説明

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

【課題】ユーザが少数の入力ボタンのみでGUI情報を容易に操作し、処理を行うことができるようにする。
【解決手段】CPU71は、ユーザの指示により、インターネットに接続された通信部82を制御して、WEBコンテンツをダウンロードさせ、LCD78に表示する。また、予めROM71、CPUに内蔵されるROM、RAM73、またはEEPROM74等に記憶されているGUIをLCD78に表示する。ユーザは、LCD78に表示されたGUIおよびWEBコンテンツに含まれるGUIに基づいて、入力部77を構成する十字キー、決定ボタン、ネットワークボタン、および、ネットワークメニューボタン等を操作し、処理の実行を指示する。CPU71は、その指示に基づいて、処理を行い、各種の機能を実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、ユーザが少数の入力ボタンのみでGUI情報を容易に操作し、処理を行うことができるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来の情報処理装置により構成されるサービス提供システムの構成例を表している。このサービス提供システムにおいては、パーソナルコンピュータ1がサーバ2−1,2−2、またはインターネットサービスプロバイダ(ISP)2−3に接続されている。パーソナルコンピュータ1は、ユーザの指示により、サーバ2−1,2−2、またはインターネットサービスプロバイダ2−3にアクセスし、そこからさらにインターネットに接続し、図示せぬWWW(World Wide Web)サーバよりWEBコンテンツをダウンロードし、ブラウザソフトを介して、ディスプレイに表示する。
【0003】
パーソナルコンピュータ1のユーザは、パーソナルコンピュータ1のキーボードやマウスを操作して、任意のWEBコンテンツをダウンロードしたり、WEBコンテンツの送信元のアドレスをブックマークとして保存したりする等の処理の実行を指示する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらの処理の実行を指示する場合、ユーザはキーボード等の多数の入力ボタンを操作しなければならず、その操作はユーザのスキルを必要とするという課題があった。
【0005】
これに対して、ユーザがマウスや、タッチペン等の入力装置を用いて処理の実行を指示するという方法がある。この方法により、ユーザは容易に操作を行うことができる。
【0006】
しかしながら、パーソナルコンピュータ1が小型携帯端末である場合、マウスやタッチペン等の入力装置は、携帯に不便である。また、タッチペンを必要としないタッチパネルにより入力する場合も、小型携帯端末のディスプレイが小型になればなるほど、その操作性は悪くなる。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが少数の入力ボタンのみでGUI情報を容易に操作し、処理を行うことができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の情報処理装置は、画面の表示を制御し、画面にコンテンツを表示するとともに、コンテンツに対して互いに異なる処理を実行するための複数の選択肢を含むGUI領域を画面に表示する表示制御手段と、方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力とを受け付ける第1の入力受け付け手段と、第1の操作入力および第2の操作入力に基づいて、複数の選択肢の中から所定の選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する所定の処理をコンテンツに対して実行する処理実行手段と、複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力、および、GUI領域の表示を終了させるときの操作入力を受け付ける第2の入力受け付け手段とを有することを特徴とする。
【0009】
前記表示制御手段は、指示している選択肢を示す指示手段を前記画面にさらに表示するとともに、前記第1の操作入力に基づいて、前記指示手段を、前記第1の操作入力が示す方向に位置する他の選択肢に対応する位置に移動させ、前記処理実行手段は、前記第2の操作入力に基づいて、前記指示手段が指示する選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する処理を前記コンテンツに対して実行することができる。
【0010】
前記指示手段はアンカーであることができる。
【0011】
前記第1の入力受け付け手段は、第1の操作入力を受け付ける第1の入力部と、第2の操作入力を受け付ける第2の入力部とを有することができる。
【0012】
前記表示制御手段は、選択肢をボタンとして画面に表示させることができる。
【0013】
前記表示制御手段は、画面において、第1の操作入力が示す下方向に選択肢が表示されていない場合、新たに少なくとも1つの選択肢を画面に表示させることができる。
【0014】
前記表示制御手段は、画面において、第1の操作入力が示す下方向に選択肢が表示されていない場合、新たに少なくとも1つの選択肢を含むGUI領域を画面に表示させることができる。
【0015】
前記表示制御手段は、複数の選択肢を画面の所定の方向に並べて表示させることができる。
【0016】
前記表示制御手段は、所定の方向に垂直な方向を示す第1の操作入力に基づいて、新たに少なくとも1つの選択肢を画面に表示させることができる。
【0017】
前記コンテンツは、WEBコンテンツであることができる。
【0018】
本発明の情報処理方法は、表示部の画面にコンテンツを表示させるとともに、入力受け付け部により受け付けられる、コンテンツに対して互いに異なる処理を実行するための複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力に基づいてGUI領域を画面に表示させたり、入力受け付け部により受け付けられるGUI領域の表示を終了させるときの操作入力に基づいてGUI領域の表示を終了させたりする表示制御ステップと、入力受け付け部により受け付けられる、方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力に基づいて、複数の選択肢の中から所定の選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する所定の処理をコンテンツに対して実行する処理実行ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
本発明の記録媒体のプログラムは、表示部の画面にコンテンツを表示させるとともに、入力受け付け部により受け付けられる、コンテンツに対して互いに異なる処理を実行するための複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力に基づいてGUI領域を画面に表示させたり、入力受け付け部により受け付けられるGUI領域の表示を終了させるときの操作入力に基づいてGUI領域の表示を終了させたりする表示制御ステップと、入力受け付け部により受け付けられる、方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力に基づいて、複数の選択肢の中から所定の選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する所定の処理をコンテンツに対して実行する処理実行ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
本発明のプログラムは、表示部の画面にコンテンツを表示させるとともに、入力受け付け部により受け付けられる、コンテンツに対して互いに異なる処理を実行するための複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力に基づいてGUI領域を画面に表示させたり、入力受け付け部により受け付けられるGUI領域の表示を終了させるときの操作入力に基づいてGUI領域の表示を終了させたりする表示制御ステップと、入力受け付け部により受け付けられる、方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力に基づいて、複数の選択肢の中から所定の選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する所定の処理をコンテンツに対して実行する処理実行ステップとをコンピュータに実行させる。
【0021】
本発明の情報処理装置および方法、記録媒体並びにプログラムにおいては、表示部の画面にコンテンツが表示されるとともに、入力受け付け部により受け付けられる、コンテンツに対して互いに異なる処理が実行されるための複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力に基づいてGUI領域が画面に表示されたり、入力受け付け部により受け付けられるGUI領域の表示を終了させるときの操作入力に基づいてGUI領域の表示が終了されたりし、入力受け付け部により受け付けられる、方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力に基づいて、複数の選択肢の中から所定の選択肢が選択され、その選択された選択肢に対応する所定の処理がコンテンツに対して実行される。
【発明の効果】
【0022】
以上のごとく、本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、ユーザは、少数の入力ボタンのみでGUI情報を容易に操作し、処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】従来のサービス提供システムの構成を示す図である。
【図2】本発明を適用したサービス提供システムの構成を示す図である。
【図3】図2のカムコーダの構成を示すブロック図である。
【図4】図2のカスタマ登録ウェブサーバの構成を示すブロック図である。
【図5】図2のカムコーダ用イメージステーションの構成を示すブロック図である。
【図6】図2のカスタマデータベースの構成を示すブロック図である。
【図7】図2のサービス提供システムにおけるカスタマ登録処理を説明するフローチャートである。
【図8】図2のカムコーダのデジタルイメージカスタマ登録処理を説明するフローチャートである。
【図9】図2のネットワークシステムのデジタルイメージカスタマ登録処理を説明するフローチャートである。
【図10】図2のカムコーダのISP-Aかんたん登録処理を説明するフローチャートである。
【図11】図2のインターネットサービスプロバイダAのカスタマデータベースのISP-Aかんたん登録処理を説明するフローチャートである。
【図12】図11のステップS79におけるISP-A設定情報の例を示す図である。
【図13】図11のステップS80におけるカムコーダ用設定情報の例を示す図である。
【図14】インターネットに接続する場合における設定項目を説明する図である。
【図15】図2のカムコーダのアルバム利用登録処理を説明するフローチャートである。
【図16】図2のカムコーダ用イメージステーションのアルバム登録利用処理を説明するフローチャートである。
【図17】図2のカムコーダのアクセス処理を説明するフローチャートである。
【図18】共通のIDとパスワードの利用を説明する図である。
【図19】図3の入力部77に含まれるボタン群の構成例を示す図である。
【図20】LCD78に表示されるモニタ画像の例を示す図である。
【図21】LCD78に表示されるネットワークメニュー画面の例を示す図である。
【図22】カムコーダ11のCPU71によるブラウザモード処理を説明するフローチャートである。
【図23】LCD78に表示される、ブラウザ画面とインターネットサービスプロバイダA17にアクセスした際に行われる認証処理に使用される認証画面の表示例を示す図である。
【図24】LCD78に表示される文字入力画面の表示例を示す図である。
【図25】WEBコンテンツを表示しているブラウザ画面の表示例を示す図である。
【図26】メニューバーの表示例を示す図である。
【図27】メニューバーを2段表示した場合の表示例を示す図である。
【図28】回線切断時にLCD78に表示される回線切断確認画面401の表示例を示す図である。
【図29】CPU71によるメニューバー処理を説明するフローチャートである。
【図30】CPU71によるメニューバー処理を説明する、図28に続くフローチャートである。
【図31】CPU71によるメニューバー処理を説明する、図29に続くフローチャートである。
【図32】図29のステップS242において行われるジャンプ処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図33】図29のステップS244において行われるブックマーク処理の詳細について説明するフローチャートである。
【図34】図29のステップS244において行われるブックマーク処理の詳細について説明する、図32に続くフローチャートである。
【図35】ブックマークリスト画面の表示例を示す図である。
【図36】ブックマーク追加確認画面の表示例を示す図である。
【図37】ブックマーク確認画面の表示例を示す図である。
【図38】ブックマーク削除確認画面の表示例を示す図である。
【図39】図30のステップS257において行われる画面メモ処理の詳細について説明するフローチャートである。
【図40】図30のステップS257において行われる画面メモ処理の詳細について説明する図38に続くフローチャートである。
【図41】画面メモリスト画面の表示例を示す図である。
【図42】画面メモ追加確認画面の表示例を示す図である。
【図43】メモリカード85に記憶された画面メモ情報のファイル構成の例を示す模式図である。
【図44】画面メモ確認画面の表示例を示す図である。
【図45】画面メモ削除確認画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図2は、本発明を適用した情報処理装置を含むサービス提供システムの構成例を表している。このサービス提供システムにおいては、インターネット10に対して、ネットワークシステム14、ネットワークサービスビジネスセンタ15、イメージステーションサーバ16、インターネットサービスプロバイダA(ISP-A)17、インターネットサービスプロバイダB(ISP-B)18、情報提供サーバ19、並びに検索サーバ20が接続されている。
【0025】
また、これらのネットワークシステム14、インターネットサービスプロバイダA17、並びにインターネットサービスプロバイダB18は、公衆回線網13に接続されており、この公衆回線網13には、ブルートゥースアダプタ12もさらに接続されている。カムコーダ11は、ブルートゥース(商標)による近距離無線通信により、ブルートゥースアダプタ12に接続し、そこから公衆回線網13を介して、ネットワークシステム14、インターネットサービスプロバイダA17、あるいはインターネットサービスプロバイダB18に接続することが可能とされている。
【0026】
ネットワークシステム14は、アクセスポイント(AP)31、カスタマデータベース(C-DB)32、カスタマ登録ウェブサーバ33、並びに登録認証プラットフォーム(Registration Authentication Platform(RAP))34により構成されている。
【0027】
アクセスポイント31は、公衆回線網13に接続される。カスタマデータベース32は、カムコーダ11を購入したユーザの各種の情報を登録する。カスタマ登録ウェブサーバ33は、カムコーダ11の登録処理を制御する。登録認証プラットフォーム34は、ネットワークシステム14におけるユーザの認証処理を実行する。
【0028】
アクセスポイント31、カスタマデータベース32、カスタマ登録ウェブサーバ33、並びに登録認証プラットフォーム34は、図2の例では、個別に形成されているが、一体的に構成することもできる。
【0029】
ネットワークサービスビジネスセンタ15は、カムコーダ用イメージステーション41を有し、このカムコーダ用イメージステーション41は、カムコーダ11から送信されてきた画像データを登録、管理する。
【0030】
イメージステーションサーバ17は、図示せぬパーソナルコンピュータから送信されてきた画像データを登録、管理する。
【0031】
インターネットサービスプロバイダA17は、アクセスポイント51、カスタマデータベース52、メールサーバ53を有している。メールサーバ53は、さらにPOPサーバ54とSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ55を有している。
【0032】
インターネットサービスプロバイダA17は、特定のインターネットサービスプロバイダであり、図2に示されるサービス提供システムの提供者と同一、または、提携している企業等により提供されるインターネット接続サービスである。
【0033】
アクセスポイント51は、公衆回線網13との通信処理を行う。カスタマデータベース52は、インターネットサービスプロバイダA17のユーザの各種の情報を登録する。POPサーバ54は、カムコーダ11との間でのメールの送受信の処理を主に管理する。SMTPサーバ55は、他のSMTPサーバ(この例の場合、インターネットサービスプロバイダB18のSMTPサーバ65)との間でのメールの送受信を主に管理する。
【0034】
インターネットサービスプロバイダB18は、アクセスポイント61、カスタマデータベース62を有するとともに、POPサーバ64とSMTPサーバ65からなるメールサーバ63を有している。この基本的な構成は、インターネットサービスプロバイダA17における場合と同様である。
【0035】
情報提供サーバ19は、例えば、所定の企業の商品に関する各種の情報を提供する。検索サーバ20は、インターネット10を介して公開されている各種の情報を検索するサービスを提供する。
【0036】
図3は、カムコーダ11の構成例を表している。このカムコーダ11は、カメラ一体型ビデオテープレコーダであり、インターネット10に対するアクセス機能を有している。図3において、CPU(Central Processing Unit)71は、ROM(Read Only Memory)72に記憶されているプログラム、またはRAM(Random Access Memory)73にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM73にはまた、CPU71が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)74には、電源オフ後も記憶する必要があるデータが記憶される。
【0037】
CPU71、ROM72、RAM73、および、EEPROM74は、バス75を介して相互に接続されている。このバス75にはまた、入出力インタフェース76も接続されている。
【0038】
入出力インタフェース76にはまた、十字キー、決定ボタン、メニューボタン等の各種のボタン、スイッチなどよりなる入力部77、LCD(Liquid Crystal Display)78、スピーカ79、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子などより構成される撮像部80、音声信号を取り込むマイクロホン81、並びに、ブルートゥースによりブルートゥースアダプタ12との間で近距離無線通信を行う通信部82が接続されている。
【0039】
記録再生部83は、装着されたカセット磁気テープに、撮像部80で撮像された映像データと、マイクロホン81により収音された音声データ等を記録する。また、記録再生部83は、カセット磁気テープに記録されている映像データと音声データを再生し、映像データに対応する画像をLCD78に出力し、表示させ、音声データをスピーカ79に供給し、出力させる。
【0040】
メモリカードインターフェース84は、携帯可能な半導体メモリとしてのメモリカード85が装着されたとき、メモリカード85に対するデータの書き込み処理と読み出し処理を実行する。メモリカード85には、撮像部80で撮像された映像データ並びにマイクロホン81より収音された音声データが記録できる他、通信部82からインターネット10を介して取得した各種のデータなども記憶することができる。
【0041】
エンコーダ/デコーダ86は、映像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)またはJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)の方式で、エンコードまたはデコードする。
【0042】
入出力インタフェース76にはまた、必要に応じてドライブ87が接続され、磁気ディスク91、光ディスク92、光磁気ディスク93、或いは半導体メモリ94などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてRAM73にインストールされる。
【0043】
図4は、カスタマ登録ウェブサーバ33の構成例を表している。図4において、CPU111は、ROM112に記憶されているプログラム、または記憶部118からRAM113にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM113にはまた、CPU111が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0044】
CPU111、ROM112、およびRAM113は、バス114を介して相互に接続されている。このバス114にはまた、入出力インタフェース115も接続されている。
【0045】
入出力インタフェース115には、キーボード、マウスなどよりなる入力部116、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部117、ハードディスクなどより構成される記憶部118、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部119が接続されている。通信部119は、インターネット10を含むネットワークを介しての通信処理を行う。
【0046】
入出力インタフェース115にはまた、必要に応じてドライブ120が接続され、磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133、或いは半導体メモリ134などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部118にインストールされる。
【0047】
アクセスポイント31、カスタマデータベース32、および登録認証プラットフォーム34は、カスタマ登録ウェブサーバ33と個別に形成される場合、図示は省略するが、カスタマ登録ウェブサーバ33と基本的に同様の構成とされる。
【0048】
図5は、ネットワークサービスビジネスセンタ15を構成するカムコーダ用イメージステーション41の構成例を表している。このカムコーダ用イメージステーション41を構成するCPU151乃至半導体メモリ174は、図4のカスタマ登録ウェブサーバ33を構成するCPU111乃至半導体メモリ134と基本的に同様の構成とされ、対応する名称のものは、対応する機能を有する。従って、それらの説明は、繰り返しになるので省略する。
【0049】
さらに、図6は、インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52の構成例を表している。このカスタマデータベース52のCPU191乃至半導体メモリ214も、図4のカスタマ登録ウェブサーバ33のCPU111乃至半導体メモリ134と基本的に同様の構成とされ、対応する名称のものは、対応する機能を有するので、その説明は、繰り返しになるので省略する。
【0050】
アクセスポイント51並びにメールサーバ53(POPサーバ54とSMTPサーバ55)が、カスタマデータベース52と個別に形成される場合、これらも基本的に図6のカスタマデータベース52と同様の構成とされる。
【0051】
カムコーダ11を購入したユーザは、この図2のサービス提供システムにおけるサービスの提供を受けることができる。そのためには、カムコーダ11のユーザは、カムコーダ11(そのユーザ)をネットワークシステム14に登録する処理を実行する。カムコーダ11を購入すると、ブルートゥースアダプタ12が付属しており(付属していない場合は、別途購入し)、ユーザは、このブルートゥースアダプタ12を公衆回線網13に接続することで、ネットワークシステム14にカムコーダ11(そのユーザ)を登録することができる。
【0052】
この登録処理が行われるとき、このサービス提供システムにおいて、図7のフローチャートに示される処理が実行される。すなわち、ステップS1において、ネットワークシステム14によりデジタルイメージカスタマ登録処理が実行され、その後、ステップS2において、インターネットサービスプロバイダA17により、ISP-Aかんたん登録処理が実行され、さらに、その後、ステップS3において、ネットワークサービスビジネスセンタ15により、アルバム利用登録処理が実行される。
【0053】
そこで、以下、これらステップS1乃至ステップS3の処理を個別に説明する。
【0054】
最初に、図8と図9のフローチャートを参照して、ネットワークシステム14におけるデジタルイメージカスタマ登録処理について説明する。図8は、この登録処理を行う場合におけるカムコーダ11の処理を表し、図9は、それに対応するカスタマ登録ウェブサーバ33の処理を表している。
【0055】
ステップS11において、カムコーダ11のユーザは、入力部77を操作して、ネットワークシステム14にアクセスを指令する。このアクセス先は、ROM72に予め記憶されている。CPU71は、このROM72に記憶されている情報に基づいて、通信部82を制御し、ネットワークシステム14のアクセスポイント31へのアクセスを指令する。通信部81は、この指令を受けると、ブルートゥースアダプタ12と近距離無線通信し、そこから公衆回線網13を介してネットワークシステム14のアクセスポイント31にアクセスする。
【0056】
この一番最初のネットワークシステム14へのアクセスには、ゲストIDが利用される。すなわち、ユーザが、例えば、「GUEST」をIDとして入力すると、登録認証プラットフォーム34は、アクセスを許容する。登録認証プラットフォーム34は、カムコーダ11からのアクセスを許容したとき、以後、カスタマ登録ウェブサーバ33に、カムコーダ11に対する処理の管理権を引き渡す。
【0057】
カスタマ登録ウェブサーバ33のCPU111は、このとき、図9のステップS31において、カムコーダ11のユーザに対して個人情報の入力を要求する。この要求は、通信部119から出力され、アクセスポイント31、公衆回線網13、およびブルートゥースアダプタ12を介して、カムコーダ11に送信される。
【0058】
カムコーダ11のCPU71は、通信部82を介してこの要求を受け取ると、ステップS12において、その要求に対応するメッセージを、LCD78に出力し、表示させる。
【0059】
カムコーダ11のユーザは、このメッセージに基づいて、入力部77を操作して、個人情報を入力する。この個人情報には、カムコーダ11の16桁の数字とアルファベットからなる登録コード(カムコーダ11を購入したとき、添付されている葉書に記載されている)、ユーザの郵便番号、氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、電子メールアドレスなどの他、カムコーダ11の製造番号(シリアル番号)、購入年月日などが含まれる。
【0060】
カムコーダ11のCPU71は、ステップS12において、これらの個人情報を入力すると、これをネットワークシステム14に送信させる。
【0061】
すなわち、CPU71は、通信部82を制御し、入力された個人情報をネットワークシステム14に送信させる。この個人情報は、ブルートゥースアダプタ12、公衆回線網13、アクセスポイント31を介して、カスタマ登録ウェブサーバ33に供給される。
【0062】
カスタマ登録ウェブサーバ33のCPU111は、図9のステップS31において、この個人情報を通信部119を介して取得すると、これをRAM113に供給し、一時的に記憶させる。
【0063】
CPU111は、RAM113に個人情報が登録されると、ステップS32において、個人情報確認画面を生成し、通信部119からカムコーダ11に送信させる。この個人情報確認画面のデータは、アクセスポイント31から公衆回線網13を介して、ブルートゥースアダプタ12に供給され、ブルートゥースアダプタ12からカムコーダ11に送信される。
【0064】
カムコーダ11のCPU71は、図8のステップS13において、通信部82を介して、この個人情報確認画面のデータを受信すると、RAM73に一旦これを記憶させた後、これを再び読み出して、LCD78に出力し、表示させる。これにより、LCD78には、カムコーダ11のユーザが入力した個人情報が確認のために表示される。
【0065】
ユーザが、自らが入力した個人情報を確認したことを入力部77を操作することで入力すると、CPU71は、この確認信号を通信部82からカスタマ登録ウェブサーバ33に送信させる。
【0066】
カスタマ登録ウェブサーバ33のCPU111は、通信部119を介してこの確認信号を受け取ると、図9のステップS32において、RAM113に登録されていた個人情報を記憶部118に転送し、記憶させる。
【0067】
そして、ステップS33において、CPU111は、カムコーダ11のユーザに対する仮IDと仮パスワードを発行する。この仮IDと仮パスワードは、通信部119から出力され、アクセスポイント31、公衆回線網13、ブルートゥースアダプタ12を介してカムコーダ11に送信される。
【0068】
カムコーダ11のCPU71は、図8のステップS14において、通信部82を介してこの仮IDと仮パスワードを受信すると、これをLCD78に供給し、表示させるか、またはEEPROM74に供給し、記憶させる。
【0069】
カスタマ登録ウェブサーバ33は、以上のようにして、記憶部118に登録されたカムコーダ11のユーザの個人情報を、ステップS33において、カスタマデータベース32に供給し、登録させる。
【0070】
ステップS34において、カスタマデータベース32は、インターネット10を介して、ネットワークサービスビジネスセンタ15のカムコーダ用イメージステーション41に、この個人情報を供給する。
【0071】
カムコーダ用イメージステーション41のCPU151は、通信部159を介してネットワークシステム14から送信されてきた個人情報を受信すると、これを記憶部158に供給し、記憶させる(後述する図16のステップS121)。
【0072】
ステップS35において、カスタマデータベース32は、カムコーダ11の個人情報を、さらに、インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52に送信する。
【0073】
インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52は、インターネット10を介して、ネットワークシステム14から送信されてきたカムコーダ11の個人情報を登録する(後述する図11のステップS71)。
【0074】
なお、ステップS36において、以後、ネットワークシステム14のカスタマデータベース32は、ネットワークビジネスセンタ15において、カムコーダ11のユーザの個人情報が変更されたとき、カムコーダ用イメージステーション41からインターネット10を介してこれを受信し、自分自身に登録させる。また、カスタマデータベース32は、その更新された個人情報を、インターネット10からインターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52に供給し、登録させる。
【0075】
逆に、インターネットサービスプロバイダA17において、カムコーダ11のユーザが個人情報を変更したとき、カスタマデータベース52にそれが登録されるので、カスタマデータベース52は、それをインターネット10を介して、ネットワークシステム14のカスタマデータベース32に通知する。カスタマデータベース32は、入力された個人情報を古い個人情報に上書きし、個人情報を更新させる。
【0076】
このとき、カスタマデータベース32は、インターネット10を介して、ネットワークサービスビジネスセンタ15のカムコーダ用イメージステーション41に、この更新された個人情報をさらに送信する。
【0077】
カムコーダ用イメージステーション41は、入力された個人情報で古い個人情報を更新する。
【0078】
以上のようにして、ネットワークシステム14、ネットワークサービスビジネスセンタ15、およびインターネットサービスプロバイダA17における個人情報は、その1つにおいて更新されると、それが他に直ちにリアルタイムで他の2つに反映される。
【0079】
以上のようにして、ネットワークシステム14のカスタマデータベース32にカムコーダ11のユーザが登録されると、以後、ネットワークシステム14は、カムコーダ11に関する各種の情報を、必要に応じて、カムコーダ11のユーザに、インターネット10を介して、あるいは葉書などにより通知する。
【0080】
デジタルイメージカスタマ登録処理が以上のようにして完了すると、次に、ISP-Aかんたん登録処理が実行される。すなわち、カスタマ登録ウェブサーバ33は、カスタマ登録処理が完了すると、以後のカムコーダ11に対する処理の管理権をインターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52に移管する。
【0081】
従って、以後、カムコーダ11とインターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52との間において、ISP-Aかんたん登録処理が実行される。図10は、この場合におけるカムコーダ11の処理を表し、図11は、これに対応するカスタマデータベース52の処理を表している。
【0082】
インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52のCPU191は、図11のステップS71において、図9のステップS35においてネットワークシステム14のカスタマデータベース32から送信された個人情報を受信すると、これを記憶部198に供給し、記憶させる。
【0083】
インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52は、ステップS71において、カムコーダ11の個人情報を受信すると、そのユーザが既にインターネットサービスプロバイダA17の会員であるか否かを入力することを、そして会員である場合には、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDを入力することを、カムコーダ11に要求する。
【0084】
カムコーダ11のCPU71は、図10のステップS51において、この要求を受けたとき、対応するメッセージをLCD78に出力し、表示させる。ユーザは、この表示を見て、自分自身が既にインターネットサービスプロバイダA17の会員である場合には、そのユーザIDを、入力部77を操作することで入力する。また会員でない場合には、その旨が入力される。カムコーダ11のCPU71は、そこでステップS52において、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDが入力されたか否かを判定し、インターネットサービスプロバイダA17の会員でないことが入力された場合には、ステップS53において、その旨を通信部82を介して、インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52に送信させる。
【0085】
カスタマデータベース52のCPU191は、通信部199を介してこの入力を受け取ると、図11のステップS72において、ユーザは、インターネットサービスプロバイダA17の会員でないと判定し、ステップS73に進み、インターネットサービスプロバイダA17への入会のための個人情報を送信する。この個人情報は、図9のステップS35の処理で、ネットワークシステム14から送信されてきて、ステップS71において、受信、記憶された情報が、基本的にそのまま用いられる。
【0086】
カムコーダ11のCPU71は、図10のステップS54において、通信部82を介して、インターネットサービスプロバイダA17への入会のための個人情報を受信すると、それをLCD78に出力し、表示させる。
【0087】
この個人情報は、カムコーダ11のユーザが、ネットワークシステム14にユーザ登録した場合に、入力した個人情報であるから、基本的には誤りがないはずである。しかしながら、念のため、ユーザは、この表示を見て、訂正する必要があるか否かを判定し、訂正する必要がある場合には、入力部77を操作して、訂正を入力する。
【0088】
そこで、ステップS55において、カムコーダ11のCPU71は、訂正が入力されたか否かを判定し、訂正が入力された場合には、ステップS56において、訂正された項目を、通信部82からインターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52に送信させる。訂正が入力されない場合には、ステップS56の処理はスキップされる。
【0089】
インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52へのCPU191は、図11のステップS74で、通信部199を介して訂正を受信したか否かを判定し、訂正を受信した場合には、ステップS75において、受信した訂正内容に基づいて、既に登録されている個人情報を訂正する。訂正が受信されない場合には、ステップS75の処理は、スキップされる。
【0090】
この個人情報としては、上述したように、カムコーダ11を購入したユーザがネットワークシステム14にユーザ登録した個人情報が基本的にそのまま表示される(そのうちの、インターネットサービスプロバイダA17の会員になるのに必要な情報のみが表示される)。従って、ユーザは、ネットワークシステム14にユーザ登録するために入力した項目と基本的に同様の項目をインターネットサービスプロバイダA17の会員になるために、再度入力する必要がなくなる。従って、操作性が改善される。
【0091】
次に、ステップS57において、カムコーダ11のCPU71は、カスタマデータベース52からの入力ガイダンスに従って、ユーザ名とパスワードの入力を促すメッセージをLCD78に表示させる。カムコーダ11のユーザは、このメッセージに従って、入力部77を操作し、インターネットサービスプロバイダA17を利用する場合にユーザが用いるユーザ名とパスワードを入力する。CPU71は、この入力されたユーザ名とパスワードを、通信部82を介して、インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52に送信する。
【0092】
カスタマデータベース52のCPU191は、ステップS76において、通信部199を介してこのユーザ名とパスワードを受信すると、記憶部198に記憶されているデータに基づいて、そのユーザ名とパスワードが既に他のユーザにより使用されているか否かを判定し、使用されている場合には、そのメッセージを通信部199からカムコーダ11に送信する。
【0093】
カムコーダ11のCPU71は、通信部82を介してこのメッセージを受信すると、LCD78に表示させる。カムコーダ11のユーザは、この表示を見て、入力したユーザ名とパスワードが既に登録されていると判定した場合、新たなユーザ名とパスワードを入力する。
【0094】
以上のようにして、カムコーダ11からユーザ名とパスワードが送信されてくると、カスタマデータベース52のCPU191は、図11のステップS76において、通信部199を介してこれを取得し、ステップS77において、ユーザ名に基づいて、ユーザIDを決定する。このユーザIDは、インターネットサービスプロバイダA17の会員としてのユーザIDである。
【0095】
このサービス提供システムにおいては、ネットワークシステム14、ネットワークサービスビジネスセンタ15、およびインターネットサービスプロバイダA17において、共通のIDとパスワードを使用することができるようになされている。しかしながら、上述したように、ネットワークシステム14において、ユーザ登録なされた段階において、カムコーダ11のユーザには、仮IDと仮パスワードが既に設定されている(図8のステップS14、図9のステップS33)。
【0096】
この仮IDと仮パスワードに基づいて、インターネットサービスプロバイダA17において、ユーザがサービスを受けることができるようにするために、CPU191は、図9のステップS33において、ネットワークシステム14により発行され、ステップS71の処理で受信された仮IDと仮パスワードを、ステップS77で決定したユーザIDと対応させるための対応関係を記述したテーブルをステップS78で生成し、ISP-Aかんたん接続に登録する。
【0097】
これにより、図9のステップS33において、ネットワークシステム14から発行され、図8のステップS14において、カムコーダ11により受信された仮IDと仮パスワードに基づいて、カムコーダ11のユーザがインターネットサービスプロバイダA17にアクセスしてきたとき、カスタマデータベース52は、その仮IDと仮パスワードに対応するユーザIDをテーブルから検索することで、カムコーダ11のユーザに、インターネットサービスプロバイダA17が提供するサービスを利用させる。
【0098】
CPU191は、以上のようにして、カムコーダ11のユーザのインターネットサービスプロバイダA17の会員としての登録が完了したとき、ステップS79において、インターネットサービスプロバイダA17に対してアクセスするときに必要な設定情報をカムコーダ11に送信する。
【0099】
カムコーダ11のCPU71は、図10のステップS58において、インターネットサービスプロバイダA17からのISP-A設定情報を受信すると、これをLCD78に出力し、表示させる。これにより、ユーザは、ISP-A設定情報を確認することができる。このISP-A設定情報には、例えば、図12に示されるように、PPPログイン、PPPパスワード、アクセスポイント電話番号、POPID、POPパスワード、Eメールアドレス、POPサーバ、SMTPメールサーバ、ニュースサーバなどが記述されている。
【0100】
カムコーダ11のユーザは、必要に応じて、この図12に示される内容をメモするなどした後、入力部77を操作して確認の信号をインターネットサービスプロバイダA17に出力する。
【0101】
インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52は、ステップS80において、カムコーダ用設定情報を送信する。
【0102】
カムコーダ11は、図10のステップS59において、このカムコーダ用設定情報を受信すると、LCD78にこれを表示させる。
【0103】
図13は、このようにして、カスタマデータベース52からカムコーダ11に送信されるカムコーダ用設定情報の例を表している。この例のおいては、カムコーダ用設定情報がDIカスタマID、DIパスワード、およびアクセスポイント電話番号により構成されている。
【0104】
アクセスポイント電話番号とは、カムコーダ11がインターネット10に接続するとき、アクセスするポイント、具体的には、インターネットサービスプロバイダA17のアクセスポイント51の電話番号を表している。
【0105】
カムコーダ11のユーザは、図10のステップS60において、このようにして表示されたカムコーダ用設定情報をインターネット10に接続するための条件として入力部77を操作して、カムコーダ11に設定する。この設定は、EEPROM74に記憶される。
【0106】
例えば、パーソナルコンピュータを購入したユーザが、一般的なサービスプロバイダ(図2の例の場合、インターネットサービスプロバイダB18)を介して、インターネット10に接続するためには、図14Aに示されるような、PPP接続用ID、PPP接続用パスワード、アクセスポイント電話番号、Primary DNS Server, Secondary DNS Server, Proxy Server, Port Number, POP認証用ID、POP認証用パスワード、POP Server, SMTP Server、およびメールアドレスという12個の項目を設定する必要があるのに対して、このように、カムコーダ11を購入したユーザは、ISP-Aかんたん登録処理を行うことで、カムコーダ11のユーザは、図14Bに示されるように、Unified ID(図13におけるDIカスタマIDに対応する)、パスワード(図13におけるDIパスワードに対応する)、およびアクセスポイント電話番号(図13におけるアクセスポイント電話番号に対応する)の3個の項目の設定だけで済むことになる。従って、設定操作に不慣れなユーザであっても、簡単に、インターネット接続のための操作を行うことが可能となる。
【0107】
カムコーダ11のユーザは、自分自身が既にインターネットサービスプロバイダA17の会員である場合には、カスタマデータベース52からの要求に基づいて、入力部77を操作して、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDを入力する。そこで、この場合、カムコーダ11のCPU71は、図10のステップS61において、ユーザから入力されたインターネットサービスプロバイダA17のユーザIDを取得すると、通信部82からカスタマデータベース52に、このインターネットサービスプロバイダA17のユーザIDを送信させる。
【0108】
インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52のCPU191は、カムコーダ11から送信されてきたインターネットサービスプロバイダA17のユーザIDを、図11のステップS81において、受信し、取得すると、ステップS82において、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDを、ステップS71の処理で受信されたそのユーザの個人情報に含まれる仮IDと仮パスワードに対応させるためのカムコーダ用設定情報を、カムコーダ11に送信させる。
【0109】
カムコーダ11のCPU71は、ステップS62において、カスタマデータベース52から送信されてきた、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDを、仮IDと仮パスワードに対応させるカムコーダ用設定情報を受信すると、ステップS63において、ユーザが入力部77を操作して行う入力に基づいて、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDを、仮IDと仮パスワードに対応するように設定する処理を行う。具体的には、CPU71は、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDと、仮IDおよび仮パスワードとの対応テーブルを生成する。従って、以後、仮パスワードと仮IDが入力されてインターネット10への接続が指令された場合、CPU71は、この仮IDと仮パスワードを、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDに変換して、インターネットサービスプロバイダA17に対するアクセス処理を行う。
【0110】
カスタマデータベース52のCPU191は、図11のステップS80,S82の処理の後、ステップS83に進み、それまでの処理により登録された情報、あるいはユーザによりその登録情報が更新された場合、その更新された情報を、ネットワークシステム14に送信する。
【0111】
ネットワークシステム14のカスタマデータベース32は、このインターネットサービスプロバイダA17からの登録情報を受信すると、それをカスタマデータベース32に登録させるとともに、ネットワークサービスビジネスセンタ15のカムコーダ用イメージステーション41にもそれを送信し、反映させる。
【0112】
以上のような、ISP-Aかんたん登録処理に引き続いて、アルバム利用登録処理が実行される。このアルバム利用登録処理について、図15と図16のフローチャートを参照して、さらに説明する。図15は、カムコーダ11のアルバム利用登録処理を表し、図16は、それに対応するカムコーダ用イメージステーション41のアルバム利用登録処理を表している。
【0113】
インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52のCPU191は、インターネットサービスプロバイダA17の簡単登録処理が完了すると、カムコーダ11に対する処理の管理権を、ネットワークサービスビジネスセンタ15のカムコーダ用イメージステーション41に移管する。
【0114】
カムコーダ用イメージステーション41のCPU151は、図16のステップS121において、ネットワークシステム14のカスタマデータベース32が図9のステップS34において送信したカムコーダ11の個人情報を、通信部159を介して受信すると、これを記憶部158に供給し、記憶させる。CPU151は、ステップS122において、受信した個人情報のうちの氏名とメールアドレスを読み出し、これをカムコーダ11に送信する。
【0115】
カムコーダ11のCPU71は、カムコーダ用イメージステーション41からの氏名とメールアドレスを受信すると、ステップS101において、これをLCD78に出力し、表示させる。カムコーダ11のユーザは、この表示を見て、自分自身の氏名とメールアドレスが正しいか否かを判定する。なお、このメールアドレス(Eメールアドレス)は、インターネットサービスプロバイダA17における会員登録において設定されたもの(図12)である。
【0116】
カムコーダ11のユーザは、氏名とメールアドレスが、正しいことを確認したとき、入力77を操作し、その氏名とメールアドレスをアルバム利用登録するのに用いることを了承する場合には、その旨を入力する。そこで、ステップS102において、CPU71は、了承が入力されたか否かを判定し、入力された場合には、ステップS103に進み、その入力に対応する了承信号を、カムコーダ用イメージステーション41に送信させる。
【0117】
これに対して、アルバム利用登録を了承しない場合、ユーザは、入力部77を操作してその旨を入力する。このとき、ステップS104において、CPU71は、アルバム利用登録が了承されなかったことを表す非了承信号をカムコーダ用イメージステーション41に送信させる。
【0118】
カムコーダ用イメージステーション41のCPU151は、図16のステップS123において、了承信号が入力されたか否かを判定し、入力された場合には、ステップS124に進み、ステップS121で受信した個人情報を、記憶部158に記憶させる。
【0119】
これに対して、ステップS123において、了承信号が入力されていないと判定された場合、ステップS124の処理はスキップされる。
【0120】
このようにして、カムコーダ用イメージステーション41には、ネットワークシステム14で発行された仮IDと仮パスワードに対応する個人情報が登録される。
【0121】
その後、ステップS125において、カムコーダ用イメージステーション41のCPU151は、ユーザからの登録情報を更新する入力がなされた場合には、その旨をネットワークシステム14に送信する。
【0122】
ネットワークシステム14のカスタマデータベース32は、この更新情報を自分自身が登録するとともに、それをインターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52に送信し、登録させる。
【0123】
なお、ネットワークシステム14のカスタマデータベース32は、仮IDと仮パスワードを発行した後、ユーザの住所宛に、本IDと本パスワードを記載した葉書を郵送する。ユーザは、これを受け取ったとき、仮IDと仮パスワードを、本IDと本パスワードに変更して利用する。
【0124】
カスタマデータベース32は、本IDと本パスワードを発行すると、それをネットワークサービスビジネスセンタ15とインターネットサービスプロバイダA17にインターネット10を介して送信する。ネットワークサービスビジネスセンタ15とインターネットサービスプロバイダA17においては、それぞれ本IDと本パスワードが登録される。仮IDと仮パスワードは、発行されてから、所定の期間(例えば、2週間)だけ利用することが可能であり、ネットワークシステム14、ネットワークサービスビジネスセンタ15、およびインターネットサービスプロバイダA17は、それぞれ仮IDと仮パスワードを2週間だけ有効とし、有効期間が経過した後、その仮IDと仮パスワードが使用された場合には、アクセスを拒否することになる。
【0125】
なお、以上においては、カムコーダ11からネットワークシステム14にユーザ登録させるようにしたが、パーソナルコンピュータによりインターネット10を介して登録したり、葉書で登録することも可能である。
【0126】
次に、図17のフローチャートを参照して、カムコーダ11がネットワークシステム14、ネットワークサービスビジネスセンタ15、またはインターネットサービスプロバイダA17に接続する場合の処理について説明する。ユーザは、入力部77を操作して、ネットワークシステム14にユーザ登録したとき割り当てられた仮IDと仮パスワード(または、その後に設定された本IDと本パスワード)を入力する。ステップS141において、CPU71は、ユーザの入力部77の操作に基づいて入力されたIDとパスワードを取得する。さらに、CPU71は、ステップS142において、ユーザから指定されたアクセス先がインターネットサービスプロバイダA17であるのか否かを判定する。
【0127】
アクセスするのがインターネットサービスプロバイダA17である場合には、ステップS134に進み、CPU71は、図10のステップS63で生成した変換テーブルが存在するか否かを判定する。変換テーブルが存在する場合(カムコーダ11のユーザが、カムコーダ11のユーザ登録をする前から、既にインターネットサービスプロバイダA17の会員であり、そのユーザIDを有していた場合)、ステップS144に進み、CPU71は、ステップS141で取得したIDとパスワードを変換テーブルに基づいて、インターネットサービスプロバイダA17のユーザIDに変換する。そして、ステップS145において、CPU71は、そのインターネットサービスプロバイダA17のユーザIDに基づいて、通信部82を制御し、インターネットサービスプロバイダA17にアクセスさせる。
【0128】
ステップS143において、変換テーブルが存在しないと判定された場合(ユーザがカムコーダ11を購入し、ネットワークシステム14にユーザ登録した後、インターネットサービスプロバイダA17に会員登録した場合)、ステップS145に進み、CPU71は、入力されたIDとパスワードを用いて、インターネットサービスプロバイダA17にアクセスする処理を実行する。この場合、上述したように、インターネットサービスプロバイダA17のカスタマデータベース52が変換テーブルを有しているので、この変換テーブルに基づいて、インターネットサービスプロバイダA17は、カムコーダ11が正規のユーザであるのか否かを判定する。
【0129】
ステップS142において、アクセスする先がインターネットサービスプロバイダA17ではないと判定された場合、ステップS146に進み、CPU71は、アクセス先がネットワークシステム14であるか否かを判定する。アクセス先がネットワークシステム14である場合には、ステップS147に進み、CPU71は、ステップS141で取得されたIDとパスワードに基づいて、ネットワークシステム14にアクセスする。同様に、ステップS146において、アクセスするのがネットワークシステムではないと判定された場合(アクセス先はネットワークビジネスセンタ15であると判定された場合)、ステップS148に進み、CPU71は、ステップS141で取得されたIDとパスワードを利用して、ネットワークビジネスセンタ15にアクセスさせる。
【0130】
以上のようにして、このサービス提供システムにおいては、図18に示されるように、ネットワークシステム14、ネットワークサービスビジネスセンタ15、並びにインターネットサービスプロバイダA17におけるIDとパスワードとして、ネットワークシステム14のユーザ登録時に発行された仮IDと仮パスワード(同一のIDとパスワード)を用いて、それぞれのサービスの提供を受けることができる。
【0131】
以上のようなサービス提供システムにより、カムコーダ11は、例えばインターネットサービスプロバイダA17を介してインターネット10に接続され、情報提供サーバ19よりWEBコンテンツをダウンロードし、LCD78に表示させることができる。
【0132】
ユーザは、カムコーダ11の入力部77を構成する十字キー、決定ボタン、ネットワークボタン、およびネットワークメニューボタン等を操作することにより、WEBコンテンツをダウンロードしたり、WEBコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)等を記憶したり、WEBコンテンツを保存したりする。以下にその操作方法を説明する。
【0133】
図19は、図3の入力部77に含まれるボタン群の構成例を示す図である。
【0134】
図19の例において、入力部77には、アンカーを上下方向および左右方向に移動させる十字キー291、処理の実行を指示する決定ボタン292、ネットワーク機能を選択させる画面を表示させるネットワークボタン293、各種の処理を選択させるGUIであるメニュー画面を表示させるネットワークメニューボタン294が構成されている。
【0135】
十字キー291は、カムコーダ11の筐体に設けられたボタンであり、上下左右の方向を示す三角形が表示されている。ユーザが、その三角形付近を操作すると、LCD78に表示されているWEBコンテンツやアンカーをその三角形が示す方向に移動させる。
【0136】
例えば、ユーザが、十字キー291の上方向を示す三角形が表示されている付近を操作すると、LCD78に表示されているアンカーは、現在表示されている場所から、上方向に存在するボタンやリンク等のアンカーが位置することの可能な場所に移動する。ユーザが十字キー291の下方向、右方向、または左方向を示す三角形が表示されている付近を操作した場合も同様に、アンカーはその示された方向の次のボタンやリンク等に移動する。このようにユーザは、十字キー291を操作することで、LCD78に表示されたアンカーやWEBコンテンツを操作することができる。
【0137】
なお、十字キー291の方向を示す表示は、三角形に限らず、方向を示す形であればどのような形でも良く、十字キー291の周囲に表示されていてもよい。また、十字キー291の指示する方向は、上下左右に限らず、例えば、右斜め上、右斜め下、左斜め上、および左斜め下の4方向を示す等、どの方向であってもよい。
【0138】
決定ボタン292は、カムコーダ11の筐体に設けられたボタンであり、十字キー291と同体に構成されているボタンである。決定ボタン292は、十字キー291の中央に設けられ、上下左右の方向を指示する部分に囲まれるように構成されている。ユーザが十字キー291の中央部分、すなわち決定ボタン292を操作すると、アンカーが位置するリンクやボタンに対応した処理が実行される。
【0139】
例えば、ユーザは、十字キー291を操作して、LCD78に表示されているGUIにおいてアンカーを目的のボタンに位置させ、決定ボタン292を操作することにより、任意の処理を実行させることができる。
【0140】
なお、決定ボタン292は、十字キー291と別体に構成されていてもよい。
【0141】
ネットワークボタン293は、カムコーダ11の筐体に設けられたボタンであり、ネットワークに関する処理を行うGUIをLCD78に表示させるボタンである。例えば、ユーザがネットワークボタン293を操作すると、LCD78に、図21に示すようなネットワークメニュー画面が表示される。ユーザは、このネットワークメニュー画面に基づいて、ネットワークに関する機能を動作させることができる。
【0142】
ネットワークメニューボタン294は、カムコーダ11の筐体に設けられたボタンであり、LCD78に表示されるWEBコンテンツに関する処理を行うGUIをLCD78に表示させるボタンである。
【0143】
例えば、LCD78に図25に示すようなブラウザ画面が表示されている場合、ユーザがネットワークメニューボタン294を操作すると、図26に示すような、WEBコンテンツに関する様々な処理を指示することができるボタン群で構成されたGUIであるメニューバーが表示される。そして、このメニューバーが表示されている場合、ユーザが、ネットワークメニューボタン294を操作すると、このメニューバーが閉じ、図25に示すようなブラウザ画面に戻る。
【0144】
なお、ネットワークボタン293とネットワークメニューボタン294は、1個のボタンで構成されていてもよい。その場合、ユーザが操作したときにLCD78に表示されているGUIに基づいて、そのボタンの指示する処理が変化する。
【0145】
以上のように入力部77に構成された各ボタンを操作することにより、ユーザは、LCD78に表示されたGUIに基づいて、様々な処理を行うことができる。
【0146】
図20は、LCD78に表示されるモニタ画像の例を示す図である。
【0147】
図20の例において、LCD78には、撮像部80により取り込まれたモニタ画像300が表示されている。また、上部には撮影情報部311があり、撮影に関する各種の情報がモニタ画像300に重畳して表示されている。さらに下部にはGUIによる各種の処理の実行を指示するボタンがモニタ画像300に重畳して表示されている。
【0148】
ズームボタン321Aおよび321Bは、撮像部80により取り込まれる画像の焦点距離の調節を指示するボタンである。
【0149】
ネットボタン322は、カムコーダ11のネットワークに関する機能を選択するボタンである。
【0150】
静止画モードボタン323は、カムコーダ11の静止画撮影機能を選択するボタンである。また、インデックスボタン324は、装着されたカセット磁気テープに記録された映像データや音声データに関する情報の表示を指示するボタンである。さらに、機能ボタン325は、設定などの各種の機能を操作するGUIの表示を指示するボタンである。
【0151】
ズームボタン321Aおよび321B、ネットボタン322、静止画モードボタン323、インデックスボタン324、および機能ボタン325のいずれかに、ユーザが指示していることを示すアンカーが位置する。
【0152】
そして、ユーザは、入力部77の十字キー291を右方向または左方向に指示するように操作することにより、アンカーの位置を他のボタンに移動させることができる。ユーザが入力部77の決定ボタン292を操作すると、アンカーが位置するボタンに対応した処理が実行される。
【0153】
図20の例において、アンカーは、ネットボタン322に位置している。このとき、ユーザが入力部77の十字キー291を右方向に指示するように操作した場合、アンカーは静止画モードボタン323に移動し、ユーザが十字キー291を左方向に指示するように操作した場合、アンカーはズームボタン321Bに移動する。
【0154】
アンカーがネットボタン322に位置し、ユーザが入力部77の決定ボタン292を操作した場合、実行するネットワークに関する処理を選択するGUIであるネットワークメニュー画面がLCD78に表示される。また、入力部77を構成するネットワークボタン293を操作しても、ネットワークメニュー画面がLCD78に表示される。
【0155】
図21は、LCD78に表示されるネットワークメニュー画面の例を示す図である。
【0156】
図21の例において、ネットワークメニュー画面330には、ブラウザ機能を動作させるブラウザボタン331、ネットワークに関する各種の設定を行う設定ボタン332、メール機能を動作させるメールボタン333、WEBアルバムに関する機能を動作させるWebアルバムボタン334、および、ネットワークメニュー画面330を閉じ、ネットワークに関する処理を終了させ、図20に示すモニタ画面300に戻ることを指示する終了ボタン335が設けられている。
【0157】
図21の例において、アンカーはブラウザボタン331に位置しており、ユーザが入力部77の決定ボタン292を操作することにより、カムコーダ11のCPU71はブラウザモード処理を実行する。
【0158】
カムコーダ11のCPU71によるブラウザモード処理を、図22のフローチャートを参照して説明する。
【0159】
アンカーはブラウザボタン331に位置した状態で、ユーザが入力部77の決定ボタン292を操作すると、カムコーダ11のCPU71は、ステップS201において、LCD78にブラウザ画面を表示し、通信部82を介して、例えば、インターネットサービスプロバイダA17にアクセスする処理を行う。
【0160】
例えば、カムコーダ11のCPU71は、通信部82を制御し、インターネットサービスプロバイダA17のアクセスポイント51へのアクセスを指令する。通信部81は、この指令を受けると、ブルートゥースアダプタ12と近距離無線通信し、そこから公衆回線網13を介してインターネットサービスプロバイダA17のアクセスポイント51にアクセスし、認証処理が行われる。その際に、LCD78に認証処理画面が表示され、ユーザのIDおよびパスワードが要求される。
【0161】
図23は、LCD78に表示される、ブラウザ画面とインターネットサービスプロバイダA17にアクセスした際に行われる認証処理に使用される認証画面の表示例を示す図である。
【0162】
図23の例において、ブラウザ画面341は、接続の状態を示す状態表示部342、接続先のURLを示すアドレス表示部343、アドレス表示部343に表示されたURLよりダウンロードされたWEBコンテンツ344により構成される。
【0163】
インターネット10への接続時におけるアドレス表示部343には、予めROM72、またはCPU71内のROM(図示せず)に記憶されたURLが表示されており、カムコーダ11がインターネット10に接続されると、カムコーダ11はそのURLにアクセスする。なお、このURLは、ユーザにより指定され、RAM73、またはEEPROM74等に記憶されているようにしてもよい。
【0164】
また、認証処理中には、図23に示す例のようにブラウザ画面341に認証画面351が重畳されて表示され、ユーザIDおよびパスワードが要求される。
【0165】
認証画面351には、入力されたユーザIDを表示するユーザID入力欄352、入力されたパスワードを表示するパスワード入力欄353、入力したユーザIDおよびパスワードの送信を指示するはいボタン354、入力したユーザIDおよびパスワードの送信を拒否するいいえボタン355により構成される。
【0166】
ユーザは、入力部77の十字キー291を操作することにより、アンカーを認証画面351のユーザID入力欄352、パスワード入力欄353、はいボタン354、またはいいえボタン355に位置させる。そして、ユーザは入力部77の決定ボタン292を操作することにより、アンカーの位置に対応した処理を実行させる。
【0167】
ユーザが十字キー291を操作し、ユーザID入力欄352にアンカーを位置させ、決定ボタン292を操作すると、LCD78には、文字(数字、記号を含む)入力を行うことができるGUIである文字入力画面が表示される。
【0168】
図24は、LCD78に表示される文字入力画面の表示例を示す図である。
【0169】
図24の例において、文字入力画面361は、入力された文字、数字、および記号を表示する文字入力欄362、文字入力欄362において文字、数字、および記号が入力される位置を示すカーソル363、英数字および記号を入力するモードを指示する英数タブ364A、ひらがなおよび漢字を入力するモードを指示するひらがなタブ364B、カタカナを入力するモードを指示するカタカナタブ364C、文字(数字、記号を含む)の入力に関する処理を指示するボタン365−1乃至365−19、および、文字入力画面を閉じて文字入力作業を終了する終了ボタン366により構成される。
【0170】
図24に示す文字入力画面361において、ユーザは、十字キー291を操作し、アンカーを英数タブ364A、ひらがなタブ364B、またはカタカナタブ364Cに位置させ、入力するモード(文字の種類)を選択する。図24の例においては、英数タブ364Aが選択されている。
【0171】
タブにアンカーを位置させ、入力するモードを選択したユーザは、十字キー291を操作し、ボタン365−1乃至365−19にアンカーを位置させ、決定ボタン292を操作することにより、GUIを操作する。
【0172】
図24の例において、ボタン365−1、およびボタン365−17は、カーソル363の位置を操作するボタンである。ユーザが十字キー291を操作し、ボタン365−1にアンカーを位置させ、決定ボタン292を操作すると、カーソル363は1文字分左に移動する。ただし、カーソル363の左に文字が無い場合、カーソル363は移動しない。同様に、ユーザが十字キー291を操作し、ボタン365−17にアンカーを位置させ、決定ボタン292を操作すると、カーソル363は1文字分右に移動する。ただし、カーソル363の右に文字が無い場合、カーソル363は移動しない。
【0173】
ボタン365−18を操作すると、文字入力欄362に表示された文字(数字および記号を含む)のうち、カーソル363の左隣にある文字(改行も含む)が1字消去され、カーソル363、およびカーソル363の右側の文字(改行も含む)が左に1文字分移動される。ただし、カーソル363の左側に文字が存在しない(消去する文字が無い)場合、カーソル363は移動しない。
【0174】
ボタン365−19を操作すると、文字入力欄362に表示されたカーソル363は改行され、1行下に表示される。
【0175】
ユーザは、十字キー291を操作してアンカーを移動させ、決定ボタン292を操作することにより、ボタン365−2乃至365−16を操作すると、各ボタンに表示されている文字、数字、および記号を入力する。入力された文字は文字入力欄362のカーソル363の位置に表示される。このときカーソル363は、1文字分右に移動する。ボタン365−2乃至365−16に表示されている文字は、選択されているタブにより異なり、それに伴い入力される文字も異なる。
【0176】
図24の例において、ボタン365−2乃至365−5、並びにボタン365−8が操作された場合、記号が入力され、ボタン365−6および365−7、並びに、ボタン365−10乃至365−15が操作された場合、アルファベットが入力され、ボタン365−9および365−16が操作された場合、数字が入力される。
【0177】
また、ボタン365−2乃至365−16には、それぞれ複数の記号、アルファベット、または数字が表示されているが、決定ボタン292が操作されると以下のように処理され、1つの記号または1文字が入力される。
【0178】
例えば、ユーザがボタン365−11にアンカーを位置させ、決定ボタン292を操作した場合、文字「j」が入力され、文字入力欄362のカーソル363の位置に表示される。そのとき、カーソル363は1文字分右側に移動する。そして、ユーザが再度決定ボタン292を操作すると、文字入力欄362に表示された文字「j」は消去され、文字「k」が表示される。同様に、ユーザが決定ボタン292を操作すると、文字「k」は消去され、文字「l」が表示される。すなわち、ユーザが決定ボタン292を操作した回数により、入力される文字が変わる。ボタン365−11の場合、入力される文字は、「j」、「k」、「l」、「J」、「K」、および「L」の6種類である。なお、文字「L」が表示されている状態から、決定ボタン292が操作されると、文字「L」が消去され、文字「j」が表示される。
【0179】
表示された文字は、十字キー291が操作され、アンカーが移動した場合、確定される。文字が確定すると、文字入力欄362における入力された文字を表示する位置がカーソル363の位置に戻る。すなわち、表示位置が1文字分右に移動する。
【0180】
以上のように、ユーザは、十字キー291および決定ボタン292を操作することにより、文字を入力することができる。
【0181】
なお、ボタン365−2乃至365−16により入力される文字、数字および記号は、文字入力画面361に表示された文字、数字、および記号以外の文字を入力するようにしてもよい。
【0182】
文字の入力が完了したユーザは、終了ボタン366を操作し、図23の認証画面351に戻る。
【0183】
同様に、ユーザは、図23に示す認証画面351において、十字キー291を操作してパスワード入力欄353にアンカーを位置させ、決定ボタン292を操作して図24に示す文字入力画面361を表示させ、パスワードを入力する。
【0184】
以上のようにして、ユーザは、ネットワークシステム14にユーザ登録したとき割り当てられたユーザIDおよびパスワードを、図24の文字入力画面を用いて、ユーザID入力欄352およびパスワード入力欄353それぞれ入力し、はいボタン354を操作し、ユーザIDおよびパスワードの送信を指示する。
【0185】
カムコーダ11のCPU71は、通信部82を制御し、ユーザにより入力されたユーザIDおよびパスワードに基づいて、認証情報を作成し、アクセスポイント51に送信させる。
【0186】
ユーザIDおよびパスワードが認証されると、カムコーダ11は、アクセスポイント51を介してインターネット10に接続される。
【0187】
図22に戻り、認証処理が終了すると、カムコーダ11のCPU71は、ステップS202において、インターネット10に接続したか否かを判定する。接続したと判定した場合、CPU71は、図23のアドレス表示部343に表示されているURLのサーバにアクセスし、WEBコンテンツをダウンロードする。ダウンロードされたWEBコンテンツは、図23のブラウザ画面341のWWW表示部344に表示される。
【0188】
図25は、WEBコンテンツを表示しているブラウザ画面の表示例を示す図である。
【0189】
図25において、ブラウザ画面341のWWW表示部344には、アドレス表示部343に表示されたURLよりダウンロードしたWEBコンテンツが表示されている。この場合、WEBコンテンツは、VGAの解像度(640×480ドット)で表示されており、WWW表示部344より表示サイズが大きくなり、全てが表示されてない。このような場合、図25に示すように、WWW表示部344には、縦スクロールバー371Aおよび横スクロールバー371Bが表示され、この縦スクロールバー371Aおよび横スクロールバー371Bが移動すると、WEBコンテンツはそれに合わせてスクロールされ、全て表示される。また、WWW表示部344に表示されたWEBコンテンツには、アンカーが重畳されて表示されている。
【0190】
ユーザは、十字キー291を操作し、アンカーを移動させることができる。アンカーは、WEBコンテンツに含まれるリンクやボタン等に位置される。図25の例においては、アンカーは「GW新作映画」と表示されたリンクに位置している。ユーザが十字キー291を操作することで、アンカーは、その十字キー291が操作された方向にあるリンクやボタンに移動する。
【0191】
ユーザが十字キー291を操作した方向にリンクやボタンが存在しない場合、その方向に縦スクロールバー371Aまたは横スクロールバー371Bが所定の量だけ移動し、WWW表示部344に表示されるWEBコンテンツがスクロールされる。ただし、その方向に縦スクロールバー371Aまたは横スクロールバー371Bが移動できない場合は、WEBコンテンツはスクロールされない。例えば、図25の例においては、縦スクロールバー371Aは、上端に位置しているので、この状態からWEBコンテンツを上方向にスクロールさせることはできない。
【0192】
以上のようにダウンロードされたWEBコンテンツは、LCD78に表示される。
【0193】
図22に戻り、ステップS203において、WEBコンテンツを表示したカムコーダ11のCPU71は、ステップS205に進む。ステップS202において、インターネット10に接続していないと判定した場合、カムコーダ11のCPU71は、ステップS204に進み、接続されていない旨のメッセージをLCD78に表示させ、ステップS205に進む。
【0194】
ステップS205において、CPU71は、ユーザが入力部77を構成するネットワークメニューボタン294を操作したか否かを判定し、操作したと判定されるまで待機する。
【0195】
CPU71は、ユーザが入力部77を構成するネットワークメニューボタン294を操作したと判定された場合、CPU71は、ステップS206に進み、LCD78にメニューバーを1段表示する。
【0196】
図26は、メニューバーの表示例を示す図である。
【0197】
図26の例において、1段表示されたメニューバー381は、現在表示しているWEBコンテンツの前に表示したWEBコンテンツを表示させる戻るボタン382A、現在表示しているWEBコンテンツの後に表示したWEBコンテンツを表示させる進むボタン382B、アドレス表示部343に表示されているURLに再度アクセスし、WEBコンテンツをダウンロードし直す再読み込みボタン382C、WEBコンテンツのダウンロード処理を中断する中断ボタン382D、ジャンプ機能を選択するジャンプボタン382E、ブックマーク機能を選択するブックマークボタン382F、接続されている回線を切断する切断ボタン382G、ブラウザモードを終了する終了ボタン382H、およびボタンの機能を説明するボタン情報表示部383により構成される。
【0198】
メニューバー381が表示されると、アンカーは、メニューバー381のボタンに位置し、ユーザが十字キー291を操作することにより、各ボタン上を移動する。そして、ユーザが決定ボタン292を操作すると、アンカーの位置するボタンが操作される。各ボタンの機能の詳細については後で説明する。
【0199】
図22に戻り、メニューバーを1段表示したCPU71は、ステップS207において、ユーザが十字キー291を下方向に指示するように操作したか否かを判定する。下方向を指示するように操作したと判定した場合、CPU71は、LCD78にメニューバーを2段表示する。
【0200】
図27は、メニューバーを2段表示した場合の表示例を示す図である。
【0201】
図27において、メニューバー381は、図26において説明した戻るボタン382A乃至ボタン情報表示部383、表示されているWEBコンテンツの解像度の設定を変更する画面拡大/縮小ボタン392A、表示しているWEBコンテンツのフレームを切り替えるフレーム切替ボタン392B、表示されているWEBコンテンツに関する情報を表示する情報表示ボタン392C、画面メモ機能を選択する画面メモボタン392Dにより構成される。
【0202】
アンカーの操作については図26の場合と同様であるので、その説明は省略する。ただし、メニューバーが2段表示されている場合、ユーザが十字キー291を操作して、アンカーをメニューバー381の上下のボタンに移動させることもできる。各ボタンの機能の詳細については後で説明する。
【0203】
図22に戻り、メニューバーを2段表示したCPU71は、ステップS209に進む。
【0204】
ステップS207において、ユーザが十字キー291を下方向に指示するように操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS209に進む。
【0205】
ステップS209において、CPU71は、ユーザがアンカーを操作し、メニューバー381の終了ボタン382Hを操作したか否かを判定する。操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS210に進み、インターネット10に接続されている回線を電気的に切断し、図21に例を示すネットワークメニュー画面330を表示し、ブラウザモード処理を終了する。
【0206】
図28は、回線切断時にLCD78に表示される回線切断確認画面401の表示例を示す図である。
【0207】
図28の例において、回線切断確認画面401には、「回線を切断します よろしいですか?」のメッセージが表示され、回線を切断するはいボタン402、および回線の切断を拒否するいいえボタン403が設けられている。
【0208】
図28の例において、アンカーははいボタン402またはいいえボタン403に位置し、ユーザは、十字キー291を操作してアンカーをはいボタン402またはいいえボタン403に移動させ、決定ボタン292を操作することで、はいボタン402またはいいえボタン403のどちらかのボタンを操作する。
【0209】
ユーザが、はいボタン402を操作すると、回線切断の処理が続けられ、ブラウザモード処理が終了される。ユーザがいいえボタン403を操作すると、回線切断の処理が中止され、元の画面に戻る。
【0210】
図22に戻り、ステップS209において、ユーザがメニューバー381の終了ボタン382Hを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS211に進み、入力部77を構成するネットワークメニューボタン294を再度操作したか否かを判定する。操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS209に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0211】
ユーザがネットワークメニューボタン294を再度操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS212に進み、LCD78に表示されているメニューバー381を閉じる。メニューバー381を閉じると、CPU71は、ステップS205に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0212】
以上のようにして、CPU71は、ブラウザモード処理を行う。
【0213】
以上に説明したブラウザモード処理において、LCD78にメニューバー381が表示されると、CPU71は、メニューバーに関する処理であるメニューバー処理を開始する。
【0214】
CPU71によるメニューバー処理を図29乃至図31のフローチャートを参照して説明する。また、必要に応じて、図26および図27を参照して説明する。
【0215】
最初にステップS231において、CPU71は、ユーザが、図26のメニューバー381の戻るボタン382Aを操作したか否かを判定する。
【0216】
図26の例において、ユーザは、十字キー291を操作してアンカーを戻るボタン382Aに位置させ、決定ボタン292を操作することにより戻るボタン382Aを操作する。
【0217】
図29において、ユーザが戻るボタン382Aを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS232に進み、前ページの履歴が存在するか否かを判定する。
【0218】
ユーザが、それまでに複数のWEBコンテンツ(ページ)を表示させている場合、その履歴情報は、RAM73等に記憶されている。CPU71は、その履歴情報を参照し、現在表示されているWEBコンテンツ(ページ)の前に表示されたWEBコンテンツ(前ページ)の履歴が存在するか否かを判定する。
【0219】
前ページの履歴が存在すると判定した場合、CPU71は、ステップS233に進み、WWW表示部344に前ページを表示する。この場合、URLのみをRAM73等に記憶しておき、WWW表示部344に前ページを表示する際に、そのURLにアクセスし、WEBコンテンツ(ページ)をダウンロードするようにしてもよいし、WEBコンテンツ(ページ)自体をRAM73等に記憶しておき、WWW表示部344に前ページを表示する際に、そのWEBコンテンツ(ページ)を表示するようにしてもよい。
【0220】
前ページを表示させたCPU71は、ステップS234に進む。
【0221】
また、ステップS232において、前ページの履歴情報が存在しないと判定された場合、CPU71は、ステップS234に進む。
【0222】
さらに、ステップS231において、ユーザが戻るボタン382Aを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS234に進む。
【0223】
ステップS234において、CPU71は、ユーザが図26のメニューバー381の進むボタン382Bを操作したか否かを判定する。
【0224】
図26の例において、ユーザは、戻るボタン382Aを操作する場合と同様に進むボタン382Bを操作する。
【0225】
図29において、ユーザが進むボタン382Bを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS235に進み、次ページの履歴が存在するか否かを判定する。
【0226】
ユーザが、それまでに複数のWEBコンテンツ(ページ)を表示させており、戻るボタン382Aを操作し、過去に表示したWEBコンテンツ(ページ)を再度表示させている場合、CPU71は、履歴情報を参照し、現在表示されているWEBコンテンツ(ページ)の次に表示されたWEBコンテンツ(次ページ)の履歴が存在するか否かを判定する。
【0227】
次ページの履歴が存在すると判定した場合、CPU71は、ステップS236に進み、WWW表示部344に次ページを表示する。この場合、URLのみをRAM73等に記憶しておき、WWW表示部344に次ページを表示する際に、そのURLにアクセスし、WEBコンテンツ(ページ)をダウンロードするようにしてもよいし、WEBコンテンツ(ページ)自体をRAM73等に記憶しておき、WWW表示部344に次ページを表示する際に、そのWEBコンテンツ(ページ)を表示するようにしてもよい。
【0228】
次ページを表示させたCPU71は、ステップS237に進む。
【0229】
また、ステップS235において、次ページの履歴情報が存在しないと判定された場合、CPU71は、ステップS237に進む。
【0230】
さらに、ステップS231において、ユーザが進むボタン382Bを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS237に進む。
【0231】
ステップS237において、CPU71は、ユーザが図26のメニューバー381の再読み込みボタン382Cを操作したか否かを判定する。
【0232】
図26の例において、ユーザは、戻るボタン382Aを操作する場合と同様に再読み込みボタン382Cを操作する。
【0233】
図29において、ユーザが再読み込みボタン382Cを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS238に進み、アドレス表示部343に表示されたURLにアクセスしWWW表示部344に現在表示されているWEBコンテンツ(ページ)をダウンロードし、ページの再読み込みを行う。ページの再読み込みを行ったCPU71は、ステップS239に進む。
【0234】
また、ステップS237において、ユーザが再読み込みボタン382Cを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS239に進む。
【0235】
ステップS239において、CPU71は、ユーザが図26のメニューバー381の中断ボタン382Dを操作したか否かを判定する。
【0236】
図26の例において、ユーザは、戻るボタン382Aを操作する場合と同様に中断ボタン382Dを操作する。
【0237】
図29において、ユーザが中断ボタン382Dを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS240に進み、そのとき行われているWEBコンテンツ(ページ)をダウンロードする処理を中断し、ページの読み込みを中断する。ページの読み込みの中断を行ったCPU71は、図30のステップS241に進む。
【0238】
また、ステップS239において、ユーザが中断ボタン382Dを操作していないと判定した場合、CPU71は、図30のステップS241に進む。
【0239】
図30のステップS241において、CPU71は、ユーザが図26のメニューバー381のジャンプボタン382Eを操作したか否かを判定する。
【0240】
図26の例において、ユーザは、戻るボタン382Aを操作する場合と同様にジャンプボタン382Eを操作する。
【0241】
図30のステップS241において、ユーザがジャンプボタン382Eを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS242に進み、ジャンプ処理を行う。ジャンプ処理の詳細については後で説明する。ジャンプ処理を行ったCPU71は、ステップS243に進む。
【0242】
また、ステップS241において、ユーザがジャンプボタン382Eを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS243に進む。
【0243】
ステップS243において、CPU71は、ユーザが図26のメニューバー381のブックマークボタン382Fを操作したか否かを判定する。
【0244】
図26の例において、ユーザは、戻るボタン382Aを操作する場合と同様にブックマークボタン382Fを操作する。
【0245】
図30のステップS243において、ユーザがブックマークボタン382Fを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS244に進み、ブックマーク処理を行う。ブックマーク処理の詳細については後で説明する。ブックマーク処理を行ったCPU71は、ステップS245に進む。
【0246】
また、ステップS243において、ユーザがブックマークボタン382Fを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS245に進む。
【0247】
ステップS245において、CPU71は、ユーザが図26のメニューバー381の切断ボタン382Gを操作したか否かを判定する。
【0248】
図26の例において、ユーザは、戻るボタン382Aを操作する場合と同様に切断ボタン382Gを操作する。
【0249】
図30のステップS245において、ユーザが切断ボタン382Gを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS246に進み、インターネット10に接続されている回線を電気的に切断する。その切断処理の際に、CPU71は、LCD78に図28に示す回線切断確認画面401を表示する。回線を切断したCPU71は、ステップS247に進む。
【0250】
また、ステップS245において、ユーザが切断ボタン382Gを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS247に進む。
【0251】
ステップS247において、CPU71は、ユーザが図26のメニューバー381の終了ボタン382Hを操作したか否かを判定する。
【0252】
図26の例において、ユーザは、戻るボタン382Aを操作する場合と同様に終了ボタン382Hを操作する。
【0253】
図30のステップS247において、ユーザが終了ボタン382Hを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS248に進み、インターネット10に接続されている回線を電気的に切断する。その切断処理の際に、CPU71は、LCD78に図28に示す回線切断確認画面401を表示する。回線を切断したCPU71は、LCD78に図21に示すネットワークメニュー画面を表示し、メニューバー処理を終了する。
【0254】
また、ステップS247において、ユーザが終了ボタン382Hを操作していないと判定した場合、CPU71は、図31のステップS249に進む。
【0255】
図31のステップS249において、CPU71は、LCD78にメニューバーの2段目を表示しているか否かを判定する。表示していないと判定した場合、CPU71は図29のステップS231に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0256】
メニューバーの2段目を表示していると判定した場合、CPU71は、ステップS250に進み、ユーザが図27のメニューバー381の画面拡大/縮小ボタン392Aを操作したか否かを判定する。
【0257】
ユーザは、図26の例において戻るボタン382Aを操作する場合と同様に、図27の例における画面拡大/縮小ボタン392Aを操作する。
【0258】
図31において、ユーザが画面拡大/縮小ボタン392Aを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS251に進み、LCD78に表示されている画面モードを切り替えることで表示サイズを変える。画面モードは、VGA(640×480ドット)とQVGA(320×240ドット)の2つの解像度が用意されており、画面拡大/縮小ボタン392Aをユーザが操作するごとに、画面モードの切り替えが行われる。なお、予め用意する画面モードは、VGAおよびQVGAの2種類に限らず、例えばSVGA等の他の解像度でもよい。また、用意するモードの種類は何種類でもよい。これにより、LCD78のサイズが小さい場合でも、画像を表示することが可能であり、ユーザは、画面のサイズによらず、GUIの操作を行うことができる。
【0259】
画面モードを切り替えたCPU71は、ステップS252に進む。また、ステップS250において、ユーザが画面拡大/縮小ボタン392Aを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS252に進む。
【0260】
ステップS252において、CPU71は、ユーザが図27のメニューバー381のフレーム切替ボタン392Bを操作したか否かを判定する。
【0261】
ユーザは、図26の例において戻るボタン382Aを操作する場合と同様に、図27の例におけるフレーム切替ボタン392Bを操作する。
【0262】
図31において、ユーザがフレーム切替ボタン392Bを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS253に進み、WWW表示部344に異なるフレームのWEBコンテンツを表示する。WEBコンテンツがフレーム分割されていない場合はそのままの表示となる。CPU71は、ユーザがフレーム切替ボタン392Bを操作するごとに、存在するフレームを順番に表示する。
【0263】
フレームを切り替えたCPU71は、ステップS254に進む。また、ステップS252において、ユーザがフレーム切替ボタン392Bを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS254に進む。
【0264】
ステップS254において、CPU71は、ユーザが図27のメニューバー381の情報表示ボタン392Cを操作したか否かを判定する。
【0265】
ユーザは、図26の例において戻るボタン382Aを操作する場合と同様に、図27の例における情報表示ボタン392Cを操作する。
【0266】
図31において、ユーザが情報表示ボタン392Cを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS255に進み、WWW表示部344に表示されたWEBコンテンツに関する情報を表示する。
【0267】
情報を表示したCPU71は、ステップS256に進む。また、ステップS254において、ユーザが情報表示ボタン392Cを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS256に進む。
【0268】
ステップS256において、CPU71は、ユーザが図27のメニューバー381の情報表示ボタン392Dを操作したか否かを判定する。
【0269】
ユーザは、図26の例において戻るボタン382Aを操作する場合と同様に、図27の例における画面メモボタン392Dを操作する。
【0270】
図31において、ユーザが画面メモボタン392Dを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS257に進み、画面メモ処理を行う。画面メモ処理の詳細については、後で説明する。
【0271】
画面メモ処理を終了したCPU71は、ステップS251に戻り、それ以降の処理を行う。また、ステップS256において、ユーザが画面メモボタン392Dを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS251に戻り、それ以降の処理を行う。
【0272】
以上のようにCPU71がメニューバー処理を行うことで、ユーザは、GUIであるメニューバーを操作し、様々な機能を利用することができる。
【0273】
次に、図30のステップS242において行われるジャンプ処理の詳細を図32のフローチャートを参照して説明する。
【0274】
ユーザにより図26のメニューバー381のジャンプボタン382Eが操作されると、カムコーダ11のCPU71は、ステップS271において、図24に示す文字入力画面361を表示し、入力を受け付ける。
【0275】
ユーザは、十字キー291と決定ボタン292を操作することで文字入力画面361によりアクセスするURLを入力する。入力が完了するとユーザは、終了ボタン366を操作し、文字入力画面を終了する。
【0276】
文字入力画面361をLCD78に表示したCPU71は、ステップS272において、ユーザが終了ボタン366を操作したか否かを判定し、操作したと判定するまで待機する。
【0277】
ユーザが終了ボタン366を操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS273に進み、ブラウザ画面に戻り、ユーザにより指定されたURLにアクセスし、ページをダウンロードし、表示する。
【0278】
ダウンロードしたページを表示したCPU71は、ジャンプ処理を終了し、図30のステップS243に進む。以上のようにCPU71はジャンプ処理を行い、ユーザは、十字キー291と決定ボタン292を操作することにより、目的のURLにアクセスし、WEBコンテンツを表示させることができる。
【0279】
次に図30のステップS244において行われるブックマーク処理の詳細について、図33および図34のフローチャートを参照して説明する。
【0280】
ユーザにより図26のメニューバー381のブックマークボタン382Fが操作されると、CPU71は、ステップS291において、LCD78にブックマークリスト画面を表示し、ユーザの入力を受け付ける。
【0281】
図35は、ブックマークリスト画面の表示例を示す図である。
【0282】
図35の例において、ブックマークリスト画面411には、ブックマークリスト画面を閉じる処理を行う項目412A、ブックマークリストの追加を行う項目412B、これまでに記憶されたブックマークである項目412C乃至412Gがブックマークリストとして表示されている。また、ブックマークリストの下には、アンカーが位置するブックマークが指定するURLを表示するアドレス表示部413が表示されている。さらに、図35に示すように、記憶されているブックマークが一度にブックマークリスト画面411に表示できない場合、ブックマークリストの右側にはスクロールバー414が表示されている。
【0283】
項目412C乃至412G等からなるブックマーク情報は、図3のRAM73、EEPROM74等に記憶されており、LCD78にブックマークリスト画面411が表示されると、これらのブックマーク情報が読み出され、それらのタイトルがブックマークリストとして表示される。また、ブックマーク情報はメモリカードインターフェース84を介して、メモリカード85に記憶されてもよい。
【0284】
アンカーは、ブックマークリストに位置しており、ユーザが十字キー291を操作することで、位置する項目を選択できる。そしてユーザが決定ボタン292を操作すると、アンカーの位置する項目が操作される。また、アンカーが表示されているブックマークリストの一番下の項目に位置するときに、ユーザが十字キー291を下方向に指示するように操作すると、スクロールバー414が移動し、表示されていなかった項目が表示される。アンカーが表示されているブックマークリストの一番上の項目に位置し、ユーザが十字キー291を上方向に指示するように操作した場合も同様である。
【0285】
図33に戻り、ステップS292において、CPU71は、ユーザが項目412Aの「戻る」を選択したか否かを判定する。選択したと判定した場合、CPU71は、ステップS293に進み、ブックマークリスト画面411を終了する。ステップS293の処理を終了すると、CPU71は、ブックマークリスト処理を終了し、図30のステップS245に進む。
【0286】
また、ステップS292において、ユーザが項目412Aを選択していないと判定した場合、CPU71は、ステップS294に進み、ユーザが項目412Bの「追加」を選択したか否かを判定する。選択したと判定した場合、CPU71は、ステップS295に進み、アドレス表示部343に表示されているURL等をブックマーク情報としてRAM73、またはEEPROM74等に記憶し、そのタイトルを新たにブックマークリストに追加して表示する。ブックマークを追加すると、CPU71は、ブックマーク追加確認画面をLCD78に表示する。
【0287】
図36はブックマーク追加確認画面の表示例を示す図である。
【0288】
図36の例において、ブックマーク追加確認画面421には、「ブックマークを追加しました」のメッセージが表示されている。そして、そのメッセージの下にはブックマーク追加確認画面421を閉じるはいボタン422が設けられている。
【0289】
ユーザは、このブックマーク追加確認画面421のメッセージを見て、ブックマークが追加されたことを確認し、決定ボタン292を操作してはいボタン422を選択する。はいボタン422が操作されると、ブックマーク確認画面421が終了する。追加されたブックマークはブックマークリストの項目412Bの下に追加される。
【0290】
図33に戻り、ブックマークを追加したCPU71は、ステップS296に進む。また、ステップS294において、ユーザが項目412Bの「追加」を選択したと判定していないと判定した場合、CPU71は、ステップS296に進む。
【0291】
ステップS296において、CPU71は、ユーザが項目412C乃至412Gのブックマークを選択したか否かを判定する。選択していないと判定した場合、CPU71は、ステップS292に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0292】
ユーザが項目412C乃至412Gのブックマークを選択したと判定した場合、CPU71は、ステップS297に進み、LCD78にブックマーク確認画面を表示し、入力を受け付ける。
【0293】
図37は、ブックマーク確認画面の表示例を示す図である。
【0294】
図37の例において、ブックマーク確認画面431は、ブックマークリストに表示されるブックマークのタイトルを表示するタイトル表示部432、ブックマークとして保存されたアドレスを示すアドレス表示部433、表示されているブックマークをブックマークリストより削除する削除ボタン434A、ブックマークのタイトルを編集する編集ボタン434B、アドレス表示部433に表示されているアドレスにアクセスするジャンプボタン434C、および図35に示すブックマークリスト画面411に戻るキャンセルボタン434Dにより構成される。
【0295】
アンカーは、削除ボタン434A乃至キャンセルボタン434Dのいずれかに位置し、ユーザが十字キー291を操作することで、隣のボタンへと移動する。そして、ユーザが決定ボタン292を操作すると、アンカーの位置するボタンが操作される。
【0296】
図33において、ステップS297の処理を終了したCPU71は、図34のステップS298に進み、ユーザが削除ボタン434Aを操作したか否かを判定する。操作したと判定すると、CPU71は、ステップS299に進み、LCD78にブックマーク削除確認画面を表示し、入力を受け付ける。
【0297】
図38は、ブックマーク削除確認画面の表示例を示す図である。
【0298】
図38において、ブックマーク削除確認画面441には、「このブックマークを削除してもよろしいですか?」のメッセージが表示される。そして、その下には、削除を指示するはいボタン442A、および削除を拒否するいいえボタン442Bが設けられている。
【0299】
ユーザは、十字キー291を操作することにより、アンカーをはいボタン442Aまたはいいえボタン442Bに位置させ、決定ボタン292を操作することにより、アンカーが位置するボタンを操作する。
【0300】
ユーザがはいボタン442Aを操作すると、このブックマークはブックマークリストより削除される。また、ユーザがいいえボタン442Bを操作すると、このブックマークは削除されず、ブックマーク確認画面431に戻る。
【0301】
図34に戻り、ステップS299の処理を終了したCPU71は、ステップS300に進み、ユーザがはいボタン442Aを操作したか否かを判定する。操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS301に進み、指定されたブックマークをブックマークリストより削除する。ブックマークを削除したCPU71は、ステップS303に進む。
【0302】
ステップS300において、ユーザがはいボタン442Aを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS302に進み、ユーザがいいえボタン442Bを操作したか否かを判定する。操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS300に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0303】
ユーザがいいえボタン442Bを操作したと判定した場合、CPU71は、ブックマークを削除せずに図37のブックマーク確認画面431に戻り、ステップS303に進む。また、ステップS298において、ユーザが削除ボタン434Aを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS303に進む。
【0304】
ステップS303において、CPU71は、ユーザが図37のブックマーク確認画面431の編集ボタン434Bを操作したか否かを判定する。操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS304に進み、図24に示す文字入力画面361を表示し、入力を受け付ける。ユーザは文字入力画面361を操作して、ブックマークのタイトルを編集する。編集が完了すると、ユーザは、文字入力画面361の終了ボタン366を操作して、編集作業を終了する。
【0305】
CPU71は、ステップS305において、ユーザが、文字入力画面361の終了ボタン366を操作したか否かを判定し、操作したと判定するまで待機する。
【0306】
ユーザが終了ボタン366を操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS306に進み、ユーザが入力した編集結果を図35のブックマークリスト画面411のブックマークリストに反映させ、ステップS307に進む。
【0307】
また、ステップS303において、ユーザが編集ボタン434Bを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS307に進む。
【0308】
ステップS307において、CPU71は、ユーザが、図37のブックマーク確認画面431のジャンプボタン434Cを操作したか否かを判定する。操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS308に進み、指定されたURLのページを取得し、ブラウザ画面341のWWW表示部344に表示する。表示が完了するとCPU71は、ブックマーク処理を終了し、図30のステップS245に進む。
【0309】
また、ステップS307において、ジャンプボタン434Cを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS309に進み、ユーザが図37のブックマーク確認画面431のキャンセルボタン434Dを操作したか否かを判定する。操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS298に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0310】
また、ユーザがキャンセルボタン434Dを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS310に進み、図35のブックマークリスト画面411をLCD78に表示し、入力を受け付ける。ステップS310の処理を終了したユーザは、ステップS292に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0311】
以上のようにCPU71はブックマーク処理を行い、ユーザは、十字キー291と決定ボタン292を操作することにより、表示しているWEBコンテンツをブックマークに登録したり、登録してあるブックマークを編集したり、登録してあるブックマークよりWEBコンテンツを表示させたりすることができる。
【0312】
次に図31のステップS257において行われる画面メモ処理の詳細について、図39および図40のフローチャートを参照して説明する。
【0313】
画面メモは、ユーザの指示に基づいてメモリカード85に記憶された、インターネット10よりダウンロードしたWEBコンテンツに関する情報のことである。ユーザは、この機能を利用し、例えば、山奥などの、インターネットに接続できない状況においても、メモリカード85より読み出させることによりWEBコンテンツを視聴することができる。また、この画面メモは、メモリカード85に記憶されるので、ユーザは、他のカムコーダ11等の、メモリカード85を装着可能で、WEBコンテンツを表示可能な機器を用いて、WEBコンテンツを視聴することも可能である。
【0314】
ユーザにより図27のメニューバー381の画面メモボタン392Dが操作されると、CPU71は、ステップS331において、LCD78に画面メモリスト画面を表示し、ユーザの入力を受け付ける。
【0315】
図41は、画面メモリスト画面の表示例を示す図である。
【0316】
図41の例において、画面メモリスト画面451には、画面メモリスト画面を閉じる処理を行う項目452A、画面メモの追加を行う項目452B、これまでに記憶された画面メモである項目452C乃至452Gが画面メモリストとして表示されている。また、画面メモリストの下には、アンカーが位置する画面メモが指定するURLを表示するアドレス表示部453が表示されている。さらに、図41に示すように、記憶されている画面メモが一度に画面メモリスト画面451に表示できない場合、画面メモリストの右側にはスクロールバー454が表示されている。
【0317】
項目452C乃至452G等からなる画面メモ情報は、図3のメモリカードインターフェース84を介して、メモリカード85に記憶されており、LCD78に画面メモリスト画面451が表示されると、これらの画面メモ情報が読み出され、それらのタイトルが画面メモリストとして表示される。ユーザは、画面メモ情報の記憶されたメモリカード85をカムコーダ11に装着することにより、画面メモ機能を利用して、どこでも画面メモ情報のWEBコンテンツをLCD78に表示させることができる。
【0318】
アンカーは、画面メモリストに位置しており、ユーザが十字キー291を操作することで、位置する項目を選択できる。そしてユーザが決定ボタン292を操作すると、アンカーの位置する項目が操作される。また、アンカーが表示されている画面メモリストの一番下の項目に位置するときに、ユーザが十字キー291を下方向に指示するように操作すると、スクロールバー454が移動し、表示されていなかった項目が表示される。アンカーが表示されている画面メモリストの一番上の項目に位置し、ユーザが十字キー291を上方向に指示するように操作した場合も同様である。
【0319】
図39に戻り、ステップS332において、CPU71は、ユーザが項目452Aの「戻る」を選択したか否かを判定する。選択したと判定した場合、CPU71は、ステップS333に進み、画面メモリスト画面451を終了する。ステップS333の処理を終了すると、CPU71は、画面メモリスト処理を終了し、図31のステップS257に進む。
【0320】
また、ステップS332において、ユーザが項目412Aを選択していないと判定した場合、CPU71は、ステップS334に進み、ユーザが項目412Bの「追加」を選択したか否かを判定する。選択したと判定した場合、CPU71は、ステップS335に進み、WWW表示部344に表示されているWEBコンテンツ等を画面メモ情報として、図3のメモリカードインターフェース84を介して、メモリカード85に記憶し、新たに画面メモリストに追加する。画面メモリストを追加すると、CPU71は、画面メモ追加確認画面をLCD78に表示する。
【0321】
図42は画面メモ追加確認画面の表示例を示す図である。
【0322】
図42の例において、画面メモ追加確認画面461には、「画面メモを追加しました」のメッセージが表示されている。そして、そのメッセージの下には画面メモ追加確認画面461を閉じるはいボタン462が設けられている。
【0323】
ユーザは、この画面メモ追加確認画面461のメッセージを見て、画面メモが追加されたことを確認し、決定ボタン292を操作してはいボタン462を選択する。はいボタン462が操作されると、画面メモ確認画面461が終了する。追加された画面メモは画面メモリストの項目412Bの下に追加される。
【0324】
図43は、メモリカード85に記憶された画面メモ情報のファイル構成の例を示す模式図である。
【0325】
図43の例において、フォルダ名「MSROOT」のフォルダ471の下にフォルダ名「Camnet01」のフォルダ472が構成されている。そしてその下には、画面メモ情報を管理するファイル名「HTMLMEMO.MNG」の管理ファイル473、WEBコンテンツを構成するファイルを含むフォルダ名「HTML0001」のフォルダ474、およびWEBコンテンツを構成するファイルを含むフォルダ名「HTML0002」のフォルダ476が構成されている。
【0326】
フォルダ名「HTML0001」のフォルダ474には、HTMLファイルであるファイル名「NDEX.HTM」のファイル475A、GIFファイルであるファイル名「TITLE.GIF」のファイル475B、およびJPEGファイルであるファイル名「PICTURE.JPG」のファイル475Cが構成されている。
【0327】
フォルダ名「HTML0002」のフォルダ476には、HTMLファイルであるファイル名「FOO.HTM」のファイル477A、JPGファイルであるファイル名「BAR.JPG」のファイル477B、およびJPEGファイルであるファイル名「ZOT.JPG」のファイル477Cが構成されている。
【0328】
これらのフォルダ名、およびファイル名は、上述した名前に限らず、他のフォルダおよびファイルと識別可能であればよい。また、フォルダ名「HTML0001」のフォルダ474、および、フォルダ名「HTML0002」のフォルダ476には、上述したファイル構成に限らず、それぞれ、画面メモとして記憶されるWEBコンテンツを構成するファイルが構成されている。
【0329】
図39に戻り、画面メモを追加したCPU71は、ステップS336に進む。また、ステップS334において、ユーザが項目452Bの「追加」を選択したと判定していないと判定した場合、CPU71は、ステップS336に進む。
【0330】
ステップS336において、CPU71は、ユーザが項目452C乃至452Gの画面メモを選択したか否かを判定する。選択していないと判定した場合、CPU71は、ステップS332に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0331】
ユーザが項目452C乃至452Gの画面メモを選択したと判定した場合、CPU71は、ステップS337に進み、LCD78に画面メモ確認画面を表示し、入力を受け付ける。
【0332】
図44は、画面メモ確認画面の表示例を示す図である。
【0333】
図44の例において、画面メモ確認画面491は、画面メモリストに表示される画面メモのタイトルを表示するタイトル表示部492、画面メモとして保存されたWEBコンテンツのアドレスを示すアドレス表示部493、表示されている画面メモを削除する削除ボタン494A、画面メモのタイトルを編集する編集ボタン494B、表示されている画面メモのWEBコンテンツを表示するジャンプボタン494C、および図41に示す画面メモリスト画面451に戻るキャンセルボタン494Dにより構成される。
【0334】
アンカーは、削除ボタン494A乃至キャンセルボタン494Dのいずれかに位置し、ユーザが十字キー291を操作することで、隣のボタンへと移動する。そして、ユーザが決定ボタン292を操作すると、アンカーの位置するボタンが操作される。
【0335】
図39において、ステップS337の処理を終了したCPU71は、図40のステップS338に進み、ユーザが削除ボタン494Aを操作したか否かを判定する。操作したと判定すると、CPU71は、ステップS339に進み、LCD78に画面メモ削除確認画面を表示し、入力を受け付ける。
【0336】
図45は、画面メモ削除確認画面の表示例を示す図である。
【0337】
図45において、画面メモ削除確認画面501には、「この画面メモを削除してもよろしいですか?」のメッセージが表示される。そして、その下には、削除を指示するはいボタン502A、および削除を拒否するいいえボタン502Bが設けられている。
【0338】
ユーザは、十字キー291を操作することにより、アンカーをはいボタン502Aまたはいいえボタン502Bに位置させ、決定ボタン292を操作することにより、アンカーが位置するボタンを操作する。
【0339】
ユーザがはいボタン502Aを操作すると、CPU71は、メモリカードインターフェース84を介してメモリカード85に記憶されている画面メモ情報のうち、指定された画面メモを削除する。そして、画面メモリストより対応する画面メモのタイトルが削除される。また、ユーザがいいえボタン502Bを操作すると、この画面メモは削除されず、画面メモ確認画面491に戻る。
【0340】
図40に戻り、ステップS339の処理を終了したCPU71は、ステップS340に進み、ユーザがはいボタン502Aを操作したか否かを判定する。操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS341に進み、指定された画面メモをメモリカード85より削除し、画面メモリストより画面メモのタイトル削除する。画面メモを削除したCPU71は、ステップS343に進む。
【0341】
ステップS340において、ユーザがはいボタン502Aを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS342に進み、ユーザがいいえボタン502Bを操作したか否かを判定する。操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS340に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0342】
ユーザがいいえボタン502Bを操作したと判定した場合、CPU71は、画面メモを削除せずに図44の画面メモ確認画面491に戻り、ステップS343に進む。また、ステップS338において、ユーザが削除ボタン494Aを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS343に進む。
【0343】
ステップS343において、CPU71は、ユーザが図44の画面メモ確認画面491の編集ボタン494Bを操作したか否かを判定する。操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS344に進み、図24に示す文字入力画面361を表示し、入力を受け付ける。ユーザは文字入力画面361を操作して、画面メモのタイトルを編集する。編集が完了すると、ユーザは、文字入力画面361の終了ボタン366を操作して、編集作業を終了する。
【0344】
CPU71は、ステップS345において、ユーザが、文字入力画面361の終了ボタン366を操作したか否かを判定し、操作したと判定するまで待機する。
【0345】
ユーザが終了ボタン366を操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS346に進み、ユーザが入力した編集結果を図41の画面メモリスト画面451の画面メモリストに反映させ、ステップS347に進む。
【0346】
また、ステップS343において、ユーザが編集ボタン494Bを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS347に進む。
【0347】
ステップS347において、CPU71は、ユーザが、図44の画面メモ確認画面491のジャンプボタン494Cを操作したか否かを判定する。操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS348に進み、指定された画面メモ情報をメモリカード85より取得し、ブラウザ画面341のWWW表示部344にその画面メモ情報のWEBコンテンツを表示する。表示が完了するとCPU71は、画面メモ処理を終了し、図29のステップS231に進む。
【0348】
また、ステップS347において、ジャンプボタン494Cを操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS349に進み、ユーザが図44の画面メモ確認画面491のキャンセルボタン494Dを操作したか否かを判定する。操作していないと判定した場合、CPU71は、ステップS338に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0349】
また、ユーザがキャンセルボタン494Dを操作したと判定した場合、CPU71は、ステップS350に進み、図41の画面メモリスト画面451をLCD78に表示し、入力を受け付ける。ステップS350の処理を終了したユーザは、ステップS332に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0350】
以上のようにCPU71は画面メモ処理を行い、ユーザは、十字キー291と決定ボタン292を操作することにより、画面メモ機能を利用して、どこでも画面メモ情報のWEBコンテンツをLCD78に表示させることができる。
【0351】
以上のように、この情報処理装置においては、ユーザが少数の入力ボタンのみでGUI情報を容易に操作し、処理を行うことができる。
【0352】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0353】
この記録媒体は、図3に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク91(フロッピディスクを含む)、光ディスク92(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク93(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ94などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM72などで構成される。
【0354】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0355】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【符号の説明】
【0356】
11 カムコーダ, 71 CPU, 72 ROM, 73 RAM, 74 EEPROM, 77 入力部, 78 LCD, 82 通信部, 84 メモリカードインターフェース, 85 メモリカード, 291 十字キー, 292 決定ボタン, 293 ネットワークボタン, 294 ネットワークメニューボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面の表示を制御し、前記画面にコンテンツを表示するとともに、前記コンテンツに対して互いに異なる処理を実行するための複数の選択肢を含むGUI領域を前記画面に表示する表示制御手段と、
方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力とを受け付ける第1の入力受け付け手段と、
前記第1の操作入力および前記第2の操作入力に基づいて、前記複数の選択肢の中から所定の選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する所定の処理をコンテンツに対して実行する処理実行手段と、
前記複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力、および、前記GUI領域の表示を終了させるときの操作入力を受け付ける第2の入力受け付け手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、指示している選択肢を示す指示手段を前記画面にさらに表示するとともに、前記第1の操作入力に基づいて、前記指示手段を、前記第1の操作入力が示す方向に位置する他の選択肢に対応する位置に移動させ、
前記処理実行手段は、前記第2の操作入力に基づいて、前記指示手段が指示する選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する処理を前記コンテンツに対して実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記指示手段はアンカーである
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1の入力受け付け手段は、
前記第1の操作入力を受け付ける第1の入力部と、
前記第2の操作入力を受け付ける第2の入力部と
を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記選択肢をボタンとして前記画面に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記画面において、前記第1の操作入力が示す下方向に前記選択肢が表示されていない場合、新たに少なくとも1つの選択肢を前記画面に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示制御手段は、前記画面において、前記第1の操作入力が示す下方向に前記選択肢が表示されていない場合、新たに少なくとも1つの選択肢を含むGUI領域を前記画面に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記複数の選択肢を前記画面の所定の方向に並べて表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記表示制御手段は、前記所定の方向に垂直な方向を示す前記第1の操作入力に基づいて、新たに少なくとも1つの選択肢を前記画面に表示させる
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記コンテンツは、WEBコンテンツである
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
情報処理装置の情報処理方法において、
表示部の画面にコンテンツを表示させるとともに、入力受け付け部により受け付けられる、前記コンテンツに対して互いに異なる処理を実行するための複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力に基づいて前記GUI領域を前記画面に表示させたり、前記入力受け付け部により受け付けられる前記GUI領域の表示を終了させるときの操作入力に基づいて前記GUI領域の表示を終了させたりする表示制御ステップと、
前記入力受け付け部により受け付けられる、方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力に基づいて、前記複数の選択肢の中から所定の選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する所定の処理を前記コンテンツに対して実行する処理実行ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項12】
情報処理装置を制御するプログラムであって、
表示部の画面にコンテンツを表示させるとともに、入力受け付け部により受け付けられる、前記コンテンツに対して互いに異なる処理を実行するための複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力に基づいて前記GUI領域を前記画面に表示させたり、前記入力受け付け部により受け付けられる前記GUI領域の表示を終了させるときの操作入力に基づいて前記GUI領域の表示を終了させたりする表示制御ステップと、
前記入力受け付け部により受け付けられる、方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力に基づいて、前記複数の選択肢の中から所定の選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する所定の処理を前記コンテンツに対して実行する処理実行ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項13】
情報処理装置を制御するコンピュータに、
表示部の画面にコンテンツを表示させるとともに、入力受け付け部により受け付けられる、前記コンテンツに対して互いに異なる処理を実行するための複数の選択肢を含むGUI領域を表示させるときの操作入力に基づいて前記GUI領域を前記画面に表示させたり、前記入力受け付け部により受け付けられる前記GUI領域の表示を終了させるときの操作入力に基づいて前記GUI領域の表示を終了させたりする表示制御ステップと、
前記入力受け付け部により受け付けられる、方向を示す第1の操作入力と、処理の実行を決定する第2の操作入力に基づいて、前記複数の選択肢の中から所定の選択肢を選択し、その選択された選択肢に対応する所定の処理を前記コンテンツに対して実行する処理実行ステップと
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【公開番号】特開2009−169964(P2009−169964A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−55063(P2009−55063)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【分割の表示】特願2002−186121(P2002−186121)の分割
【原出願日】平成14年6月26日(2002.6.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.EEPROM
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】