光発電システムについて配線の簡素化を図れ、特に出力電流の相対比較法による異常検出機能を備えた太陽光発電システムについて、その異常検出機能に伴う配線の簡素化を図れるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明では、上記課題を解決するために、複数の太陽電池ストリングで構成されるストリングアレイを複数備えるとともに、前記太陽電池ストリングが発生する直流電力を交流電力に変換するインバータを備えた太陽光発電システムにおいて、前記ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングの各出力を並列に接続する接続箱が前記ストリングアレイごとに設けられ、また前記複数のストリングアレイのいずれか1つを指標用ストリングアレイとし、前記接続箱からの出力電流について、前記指標用ストリングアレイとそれ以外の前記各ストリングアレイを比較することにより前記各ストリングアレイの異常を検出するようにされた異常検出装置が設けられていることを特徴としている。
【0011】
このように複数の太陽電池ストリングをグループ化したストリングアレイを単位にして出力電流の相対比較法による異常検出を行うようにしたことにより、異常検出のための配線の数を減らすことができ、異常検出に伴う配線の簡素化を図ることができる。また接続箱をストリングアレイごとに設けるようにしたことで、接続箱をストリングアレイに近接させて設置することができ、したがって接続箱までの電力出力線の配線距離を短いもので済ませることができ、これにより電力出力線についても配線の簡素化を図ることができる。
【0012】
また本発明では、上記課題を解決するために、複数の太陽電池ストリングで構成されるストリングアレイを複数備えるとともに、前記太陽電池ストリングが発生する直流電力を交流電力に変換するインバータを備えた太陽光発電システムにおいて、前記ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングの各出力を並列に接続する接続箱が前記ストリングアレイごとに設けられ、また前記ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングのいずれか1つを指標用ストリングとし、前記指標用ストリングの出力電流とそれ以外の前記太陽電池ストリングの出力電流を比較することにより前記ストリングアレイにおける各太陽電池ストリングの異常を検出するようにされるとともに、前記ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングのいずれかに異常ありとなった場合に、前記ストリングアレイを単位とした異常報知を出力できるようにされた異常検出装置が前記ストリングアレイごとに設けられていることを特徴としている。
【0013】
このようにストリングアレイにおける太陽電池ストリングの個々について異常の有無を検出する異常検出装置をストリングアレイごとに設けたことにより、異常検出に伴う配線の簡素化を図りつつ、異常監視に伴う人的負担を軽減することができる。すなわち、異常検出装置をストリングアレイごとに設けることで、異常検出装置をストリングアレイに近接させて設置することができ、したがって異常検出に関する配線の距離を短いもので済ませることができ、これにより異常検出に伴う配線の簡素化を図れ、その一方で太陽電池ストリングごとに異常検出を行えるので異常な太陽電池ストリングの特定が容易となり、異常監視に伴う人的負担を軽減することができる。また接続箱をストリングアレイごとに設けるようにしたことで、接続箱をストリングアレイに近接させて設置することができ、したがって接続箱までの電力出力線の配線距離を短いもので済ませることができ、これにより電力出力線についても配線の簡素化を図ることができる。
【0014】
上記のような太陽光発電システムについては、前記ストリングアレイごとの接続箱からの各出力を並列に接続する直流集電盤を前記接続箱と前記インバータの間に設けるのが好ましく、このようにすることで、距離の長くなる電力出力線を減らすことができ、電力出力線についての配線の簡素化をさらに高めることができる。
【発明の効果】
【0015】
以上のような本発明によれば、出力電流の相対比較法による異常検出機能を備えた太陽光発電システムについて、その異常検出機能に伴う配線の簡素化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。図1に、第1の実施形態による太陽光発電システムの構成を示す。本実施形態の太陽光発電システム1は、複数のストリングアレイ2(2-1、2-2、…2-n)、複数の接続箱3(3-1、3-2、…3-n)、直流集電盤4、インバータ5、異常検出装置6、および太陽電池監視盤7を備えている。
【0017】
ストリングアレイ2は、複数の太陽電池モジュールを直列に接続した太陽電池ストリング11を一定数でグループ化した構成とされ、そこに含まれる太陽電池ストリング11-1、11-2、…11-nのそれぞれにストリング出力線(電力出力線)12が接続されている。
【0018】
接続箱3は、ストリングアレイ2ごとに設けられており、太陽電池ストリング11-1、11-2、…11-nの各出力電力を並列に接続することで集電し、その集電した電力を接続箱出力線(電力出力線)13で直流集電盤4に出力する。ここで、以上のような接続箱3との関係でいえば、ストリングアレイ2は、1つの接続箱3が集電する太陽電池ストリンググループとなる。つまり1つの接続箱3で並列に接続される太陽電池ストリング11のグループが1つのストリングアレイ2を形成するということである。
【0019】
直流集電盤4は、接続箱3-1、3-2、…3-nからの各出力を並列に接続することで集電し、その集電した電力をインバータ5に出力する。
【0020】
インバータ5は、太陽電池ストリング11が発生し直流集電盤4で集電された直流電力を交流電力に変換する。このインバータ5の出力は、例えば配電用の系統14に連系し、その系統14における負荷15に供給される。
【0021】
異常検出装置6は、出力電流の相対比較によりストリングアレイ2-1、2-2、…2-nについて異常を検出する。そのために異常検出装置6は、図2に示すように、A/D変換部16、異常検出部17、および異常報知出力部18を備えている。
【0022】
A/D変換部16は、ストリングアレイ2-1、2-2、…2-nのそれぞれに対応する接続箱3-1、3-2、…3-nそれぞれの接続箱出力線13に直流集電盤4の上流で設けられている電流検出装置21それぞれの計測出力22-1、22-2、…22-nをA/D変換して異常検出部17に入力させる。
【0023】
異常検出部17は、計測出力22-1、22-2、…22-nを用いることでストリングアレイ2-1、2-2、…2-nのそれぞれについて異常の有無を判定し、異常のあるものを異常アレイとして検出する。具体的には、まずストリングアレイ2-1、2-2、…2-nの中から出力電流が最大であるものを選出し、それを指標用アレイとする。ここでは仮にストリングアレイ2-1が指標用アレイになったとする。指標用アレイが決まったら、指標用アレイ以外のストリングアレイ2-2、…2-nの各出力電流についてストリングアレイ2-1の出力電流との差分を算出する。それから、それぞれその差分を所定の基準値と比較し、例えばストリングアレイ2-2の差分が基準値を超えていたとすれば、そのストリングアレイ2-2に異常ありと判定とし、それを異常アレイとして検出する。
【0024】
ここで、太陽電池ストリング11は、受光面に異物が一時的に付着したり、あるいは一時的な遮光状態を生じたりすることで過渡的に出力を低下させることがある。こうした過渡的な出力低下は異常ではないので、これを異常と判定するのを避けることができるようにする必要がある。そこで、異常判定のための出力電流比較は、所定の時間幅をもって行うようにする。それには、例えば所定時間の電流積算値について差分比較を行うか、あるいは差分が基準値を超える状態が所定時間継続することを条件に異常と判定できるようにする。
【0025】
以上のようにして異常アレイが検出されたら、異常検出部17はその結果を異常報知出力部18に出力する。これを受けて異常報知出力部18が異常報知信号を出力して異常報知がなされる。異常報知は、異常検出装置6に設けてある表示部23においてその表示色を変えることなどでなされ、また遠隔監視のために離れた場所に設置の太陽電池監視盤7に設けてある表示部24においてもその表示色を変えることなどでなされる。
【0026】
以上のように太陽光発電システム1では、複数の太陽電池ストリング11をグループ化したストリングアレイ2を単位として出力電流の相対比較法による異常検出を行うようにされている。このため異常検出用の配線の数を減らすことができ、異常検出に伴う配線の簡素化を図ることができる。また太陽光発電システム1では、接続箱3をストリングアレイ2ごとに設けるようにしているので、接続箱3をストリングアレイ2に近接させて設置することができ、したがって接続箱3までのストリング出力線12の配線距離を短いもので済ませることができ、これにより電力出力線についても配線の簡素化を図ることができる。さらに太陽光発電システム1では、接続箱3をストリングアレイ2ごとに設けるについて、各接続箱3の接続箱出力線13を並列に接続する直流集電盤4を設けている。この場合、直流集電盤4を接続箱3に近接して設置することが可能であり、したがって接続箱出力線13の配線距離を短くすることができ、電力出力線についての配線の簡素化をさらに高めることができる。
【0027】
図2に、第2の実施形態による太陽光発電システムの構成を示す。本実施形態の太陽光発電システム31は、異常検出装置6が異常検出装置6-1、6-2、…6-nとしてストリングアレイ2ごとに設けられている点、および異常検出装置6-1、6-2、…6-nそれぞれの異常報知信号を中継して1つの異常報知信号として出力する異常報知中継装置32が設けられている点を除いて、第1の実施形態の太陽光発電システム1と同様である。
【0028】
異常検出装置6は、図2に関して上述したのと同様の構成とされており、出力電流の相対比較によりストリングアレイ2ごとに太陽電池ストリング11-1、11-2、…11-nの異常を検出し、ストリングアレイ2における太陽電池ストリング11-1、11-2、…11-nのいずれかに異常ありとなった場合に、ストリングアレイ2を単位として異常報知を出力する。
【0029】
すなわちA/D変換部16は、接続箱3の上流で太陽電池ストリング11-1、11-2、…11-nそれぞれのストリング出力線12に設けられている電流検出装置33それぞれの計測出力34-1、34-2、…34-nを入力とし、これらをA/D変換して異常検出部17に入力させる。
【0030】
異常検出部17は、計測出力34-1、34-2、…34-nを用いることで太陽電池ストリング11-1、11-2、…11-nについて異常の有無を判定し、異常のあるものを異常ストリングとして検出する。具体的には、まず太陽電池ストリング11-1、11-2、…11-nの中から出力電流が最大であるものを選出し、それを指標用ストリングとする。ここでは仮に太陽電池ストリング11-1が指標用ストリングになったとする。指標用ストリングが決まったら、指標用ストリング以外の太陽電池ストリング11-2、…11-nの各出力電流について太陽電池ストリング11-1の出力電流との差分を算出する。それから、それぞれその差分を所定の基準値と比較し、例えば太陽電池ストリング11-2の差分が基準値を超えていたとすれば、その太陽電池ストリング11-2に異常ありと判定とし、それを異常ストリングとして検出する。ここで、異常判定のための出力電流比較を所定の時間幅で行うことは上述したのと同様である。
【0031】
以上のようにして異常ストリングが検出されたら、異常検出部17はその結果を異常報知出力部18に出力する。これを受けて異常報知出力部18がストリングアレイ2を単位とした異常報知信号を出力することで異常報知がなされる。異常報知は、第1の実施形態について説明したのと同様になされる。ただし、太陽電池監視盤7の表示部24への異常報知信号の送信は異常報知中継装置32による中継を経てなされる。
【0032】
以上のように太陽光発電システム31では、ストリングアレイ2における太陽電池ストリング11の個々について異常の有無を検出できるように異常検出装置6をストリングアレイ2ごとに設けている。このため異常検出に伴う配線の簡素化を図りつつ、異常監視に伴う人的負担を軽減することができる。すなわち、異常検出装置6をストリングアレイ2ごとに設けることで、異常検出に関する配線の距離を短いもので済ませることができ、これにより異常検出に伴う配線の簡素化を図れ、その一方で太陽電池ストリング11を単位として異常検出を行えるので、異常ストリングの特定が容易となり、異常監視に伴う人的負担を軽減することができる。また太陽光発電システム31では、ストリングアレイ2ごとに設けられる6-1、6-2、…6-nそれぞれの異常報知信号を1つの異常報知信号として出力する異常報知中継装置32を設けている。このため、遠隔監視用として離れた場所に設置の太陽電池監視盤7への異常報知信号の送信のための配線を簡素化することができる。これらの他にも、太陽光発電システム31では、上述の太陽光発電システム1におけるのと同様な配線簡素化効果が得られる。
【0033】
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、これらは代表的な例に過ぎず、本発明は、その趣旨を逸脱することのない範囲で様々な形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】第1の実施形態による太陽光発電システムの構成を示す図である。
【図2】異常検出装置の構成例を示す図である。
【図3】第2の実施形態による太陽光発電システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
1 太陽光発電システム
2 ストリングアレイ
3 接続箱
5 インバータ
6 異常検出装置
11 太陽電池ストリング
31 太陽光発電システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の太陽電池ストリングで構成されるストリングアレイを複数備えるとともに、前記太陽電池ストリングが発生する直流電力を交流電力に変換するインバータを備えた太陽光発電システムにおいて、
前記ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングの各出力を並列に接続する接続箱が前記ストリングアレイごとに設けられ、また前記複数のストリングアレイのいずれか1つを指標用ストリングアレイとし、前記接続箱からの出力電流について、前記指標用ストリングアレイとそれ以外の前記各ストリングアレイを比較することにより前記各ストリングアレイの異常を検出するようにされた異常検出装置が設けられていることを特徴とする太陽光発電システム。
【請求項2】
複数の太陽電池ストリングで構成されるストリングアレイを複数備えるとともに、前記太陽電池ストリングが発生する直流電力を交流電力に変換するインバータを備えた太陽光発電システムにおいて、
前記ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングの各出力を並列に接続する接続箱が前記ストリングアレイごとに設けられ、また前記ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングのいずれか1つを指標用ストリングとし、前記指標用ストリングの出力電流とそれ以外の前記太陽電池ストリングの出力電流を比較することにより前記ストリングアレイにおける各太陽電池ストリングの異常を検出するようにされるとともに、前記ストリングアレイにおける複数の太陽電池ストリングのいずれかに異常ありとなった場合に、前記ストリングアレイを単位とした異常報知を出力できるようにされた異常検出装置が前記ストリングアレイごとに設けられていることを特徴とする太陽光発電システム。
【請求項3】
前記ストリングアレイごとの接続箱からの各出力を並列に接続する直流集電盤が前記接続箱と前記インバータの間に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−271693(P2008−271693A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−110617(P2007−110617)
【出願日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】