説明

情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム

【課題】バッテリを無駄なく使うこと。
【解決手段】第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、第1バッテリ駆動端末及び少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理手段と、第1バッテリが第1バッテリ駆動端末を第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定手段と、第1バッテリでは第1バッテリ駆動端末を第1希望駆動時間駆動することができないと判定手段が判定した場合に、少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された少なくとも1つの他のバッテリの中から、第1希望駆動時間以上に第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索手段と、を備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリを管理するバッテリ管理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1に示されているように、ユーザがバッテリの使用状況を把握し、バッテリの端末駆動時間の減少に合わせて交換保守を行なう技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-256084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、バッテリ駆動端末ごとに要求する連続駆動時間が相違するにも関わらず、上記従来技術では、それに着目していなかった。そのため、複数端末に対して一括してバッテリ交換を指示するに過ぎなかった。このことから、バッテリの劣化によりバッテリ駆動端末の駆動時間が減少すると、ユーザはまだ使えるバッテリであっても処分して交換してしまっていた。結果として、バッテリの利用に無駄が生じていた。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るシステムは、
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理手段と、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定手段と、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定手段が判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理ステップと、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定ステップと、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定ステップが判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索ステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理ステップと、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定ステップと、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定ステップが判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、バッテリを無駄なく使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるノートPCデータベースを示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるバッテリ情報データベースを示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるバッテリ情報データベースの充足グループのテーブルを示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるバッテリ情報データベースの不足グループのテーブルを示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるノートPCとサーバとの手続の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるノートPCとサーバとの手続の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおける管理者用PCとノートPCとの処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるノートPCとサーバとの手続の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるサーバの処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるサーバの処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるサーバの処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムにおけるノートPCとサーバとの手続の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明記載する。ただし、以下の実施の形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
【0012】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理システム100について、図1を用いて説明する。
【0013】
図1に示すように、情報処理システム100は、バッテリ情報管理部110と、判定部120と、バッテリ検索部130とを含む。
【0014】
バッテリ情報管理部110は、第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報111を管理する。バッテリ情報管理部110は、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報112を管理する。
【0015】
判定部120は、第1バッテリが第1バッテリ駆動端末を第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する。バッテリ検索部130は、第1バッテリでは第1バッテリ駆動端末を第1希望駆動時間駆動することができないと判定部120が判定した場合に、少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された少なくとも1つの他のバッテリの中から、第1希望駆動時間以上に第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索する。
【0016】
以上の構成及び動作により、本実施形態によれば、バッテリを無駄なく使うことができる。
【0017】
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る情報処理システム200について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム200の構成を示すブロック図である。
【0018】
(情報処理システムの構成)
情報処理システム200は、サーバ201と、管理者用PC250と、ノートPC261と、ノートPC262とが、ネットワークを介して接続されている。サーバ201は、バッテリ情報管理部210と、判定部220と、通知部221と、比較部222と、バッテリ検索部230と、ノートPCデータベース240とを備える。
【0019】
さらに、バッテリ情報管理部210は、希望駆動時間情報データベース211と、実駆動時間情報データベース212と、バッテリ情報取得部213と、バッテリ情報データベース214とを備える。また、バッテリ検索部230は、テーブル生成部231を備える。また、バッテリ261a〜26naは、バッテリがノートPCを駆動できる時間を表示する。
【0020】
バッテリ情報管理部210は、バッテリを管理したいノートPC261〜26nに関する希望駆動時間情報と、ノートPC261〜26nに関する実駆動時間情報とを、ネットワークを介して収集し管理する。なお、本実施形態おけるノートPCはバッテリ駆動端末の一例であって、本発明は他にタブレット型PC(タブレット端末)や携帯端末にも適用可能である。
【0021】
なお、希望駆動時間情報は、バッテリを装着したノートPC261〜26nをどれだけの時間駆動させたいかについての時間を示す。また、実駆動時間情報は、バッテリを装着したノートPC261〜26nを実際に駆動できる時間を示す。
【0022】
バッテリ情報取得部213は、ノートPC261からノートPC26nに関する希望駆動時間を希望駆動時間情報データベース211に登録する。バッテリ情報取得部213は、さらに、ノートPC261からノートPC26nに関する実駆動時間を実駆動時間情報データベース212に登録する。なお、バッテリ情報取得部213は、ノートPC261からノートPC26nに関する実駆動時間を、一定間隔おきに更新する。また、バッテリ情報取得部213は、例えば、ノートPC262に装着されたバッテリ262aが、ノートPC261を駆動できると推定される推定駆動時間に関する情報をノートPC262から取得する。
【0023】
ノートPCデータベース240は、ノートPC261乃至ノートPC26nの型番と、ノートPC261乃至ノートPC26n製造番号と、ユーザ名と、ユーザのメールアドレスとを登録する。さらに、ノートPCデータベース240は、ノートPC261乃至ノートPC26nに装着されたバッテリ残量を一定間隔ごとに比較する周期であるバッテリ比較周期と、各ノートPCのバッテリを最後に比較した最終更新日とを登録する。ノートPCデータベース240は、登録している上記バッテリに関する情報を、ネットワークを介して各ノートPCから取得する。
【0024】
次に、バッテリ情報管理部210は、各ノートPCの型番と、各ノートPCの製造番号と、各ノートPCのカタログに記載されているバッテリの駆動時間であるバッテリ設計値などバッテリに関する情報を管理する。そして、バッテリ情報管理部210は、これらバッテリに関する情報をバッテリ情報データベース214に登録する。なお、バッテリ情報管理部210において管理される情報は、これら情報に限られない。
【0025】
バッテリ情報データベース214は、上述の情報の他に、テーブル生成部231において生成された充足グループのテーブル500(図5)と、不足グループのテーブル600(図6)等を登録する。詳細な説明は図4乃至図6の説明において行なう。
【0026】
判定部220は、ノートPC261に装着されたバッテリ261aが、ノートPC261を第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する。具体的には、バッテリ情報管理部210は、ネットワークを介してノートPC261から取得したバッテリ261aの第1実駆動時間が2時間であるとの情報を、実駆動時間情報データベース212に登録する。また、同様にネットワークを介してノートPC261から取得した第1希望駆動時間に関する情報を、バッテリ情報管理部210は、希望駆動時間情報データベース211に登録する。
【0027】
そして、判定部220が第1実駆動時間から第1希望駆動時間を引いた時間を求めて、第1実駆動時間の方が短いと判定した場合には、通知部221は、ノートPC261にバッテリを交換する指示を通知する。
【0028】
一方、判定の結果、第1希望駆動時間より第1実駆動時間が長い場合、バッテリ検索部230は、実駆動時間情報データベース212に登録された情報から、第1希望駆動時間以上にノートPC261を駆動できると推定されるバッテリを検索する。
【0029】
検索の結果見つかった、第1希望駆動時間以上にノートPC261を駆動できるバッテリ262aについて、通知部221は、バッテリ262aとバッテリ261aとの交換をユーザに促すメッセージをノートPC261に通知する。
【0030】
バッテリ262aとの交換を促すメッセージを通知されたノートPC261において、バッテリ交換が行なわれた場合には、バッテリ検索部230は、ノートPC261に装着されたバッテリ262aがノートPC261を駆動することができる時間を計測する。そして、バッテリ情報取得部213は、バッテリ262aがノートPC261を駆動することができる時間を第2実駆動時間として取得する。
【0031】
バッテリ検索部230は、この第2実駆動時間が第1希望駆動時間より長いか否か計測し、第2実駆動時間の方が第1希望駆動時間より長い場合には、バッテリ交換の作業は終了する。一方、第2実駆動時間の方が第1希望駆動時間より短いと計測した場合には、バッテリ検索部230は、バッテリ交換が正しく行なわれていないものとして、バッテリ検索作業を継続する。
【0032】
通知部221は、第1希望駆動時間の方が短くなるように、交換したバッテリ262aと、他のバッテリと再度交換すべきことをユーザに促すメッセージをノートPC261に繰り返し通知する。通知部221は、第1希望駆動時間以上にノートPC261を駆動できるバッテリが実駆動時間情報データベース212の情報中に存在しない場合に、バッテリ261aと未使用バッテリ(新品)との交換をユーザに促すメッセージをノートPC261に通知する。
【0033】
比較部222は、ノートPC262のユーザが希望する第2希望駆動時間と、バッテリ261aがノートPC262を駆動できると推定される推定駆動時間とを比較する。そして、比較の結果、推定駆動時間が第2希望駆動時間より長い場合には、通知部221は、バッテリ261aとバッテリ262aとの交換をユーザに促すメッセージを、ノートPC262に通知する。
【0034】
なお、比較部222は、バッテリ261aがノートPC261を実際に駆動できる第1実駆動時間から、ノートPC262に装着されたバッテリ262aがノートPC262を駆動できる推定駆動時間を求める。
【0035】
次に、管理者用PC250はネットワークを介して、ノートPC261、ノートPC262、及び第nノートPC26n(各ノートPC)から、バッテリ交換に必要なバッテリ設計値、バッテリ比較周期に関する情報を取得する。そして、管理者用PC250は、これら情報をサーバ201のバッテリ情報取得部213に送信する。
【0036】
なお、バッテリ261a〜26naは、バッテリがノートPCを駆動できる時間を表示するものであり、本実施例において、バッテリ261aはバッテリ設計値が5時間であり、実駆動時間が2時間であることを示す。また、バッテリ262aはバッテリ設計値が5時間であり、実駆動時間が4時間であることを示す。
【0037】
図3は、本実施形態に係る情報処理システム200におけるノートPCデータベース240を示す図である。ノートPCデータベース240は、各ノートPCの型番241と、各ノートPCの製造番号242と、各ノートPCのユーザ名243とを登録する。さらに、データベース240は、各ユーザのメールアドレス244と、各ノートPCのバッテリ比較周期245と、各ノートPCのバッテリを最後に比較した最終更新日246とを登録する。本実施例では、ノートPCの型番241はいずれもPC−VY16*****で同一である。また、本実施例において、製造番号300***のノートPCのユーザ名243が田中さんであり、メールアドレス244がtanaka***であり、バッテリ比較周期245が1ヶ月であり、最終更新日246が2011年○月×日であることが示されている。
【0038】
図4は、本実施形態に係る情報処理システム200におけるバッテリ情報データベース214を示す図である。バッテリ情報データベース214は、各ノートPCの型番241と、各ノートPCの製造番号242と、各ノートPCのバッテリ設計値214aと、各ノートPCの希望駆動時間214bと、各ノートPCの実駆動時間214cとを登録する。さらに、バッテリ情報データベース214は、各ノートPCの比較フラグ214dと、交換フラグ214eと、バッテリ交換先214fとを登録する。本バッテリ情報データベース214は、製造番号242が300***のノートPCのバッテリ設計値214aが6時間であり、希望駆動時間214bが5時間であり、実駆動時間214cが2時間であることを示す。また、バッテリ情報データベース214は、製造番号242が300***のノートPCの比較フラグ214dが"1"であり、交換フラグが"0"であり、バッテリ交換先214fが製造番号700***のノートPCであることを示す。また、製造番号242が500***のノートPCのバッテリ交換先214fには、"新品"が登録されている。バッテリ情報データベース214は、実駆動時間情報データベース212に登録されたバッテリには、交換可能なバッテリが存在しないことと、500***のノートPCに装着されているバッテリを新品と交換することとを示す。
【0039】
図5は、本実施形態に係る情報処理システム200におけるバッテリ情報データベース214の充足グループのテーブル500を示す図である。充足グループ500は、各ノートPCの製造番号242、各ノートPCの希望駆動時間214b、各ノートPCの実駆動時間214c、各ノートPCの希望駆動時間214bから実駆動時間214cを引いて求めた時間差の過不足510を登録する。本実施例においてテーブル500は、製造番号242が700***のノートPCに装着されたバッテリの希望駆動時間214bが0時間であることと、実駆動時間214cが5時間であるのでその差の過不足510が"5"であることとを示す。
【0040】
図6は、本実施形態に係る情報処理システム200におけるバッテリ情報データベース214の不足グループのテーブル600を示す図である。不足グループ600は、各ノートPCの製造番号242と、各ノートPCの希望駆動時間214bと、各ノートPCの実駆動時間214cと、各ノートPCの希望駆動時間214bから実駆動時間214cを引いて求めた時間差の過不足510を登録する。本実施例においてテーブル600は、製造番号242が500***のノートPCに装着されたバッテリの希望駆動時間214bが5時間であることと、実駆動時間214cが2時間であるのでその差の過不足510が"−3"であることをを示す。
【0041】
(バッテリ交換の流れ)
次に、各ノートPCと、管理者用PC250と、サーバ201との処理の流れを図7乃至図14を用いて示す。
【0042】
図7及び図8は、本実施形態に係る情報処理システム200における各ノートPCとサーバ201との手続の処理の流れを示すフローチャートである。
【0043】
図7について説明する。各ノートPCは、ステップS101においてサーバ201にログインし、ステップS103において、アプリケーションを立ち上げ、ステップS105においてサーバ201へのセッションを開始する。ステップS105において、各ノートPCにてセッションが開始されなければ、ステップS103に戻りアプリを立ち上げる。一方、各ノートPCにてセッションが開始されると、ステップS107において、各ノートPCは、各ノートPCの型番241、各ノートPCの製造番号242、各ノートPCのユーザ名243、各ユーザのメールアドレス244をサーバ201に送信する。さらに、各ノートPCは、各ノートPCのバッテリ設計値214a、各ノートPCの実駆動時間214c、及び各ノートPCの希望駆動時間214bをサーバ201に送信する。
【0044】
ステップS109において、サーバ201は、各ノートPCから各種情報を受信する。ステップS111において、サーバ201は、各ノートPCから受信したノートPCの型番241、各ノートPCの製造番号242、各ノートPCのユーザ名243、各ユーザのメールアドレス244の各種情報をノートPCデータベース240に登録する。また、ステップS111において、サーバ201は、各ノートPCに装着された各バッテリに関するバッテリ比較周期245、各バッテリのバッテリ設計値214aをバッテリ情報データベース214に登録する。
【0045】
そして、各ノートPCの希望駆動時間214bは、希望駆動時間情報データベース211に登録され、各ノートPCの実駆動時間214cは実駆動時間情報データベース212に登録される。各バッテリのバッテリ比較周期245、及び各バッテリのバッテリ設計値214aは、バッテリ情報取得部213において取得され、バッテリ情報データベース214に登録される。
【0046】
次に図8について説明する。管理者用PC250は、テップS113においてサーバ201にログインし、ステップS115において、アプリケーションを立ち上げ、ステップS117においてサーバ201へのセッションを開始する。
【0047】
ステップS119において、管理者用PC250は、各ノートPCに対するバッテリ設計値214aと、各ノートPCの希望駆動時間214b、各バッテリのバッテリ比較周期245に関する情報をサーバ201に送信する。ステップS121において、サーバ201は、管理者用PC250から各ノートPCについての情報を受け取る。ステップS123において、判定部220は、各ノートPCの希望駆動時間214bがバッテリ設計値214aを上回るか否か判定する。判定の結果、希望駆動時間214bがバッテリ設計値214aを上回る場合には、ステップS125に進み、バッテリ情報管理部210は、各ノートPCの各種情報をノートPCデータベース240、またはバッテリ情報データベース214に登録する。
【0048】
一方、各バッテリのバッテリ設計値214aが各ノートPCの希望駆動時間214bを下回っている場合には、ステップS127に進む。そして、通知部221は、各ノートPCの希望駆動時間214bがバッテリ設計値214aより短くなるように、バッテリ変更すべきことを、各ノートPCに促す表示をポップアップする指示を、管理者用PC250に通知する。
【0049】
ステップS129において、管理者用PC250は、各ノートPCの希望駆動時間214bがバッテリ設計値214aより短くなるように、バッテリ変更すべきことを各ノートPCに促すポップアップを表示する。
【0050】
図9は、本実施形態に係る情報処理システム200における管理者用PC250と各ノートPCとの処理の流れを示すフローチャートである。ステップS131において、管理者用PC250は、各ノートPCデータベース240に、バッテリ比較周期245を経過した各ノートPCがあるか否か確認し、バッテリ比較周期245を経過した各ノートPCがない場合には終了する。一方、バッテリ比較周期245を経過した各ノートPCがある場合には、ステップS133に進み、管理者用PC250は、バッテリ比較周期245を経過した各ノートPCにバッテリ情報の収集を指示する。
【0051】
ステップS135において、各ノートPCは、バッテリ情報の収集指示を管理者用PC250から受け取る。ステップS137において、各ノートPCは、バッテリリフレッシュを開始し、ステップS139において、バッテリが満充電されるまで充電を行なう。
【0052】
図10は、本実施形態に係る情報処理システム200における各ノートPCとサーバ201との処理の流れを示すフローチャートである。ステップS141において、各ノートPCは、バッテリが満充電されたら、バッテリがノートPCを駆動するバッテリ駆動時間の計測を開始する。ステップS143において、各ノートPCは、実駆動時間214cの計測を開始してから、バッテリ残量が無くなるまでのバッテリの駆動時間を実駆動時間214cとして取得する。
【0053】
ステップS145において、各ノートPCはバッテリの充電を再開し、ステップS147において、各ノートPCの型番241、各ノートPCの製造番号242、各バッテリの実駆動時間214cをサーバ201に送信する。
【0054】
ステップS151において、サーバ201は、各ノートPCから各ノートPCに関する各種情報を受け取る。ステップS153において、サーバ201は、受信した各ノートPCに関する各種情報をノートPCデータベース240に登録し、また、バッテリの実駆動時間214cに関する情報を実駆動時間情報データベース212に登録する。
【0055】
図11は、本実施形態に係る情報処理システム200におけるサーバ201の処理の流れを示すフローチャートである。ステップS161において、バッテリ情報管理部210は、すべてのノートPCからバッテリ情報を取得できたか否か確認し、バッテリ情報を取得できていない場合には、ステップS151に戻る。
【0056】
一方、ステップS163において、バッテリ情報管理部210は、バッテリ情報データベース214に登録されてい各るノートPCの比較フラグ214dの欄に"1"を登録する。この比較フラグ214dは、各ノートPCがバッテリ比較周期245においてバッテリ交換先214fとして選択されたか否か示すものである。
【0057】
ステップS165において、バッテリ情報管理部210は、バッテリ情報データベース214に掲載された比較フラグ214dの欄が"1"である各ノートPCに対して、ノートPCデータベース240の「最終更新日」246に更新日の日付を登録する。また、バッテリ情報管理部210は、実駆動時間214cから希望駆動時間214bを引いた時間の差が充足か不足か、過不足510を求める。
【0058】
ステップS167において、バッテリ検索部230は、各ノートPCの実駆動時間214cから希望駆動時間214bを引いた時間を求め、実駆動時間214cが希望駆動時間214bより長い場合には、ステップS169に進む。ステップS169において、テーブル生成部231は、かかるノートPCを「充足グループ」のテーブル500に分類し、かかるノートPCに装着されたバッテリを実駆動時間情報データベース212に登録214eする。そして、ステップS171において、テーブル生成部231は、実駆動時間214cが長いノートPCが最上段に登録されるようにテーブル500を生成する。
【0059】
一方、ステップS167において、ノートPCの実駆動時間214cが希望駆動時間214bより短い場合には、ステップS173に進む。ステップS173において、テーブル生成部231は、かかるノートPCを「不足グループ」のテーブル600に分類し、かかるノートPCに装着されたバッテリを希望駆動時間情報データベース211に登録する。ステップS175において、テーブル生成部231は、希望駆動時間214bが長いノートPCが最上段に登録されるようにテーブルを生成する。
【0060】
次に、ステップS177において、バッテリ検索部230は、バッテリ交換が必要なノートPCがあるか否か「不足グループ」のテーブル600に登録されたられたノートPCの台数を確認する。そして、バッテリ交換が必要なノートPCがなければ、ステップS179において、バッテリ検索部230は、「充足グループ」のテーブル500を初期化して、バッテリ交換可能なバッテリの数を"0"にする。
【0061】
ステップS181において、通知部221は、バッテリ情報データベース214のバッテリ交換フラグ214eの欄が"1"であるノートPCに、バッテリ交換依頼メールを送信する。このメールは、ノートPCデータベース240に登録された各ノートPCの各ユーザのメールアドレス244を参照して送信される。なお、バッテリ交換フラグ214eは、各ノートPCが、バッテリ交換を必要とするか否かを示すものである。ステップS183において、通知部221は、新品バッテリの購入個数を指示する通知を、管理者用PC250にポップアップ表示する。
【0062】
図12は、本実施形態に係る情報処理システム200におけるサーバ201の処理の流れを示すフローチャートである。
【0063】
ステップS191において、バッテリ情報管理部210は、希望駆動時間214bが短いノートPCのうち、1/3のノートPCについてはバッテリ交換が頻繁に行なわれるおそれを回避するために、希望駆動時間214bを1時間増して登録する。
【0064】
ステップS193において、バッテリ検索部230は、不足グループのテーブル600内の希望駆動時間214bが最長のノートPCと、充足グループのテーブル500内の実駆動時間214cが最長のノートPCとを対応させる。そして、バッテリ検索部230は、実駆動時間214cが最長のものから、希望駆動時間214bが最長のものを引いた時間の差を求め、希望駆動時間214bが実駆動時間214cより短くなるように順次組み合わせる。
【0065】
ステップS195において、バッテリ検索部230は、充足グループのテーブル500内の実駆動時間214cから、不足グループのテーブル600内の希望駆動時間214bを引いて求めた時間差を比較する。比較の結果、実駆動時間214cの方が長い場合には、ステップS201において、通知部221は、バッテリ交換を各ノートPCのユーザに促す通知を行なう。そして、バッテリ交換が済むと、ステップS203において、バッテリ情報取得部213は、バッテリ情報データベース214のバッテリ交換フラグ214eの欄に"1"を登録し、バッテリ交換先214fの欄にバッテリ交換先のノートPCの製造番号を登録する。
【0066】
一方、ステップS195において、バッテリ検索部230は、実駆動時間214cから希望駆動時間214bを引いた際に実駆動時間214cが短く、他に実駆動時間214cが長いバッテリがテーブル500に存在しない場合には、ステップS197に進む。ステップS197において、バッテリ情報取得部213は、不足グループのテーブル600内で希望駆動時間214bが最長のノートPCに対して、バッテリ情報データベース214のバッテリ交換先214fの欄に"新品"を登録する。そして、バッテリ情報取得部213は、バッテリ交換フラグ214eの欄に"1"を登録する。バッテリ交換先214fの欄に"新品"が登録され場合に、通知部221は、不足グループのテーブル600内で希望駆動時間214bが最長のノートPCに、バッテリを"新品"と交換することを促す通知を行なう。
【0067】
ステップS199において、バッテリ検索部230は、不足グループのテーブル600内でバッテリ交換フラグ214eの欄が"1"のノートPCに割り当てたバッテリを、希望駆動時間214bが2番目に長いノートPCに割り当てる。
【0068】
図13は、本実施形態に係る情報処理システム200におけるサーバ201の処理の流れを示すフローチャートである。ステップS211において、バッテリ検索部230は、バッテリの交換を促した各ノートPCに、交換後のバッテリを装着した結果として実駆動時間214cから希望駆動時間214bを引いた時間差が充足又は不足のいずれであるか求める。そして、不足がある場合には、ステップS165に戻る。一方、充足している場合には、ステップS213に進み、バッテリ検索部230は、不足グループのテーブル600に登録された各ノートPCのうち、バッテリ交換フラグ214eの欄に"0"が登録された台数を確認する。バッテリ交換フラグ214eの欄に"0"が登録された台数が1台以上ある場合には、ステップS195に戻る。
【0069】
一方、バッテリ交換フラグ214eの欄に"0"が登録された台数が0台である場合には、ステップS215に進み、テーブル生成部231は、バッテリを交換した不足グループのテーブル600の各ノートPCの比較フラグの欄に"0"を登録する。ステップS217において、テーブル生成部231は、充足グループのテーブル500及び不足グループのテーブル600の情報に基づいて、バッテリ情報データベース214のデータを更新し、両グループのデータを初期化する。そして、ステップS165に戻り、バッテリ情報管理部210は、ノートPCデータベース240の最終更新日246を更新する。
【0070】
図14は、本実施形態に係る情報処理システム200における各ノートPCとサーバ201との処理の流れを示すフローチャートである。
【0071】
ステップS221において、通知部221は、バッテリ情報データベース214に登録されたバッテリ交換フラグ214eが“1”である各ノートPCがネットワークに接続されたか否か監視する。接続された場合には、ステップS223において、通知部221は、接続された各ノートPCのユーザに対してバッテリ交換を促す表示を通知する。
【0072】
ステップS225において、各ノートPCは、装着しているバッテリと通知部221から通知された交換対象のノートPCのバッテリとを交換したか否かを確認する通知を表示する。交換した場合には、ステップS227において、各ノートPCは、交換後のバッテリを装着したノートPCの実駆動時間214cを計測して、ノートPCの型番241と、ノートPCの製造番号242と、計測結果とをサーバ201に送信する。
【0073】
ステップS229において、判定部220は、各ノートPCから型番241と、製造番号242と、計測結果とを受信する。ステップS231において、バッテリ検索部230は、実駆動時間214cから希望駆動時間214bを引いた時間差を求めて、希望駆動時間214bが充足されているか不足か確認する。希望駆動時間214bが充足されている場合には、ステップS233において、バッテリ情報管理部210は、バッテリ情報データベース214の交換フラグ214e及び比較フラグに"0"を登録する。
【0074】
一方、希望駆動時間214bが充足されていない場合には、ステップS235に進み、バッテリ検索部230は、正しい交換対象のノートPCとのバッテリ交換をユーザに促す表示を各ノートPCに通知する。
【0075】
そして、ステップS237において各ノートPCは、正しい交換対象のノートPCのバッテリと、装着されているバッテリとを交換すべきことをユーザに促すメッセージを表示する。
【0076】
以上の構成及び動作により、本実施形態によれば、バッテリがノートPCを駆動できる時間がノートPCを駆動させたい時間より短い場合に、ノートPCを駆動させたい時間より長い時間駆動できる他のバッテリを検索してバッテリ無駄なく使うことができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について詳述したが、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステム又は装置も、本発明の範疇に含まれる。
【0077】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide W3eb)サーバも、本発明の範疇に含まれる。
【0078】
[実施形態の他の表現]
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0079】
(付記1)
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理手段と、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定手段と、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定手段が判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理システム。
(付記2)
検索の結果見つかった前記第2バッテリと前記第1バッテリとの交換をユーザに促すメッセージを前記第1バッテリ駆動端末に通知する第1通知手段をさらに備えることを特徴とする付記1に記載の情報処理システム。
(付記3)
前記第1通知手段は、前記実駆動時間に関する情報中に、前記第1希望駆動時間より長い実駆動時間を有する前記少なくとも1つの他のバッテリが存在しない場合に、前記第1バッテリと未使用バッテリとの交換をユーザに促すメッセージを前記第1バッテリ駆動端末に通知することを特徴とする付記2に記載の情報処理システム。
(付記4)
前記第2バッテリを装着した第2バッテリ駆動端末のユーザが希望する第2希望駆動時間と、前記第1バッテリが前記第2バッテリ駆動端末を駆動できると推定される推定駆動時間とを比較する比較手段と、
比較の結果、前記推定駆動時間が、前記第2希望駆動時間より長い場合に、前記第1バッテリと前記第2バッテリとの交換をユーザに促すメッセージを前記第2バッテリ駆動端末に通知する第2通知手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記5)
前記比較手段は、前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を実際に駆動できる第1実駆動時間から前記推定駆動時間を推定することを特徴とする付記4に記載の情報処理システム。
(付記6)
前記第1希望駆動時間に関する情報と、前記少なくとも1つの他のバッテリが前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す希望駆動時間に関する情報とを取得するバッテリ情報取得手段を備えることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記7)
前記バッテリ情報取得手段は、さらに、前記第1バッテリ及び前記少なくとも1つの他のバッテリに関する情報として、前記第1実駆動時間に関する情報と、前記実駆動時間に関する情報とを取得することを特徴とする付記6に記載の情報処理システム。
(付記8)
前記バッテリ情報取得手段は、前記第1実駆動時間に関する情報と前記実駆動時間に関する情報とを、一定間隔おきに更新することを特徴とする付記7に記載の情報処理システム。
(付記9)
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理ステップと、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定ステップと、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定ステップが判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索ステップと、
を備えたことを特徴とする情報処理方法。
(付記10)
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理ステップと、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定ステップと、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定ステップが判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理手段と、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定手段と、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定手段が判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
検索の結果見つかった前記第2バッテリと前記第1バッテリとの交換をユーザに促すメッセージを前記第1バッテリ駆動端末に通知する第1通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第1通知手段は、前記実駆動時間に関する情報中に、前記第1希望駆動時間より長い実駆動時間を有する前記少なくとも1つの他のバッテリが存在しない場合に、前記第1バッテリと未使用バッテリとの交換をユーザに促すメッセージを前記第1バッテリ駆動端末に通知することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第2バッテリを装着した第2バッテリ駆動端末のユーザが希望する第2希望駆動時間と、前記第1バッテリが前記第2バッテリ駆動端末を駆動できると推定される推定駆動時間とを比較する比較手段と、
比較の結果、前記推定駆動時間が、前記第2希望駆動時間より長い場合に、前記第1バッテリと前記第2バッテリとの交換をユーザに促すメッセージを前記第2バッテリ駆動端末に通知する第2通知手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記比較手段は、前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を実際に駆動できる第1実駆動時間から前記推定駆動時間を推定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第1希望駆動時間に関する情報と、前記少なくとも1つの他のバッテリが前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す希望駆動時間に関する情報とを取得するバッテリ情報取得手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記バッテリ情報取得手段は、さらに、前記第1バッテリ及び前記少なくとも1つの他のバッテリに関する情報として、前記第1実駆動時間に関する情報と、前記実駆動時間に関する情報とを取得することを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記バッテリ情報取得手段は、前記第1実駆動時間に関する情報と前記実駆動時間に関する情報とを、一定間隔おきに更新することを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理ステップと、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定ステップと、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定ステップが判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索ステップと、
を備えたことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
第1バッテリを装着した第1バッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動させたいかを示す第1希望駆動時間に関する情報と、少なくとも1つの他のバッテリを装着した少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末をどれだけの時間駆動できるかを示す実駆動時間に関する情報とを、前記第1バッテリ駆動端末及び前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末から収集して管理するバッテリ情報管理ステップと、
前記第1バッテリが前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動できるか否か判定する判定ステップと、
前記第1バッテリでは、前記第1バッテリ駆動端末を前記第1希望駆動時間駆動することができない、と前記判定ステップが判定した場合に、前記少なくとも1つの他のバッテリ駆動端末に装着された前記少なくとも1つの他のバッテリの中から、前記第1希望駆動時間以上に前記第1バッテリ駆動端末を駆動できる第2バッテリを検索するバッテリ検索ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−243209(P2012−243209A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−114853(P2011−114853)
【出願日】平成23年5月23日(2011.5.23)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】