説明

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

【課題】記録された番組と番組内容情報の管理を容易にする。
【解決手段】ステップS1において、電源投入時もしくは新規メタデータのダウンロード完了時であると判定され、ステップS2において、機器内の全てのメタデータについて調査していないと判定された場合、ステップS3に進み、識別子が付与されたセグメント群を有するメタデータが存在するか否かが判定される。識別子が付与されたセグメント群を有するメタデータが存在すると判定された場合、ステップS4乃至S6において、検出された識別子をタイトルとするリスト、もしくは新規に作成されたリストに、序数およびそのメタデータが対応する番組の特定情報が登録される。そして、機器内の全てのメタデータが調査されると、ステップS8において、リスト毎に序数の小さい順に要素が並べ替えられて、ひとつのセグメント群からなるメタデータが生成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、あるテーマに基づいて仮想的な番組を構成する場合において、番組と番組に関する番組内容情報との管理を容易にするようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、ハードディスクレコーダが商品化され、一般家庭に普及しつつある。このハードディスクレコーダによれば、放送されているコンテンツをそのまま記録し、ユーザが希望する任意のタイミングにおいて視聴することができる。また、記録媒体としてディスクが使用されているため、磁気テープに較べてランダムアクセスが容易であり、放送されたコンテンツの中の一部の映像のみを適宜ピックアップして再生するように編集することが可能となる。
【0003】
これにより、ユーザは、自分好みに編集した仮想的な番組をハードディスクに記録させることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、あるテーマに基づいて、仮想的な番組が構成される場合、その仮想的番組に関する情報(メタデータ)が1つのファイルとして扱われる。
【0005】
しかしながら、複数の仮想的番組が存在するような場合、ハードディスクレコーダに記録された実在の番組に関する情報と、ユーザによって構成(編集)された仮想の番組に関する情報の関係が、多対多の相互参照の関係になる。
【0006】
すなわち、例えば、図1に示されるように、記録された番組A、番組B、および番組Cに対し、複数の番組内部に関する情報(メタデータ)の存在を許可する場合において、複数の番組をまたぐセグメント群(仮想的番組)のメタデータ(図1の例の場合、番組A,B,Cをまたぐセグメント群のメタデータと、番組B,Cをまたぐセグメント群のメタデータ)が記述されると、記録された番組とメタデータの関係は、多対多になる。
【0007】
ところが、図1の例において、番組Bを削除しようとすると、番組Bのみに関するメタデータはそのまま削除すればよいが、セグメント群のメタデータからは、番組Bに関連する部分のみを削除する必要が生じる。また、再生時においても、番組Bが削除されていることを考慮して、複数の番組にまたがるセグメント群の再生を行わなければならず、再生処理が煩雑になる。
【0008】
このように、記録された番組を物理的に削除する場合、仮想的番組情報を削除できるか否かを、記録されている番組とつき合わせながら調べる必要があり、番組と番組内容情報の管理が煩雑になる課題があった。
【0009】
また、メタデータをネットワークを介して他の装置から取得する場合にも、複数番組にまたがるセグメント群のメタデータを取得するために、どの番組がハードディスク上に記録されているのか否かを把握する必要があり、操作が煩雑であった。
【0010】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、番組と番組内容情報の関係を1対多にすることで、記録された番組と番組内容情報の管理を容易にするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一側面の情報処理装置は、コンテンツに関する情報であるメタデータを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段により記憶されている前記メタデータから、前記メタデータを識別するために前記メタデータに付与されている識別子のうち、特定の識別子が付与された情報を第1の情報として検索する検索手段と、前記特定の識別子ごとに登録されるリストを記憶する第2の記憶手段と、前記検索手段により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に対応する前記リストが前記第2の記憶手段に存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索手段により検索された前記第1の情報に対応する前記コンテンツを特定する特定情報を登録する登録手段とを備える。
【0012】
前記登録手段により前記リストに登録された前記特定情報に対応する前記第1の情報を再構成して第2の情報を構成する構成手段を更に備えさせるようにすることができる。
【0013】
前記判定手段による判定の結果、前記リストが存在しないと判定された場合、前記検索手段により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に基づいて、前記リストを作成する作成手段を更に備えさせるようにすることができ、前記登録手段には、前記作成手段により作成された前記リストに、または、前記判定手段による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索手段により検索された前記第1の情報に対応する前記コンテンツを特定する特定情報を登録させるようにすることができる。
【0014】
前記検索手段には、電源がオンされた場合、または、新たな前記第1の情報が前記第1の記憶手段に記憶された場合、前記第1の記憶手段により記憶されている情報から、前記識別子が付与された前記第1の情報を検索させるようにすることができる。
【0015】
前記第1の情報には、序数が記述されているものとすることができ、前記構成手段には、前記序数に基づいて、複数の前記第1の情報を並べ替え、複数の前記コンテンツをまたいだ情報である前記第2の情報を構成させるようにすることができる。
【0016】
前記第1および第2の情報は、前記コンテンツの所定の期間に対応する情報である複数のセグメントを含んで構成されるものとすることができる。
【0017】
前記第2の情報は、複数の前記コンテンツの所定の期間に対応する情報であるセグメントにより再構成された、仮想的番組に対応するセグメント群であるものとすることができる。
【0018】
前記第2の情報には、前記仮想的番組のタイトルに対応する情報が含まれているものとすることができる。
【0019】
前記メタデータは、前記コンテンツを特定する前記特定情報と前記コンテンツの所定の期間に対応する情報であるセグメントとを含むものとすることができ、1つの前記コンテンツには、少なくとも1つの前記メタデータが対応されるものとすることができる。
【0020】
前記特定情報には、放送された前記コンテンツの放送地域を示す情報が含まれるものとすることができる。
【0021】
前記特定情報には、放送された前記コンテンツの放送ネットワークを示す情報が含まれるものとすることができる。
【0022】
前記特定情報には、放送された前記コンテンツの放送開始時刻および放送終了時刻を示す情報が含まれるものとすることができる。
【0023】
前記セグメントには、開始時刻の相対時刻および終了時刻の相対時刻を示す情報が含まれるものとすることができる。
【0024】
前記セグメントには、識別情報が含まれるものとすることができる。
【0025】
前記第1の情報には、前記コンテンツを特定する前記特定情報が含まれるものとすることができる。
【0026】
本発明の一側面の情報処理方法は、コンテンツに関する情報であるメタデータを記録する第1の記憶部と、前記メタデータを識別するために前記メタデータに付与されている識別子のうち、特定の識別子ごとに登録されるリストを記憶する第2の記憶部とを有する情報処理装置の情報処理方法であって、前記第1の記憶部に記憶されている前記メタデータから、特定の前記識別子が付与された情報を第1の情報として検索する検索ステップと、前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に対応する前記リストが前記第2の記憶部に存在するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップの処理による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に対応するコンテンツを特定する特定情報を登録する登録ステップとを含む。
【0027】
本発明の一側面のプログラムは、コンテンツに関する情報であるメタデータを記録する第1の記憶部に記憶されている情報を基に、第2の記憶部へ、前記メタデータを識別するために前記メタデータに付与されている識別子のうち、特定の識別子ごとに登録されるリストを記憶する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の記憶部に記憶されている前記メタデータから、特定の前記識別子が付与された情報を第1の情報として検索する検索ステップと、前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に対応する前記リストが前記第2の記憶部に存在するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップの処理による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に対応するコンテンツを特定する特定情報を登録する登録ステップとを含むことを特徴とする処理をコンピュータに実行させる。
【0028】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、コンテンツに関する情報であるメタデータが記録され、記憶されているメタデータから、メタデータを識別するためにメタデータに付与されている識別子のうち、特定の識別子が付与された情報が第1の情報として検索され、検索された第1の情報に付与されている識別子に対応するリストが存在するか否かが判定され、リストが存在すると判定された場合、存在したリストに、検索された第1の情報に対応するコンテンツを特定する特定情報が登録される、
【発明の効果】
【0029】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムによれば、識別子が付与された第1の情報を検索し、検索された第1の情報に付与されている識別子に対応するリストが存在するか否かを判定し、リストが存在すると判定された場合、リストに、検索された第1の情報を登録するようにしたので、記録された番組と番組内容情報の管理を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0031】
図2は、本発明を適用したハードディスクレコーダの構成例を示すブロック図である。
【0032】
チューナ1は、地上波、通信衛星あるいは放送衛星からのテレビジョン信号を受信し、抽出した映像信号を、映像信号処理回路3に出力し、音声信号を音声信号処理回路2に出力する。また、チューナ1は、受信された映像信号と音声信号を、MPEG(Moving Picture Expert Group)エンコーダ/デコーダ/VRAM(Video Random Access Memory)4に供給する。MPEGエンコーダ/デコーダ/VRAM4は、入力された信号をMPEG方式でエンコードし、ハードディスクで構成されるストレージ12に供給し、記録させる。
【0033】
また、チューナ1は、番組に関するEPG(Electrical Program Guide)を(コンテンツのインデックスやセグメントに関する情報を含むメタデータも含まれる場合は、メタデータも)受信し、ストレージ12に供給し、記憶させる。ストレージ12には、この他、チューナ1で受信した信号を録画するとき、その録画開始時刻や録画時間の長さ、受信録画した放送チャンネル、その番組の属するジャンルなども記憶される。
【0034】
なお、メタデータは、インデックスとセグメントを含んでおり、インデックスは、そのコンテンツの所定の時刻と対応しており、その時刻のコンテンツに関するコメントやアイコンが付加されている。セグメントは、そのコンテンツの、例えば、ハイライトシーンなどのような、所定の期間に対応しており、その開始時刻、終了時刻、コメント、およびアイコンなどが付加されている。
【0035】
任意の数のセグメントにより、ストーリが構成されている場合には、このストーリもストレージ12に蓄積される。
【0036】
また、MPEGエンコーダ/デコーダ/VRAM4は、ストレージ12より再生された信号を、MPEG方式でデコードし、映像データを、内蔵するVRAMに一旦書き込み、そこから再び読み出して、映像信号処理回路3に出力する。また、再生された音声データは、デコードされた後、音声信号処理回路2に出力される。
【0037】
映像信号処理回路3は、入力された映像信号に所定の処理を施した後、それをアナログ信号に変換し、ディスプレイ32に出力し、表示させる。音声信号処理回路2は、入力された音声信号に対して所定の処理を施した後、アナログ信号に変換してスピーカ31に出力する。
【0038】
ストレージ12には、また、映像または音声のコンテンツ以外に、映像信号が記録される際の情報データ(例えば、放送日時、チャンネルなど)も記録される。ストレージ12には、さらに、OS(Operation System)、アプリケーションプログラム、アプリケーションプログラム固有のデータなども保存されている。
【0039】
不揮発性RAM(Random Access Memory)11には、このハードディスクレコーダの固有のID情報、ユーザのID情報、ユーザの居住している地域情報などが格納される。ROM(Read Only Memory)10には、OS起動のためのモジュールとしてのブートストラップモジュール、その他のプログラムやパラメータデータなどが記憶されている。RAM9には、ROM10やストレージ12からブートストラップモジュール、OS、アプリケーションプログラムなどが必要に応じて展開され、CPU(Central Processing Unit)8により実行される。
【0040】
なお、ストレージ12に蓄積するデータは、例えば、RAM9もしくは不揮発性RAM11などに記録することも可能である。
【0041】
ユーザが、キーボード13またはマウス14を操作して、所定の指令を入力すると、CPU8は、この指令に対応する処理を実行する。時計15は、計時動作を行い、時刻情報を出力する。
【0042】
このハードディスクレコーダには、リモコン受光部7が設けられており、このリモコン受光部7は、リモートコントローラ21の発光部61(図3)がユーザの操作に対応して発生した赤外線信号を受光すると、その赤外線信号に対応する信号をCPU8に出力する。
【0043】
ユーザ操作用のGUI(Graphical User Interface)画面(例えば、再生するビデオコンテンツを一覧表示されたビデオコンテンツの中から選択させるための画面)を表示する場合、CPU8がGUI処理プログラムを実行することにより生成されたGUI表示のイメージデータが、MPEGエンコーダ/デコーダ/VRAM4に供給され、映像信号処理回路3を介してディスプレイ32に出力され、表示される。
【0044】
モデム6は、電話回線/公衆ネットワーク回線33と通信する処理を行う。このモデム6は、OSやアプリケーションプログラムの更新情報を受信したり、ユーザから放送局あるいはデータサーバなどへデータを送信するとき用いられる。また、メタデータが電話回線/公衆ネットワーク回線33より配信される場合には、モデム6はこれを受信する。
【0045】
広帯域ネットワークインターフェース5は、電話回線/公衆ネットワーク回線33のうちの、DSL(Digital Subscribe Line)/CATV(Cable Television)/光ファイバなどの広帯域ネットワークに接続される。広帯域ネットワークインターフェース5は、OSやアプリケーションプログラムの更新情報を受信したり、ユーザから放送局、あるいはデータサーバなどへデータを送信するとき使用される。メタデータが広帯域ネットワークを介して送信される場合にも、広帯域ネットワークインターフェース5が用いられる。
【0046】
このハードディスクレコーダにおいては、入出力インターフェース40を介して、必要に応じて、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、半導体メモリ44が接続されている。
【0047】
図3は、リモートコントローラ21の主にボタンの構成例を表している。
【0048】
後方スキップボタン51と前方スキップボタン57は、それぞれ再生するセグメント(またはインデックス)を後方(時間的に後方)へスキップさせるとき、または前方(時間的に前方)へスキップさせるとき、ユーザにより操作される。巻き戻しボタン52は、再生位置を後方に高速に移動させるとき、操作される。停止ボタン53は、再生を停止させるとき、操作される。一時停止ボタン54は、再生または録画状態を一時的に停止するとき、操作される。再生ボタン55は、再生を開始するとき、操作される。早送りボタン56は、再生位置を前方に早送りするとき、操作される。
【0049】
発光部61は、赤外線発光素子を内部に内蔵しており、これらのボタンが操作されたとき、その操作に対応する赤外線信号をリモコン受光部7に向けて出射する。
【0050】
なお、図示は省略されているが、リモートコントローラ21は、これらのボタン以外にもテンキー、その他の各種のボタンが設けられている。
【0051】
次に、上述したハードディスクレコーダの基本的な動作について説明する。
【0052】
ユーザが、リモートコントローラ21、キーボード13、またはマウス14を操作して所定のコンテンツの受信を指令すると、CPU8は、チューナ1を制御し、指定された放送チャンネルを受信させる。チューナ1は、CPU8の制御に基づいて、指定されたチャンネルの電波を受信し、その復調信号をMPEGエンコーダ/デコーダ/VRAM4に出力する。MPEGエンコーダ/デコーダ/VRAM4は、チューナ1より供給された信号をMPEG方式でエンコードし、ストレージ12に供給し、記憶させる。
【0053】
このようにして、ストレージ12には、コンテンツが記憶される。また、対応するメタデータが、図示せぬサーバから電話回線/公衆ネットワーク回線33を介して伝送され、モデム6により受信され、ストレージ12に記憶される。メタデータはまた、ユーザが独自に生成し、ストレージ12に記憶させておくこともできる。なお、メタデータの例については、図5を参照して後述する。
【0054】
ユーザが、リモートコントローラ21、キーボード13、またはマウス14を操作してメタデータを用いた再生を指令すると、CPU8は、ストレージ12に蓄積されているメタデータを読み出し、その一覧を生成し、MPEGエンコーダ/デコーダ/VRAM4から映像信号処理回路3を介してディスプレイ32に出力し、表示させる。
【0055】
図4は、この場合における表示例を表している。すなわち、この表示例においては、表示部104にメタデータに対応するストーリ(セグメント群)とセグメントの一覧が表示されている。このうちの表示部131には、再生中の番組全体に関する情報が表示される。この例においては、代表的なサムネイル画像と「スキージャンプ」、「1チャンネル(地上波)」、「12月24日 17:00−17:50」の文字が表示されている。ここで、セグメント群とは、放送コンテンツが再構成された仮想的番組のことである。
【0056】
その下の表示部132には、ストーリの一覧が表示されている。この例においては、ストーリ一覧の表示部132の下方に表示されている複数のストーリの中から、表示部133に示されている「日本人選手を4分で特集」のタイトルのストーリが選択されており、そのストーリを構成するセグメントが、表示部141−1乃至141−8に順次表示されている。また、そのストーリの合計の再生時間は、「4分4秒」とされている。
【0057】
表示部141−1には、タイトルが「原田選手、一本目」であり、そのコンテンツにおける再生時刻が「2分56秒」から「3分10秒」までであるセグメントが示されている。
【0058】
また、表示部141−2においては、タイトルが「原田選手、結果」であり、コンテンツ全体に対する相対的再生時刻が「3分30秒」から「3分35秒」であるセグメントが示されている。
【0059】
表示部141−3には、タイトルが「船木選手、一本目」であり、コンテンツ全体に対する相対的位置を表す再生時刻が「3分54秒」から「4分10秒」であるセグメントが示されている。
【0060】
また、この表示部141−3には、現在再生中のセグメントであることを示すマーカ151が表示されている。表示部101には、このセグメントのコンテンツの画像が表示される。
【0061】
以下、同様に、表示部141−4乃至141−8には、タイトルおよびコンテンツ全体に対する相対的位置を表す再生時刻のセグメントがそれぞれ示されている。
【0062】
表示部104の右端部には、スクロールボタン106とスクロールボタン107が表示されるとともに、その間に、スクロールバー105が表示されている。ユーザは、これらのボタンまたはバーを、マウス14を操作することで、表示部104における表示を上下方向にスクロールさせることができる。
【0063】
また、表示部104の下端部には、スクロールボタン109とスクロールボタン110、並びにそれらの間にスクロールバー108が表示されている。これらのボタンまたはバーがマウス14で操作されると、表示部104の表示が左右方向にスクロールされる。
【0064】
表示部104の右側には、コンテンツの画像を表示する表示部101が設けられている。表示部101の下方には、表示部102と表示部103が設けられている。
【0065】
表示部102には、現在位置表示バー121が表示されている。表示部102の左端は、そのストーリ(いまの場合、「日本人選手を4分で特集」のストーリ)が対象とするコンテンツの再生開始時刻に対応しており、その右端は、そのコンテンツの再生終了時刻に対応している。そして、現在位置表示バー121は、そのストーリの再生開始時刻と再生終了時刻により規定される相対的位置に表示される。この現在位置表示バー121の表示位置は、ストーリの再生の進行に伴って、その表示位置が順次変更されることになる。
【0066】
また、表示部102には、現在位置表示バー121だけでなく、セグメントバー122がその再生範囲に対応する位置に表示される。その場合、表示部102の左端は、現在再生中のセグメントが対象とするコンテンツの再生開始時刻に対応しており、その右端は、そのコンテンツの再生終了時刻に対応している、そして、セグメントバー122は、そのセグメントが対象とするコンテンツの再生開始時刻と再生終了時刻により既定される相対的位置に表示される。この現在位置表示バー121の表示位置は、セグメントの再生の進行に伴って、その表示位置が順次変更されることになる。
【0067】
この他、図示は省略するが、インデックスバーなどを表示させることも勿論可能である。その場合、インデックスバーは、インデックスが対象とするコンテンツの再生開始時刻により既定される相対的位置に表示される。
【0068】
表示部102の下方の表示部103には、操作ボタンが表示されている。左端の「<<Skipボタン」は、後方にスキップするとき操作される後方スキップボタン(図3における後方スキップボタン51に対応する)を構成し、「Stopボタン」は、停止ボタン(図3における停止ボタン53)に対応する。「−10秒」ボタンは、再生位置を現在の位置から10秒間分だけ時間的に後方に戻すとき、操作される。
【0069】
「Pause」ボタンは、一時停止ボタンであり、図3における一時停止ボタン54に対応する。「Play」ボタンは、再生を開始するとき、操作される再生ボタンであり、図3における再生ボタン55に対応する。
【0070】
「+10秒」ボタンは、再生位置を現在の位置から10秒間分だけ時間的に前方に移動させるとき、操作されるボタンである。「Skip>>」ボタンは、前方スキップボタンであり、図3における前方スキップボタン57に対応する。
【0071】
表示部103の右端には、表示部101に表示されている画像の現在の表示位置が、時刻を表す数字で表示されている。図4の例の場合、表示部101には、再生開始時刻から「2分52秒」の位置の画像が表示されていることが表されている。
【0072】
図5は、XML(eXtensible Markup Language)形式のメタデータの例を示している。
【0073】
図5の例においては、ブロック201により対象映像が指定されている。<Area id="Tokyo">は、このコンテンツが放送された地域が「東京」であることを示している。また、<Channel network='Terrestrial'>4</Channel>は、「地上波の第4チャンネル」で放送されたコンテンツであることを示している。次の<StartTime>は、このコンテンツの放送開始時刻が「2001年5月30日19時00分」であることを示し、<EndTime>は、その放送終了時刻が「2001年5月30日20時00分」であることを示している。
【0074】
次の映像インデックスメタデータのブロック202は、スキャン時にジャンプするジャンプ先としてのインデックスを示している。この例においては、相対時刻の5分15秒の位置がインデックスとして指定されている。そして、このインデックスの識別(Description)は、「Economic news」とされている。
【0075】
また、映像セグメント群メタデータのブロック203は、seq=1とseq=2の2つのセグメント(segment)を規定している。
【0076】
seq=1のセグメントの開始時刻は、相対時刻で3分22秒とされ、終了時刻は、相対時刻で4分35秒とされる。その識別(Description)は、「Top news」とされる。
【0077】
また、seq=2のセグメントは、開始時刻の相対時刻が5分15秒とされ、終了時刻の相対時刻が6分35秒とされている。そして、このセグメントは「Economic news」で識別(Description)される。
【0078】
映像セグメント群メタデータのブロック203には、この他、アイコン情報やメモ(テキスト)情報などが含まれていてもよい。また、各セグメントにも、アイコン情報やメモ情報などが含まれていてもよい。
【0079】
インデックスとして、映像セグメント群メタデータが作成された場合、再生時にスキャンが指令された場合、映像は、順次、次のインデックス位置までジャンプする動作を繰り返して再生されることになる。
【0080】
これに対して、映像セグメント群メタデータとして指定された場合には、始点と終点で規定される各セグメントの範囲が順次再生されることになる。
【0081】
図6は、セグメント群(仮想的番組)が複数番組をまたがる場合のXML形式のメタデータの例を示している。
【0082】
図6の例においては、メタデータ211−1およびメタデータ211−2からなるメタデータ211が例示されており、第2行目乃至第7行目までの(Targetから/Targetまでの)範囲に、メタデータ211−1が対象とするコンテンツに関する記述がなされ、第17行目乃至第22行目までの(Targetから/Targetまでの)範囲に、メタデータ211−2が対象とするコンテンツに関する記述がなされている。
【0083】
第3行目の<Area id="Tokyo"/>は、メタデータ211−1の放送コンテンツが放送された地域が「東京」であることを示す。第4行目の<Channel network="Terrestrial">4</Network>は、この放送コンテンツが「地上波の第4チャンネル」で放送された放送コンテンツであることを示している。第5行目の<StartTime>は、そのコンテンツの放送開始時刻が「2001年5月30日19時00分」であることを示し、第6行目の<EndTime>は、その放送終了時刻が「2001年5月30日19時59分59秒」であることを示す。第8行目の<Story title="イチロー特集" id="id_ichiro"seq="1">は、その放送コンテンツ(セグメント群)のタイトルが、「イチロー特集」であることを示し、このメタデータ211−1の識別子が「id_ichiro」であることを示している。そして、「id_ichiro」を識別子に持つセグメント群には、序数「1」が指定されている。ここで序数は、図7を用いて後述するセグメント群構成処理において、メタデータの並び替えに用いられる。
【0084】
また、「イチロー特集」のストーリとして、1つのセグメントが例示されており、その開始位置が、「00時01分00秒」の位置とされ、その終了位置が、「00時03分10秒」の位置とされている。その内容を識別するための情報(description)として、「今までの活躍を振り返る」のコメントが記述されている。
【0085】
これらの地域、チャンネル、放送開始時刻と終了時刻に基づいて、メタデータ211−1の放送コンテンツが特定される。
【0086】
第18行目の<Area id="Tokyo"/>は、メタデータ211−2の放送コンテンツが放送された地域が「東京」であることを示す。第19行目の<Channel network="Terrestrial">1</Network>は、この放送コンテンツが「地上波の第1チャンネル」で放送された放送コンテンツであることを示している。第20行目の<StartTime>は、そのコンテンツの放送開始時刻が「2001年6月1日20時00分」であることを示し、第21行目の<EndTime>は、その放送終了時刻が「2001年6月1日20時54分00秒」であることを示す。第23行目の<Story title="イチロー特集" id="id_ichiro"seq="23">は、その放送コンテンツ(セグメント群)のタイトルが、「イチロー特集」であることを示し、このメタデータ211−2の識別子が「id_ichiro」であることを示している。そして、「id_ichiro」を識別子に持つセグメント群には、序数「23」が指定されている。
【0087】
また、「イチロー特集」のストーリとして、1つのセグメントが例示されており、その開始位置が、「00時10分00秒」の位置とされ、その終了位置が、「00時14分25秒」の位置とされている。その内容を識別するための情報(description)として、「今日のイチロー」のコメントが記述されている。
【0088】
これらの地域、チャンネル、放送開始時刻と終了時刻に基づいて、メタデータ211−2の放送コンテンツが特定される。
【0089】
CPU8は、ストレージ12内に記録されている全てのメタデータを検索し、同一の識別子(図6の例の場合、「id_ichiro」)がつけられたセグメント群を結びつけることにより、複数番組をまたぐセグメント群を構成することができる。
【0090】
この場合の処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0091】
ステップS1において、CPU8は、ハードディスクレコーダの電源投入時(機器初期化時)であるか、もしくは、新規の番組内部に関する情報(新規メタデータ)のダウンロードが完了した時であるか否かを判定し、ハードディスクレコーダの電源投入時もしくは新規メタデータのダウンロード完了時であると判定されるまで、判定処理を繰り返し実行する。新規メタデータのダウンロードが完了したときは、図5または図6に示されるようなメタデータがストレージ12に記録されていることになる。
【0092】
ステップS1において、ハードディスクレコーダの電源投入時もしくは新規メタデータのダウンロード完了時であると判定された場合、ステップS2に進み、CPU8は、ストレージ12内の全てのメタデータについて調査したか否かを判定し、未だ全てのメタデータについて調査していないと判定した場合、ステップS3に進む。
【0093】
ステップS3において、CPU8は、ストレージ12に蓄積されているメタデータを調査し、識別子が付与されたセグメント群を有するメタデータが存在しないと判定した場合、ステップS2に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
【0094】
ステップS3において、識別子が付与されたセグメント群を有するメタデータが存在すると判定された場合、ステップS4に進む。
【0095】
例えば、図6に示したメタデータ211−1および211−2の場合、「id_ichiro」の識別子が付与されており(第8行目および第23行目)、ステップS3の処理によって、これらのセグメント群を有するメタデータ211が検出される。
【0096】
ステップS4において、CPU8は、検出されたメタデータのセグメント群の識別子は、既にリストに登録されているものであるか否かを判定し、既にリストに登録されているものであると判定した場合、ステップS5に進み、既存のリストに、序数、およびそのメタデータが対応する番組を特定する特定情報(例えば、図5のブロック201に記録されている情報)を登録する。ここでリストとは、ステップS7の処理でセグメント群を構成するために、識別子毎に登録されるものである。
【0097】
例えば、識別子「id_ichiro」をタイトルとする既存リストがあり、図6に示したような、識別子「id_ichiro」が付与されたセグメント群を含むメタデータ211−1が検出された場合、その既存リストに、序数「1」、およびメタデータ211−1の第2行目乃至第7行目までの(Targetから/Targetまでの)範囲のデータが登録される。
【0098】
その後、処理は、ステップS2に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。
【0099】
ステップS4において、検出されたセグメント群の識別子が、未だリストに登録されていないと判定された場合、ステップS6に進み、CPU8は、検出された識別子をタイトルとするリストを新規に作成し、要素として、序数、およびそのメタデータが対応する番組の特定情報をそのリストに登録する。
【0100】
例えば、識別子「id_ichiro」が付与されたセグメント群を含むメタデータ211−2が検出され、その識別子をタイトルとするリストが存在しない場合、新規に、識別子「id_ichiro」をタイトルとするリストが作成され、その新規リストに、序数「23」、およびメタデータ211−2が対応する番組の特定情報としての第17行目乃至第22行目までの(Targetから/Targetまでの)範囲のデータが登録される。
【0101】
その後、処理は、ステップS2に戻り、上述した処理が繰り返し実行される。
【0102】
ステップS2において、ストレージ12内の全てのメタデータについて調査したと判定された場合、ステップS7に進み、CPU8は、リストの有無を判定する。そして、リストが存在すると判定された場合、CPU8は、ステップS8に進み、リスト毎に、序数の小さい順に要素(メタデータが関連付けられた番組)を並び替えて、ひとつのセグメント群からなるメタデータを生成する。なお、序数の並び替えにおいて、数字は必ずしも連続している必要はない。
【0103】
ステップS7において、リストが存在しないと判定された場合、ステップS8の処理はスキップされ、処理は終了される。
【0104】
このように、同一の識別子が付与されたセグメント群を結びつけてメタデータを生成することにより、複数の番組をまたいだセグメント群を有するメタデータを生成することができる。また、ユーザは、番組と番組に関する内容情報(メタデータ)との関係が簡略化され、データの管理がし易くなる。
【0105】
次に、番組およびメタデータと、図7を用いて説明したセグメント群構成処理によって構成された複数番組にまたがるセグメント群を有するメタデータとの関係について、図8を参照して、さらに説明する。
【0106】
同図に示されるように、録画された番組A、番組B、および番組C、並びにそれらの番組に関するメタデータは、永続的なデータであり、不揮発性RAM11もしくはストレージ12に記録される。この場合の番組とメタデータとの関係は、1対多とされる。すなわち、1つの番組に対して、N個のメタデータが対応される。そして、番組A乃至番組Cをまたがるセグメント群のメタデータ、並びに、番組Bおよび番組Cをまたがるセグメント群のメタデータは、電源オン時にその都度生成され、メモリ上に一時的に記録される。
【0107】
この関係において、ユーザが、リモートコントローラ21、キーボード13もしくはマウス14を操作して、例えば、番組Bの削除を指令した場合、CPU8は、番組Bのデータを削除するとともに、単純に、番組Bに関するメタデータだけを削除する。そして、その後、電源オン時に、図7を用いて説明したセグメント群構成処理が実行されることにより、永続的なデータでとして記録されている、現在存在する番組(すなわち、番組Aおよび番組C)とその番組に関するメタデータから、複数番組をまたぐセグメント群のメタデータが再構成される。
【0108】
このように、ユーザは、番組が削除されているか否かを常に把握する必要なく、容易に、データの維持管理をすることができる。
【0109】
また、メタデータをインターネットなどのネットワークを介して取得する場合、ユーザは、単純に記録されている番組に関するものを取得すればよい。
【0110】
このように、仮想的な番組(セグメント群)を複数の番組内容情報(メタデータ)で構成することにより、仮想的番組に関する専用の内容情報が不要となるだけでなく、記録された番組と番組内容情報が1対多で関係するため、番組削除時に、関連する番組の内容情報を多番組への参照を考慮せずに削除することができる。
【0111】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0112】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図2に示されるように、磁気ディスク41(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ44などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に記録されるFlash ROMやハードディスクなどにより構成される。記録媒体へのプログラムの記録は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースを介して、公衆回線網、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0113】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0114】
【図1】従来の記録された番組とメタデータの関係を説明する図である。
【図2】本発明を適用したハードディスクレコーダの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のリモートコントローラの構成例を示す図である。
【図4】図2のディスプレイにおける表示例を示す図である。
【図5】メタデータの例を示す図である。
【図6】セグメント群が複数番組をまたがる場合のメタデータの例を示す図である。
【図7】図2のハードディスクレコーダのセグメント群構成処理を説明するフローチャートである。
【図8】番組およびメタデータと、複数番組をまたがるセグメント群との関係を説明する図である。
【符号の説明】
【0115】
1 チューナ, 2 音声信号処理回路, 3 映像信号処理回路, 4 MPEGエンコーダ/デコーダ/VRAM, 8 CPU, 11 不揮発性RAM, 12 ストレージ, 13 キーボード, 14 マウス, 21 リモートコントローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツに関する情報であるメタデータを記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段により記憶されている前記メタデータから、前記メタデータを識別するために前記メタデータに付与されている識別子のうち、特定の識別子が付与された情報を第1の情報として検索する検索手段と、
前記特定の識別子ごとに登録されるリストを記憶する第2の記憶手段と、
前記検索手段により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に対応する前記リストが前記第2の記憶手段に存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索手段により検索された前記第1の情報に対応する前記コンテンツを特定する特定情報を登録する登録手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記登録手段により前記リストに登録された前記特定情報に対応する前記第1の情報を再構成して第2の情報を構成する構成手段
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記判定手段による判定の結果、前記リストが存在しないと判定された場合、前記検索手段により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に基づいて、前記リストを作成する作成手段を更に備え、
前記登録手段は、前記作成手段により作成された前記リストに、または、前記判定手段による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索手段により検索された前記第1の情報に対応する前記コンテンツを特定する特定情報を登録する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検索手段は、電源がオンされた場合、または、新たな前記第1の情報が前記第1の記憶手段に記憶された場合、前記第1の記憶手段により記憶されている情報から、前記識別子が付与された前記第1の情報を検索する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1の情報には、序数が記述されており、
前記構成手段は、前記序数に基づいて、複数の前記第1の情報を並べ替え、複数の前記コンテンツをまたいだ情報である前記第2の情報を構成する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1および第2の情報は、前記コンテンツの所定の期間に対応する情報である複数のセグメントを含んで構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第2の情報は、複数の前記コンテンツの所定の期間に対応する情報であるセグメントにより再構成された、仮想的番組に対応するセグメント群である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第2の情報には、前記仮想的番組のタイトルに対応する情報が含まれている
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記メタデータは、前記コンテンツを特定する前記特定情報と前記コンテンツの所定の期間に対応する情報であるセグメントとを含み、
1つの前記コンテンツには、少なくとも1つの前記メタデータが対応される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記特定情報には、放送された前記コンテンツの放送地域を示す情報が含まれる
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記特定情報には、放送された前記コンテンツの放送ネットワークを示す情報が含まれる
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記特定情報には、放送された前記コンテンツの放送開始時刻および放送終了時刻を示す情報が含まれる
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記セグメントには、開始時刻の相対時刻および終了時刻の相対時刻を示す情報が含まれる
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記セグメントには、識別情報が含まれる
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記第1の情報には、前記コンテンツを特定する前記特定情報が含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項16】
コンテンツに関する情報であるメタデータを記録する第1の記憶部と、前記メタデータを識別するために前記メタデータに付与されている識別子のうち、特定の識別子ごとに登録されるリストを記憶する第2の記憶部とを有する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記第1の記憶部に記憶されている前記メタデータから、特定の前記識別子が付与された情報を第1の情報として検索する検索ステップと、
前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に対応する前記リストが前記第2の記憶部に存在するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの処理による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に対応するコンテンツを特定する特定情報を登録する登録ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項17】
コンテンツに関する情報であるメタデータを記録する第1の記憶部に記憶されている情報を基に、第2の記憶部へ、前記メタデータを識別するために前記メタデータに付与されている識別子のうち、特定の識別子ごとに登録されるリストを記憶する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の記憶部に記憶されている前記メタデータから、特定の前記識別子が付与された情報を第1の情報として検索する検索ステップと、
前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に対応する前記リストが前記第2の記憶部に存在するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの処理による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に対応するコンテンツを特定する特定情報を登録する登録ステップと
を含むことを特徴とする処理をコンピュータに実行させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項18】
コンテンツに関する情報であるメタデータを記録する第1の記憶部に記憶されている情報を基に、第2の記憶部へ、前記メタデータを識別するために前記メタデータに付与されている識別子のうち、特定の識別子ごとに登録されるリストを記憶する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の記憶部に記憶されている前記メタデータから、特定の前記識別子が付与された第1の情報を検索する検索ステップと、
前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に付与されている前記識別子に対応する前記リストが前記第2の記憶部に存在するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの処理による判定の結果、前記リストが存在すると判定された場合、存在した前記リストに、前記検索ステップの処理により検索された前記第1の情報に対応するコンテンツを特定する特定情報を登録する登録ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−124668(P2007−124668A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−296141(P2006−296141)
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【分割の表示】特願2001−216221(P2001−216221)の分割
【原出願日】平成13年7月17日(2001.7.17)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】