説明

情報処理装置

【課題】表示画面の領域毎に輝度の変更を含む点灯の状況を制御する。
【解決手段】表示部点灯制御機能11aは、消費電力削減のためにタッチパネルを微点灯又は消灯中にタッチパネルへの接触が検出されると、タッチパネルの点灯及び消灯、更に、点灯の際の輝度を制御する動作を開始し(ステップS101)、タッチパネルの表示画面のうち、接触が検出された位置を含む所定の領域を通常点灯させ、その領域外を暗く点灯させる(ステップS103)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に係り、特に、表示部の輝度の制御に関する。
【背景技術】
【0002】
表示部の高輝度の点灯や長時間の点灯は、電力を消費し、また、表示の性能、例えば輝度や、明瞭な発色の劣化につながる可能性がある。例えば、バックライト付きのLCD(Liquid Crystal Display)では、主に消費電力の削減の観点から、例えば、有機ELディスプレー(Organic Electro-Luminescence Display)では、主に劣化防止の観点から、対策が求められている。更に、映画上映中等のため、暗く保つことが求められる際は、低輝度で、短時間の点灯が求められる。
【0003】
そこで、キー入力部から入力があった場合、及び、キー入力部からの入力の有無に拘らず、装置の動作によって新たな表示がされる場合等には表示部を点灯させる一方、装置の使用者が表示部を見ていないと判断される場合、例えば、キー入力部から所定の時間に渡って入力がない場合、表示部を消灯させることが知られている。また、表示部の一部を点灯させ、その他の部分を消灯させることが知られている。これらの処理は、充電式電池に蓄えられた電力量によって動作する携帯型の装置、例えば、移動通信装置で特に必要とされている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−62198号公報(第2頁、図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、表示部の表示画面を二分し、それぞれについて点灯及び消灯の制御が可能ではあるものの、装置の使用者にとって必要な部分を点灯させる、表示画面の領域毎に異なる輝度で点灯させる等、点灯の状況を制御することは不可能である問題点があった。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、表示画面の領域毎に輝度の変更を含む点灯の状況を制御する情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、タッチパネルと、前記タッチパネルの表示画面のうち、前記タッチパネルによって接触が検出された位置を含む所定の領域内を第1の輝度で点灯させ、その領域外を前記第1の輝度未満の第2の輝度で点灯させ、所定の時間に渡って前記タッチパネルによって接触が検出されない場合、前記表示画面の全てを消灯させる輝度変動モードで前記タッチパネルに表示させる点灯制御手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、表示画面の領域毎に輝度を含む点灯の状況を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動通信装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る表示部点灯制御機能による表示部の点灯及び消灯、更に、点灯の際の輝度を制御する動作のフローチャート。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る第2の通常点灯させる領域を示す図(距離に依存する例。)。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る、領域毎に点灯の輝度を変更する方式の一例を示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る第3の通常点灯させる領域を示す図(距離に依存する例。)。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る第4の通常点灯させる領域を示す図(距離に依存する例。)。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る第3の通常点灯させる領域を示す図(行数に依存する例。)。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る第4の通常点灯させる領域を示す図(行数に依存する例。)。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る第2の通常点灯させる領域を示す図(領域が伸張される例。)。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る第2の通常点灯させる領域を示す図(領域が拡大される例。)。
【図11】本発明の第1の実施形態に係る第3の通常点灯させる領域を示す図(バックライトの輝度の制御によって実装される例。)。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る表示部点灯制御機能による表示部の点灯及び消灯、更に、点灯の際の輝度を制御する動作のフローチャート。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る通常点灯させる領域を示す図。
【図14】本発明の第3の実施形態に係る表示部点灯制御機能による表示部の点灯及び消灯、更に、点灯の際の輝度を制御する動作のフローチャート。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る通常点灯させる領域を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態に係る情報処理装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置が適用された移動通信装置の構成を示すブロック図である。この移動通信装置は、装置全体の制御を行う制御部11と、移動通信網通信部12と、移動通信網に属する基地局(図示せず)との間で無線信号の送受信を行うアンテナ12aと、移動通信網送受信部13と、通話部14と、受話音声出力に用いられるスピーカ14aと、送話音声入力に用いられるマイクロフォン14bと、使用者に情報を視覚的に提示する表示部15と、表示部15の表示画面に接して設置されたタッチパッド16と、使用者からの操作指示を入力するキー入力部17と、アプリケーション処理部20と、充電式電池を含む電源部30とからなる。
【0012】
なお、表示部15及びタッチパッド16は、タッチパネルを構成する。また、プログラムを実行することで実現される本発明に関する機能として、制御部11には、表示部点灯制御機能11aが存在し、また、輝度固定モード又は輝度変動モードである表示部点灯制御モード11bが記憶されている。なお、以後、表示部点灯制御モード11bが輝度固定モードである場合、装置は輝度固定モードであり、輝度変動モードである場合、装置は輝度変動モードであると称することがある。
【0013】
また、制御部11及びアプリケーション処理部20は、記憶部(図示せず)に記憶されたプログラムがCPU(図示せず)によって実行されることによって実装される。その他のハードウェアを動作させるドライバプログラムも、CPUによって実行されることによって実装される。
【0014】
上記のように構成された、本発明の第1の実施形態に係る移動通信装置の各部の機能を、図1を参照して説明する。
【0015】
移動通信網通信部12は、アンテナ12aが基地局から受信した無線信号から高周波信号を得て、この高周波信号を移動通信網送受信部13に送信する。また、移動通信網送受信部13から送信された高周波信号をアンテナ12aに送信する。
【0016】
移動通信網送受信部13は、移動通信網通信部12からの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得たデジタル音声信号を通話部14へ、制御信号を制御部11へ、それぞれ送信する。更には、移動通信網送受信部13は、通話部14から送信されたデジタル音声信号と、制御部11から送信された制御信号とを変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを移動通信網通信部12に送信する。
【0017】
通話部14は、移動通信網送受信部13から送信されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bが送信するアナログ音声信号を増幅し、それをデジタル音声信号に変換して移動通信網送受信部13へ送信する。
【0018】
表示部15は、使用者に操作を促す表示や、使用者が操作した内容の表示や、装置の動作状態の表示等に用いられる有機ELディスプレーであって、制御部11及び装置の各部に制御されることで、文字、数字、更に、アイコンを含む画像データを表示する。表示部15の表示輝度は、表示部点灯制御機能11aによって制御される。また、画像の一部は、操作を識別するソフトキーであり、タッチパッド16のその画像に対応する位置への接触によって入力操作とされる。
【0019】
タッチパッド16は、表示部15の表示画面の大きさと略等しい大きさであって、指やスタイラスペン(以後、指及びスタイラスペンを指等と称する。)が接触されたこと、及び、接触がなくなったことを検出する。なお、接触とは、距離が所定の閾値未満であることを含む。そして、接触が検出された際、接触が検出された1つ又は複数の位置を制御部11に通知する。指等が接触されたままタッチパッド16上を移動した場合、所定の時間間隔で接触された位置を制御部11に通知することによって、指等が表示画面をなぞったことが制御部11によって識別される。
【0020】
このように、表示部15及びタッチパッド16は、タッチパネルとして動作する。以後、指等によるタッチパッド16への接触を、単に接触、また、指等が触れると称することがある。なお、タッチパッド16の接触を検出する方式は、抵抗膜方式、静電容量方式、電磁波の指等による反射を検出する方式等、任意の方式である。
【0021】
キー入力部17は、装置の使用者によって押下される操作キーからなり、操作キーが押下されると、そのキーの識別子を制御部11に通知する。操作キーは、電源のオン、オフキー、通話の際の音量の調整キー、通話の着呼、発信、終話キー等の限られた指示を入力するためのキーからなる。
【0022】
アプリケーション処理部20は、各種のアプリケーションからなる。表示部15に表示させるアプリケーションは、時刻を表示部15に表示させる時計部(図示せず)、移動通信網送受信部13を介して送受信される電子メールを表示部15に表示させる電子メール送受信部(図示せず)、移動通信網送受信部13を介してダウンロードされた電子化された書物を表示部15に表示させる電子ブック閲覧部(図示せず)、静止画や動画を表示部15に表示させるコンテンツ再生部(図示せず)、GPS測位部(図示せず)によって測位された装置の現在位置と、タッチパッド16への所定の接触によって入力された目的地までの道筋を地図と重ねて表示部15に表示させるナビゲーション部(図示せず)等である。
【0023】
電源部30は、制御部11の制御に従い、装置の各部へ充電式電池から電力を供給する。また、装置外から供給される電力によって充電式電池を適切に充電する。更には、制御部11に充電式電池に蓄えられた電力量を通知する。なお、電源部30は、充電式電池に代えて一次電池を備えるとしても良い。この場合、電源部30は、充電を行わない。
【0024】
表示部点灯制御機能11aは、表示部15の表示画面の点灯及び消灯を制御し、更に、点灯の際の輝度を制御する。この制御に際し、表示部点灯制御モード11bが輝度固定モード(このモードである場合、表示部点灯制御機能11aは、従来から知られた、タッチパッド16への接触や、キー入力部17から入力があった場合等に表示部15を点灯させ、所定の時間に渡って接触や入力がない場合、表示部15を消灯させる等の制御動作を行う。)であるか、輝度変動モードであるかに従う。
【0025】
ここで、表示部点灯制御モード11bの変更は、指等のタッチパッド16への所定のモード変更指示接触に基づいて、制御部11によって行われる。所定のモード変更指示接触とは、複数、例えば、2ヶ所の位置への同時の接触、短い間隔をおいた所定回数の接触、所定のリズムによる接触、即ち、所定の間隔をおいた所定回数の接触等である。
【0026】
表示部点灯制御モード11bの変更は、タッチパッド16への接触に代えて、又は、加えて、電源部30から通知された充電式電池に蓄えられた電力量に依存して行われても良い。即ち、その電力量が第1の電力量閾値未満に減少した場合、制御部11は、輝度変動モードに変更し、その電力量が第1の電力量閾値を超える第2の電力量閾値以上に増加した場合、輝度固定モードに変更しても良い。
【0027】
また、その電力量が第1の電力量閾値未満に減少して第2の電力量閾値以上に増加していず、かつ、表示部点灯制御モード11bが輝度変動モードである場合、制御部11は、輝度変動モードに更新又は維持し、その他の場合、輝度固定モードに変更しても良い。
【0028】
表示部点灯制御モード11bに拘らず、表示部点灯制御機能11aは、タッチパッド16への接触があった際、キー入力部17のキー操作があった際、及び、それらの接触やキー操作の有無に拘らず、装置の各部の動作によって新たな表示がされる際、表示部15を通常点灯させる。装置の各部の動作によって新たな表示がされる一例は、移動通信網送受信部13によって着信信号が受信され、制御部11によって着信報知画像が表示される場合である。また、別の例は、時間の経過に伴い、時計部によって時刻表示が更新表示される場合である。
【0029】
ここで、通常点灯とは、使用者の容易な視認が可能な輝度での点灯である。そして、所定の時間に渡って上記接触も、上記キー操作もない場合、消費電力削減のために表示部15を所定の微点灯時間に渡って微点灯させた後、消費電力削減のために消灯させる。ここで、微点灯とは、通常点灯より輝度が小さい点灯であるが、微点灯させるステップはなく、通常点灯から消灯に移っても良い。
【0030】
表示部点灯制御モード11bが輝度変動モードである場合、表示部点灯制御機能11aは、上記に加えて、タッチパッド16への接触があった際、タッチパッド16への接触があった位置を含む、表示部15の表示画面の所定の領域を通常点灯させ、その領域以外を暗く点灯させる。ここで、暗く点灯とは、通常点灯より輝度が小さい輝度による点灯である。なお、暗く点灯とは、複数段階の輝度の点灯でも良く、また、連続的に輝度が異なる点灯でも良い。いずれにせよ、接触があった位置から遠い程、小さい輝度で点灯させる。また、キー入力部17のキー操作等があった際、表示部15の表示画面を通常点灯させる。
【0031】
なお、表示部点灯制御モード11bが輝度固定モードであるか、輝度変動モードであるかは、長期的である、即ち、上記の点灯と、表示部点灯制御機能11aによる消灯とが繰り返されても更新されることなく記憶されるとしても良く、また、短期的である、即ち、輝度固定モードであるが、上記の点灯の際に輝度変動モードに更新されることがあり、例えば、装置の電源が切断された場合、表示部点灯制御機能11aによる消灯が行われた場合、及び、所定の接触が行われた場合のいずれかの場合、輝度固定モードに復旧されるとしても良い。
【0032】
ここで、図2に示すフローチャートを参照して、輝度変動モードにおける表示部点灯制御機能11aによる表示部15の点灯及び消灯、更に、点灯の際の輝度を制御する動作の詳細を説明する。第1の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aは、長期的に輝度変動モードであり、かつ、消費電力削減のために表示部15を微点灯又は消灯中にタッチパッド16への接触が検出されることにより、又は、装置の各部の動作によって新たな表示がされる際、上記制御動作を開始する(ステップS101)。
【0033】
表示部点灯制御機能11aは、まず、表示部15の全表示画面を所定の時間に渡って通常点灯させる(ステップS102)。次に、表示部15の表示画面のうち、接触が検出された位置を含む所定の領域を通常点灯させ、その領域外を暗く点灯させる(ステップS103)。この際の通常点灯させる領域については、後述する。なお、ステップS102の通常点灯中に、接触された位置が移動した場合、及び、接触がなくなった場合、表示部点灯制御機能11aは、所定の時間の経過を待たず、ステップS103の所定の領域を通常点灯させる動作を経て、又は、経ずに後述するステップS104の動作に移る(図示せず)。
【0034】
次に、表示部点灯制御機能11aは、タッチパッド16への接触の状況を判断する(ステップS104)。接触の状況に変化がない、即ち、同じ位置への接触が続いている場合、このステップS104の動作を繰り返す。この動作によって、ステップS103で通常点灯及び暗く点灯させた状況が続く。接触された位置が移動した場合、表示部点灯制御機能11aは、ステップS103へ移る。これによって、通常点灯させる領域は移動する。
【0035】
この接触された位置を移動させる操作は、表示のスクロールの指示として用いられることもある。そこで、この操作は、表示のスクロールの指示と、通常点灯させる領域を移動させる指示との兼用とする。又は、この操作がいずれの目的に用いられるかは、所定の指示切替接触によって切替える。所定の指示切替接触とは、短い間隔をおいた所定回数の接触、所定のリズムによる接触、即ち、所定の間隔をおいた所定回数の接触等である。また、2本の指で接触し、その一方を接触を続けたまま動かす操作をスクロールの指示としても良い。
【0036】
接触がなくなった、即ち、指等がタッチパッド16から離れた場合、表示部点灯制御機能11aは、所定の待ち時間をおいて(ステップS105)、ステップS103で通常点灯及び暗く点灯させた状況を継続させる。その後、表示部15の全表示画面を所定の時間に渡って通常点灯させ(ステップS106)、微点灯を経て消灯させて(ステップS107)、制御動作を終了する(ステップS108)。
【0037】
なお、ステップS102及びステップS106の全表示画面の通常点灯のステップは、輝度固定モードの場合の動作を取り入れることによって、装置の使用者が違和感を覚えることがないようにしたものであって、一方又は両方は、省いても良い。
【0038】
更に、表示部点灯制御機能11aは、長期的に輝度固定モードである場合、タッチパッド16への所定の短期輝度変動モード遷移接触が検出されることにより上記制御動作を開始する(図示せず)。ここで、所定の短期輝度変動モード遷移接触とは、短い間隔をおいた所定回数の接触、所定のリズムによる接触、即ち、所定の間隔をおいた所定回数の接触等である。この複数回の接触が行われる際に、表示部15の全表示画面の通常点灯がされていても、また、微点灯又は消灯中であっても良い。更には、この複数回の接触中に全表示画面の通常点灯に変化しても差し支えない。
【0039】
なお、ステップS101の動作開始の契機となったタッチパッド16への接触がソフトキーが表示された位置に行われた場合、表示部15が微点灯又は消灯中であれば、制御部11は、そのソフトキーへの接触によって開始される動作を行わない。なぜなら、その接触がされた際、使用者は、表示部15の表示を視認できない、又は、視認が困難であって、そのソフトキーに対応付けられた動作をさせるとの意思を持たないと考えられるからである。一方、表示部15が通常点灯又は暗く点灯中であれば、制御部11は、そのソフトキーへの接触によって開始される動作を行う。
【0040】
また、ステップS104のタッチパッド16への接触の状況を判断する際に、接触された位置が移動中にソフトキーが表示された位置を経由した場合、制御部11は、そのソフトキーへの接触によって開始される動作を行わない。なぜなら、その接触がされた際、使用者は、通常点灯される領域の移動を目的とした操作をしていたのであって、そのソフトキーに対応付けられた動作をさせるとの意思を持たないと考えられるからである。なお、ソフトキーが表示された位置に接触が移動した後、接触がなくなった場合、制御部11は、そのソフトキーへの接触によって開始される動作を行っても良く、行わなくても良い。
【0041】
ここで、ステップS103の接触が検出された位置を含む所定の領域を通常点灯させる動作の際の、通常点灯させる領域について詳述する。まず、第1の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aは、表示画面の如何なる位置に表示されているかを問わず、ソフトキーが表示された領域を通常点灯させる。ソフトキーは、動作中のアプリケーションによって表示されるものに限らず、着呼を示すソフトキー、発呼を示すソフトキー等、制御部11によって表示されるものを含む。更に、スクロールバーや、ブラウザ部(図示せず)が表示しているウェブコンテンツの中のリンクも含む。ここで、リンクとは、それが表示された位置への接触によって表示されているウェブページの異なる部分の表示がされる、又は、異なるウェブページの表示がされることを示す表示である。なお、ソフトキーが表示された領域を通常点灯させなくとも良い。
【0042】
更に、表示部点灯制御機能11aは、ソフトキー以外の通常点灯させる領域を以下に説明するなかのいずれかから、動作中のアプリケーションや、制御部11の機能に依存して、また、タッチパッド16の操作に基づく設定に従って選択する。第1の通常点灯させる領域は、少なくともそのアプリケーションや、制御部11の所定の制御機能による表示が行なわれている表示領域、例えば、その表示が行なわれているウィンドウである。この場合、表示部点灯制御機能11aのその領域の点灯及び消灯、更に、点灯の際の輝度の制御動作は、従来から知られた、輝度固定モードにおける動作と同様である。
【0043】
なお、上記アプリケーションや、制御部11の所定の制御機能による表示が行なわれていない部分、例えば、アンテナ12aによって受信された電波の強さを示すピクト等が表示されるピクト行及び、上記アプリケーションや、制御部11の所定の制御機能とは別のアプリケーションによる表示が行なわれる領域は、表示部点灯制御機能11aによる通常点灯させる領域に含めても含めなくとも良い。
【0044】
上記領域に含まれないとした場合、その含まれない領域は、上記領域とは別個に、例えば、従来から知られた、輝度固定モードにおける点灯及び消灯、更に、点灯の際の輝度の制御が行われる。そのため、例えば、表示部15が消灯されている際にあるアプリケーションが表示を開始すると、そのアプリケーションによる表示領域は通常点灯され、その領域以外は消灯が続くことがある。
【0045】
この第1の通常点灯させる領域は、メニューが表示されている場合にメニュー表示全体を通常点灯させる、また、動画が表示されている場合にその動画全体を通常点灯させる等に選択される。これらが表示されている際、メニュー全体を、また、動画が表示された全領域を一覧して視認できることによって、使い易い装置とすることができる。ここで、メニューを構成するメニュー項目は、アイコンと称される画像であるか、文字列であるかを問わない。
【0046】
図3を参照して、第2の通常点灯させる領域を説明する。図3(a)は、第2の通常点灯させる領域を示し、その領域は、指等が触れた接触位置15aを中心とする第1の半径R1の円内である第1の領域15bである。そして、表示部点灯制御機能11aは、第1の領域15bと同じ中心であり、第1の半径R1より大きい第2の半径R2の円内であり、かつ、第1の領域15bを除いた第2の領域15cを暗く点灯させる。図では、右上から左下への疎なハッチングで示す。そして、第1の領域15b及び第2の領域15c以外である、図では左上から右下への密なハッチングで示した第3の領域15dを更に暗く、即ち、第2の領域15cよりも暗く点灯、例えば、微点灯と同じ輝度で点灯させる。なお、更に暗い点灯は、消灯を含む。
【0047】
図3(b)は、全表示画面が通常点灯された表示画面であり、例えば、ステップS102で表示される。この表示画面には、図3(a)に示す表示画面と対比すれば明らかなように、暗く点灯された領域、及び、更に暗く点灯された領域はなく、ハッチングは一切施されていない。
【0048】
ここで、第1の領域15b及び第2の領域15cは、円状であるとしたが、当然に、表示部15の表示画面内に限られるため、接触位置15a、第1の半径R1、及び、第2の半径R2に依存して、図3に示す第2の領域15cのように、上述の説明通りの完全な円状でないことがある。表示部15の表示画面内に限られるために、説明通りの完全な形状でないことがあることは、以下の通常点灯させる領域の説明でも同様であって説明を繰り返さない。
【0049】
また、第1の領域15b及び第2の領域15cは、円状に限るものではない。指等が触れた接触位置15aを重心とする楕円であっても良く、長方形であっても良い。表示部15の表示画面が縦長であると例示したため、この楕円は縦長の形状が好ましい。また、この長方形は、表示部15と相似な縦長の形状が好ましい。
【0050】
この第2の通常点灯させる領域は、写真が表示されている場合や、ウェブページが表示されている場合等に選択される。これらが表示されている際、注目している部分の周囲を視認できることによって、使い易い装置とすることができる。なお、図では、これらの表示に関らない部分、例えば、ピクト行は表示部点灯制御機能11aによる輝度変動モードの制御がされない領域であるとして、図示を省略した。以後参照する図でも、ピクト行の図示を省略する。また、以後参照する図で、図3と同様に、通常点灯されていることをハッチングがされないことで、暗く点灯されていることを右上から左下への疎なハッチングで、更に暗く点灯されていることを、左上から右下への密なハッチングで示す。
【0051】
第1の領域15bの中心及び第2の領域15cの中心は、接触位置15aとしたが、これに限るものではない。装置の使用者は、指等が触れた位置を視認することができないので、右手の指で触れた場合、触れた位置のやや左を中心とし、左手の指で触れた場合、触れた位置のやや右を中心としても良い。このように中心を定めると、第1の領域15bの中で指に隠されて視認できない領域の面積が少なく、装置の使用者が違和感を覚える可能性が小さい。触れたのが右手の指であるか、左手の指であるかは、タッチパッド16が接触された領域を検出することによって判断することができる。即ち、右手の指で触れた場合、その領域は、右下から左上へ向かう略楕円状となり、左手の指の場合、左下から右上へ向かう略楕円状となる。
【0052】
ここで、図4を参照して、領域毎に、通常点灯、暗く点灯、及び、更に暗く点灯するための方式の一例を説明する。制御部11の表示機能は、アプリケーションや、制御部11の制御機能による表示部15に表示される画像であって、通常点灯される輝度の画像を標準レイヤとして記憶部の画像メモリに記憶させる。図4には、図3(b)に示す画像が標準レイヤとして記憶されている例を示す。なお、標準レイヤは、最も下にある背景(壁紙と称されることもある。)に対するレイヤと、その上に順序付けて重ねられたアプリケーションや、制御部11の制御機能毎に割り当てられたウィンドウに対するレイヤとからなることもある。
【0053】
表示部点灯制御機能11aは、通常点灯させる領域は透明な画素、暗く点灯させる領域は透明な画素及び黒色の画素、更に暗く点灯させる領域は透明な画素及び黒色の画素からなる輝度制御画像を、輝度制御レイヤとして記憶部の画像メモリに記憶させる。ここで、更に暗く点灯させる領域に含まれる黒色の画素の割合は、暗く点灯させる領域に含まれる黒色の画素より多い。図4には、図3(a)に示す輝度が領域毎に制御された画像を表示部15に表示させるための輝度制御画像の例を示す。なお、色等が異なる輝度制御画像を使い分けることによって、暗い点灯、更に暗い点灯の詳細を切り替えることができる。
【0054】
そして、制御部11の表示機能は、標準レイヤの上に輝度制御レイヤを重ねる動作を画像レイヤ処理ハードウェア(図示せず)に行わせることによって、輝度が領域毎に制御された、例えば、図3(a)に示す画像を作成させて、表示部15に表示させる。このように、輝度制御を画像レイヤ処理ハードウェアに行わせることによって、高速に輝度を変更することができる。
【0055】
一方、画像レイヤ処理ハードウェアを備えない装置において、表示部点灯制御機能11aは、アプリケーションや、制御部11の制御機能による表示部15に表示される画像(図4に示す、標準レイヤとして記憶される画像。)の画素が示す輝度を画像修正ハードウェア、又は、画像処理プログラムによって変更すれば良い。この方法によれば、如何に輝度を変更させるか、更には、輝度のみならず、色の変更等も自在に行うことが可能である。その変更は、例えば、表示される画像の色等に依存したものでも良い。なお、以後説明する通常点灯させる領域に関し、領域毎に点灯の輝度を変更する方式は、以上説明したいずれの方式によっても良く、説明を繰り返さない。
【0056】
図5を参照して、第3の通常点灯させる領域を説明する。第3の通常点灯させる領域は、指等が触れた接触位置15eから上下へ第1の距離D1以内、かつ、表示画面の左端から右端に至る長方形状の第1の領域15fである。そして、第2の領域15gは、指等が触れた位置から上下へ第1の距離D1より長い第2の距離D2以内、かつ、表示画面の左端から右端に至る長方形状の領域から第1の領域15fを除いた領域であって、表示部点灯制御機能11aは、第2の領域15gを暗く点灯させる。そして、第1の領域15f及び第2の領域15g以外である第3の領域15hを、表示部点灯制御機能11aは、更に暗く点灯させる。
【0057】
この第3の通常点灯させる領域は、横書きの文章が表示されている場合等に選択される。これらが表示されている際、読んでいる部分の前後の行を視認できることによって、使い易い装置とすることができる。
【0058】
第1の領域15f及び第2の領域15gは、指等が触れた位置から上下に等距離の範囲であるとしたが、これに限るものではない。装置の使用者は、指等が触れた位置を視認することができないので、触れた位置のやや上から等距離の範囲としても良い。このように定めると、第1の領域15fの中で指に隠されて視認できない領域の面積が少なく、装置の使用者が違和感を覚える可能性が小さい。
【0059】
図6を参照して、第4の通常点灯させる領域を説明する。第4の通常点灯させる領域は、指等が触れた接触位置15iから左右へ第1の距離D3以内、かつ、表示画面の上端から下端に至る長方形状である第1の領域15jである。そして、第2の領域15kは、指等が触れた位置から左右へ第1の距離D3より長い第2の距離D4以内、かつ、表示画面の上端から下端に至る長方形状の領域から第1の領域15jを除いた領域であって、表示部点灯制御機能11aは、第2の領域15kを暗く点灯させる。そして、第1の領域15j及び第2の領域15k以外である第3の領域15mを、表示部点灯制御機能11aは、更に暗く点灯させる。
【0060】
この第4の通常点灯させる領域は、縦書きの文章が表示されている場合等に選択される。これらが表示されている際、読んでいる部分の前後の行を視認できることによって、使い易い装置とすることができる。
【0061】
第1の領域15j及び第2の領域15kは、指等が触れた位置から左右に等距離の範囲であるとしたが、これに限るものではない。装置の使用者は、指等が触れた位置を視認することができないので、右手の指が触れた位置のやや左から等距離の範囲とし、左手の指が触れた位置のやや右から等距離の範囲としても良い。このように定めると、第1の領域15jの中で指に隠されて視認できない領域の面積が少なく、装置の使用者が違和感を覚える可能性が小さい。
【0062】
以上説明した、第3、及び第4の通常点灯させる領域は、指等が触れた位置からの距離に依存した輝度で点灯させるものであったが、これに限るものではない。文章が表示される際、指等が触れた位置からの行数に依存して、通常点灯させる領域が決定されるとしても良い。
【0063】
図7を参照して、横書きの文章が表示されている際、指等が触れた位置からの行数に依存して決定される通常点灯させる領域を説明する。なお、図7には、図5に示した横書きの文章が表示されている。通常点灯させる領域は、指等が触れた接触位置15eに表示されている行を含む第1の行数L1の行が表示された領域であり、表示画面の左端から右端に至る長方形状の第1の領域15f−2である。図7では、第1の行数L1は1であって、第1の領域15f−2は、接触位置15eに表示されている行が表示された領域のみとしたが、これに限るものではない。なお、第1の領域15f−2は、接触位置15eに表示されている行より上に表示された行と、下に表示された行とが表示された領域を含む際、これらの行の数が等しいと限るものではない。例えば、一方は0であっても良い。
【0064】
暗く点灯させる領域は、第1の領域15f−2より上に表示された第2の行数L2の行と、上に表示された第2の行数L2の行とが表示された第2の領域15g−2である。なお、上に表示された行と、下に表示された行の行数は、等しいと限るものではない。例えば、一方は0であっても良い。第1の領域15f−2ではなく、かつ、第2の領域15g−2ではない第3の領域15h−2は、更に暗く点灯される。
【0065】
図8は、図6に示した縦書きの文章が表示されている際、指等が触れた位置からの行数に依存して決定される通常点灯させる領域を示す。図7に示した縦書きの文章が表示されている際の接触位置15e、第1の行数L1、第2の行数L2、第1の領域15f−2、第2の領域15g−2、及び、第3の領域15h−2が、それぞれ、接触位置15i、第1の行数L3、第2の行数L4、第1の領域15j−2、第2の領域15k−2、及び、第3の領域15m−2に対応するので、説明を繰り返さない。
【0066】
更に、第3、及び第4の通常点灯させる領域は、文章が表示される際、指等が触れた位置からの文章の数に依存して決定しても良い。即ち、指等が触れた位置に表示されている文章を含む第1の文章数の文章が表示された領域を通常点灯させる。また、その第1の文章数の文章の前後に続く第2の文章数の文章が表示された領域を暗く点灯させる。更に、通常点灯された領域ではなく、かつ、暗く点灯された領域ではない領域は、更に暗く点灯させる。ここで、文章の区切りは、句点、ピリオド、コロン、疑問符、感嘆符を含む、定められた文字である。更に、改行を文章の区切りとし、箇条書きされた文書を適切に文章に区切ることができる。
【0067】
以上説明した、第2、第3、及び第4の通常点灯させる領域は、指等が触れた位置の移動に追従して移動する。更に、暗く点灯させる領域も追従して移動し、その結果、更に暗く点灯させる領域も移動する(図2に示すフローチャートのステップS104の「移動した」及びステップS103の動作に対応する。)。この際、移動前より明るく点灯させる領域は、上記触れた位置の移動に遅滞なく追従して明るく点灯させ、移動前より暗く点灯させる領域は、その移動に所定の遅延時間をおいて追従してより暗く点灯させするとしても良い。また、移動前より暗く点灯させる際、徐徐に暗く点灯させても良い。
【0068】
しかし、通常点灯させる領域は、追従して移動すると限るものではなく、指等が触れた位置の移動によって、通常点灯される領域は伸張されるとしても良い。即ち、移動前に通常点灯されていた領域は、移動後に引き続き通常点灯され、移動前に暗く点灯されており、かつ、移動後に通常点灯されない領域は、移動後に引き続き暗く点灯されることによって伸張されるとしても良い。この処理によれば、使用者は、通常点灯させたい任意の大きさ領域を通常点灯させることができる。そこで、表示された内容の概要を容易に理解することができる。また、ソフトキーが通常点灯されていない場合であっても、そのキーが表示された位置を容易に知ることができる。
【0069】
図9は、図3に示す第2の通常点灯させる領域に関し、通常点灯される領域が伸張された例を示す。指等が接触位置15aから第2の接触位置15a−2へ接触を保ったまま、略真っ直ぐに移動した場合、表示部点灯制御機能11aは、接触位置15aから第2の接触位置15a−2へ至る全ての位置に対し、各位置を中心とする第1の半径R1の円のいずれかの円内である第1の領域15b−2を通常点灯させる。また、その各位置を中心とする第2の半径R2の円のいずれかの円内であり、かつ、第1の領域15b−2を除いた第2の領域15c−2を暗く点灯させる。第1の領域15b−2及び第2の領域15c−2以外である第3の領域15d−2を更に暗く点灯させる。
【0070】
また、指等が同じ位置に接触を続けている場合(図2に示すフローチャートのステップS104の「変化なし」に対応する。)、第2、第3、及び第4の通常点灯させる領域は、変化しないとしたが、これに限るものではない。接触された時間が長くなるにつれて通常点灯させる領域を拡大しても良い。
【0071】
例えば、図3に示す第2の通常点灯させる領域に関し、第1の半径R1を長くする。第2の半径R2は、長くする、短くする、又は、変化させない。なお、第1の半径R1が長くなり、第2の半径R2と等しくなった以降、第2の半径R2は、第1の半径R1と等しくする。
【0072】
図10は、図3に示す通常点灯させる領域が拡大される状況の一例を示し、図10(a)は、図3に示す第1の半径R1がより大きい第1の半径R1−2となり、かつ、図3に示す第2の半径R2がより大きい第2の半径R2−2となった例を示す。図10(b)は、更に通常点灯させる領域が拡大され、第1の半径R1−2がより大きい第1の半径R1−3となり、かつ、第2の半径R2−2がより大きい第2の半径R2−3となった例を示す。
【0073】
また、通常点灯させる領域の拡大は、図5に示す第3の通常点灯させる領域と、図6に示す第4の通常点灯させる領域に対しては、第1の距離D1、D3を長くすることによって行われる。第2の距離D2、D4は、上記第2の半径R2に準じて変化させる。更に、図7に示す第3の通常点灯させる領域を行数に依存させる処理と、図8に示す第4の通常点灯させる領域を行数に依存させる処理に対しては、第1の行数L1、L3を多くすることによって行われる。第2の行数L2、L4は、上記第2の半径R2に準じて変化させる。
【0074】
以上説明した、第2、第3、及び第4の通常点灯させる領域は、適宜組み合わせて用いることができる。例えば、第2の通常点灯させる領域で、第1の領域15b及び/又は第2の領域15cは、横長の楕円としても良く、縦長の楕円としても良い。また、第3の通常点灯させる領域と、第4の通常点灯させる領域とが重なる部分を通常点灯させる領域としても良い。
【0075】
以上説明した、第3の通常点灯させる領域は、表示部15が複数に分割されたバックライト付きのLCDであり、それぞれのバックライトが、表示部15の表示画面の上部に、また、下部に、分担して照射する場合に適用が可能である。また、第4の通常点灯させる領域は、表示部15が複数に分割されたバックライト付きのLCDであり、それぞれのバックライトが、表示部15の表示画面の右部に、また、左部に、分担して照射する場合に適用が可能である。第3、及び第4の通常点灯させる領域が指等が触れた位置からの距離に依存する場合に限らず、その位置からの行数に依存する場合にも、同様に適用が可能である。
【0076】
図11を参照して、第3の通常点灯させる領域を複数に分割されたバックライトの輝度の制御によって実装する動作を説明する。この表示部15は、上部から下部へ設置された第1〜第4のバックライトBL1〜BL4を備え、それぞれが表示画面の最上部、中央上部、中央下部、最下部を分担し、導光板を介して液晶を照射する。そして、第1の領域15fを所定の輝度とするように、第1〜第4のバックライトBL1〜BL4のうちの1つ又は複数を通常点灯させる。そして、第2の領域15gを小さい輝度とするように、第1〜第4のバックライトBL1〜BL4のうちの1つ又は複数を暗く点灯させる。そして、上記以外の第1〜第4のバックライトBL1〜BL4を更に暗く点灯させる。勿論、バックライトの分割が第1〜第3の領域15f〜15hの分割と完全に一致すると限る訳ではないが、同様の効果が得られる。
【0077】
次に、表示部点灯制御機能11aによる第1の領域の大きさ、及び、第2の領域の大きさを変更する動作を説明する。表示部点灯制御機能11aは、図2に示すステップS105の所定の時間の待ちの際、即ち、通常点灯及び暗く点灯させた状況を継続している際、第1の領域と第2の領域との境界の近くの2点に指等を触れる。そして、それらの指等を移動させることによって、上記境界が移動に追従して移動し、第1の領域の大きさを変更することができる。
【0078】
なお、図5等に示した第3の通常点灯させる領域、及び、図6等に示した第4の通常点灯させる領域では、第1の領域と第2の領域との境界は線状であり、その線は、1本のみが視認可能である。この場合でも、第1の領域の大きさを変更するとしても良い。また、境界を示す線が2本視認可能であり、それぞれの線に指等を触れて移動させることによって、第1の領域の大きさを変更するとしても良い。第2の領域の大きさの変更は、上述した第1の領域の大きさの変更に準ずる。
【0079】
なお、このように、2点に指等を触れ、それらの指等を動かす操作は、ズーム率の変更に用いられることもある。そこで、この操作がいずれの目的に用いられるかは、所定の接触によって切替える。所定の接触とは、短い間隔をおいた所定回数の接触、所定のリズムによる接触、即ち、所定の間隔をおいた所定回数の接触等である。また、触れられた指が右手の指であるか左手の指であるかによって、それぞれ異なる目的の操作であるとしても良い。
【0080】
以上の説明で、領域は、通常点灯、暗く点灯、及び更に暗く点灯の3段階の異なる輝度で点灯されるとしたが、これに限るものではない。通常点灯及び暗く点灯、又は、通常点灯及び更に暗く点灯の2段階の異なる輝度で点灯されても良い。また、4段階以上の異なる輝度で点灯されても良い。更に、輝度は離散的に異なる値をとるのではなく、連続的に異なる値をとるとしても良い。
【0081】
更には、異なる輝度での点灯に加えて、又は、代えて色を変更して点灯されるとしても良い。即ち、通常点灯される領域は、色を変えずに点灯される。そして、暗く点灯される領域、更に暗く点灯される領域となるにつれて、彩度が小さい色、即ち、灰色に近い色に変更して点灯させても良い。これによって、装置の使用者に違和感を覚えさせずに表示部15の発色性能の劣化の抑制が可能である。
【0082】
以上説明した第1の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aの動作によれば、タッチパッド16への接触がされる可能性がある位置、及び/又は、接触がされた位置を含む領域を通常点灯させるので、装置の使用者は、所望の位置に容易に接触することができ、また、通常点灯させる領域を容易に指定することができる。
【0083】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置が適用された移動通信装置の構成は、第1の実施形態に係る移動通信装置の構成と同じである。相違は、輝度変動モードにおける表示部点灯制御機能11aの動作にあり、通常点灯させる際、第1の実施形態においてはタッチパッド16への接触の有無を参照したのに対し、第2の実施形態においては表示部15への表示の変化の有無を参照することである。そこで、以後、相違点を説明し、同じ点については説明を省略し、又は、簡単な説明に止める。
【0084】
図12は、第2の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aの輝度変動モードにおける動作のフローチャートを示す。ここで、図2に示すフローチャートを参照して説明した第1の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aの動作ステップと同じ動作ステップには、同じ符号を付して説明を省略する。
【0085】
表示部点灯制御機能11aは、ステップS102で表示部15の全表示画面を所定の時間に渡って通常点灯させた後、表示部15に表示される画像の変化を検出する(ステップS201)。そして、変化が検出された位置を含む所定の領域を通常点灯させ、その領域外を暗く点灯させる(ステップS202)。通常点灯させる領域については、後述する。そして、制御終了指示が入力されたか否かを判断する(ステップS203)。この指示は、タッチパッド16に対する所定の接触である。その指示が入力された場合、表示部点灯制御機能11aは、ステップS105の所定の待ち時間をおく動作に移る。その指示が入力されない場合、ステップS201の画像の変化を検出する動作に移る。
【0086】
ここで、ステップS202の接触が検出された位置を含む所定の領域を通常点灯させる動作の際の、通常点灯させる領域について詳述する。通常点灯させる領域は、表示に変化があった領域である。この領域は、変化があった位置から所定の範囲としても良く、その変化があった表示をさせているアプリケーションによる表示の全て、例えば、そのアプリケーションに割り当てられたウィンドウであるとしても良い。例えば、時計部が時刻を時と分とに分けてウィンドウに表示させていて、分を示す数字が変化した場合、通常点灯させる領域は、その分を示す数字が表示された位置から所定の範囲としても良く、時計部が表示させているウィンドウ全てであり、その結果、時を示す数字が表示された領域を含むとしても良い。
【0087】
図13は、第2の実施形態において通常点灯させる領域の例を示す。この例で、表示部15の表示画面には、紙芝居のように数秒に1枚の割合でブラウザ部によって異なる静止画が表示されている第4の領域15nと、時計部によって時刻が表示されている第5の領域15oとが含まれている。そして、図13(a)、(b)、更に(c)と、時刻の経過に従って、第4の領域15nでは、人が右へ移動しているように表示が変化し、また、第5の領域15oでは、時刻が表示されることから、時刻の変化に伴い当然にその表示が変化する。
【0088】
図13(a)は時刻1の際の表示を示し、第4の領域15nに表示される静止画が変更されたことによって、第4の領域15nの全てが通常点灯されていることを示す。また、第5の領域15oに表示される時刻を示す数字が変化したので、第5の領域15oの全てが通常点灯されていることを示す。
【0089】
図13(b)は時刻2の際の表示を示し、図13(a)に示す表示と比較して、第4の領域15nに表示される静止画が変更されたので、第4の領域15nの全てが通常点灯されていることを示す。一方、第5の領域15oに表示される時刻を示す数字が変化していないので、第5の領域15oの全てが暗く点灯されていることを示す。
【0090】
図13(c)は時刻3の際の表示を示し、図13(b)に示す表示と比較して、第4の領域15nに表示される静止画が変更されたので、第4の領域15nの全てが通常点灯されていることを示す。また、第5の領域15oに表示される時刻を示す数字が変更されているので、第5の領域15oの全てが通常点灯されていることを示す。
【0091】
図13(a)〜(c)を通じ、第4の領域15n及び第5の領域15oを除く背景部分は、ハッチングで示したように、図13(b)に示す暗く点灯された第5の領域15oに比較して、更に暗く点灯されている。これは、背景の表示は、時刻1より前から変更されていないことによる。
【0092】
以上説明した第2の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aの動作によれば、表示が変化した位置を含む領域を通常点灯させるので、新たに視認の価値がある領域を通常点灯させることができる。
【0093】
なお、表示部点灯制御機能11aは、タッチパッド16への接触が検出されている場合に輝度変動モードの動作を行い、検出されていない場合には輝度固定モードの動作を行うことにより、表示画像の変化があっても通常点灯しないとしても良い。ここで、接触は、タッチパッド16の任意の位置で良い。このように、使用者に依存する接触操作と、アプリケーション等に依存する表示画像の変化との両方がある場合に通常点灯がされることによれば、使用者の利便性を損なうことなく消費電力削減の強い効果が得られる。また、この第2の実施形態は、タッチパッド16を備えず、言い換えるとタッチパネルを備えない装置に適用することができる。
【0094】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置が適用された移動通信装置の構成は、第2の実施形態に係る移動通信装置の構成と同じである。相違は、輝度変動モードにおける表示部点灯制御機能11aの動作にある。即ち、通常点灯させる際、第2の実施形態においては表示部15への表示の変化の有無を参照したのに対し、第3の実施形態においては表示させるアプリケーション等からの通知に従うことである。そこで、以後、相違点を説明し、同じ点については説明を省略し、又は、簡単な説明に止める。
【0095】
図14は、第3の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aの輝度変動モードにおける動作のフローチャートを示す。ここで、図12に示すフローチャートを参照して説明した第2の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aの動作ステップと同じ動作ステップには、同じ符号を付して説明を省略する。
【0096】
表示部点灯制御機能11aは、ステップS102で表示部15の全表示画面を所定の時間に渡って通常点灯させた後、表示部15へ表示を行っているアプリケーションや、制御部11の所定の制御機能から表示部15の表示画面の領域、又は、表示位置を示す通知を受信し、通知された領域、又は、表示位置を含む領域を通常点灯させ、それらの領域外を暗く点灯させる(ステップS301)。そして、ステップS203の制御終了指示が入力されたか否かを判断する動作に移る。その指示が入力されない場合、表示部点灯制御機能11aは、ステップS301のアプリケーションや、制御部11の所定の制御機能からの通知に基づいた領域を通常点灯させる動作に移る。
【0097】
ここで、領域、又は、表示位置を示す通知は、その通知で識別される領域を通常点灯させ、その他の領域を通常点灯させないことの指示ではない。その通知で識別される領域は、重要であるとの通知であり、言い換えると、その領域は、消費電力を削減するためであっても、輝度を低下させる対象から除外すべきであるとの通知である。即ち、表示部点灯制御機能11aは、これらの通知によって必ず表示部15の輝度を制御する訳ではない。例えば、輝度固定モードにおいては、これらの通知を参照して輝度の制御を行うことはない。
【0098】
図15は、第3の実施形態において通常点灯させる領域の例を示す。この例で、表示部15の表示画面には、ナビゲーション部によって、地図に重ねて装置の現在位置と、目的地までの道筋とが表示されている。地図は、道路を示す部分(ハッチングを施していない。)と、建物を示す部分(縦横のハッチングを施した。)とからなる。
【0099】
ここで、ナビゲーション部は、装置の現在位置が表示される位置を含む領域と、道筋に含まれる注意を要する地点が表示される位置を含む領域、ここでは、曲がるべき地点が表示される位置を含む領域とを表示部点灯制御機能11aに通知している。表示部点灯制御機能11aは、通知された装置の現在位置が表示される位置を含む領域である円形の第6の領域15p−1を通常点灯させる。また、その位置を中心とする第6の領域15p−1より大きい円形であり、かつ、第6の領域15p−1を除いた第7の領域15q−1を暗く点灯させる。
【0100】
更に、表示部点灯制御機能11aは、通知された曲がるべき地点が表示される位置を含む領域である円形の第6の領域15p−2を通常点灯させる。また、その位置を中心とする第6の領域15p−2より大きい円形であり、かつ、第6の領域15p−2を除いた第7の領域15q−2を暗く点灯させる。そして、第6の領域15p−1、15p−2及び第7の領域15q−1、15q−2以外の領域である第8の領域15rを更に暗く点灯させる。
【0101】
ここで、第6の領域15p−1、15p−2の半径は異なり、第7の領域15q−1、15q−2の半径は異なるように図示した。これらの半径は、ナビゲーション部によって通知される。その通知がない場合、表示部点灯制御機能11aは、デフォルトの値を用いる。又は、ナビゲーション部は、通知する位置の属性、例えば、装置の現在位置が表示される位置である旨を通知し、表示部点灯制御機能11aは、その属性と関連付けられて記憶された値を用いる。
【0102】
以上説明した第3の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aの動作によれば、アプリケーション等によって通知された領域を通常点灯させるので、アプリケーション等によって視認の価値が大きいと判断された領域を通常点灯させることができる。
【0103】
なお、表示部点灯制御機能11aは、タッチパッド16への接触が検出されている場合に輝度変動モードの動作を行い、検出されていない場合、輝度固定モードの動作を行うことにより、アプリケーション等から領域、又は、表示位置を示す通知が受信されても通常点灯しないとしても良い。ここで、接触は、タッチパッド16の任意の位置で良い。このように、使用者に依存する接触操作と、アプリケーション等に依存する通知の受信との両方がある場合に通常点灯がされることによれば、使用者の利便性を損なうことなく消費電力削減の強い効果が得られる。また、この第3の実施形態は、タッチパッド16を備えず、言い換えるとタッチパネルを備えない装置に適用することができる。
【0104】
(その他の実施形態)
以上説明した第1〜第3の実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、第2、第3の実施形態で、表示部点灯制御機能11aは、第1の実施形態に係る表示部点灯制御機能11aと同様に、ソフトキーを通常点灯させても良い。また、複数のアプリケーション及び/又は制御部11の制御機能によって表示部15に表示が行われ、それぞれの表示が例えば異なるウィンドウとして行われている場合、表示部点灯制御機能11aは、それらのウィンドウ毎に、異なる実施形態の制御を行っても良い。
【0105】
以上の説明は、本発明を移動通信装置に適用した例を用いたが、本発明は、当然にタッチパッドを備えたあらゆる装置、例えば、PDAや、パソコン等に適用することが可能である。更に、小型の充電式電池に蓄えられた電力量によって動作する装置に好適である。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0106】
11 制御部
11a 表示部点灯制御機能
11b 表示部点灯制御モード
15 表示部
15a、15e、15i 接触位置
15a−2 第2の接触位置
15b、15b−2、15f、15f−2、15j、15j−2 第1の領域
15c、15c−2、15g、15g−2、15k、15k−2 第2の領域
15d、15d−2、15h、15h−2、15m、15m−2 第3の領域
15n 第4の領域
15o 第5の領域
15p−1、15p−2 第6の領域
15q−1、15q−2 第7の領域
15r 第8の領域
16 タッチパッド
20 アプリケーション処理部
30 電源部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルと、
前記タッチパネルの表示画面のうち、前記タッチパネルによって接触が検出された位置を含む所定の領域内を第1の輝度で点灯させ、その領域外を前記第1の輝度未満の第2の輝度で点灯させ、所定の時間に渡って前記タッチパネルによって接触が検出されない場合、前記表示画面の全てを消灯させる輝度変動モードで前記タッチパネルに表示させる点灯制御手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記点灯制御手段は、前記輝度変動モードで前記タッチパネルに表示させている際、前記所定の領域の内外を問わず、前記表示画面のうち、ソフトキーが表示される領域を前記第1の輝度で点灯させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記点灯制御手段は、前記輝度変動モードで前記タッチパネルに表示させている際、前記表示画面のうち、前記所定の領域外であって、その所定の領域と接する第2の所定の領域内を前記第2の輝度で点灯させ、前記所定の領域及び前記第2の所定の領域以外の領域を前記第2の輝度未満の第3の輝度で点灯させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記点灯制御手段は、前記接触された位置が接触を保って移動したことが前記タッチパネルによって検出された場合、その移動に追従して前記所定の領域を移動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記点灯制御手段は、前記接触された位置が接触を保って移動したことが前記タッチパネルによって検出された場合、その移動で経由した各位置に関する前記所定の領域内を前記第1の輝度で点灯させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記点灯制御手段は、前記接触された位置へ第1の時間に渡って接触されたことが検出された場合、第1の大きさの所定の領域内を前記第1の輝度で点灯させ、前記第1の時間を超える第2の時間に渡って接触されたことが検出された場合、前記第1の大きさの所定の領域より大きい第2の大きさの所定の領域内を前記第1の輝度で点灯させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記点灯制御手段は、前記所定の領域の内外の境界の2つの位置への接触がされた後、その2つの接触された位置のうち、1つ又は2つが接触を保って移動したことが前記タッチパネルによって検出された場合、その移動に追従して前記所定の領域の大きさを変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記点灯制御手段は、前記輝度変動モードで前記タッチパネルに表示させている際、第1の所定の接触が前記タッチパネルによって検出された場合、前記表示画面の全部を前記第1の輝度で点灯させる輝度固定モードで前記タッチパネルに表示させ、前記輝度固定モードで前記タッチパネルに表示させている際、第2の所定の接触が前記タッチパネルによって検出された場合、前記輝度変動モードで前記タッチパネルに表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記所定の領域は、円形である、又は、長方形である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
横書きの文章が前記表示画面に表示されている場合、前記所定の領域は、前記文章が表示された領域の一部であって、その表示された領域の左端から右端に至る長方形である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
縦書きの文章が前記表示画面に表示されている場合、前記所定の領域は、前記文章が表示された領域の一部であって、その表示された領域の上端から下端に至る長方形である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
表示手段と、
前記表示手段の表示画面のうち、表示される画像が変化した位置を含む所定の領域内を所定の時間に渡って第1の輝度で点灯させ、その所定の時間の経過後はその所定の領域内を前記第1の輝度未満の第2の輝度で点灯させる点灯制御手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項13】
前記所定の領域は、1つのアプリケーションによって表示される領域である
ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記所定の領域は、1つのウィンドウである
ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項15】
アプリケーションによって表示がされる表示手段と、
前記表示手段の表示画面のうち、前記アプリケーションによって指定された位置を含む所定の領域内を第1の輝度で点灯させ、その領域外を前記第1の輝度未満の第2の輝度で点灯させる点灯制御手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項16】
前記表示手段はタッチパネルであり、
前記点灯制御手段は、前記表示手段への接触が検出されている場合、前記第1の輝度で点灯させる
ことを特徴とする請求項12、又は、請求項15に記載の情報処理装置。
【請求項17】
装置の各部へ電力を供給する電池を更に備え、
前記点灯制御手段は、前記電池に蓄えられた電力量が所定の電力量閾値未満である場合、前記表示画面を前記第1の輝度と、前記第2の輝度とで点灯させる
ことを特徴とする請求項1、請求項12、又は、請求項15に記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−216066(P2011−216066A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−131486(P2010−131486)
【出願日】平成22年6月8日(2010.6.8)
【出願人】(310022372)富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社 (219)
【Fターム(参考)】