説明

後付装置及び画像形成システム

【課題】排出口27,28を備えた画像形成装置1にオプション装置41を設けることにより、少なくとも片面に画像形成され排出口27又は28から排出された用紙をオプション装置41の搬送経路25内に一時的に保持しておく。
【解決手段】プリンタエンジン21で画像形成後用紙は、搬送経路34を介して排出口28から排出され、オプション装置41の出入口49から搬送経路45内に搬送される。このようにして画像形成が終了した長尺の用紙は、蓋体43を開いて手作業によってオプション装置41から取り出すことができる。あるいは、操作パネル7を操作することにより、搬送経路45,37で用紙を搬送して排出口35から排出させることにより、取り出すこともできる(矢印(3)(4)(5))。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、後付装置及び画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、長尺の用紙を排出する際に、排出部にユニットを取り付けることによって排出方向を変える技術について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003‐341907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、第1及び第2の排出口を備えた画像形成装置に後付装置を設けることにより、少なくとも片面に画像形成され第1又は第2の排出口から排出された印刷媒体を後付装置の搬送経路内に一時的に保持しておくことができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、本体と、印刷媒体に画像形成する画像形成装置に前記本体を取り付けるための取付部材と、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する当該画像形成装置の第1の排出口と接続される第1の開口と、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する当該画像形成装置の前記第1の排出口の下段に配置された第2の排出口と接続される第2の開口と、前記本体部内に設けられていて、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は、一端が前記第1の開口に他端が前記第2の開口にそれぞれ接続されて、前記第1の開口から前記本体内に延びてその先で下側に屈曲して折り返し前記第2の開口に至る搬送経路と、を備え、前記搬送経路は、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は、少なくとも片面に前記画像形成がされ前記第1又は前記第2の排出口から排出された前記印刷媒体を一時的に保持する、後付装置である。
【0006】
請求項2に記載の発明は、印刷媒体に画像形成する画像形成装置と、後付装置と、を備え、前記後付装置は、本体と、印刷媒体に画像形成する画像形成装置に前記本体を着脱自在に取り付けるための取付部材と、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する当該画像形成装置の第1の排出口と接続される第1の開口と、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する当該画像形成装置の前記第1の排出口の下段に配置された第2の排出口と接続される第2の開口と、前記本体部内に設けられていて、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は、一端が前記第1の開口に他端が前記第2の開口にそれぞれ接続されて、前記第1の開口から前記本体内に延びてその先で下側に屈曲して折り返し前記第2の開口に至る搬送経路と、を備え、前記搬送経路は、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は、少なくとも片面に前記画像形成がされ前記第1又は前記第2の排出口から排出された前記印刷媒体を一時的に保持する、画像形成システムである。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成システムにおいて、画像形成装置前記画像形成装置は、前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する第3の排出口と、要求があった場合は前記搬送経路内に一時的に保持されている少なくとも片面に前記画像形成がされた前記印刷媒体を前記第3の排出口から排出させる排出手段と、をさらに備えている。
【発明の効果】
【0008】
請求項1又は2に記載の発明によれば、第1及び第2の排出口を備えた画像形成装置に後付装置を設けることにより、少なくとも片面に画像形成され第1又は第2の排出口から排出された印刷媒体を後付装置の搬送経路内に一時的に保持しておくことができる。
請求項3に記載の発明によれば、後付装置の搬送経路内に一時的に保持されている印刷媒体を要求により第3の排出口から排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施の形態である画像形成装置の電気的な接続のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態である画像形成装置における画像形成ユニットの概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態である画像形成装置における画像形成ユニットで片面印刷を行う場合の説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態である画像形成装置における画像形成ユニットで両面印刷を行う場合の説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるオプション装置の概念図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるオプション装置の概念図である。
【図7】本発明の一実施の形態である画像形成装置にオプション装置を接続した状態の概念図である。
【図8】本発明の一実施の形態である画像形成装置にオプション装置を接続した状態で長尺の用紙に片面印刷を行う場合の説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態である画像形成装置にオプション装置を接続した状態で長尺の用紙に両面印刷を行う場合の説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態である画像形成装置にオプション装置を接続した状態で長尺の用紙に印刷を行う場合のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態の画像形成装置の電気的な接続を示すブロック図である。この画像形成装置1は、装置全体を制御する主制御部2と、原稿の画像を読み取る画像読取装置3と、画像読取装置3で読み取った原稿の画像等の画像データに基づいて画像形成を行う画像形成ユニット4と、公衆電話回線8との間でファクシミリデータの送受信を行うファクシミリ制御装置5と、画像データ等の各種データを格納する磁気記憶装置(HDD)6と、ユーザから各種操作を受け付け、各種メッセージを表示する操作パネル7と、を備えている。
【0011】
主制御部2は、各部を集中的に制御するCPU11と、CPU11が実行する制御プログラム12や各種固定データを記憶しているROM13と、CPU11の作業エリアとなるRAM14とを備えている。
制御プログラム12は、画像読取制御プログラムを含んでおり、画像形成装置1の製造当初からセットアップされているが、後発的にインターネットなどの通信手段を介してダウンロードしてセットアップし、あるいは、後発的に制御プログラム12を記憶した記憶媒体から読み取ってセットアップするようにしてもよい。
【0012】
次に、画像形成ユニット4について詳細に説明する。
図2は、画像形成ユニット4の概略構成を示す概念図である。画像形成ユニット4は、電子写真方式、インクジェット方式、又は、その他の印刷方式で用紙などの印刷媒体上に画像形成を行う装置である。以下では、電子写真方式で画像形成を行う例について説明する。
【0013】
画像形成ユニット4は、電子写真方式で画像形成を行うプリンタエンジン21を備えている。プリンタエンジン21では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を電子写真プロセスでそれぞれ形成する4台のユニット22が並べて設けられている。各ユニット22が感光体上に形成したトナー画像は転写ベルト31に重ね合わされて順次転写される。白黒画像の場合は、ブラック(K)の画像を形成するユニット22で感光体上に形成したトナー画像のみが転写ベルト31に転写される。
【0014】
プリンタエンジン21の下方には、給紙カセット23が設けられている。給紙カセット23内には印刷媒体となる用紙が積層して収納される。給紙カセット23は一般的には複数台用意されているが、図2では便宜上1台のみを図示している。給紙カセット23から取り出された用紙は、搬送ローラ24で搬送経路25を搬送されて転写ローラ26で転写ベルト31上のトナー画像が転写され、定着ローラ32で定着されて、排出口27又は28から装置外部に排出される。手差し給紙部29は、手差しにより用紙をセットすると、その用紙が搬送ローラ24により搬送経路25を搬送されて、転写ローラ26で転写ベルト31上のトナー画像が転写され、定着ローラ32で定着されて、排出口27又は28から装置外部に排出される。搬送経路29は、その両端部が搬送経路25の上流側と下流側にそれぞれ接続されている。片面に画像形成後の用紙を、搬送経路25を介して排出口27,28側に送り出し、その搬送方向をスイッチバックして搬送経路29で搬送することで搬送経路25側に戻して再びプリンタエンジン21に送ることにより、用紙の両面印刷を行うことができる。
【0015】
排出口27と排出口28は上下2段に配置されている。搬送経路25の下流側は搬送経路33と34に分岐し、それぞれ排出口27と28に接続されている。排出口27,28の反対側には、排出口35も設けられている。搬送経路24と排出口35は搬送経路36で接続され、排出口27と排出口35とは、搬送経路37で接続されている。
前述のとおり、画像形成装置1は、複数の排出口27,28,35を有している。これは、印刷要求ごとに画像形成後の用紙の排出口を別にすることにより、異なる印刷要求について画像形成後の用紙が混じり合わないようにするためである。
【0016】
次に、画像形成ユニット4で画像形成を行う場合の処理について説明する。
まず、用紙に片面印刷を行う場合について説明する。図3に示すように、給紙カセット23又は手差し給紙部29の用紙が搬送経路25でプリンタエンジン21まで搬送され(矢印(1)(2))、片面にトナー画像が形成され、定着がされると、排出口27,28又は35に向けて搬送されて外部に排出される(矢印(3))。
【0017】
次に、用紙に両面印刷を行う場合について説明する。図4に示すように、給紙カセット23又は手差し給紙部29の用紙が搬送経路25でプリンタエンジン21まで搬送され(矢印(1)(2))、片面にトナー画像が形成され、定着がされると、排出口27に向けて搬送される。そして、上側の排出口27から用紙の先端側が送り出され(矢印(3))、この用紙Pは上側の排紙受け容器33で受ける。
【0018】
このように排出口27から先端側が送り出された用紙を、その尾端側から排出口27を入口としてスイッチバックして、搬送経路25,29を使用してプリンタエンジン21で他方の面にも画像形成が行えるようにプリンタエンジン21に向かって搬送し(矢印(4)(5)(6))、裏面にも画像形成を行った上で、排出口27,28,35から排出する(矢印(7))。
【0019】
以上のようにして画像形成装置1で片面印刷、両面印刷いずれでも画像形成を行うことができる。しかし、A3,A4サイズといった通常の定型用紙より長尺な非定型用紙(例えばA3サイズの2倍の長さの用紙)を使用して画像形成しようとする場合、片面印刷がされて排出口27,28又は35から排出された用紙は、通常より長尺であるため先端側が画像形成装置1を乗り越えて画像形成装置1の側部に張り出してしまう。そのため、用紙は折れ曲がり、あるいは壁などに当たって破損し、汚れる恐れがある。
【0020】
同様に両面印刷を行う場合にも、片面に画像形成されて先端側が排出口,28又は35から排出された長尺な非定型用紙は画像形成装置1を乗り越えて画像形成装置1の側部に張り出してしまう。そのため、他方の面にも画像形成する前に、用紙は折れ曲がり、あるいは壁などに当たって破損し、汚れる恐れがある。
以下では、このような不具合を防止することができる後付装置となるオプション装置について説明する。
【0021】
図5、図6は、このオプション装置41の構成を示す概念図である。このオプション装置41は、本体となる筐体42を備え、この筐体42の前面は開閉自在な蓋体43となっている。図5は蓋体43を閉じた状態、図6は全開した状態を示している。
筐体内には、搬送ローラ44により用紙を搬送する搬送経路45が設けられている。筐体42には取付部材46が設けられていて、この取付部材46を介して周知の手段により筐体42を画像形成ユニット4に着脱自在に取り付けることができる。
【0022】
図7は、オプション装置41を画像形成ユニット4に取り付けた状態の概念図である。筐体42内の搬送経路45は、その一端が筐体42の取付部材46が設けられている側の面47から露出して第1の開口となる出入口48を構成している。また、搬送経路45は、その他端が面47の出入口48の下側から露出して第2の開口となる出入口49を構成している。そして、オプション装置41を画像形成ユニット4に取付部材46を介して取り付けた場合には、出入口48が排出口27と接続され、出入口49が排出口28と接続される。この場合、筐体42内の搬送経路45は、出入口48から筐体42内にほぼ水平に延びてその先で下側にU字型に屈曲して折り返し、出入口49に至る。
【0023】
次に、オプション装置41を取り付けた画像形成装置1で、通常の定型用紙より長尺な非定型用紙を使用して画像形成を行う処理について説明する。
まず、用紙に片面印刷を行う場合について説明する。図8に示すように、手差し給紙部29にセットされた長尺の用紙は、搬送経路25でプリンタエンジン21まで搬送され(矢印(1)(2))、片面にトナー画像が形成され、定着がされる。その後、この用紙は、搬送経路34を介して排出口28から排出され、オプション装置41の出入口49から搬送経路45内に搬送される。搬送経路45内に画像形成後の長尺の用紙が保持されている状態では、この用紙は画像形成装置1を乗り越えて画像形成装置1の側部に張り出してしまうことがない。このようにして画像形成が終了した長尺の用紙は、蓋体43を開いて手作業によってオプション装置41から取り出すことができる。あるいは、操作パネル7を操作することにより、搬送経路45,37で用紙を搬送して排出口35から排出させることにより、取り出すこともできる(矢印(3)(4)(5))。なお、搬送経路45上に用紙が待機中に定型サイズの用紙で片面印刷を行う場合は、給紙カセット23又は手差し給紙部29から定型の用紙をプリンタエンジン21に搬送して(矢印(10)(2))、片面の画像形成を行い、排出口35から排出させる(矢印(5))。
【0024】
次に、用紙に両面印刷を行う場合について説明する。図9に示すように、手差し給紙部29にセットされた長尺の用紙が搬送経路25でプリンタエンジン21まで搬送され(矢印(1)(2))、片面にトナー画像が形成され、定着がされると、排出口27に向けて搬送される。その後、この用紙は、搬送経路33を介して排出口27から排出され、オプション装置41の出入口48から搬送経路45内に搬送される(矢印(3)(4))。このように搬送経路45内に画像形成後の長尺の用紙が保持されている状態では、この用紙は画像形成装置1を乗り越えて画像形成装置1の側部に張り出してしまうことがない。
【0025】
次に、このようにして排出口27から送り出された用紙を、その尾端側から排出口27を入口としてスイッチバックして、搬送経路25,29を使用してプリンタエンジン21で他方の面にも画像形成が行えるようにプリンタエンジン21に向かって搬送し(矢印(4)(5)(6)(7)(8))、裏面にも画像形成を行った上で、搬送経路33を介して排出口27から排出され、オプション装置41の出入口48から搬送経路45内に搬送される(矢印(10)(11))。このように搬送経路45内に画像形成後の長尺の用紙が保持されている状態では、この用紙は画像形成装置1を乗り越えて画像形成装置1の側部に張り出してしまうことがない。このようにして画像形成が終了した長尺の用紙は、蓋体43を開いて手作業によってオプション装置41から取り出すことができる。あるいは、操作パネル7を操作することにより、搬送経路45,37で用紙を搬送して排出口35から排出させることにより、取り出すこともできる(矢印(11)(12)(13))。なお、搬送経路45上に用紙が待機中に定型サイズの用紙で両面印刷を行う場合は、矢印(1)(2)の経路で定型サイズの用紙の片面に画像形成し、矢印(6)(7)(8)の経路で用紙を反転し、用紙の反対の面にも画像形成して、矢印(13)のとおり、排出口35から排出させればよい。
【0026】
図10は、長尺の非定型の用紙に画像形成する処理について説明するフローチャートである。まず、A3サイズより長尺の非定型用紙に画像形成しようとする場合は、操作パネル7を操作して長尺印刷モードを選択し(ステップS1のY)、手差し給紙部29に長尺の用紙をセットする。この状態で、画像形成の開始を指示するスタートスイッチを押下すると(ステップS2のY)、搬送経路45に用紙が残っているか否かを、搬送経路45に設けられた図示しないセンサにより判断する(ステップS3)。用紙が残っていれば(ステップS3のY)、操作パネル7のディスプレイに用紙を除去するようにメッセージを表示する(ステップS4)。用紙が残っていなければ(ステップS3のN)、前述のとおりに長尺の非定型の用紙に画像形成を実行する(ステップS5)。すなわち、手差し給紙部29から長尺の用紙をプリンタエンジン21に送り出して片面又は両面に画像形成し、搬送経路45に搬送する。このような画像形成が終了したときに搬送経路45に設けられた図示しないセンサにより用紙が残っていることを検出したときは(ステップS6のY)、操作パネル7のディスプレイに画像形成が終了したので用紙を除去するようにメッセージを表示する(ステップS7)。そして、ユーザが操作パネル7であらかじめ定められた操作を行うと(ステップS8のY)、搬送経路45に滞留している用紙は搬送経路45,37を搬送されて排出口35から排出される(ステップS9)。
【符号の説明】
【0027】
1 画像形成装置
4 画像形成ユニット
21 プリンタエンジン
27 排出口
28 排出口
35 排出口
41 オプション装置
43 蓋体
45 搬送経路
46 取付部材
48 出入口
49 出入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
印刷媒体に画像形成する画像形成装置に前記本体を取り付けるための取付部材と、
前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する当該画像形成装置の第1の排出口と接続される第1の開口と、
前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する当該画像形成装置の前記第1の排出口の下段に配置された第2の排出口と接続される第2の開口と、
前記本体部内に設けられていて、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は、一端が前記第1の開口に他端が前記第2の開口にそれぞれ接続されて、前記第1の開口から前記本体内に延びてその先で下側に屈曲して折り返し前記第2の開口に至る搬送経路と、
を備え、
前記搬送経路は、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は、少なくとも片面に前記画像形成がされ前記第1又は前記第2の排出口から排出された前記印刷媒体を一時的に保持する、
後付装置。
【請求項2】
印刷媒体に画像形成する画像形成装置と、
後付装置と、
を備え、
前記後付装置は、
本体と、
印刷媒体に画像形成する画像形成装置に前記本体を着脱自在に取り付けるための取付部材と、
前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する当該画像形成装置の第1の排出口と接続される第1の開口と、
前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する当該画像形成装置の前記第1の排出口の下段に配置された第2の排出口と接続される第2の開口と、
前記本体部内に設けられていて、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は、一端が前記第1の開口に他端が前記第2の開口にそれぞれ接続されて、前記第1の開口から前記本体内に延びてその先で下側に屈曲して折り返し前記第2の開口に至る搬送経路と、
を備え、
前記搬送経路は、前記本体を前記画像形成装置に取り付けた場合は、少なくとも片面に前記画像形成がされ前記第1又は前記第2の排出口から排出された前記印刷媒体を一時的に保持する、
画像形成システム。
【請求項3】
前記画像形成装置は、
前記画像形成後の前記印刷媒体を前記画像形成装置外に排出する第3の排出口と、
要求があった場合は前記搬送経路内に一時的に保持されている少なくとも片面に前記画像形成がされた前記印刷媒体を前記第3の排出口から排出させる排出手段と、
をさらに備えている請求項2に記載の画像形成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−186385(P2011−186385A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−54353(P2010−54353)
【出願日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】