容器のブランクの内側表面の正確な場所に内袋を取り付けるための方法および内袋を備えた容器
【解決手段】 板紙又は段ボールのブランク(17)で作られ、段ボール箱の内側表面に内側液体保持用内袋(11)が固定されている容器を製作する方法。液体保持用内袋(11)は、段ボールのブランク(17)に形成されている注ぎ口開口部(19)を通って伸張する注ぎ口(16)を含んでいる。製作工程の間に、注ぎ口(16)を利用して液体保持用内袋(11)が正確に位置決めされるので、注ぎ口開口部(19)を有するブランク(17)のパネルが注ぎ口(16)の上に折り畳まれると、注ぎ口(16)は注ぎ口開口部(19)と正しく整列し、容器の自動アッセンブリがやり易くなっている。この自動組み立て工程では、液体保持用内袋(11)が容器の内側表面に複数の箇所で固定されており、容器をその三次元の使用形状に開くと、注ぎ口(16)を通して内袋(11)を満たすための経路が開くようになっている。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
飲料用内袋を充填するためにも用いることのできる注出用の注ぎ口を有する可撓性があり液体不浸透性の飲料用内袋を封入した板紙容器が普及している。この様な容器は、ワイン、コーヒー、ビール及びソフトドリンクの様な飲料を注出するのに用いられる。現在、板紙製容器は、自動組み立て機械で、容器を顧客に出荷し易い形状として内袋の無い平らな形状に組み立てられる。自動組み立て機械は、打ち抜きされ、折り目を付けられた板紙ブランクを受け取る。自動組み立て機械は、そのブランクに再度折り目を付けて容器を更に形成し易くし、容器の2つの側面パネルを一体に接着するのに用いられるブランクのフラップをつぶして、容器の垂直側面パネルを接続させる。ブランクが自動組み立て機械に沿って進むにつれ、接着用フラップに接着剤が塗布され、事前形成された折り目に沿ってパネルが折り返され、2つの側面パネルは、接着用フラップに沿って一体に接着される。接着剤が硬化するのに十分な時間、圧力が加えられる。ブランクが自動組み立て機械によって平らな形状に成形された後、内袋が、その注ぎ口がブランクのパネルの注ぎ口開口部を通って伸張している状態に、手動で挿入される。顧客は、容器を、内袋の注ぎ口が注ぎ口開口部から突き出ている平らな形状で受け取る。顧客は、容器を三次元形状に組み立て、注ぎ口を通して内袋を充填する。しかしながら、容器と内袋は平らな形状に組み立てられ、出荷されているので、容器を組み立てた後に内袋の表面同士がくっついて、内袋を充填し始め難くなることがある。その際、内袋を充填する経路を開くために注ぎ口に何かを入れると、不衛生な状態になりかねない。内袋を手で挿入する工程は、労働集約的で、相当な製造コストとなる。この工程は、受け入れ難いくらい高い不良率の原因ともなる。従って、容器の自動組み立ての間に、顧客がこの種の紙箱を組み立てたときに注ぎ口の喉部が液体を受け入れるため開くようにな適切な向きに自動的に配置する、この種の容器を製作するための機械及び方法が必要とされている。
【0002】
本発明は、概括的には、厚紙、板紙又は段ボールで作られ、内部液体保持袋を備えている容器を製作するための機械及び方法に関しており、より具体的には、液体保持袋を含んだ容器を平らな出荷用の形状に自動的に組み立てし易くするために、液体保持袋を、注ぎ口がブランクの注ぎ口開口部と正しく整列するよう、厚紙、板紙又は段ボールのブランクの内側表面に対して自動的に配置するための機械及び工程に関する。この自動組み立て工程において、液体保持袋は、容器が三次元の使用時形状に開かれたときに、注ぎ口を通して袋を充填するための経路が開くように、容器の内側表面に複数の場所で固定される。
【発明の開示】
【0003】
本発明の内袋送給部分には、表面から注ぎ口が突き出ている、事前に製造された数珠繋ぎの平らな不浸透性の内袋が供給される。数珠繋ぎの袋は、整列され、個々の袋に切断される。次いで、個々の内袋は、注ぎ口が、自動組み立て機械の制御下にある容器ブランク内に形成されている注ぎ口用の穴に対して正確に配置された状態で、自動組み立て機械に送られるように、正確に位置決めされる。自動組み立て機械は、例えば、一般的には「仮留め接着剤」と呼ばれている仮留めホットメルト接着剤によって内袋を容器のブランクに取り外し可能に固定するように改造されている。仮留め接着剤は、優れた一時的な仮留め粘着性を作り出し、結合した紙及び/又はプラスチックを容易に、繊維を損なうことなく切り離すことができる。本発明の好適な実施形態では、容器を組み立てたときにブランクの垂直な側面となる2つの側面パネルに2本の線状の仮留め接着剤が塗布される。本発明の機械は、内袋を、自動組み立て機械の組み立てラインに供給し、内袋の外側表面が先ず、仮留め接着剤で、容器を組み立てたときに容器の箱の内側表面となるブランクの第1位置に接着される。自動組み立て機械は、容器をその平らな形状に組み立てる通常の工程を継続する。容器のこの組み立て工程の間に、低温接着剤が接着用フラップの下面に塗布され、接着用フラップを接着する側面パネルが折り畳まれる。仮留め接着剤が、注ぎ口を含んでいる側面パネルに塗布され、その結果、低温接着剤の付いた接着用フラップの表面は上を向いており、注ぎ口開口部を備えているパネルは、内袋と係合することになるその表面に仮留め接着剤を有している。従って、注ぎ口開口部を備えているブランクのパネルを折り畳むと、注ぎ口開口部と注ぎ口は正確に整列し、パネルが平らに押し潰される際に、注ぎ口は、注ぎ口開口部を通って自動的に挿入され、内袋は仮留め接着剤でこのパネルに取り付けられ、このパネルは、接着用フラップを備えているパネルに接着される。内袋が2箇所で取り付けられているブランクは、自動組み立て機械の組み立てラインを、最終的な製品の垂直な側面となるパネルの縁部が低温接着剤によって接着用フラップを通して取り付けられた平らな形状で進む。接着剤接合部を固定するため、圧力が加えられる。この紙箱形成機械の最終製品は、出荷に適した平らな製品である。顧客は、この製品を受け取ると、手で組み立て、底と側面が最終形状になった三次元容器にすることができるが、内袋が仮留め接着剤で2つの側面パネルに接続されているので、注ぎ口が開いて液体を受け入れられる状態になっている。容器の上部は、スロットにタブを付けることによって閉じられており、手提げ部を有する完全に閉鎖されたボックスになっている。最終製品を組み立てると、内袋の2つの側面は、仮留め接着剤によって容器の異なる側面パネルに接続されているので互いに引き離され、最終製品の喉部は開いており、注ぎ口を通して液体を充填し、それから蓋を閉める準備ができている。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】平らな板紙ブランクの平面図である。
【図2】平らな袋の平面図である。
【図3】紙箱形成機械の側面図である。
【図4】紙箱形成機械の平面図である。
【図5】紙箱形成機械の袋送給部分全体の側面図である。
【図6】図5の袋送給部分全体の平面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う断面図である。
【図8A】図8Aは、図5の袋送給部分の側面の、左部分の拡大詳細側面図である。
【図8B】図8Bは、図5の袋送給部分の側面の、右部分の拡大詳細側面図である。
【図9A】図9Aは、図6の袋送給部分の平面の、左部分の拡大詳細平面図である。
【図9B】図9Bは、図6の袋送給部分の平面の、右部分の拡大詳細平面図である。
【図10A】図10Aは、図6の袋送給部分の平面の、右上部分の拡大詳細平面図である。
【図10B】図10Bは、図6の袋送給部分の平面の、右上部分の拡大詳細側面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明するが、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0006】
図1は、最終製品を作るために本発明の紙箱形成機械10で用いられるタイプのブランク17の例である。注ぎ口16を有する図2に示すタイプの内袋11は、ブランク17によって形成される容器の内側表面となる、ブランク17の表面に取り付けられる。ブランク17は、厚紙、板紙又は段ボールから打ち抜かれ、最終製品が4つの平面パネル即ち側面を有するように寸法形状が決められた複数の接続された側面パネルA、B、C、Dで作られている。ブランク17は、更に、側面パネルA、B、C、Dから伸張する上部及び下部パネルを含んでいる。側面パネルAの側縁から接着タブ20が伸張しており、側面パネルDの自由側縁に沿って、接着タブ20を、低温接着剤の様な接着剤で固定するようになっている。ブランクを製作する間に、隣接するパネルを折り畳み易くするため、厚紙、板紙又は段ボールの隣接するパネルの間には、折り目マークが付けられる。側面パネルDには、内袋11の注ぎ口16が貫通して突き出ることになる注ぎ口受け入れ穴19が、形成されている。ブランク17は、更に、ブランクを閉じた容器に形成できるようにする数多くの自己係止スロット及びタブを有している。このタイプのブランクを製造し、内袋をそれらの内側表面に取り付けることなく自動組み立て機械で組み立てるための工程は周知であり、それは、本出願の発明の一部ではない。図1に示すブランク17の具体的な構成は、出願人の発明の好適な実施形態に用いられるブランクのタイプの一例であるが、他の形状及び構成のブランクを、出願人の発明の内袋送給部分及び方法に使用することもできる。ここに開示する好適な実施形態は4つの側面パネルを含んでいるが、ここに開示する発明は、3つ又はそれ以上の側面パネルを有するパネル使って実施することもできる。
【0007】
図2は、出願人の発明の内袋送給部分で使用することができ、出願人の発明の方法を実施するために使用することができるタイプの内袋11を示している。図2で分かるように、内袋11は、矩形であり、最初の前縁部13、後縁部及び一対の長手方向縁部14、15を有している。内袋は工程中に送給方向を変え、長手方向縁部14は、工程の後の部分では前縁部になる。内袋11は、周辺全体に亘って連結されている上部及び下部の層を有している。注ぎ口16は、図2では見える側の層に取り付けられており、そこから上向きに突き出ている。組み立て中に、内袋11は、複数の箇所で、ブランクを組み立てたときに形成されるボックスの内側表面に取り付けられるが、ボックスになったときには、袋11は、完全にその中に封入されている。
【0008】
図3は、機械10の一区画として加えられている出願人の内袋送給部分30を含む自動紙箱形成機械10の側面図であり、図4はその平面図である。ブランク17の束が、機械10の受け入れ端部33に供給される。個々のブランクは、右から左へ送られ、再折り器ステーション35で再度折り目を付けられ、接着用フラップ20は、接着用フラップ潰しロール36で潰される。ブランク17が所与の方向、即ち図3と図4で見て右から左へ送られ始めた後、仮留め接着剤の線が、第1仮留め接着剤分注ステーション18で接着剤分注器によりブランクのパネルCに塗布される。更に詳細に説明すると、数珠繋ぎの内袋12は、内袋送給部分30に送給され、個々の内袋11に切断され、注ぎ口16が正確に位置決めされる。次いで、個々の整列された内袋11は、吸引コンベヤーベルト77で搬送され、その送り方向を90度変える。内袋11は、ブランク17の所与の送り方向に送られることになる。紙箱形成機械10の送り方向と同じ方向に動いている吸引コンベヤーベルト77は、内袋11を、ブランク17の上面上に置く。内袋11は、例えば、ブランク17のパネルCとDの上面即ち第2面に塗布される仮留め接着剤で、ブランクの上面即ち第2面に分離可能に取り付けられる。ブランクの上面即ち第2面は、容器を三次元状態に組み立てたとき、容器の内側表面になる。内袋11は、吸引コンベヤーベルト77によって、パネルDに重ならず、且つパネルDを折り畳むと、内袋11の注ぎ口16がパネルDの注ぎ口受け入れ穴19に入るように、ブランク17上に正確に置かれる。折り畳み機構は、内袋の一部分がパネルDと、パネルDに隣接するパネルCの間に挟まれ、注ぎ口16が注ぎ口受け入れ穴19を通って上向きに突き出るようにして、パネルDを平らにする。ブランク17が紙箱形成機械10に沿って進むと、低温接着剤が、接着タブ20と、組み立てた箱の底を形成することになる各タブに、接着剤分注ステーション21で塗布される。仮留め接着剤も、接着剤分注ステーション21で、ブランクDの表面に塗布される。低温接着剤は、接着タブ20の第1表面、即ちブランク17の容器の外側表面を形成することになる面の側に塗布される。仮留め接着剤は、接着剤分注ステーション21で、パネルDの上向きに露出している面に塗布される。低温接着剤が塗布された接着タブ20の面は、低温接着剤が上向きになり、パネルDが接着タブ20の上に折り畳まれ、接着タブ20の第1表面が、容器の内側表面となるパネルDの第2表面に接着されるように、パネルAと共に折り畳まれる。同時に、仮留め接着剤が塗布されているパネルDの面は、内袋11の上側の露出面の上に折り畳まれる。折り畳まれた容器が、紙箱形成機械10に沿って所与の方向に進む間、折り畳まれた容器の上面には、接着剤付けされた面同士がしっかりと確実に接続するのに十分な時間、圧力が加えられる。
【0009】
図5は、紙箱形成機械10の内袋送給部分30の側面図であり、図6はその平面図である。図5と図6は、これらの図で内袋送給部分30の全体を示すことができる縮尺ではあるが、これらの図の尺度では、内袋送給部分の全構成要素の詳細をこれらの図で示すことはできない。従って、図5−7では、内袋送給部分の全体像を提供している。なお図5では、フレーム部材29は、その後ろにある構成要素をよく示すため、図示していないことが分かるはずである。内袋送給部分30の詳細な議論は、図6A、8B、9A、9B、10A、10Bを参照しながら行うが、それらの図は、内袋送給部分30の構成要素の拡大図及び詳細図となっている。
【0010】
この機械は、構成要素を駆動するための一連のサーボモーターと、装置を作動させるための電子作動式空気シリンダと、或る場所で対象物の存在を認識するための電子アイと、を含んでおり、それらは全て、内袋送給部分30を含め紙箱形成機械10の作動を制御するプログラム可能な論理制御器(PLC)60と作動的に連結している。
【0011】
図5で分かるように、網目状又は数珠繋ぎ状に相互接続された内袋12が、袋箱22内に備えられている。数珠繋ぎの内袋12は、相互接続された内袋11の平らなリボンの形をしている。個々の内袋は、矩形で、平らな一面から突き出ている注ぎ口16を有している。内袋送給部分30には、直立マスト23が設けられ、その上端部から水平アーム24が伸張している。水平アーム24には、スプール型ローラー27が回転自在に取り付けられている。数珠繋ぎの内袋12は、図示のように、コンテナから出て、スプール型ローラー27の回りに伸張している。スプール型ローラー27は、数珠繋ぎの内袋12が、スプール型ローラー27の縁と縁の間で絡むことなく嵌るような寸法になっている。内袋送給部分30は、平行で水平方向に伸張するフレーム部材29と31を有している。数珠繋ぎの内袋12は、フレーム部材29と31で回転可能に支持されているガイドローラー32の下を内袋送給部分30へと水平方向に通されている。数珠繋ぎの内袋12は、内袋の注ぎ口16が、内袋の上側の平らな面から上向きに突き出るように向けられている。図6で良く分かるように、ローラー32は、上向きに伸張する注ぎ口16を受け入れるため、その長さ方向に沿う中断部33を有している。内袋送給部分30を通る内袋12の動きは、電子アイによって制御されているサーボモーターで駆動される一連のベルトコンベヤーによって制御されている。内袋送給部分30の入口端部には、作業者が、内袋送給部分30へ内袋12を通す作業を制御することのできる操作盤34がある。本発明の好適な実施形態では、操作盤34は、タッチスクリーンモニターであり、PLC60に作動的に接続されている。
【0012】
数珠繋ぎの内袋12は、ガイドローラー32の下を通過した後、一対のローラー41と42の間に伸張している第1ベルトコンベヤー40に行き当たる。ローラー42は、サーボモーター43で駆動されている。第2ベルトコンベヤー48は、第1ベルトコンベヤー40の下流に配置されている。第2ベルトコンベヤー48は、ローラー49と50の間に伸張している。ローラー49もサーボモーター43で駆動されており、結果的に、第1及び第2ベルトコンベヤーは、同じ速度で駆動されている。電子アイ44は、第1ベルトコンベヤー40の上方に配置されており、作動開始後、数珠繋ぎの内袋の存在を感知するよう機能する。例えば数珠繋ぎの内袋12が破断され、内袋の存在が感知されない場合、信号がPLC60に送られ、紙箱形成機械10の作動が止まる。フレーム部材29と31で支持されているカッター機構46が、第1と第2のベルトコンベヤーの間に配置されている。カッター46は、数珠繋ぎの内袋12の先導側の内袋11を追従側の列から切断する働きをする。第2ベルトコンベヤー48の排出端部付近に配置されている電子アイ51は、切断された内袋11の注ぎ口16の存在を感知し、サーボモーター43へ信号を送るようプログラムされているPLC60に信号を送り、それによって次の内袋を切断できるようにするため第1及び第2ベルトコンベヤー40、48が止まる。PLC60は、更に、信号をカッター46に送り、刃を下ろして先導内袋11を切断させる。少し遅れて、サーボモーター43に信号を送り、ベルトコンベヤー40と48に電力を供給する。切断された内袋11は第2ベルトコンベヤー48に載っており、このコンベヤーに電気が供給されると、コンベヤー48は、切断された内袋11を前方に投げ、ローラー53と54の間に伸張している第3ベルトコンベヤー52がこれを受け止める。ローラー54は、サーボモーター56で駆動されている。電子アイ57は、第3ベルトコンベヤー52上の切断された内袋11の注ぎ口16を感知し、所定時間の後、コンベヤーと内袋は止められ、位置決め装置58が、開いている注ぎ口16内に降りてくる。位置決め装置は、注ぎ口16の内側開口部と係合する形に作られており、従って、切断された内袋11を正確に位置決めする。後で更に論じるが、空気シリンダ93と96は、係合しているときは、切断された内袋12の上面にその長手方向縁部に沿って押し下げられるニップローラーを係合及び係合解除するように作用する。
【0013】
機械が作動しており、数珠繋ぎの内袋12に付いている先導側の内袋11が、第2ベルトコンベヤー48上の点に進んでいるものとする。数珠繋ぎの内袋12は電子アイ44によって感知されており、機械が適切に作動していることを示している。電子アイ44が数珠繋ぎの内袋12の存在を感知していなければ、機械が適切に作動していないことを示していることになり、何かが適切に作動していないという信号がPLCに送られ、機械の作動が止められる。数珠繋ぎの内袋12の先導側の内袋の注ぎ口16が電子アイ51によって感知され、数珠繋ぎの内袋12の先導側の内袋が第2ベルトコンベヤー48上にあることを示している。信号がPLCに送られ、PLCは、第1及び第2ベルトコンベヤー40、48を駆動しているサーボモーター43に信号を送り、コンベヤーを止めさせる。数珠繋ぎの内袋12が止まった後、PLCは、信号をカッター機構46に送って降下させ、先導内袋11を数珠繋ぎの内袋12から切断させる。次いで、PLCは、サーボモーター43に信号を送り、第1及び第2ベルトコンベヤー40と48を再駆動させる。第2ベルトコンベヤー48の荷は、内袋1つだけと非常に軽いので、単一の切断された内袋12は、前方へ向けて、ローラー53と54の間を伸張している第3ベルトコンベヤー52に投げ出される。ローラー54は、サーボモーター56で駆動されている。
【0014】
第3ベルトコンベヤー52は、切断された内袋11を、内袋送給部分30の長手方向長さに沿って前方へ運ぶ間に、電子アイ57が感知して信号をPLC60に送り、PLCは、所定の時間間隔の後、信号をサーボモーター56に送って第3ベルトコンベヤー52を停止させる。このタイミングによって、内袋11の注ぎ口16が位置決め装置58の下にくる。位置決め装置58は円錐台形の部分を備えており、注ぎ口16の中心へと下げられたときに、後続の工程の段階に備えて、切断された内袋11を正確に位置決めするように機能する。位置決め装置58で内袋11が適切に位置決めされた後、位置決め装置は上昇して内袋を離し、内袋は、上に上がって吸引コンベヤーベルト77に把持され、コンベヤーベルト77は、内袋11を、先に動いていた方向と90°を成す所与の方向に搬送する。
【0015】
図6と図7に示すように、切断された内袋11を第3ベルトコンベヤー52から拾い上げる吸引コンベヤーベルト77は、搬送機構72の一部分である。搬送機構72は、内袋11を、同じ方向に動いているブランク17上の或る位置まで搬送して降ろす。内袋11は、ブランク17と合体すると、吸引コンベヤーベルト77の端部に達し、そこから放され、最終製品90の内側表面になる部分に固定される。
【0016】
図7に示すように、搬送機構72は、フレーム29と31から片持ち梁で突き出し、自由端にハンギングプレート87が取り付けられたホルダーアーム86によって支持されている。ハンギングプレート87の自由端は、搬送機構72の下端部に固定されている。プーリー71を有するサーボモーター70は、フレーム29と31によって支持されている。駆動ベルトが、プーリー71を、被駆動軸75で支持されているプーリー(図10B参照)に接続している。搬送機構72は、被駆動軸75上で回転するように軸受支持されている。第2軸76は、搬送機構72の底端部で被駆動軸75に平行に軸受支持されている。2組のプーリーが、被駆動軸75と76で支持され、その間を一対の吸引コンベヤーベルト77が伸張している。吸引コンベヤーベルト77は、例えば122で図示しているように孔が開いており(図9B参照)、ベルト77の下側の横桟は、真空プレナム82の開放底部を横切って動く。図6で良く分かるように、真空源(図示せず)に接続されている一対の真空配管78は、8つの真空吐出部79を有している。搬送機構72は、真空プレナム82と連通し、可撓性のある空気導管によって8つの真空吐出部79に接続されている8つのホースホルダー80を有しており、真空プレナム82に真空をもたらしている。搬送機構72は、吸引コンベヤーベルト77の下で搬送機構の縦方向に伸張している2つの底部支持部材88と89を有している。内袋11は、底部支持部材88と89の上面より上で、且つ、吸引コンベヤーベルト77の下側横桟より下を搬送される。搬送機構は、反射プレート85に照準を合わせて、通過する内袋11の存在又は不在を検出するように機能する一対の電子アイ83と84を有している。
【0017】
図8Aを図8Bと組み合わせたものが紙箱形成機械10の内袋送給部分30の側面図であり、図9Aを図9Bと組み合わせたものが平面図である。図8A、8B、9A、9Bは、図5及び図6と同様であるが、尺度が大きく、そのため、図5と図6に適切に図示できなかった詳細を含んでいる。図5と図6を参照して行った内袋送給部分30の全体的な議論は、図8A、8B、9A、9B、10A、10Bを参照しながら行う以下の議論で補われる。平面図6、9A、9Bでは、ベルトコンベヤー40、48、52は、下にある構成要素が見えなくなるので図示していない。コンベヤー40、48、52は、図5、8A、8Bに示している。
【0018】
図5に示している内袋のコンテナ22は、この構成要素の更に詳細な議論と機能が必要であるか、又は認められるとは思えないので、図8Aには示していない。なお、図8Aと8Bでは、フレーム部材29の背後にある構成要素を良く示すために、この部材を図示していない。内袋送給部分30について、図6A、8B、9A、9B、10A、10Bを参照しながら詳細な議論を行う。
【0019】
図8Aに示すように、網目状又は数珠繋ぎ状に相互接続された内袋12は、マスト23に支持されている水平なアーム24上に回転できるように取り付けられているスプール形状のローラー27から内袋送給部分に送られる。数珠繋ぎの内袋12は、自動加工機械へ送給し易いように、相互接続された複数の完成した袋で作られている。個々の内袋は矩形で、一方の平らな面から突き出た注ぎ口16を有している。内袋送給部分30は、平行で水平方向に伸張するフレーム部材29と31を有している。数珠繋ぎの内袋12は、フレーム部材29と31によって自由に回転できるように支持されているガイドローラー32の下を通って内袋送給部分30に水平に通されている。ガイドローラー32は、下にある水平な支持面45と協働して、数珠繋ぎの内袋12を水平方向に案内する。
【0020】
数珠繋ぎの内袋12は、内袋の注ぎ口16が、内袋の上側の平らな面から上向きに突き出るよう向けられている。図9Aで良く分かるように、ローラー32は、上向きに伸張する注ぎ口16を受け入れるために、その長さに沿う中断部33を有している。内袋送給部分30を通る内袋12の動きは、一連の電子アイが受け取った信号に応答してPLCが制御するサーボモーターによって駆動される一連のベルトコンベヤーによって制御される。ガイドローラー32の下を通過した後、数珠繋ぎの袋12は、一対のローラー41と42の間を伸張する第1ベルトコンベヤー40に行き当たる。ローラー42は、サーボモーター43で駆動されている。第1ベルトコンベヤー40には、張力付加部材38が備えられ、第1ベルトコンベヤー40に適切な張りを提供するように機能する。第1ベルトコンベヤー40の上側横桟は、支持面47によって支持されている。一対のニッパーローラー59がローラー41の上に載っており、数珠繋ぎの内袋が確実に第1ベルトコンベヤー40と共に動くように機能する。ニッパーローラー59は、枢軸63とハンドル62を有する手動作動式レバー機構61によって制御される。ニッパーローラー59は、枢軸63から伸張するリンク97の自由端(図9A参照)によって支持されている。ニッパーローラー59の下向きの圧力は、ローラー59を選択された位置にロックすることによって調整することができる。また、ニッパーローラー59は、最初の開始時に数珠繋ぎの内袋12を機械に通し易くするため、又はシステム内の詰まりを掃除するため、離して引き上げることもできる。
【0021】
一対のニッパーホイール100は、枢軸101から伸張するリンク98の自由端に支持されている(図9A参照)。ニッパーホイール100は、ローラー42の上に載り、数珠繋ぎの内袋12を積極的に制御する機能を果たす。
【0022】
図9Aで分かるように、注ぎ口ガイド102は、ニッパーローラー59の一つに隣接して配置されており、注ぎ口16を受け入れ、数珠繋ぎの内袋12がカッター機構46に近づく際に、数珠繋ぎの袋12を適切に整列させる機能を果たす。注ぎ口ガイド102は、取り付けアーム99を介して、フレーム29に支持されている。
【0023】
電子アイ44は、第1ベルトコンベヤー40の上方に配置されており、運転開始後、数珠繋ぎの内袋の存在を感知する機能を果たす。例えば、数珠繋ぎの内袋12が破断している場合のように袋の存在が感知されない場合、信号がPLC60へ送られ、紙箱形成機械10の運転が止められる。
【0024】
第2ベルトコンベヤー48は、第1ベルトコンベヤー40の下流に配置されている。第2ベルトコンベヤー48は、ローラー49と50の間に伸張しており、張力付加部材39を含んでいる。第2ベルトコンベヤー48の上側横桟は、支持面67で支持されている。ローラー49もサーボモーター43で駆動されており、その結果、第1及び第2ベルトコンベヤーは同じ速度で駆動される。
【0025】
コンベヤーローラー42と49は、サーボモーター43によって、サーボモーター43及びローラー42、49に支持されている各プーリーと、モーター43及びローラー42、49に支持されている他のプーリーと整列している自由回転プーリー66との回りを伸張するベルト65を介して駆動される。これらのプーリーは、図9Aに示されており、図8Aで分かるようにフレーム部材31の外表面に配置されている。この駆動配置の結果、第1ベルトコンベヤー40と第2ベルトコンベヤー48は、同じ方向に同じ速度で駆動され、同時に停止及び始動される。
【0026】
フレーム部材29と31に支持されているカッター機構46は、第1及び第2ベルトコンベヤー40と48の間に配置されている。後に詳しく論じるが、サーボモーター43は、PLCから信号を受け取り、数珠繋ぎの内袋12の間の切断すべき領域が横方向に伸張する刃68の真下に来るようにベルトコンベヤー40と48の駆動を止める。カッター46は、数珠繋ぎの内袋12の流れ方向に対して横方向に伸張する刃68を含んでおり、数珠繋ぎの内袋12の先導側の内袋11を後続の列から切断する機能を果たす。数珠繋ぎの内袋12は、個々の内袋11の間に事前形成された孔の線を有しており、刃68の刃先は鋭くなく丸みが付いている。従って、刃68は、先導側の内袋を後続の列から孔の線に沿って分離する機能を果たす。
【0027】
数珠繋ぎの内袋12から先導側の内袋を正しく分離できるか否かは、数珠繋ぎの内袋12をカッターの刃68の下に正しく配置できるか否かに掛かっている。図8Aを見れば分かるように、ばね力の働いて垂直運動できるようになっている切断テーブル69がある。カッター46は、刃68の前方と後方に、ばねを取り付けたプランジャ81を備えている。カッター46に動力を供給すると、刃68とプランジャ81が下がる。プランジャ81は、刃68より先に数珠繋ぎの内袋と係合し、刃68が内袋11を数珠繋ぎの内袋12から分離するときに、数珠繋ぎの内袋12から切り離されている袋11、並びに数珠繋ぎの内袋12から切断される次の袋を、切断テーブル69に押し付けて保持する。
【0028】
第2ベルトコンベヤー48の排出端部近くに配置されている電子アイ51は、内袋11が第2ベルトコンベヤー48から排出されるときに、切断された内袋11に注ぎ口16が存在することを感知する。PLC60は、この情報を用いて、次に何時、サーボモーター43による駆動を止めてベルトコンベヤー40と48を止めるかと、次に何時、カッター機構46に動力供給するかを計算する。
【0029】
少し時間をおいて内袋11を分離できるようにして、信号がサーボモーター43へ送られ、ベルトコンベヤー40と48が駆動する。切断された内袋11は、第2ベルトコンベヤー48に載っており、このコンベヤーに動力が供給されると、切断された内袋11は前方に投げ出され、ローラー53と54の間に伸張する第3ベルトコンベヤー52がこれを受け取る。第3ベルトコンベヤー52の上側横桟は、支持面94によって支持されている。
【0030】
レバー109の自由端に支持されている一式のニッパーホイール92は、ローラー53の上に載っている。ニッパーホイール92は、レバーが伸張している枢軸111を回転させる空気シリンダ93を作動させることによって上げ下げすることができる。空気シリンダ93の駆動は、PLC60の制御下にある。サーボーモーター43を駆動する信号が出され、切断された内袋11が第2コンベヤー48から第3コンベヤー52へ送られると、空気シリンダ93にも信号が送られ、ニッパーホイール92が瞬時持ち上げられ、切断された内袋11をニッパーホイール92の下の第3コンベヤー52上で受け止め、その後、ニッパーホイール92を切断された内袋11の上に下ろして、第3コンベヤー52に沿う内袋の搬送を制御する。
【0031】
ローラー53を含む第3ベルトコンベヤー52の受け入れ端部を図8Aと図9Aに示しており、ローラー53と54の両方を含む第3ベルトコンベヤー52全体を図8Bと図9Bに示していることが分かるはずである。図8Bで良く分かるように、ローラー54は、ベルト91を介してサーボモーター56によって駆動されている。
【0032】
枢軸119から伸張するレバー113の自由端に支持されたもう一組のニッパーホイール95が、設けられている。ニッパーホイール95は、内袋が第3ベルトコンベヤー52に沿って確実に連続して搬送されるように機能し、空気シリンダ96で操作される機構を通して上げ下げすることができる。空気シリンダ96への動力供給は、PLC60の制御下にある。
【0033】
第3ベルトコンベヤー52が、切断された内袋11を内袋送給部分30の長手方向長さに沿って前方に運ぶ際に、電子アイ57がこれを感知してPLC60に信号を送り、PLCは、所定の時間間隔の後にサーボモーター56に信号を送り、第3ベルトコンベヤー52を停止させる。所定の時間間隔は、内袋11の注ぎ口16が位置決め装置58の下方に止まるような時間間隔である。位置決め装置58は円錐台形の部分を備えており、注ぎ口16の中心へと下げられたときに、後続の工程の段階に備えて、切断された内袋11を正確に位置決めするように機能する。位置決め装置58で内袋11が適切に位置決めされた後、位置決め装置は上昇して内袋を離し、内袋は、上に上がって吸引コンベヤーベルト77に把持され、コンベヤーベルト77は、内袋11を、先に動いていた方向と90°を成す方向に搬送する。
【0034】
内袋11を持ち上げるための機構を、図10Aと図10Bに示している。図10Bでは、内袋11は、位置決め装置58が引き上げられた後、コンベヤー表面52に載っている。プレスプレート103の自由縁部は、内袋11の長手方向縁部14の下方に配置されている。プレスプレート103は、枢軸105に固定されているレバーアーム104に支持されている。図10Bで見て、枢軸105が反時計回り方向に回転されると、プレスプレート103は、内袋11の下面と係合し、長手方向縁部14が、内袋11の上にある吸引コンベヤーベルト77に係合するように持ち上げる。図10Aで良く分かるように、フレーム31に支持されている空気シリンダ106のロッド107は、枢軸105から伸張するレバーアーム108に軸回転可能に接続されている。空気シリンダ106に動力が供給されてロッド107が伸張すると、枢軸105は、回転してプレスプレート103を持ち上げ、内袋11の長手方向縁部14は、上昇し、吸引コンベヤーベルト77によって把持される。このとき、内袋の運動方向は90°変更され、内袋がコンベヤーベルト77で搬送される際に、今度は、持ち上げられた長手方向縁部14が、内袋11の先導側の縁部となる。
【0035】
切断された内袋11を第3ベルトコンベヤー52から拾い上げる吸引コンベヤーベルト77は、下向きに傾斜している搬送機構72の一部分である。搬送機構72は、その上端部が被駆動軸75に支持されている。搬送機構72は、図9Bに示す空気シリンダ115の作動によって、その枢軸支持部回りに上げ下げすることができる。被駆動軸75は、中心ベアリング112と一対の端部ベアリング114で、回転可能に支持されている(図8B参照)。図8Bで良く分かるように、被駆動軸75の右端部にはプーリー116が固定されている。被駆動軸75は、ベルト117を介してプーリー116に接続する出力プーリー71を有するサーボモーター70によって、回転駆動される。図6に示しているサーボモーター70とプーリー71は、被駆動軸75に接続されているプーリー116を示すため、図9Bでは省略されている。プーリー71は、ベルト117でプーリー116に接続され、被駆動軸75を駆動する。被駆動軸75は、組み立てと補修をやり易くするため一対の連結器118を有している。被駆動軸75は、吸引コンベヤーベルト77を駆動するよう機能する一対のプーリー120を有している。好適な実施形態では、吸引コンベヤーベルト77は、122の番号が付けられている4組の孔を有しており、その一組を図9Bに示している。各組の孔122は、プレスプレート103で持ち上げられた内袋の長手方向縁部14の直ぐ上に位置する3対の近接して配置された開口を含んでいる。各組の孔122は、更に、離して配置され、3対の近接して配置された開口によって把持された先導側縁部14に続く内袋の表面を把持するように機能する3対の開口を含んでいる。吸引コンベヤーベルト77は、ベルトが、3対の近接して配置された開口部がプレスプレート103の上に来るように停止し、袋11の先導側縁部が持ち上げられた直後に動き始めるように、PLC60によって時間を定め、制御されている。
【0036】
長手方向に伸張する支持部材126が、一対の梁127でフレーム31の外側表面に固定されている(図9A及び図9B参照)。一対の真空配管78が、支持部材126に支持され、真空源(図示せず)に接続されており、真空プレナム82に接続されこれに真空をもたらす8つの真空吐出孔79を有している。
【0037】
図10Aは、図6の袋送給部分の上面図の右上部の拡大詳細上面図であり、図10Bは、図7の袋送給部分の上面の右上部の拡大詳細側面である。
【0038】
搬送機構72は、図10Bに示すように、その上端部が被駆動軸75(図10B参照)上に、更に、フレーム31から片持ち梁で突き出た保持アーム86によって下端部即ち自由端に、回転可能に支持されている。ハンギングプレート87は、保持アーム86に調整可能に接続され、そこから下向きに伸張している。ハンギングプレート87の自由端は、搬送機構72の下端部分に固定されている。プーリー71を有するサーボモーター70は、フレーム31に支持されている。駆動ベルト117は、プーリー71を、被駆動軸75に支持されているプーリー(図8B参照)に接続している。搬送機構72は、被駆動軸75上に回転可能に軸受支持されている。第2軸76は、搬送機構72の底部端で軸75に平行に軸受支持されている。一対のプーリー120が被駆動軸75に支持され、その上に一対の吸引コンベヤーベルト77が伸長している。搬送機構72の自由端には対応する一対のプーリー124があり、その上にも一対の吸引コンベヤーベルト77が伸長している。吸引コンベヤーベルト77は、図9Bに122で示しているように、長さ方向に沿って間隔を空けて配置されている4組の孔を備えている。コンベヤーベルト77は、下面が開いている真空プレナム82の回りを移動する。コンベヤーベルト77の下側横桟は、真空プレナム82の底面として機能し、孔122に真空をもたらす。フレーム31に取り付けられている支持部材126は、真空源(図示せず)に接続されている一対の真空配管78を支持している。真空配管78は、8つの真空吐出孔79を有している。
【0039】
搬送機構72は、真空プレナム82と連通する8つのホースホルダー80を有している。ホースホルダー80は、可撓性のある空気導管によって対応する8つの真空吐出孔79に接続されているので、真空プレナム82に真空をもたらす。搬送機構72は、吸引コンベヤーベルト77の下方で搬送機構の長さ方向に伸張する2つの底部支持部材88と89を有している。内袋11は、底部支持部材88と89の上面より上で、吸引コンベヤーベルト77の下側横桟より下を搬送される。
【0040】
搬送機構72は、内袋11を、同じ方向に動いているブランク17上の或る位置まで搬送して降ろす。袋11がブランク17と合体するとき、袋は、吸引コンベヤーベルト77の端部に達しているので、そこから放され、最終製品90の内側表面となる位置に固定される。
【0041】
紙箱形成機械10は、内袋11が搬送機構72によって送られるのと同じ方向にブランク17が送られているときに、ブランク17を加工する。内袋11が搬送機構72によってブランク17上に置かれる点にブランク17が達する前に、ブランク17のパネルCに取り外し可能な即ち仮留め接着剤が塗布される。本発明の好適な実施形態では、仮留め接着剤110の2本の線が、平らな内袋11の注ぎ口16の下になるブランクのパネルCに塗布される。仮留め接着剤110の追加の線は、容器を形成する後の段階で注ぎ口受け入れ穴19が形成されるブランク17のパネルDに塗布される。搬送機構72は、内袋を、紙箱形成機械10の加工ラインに送り、内袋11の底部外側表面が、仮留め接着剤によって、注ぎ口16の下にあるブランクのパネルCに接着されるように置く。内袋11がブランク17の上に置かれた後、紙箱形成機械は、接着剤タブ20の下面に低温接着剤を塗布する。この操作は、ブランクの下に配置されている接着ホイールを使って実行される。接着ホイールの下側部分は、接着剤貯蔵容器を通って回転し、接着ホイールの周囲に接着剤を付け、それを接着用フラップの下面に移す。これは加熱を要しない種類の接着剤で、低温接着剤と呼ばれる。低温接着剤は、パネルを組み立てたとき、紙箱の底部が完全に形成されるように、紙箱の底部を形成するパネルの各フラップにも、塗布される。これらは、紙箱形成で用いられる周知の工程であり、本発明の一部ではない。内袋11がブランク17に貼り付けられた後、紙箱形成機械は、通常のブランクの加工を続ける。接着タブ20が取り付けられているブランクのパネルは、上向きに折られ、次いで隣接するパネルBの上に平らに折り畳まれる。接着タブ20は、隣接するパネルBを越えて伸張し、上方向に突き出ている注ぎ口16を有する内袋の一部を支持しているパネルCの上に平らに置かれる。接着剤タブ20に塗布された低温接着剤は、上を向いている。内袋11は、ブランク17上に置かれる前に、正確に整列させているので、パネルDを平らに折り畳むと、注ぎ口16は、パネルDに形成されている注ぎ口受け入れ穴19と整列する。ブランク17が紙箱形成機械に沿って通常の工程で継続処理される間に、パネルDの表面に仮留め接着剤が塗布される。パネルDが折り重ねられると、注ぎ口16は、注ぎ口受け入れ穴19に押し込まれ、このパネルは、注ぎ口が突き出ている内袋11の表面に接着される。パネルDを平らにするため圧力を加える際に、注ぎ口16は、注ぎ口受け入れ穴19に押し込まれ、パネルDの縁部は、接着剤タブ20上の低温接着剤に接触するよう押し付けられる。内袋11が取り付けられ折り畳まれたブランクは、パネル縁部がしっかりと確実に接続するのに十分な時間、圧力が低温接着剤領域に加えられながら紙箱形成機械10を先へ進む。製品は、平らな状態又は平らな形状で顧客に送られる。顧客が紙箱を三次元状態に組み立てると、内袋11の表面は仮留め接着剤によって紙箱の内側表面に固定されているので、注ぎ口が接続されている場所に隣接する袋の表面は互いに引き離され、確実に注ぎ口が開いて、液体を自由に入れられるようになる。これにより、注ぎ口に異物を挿入して液体を受け入れる経路を開く必要無しに、最終製品90に注ぎ口16を通して液体を満たすのがやり易くなる。
【0042】
以上、袋送給部分を解説するために特定の例を参照しながら本発明を詳細に説明してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく、変更、修正を加え、等価な機構を使用できるものと理解されたい。従って、そのような変更及び修正は、特許請求の範囲含まれるものとする。
【0043】
添付図面と以上の詳細な説明は、全ての点で、分かり易くするためのものであって、制限を加えるものではなく、本発明の範囲は、本発明の精神及び範囲内にある要素のあらゆる等化物、代替及び/又は修正を包含し、特許請求の範囲の内容と等価な意味及び範囲内に入る全ての変更もこれを含むものとする。
【背景技術】
【0001】
飲料用内袋を充填するためにも用いることのできる注出用の注ぎ口を有する可撓性があり液体不浸透性の飲料用内袋を封入した板紙容器が普及している。この様な容器は、ワイン、コーヒー、ビール及びソフトドリンクの様な飲料を注出するのに用いられる。現在、板紙製容器は、自動組み立て機械で、容器を顧客に出荷し易い形状として内袋の無い平らな形状に組み立てられる。自動組み立て機械は、打ち抜きされ、折り目を付けられた板紙ブランクを受け取る。自動組み立て機械は、そのブランクに再度折り目を付けて容器を更に形成し易くし、容器の2つの側面パネルを一体に接着するのに用いられるブランクのフラップをつぶして、容器の垂直側面パネルを接続させる。ブランクが自動組み立て機械に沿って進むにつれ、接着用フラップに接着剤が塗布され、事前形成された折り目に沿ってパネルが折り返され、2つの側面パネルは、接着用フラップに沿って一体に接着される。接着剤が硬化するのに十分な時間、圧力が加えられる。ブランクが自動組み立て機械によって平らな形状に成形された後、内袋が、その注ぎ口がブランクのパネルの注ぎ口開口部を通って伸張している状態に、手動で挿入される。顧客は、容器を、内袋の注ぎ口が注ぎ口開口部から突き出ている平らな形状で受け取る。顧客は、容器を三次元形状に組み立て、注ぎ口を通して内袋を充填する。しかしながら、容器と内袋は平らな形状に組み立てられ、出荷されているので、容器を組み立てた後に内袋の表面同士がくっついて、内袋を充填し始め難くなることがある。その際、内袋を充填する経路を開くために注ぎ口に何かを入れると、不衛生な状態になりかねない。内袋を手で挿入する工程は、労働集約的で、相当な製造コストとなる。この工程は、受け入れ難いくらい高い不良率の原因ともなる。従って、容器の自動組み立ての間に、顧客がこの種の紙箱を組み立てたときに注ぎ口の喉部が液体を受け入れるため開くようにな適切な向きに自動的に配置する、この種の容器を製作するための機械及び方法が必要とされている。
【0002】
本発明は、概括的には、厚紙、板紙又は段ボールで作られ、内部液体保持袋を備えている容器を製作するための機械及び方法に関しており、より具体的には、液体保持袋を含んだ容器を平らな出荷用の形状に自動的に組み立てし易くするために、液体保持袋を、注ぎ口がブランクの注ぎ口開口部と正しく整列するよう、厚紙、板紙又は段ボールのブランクの内側表面に対して自動的に配置するための機械及び工程に関する。この自動組み立て工程において、液体保持袋は、容器が三次元の使用時形状に開かれたときに、注ぎ口を通して袋を充填するための経路が開くように、容器の内側表面に複数の場所で固定される。
【発明の開示】
【0003】
本発明の内袋送給部分には、表面から注ぎ口が突き出ている、事前に製造された数珠繋ぎの平らな不浸透性の内袋が供給される。数珠繋ぎの袋は、整列され、個々の袋に切断される。次いで、個々の内袋は、注ぎ口が、自動組み立て機械の制御下にある容器ブランク内に形成されている注ぎ口用の穴に対して正確に配置された状態で、自動組み立て機械に送られるように、正確に位置決めされる。自動組み立て機械は、例えば、一般的には「仮留め接着剤」と呼ばれている仮留めホットメルト接着剤によって内袋を容器のブランクに取り外し可能に固定するように改造されている。仮留め接着剤は、優れた一時的な仮留め粘着性を作り出し、結合した紙及び/又はプラスチックを容易に、繊維を損なうことなく切り離すことができる。本発明の好適な実施形態では、容器を組み立てたときにブランクの垂直な側面となる2つの側面パネルに2本の線状の仮留め接着剤が塗布される。本発明の機械は、内袋を、自動組み立て機械の組み立てラインに供給し、内袋の外側表面が先ず、仮留め接着剤で、容器を組み立てたときに容器の箱の内側表面となるブランクの第1位置に接着される。自動組み立て機械は、容器をその平らな形状に組み立てる通常の工程を継続する。容器のこの組み立て工程の間に、低温接着剤が接着用フラップの下面に塗布され、接着用フラップを接着する側面パネルが折り畳まれる。仮留め接着剤が、注ぎ口を含んでいる側面パネルに塗布され、その結果、低温接着剤の付いた接着用フラップの表面は上を向いており、注ぎ口開口部を備えているパネルは、内袋と係合することになるその表面に仮留め接着剤を有している。従って、注ぎ口開口部を備えているブランクのパネルを折り畳むと、注ぎ口開口部と注ぎ口は正確に整列し、パネルが平らに押し潰される際に、注ぎ口は、注ぎ口開口部を通って自動的に挿入され、内袋は仮留め接着剤でこのパネルに取り付けられ、このパネルは、接着用フラップを備えているパネルに接着される。内袋が2箇所で取り付けられているブランクは、自動組み立て機械の組み立てラインを、最終的な製品の垂直な側面となるパネルの縁部が低温接着剤によって接着用フラップを通して取り付けられた平らな形状で進む。接着剤接合部を固定するため、圧力が加えられる。この紙箱形成機械の最終製品は、出荷に適した平らな製品である。顧客は、この製品を受け取ると、手で組み立て、底と側面が最終形状になった三次元容器にすることができるが、内袋が仮留め接着剤で2つの側面パネルに接続されているので、注ぎ口が開いて液体を受け入れられる状態になっている。容器の上部は、スロットにタブを付けることによって閉じられており、手提げ部を有する完全に閉鎖されたボックスになっている。最終製品を組み立てると、内袋の2つの側面は、仮留め接着剤によって容器の異なる側面パネルに接続されているので互いに引き離され、最終製品の喉部は開いており、注ぎ口を通して液体を充填し、それから蓋を閉める準備ができている。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】平らな板紙ブランクの平面図である。
【図2】平らな袋の平面図である。
【図3】紙箱形成機械の側面図である。
【図4】紙箱形成機械の平面図である。
【図5】紙箱形成機械の袋送給部分全体の側面図である。
【図6】図5の袋送給部分全体の平面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う断面図である。
【図8A】図8Aは、図5の袋送給部分の側面の、左部分の拡大詳細側面図である。
【図8B】図8Bは、図5の袋送給部分の側面の、右部分の拡大詳細側面図である。
【図9A】図9Aは、図6の袋送給部分の平面の、左部分の拡大詳細平面図である。
【図9B】図9Bは、図6の袋送給部分の平面の、右部分の拡大詳細平面図である。
【図10A】図10Aは、図6の袋送給部分の平面の、右上部分の拡大詳細平面図である。
【図10B】図10Bは、図6の袋送給部分の平面の、右上部分の拡大詳細側面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明するが、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0006】
図1は、最終製品を作るために本発明の紙箱形成機械10で用いられるタイプのブランク17の例である。注ぎ口16を有する図2に示すタイプの内袋11は、ブランク17によって形成される容器の内側表面となる、ブランク17の表面に取り付けられる。ブランク17は、厚紙、板紙又は段ボールから打ち抜かれ、最終製品が4つの平面パネル即ち側面を有するように寸法形状が決められた複数の接続された側面パネルA、B、C、Dで作られている。ブランク17は、更に、側面パネルA、B、C、Dから伸張する上部及び下部パネルを含んでいる。側面パネルAの側縁から接着タブ20が伸張しており、側面パネルDの自由側縁に沿って、接着タブ20を、低温接着剤の様な接着剤で固定するようになっている。ブランクを製作する間に、隣接するパネルを折り畳み易くするため、厚紙、板紙又は段ボールの隣接するパネルの間には、折り目マークが付けられる。側面パネルDには、内袋11の注ぎ口16が貫通して突き出ることになる注ぎ口受け入れ穴19が、形成されている。ブランク17は、更に、ブランクを閉じた容器に形成できるようにする数多くの自己係止スロット及びタブを有している。このタイプのブランクを製造し、内袋をそれらの内側表面に取り付けることなく自動組み立て機械で組み立てるための工程は周知であり、それは、本出願の発明の一部ではない。図1に示すブランク17の具体的な構成は、出願人の発明の好適な実施形態に用いられるブランクのタイプの一例であるが、他の形状及び構成のブランクを、出願人の発明の内袋送給部分及び方法に使用することもできる。ここに開示する好適な実施形態は4つの側面パネルを含んでいるが、ここに開示する発明は、3つ又はそれ以上の側面パネルを有するパネル使って実施することもできる。
【0007】
図2は、出願人の発明の内袋送給部分で使用することができ、出願人の発明の方法を実施するために使用することができるタイプの内袋11を示している。図2で分かるように、内袋11は、矩形であり、最初の前縁部13、後縁部及び一対の長手方向縁部14、15を有している。内袋は工程中に送給方向を変え、長手方向縁部14は、工程の後の部分では前縁部になる。内袋11は、周辺全体に亘って連結されている上部及び下部の層を有している。注ぎ口16は、図2では見える側の層に取り付けられており、そこから上向きに突き出ている。組み立て中に、内袋11は、複数の箇所で、ブランクを組み立てたときに形成されるボックスの内側表面に取り付けられるが、ボックスになったときには、袋11は、完全にその中に封入されている。
【0008】
図3は、機械10の一区画として加えられている出願人の内袋送給部分30を含む自動紙箱形成機械10の側面図であり、図4はその平面図である。ブランク17の束が、機械10の受け入れ端部33に供給される。個々のブランクは、右から左へ送られ、再折り器ステーション35で再度折り目を付けられ、接着用フラップ20は、接着用フラップ潰しロール36で潰される。ブランク17が所与の方向、即ち図3と図4で見て右から左へ送られ始めた後、仮留め接着剤の線が、第1仮留め接着剤分注ステーション18で接着剤分注器によりブランクのパネルCに塗布される。更に詳細に説明すると、数珠繋ぎの内袋12は、内袋送給部分30に送給され、個々の内袋11に切断され、注ぎ口16が正確に位置決めされる。次いで、個々の整列された内袋11は、吸引コンベヤーベルト77で搬送され、その送り方向を90度変える。内袋11は、ブランク17の所与の送り方向に送られることになる。紙箱形成機械10の送り方向と同じ方向に動いている吸引コンベヤーベルト77は、内袋11を、ブランク17の上面上に置く。内袋11は、例えば、ブランク17のパネルCとDの上面即ち第2面に塗布される仮留め接着剤で、ブランクの上面即ち第2面に分離可能に取り付けられる。ブランクの上面即ち第2面は、容器を三次元状態に組み立てたとき、容器の内側表面になる。内袋11は、吸引コンベヤーベルト77によって、パネルDに重ならず、且つパネルDを折り畳むと、内袋11の注ぎ口16がパネルDの注ぎ口受け入れ穴19に入るように、ブランク17上に正確に置かれる。折り畳み機構は、内袋の一部分がパネルDと、パネルDに隣接するパネルCの間に挟まれ、注ぎ口16が注ぎ口受け入れ穴19を通って上向きに突き出るようにして、パネルDを平らにする。ブランク17が紙箱形成機械10に沿って進むと、低温接着剤が、接着タブ20と、組み立てた箱の底を形成することになる各タブに、接着剤分注ステーション21で塗布される。仮留め接着剤も、接着剤分注ステーション21で、ブランクDの表面に塗布される。低温接着剤は、接着タブ20の第1表面、即ちブランク17の容器の外側表面を形成することになる面の側に塗布される。仮留め接着剤は、接着剤分注ステーション21で、パネルDの上向きに露出している面に塗布される。低温接着剤が塗布された接着タブ20の面は、低温接着剤が上向きになり、パネルDが接着タブ20の上に折り畳まれ、接着タブ20の第1表面が、容器の内側表面となるパネルDの第2表面に接着されるように、パネルAと共に折り畳まれる。同時に、仮留め接着剤が塗布されているパネルDの面は、内袋11の上側の露出面の上に折り畳まれる。折り畳まれた容器が、紙箱形成機械10に沿って所与の方向に進む間、折り畳まれた容器の上面には、接着剤付けされた面同士がしっかりと確実に接続するのに十分な時間、圧力が加えられる。
【0009】
図5は、紙箱形成機械10の内袋送給部分30の側面図であり、図6はその平面図である。図5と図6は、これらの図で内袋送給部分30の全体を示すことができる縮尺ではあるが、これらの図の尺度では、内袋送給部分の全構成要素の詳細をこれらの図で示すことはできない。従って、図5−7では、内袋送給部分の全体像を提供している。なお図5では、フレーム部材29は、その後ろにある構成要素をよく示すため、図示していないことが分かるはずである。内袋送給部分30の詳細な議論は、図6A、8B、9A、9B、10A、10Bを参照しながら行うが、それらの図は、内袋送給部分30の構成要素の拡大図及び詳細図となっている。
【0010】
この機械は、構成要素を駆動するための一連のサーボモーターと、装置を作動させるための電子作動式空気シリンダと、或る場所で対象物の存在を認識するための電子アイと、を含んでおり、それらは全て、内袋送給部分30を含め紙箱形成機械10の作動を制御するプログラム可能な論理制御器(PLC)60と作動的に連結している。
【0011】
図5で分かるように、網目状又は数珠繋ぎ状に相互接続された内袋12が、袋箱22内に備えられている。数珠繋ぎの内袋12は、相互接続された内袋11の平らなリボンの形をしている。個々の内袋は、矩形で、平らな一面から突き出ている注ぎ口16を有している。内袋送給部分30には、直立マスト23が設けられ、その上端部から水平アーム24が伸張している。水平アーム24には、スプール型ローラー27が回転自在に取り付けられている。数珠繋ぎの内袋12は、図示のように、コンテナから出て、スプール型ローラー27の回りに伸張している。スプール型ローラー27は、数珠繋ぎの内袋12が、スプール型ローラー27の縁と縁の間で絡むことなく嵌るような寸法になっている。内袋送給部分30は、平行で水平方向に伸張するフレーム部材29と31を有している。数珠繋ぎの内袋12は、フレーム部材29と31で回転可能に支持されているガイドローラー32の下を内袋送給部分30へと水平方向に通されている。数珠繋ぎの内袋12は、内袋の注ぎ口16が、内袋の上側の平らな面から上向きに突き出るように向けられている。図6で良く分かるように、ローラー32は、上向きに伸張する注ぎ口16を受け入れるため、その長さ方向に沿う中断部33を有している。内袋送給部分30を通る内袋12の動きは、電子アイによって制御されているサーボモーターで駆動される一連のベルトコンベヤーによって制御されている。内袋送給部分30の入口端部には、作業者が、内袋送給部分30へ内袋12を通す作業を制御することのできる操作盤34がある。本発明の好適な実施形態では、操作盤34は、タッチスクリーンモニターであり、PLC60に作動的に接続されている。
【0012】
数珠繋ぎの内袋12は、ガイドローラー32の下を通過した後、一対のローラー41と42の間に伸張している第1ベルトコンベヤー40に行き当たる。ローラー42は、サーボモーター43で駆動されている。第2ベルトコンベヤー48は、第1ベルトコンベヤー40の下流に配置されている。第2ベルトコンベヤー48は、ローラー49と50の間に伸張している。ローラー49もサーボモーター43で駆動されており、結果的に、第1及び第2ベルトコンベヤーは、同じ速度で駆動されている。電子アイ44は、第1ベルトコンベヤー40の上方に配置されており、作動開始後、数珠繋ぎの内袋の存在を感知するよう機能する。例えば数珠繋ぎの内袋12が破断され、内袋の存在が感知されない場合、信号がPLC60に送られ、紙箱形成機械10の作動が止まる。フレーム部材29と31で支持されているカッター機構46が、第1と第2のベルトコンベヤーの間に配置されている。カッター46は、数珠繋ぎの内袋12の先導側の内袋11を追従側の列から切断する働きをする。第2ベルトコンベヤー48の排出端部付近に配置されている電子アイ51は、切断された内袋11の注ぎ口16の存在を感知し、サーボモーター43へ信号を送るようプログラムされているPLC60に信号を送り、それによって次の内袋を切断できるようにするため第1及び第2ベルトコンベヤー40、48が止まる。PLC60は、更に、信号をカッター46に送り、刃を下ろして先導内袋11を切断させる。少し遅れて、サーボモーター43に信号を送り、ベルトコンベヤー40と48に電力を供給する。切断された内袋11は第2ベルトコンベヤー48に載っており、このコンベヤーに電気が供給されると、コンベヤー48は、切断された内袋11を前方に投げ、ローラー53と54の間に伸張している第3ベルトコンベヤー52がこれを受け止める。ローラー54は、サーボモーター56で駆動されている。電子アイ57は、第3ベルトコンベヤー52上の切断された内袋11の注ぎ口16を感知し、所定時間の後、コンベヤーと内袋は止められ、位置決め装置58が、開いている注ぎ口16内に降りてくる。位置決め装置は、注ぎ口16の内側開口部と係合する形に作られており、従って、切断された内袋11を正確に位置決めする。後で更に論じるが、空気シリンダ93と96は、係合しているときは、切断された内袋12の上面にその長手方向縁部に沿って押し下げられるニップローラーを係合及び係合解除するように作用する。
【0013】
機械が作動しており、数珠繋ぎの内袋12に付いている先導側の内袋11が、第2ベルトコンベヤー48上の点に進んでいるものとする。数珠繋ぎの内袋12は電子アイ44によって感知されており、機械が適切に作動していることを示している。電子アイ44が数珠繋ぎの内袋12の存在を感知していなければ、機械が適切に作動していないことを示していることになり、何かが適切に作動していないという信号がPLCに送られ、機械の作動が止められる。数珠繋ぎの内袋12の先導側の内袋の注ぎ口16が電子アイ51によって感知され、数珠繋ぎの内袋12の先導側の内袋が第2ベルトコンベヤー48上にあることを示している。信号がPLCに送られ、PLCは、第1及び第2ベルトコンベヤー40、48を駆動しているサーボモーター43に信号を送り、コンベヤーを止めさせる。数珠繋ぎの内袋12が止まった後、PLCは、信号をカッター機構46に送って降下させ、先導内袋11を数珠繋ぎの内袋12から切断させる。次いで、PLCは、サーボモーター43に信号を送り、第1及び第2ベルトコンベヤー40と48を再駆動させる。第2ベルトコンベヤー48の荷は、内袋1つだけと非常に軽いので、単一の切断された内袋12は、前方へ向けて、ローラー53と54の間を伸張している第3ベルトコンベヤー52に投げ出される。ローラー54は、サーボモーター56で駆動されている。
【0014】
第3ベルトコンベヤー52は、切断された内袋11を、内袋送給部分30の長手方向長さに沿って前方へ運ぶ間に、電子アイ57が感知して信号をPLC60に送り、PLCは、所定の時間間隔の後、信号をサーボモーター56に送って第3ベルトコンベヤー52を停止させる。このタイミングによって、内袋11の注ぎ口16が位置決め装置58の下にくる。位置決め装置58は円錐台形の部分を備えており、注ぎ口16の中心へと下げられたときに、後続の工程の段階に備えて、切断された内袋11を正確に位置決めするように機能する。位置決め装置58で内袋11が適切に位置決めされた後、位置決め装置は上昇して内袋を離し、内袋は、上に上がって吸引コンベヤーベルト77に把持され、コンベヤーベルト77は、内袋11を、先に動いていた方向と90°を成す所与の方向に搬送する。
【0015】
図6と図7に示すように、切断された内袋11を第3ベルトコンベヤー52から拾い上げる吸引コンベヤーベルト77は、搬送機構72の一部分である。搬送機構72は、内袋11を、同じ方向に動いているブランク17上の或る位置まで搬送して降ろす。内袋11は、ブランク17と合体すると、吸引コンベヤーベルト77の端部に達し、そこから放され、最終製品90の内側表面になる部分に固定される。
【0016】
図7に示すように、搬送機構72は、フレーム29と31から片持ち梁で突き出し、自由端にハンギングプレート87が取り付けられたホルダーアーム86によって支持されている。ハンギングプレート87の自由端は、搬送機構72の下端部に固定されている。プーリー71を有するサーボモーター70は、フレーム29と31によって支持されている。駆動ベルトが、プーリー71を、被駆動軸75で支持されているプーリー(図10B参照)に接続している。搬送機構72は、被駆動軸75上で回転するように軸受支持されている。第2軸76は、搬送機構72の底端部で被駆動軸75に平行に軸受支持されている。2組のプーリーが、被駆動軸75と76で支持され、その間を一対の吸引コンベヤーベルト77が伸張している。吸引コンベヤーベルト77は、例えば122で図示しているように孔が開いており(図9B参照)、ベルト77の下側の横桟は、真空プレナム82の開放底部を横切って動く。図6で良く分かるように、真空源(図示せず)に接続されている一対の真空配管78は、8つの真空吐出部79を有している。搬送機構72は、真空プレナム82と連通し、可撓性のある空気導管によって8つの真空吐出部79に接続されている8つのホースホルダー80を有しており、真空プレナム82に真空をもたらしている。搬送機構72は、吸引コンベヤーベルト77の下で搬送機構の縦方向に伸張している2つの底部支持部材88と89を有している。内袋11は、底部支持部材88と89の上面より上で、且つ、吸引コンベヤーベルト77の下側横桟より下を搬送される。搬送機構は、反射プレート85に照準を合わせて、通過する内袋11の存在又は不在を検出するように機能する一対の電子アイ83と84を有している。
【0017】
図8Aを図8Bと組み合わせたものが紙箱形成機械10の内袋送給部分30の側面図であり、図9Aを図9Bと組み合わせたものが平面図である。図8A、8B、9A、9Bは、図5及び図6と同様であるが、尺度が大きく、そのため、図5と図6に適切に図示できなかった詳細を含んでいる。図5と図6を参照して行った内袋送給部分30の全体的な議論は、図8A、8B、9A、9B、10A、10Bを参照しながら行う以下の議論で補われる。平面図6、9A、9Bでは、ベルトコンベヤー40、48、52は、下にある構成要素が見えなくなるので図示していない。コンベヤー40、48、52は、図5、8A、8Bに示している。
【0018】
図5に示している内袋のコンテナ22は、この構成要素の更に詳細な議論と機能が必要であるか、又は認められるとは思えないので、図8Aには示していない。なお、図8Aと8Bでは、フレーム部材29の背後にある構成要素を良く示すために、この部材を図示していない。内袋送給部分30について、図6A、8B、9A、9B、10A、10Bを参照しながら詳細な議論を行う。
【0019】
図8Aに示すように、網目状又は数珠繋ぎ状に相互接続された内袋12は、マスト23に支持されている水平なアーム24上に回転できるように取り付けられているスプール形状のローラー27から内袋送給部分に送られる。数珠繋ぎの内袋12は、自動加工機械へ送給し易いように、相互接続された複数の完成した袋で作られている。個々の内袋は矩形で、一方の平らな面から突き出た注ぎ口16を有している。内袋送給部分30は、平行で水平方向に伸張するフレーム部材29と31を有している。数珠繋ぎの内袋12は、フレーム部材29と31によって自由に回転できるように支持されているガイドローラー32の下を通って内袋送給部分30に水平に通されている。ガイドローラー32は、下にある水平な支持面45と協働して、数珠繋ぎの内袋12を水平方向に案内する。
【0020】
数珠繋ぎの内袋12は、内袋の注ぎ口16が、内袋の上側の平らな面から上向きに突き出るよう向けられている。図9Aで良く分かるように、ローラー32は、上向きに伸張する注ぎ口16を受け入れるために、その長さに沿う中断部33を有している。内袋送給部分30を通る内袋12の動きは、一連の電子アイが受け取った信号に応答してPLCが制御するサーボモーターによって駆動される一連のベルトコンベヤーによって制御される。ガイドローラー32の下を通過した後、数珠繋ぎの袋12は、一対のローラー41と42の間を伸張する第1ベルトコンベヤー40に行き当たる。ローラー42は、サーボモーター43で駆動されている。第1ベルトコンベヤー40には、張力付加部材38が備えられ、第1ベルトコンベヤー40に適切な張りを提供するように機能する。第1ベルトコンベヤー40の上側横桟は、支持面47によって支持されている。一対のニッパーローラー59がローラー41の上に載っており、数珠繋ぎの内袋が確実に第1ベルトコンベヤー40と共に動くように機能する。ニッパーローラー59は、枢軸63とハンドル62を有する手動作動式レバー機構61によって制御される。ニッパーローラー59は、枢軸63から伸張するリンク97の自由端(図9A参照)によって支持されている。ニッパーローラー59の下向きの圧力は、ローラー59を選択された位置にロックすることによって調整することができる。また、ニッパーローラー59は、最初の開始時に数珠繋ぎの内袋12を機械に通し易くするため、又はシステム内の詰まりを掃除するため、離して引き上げることもできる。
【0021】
一対のニッパーホイール100は、枢軸101から伸張するリンク98の自由端に支持されている(図9A参照)。ニッパーホイール100は、ローラー42の上に載り、数珠繋ぎの内袋12を積極的に制御する機能を果たす。
【0022】
図9Aで分かるように、注ぎ口ガイド102は、ニッパーローラー59の一つに隣接して配置されており、注ぎ口16を受け入れ、数珠繋ぎの内袋12がカッター機構46に近づく際に、数珠繋ぎの袋12を適切に整列させる機能を果たす。注ぎ口ガイド102は、取り付けアーム99を介して、フレーム29に支持されている。
【0023】
電子アイ44は、第1ベルトコンベヤー40の上方に配置されており、運転開始後、数珠繋ぎの内袋の存在を感知する機能を果たす。例えば、数珠繋ぎの内袋12が破断している場合のように袋の存在が感知されない場合、信号がPLC60へ送られ、紙箱形成機械10の運転が止められる。
【0024】
第2ベルトコンベヤー48は、第1ベルトコンベヤー40の下流に配置されている。第2ベルトコンベヤー48は、ローラー49と50の間に伸張しており、張力付加部材39を含んでいる。第2ベルトコンベヤー48の上側横桟は、支持面67で支持されている。ローラー49もサーボモーター43で駆動されており、その結果、第1及び第2ベルトコンベヤーは同じ速度で駆動される。
【0025】
コンベヤーローラー42と49は、サーボモーター43によって、サーボモーター43及びローラー42、49に支持されている各プーリーと、モーター43及びローラー42、49に支持されている他のプーリーと整列している自由回転プーリー66との回りを伸張するベルト65を介して駆動される。これらのプーリーは、図9Aに示されており、図8Aで分かるようにフレーム部材31の外表面に配置されている。この駆動配置の結果、第1ベルトコンベヤー40と第2ベルトコンベヤー48は、同じ方向に同じ速度で駆動され、同時に停止及び始動される。
【0026】
フレーム部材29と31に支持されているカッター機構46は、第1及び第2ベルトコンベヤー40と48の間に配置されている。後に詳しく論じるが、サーボモーター43は、PLCから信号を受け取り、数珠繋ぎの内袋12の間の切断すべき領域が横方向に伸張する刃68の真下に来るようにベルトコンベヤー40と48の駆動を止める。カッター46は、数珠繋ぎの内袋12の流れ方向に対して横方向に伸張する刃68を含んでおり、数珠繋ぎの内袋12の先導側の内袋11を後続の列から切断する機能を果たす。数珠繋ぎの内袋12は、個々の内袋11の間に事前形成された孔の線を有しており、刃68の刃先は鋭くなく丸みが付いている。従って、刃68は、先導側の内袋を後続の列から孔の線に沿って分離する機能を果たす。
【0027】
数珠繋ぎの内袋12から先導側の内袋を正しく分離できるか否かは、数珠繋ぎの内袋12をカッターの刃68の下に正しく配置できるか否かに掛かっている。図8Aを見れば分かるように、ばね力の働いて垂直運動できるようになっている切断テーブル69がある。カッター46は、刃68の前方と後方に、ばねを取り付けたプランジャ81を備えている。カッター46に動力を供給すると、刃68とプランジャ81が下がる。プランジャ81は、刃68より先に数珠繋ぎの内袋と係合し、刃68が内袋11を数珠繋ぎの内袋12から分離するときに、数珠繋ぎの内袋12から切り離されている袋11、並びに数珠繋ぎの内袋12から切断される次の袋を、切断テーブル69に押し付けて保持する。
【0028】
第2ベルトコンベヤー48の排出端部近くに配置されている電子アイ51は、内袋11が第2ベルトコンベヤー48から排出されるときに、切断された内袋11に注ぎ口16が存在することを感知する。PLC60は、この情報を用いて、次に何時、サーボモーター43による駆動を止めてベルトコンベヤー40と48を止めるかと、次に何時、カッター機構46に動力供給するかを計算する。
【0029】
少し時間をおいて内袋11を分離できるようにして、信号がサーボモーター43へ送られ、ベルトコンベヤー40と48が駆動する。切断された内袋11は、第2ベルトコンベヤー48に載っており、このコンベヤーに動力が供給されると、切断された内袋11は前方に投げ出され、ローラー53と54の間に伸張する第3ベルトコンベヤー52がこれを受け取る。第3ベルトコンベヤー52の上側横桟は、支持面94によって支持されている。
【0030】
レバー109の自由端に支持されている一式のニッパーホイール92は、ローラー53の上に載っている。ニッパーホイール92は、レバーが伸張している枢軸111を回転させる空気シリンダ93を作動させることによって上げ下げすることができる。空気シリンダ93の駆動は、PLC60の制御下にある。サーボーモーター43を駆動する信号が出され、切断された内袋11が第2コンベヤー48から第3コンベヤー52へ送られると、空気シリンダ93にも信号が送られ、ニッパーホイール92が瞬時持ち上げられ、切断された内袋11をニッパーホイール92の下の第3コンベヤー52上で受け止め、その後、ニッパーホイール92を切断された内袋11の上に下ろして、第3コンベヤー52に沿う内袋の搬送を制御する。
【0031】
ローラー53を含む第3ベルトコンベヤー52の受け入れ端部を図8Aと図9Aに示しており、ローラー53と54の両方を含む第3ベルトコンベヤー52全体を図8Bと図9Bに示していることが分かるはずである。図8Bで良く分かるように、ローラー54は、ベルト91を介してサーボモーター56によって駆動されている。
【0032】
枢軸119から伸張するレバー113の自由端に支持されたもう一組のニッパーホイール95が、設けられている。ニッパーホイール95は、内袋が第3ベルトコンベヤー52に沿って確実に連続して搬送されるように機能し、空気シリンダ96で操作される機構を通して上げ下げすることができる。空気シリンダ96への動力供給は、PLC60の制御下にある。
【0033】
第3ベルトコンベヤー52が、切断された内袋11を内袋送給部分30の長手方向長さに沿って前方に運ぶ際に、電子アイ57がこれを感知してPLC60に信号を送り、PLCは、所定の時間間隔の後にサーボモーター56に信号を送り、第3ベルトコンベヤー52を停止させる。所定の時間間隔は、内袋11の注ぎ口16が位置決め装置58の下方に止まるような時間間隔である。位置決め装置58は円錐台形の部分を備えており、注ぎ口16の中心へと下げられたときに、後続の工程の段階に備えて、切断された内袋11を正確に位置決めするように機能する。位置決め装置58で内袋11が適切に位置決めされた後、位置決め装置は上昇して内袋を離し、内袋は、上に上がって吸引コンベヤーベルト77に把持され、コンベヤーベルト77は、内袋11を、先に動いていた方向と90°を成す方向に搬送する。
【0034】
内袋11を持ち上げるための機構を、図10Aと図10Bに示している。図10Bでは、内袋11は、位置決め装置58が引き上げられた後、コンベヤー表面52に載っている。プレスプレート103の自由縁部は、内袋11の長手方向縁部14の下方に配置されている。プレスプレート103は、枢軸105に固定されているレバーアーム104に支持されている。図10Bで見て、枢軸105が反時計回り方向に回転されると、プレスプレート103は、内袋11の下面と係合し、長手方向縁部14が、内袋11の上にある吸引コンベヤーベルト77に係合するように持ち上げる。図10Aで良く分かるように、フレーム31に支持されている空気シリンダ106のロッド107は、枢軸105から伸張するレバーアーム108に軸回転可能に接続されている。空気シリンダ106に動力が供給されてロッド107が伸張すると、枢軸105は、回転してプレスプレート103を持ち上げ、内袋11の長手方向縁部14は、上昇し、吸引コンベヤーベルト77によって把持される。このとき、内袋の運動方向は90°変更され、内袋がコンベヤーベルト77で搬送される際に、今度は、持ち上げられた長手方向縁部14が、内袋11の先導側の縁部となる。
【0035】
切断された内袋11を第3ベルトコンベヤー52から拾い上げる吸引コンベヤーベルト77は、下向きに傾斜している搬送機構72の一部分である。搬送機構72は、その上端部が被駆動軸75に支持されている。搬送機構72は、図9Bに示す空気シリンダ115の作動によって、その枢軸支持部回りに上げ下げすることができる。被駆動軸75は、中心ベアリング112と一対の端部ベアリング114で、回転可能に支持されている(図8B参照)。図8Bで良く分かるように、被駆動軸75の右端部にはプーリー116が固定されている。被駆動軸75は、ベルト117を介してプーリー116に接続する出力プーリー71を有するサーボモーター70によって、回転駆動される。図6に示しているサーボモーター70とプーリー71は、被駆動軸75に接続されているプーリー116を示すため、図9Bでは省略されている。プーリー71は、ベルト117でプーリー116に接続され、被駆動軸75を駆動する。被駆動軸75は、組み立てと補修をやり易くするため一対の連結器118を有している。被駆動軸75は、吸引コンベヤーベルト77を駆動するよう機能する一対のプーリー120を有している。好適な実施形態では、吸引コンベヤーベルト77は、122の番号が付けられている4組の孔を有しており、その一組を図9Bに示している。各組の孔122は、プレスプレート103で持ち上げられた内袋の長手方向縁部14の直ぐ上に位置する3対の近接して配置された開口を含んでいる。各組の孔122は、更に、離して配置され、3対の近接して配置された開口によって把持された先導側縁部14に続く内袋の表面を把持するように機能する3対の開口を含んでいる。吸引コンベヤーベルト77は、ベルトが、3対の近接して配置された開口部がプレスプレート103の上に来るように停止し、袋11の先導側縁部が持ち上げられた直後に動き始めるように、PLC60によって時間を定め、制御されている。
【0036】
長手方向に伸張する支持部材126が、一対の梁127でフレーム31の外側表面に固定されている(図9A及び図9B参照)。一対の真空配管78が、支持部材126に支持され、真空源(図示せず)に接続されており、真空プレナム82に接続されこれに真空をもたらす8つの真空吐出孔79を有している。
【0037】
図10Aは、図6の袋送給部分の上面図の右上部の拡大詳細上面図であり、図10Bは、図7の袋送給部分の上面の右上部の拡大詳細側面である。
【0038】
搬送機構72は、図10Bに示すように、その上端部が被駆動軸75(図10B参照)上に、更に、フレーム31から片持ち梁で突き出た保持アーム86によって下端部即ち自由端に、回転可能に支持されている。ハンギングプレート87は、保持アーム86に調整可能に接続され、そこから下向きに伸張している。ハンギングプレート87の自由端は、搬送機構72の下端部分に固定されている。プーリー71を有するサーボモーター70は、フレーム31に支持されている。駆動ベルト117は、プーリー71を、被駆動軸75に支持されているプーリー(図8B参照)に接続している。搬送機構72は、被駆動軸75上に回転可能に軸受支持されている。第2軸76は、搬送機構72の底部端で軸75に平行に軸受支持されている。一対のプーリー120が被駆動軸75に支持され、その上に一対の吸引コンベヤーベルト77が伸長している。搬送機構72の自由端には対応する一対のプーリー124があり、その上にも一対の吸引コンベヤーベルト77が伸長している。吸引コンベヤーベルト77は、図9Bに122で示しているように、長さ方向に沿って間隔を空けて配置されている4組の孔を備えている。コンベヤーベルト77は、下面が開いている真空プレナム82の回りを移動する。コンベヤーベルト77の下側横桟は、真空プレナム82の底面として機能し、孔122に真空をもたらす。フレーム31に取り付けられている支持部材126は、真空源(図示せず)に接続されている一対の真空配管78を支持している。真空配管78は、8つの真空吐出孔79を有している。
【0039】
搬送機構72は、真空プレナム82と連通する8つのホースホルダー80を有している。ホースホルダー80は、可撓性のある空気導管によって対応する8つの真空吐出孔79に接続されているので、真空プレナム82に真空をもたらす。搬送機構72は、吸引コンベヤーベルト77の下方で搬送機構の長さ方向に伸張する2つの底部支持部材88と89を有している。内袋11は、底部支持部材88と89の上面より上で、吸引コンベヤーベルト77の下側横桟より下を搬送される。
【0040】
搬送機構72は、内袋11を、同じ方向に動いているブランク17上の或る位置まで搬送して降ろす。袋11がブランク17と合体するとき、袋は、吸引コンベヤーベルト77の端部に達しているので、そこから放され、最終製品90の内側表面となる位置に固定される。
【0041】
紙箱形成機械10は、内袋11が搬送機構72によって送られるのと同じ方向にブランク17が送られているときに、ブランク17を加工する。内袋11が搬送機構72によってブランク17上に置かれる点にブランク17が達する前に、ブランク17のパネルCに取り外し可能な即ち仮留め接着剤が塗布される。本発明の好適な実施形態では、仮留め接着剤110の2本の線が、平らな内袋11の注ぎ口16の下になるブランクのパネルCに塗布される。仮留め接着剤110の追加の線は、容器を形成する後の段階で注ぎ口受け入れ穴19が形成されるブランク17のパネルDに塗布される。搬送機構72は、内袋を、紙箱形成機械10の加工ラインに送り、内袋11の底部外側表面が、仮留め接着剤によって、注ぎ口16の下にあるブランクのパネルCに接着されるように置く。内袋11がブランク17の上に置かれた後、紙箱形成機械は、接着剤タブ20の下面に低温接着剤を塗布する。この操作は、ブランクの下に配置されている接着ホイールを使って実行される。接着ホイールの下側部分は、接着剤貯蔵容器を通って回転し、接着ホイールの周囲に接着剤を付け、それを接着用フラップの下面に移す。これは加熱を要しない種類の接着剤で、低温接着剤と呼ばれる。低温接着剤は、パネルを組み立てたとき、紙箱の底部が完全に形成されるように、紙箱の底部を形成するパネルの各フラップにも、塗布される。これらは、紙箱形成で用いられる周知の工程であり、本発明の一部ではない。内袋11がブランク17に貼り付けられた後、紙箱形成機械は、通常のブランクの加工を続ける。接着タブ20が取り付けられているブランクのパネルは、上向きに折られ、次いで隣接するパネルBの上に平らに折り畳まれる。接着タブ20は、隣接するパネルBを越えて伸張し、上方向に突き出ている注ぎ口16を有する内袋の一部を支持しているパネルCの上に平らに置かれる。接着剤タブ20に塗布された低温接着剤は、上を向いている。内袋11は、ブランク17上に置かれる前に、正確に整列させているので、パネルDを平らに折り畳むと、注ぎ口16は、パネルDに形成されている注ぎ口受け入れ穴19と整列する。ブランク17が紙箱形成機械に沿って通常の工程で継続処理される間に、パネルDの表面に仮留め接着剤が塗布される。パネルDが折り重ねられると、注ぎ口16は、注ぎ口受け入れ穴19に押し込まれ、このパネルは、注ぎ口が突き出ている内袋11の表面に接着される。パネルDを平らにするため圧力を加える際に、注ぎ口16は、注ぎ口受け入れ穴19に押し込まれ、パネルDの縁部は、接着剤タブ20上の低温接着剤に接触するよう押し付けられる。内袋11が取り付けられ折り畳まれたブランクは、パネル縁部がしっかりと確実に接続するのに十分な時間、圧力が低温接着剤領域に加えられながら紙箱形成機械10を先へ進む。製品は、平らな状態又は平らな形状で顧客に送られる。顧客が紙箱を三次元状態に組み立てると、内袋11の表面は仮留め接着剤によって紙箱の内側表面に固定されているので、注ぎ口が接続されている場所に隣接する袋の表面は互いに引き離され、確実に注ぎ口が開いて、液体を自由に入れられるようになる。これにより、注ぎ口に異物を挿入して液体を受け入れる経路を開く必要無しに、最終製品90に注ぎ口16を通して液体を満たすのがやり易くなる。
【0042】
以上、袋送給部分を解説するために特定の例を参照しながら本発明を詳細に説明してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく、変更、修正を加え、等価な機構を使用できるものと理解されたい。従って、そのような変更及び修正は、特許請求の範囲含まれるものとする。
【0043】
添付図面と以上の詳細な説明は、全ての点で、分かり易くするためのものであって、制限を加えるものではなく、本発明の範囲は、本発明の精神及び範囲内にある要素のあらゆる等化物、代替及び/又は修正を包含し、特許請求の範囲の内容と等価な意味及び範囲内に入る全ての変更もこれを含むものとする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元の状態に組み立てることができる容器において、
前記容器の外側表面を形成する第1表面と、前記容器の内側表面を形成する第2表面とを有するブランクであって、折り畳み線によって分かれている第1及び第2側面パネルを含む複数の側面パネルと、上部パネルと、底部パネルとを有するブランクと、
液体を保持することができ、前記ブランクの前記第2表面に固定されている内袋であって、前記内袋に固定され、そこから上向きに突き出ている注ぎ口を有する内袋と、
を有し、
前記第1側面パネルが、この第1側面パネルの前記側縁部から伸張している接着用フラップを備えており、
前記第2側面パネルには、前記内袋から突き出ている前記注ぎ口を受け入れるための穴が形成されており、前記内袋と前記接着用フラップは、この第2側面パネルに固定されるようになされており、
前記内袋は、他の1つの側面パネルにも固定され、前記容器が平らな状態から三次元状態に組み立てられたとき、前記内袋が三次元状態に開き、前記注ぎ口を通して前記内袋に液体を満たし易くなるようにしてある容器。
【請求項2】
前記内袋は、仮留め用ホットメルト接着剤によって前記第2側面パネルと前記他の1つの側面パネルに固定されている請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記接着用フラップは、低温接着剤によって前記第2パネルに固定されている請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
接着剤は、前記第2パネルの前記第2表面に接着させるために、前記接着用フラップの前記第1表面に塗布される、請求項1、2又は3に記載の容器。
【請求項5】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法であって、平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元状態へ迅速に組み立てることができる容器を作る方法において、
前記平らな内袋を送るための第1内袋送給機構を提供する段階と、
前記内袋送給機構の上に前記平らな内袋の位置を正確に位置決めするための注ぎ口位置決め装置を提供する段階と、
前記平らなブランクを所与の方向に送るためのブランク送給機構を提供する段階と、
前記平らなブランクの上に第1接着物を置くための第1接着物分注機構を提供する段階と、
前記平らな内袋を前記所与の方向に送り、前記内袋が前記ブランクの一部分を覆うように、前記平らな内袋を前記平らなブランクの上に前記第1接着物を覆って置くための、第2内袋送給機構を提供する段階と、
前記内袋によって覆われていない前記平らなブランクの一部の上に第2接着物を置くための第2接着物分注機構を提供する段階と、
前記注ぎ口が前記注ぎ口受け入れ開口部を通して挿入され、前記内袋が前記第2接着物によって前記ブランクに固定されるように、前記平らなブランクを前記平らな内袋の上に折り畳むためのブランク折り畳み機構を提供する段階と、から成る方法。
【請求項6】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
第1袋送給機構に一連の内袋が存在しているか否かを感知するための第1電子アイを提供する追加の段階を含んでいる、方法。
【請求項7】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
第1袋送給機構に沿う平らな内袋の位置を感知するための第2電子アイを提供する追加の段階を含んでいる、方法。
【請求項8】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
前記第1及び第2内袋送給機構と、前記ブランク送給機構と、前記第1及び第2接着物分注機構と、前記ブランク折り畳み機構とを制御し、調整するためのプログラム可能な論理制御器(PLC)を提供する追加の段階を含んでいる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
前記第1及び第2内袋送給機構と、前記ブランク送給機構と、前記第1及び第2接着物分注機構と、前記ブランク折り畳み機構と、前記電子アイとを制御し、調整するためのプログラム可能な論理制御器(PLC)を提供する追加の段階を含んでいる、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項10】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され上向きに突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法であって、平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元状態へ迅速に組み立てることができる容器を作る方法において、
個々の平らな内袋を前記注ぎ口が上向きに突き出ている状態で袋送給機構に沿って送る段階と、
前記内袋を前記内袋送給機構の上に正確に位置決めするため、注ぎ口位置決め装置を前記注ぎ口に挿入する段階と、
前記平らな内袋の縁部を把持し、前記内袋を所与の方向に搬送する段階と、
前記平らなブランクを前記所与の方向に送る段階と、
第1接着物を前記平らなブランクに塗布する段階と、
前記内袋が前記ブランクの一部を覆うように、前記平らな袋を前記平らなブランクの上に前記第1接着物を覆って置く段階と、
前記内袋で覆われていない前記平らなブランクの部分に第2接着物を置く段階と、
前記注ぎ口が前記注ぎ口受け入れ開口部を通して挿入され、前記内袋が前記第2接着物で前記ブランクに固定されるように、前記袋で覆われていない前記平らなブランクの部分を、前記平らな袋の上に折り畳む段階と、から成る方法。
【請求項11】
相互接続された数珠繋ぎの内袋を、第1ベルトコンベヤーに沿って内袋送給装置に送る段階と、
前記数珠繋ぎの内袋が前記第1ベルトコンベヤーによって送られている際に、前記上向きに突き出ている注ぎ口を整列機構に受け入れることによって、前記数珠繋ぎの内袋を整列させる段階と、
前記数珠繋ぎの内袋の先導側の内袋が前記第1ベルトコンベヤーを離れ、第2ベルトコンベヤー上にあるとき、前記第1及び第2ベルトコンベヤーの動きを止める段階と、
前記数珠繋ぎの内袋から前記数珠繋ぎの内袋の前記先導側の内袋を切断する段階と、
前記第1及び第2ベルトコンベヤーの動かし、前記第1コンベヤーに前記数珠繋ぎの内袋を送り、前記第2ベルトコンベヤーに前記数珠繋ぎの内袋から切断された前記内袋を第3ベルトコンベヤーへ送る段階と、
個々の内袋を、前記第3ベルトコンベヤーに沿って搬送する段階と、
前記第3ベルトコンベヤーを止め、前記注ぎ口位置決め装置を前記注ぎ口に受け入れるために前記個々の内袋を位置決めする段階と、を追加的に含んでいる、請求項10に記載の、容器を作る方法。
【請求項12】
容器を作る方法において、前記方法は、
前記注ぎ口位置決め装置が前記注ぎ口に挿入され、前記縁部を位置決めした後、静止している袋の縁部を持ち上げて把持し所与の方向に送る追加の段階を含んでいる、請求項11に記載の方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元の状態に組み立てることができる容器において、
前記容器の外側表面を形成する第1表面と、前記容器の内側表面を形成する第2表面とを有するブランクであって、折り畳み線によって分かれている第1及び第2側面パネルを含む複数の側面パネルと、上部パネルと、底部パネルとを有するブランクと、
液体を保持することができ、前記ブランクの前記第2表面に固定されている内袋であって、前記内袋に固定され、そこから上向きに突き出ている注ぎ口を有する内袋と、
を有し、
前記第1側面パネルが、この第1側面パネルの前記側縁部から伸張している接着用フラップを備えており、
前記第2側面パネルには、前記内袋から突き出ている前記注ぎ口を受け入れるための穴が形成されており、前記内袋と前記接着用フラップは、この第2側面パネルに固定されるようになされており、
前記内袋は、他の1つの側面パネルにも固定され、前記容器が平らな状態から三次元状態に組み立てられたとき、前記内袋が三次元状態に開き、前記注ぎ口を通して前記内袋に液体を満たし易くなるようにしてある容器。
【請求項2】
前記内袋は、仮留め用ホットメルト接着剤によって前記第2側面パネルと前記他の1つの側面パネルに固定されている請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記接着用フラップは、コールドグルーによって前記第2パネルに固定されている請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
接着剤は、前記第2パネルの前記第2表面に接着させるために、前記接着用フラップの前記第1表面に塗布される、請求項1、2又は3に記載の容器。
【請求項5】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法であって、平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元状態へ迅速に組み立てることができる容器を作る方法において、
前記平らな内袋を送るための第1内袋送給機構を提供する段階と、
前記内袋送給機構の上に前記平らな内袋の位置を正確に位置決めするための注ぎ口位置決め装置を提供する段階と、
前記平らなブランクを所与の方向に送るためのブランク送給機構を提供する段階と、
前記平らなブランクの上に第1接着剤を置くための第1接着剤分注機構を提供する段階と、
前記平らな内袋を前記所与の方向に送り、前記内袋が前記ブランクの一部分を覆うように、前記平らな内袋を前記平らなブランクの上に前記第1接着剤を覆って置くための、第2内袋送給機構を提供する段階と、
前記内袋によって覆われていない前記平らなブランクの一部の上に第2接着剤を置くための第2接着剤分注機構を提供する段階と、
前記注ぎ口が前記注ぎ口受け入れ開口部を通して挿入され、前記内袋が前記第2接着剤によって前記ブランクに固定されるように、前記平らなブランクを前記平らな内袋の上に折り畳むためのブランク折り畳み機構を提供する段階と、から成る方法。
【請求項6】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
第1袋送給機構に一連の内袋が存在しているか否かを感知するための第1電子アイを提供する追加の段階を含んでいる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
第1袋送給機構に沿う平らな内袋の位置を感知するための第2電子アイを提供する追加の段階を含んでいる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
前記第1及び第2内袋送給機構と、前記ブランク送給機構と、前記第1及び第2接着剤分注機構と、前記ブランク折り畳み機構とを制御し、調整するためのプログラム可能な論理制御器(PLC)を提供する追加の段階を含んでいる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
前記第1及び第2内袋送給機構と、前記ブランク送給機構と、前記第1及び第2接着剤分注機構と、前記ブランク折り畳み機構と、前記電子アイとを制御し、調整するためのプログラム可能な論理制御器(PLC)を提供する追加の段階を含んでいる、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項10】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され上向きに突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法であって、平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元状態へ迅速に組み立てることができる容器を作る方法において、
個々の平らな内袋を前記注ぎ口が上向きに突き出ている状態で袋送給機構に沿って送る段階と、
前記内袋を前記内袋送給機構の上に正確に位置決めするため、注ぎ口位置決め装置を前記注ぎ口に挿入する段階と、
前記平らな内袋の縁部を把持し、前記内袋を所与の方向に搬送する段階と、
前記平らなブランクを前記所与の方向に送る段階と、
第1接着剤を前記平らなブランクに塗布する段階と、
前記内袋が前記ブランクの一部を覆うように、前記平らな袋を前記平らなブランクの上に前記第1接着剤を覆って置く段階と、
前記内袋で覆われていない前記平らなブランクの部分に第2接着剤を置く段階と、
前記注ぎ口が前記注ぎ口受け入れ開口部を通して挿入され、前記内袋が前記第2接着剤で前記ブランクに固定されるように、前記袋で覆われていない前記平らなブランクの部分を、前記平らな袋の上に折り畳む段階と、から成る方法。
【請求項11】
相互接続された一連の内袋を、第1ベルトコンベヤーに沿って内袋送給装置に送る段階と、
前記一連の内袋が前記第1ベルトコンベヤーによって送られている際に、前記上向きに突き出ている注ぎ口を整列機構に受け入れることによって、前記一連の内袋を整列させる段階と、
前記一連の内袋の先導側の内袋が前記第1ベルトコンベヤーを離れ、第2ベルトコンベヤー上にあるとき、前記第1及び第2ベルトコンベヤーの動きを止める段階と、
前記一連の内袋から前記一連の内袋の前記先導側の内袋を切断する段階と、
前記第1及び第2ベルトコンベヤーを動かし、前記第1コンベヤーに前記一連の内袋を送り、前記第2ベルトコンベヤーに前記一連の内袋から切断された前記内袋を第3ベルトコンベヤーへ送る段階と、
個々の内袋を、前記第3ベルトコンベヤーに沿って搬送する段階と、
前記第3ベルトコンベヤーを止め、前記注ぎ口位置決め装置を前記注ぎ口に受け入れるために前記個々の内袋を位置決めする段階と、を追加的に含んでいる、請求項10に記載の、容器を作る方法。
【請求項12】
容器を作る方法において、前記方法は、
前記注ぎ口位置決め装置が前記注ぎ口に挿入され、前記縁部を位置決めした後、静止している袋の縁部を持ち上げて把持し所与の方向に送る追加の段階を含んでいる、請求項11に記載の方法。
【請求項1】
平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元の状態に組み立てることができる容器において、
前記容器の外側表面を形成する第1表面と、前記容器の内側表面を形成する第2表面とを有するブランクであって、折り畳み線によって分かれている第1及び第2側面パネルを含む複数の側面パネルと、上部パネルと、底部パネルとを有するブランクと、
液体を保持することができ、前記ブランクの前記第2表面に固定されている内袋であって、前記内袋に固定され、そこから上向きに突き出ている注ぎ口を有する内袋と、
を有し、
前記第1側面パネルが、この第1側面パネルの前記側縁部から伸張している接着用フラップを備えており、
前記第2側面パネルには、前記内袋から突き出ている前記注ぎ口を受け入れるための穴が形成されており、前記内袋と前記接着用フラップは、この第2側面パネルに固定されるようになされており、
前記内袋は、他の1つの側面パネルにも固定され、前記容器が平らな状態から三次元状態に組み立てられたとき、前記内袋が三次元状態に開き、前記注ぎ口を通して前記内袋に液体を満たし易くなるようにしてある容器。
【請求項2】
前記内袋は、仮留め用ホットメルト接着剤によって前記第2側面パネルと前記他の1つの側面パネルに固定されている請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記接着用フラップは、低温接着剤によって前記第2パネルに固定されている請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
接着剤は、前記第2パネルの前記第2表面に接着させるために、前記接着用フラップの前記第1表面に塗布される、請求項1、2又は3に記載の容器。
【請求項5】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法であって、平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元状態へ迅速に組み立てることができる容器を作る方法において、
前記平らな内袋を送るための第1内袋送給機構を提供する段階と、
前記内袋送給機構の上に前記平らな内袋の位置を正確に位置決めするための注ぎ口位置決め装置を提供する段階と、
前記平らなブランクを所与の方向に送るためのブランク送給機構を提供する段階と、
前記平らなブランクの上に第1接着物を置くための第1接着物分注機構を提供する段階と、
前記平らな内袋を前記所与の方向に送り、前記内袋が前記ブランクの一部分を覆うように、前記平らな内袋を前記平らなブランクの上に前記第1接着物を覆って置くための、第2内袋送給機構を提供する段階と、
前記内袋によって覆われていない前記平らなブランクの一部の上に第2接着物を置くための第2接着物分注機構を提供する段階と、
前記注ぎ口が前記注ぎ口受け入れ開口部を通して挿入され、前記内袋が前記第2接着物によって前記ブランクに固定されるように、前記平らなブランクを前記平らな内袋の上に折り畳むためのブランク折り畳み機構を提供する段階と、から成る方法。
【請求項6】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
第1袋送給機構に一連の内袋が存在しているか否かを感知するための第1電子アイを提供する追加の段階を含んでいる、方法。
【請求項7】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
第1袋送給機構に沿う平らな内袋の位置を感知するための第2電子アイを提供する追加の段階を含んでいる、方法。
【請求項8】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
前記第1及び第2内袋送給機構と、前記ブランク送給機構と、前記第1及び第2接着物分注機構と、前記ブランク折り畳み機構とを制御し、調整するためのプログラム可能な論理制御器(PLC)を提供する追加の段階を含んでいる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
前記第1及び第2内袋送給機構と、前記ブランク送給機構と、前記第1及び第2接着物分注機構と、前記ブランク折り畳み機構と、前記電子アイとを制御し、調整するためのプログラム可能な論理制御器(PLC)を提供する追加の段階を含んでいる、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項10】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され上向きに突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法であって、平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元状態へ迅速に組み立てることができる容器を作る方法において、
個々の平らな内袋を前記注ぎ口が上向きに突き出ている状態で袋送給機構に沿って送る段階と、
前記内袋を前記内袋送給機構の上に正確に位置決めするため、注ぎ口位置決め装置を前記注ぎ口に挿入する段階と、
前記平らな内袋の縁部を把持し、前記内袋を所与の方向に搬送する段階と、
前記平らなブランクを前記所与の方向に送る段階と、
第1接着物を前記平らなブランクに塗布する段階と、
前記内袋が前記ブランクの一部を覆うように、前記平らな袋を前記平らなブランクの上に前記第1接着物を覆って置く段階と、
前記内袋で覆われていない前記平らなブランクの部分に第2接着物を置く段階と、
前記注ぎ口が前記注ぎ口受け入れ開口部を通して挿入され、前記内袋が前記第2接着物で前記ブランクに固定されるように、前記袋で覆われていない前記平らなブランクの部分を、前記平らな袋の上に折り畳む段階と、から成る方法。
【請求項11】
相互接続された数珠繋ぎの内袋を、第1ベルトコンベヤーに沿って内袋送給装置に送る段階と、
前記数珠繋ぎの内袋が前記第1ベルトコンベヤーによって送られている際に、前記上向きに突き出ている注ぎ口を整列機構に受け入れることによって、前記数珠繋ぎの内袋を整列させる段階と、
前記数珠繋ぎの内袋の先導側の内袋が前記第1ベルトコンベヤーを離れ、第2ベルトコンベヤー上にあるとき、前記第1及び第2ベルトコンベヤーの動きを止める段階と、
前記数珠繋ぎの内袋から前記数珠繋ぎの内袋の前記先導側の内袋を切断する段階と、
前記第1及び第2ベルトコンベヤーの動かし、前記第1コンベヤーに前記数珠繋ぎの内袋を送り、前記第2ベルトコンベヤーに前記数珠繋ぎの内袋から切断された前記内袋を第3ベルトコンベヤーへ送る段階と、
個々の内袋を、前記第3ベルトコンベヤーに沿って搬送する段階と、
前記第3ベルトコンベヤーを止め、前記注ぎ口位置決め装置を前記注ぎ口に受け入れるために前記個々の内袋を位置決めする段階と、を追加的に含んでいる、請求項10に記載の、容器を作る方法。
【請求項12】
容器を作る方法において、前記方法は、
前記注ぎ口位置決め装置が前記注ぎ口に挿入され、前記縁部を位置決めした後、静止している袋の縁部を持ち上げて把持し所与の方向に送る追加の段階を含んでいる、請求項11に記載の方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元の状態に組み立てることができる容器において、
前記容器の外側表面を形成する第1表面と、前記容器の内側表面を形成する第2表面とを有するブランクであって、折り畳み線によって分かれている第1及び第2側面パネルを含む複数の側面パネルと、上部パネルと、底部パネルとを有するブランクと、
液体を保持することができ、前記ブランクの前記第2表面に固定されている内袋であって、前記内袋に固定され、そこから上向きに突き出ている注ぎ口を有する内袋と、
を有し、
前記第1側面パネルが、この第1側面パネルの前記側縁部から伸張している接着用フラップを備えており、
前記第2側面パネルには、前記内袋から突き出ている前記注ぎ口を受け入れるための穴が形成されており、前記内袋と前記接着用フラップは、この第2側面パネルに固定されるようになされており、
前記内袋は、他の1つの側面パネルにも固定され、前記容器が平らな状態から三次元状態に組み立てられたとき、前記内袋が三次元状態に開き、前記注ぎ口を通して前記内袋に液体を満たし易くなるようにしてある容器。
【請求項2】
前記内袋は、仮留め用ホットメルト接着剤によって前記第2側面パネルと前記他の1つの側面パネルに固定されている請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記接着用フラップは、コールドグルーによって前記第2パネルに固定されている請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
接着剤は、前記第2パネルの前記第2表面に接着させるために、前記接着用フラップの前記第1表面に塗布される、請求項1、2又は3に記載の容器。
【請求項5】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法であって、平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元状態へ迅速に組み立てることができる容器を作る方法において、
前記平らな内袋を送るための第1内袋送給機構を提供する段階と、
前記内袋送給機構の上に前記平らな内袋の位置を正確に位置決めするための注ぎ口位置決め装置を提供する段階と、
前記平らなブランクを所与の方向に送るためのブランク送給機構を提供する段階と、
前記平らなブランクの上に第1接着剤を置くための第1接着剤分注機構を提供する段階と、
前記平らな内袋を前記所与の方向に送り、前記内袋が前記ブランクの一部分を覆うように、前記平らな内袋を前記平らなブランクの上に前記第1接着剤を覆って置くための、第2内袋送給機構を提供する段階と、
前記内袋によって覆われていない前記平らなブランクの一部の上に第2接着剤を置くための第2接着剤分注機構を提供する段階と、
前記注ぎ口が前記注ぎ口受け入れ開口部を通して挿入され、前記内袋が前記第2接着剤によって前記ブランクに固定されるように、前記平らなブランクを前記平らな内袋の上に折り畳むためのブランク折り畳み機構を提供する段階と、から成る方法。
【請求項6】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
第1袋送給機構に一連の内袋が存在しているか否かを感知するための第1電子アイを提供する追加の段階を含んでいる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
第1袋送給機構に沿う平らな内袋の位置を感知するための第2電子アイを提供する追加の段階を含んでいる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
前記第1及び第2内袋送給機構と、前記ブランク送給機構と、前記第1及び第2接着剤分注機構と、前記ブランク折り畳み機構とを制御し、調整するためのプログラム可能な論理制御器(PLC)を提供する追加の段階を含んでいる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法において、
前記第1及び第2内袋送給機構と、前記ブランク送給機構と、前記第1及び第2接着剤分注機構と、前記ブランク折り畳み機構と、前記電子アイとを制御し、調整するためのプログラム可能な論理制御器(PLC)を提供する追加の段階を含んでいる、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項10】
注ぎ口受け入れ開口部が形成されている平らなブランクと、注ぎ口が固定され上向きに突き出ている平らな内袋とから容器を作る方法であって、平らな状態から、液体の受け入れ、保持及び注出がやり易くなる三次元状態へ迅速に組み立てることができる容器を作る方法において、
個々の平らな内袋を前記注ぎ口が上向きに突き出ている状態で袋送給機構に沿って送る段階と、
前記内袋を前記内袋送給機構の上に正確に位置決めするため、注ぎ口位置決め装置を前記注ぎ口に挿入する段階と、
前記平らな内袋の縁部を把持し、前記内袋を所与の方向に搬送する段階と、
前記平らなブランクを前記所与の方向に送る段階と、
第1接着剤を前記平らなブランクに塗布する段階と、
前記内袋が前記ブランクの一部を覆うように、前記平らな袋を前記平らなブランクの上に前記第1接着剤を覆って置く段階と、
前記内袋で覆われていない前記平らなブランクの部分に第2接着剤を置く段階と、
前記注ぎ口が前記注ぎ口受け入れ開口部を通して挿入され、前記内袋が前記第2接着剤で前記ブランクに固定されるように、前記袋で覆われていない前記平らなブランクの部分を、前記平らな袋の上に折り畳む段階と、から成る方法。
【請求項11】
相互接続された一連の内袋を、第1ベルトコンベヤーに沿って内袋送給装置に送る段階と、
前記一連の内袋が前記第1ベルトコンベヤーによって送られている際に、前記上向きに突き出ている注ぎ口を整列機構に受け入れることによって、前記一連の内袋を整列させる段階と、
前記一連の内袋の先導側の内袋が前記第1ベルトコンベヤーを離れ、第2ベルトコンベヤー上にあるとき、前記第1及び第2ベルトコンベヤーの動きを止める段階と、
前記一連の内袋から前記一連の内袋の前記先導側の内袋を切断する段階と、
前記第1及び第2ベルトコンベヤーを動かし、前記第1コンベヤーに前記一連の内袋を送り、前記第2ベルトコンベヤーに前記一連の内袋から切断された前記内袋を第3ベルトコンベヤーへ送る段階と、
個々の内袋を、前記第3ベルトコンベヤーに沿って搬送する段階と、
前記第3ベルトコンベヤーを止め、前記注ぎ口位置決め装置を前記注ぎ口に受け入れるために前記個々の内袋を位置決めする段階と、を追加的に含んでいる、請求項10に記載の、容器を作る方法。
【請求項12】
容器を作る方法において、前記方法は、
前記注ぎ口位置決め装置が前記注ぎ口に挿入され、前記縁部を位置決めした後、静止している袋の縁部を持ち上げて把持し所与の方向に送る追加の段階を含んでいる、請求項11に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【公表番号】特表2006−519738(P2006−519738A)
【公表日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−508826(P2006−508826)
【出願日】平成16年2月25日(2004.2.25)
【国際出願番号】PCT/US2004/005572
【国際公開番号】WO2004/080708
【国際公開日】平成16年9月23日(2004.9.23)
【出願人】(505343664)エルビーピー マニュファクチャリング,インコーポレイテッド. (3)
【氏名又は名称原語表記】LBP MANUFACTURING,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年2月25日(2004.2.25)
【国際出願番号】PCT/US2004/005572
【国際公開番号】WO2004/080708
【国際公開日】平成16年9月23日(2004.9.23)
【出願人】(505343664)エルビーピー マニュファクチャリング,インコーポレイテッド. (3)
【氏名又は名称原語表記】LBP MANUFACTURING,INC.
【Fターム(参考)】
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