説明

情報処理システム及び情報入力端末

【課題】 情報入力端末の読取操作と情報処理装置の操作を交互に繰り返す必要があるときでも、情報入力端末を置いたり、持ったりする作業をなくして、操作性を向上させる。
【解決手段】 本発明の情報処理システムは、情報コードを読み取る機能を備えた情報入力端末と、この情報入力端末が出力したデータに対して所定の処理を実行するように構成された情報処理装置とから構成されたものにおいて、前記情報処理装置により前記データの処理方法を選択する選択項目を前記表示手段に表示し、前記情報入力端末により前記表示手段に表示された前記選択項目を選択可能に構成し、更に、前記情報処理装置において上記選択情報に基づいてデータ処理を実行するように構成したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報コードを読み取る機能を有する情報入力端末と、この情報入力端末により読み取った情報コードのデータを入力してこのデータに対して所定の処理を実行する情報処理装置とを備えてなる情報処理システム及び情報入力端末に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の情報処理システムの一例として、レジスタ(情報処理装置)と、このレジスタに接続されたバーコードリーダ(情報入力端末)とから構成されたシステムであって、小売店の販売データ処理を実行するシステムがある。このシステムの場合、バーコードリーダで商品等に印刷されたバーコードを読み取り、その読み取ったデータをレジスタに送り、レジスタにおいてそのデータに対して所定の処理を実行するように構成されている。この構成の場合、ユーザーは、バーコードリーダを操作する他に、レジスタのキーボードを操作したり、レジスタのディスプレイに設けられたタッチパネルを操作したりする必要があった。
【特許文献1】特開2001−242989号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記構成の場合、ユーザーがレジスタを操作するとき、即ち、レジスタのキーボード(またはタッチパネル)を操作するときに、バーコードリーダを一旦台上に置かなければならない。このため、ユーザーは、バーコードリーダを置いたり、持ったりする操作をかなり頻繁に繰り返す必要があることから、バーコードリーダの操作性があまり良いとはいえなかった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、情報入力端末の読取操作と情報処理装置の操作を交互に繰り返す必要があるときでも、情報入力端末を置いたり、持ったりする作業をなくすことができ、操作性を向上させることができる情報処理システム及び情報入力端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の情報処理システムは、情報コードを読み取る読取手段と、読み取ったデータを出力する情報出力手段とを備えた情報入力端末と、表示手段と、前記情報入力端末が出力した前記データを入力する情報入力手段とを備え、入力された前記データに対して所定の処理を実行するように構成された情報処理装置とから構成されたシステムにおいて、前記情報処理装置は、入力された前記データの処理方法を選択する選択項目を前記表示手段に表示するように構成されていると共に、前記情報入力端末は、前記表示手段に表示された前記選択項目を選択する選択情報を前記情報出力手段に出力するように構成され、更に、前記情報処理装置は、前記情報入力手段から入力された前記選択情報に基づいてデータ処理を実行する情報処理手段を備えるように構成されているところに特徴を有する。
【0006】
上記構成によれば、情報入力端末によって、情報処理装置の表示手段に表示された選択項目を選択することが可能な構成となるので、情報入力端末の読取操作と情報処理装置の操作を交互に繰り返す必要があるときでも、情報入力端末を置いたり、持ったりする作業をなくすことができる。
【0007】
また、上記構成の場合、前記情報入力端末は、この情報入力端末が移動した距離と移動の方向とを検出する移動量検出手段と、検出された移動距離及び移動方向に相当する移動信号を生成して前記情報出力手段に出力する移動信号生成手段と、前記表示手段に表示された前記選択項目の中の1つを選択したことを示す選択信号を生成して前記情報出力手段に出力する選択信号出力手段とを備え、そして、前記情報処理装置は、前記情報入力手段から入力された前記移動信号に応じて前記表示手段に表示されたポイント画像を移動させて表示する表示制御手段と、前記選択信号出力手段が出力した前記選択信号が入力されたときに、前記ポイント画像が示す位置に表示されている選択項目を選択入力情報として設定する設定手段とを備え、更に、前記情報処理手段は、前記設定手段に設定された前記選択入力情報に基づいてデータ処理を実行するように構成することが好ましい。
【0008】
また、前記情報入力端末の前記移動量検出手段は、前記情報入力端末に、直行するXY座標軸を設定し、前記情報入力端末に加えられたX軸方向及びY軸方向の加速度を検出する加速度センサと、検出された加速度から前記情報入力端末のX軸方向及びY軸方向のそれぞれの移動量を算出する移動量算出手段とを備えていることが好ましい構成である。この場合、前記情報入力端末の本体の一端部に読取口を設け、他端部に把持部を設け、前記一端部または前記他端部の端面部に回転球を回転可能に設けるように構成することがより一層好ましい。
【0009】
更に、前記情報入力端末の前記移動量検出手段は、前記情報入力端末に、直行するXY座標軸を設定し、作業台などの静止面に対して前記情報入力端末が相対的に移動したX軸方向及びY軸方向の移動量を検出するボールマウスまたは光学マウスであることが良い。この場合、前記ボールマウスまたは前記光学マウスは、前記情報入力端末の本体における読取口が設けられた端部に、または、把持部が設けられた端部に配設されていることが好ましい。
【0010】
更にまた、前記情報入力端末を、2次元センサ及び照明光源を備えた2次元コード読取装置で構成すると共に、前記光学マウスを、前記2次元センサ及び前記照明光源で構成することがより一層好ましい構成である。
【0011】
また、前記情報入力端末の前記移動量検出手段は、前記情報入力端末に、直交するXY座標軸を設定し、前記情報入力端末のX軸方向及びY軸方向の移動信号を発生させるXY移動操作手段を備えていることが良い構成である。この場合、前記情報入力端末の前記XY移動操作手段は、トラックボール、トラックポイント、4方向矢印キーのいずれかで構成されていることが好ましい。また、前記情報入力端末の前記XY移動操作手段は、前記情報入力端末により情報コードを読み取るために手で前記情報入力端末を握ったときに、前記手の親指または人差指で操作可能な位置に配設されていることがより一層良い構成である。
【0012】
一方、前記情報入力端末は、モード切り替え情報を読み取ることによって、情報コード読取モードから、前記情報入力端末が移動した距離と移動の方向を検出する検出モードに切り替わるように構成されていることが好ましい。
【0013】
また、前記情報処理装置の前記表示手段は、タッチパネルを備えていると共に、前記情報入力端末は、前記表示手段に表示された表示項目を選択するために、前記タッチパネルにタッチする柔軟な指示手段を備えていることが良い構成である。この場合、前記情報入力端末の前記指示手段は、前記情報入力端末の本体の読取口側の端部の上面に、読み取り方向よりも所定角度だけ上向きになるように配設されていることが好ましい。
【0014】
また、前記情報入力端末の前記指示手段の方向と長さは、読取対象の情報コードと前記情報入力端末との適切な位置関係を示すように設定されていることも好ましい。更に、前記情報入力端末の前記指示手段は、前記情報入力端末の本体に回転可能に設けられていることが良い構成である。
【0015】
一方、前記情報処理装置は、入力された前記データの処理方法を選択する選択項目を前記表示手段に表示し、前記情報入力端末は、トリガスイッチと、前記トリガスイッチが操作されたときに、前記表示手段に表示された前記選択項目を認識して選択情報を出力する情報認識手段とを備え、更に、前記情報処理手段は、前記選択情報に基づいてデータ処理を実行するように構成することが好ましい。この場合、前記情報処理装置は、入力された前記データの処理方法を選択する選択項目を文字で前記表示手段に表示し、前記情報入力端末の情報認識手段は、文字認識することによって選択項目の1つを認識することが良い構成である。
【0016】
また、前記情報処理装置は、入力された前記データの処理方法を選択する選択項目を情報コードで前記表示手段に表示し、前記情報入力端末の情報認識手段は、情報コードを読み取ることによって選択項目の1つを認識することも良い構成である。更に、前記情報コードは、バーコードまたは2次元コードであることが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の第1の実施例について、図1ないし図3を参照しながら説明する。まず、図2は、本実施例の情報処理システム1の全体概略構成を示す斜視図である。この図1に示すように、上記情報処理システム1は、レジスタ(情報処理装置)2と、このレジスタ2にケーブル3を介して接続されたバーコードリーダ(情報入力端末)4とから構成されている。
【0018】
上記バーコードリーダ4は、通常のバーコードリーダとしての機能、即ち、バーコードを読み取る機能と、ポインティングデバイス(いわゆるマウス)としての機能とを有している。ここで、バーコードリーダ4の電気的構成について、図3に示すブロック図を参照して説明する。
【0019】
図3に示すように、バーコードリーダ4は、光学ユニット5、信号処理回路6、画像メモリ7、ROM・RAM8、表示LED9、CPU10、トリガスイッチ11、加速度センサ12、データI/F13及びマウスI/F14から構成されている。光学ユニット5は、受光センサ15と照明用LED16と結像レンズ17とから構成されている。受光センサ15は、例えば1次元タイプのCCDセンサで構成されている。
【0020】
上記構成の場合、照明用LED16から発光された光は紙や物品等に印刷された情報コードである例えばバーコード(図1参照)18に照射されてこれを照明し、バーコード18からの反射光は結像レンズ17を介して受光センサ15上に結像されるように構成されている。そして、受光センサ15はバーコード18の反射光を受光して受光信号を出力し、この受光信号は、信号処理回路6を介してデジタル信号(画像データ)に変換され、この画像データは画像メモリ7に記憶されるように構成されている。
【0021】
CPU10は、上記画像データに基づいて前記バーコード18をデコードすることにより、バーコード18を光学的に読み取るように構成されている。そして、読取結果であるデコード結果(デコードデータ)は、データI/F13を介してケーブル3を通り、レジスタ2へ送信されるように構成されている。この場合、光学ユニット5、信号処理回路6、画像メモリ7及びCPU10等で、バーコード(情報コード)18を読み取る読取手段が構成されている。そして、CPU10及びデータI/F13等で、読み取ったデータを出力する情報出力手段が構成されている。
【0022】
また、加速度センサ12は、バーコードリーダ4のX軸方向の加速度及びY軸方向の加速度を検出して、これら2つの加速度検出信号をCPU10へ与えるように構成されている。CPU10は、上記検出されたX軸方向の加速度及びY軸方向の加速度に基づいて、バーコードリーダ4のX軸方向及びY軸方向のそれぞれの移動量(即ち、バーコードリーダ4が移動した距離と移動の方向に相当するデータであると共に、周知構成のマウスから出力される信号(データ)に相当するものである)を算出し、これら各移動量をマウスI/F14を介してケーブル3を通して、レジスタ2へ送信するように構成されている。この場合、CPU10が移動量算出手段を構成している。また、加速度センサ12とCPU10とから、移動量検出手段が構成されている。
【0023】
一方、レジスタ2は、通常のレジスタとしての機能と、上記バーコードリーダ4が出力したデータ(バーコード18の読取データ)を入力する情報入力手段としての機能と、この入力されたデータに対して所定の処理を実行する情報処理手段としての機能とを備えている。そして、レジスタ2は、ディスプレイ(表示手段)19やキーボード20などを備えている。尚、ディスプレイ19の表面には、タッチパネルを設けることが好ましい。
【0024】
次に、上記システムの動作、特には、バーコードリーダ4をいわゆるマウスとして使用するモードの動作について説明する。尚、バーコードリーダ4を、通常のバーコードリーダとして使用するモードのときは、周知構成のバーコードリーダとレジスタからなる情報処理システムと同様に動作するように構成されている。
【0025】
さて、バーコードリーダ4をポインティングデバイスとして使用するモードに切り替えたい場合には、モード切り替えを指示するバーコード21(図1参照)を、バーコードリーダ4で読み取る。すると、バーコードリーダ4は、ポインティングデバイスとして使用するモードに切り替わる。尚、ポインティングデバイスとして使用するモードであるときに、上記バーコード21をバーコードリーダ4で読み取ると、バーコードリーダ4は、通常のバーコードリーダとして使用するモードに切り替わる。即ち、上記バーコード21をバーコードリーダ4で読み取る毎に、モードが切り替わるように構成されている。尚、モード切り替え用の上記バーコード21は、レジスタ2の本体の適当な部位や、レジスタ2の周辺(台の上やバーコードリーダ4の置き台の上など)の適当な部位などに配設されている。
【0026】
また、レジスタ2のディスプレイ19には、入力されたデータ(バーコードの読取データ)の処理方法を選択する選択項目が表示されている(図1参照)。この状態で、バーコードリーダ4をポインティングデバイスとして使用するモードに切り替わると、図1に示すように、バーコードリーダ4のポインタ(即ち、ポインティングデバイスのポインタの画像に相当するもの)22がディスプレイ19上の適当な位置に表示される。
【0027】
上記状態で、ユーザーがバーコードリーダ4を移動操作すると、その移動距離及び方向に対応するように、レジスタ2のディスプレイ19の画面上でポインタ22が移動表示されるように構成されている。この場合、バーコードリーダ4の加速度センサ12によりバーコードリーダ4のX軸方向の加速度及びY軸方向の加速度が検出されると共に、これら2つの加速度検出信号に基づいてCPU10が、バーコードリーダ4のX軸方向及びY軸方向のそれぞれの移動量、即ち、バーコードリーダ4が移動した距離と移動の方向に相当するデータであると共に、ポインティングデバイスから出力される信号(データ)に相当するものを算出し、これら各移動量をマウスI/F14を介してケーブル3を通してレジスタ2へ送信する。そして、これらのデータ信号を受けてレジスタ2は、ディスプレイ19上においてポインタ22を移動表示するように構成されている。尚、レジスタ2には、パソコンにおいてポインティングデバイス(例えばマウス)のポインタを移動表示する制御を実現する機能(即ち、プログラム)とほぼ同じ機能が組み込まれている(現在のPOSレジスタはWindows(登録商標)マシンであるものが多い)。
【0028】
そして、ディスプレイ19に表示されている選択項目を、バーコードリーダ4によって選択する場合には、ポインタ22を上記選択項目の上に位置するように、バーコードリーダ4を移動操作した後、バーコードリーダ4の例えばトリガスイッチをオン操作すると、上記選択項目を選択する選択情報(選択データ信号)がバーコードリーダ4からレジスタ2へ送信されるように構成されている。これにより、ユーザーは、バーコードリーダ4を操作するだけで、ディスプレイ19に表示されている選択項目、即ち、例えば「精算」(図1参照)というデータ処理方法を選択することができる構成となっている。
【0029】
尚、バーコードリーダ4をポインティングデバイスとして使用するモードであるときに、バーコードリーダ4により次のバーコードを読み取る操作を実行すると、バーコードリーダ4の動作モードが通常のバーコードリーダとして使用するモードに自動的に切り替わるように構成されている。
【0030】
このような構成の本実施例においては、バーコードリーダ4によりレジスタ2のディスプレイ19に表示された選択項目を選択して選択情報をレジスタ2へ出力すると共に、レジスタ2において、バーコードリーダ4からの選択情報に基づいてデータ処理を実行するように構成したので、バーコードリーダ4によってレジスタ2のディスプレイ19に表示された選択項目を選択することが可能な構成となる。このため、バーコードリーダ4の読取操作とレジスタ2の操作を交互に繰り返す必要があるときでも、バーコードリーダ4を置いたり、持ったりする作業をなくすことができる。
【0031】
また、上記実施例においては、バーコードリーダ4が移動した距離と移動の方向とを検出する移動量検出手段を加速度センサ12及びCPU10で構成し、検出された移動距離及び移動方向に相当する移動信号を生成してマウスI/F(情報出力手段)14に出力する移動信号生成手段をCPU10で構成し、レジスタ2のディスプレイ19に表示された選択項目の中の1つを選択したことを示す選択信号を生成してマウスI/F(情報出力手段)14に出力する選択信号出力手段を、トリガスイッチ11及びCPU10で構成した。このため、バーコードリーダ4をポインティングデバイスとして使用する構成を簡単な構成にて容易に実現することができる。
【0032】
そして、上記実施例では、レジスタ2に、バーコードリーダ4が出力したデータを入力する情報入力手段としての機能と、バーコードリーダ4から出力された移動信号に応じてディスプレイ19に表示されたポイント画像を移動させて表示する表示制御手段としての機能と、バーコードリーダ4から出力された選択信号が入力されたときに、ポイント画像が示す位置に表示されている選択項目を選択入力情報として設定する設定手段としての機能とを備えるように構成した。これにより、レジスタ2に接続されたバーコードリーダ4をポインティングデバイスとして使用することが可能となる。
【0033】
また、上記実施例においては、加速度センサ12により、バーコードリーダ4に直行するXY座標軸を設定し、バーコードリーダ4に加えられたX軸方向及びY軸方向の加速度を検出すると共に、CPU10により、上記検出された各加速度からバーコードリーダ4のX軸方向及びY軸方向のそれぞれの移動量を算出するように構成した。これにより、移動量検出手段を具体的に実現することができる。尚、CPU10は、移動量算出手段としての機能を実現している。
【0034】
さて、上記実施例のバーコードリーダ4を移動操作するに際しては、例えば、台の上面においてバーコードリーダ4を滑らせるようにしてX軸及びY軸方向へ移動させるように操作すると、操作性が良い。この場合、バーコードリーダ4の滑り移動を良くするための構成を追加することが好ましい。
【0035】
具体的には、図4に示す本発明の第2の実施例においては、バーコードリーダ4の本体23における読取口24を設けた一端部23aの端面部に回転球25を回転可能に設けた。この構成の場合、バーコードリーダ4を移動操作するときには、台の上面にバーコードリーダ4の回転球25を接触させながらバーコードリーダ4を滑らせるように操作すれば良い。これにより、バーコードリーダ4の手振れを大幅に低減することができ、バーコードリーダ4の移動の操作性を向上させることができる。尚、上記第2の実施例のバーコードリーダ4においては、トリガースイッチ11は本体23の下面のほぼ中央部に配設されている。
【0036】
また、図5に示す本発明の第3の実施例においては、バーコードリーダ4の本体26における把持部(グリップ部)27を設けた他端部26bの端面部(下面部)に回転球28を回転可能に設けた。この構成の場合、バーコードリーダ4を移動操作するときには、台の上面にバーコードリーダ4の把持部27の回転球28を接触させながらバーコードリーダ4を滑らせるように操作すれば良い。これにより、バーコードリーダ4の手振れを大幅に低減することができ、バーコードリーダ4の移動の操作性を向上させることができる。尚、上記第3の実施例のバーコードリーダ4は、いわゆるガンタイプのバーコードリーダである。
【0037】
また、図6は、本発明の第4の実施例を示すものである。尚、第1の実施例と同一構成には、同一符号を付している。この第4の実施例においては、ボールマウス29をバーコードリーダ4に組み込むように構成した。上記ボールマウス29は、図6に示すように、ボール30と、このボール30の回転を検出することによりバーコードリーダ4本体のX軸方向の移動量を検出するX軸方向センサ31と、ボール30の回転を検出することによりバーコードリーダ4本体のY軸方向の移動量を検出するY軸方向センサ32とを備えて構成されている。
【0038】
上記構成の場合、X軸方向センサ31及びY軸方向センサ32は、周知構成のボールマウスと同じ検出信号(即ち、X軸方向移動量検出信号及びY軸方向移動量検出信号)をマウスI/F14及びケーブル3を介してレジスタ2へ送信するように構成されている。
【0039】
尚、上述した以外の第4の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第4の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0040】
また、上記第4の実施例では、ボールマウス29を用いたが、これに代えて、図7に示す第5の実施例のように、光学マウス33を用いるように構成しても良い。光学マウス33は、図7(a)に示すように、照明用LED34と、2次元センサからなる受光センサ35と、結像レンズ36とから構成されている。受光センサ35は、信号処理回路を内蔵しており、照明用LED34からの光の反射光を受光することにより、周知構成の光学マウスと同じ検出信号(即ち、バーコードリーダ4のX軸方向移動量検出信号及びY軸方向移動量検出信号)を出力するように構成されている。そして、光学式マウスパッドとして、特開2004−355655号公報のような一般的なマウスパッドを使用することにより、更に正確に移動量が測定できる。
【0041】
そして、バーコードリーダ4の本体37における光学マウス33が配設された端部37aの端面部の四隅部、即ち、台の上面と接触する部位には、突起37bが設けられている。これら突起37bは、硬く滑り易い樹脂製の部材で構成されている。これにより、光学マウス33が配設された端部37aを台の上面に当接させながら移動させるときに、その移動が滑らかに実行され、また、受光センサに像を結ぶ最適距離を維持するようになる。尚、上述した以外の第5の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第5の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0042】
また、上記第5の実施例の突起37bを、前記した第1ないし第4の実施例のバーコードリーダ4に設けるように構成しても良い。
更に、図8に示す第6の実施例のように、ガンタイプのバーコードリーダ4の本体38の把持部38aの下端面部38bに光学マウス33を設けるように構成しても良い。この構成の場合、把持部38aの下端面部38bの四隅部に、上記した突起37bと同じ材質の突起38cを設けている。そして、上述した以外の第6の実施例の構成は、第5の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第6の実施例においても、第5の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0043】
尚、バーコードリーダ4の読み取り部の光学ユニットの受光センサ15として、例えば2次元センサが組み込まれている場合は、光学マウスの照明用LED34および受光センサ35を、バーコードリーダ4の照明用LED16および受光センサ15(2次元センサ)と兼用するようにしてもよい。
【0044】
この場合、2次元センサの全画素を使用してX軸方向の移動量とY軸方向の移動量とを測定するのではなく、2次元センサの一部分(所定領域)の画素を使用して測定することにより、移動量の測定処理を高速化することができる。なお、上述した所定領域の大きさとしては、光学式マウスパッドの網目パターン(コア)の1つより若干大きい範囲であればよい。
【0045】
また、上記の光学マウス兼バーコードリーダであっても、光学式マウスパッドを使用すれば、光学マウスと同様に、移動量の測定を正確に行うことができる。
また、ボールマウス29や光学マウス33の代わりに、XY移動操作手段である例えばトラックボールやトラックポイント(アキュポイント)や4方向矢印キー(カーソル移動キー)を用いるように構成しても良い。トラックボールを用いる構成を、図9に示す。図9は、本発明の第7の実施例を示すものである。この図9に示すように、バーコードリーダ4に設けたトラックボール39は、ボール40と、X軸変位センサ41と、Y軸変位センサ42と、X軸移動量信号発生回路43と、Y軸移動量信号発生回路44とから構成されている。
【0046】
X軸移動量信号発生回路43及びY軸移動量信号発生回路44は、X軸変位センサ41及びY軸変位センサ42からの各検出信号を受けて、周知構成のマウスと同じ検出信号、即ち、バーコードリーダ4のX軸方向移動量検出信号及びY軸方向移動量検出信号を出力するように構成されている。これ以外の構成は、第5の実施例とほぼ同じ構成となっている。従って、第7の実施例においても、第5の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。また、トラックポイントを用いる構成の場合も、上記第7の実施例とほぼ同様に構成することができ、図示することを省略する。
【0047】
尚、上記実施例で使用するトラックボールやトラックポイントとしては、ノートブック型のパソコンで使用されている周知構成のトラックボールやトラックポイントを適宜使用すれば良い。
【0048】
図10及び図11は、本発明の第8の実施例を示すものである。図10に示すように、4方向矢印キー45は、右方向移動キー45a、左方向移動キー45b、上方向移動キー45c、下方向移動キー45d、決定キー45e、X軸移動量信号発生回路46、Y軸移動量信号発生回路47、決定信号発生回路48から構成されている。X軸移動量信号発生回路46及びY軸移動量信号発生回路47は、右方向移動キー45a、左方向移動キー45b、上方向移動キー45c、下方向移動キー45dからの各検出信号を受けて、周知構成のマウスと同じ検出信号、即ち、バーコードリーダ4のX軸方向移動量検出信号及びY軸方向移動量検出信号を出力するように構成されている。決定信号発生回路48は、決定キー45eからの信号を受けて、決定信号を出力するように構成されている。
【0049】
そして、上記した構成の4方向矢印キー45は、図11に示すように、バーコードリーダ4の本体の上面部の中間部位に配設されている。この配設位置は、バーコードリーダ4によりバーコードを読み取るために手でバーコードリーダ4を握ったときに、手の親指または人差指で4方向矢印キー45を操作可能な位置である。上述した以外の第8の実施例の構成は、第5の実施例とほぼ同じ構成となっている。従って、第8の実施例においても、第5の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。尚、上記第8の実施例において、決定キー45eを設けることを止めて、バーコードリーダ4のトリガースイッチを決定キーとして用いるように構成しても良い。また、決定キー45eを設けたまま、バーコードリーダ4のトリガースイッチを決定キーとして用いるように構成しても良い。
【0050】
更にまた、図12に示す第9の実施例、即ち、ガンタイプのバーコードリーダ4の場合、4方向矢印キー45を、バーコードリーダ4の本体の上面部の後端部(図12中の右端部)に配設するように構成しても良い。この配設位置は、バーコードリーダ4によりバーコードを読み取るために手でバーコードリーダ4を握ったときに、手の親指または人差指で4方向矢印キー45を操作可能な位置である。そして、このように構成すると、ガンタイプのバーコードリーダ4の場合の4方向矢印キー45の操作性が良くなる。
【0051】
図13ないし図15は、本発明の第10の実施例を示すものである。この第10の実施例においては、図13及び図15に示すように、バーコードリーダ4の本体49の上面部における読み取り口側に端部に、指示手段50が回転可能に配設されている。この指示手段50は、レジスタ2のディスプレイ19の表面に設けられたタッチパネル51(図14参照)をタッチ操作するための棒状部材であり、柔軟な部材、例えばゴムラバーにより形成されている。
【0052】
更に、この指示手段50は、バーコードリーダ4の本体49の読取口側の端部の上面において、読み取り方向よりも所定角度だけ上向きとなるように配設されている(図14参照)。この構成の場合、指示手段50によりタッチパネル51にタッチすることにより、ディスプレイ19に表示された表示項目を選択することが可能なように構成されている。
【0053】
図16は、本発明の第11の実施例を示すものである。この第11の実施例においては、図16に示すように、指示手段50の方向と長さが、読取対象のバーコード(情報コード)とバーコードリーダ4との適切な位置関係を表わすように構成した。即ち、指示手段50の長さは、バーコードリーダ4と読取対象のバーコードとの適切な距離に対応するようになっていると共に、指示手段50の方向は、バーコードリーダ4の読取部の光軸と平行となるように構成されている。上述した以外の構成は、第10の実施例とほぼ同じ構成となっている。従って、第11の実施例においても、第10の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0054】
尚、第10または第11の実施例のバーコードリーダ4には、前記した第1ないし第9の実施例に示したポインティングデバイス(いわゆるマウス)としての機能を組み込む必要がない。もちろん、ポインティングデバイスとしての機能を組み込むように構成しても良い。
【0055】
一方、図17ないし図19は、本発明の第12の実施例を示すものである。この第12の実施例においては、バーコードリーダ4により、レジスタ2のディスプレイ19に表示された選択項目を認識するように構成した。即ち、バーコードリーダ4は、選択項目を認識すると共に、認識した選択情報を出力する機能(情報認識手段)を備えている。この場合、バーコードリーダ4は、図18及び図19に示すように、ポインタ光51で示された読取領域52内の文字等を例えば文字認識することにより、選択項目を認識するように構成されている。そして、上記認識した結果(選択情報)をレジスタ2のディスプレイ19(またはバーコードリーダ4のディスプレイ)に表示した後、バーコードリーダ4の例えばトリガスイッチ11を操作することにより、上記選択情報を選択することが可能なように構成されている。
【0056】
尚、上述した以外の第12の実施例の構成は、第11の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第12の実施例においても、第11の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0057】
また、上記第12の実施例においては、バーコードリーダ4により文字認識するように構成したが、これに代えて、情報コード(例えばバーコードや2次元コード等)を読み取って認識するように構成しても良い。例えば、図20ないし図22に示す第13の実施例のように、レジスタ2のディスプレイ19に表示された2次元コード(例えばQRコード)をバーコードリーダ4により読み取って認識するように構成しても良い。そして、上述した以外の第13の実施例の構成は、第12の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第13の実施例においても、第12の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、バーコードリーダの移動操作と、レジスタのディスプレイに表示されたポインタの移動動作などを示す図
【図2】バーコードリーダとレジスタを示す斜視図
【図3】バーコードリーダのブロック図
【図4】本発明の第2の実施例を示すバーコードリーダの斜視図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図4相当図
【図6】本発明の第4の実施例を示す図3相当図
【図7】本発明の第5の実施例を示すもので、(a)は光学マウスのブロック図、(b)は図4相当図
【図8】本発明の第6の実施例を示す図4相当図
【図9】本発明の第7の実施例を示す図7(a)相当図
【図10】本発明の第8の実施例を示す図9相当図
【図11】バーコードリーダの斜視図
【図12】本発明の第9の実施例を示す図11相当図
【図13】本発明の第10の実施例を示す図11相当図
【図14】バーコードリーダの指示手段でタッチパネルを操作する動作を説明する図
【図15】バーコードリーダの指示手段を回転させた動作を説明する図
【図16】本発明の第11の実施例を示すバーコードリーダ4の側面図
【図17】本発明の第12の実施例を示すものであり、レジスタのディスプレイの表示態様を示す図
【図18】文字認識する対象の一例を示す図
【図19】文字認識する対象の他の例を示す図
【図20】本発明の第13の実施例を示す図17相当図
【図21】図18相当図
【図22】図19相当図
【符号の説明】
【0059】
図面中、1は情報処理システム、2はレジスタ(情報処理装置)、4はバーコードリーダ(情報入力端末)、5は光学ユニット、6は信号処理回路、9は表示LED、10はCPU(移動信号生成手段)、11はトリガスイッチ、12は加速度センサ(移動量検出手段)、13はデータI/F(情報出力手段)、14はマウスI/F(情報出力手段)、15は受光センサ、16は照明用LED、18はバーコード、19はディスプレイ(表示手段)、20はキーボード、21はバーコード、22はポインタ、23は本体、25は回転球、26は本体、27は把持部、28は回転球、29はボールマウス、30はボール、31はX軸方向センサ、32はY軸方向センサ、33は光学マウス、34は照明用LED、35は受光センサ、37は本体、37bは凸起、38は本体、39はトラックボール、40はボール、41はX軸変位センサ、42はY軸変位センサ、43はX軸移動量信号発生回路、44はY軸移動量信号発生回路、45は4方向矢印キー、46はX軸移動量信号発生回路、47はY軸移動量信号発生回路、48は決定信号発生回路、49は本体、50は指示手段を示す。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報コードを読み取る読取手段と、読み取ったデータを出力する情報出力手段とを備えた情報入力端末と、
表示手段と、前記情報入力端末が出力した前記データを入力する情報入力手段とを備え、入力された前記データに対して所定の処理を実行するように構成された情報処理装置とから構成された情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、入力された前記データの処理方法を選択する選択項目を前記表示手段に表示するように構成されていると共に、
前記情報入力端末は、前記表示手段に表示された前記選択項目を選択する選択情報を前記情報出力手段に出力するように構成され、更に、
前記情報処理装置は、前記情報入力手段から入力された前記選択情報に基づいてデータ処理を実行する情報処理手段を備えるように構成されていることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記情報入力端末は、
この情報入力端末が移動した距離と移動の方向とを検出する移動量検出手段と、
検出された移動距離及び移動方向に相当する移動信号を生成して前記情報出力手段に出力する移動信号生成手段と、
前記表示手段に表示された前記選択項目の中の1つを選択したことを示す選択信号を生成して前記情報出力手段に出力する選択信号出力手段とを備え、
前記情報処理装置は、
前記情報入力手段から入力された前記移動信号に応じて前記表示手段に表示されたポイント画像を移動させて表示する表示制御手段と、
前記選択信号出力手段が出力した前記選択信号が入力されたときに、前記ポイント画像が示す位置に表示されている選択項目を選択入力情報として設定する設定手段とを備え、更に、
前記情報処理手段は、前記設定手段に設定された前記選択入力情報に基づいてデータ処理を実行することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記情報入力端末の前記移動量検出手段は、
前記情報入力端末に直行するXY座標軸を設定し、前記情報入力端末に加えられたX軸方向及びY軸方向の加速度を検出する加速度センサと、
検出された加速度から前記情報入力端末のX軸方向及びY軸方向のそれぞれの移動量を算出する移動量算出手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記情報入力端末の本体の一端部に読取口を設け、他端部に把持部を設け、前記一端部または前記他端部の端面部に回転球を回転可能に設けたことを特徴とする請求項3記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記情報入力端末の前記移動量検出手段は、前記情報入力端末に直行するXY座標軸を設定し、作業台などの静止面に対して前記情報入力端末が相対的に移動したX軸方向及びY軸方向の移動量を検出するボールマウスまたは光学マウスであることを特徴とする請求項2記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記ボールマウスまたは前記光学マウスは、前記情報入力端末の本体における読取口が設けられた端部に、または、把持部が設けられた端部に配設されていることを特徴とする請求項5記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記情報入力端末は、2次元センサ及び照明光源を備えた2次元コード読取装置で構成されていると共に、
前記光学マウスは、前記2次元センサ及び前記照明光源で構成されていることを特徴とする請求項5または6記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記情報入力端末の前記移動量検出手段は、
前記情報入力端末に、直交するXY座標軸を設定し、前記情報入力端末のX軸方向及びY軸方向の移動信号を発生させるXY移動操作手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記情報入力端末の前記XY移動操作手段は、トラックボール、トラックポイント、4方向矢印キーのいずれかで構成されていることを特徴とする請求項8記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記情報入力端末の前記XY移動操作手段は、前記情報入力端末により情報コードを読み取るために手で前記情報入力端末を握ったときに、前記手の親指または人差指で操作可能な位置に配設されていることを特徴とする請求項9記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記情報入力端末は、モード切り替え情報を読み取ることによって、情報コード読取モードから、前記情報入力端末が移動した距離と移動の方向を検出する検出モードに切り替わるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記情報処理装置の前記表示手段は、タッチパネルを備えていると共に、
前記情報入力端末は、前記表示手段に表示された表示項目を選択するために、前記タッチパネルにタッチする柔軟な指示手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記情報入力端末の前記指示手段は、前記情報入力端末の本体の読取口側の端部の上面に、読み取り方向よりも所定角度だけ上向きになるように配設されていることを特徴とする請求項12記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記情報入力端末の前記指示手段の方向と長さは、読取対象の情報コードと前記情報入力端末との適切な位置関係を示すように設定されていることを特徴とする請求項12記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記情報入力端末の前記指示手段は、前記情報入力端末の本体に回転可能に設けられていることを特徴とする請求項12ないし14のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項16】
前記情報処理装置は、入力された前記データの処理方法を選択する選択項目を前記表示手段に表示し、
前記情報入力端末は、
トリガスイッチと、
前記トリガスイッチが操作されたときに、前記表示手段に表示された前記選択項目を認識して選択情報を出力する情報認識手段とを備え、更に、
前記情報処理手段は、前記選択情報に基づいてデータ処理を実行することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
【請求項17】
前記情報処理装置は、入力された前記データの処理方法を選択する選択項目を文字で前記表示手段に表示し、
前記情報入力端末の情報認識手段は、文字認識することによって選択項目の1つを認識することを特徴とする請求項16記載の情報処理システム。
【請求項18】
前記情報処理装置は、入力された前記データの処理方法を選択する選択項目を情報コードで前記表示手段に表示し、
前記情報入力端末の情報認識手段は、情報コードを読み取ることによって選択項目の1つを認識することを特徴とする請求項16記載の情報処理システム。
【請求項19】
前記情報コードは、バーコードまたは2次元コードであることを特徴とする請求項18記載の情報処理システム。
【請求項20】
請求項1ないし19のいずれかに記載の情報処理システムに使用される情報入力端末。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2006−201947(P2006−201947A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−11641(P2005−11641)
【出願日】平成17年1月19日(2005.1.19)
【出願人】(501428545)株式会社デンソーウェーブ (1,155)
【出願人】(399131770)デンソーエレックス株式会社 (10)
【Fターム(参考)】