説明

情報報知装置

【課題】スリープモード時に機器情報の取得要求を受け付けた場合、消費電力を抑えて画像形成装置内部の現在の機器情報を提供可能な情報報知装置の提供。
【解決手段】プリンタエンジン113及び電源114を備えた画像形成装置101の情報報知装置1は、記憶部3、要求受付部42及び通信部2を含む。記憶部は、プリンタエンジン内部の状態を示す機器情報を記憶している。要求受付部は、画像形成装置のスリープモード時に画像形成装置の現在の状況を示す機器情報の取得要求を受け付ける。通信部は、この取得要求における機器情報が経時的変化の度合いの低い第1属性情報である場合、記憶部から取得した機器情報を要求先に送信する。上記取得要求における機器情報が第1属性情報より経時的変化の度合いの高い第2属性情報である場合、電源はプリンタエンジンに電力を供給し、通信部はプリンタエンジンから機器情報を取得して要求先に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報報知装置、特に、記録媒体上に画像を形成可能なプリンタエンジンと、プリンタエンジンに電力を供給可能な電力供給手段とを備えた画像形成装置の情報報知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の画像形成装置としては、消費電力を抑えるために、自装置を構成している各ユニットのうち必要最低限のユニットにのみ電力を供給する、いわゆるスリープモードを搭載しているものが多くみられる。
【0003】
更に、この種の画像形成装置には、用紙の枚数やトナーの残量等の、画像形成装置内部の現在の状態を示す機器情報をユーザに報知する情報報知装置が採用されたものがある。例えば、この画像形成装置がPC等の外部の装置に接続され通信可能である場合、ユーザは、外部の装置を用いて画像形成装置に現在の機器情報の取得を要求することで、画像形成装置についての所望の機器情報を得ることができる。
【0004】
このような装置としては、スリープモード時に機器情報の取得要求を取得すると、自装置内部の現在の状態に関する機器情報を得るために必要なユニットに更に電力を供給する装置や(特許文献1)、画像形成装置がオフする直前に記憶部に機器情報を記憶させておき、画像形成装置がスリープモードである時に機器情報の取得要求を受け付けると記憶部内の機器情報を要求先に送信する装置が知られている(特許文献2)。
【0005】
尚、上記に関連する技術としては、画像形成装置がスリープモード時に画像形成処理の実行指示を複数受けると、所定時間となった時にこれらの処理をまとめて行うものがあげられる(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−130526号公報
【特許文献2】特開平9−214659号公報
【特許文献3】特開2005−88499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1の装置では、機器情報の取得要求を受け付ける毎に記録紙上に画像を形成するプリンタエンジンに電力を供給してプリンタエンジンを起動させ、このプリンタエンジンから現在の機器情報を取得する必要がある。プリンタエンジンが起動すると騒音が発生する他、電力を消費してしまう。
【0008】
また、特許文献2の装置では、要求先に出力された機器情報が必ずしも最新の情報、即ち機器情報の取得要求を受け付けた時点における情報であるとは限らない。そのため、現在の画像形成装置についての状態と大幅に異なった機器情報が要求先に出力されてしまう恐れがある。
【0009】
そこで、本発明は、スリープモード時に機器情報の取得要求を受け付けた場合、画像形成装置が消費する電力を抑え、精度の高い画像形成装置の状態についての機器情報を要求先に提供可能な情報報知装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は、第1の解決手段として、記録媒体上に画像を形成可能なプリンタエンジンと、前記プリンタエンジンに電力を供給可能な電力供給手段とを備えた画像形成装置の情報報知装置であって、前記プリンタエンジン内部の状態を示す機器情報を記憶している記憶手段と、前記電力供給手段が前記プリンタエンジンに電力を供給していない間に、前記プリンタエンジンに関する機器情報の外部からの取得要求を受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段が受け付けた前記取得要求が、経時変化の度合いの最も低い第1属性情報か、当該第1属性情報よりも経時変化の度合いが高い第2属性情報か、あるいは当該第2属性情報よりも経時変化の度合いが高い第3属性情報かに応じて機器情報を報知する報知手段と、前記取得要求における機器情報が前記第2属性情報である場合、前記記憶手段が記憶している機器情報を、前記電力供給手段により電力が供給された前記プリンタエンジンから取得した当該プリンタエンジン内部の現在の状況を示す機器情報に更新する更新手段と、前記記憶手段内の機器情報が前記更新手段により更新されてから前記要求受付手段が取得要求を受け付けるまでの待機時間を計測するタイマと、を含み、前記電力供給手段は、前記取得要求における機器情報が前記第2属性情報である場合、前記タイマが計測する待機時間が所定時間以上になると前記プリンタエンジンに電力を供給し、また前記取得要求における機器情報が前記第3属性情報である場合には、前記プリンタエンジンに電力を供給し、前記報知手段は、前記取得要求における機器情報が前記第1属性情報である場合、前記記憶手段が記憶している機器情報を取得して報知し、前記取得要求における機器情報が前記第2属性情報である場合には、前記タイマが計測する待機時間が所定時間以上になると、前記電力供給手段により電力が供給されたプリンタエンジンから現在の状況を示す機器情報を取得して報知し、前記取得要求における機器情報が前記第3属性情報である場合には、前記電力供給手段により電力が供給されたプリンタエンジンから現在の状況を示す機器情報を取得して報知する、という手段を採用する。
【0011】
また、本発明は、第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、機器情報を、ネットワークを介して外部装置に送信可能な通信手段である、という手段を採用する。
【0012】
さらに、本発明は、第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記報知手段は、機器情報を表示可能な表示手段である、という手段を採用する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、スリープモード時に機器情報の取得要求を受け付けた場合、要求された機器情報の経時的変化の度合いに応じて情報の精度を優先するか、それとも画像形成装置の低消費電力化を優先するかを選択するため、画像形成装置が消費する電力を抑え、かつ機器情報の精度を損なうことなく現在の画像形成装置についての機器情報を要求先に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態の情報報知装置が採用された画像形成装置の構成を模式的に示すブロック図。
【図2】画像形成装置を用いたシステムの構成図。
【図3】画像形成装置の外観図。
【図4】操作パネルの例。
【図5】情報報知装置の動作フローチャート。
【図6】その他の実施形態(a)に係る情報報知装置が採用された画像形成装置の構成を模式的に示すブロック図。
【図7】その他の実施形態(b)に係る情報報知情報報知装置が採用された画像形成装置の構成を模式的に示すブロック図。
【図8】その他の実施形態(b)に係る情報報知装置の動作フローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<実施形態>
図1は、本実施形態の情報報知装置1が採用された画像形成装置101の構成を模式的に示すブロック図である。本実施形態に係る画像形成装置101は、図2に示すように、PC等の他の端末151,152,153とネットワークを介して通信可能に接続されている。
【0016】
(1)画像形成装置の構成
図3は画像形成装置101の外観図である。この画像形成装置101は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置及びスキャナ装置としての機能を併せ持つ複合機の機種であって、スリープモードを搭載している。
【0017】
画像形成装置101は、原稿カバー103、本体部104、操作パネル105、手差しトレイ106、フィニッシャ107及び排紙トレイ108を含む。
【0018】
原稿カバー103と対向する本体部104の部分には、原稿載置台102が設けられている。原稿カバー103は、原稿載置台102に載置された原稿を押さえるためのものであって、原稿載置台102に対し開閉自在に本体部104に装着されている。
【0019】
本体部104は、図1に示すように、通信部2、原稿読取部112、プリンタエンジン113、電源114及びコントロール部4を含む。
【0020】
通信部2は、他の端末151〜153と通信を行う。
【0021】
原稿読取部112は、原稿に記録された画像情報を読み取って画像データを取得するためのものであって、図示しない光学系を有している。
【0022】
プリンタエンジン113は、記録紙上に画像を形成し出力するためのものであって、画像形成部131、転写部132、定着部133、給紙カセットを含む給紙部134及び排出部135を含む。
【0023】
電源114は、プリンタエンジン113や通信部2等の画像形成装置101の各ユニットに電力を供給したり供給を停止したりする。例えば、電源114は、画像形成装置101が画像形成処理の開始指示を外部から取得しない時間が所定の時間経過した時には、通信部2、操作パネル105及びコントロール部4の、画像形成処理の開始指示等を取得するのに必要最低限のユニットにのみ電力を供給し(図1のラインA)、画像形成装置101をスリープモードに移行させる。また電源114は、画像形成装置101が画像形成処理の開始の指示を受けた場合は、他のユニット全てに電力を供給する(図1のラインB)。
【0024】
コントロール部4は、CPUを含むコンピュータで構成されており、接続された各ユニットの制御等を行う。例えば、コントロール部4は、プリンタエンジン113を制御するためのエンジン制御部41として機能したり、情報報知装置1(後述)としての制御を行ったりする。
【0025】
操作パネル105は、図3に示すように本体部104において原稿載置台102の手前側部分に設けられ、図4に示すように操作キー105a及びタッチパネル105bを有している。操作キー105aは、印刷等の画像形成処理の開始を指示するためのスタートキーや、各種設定のための設定キー及びテンキー等を有している。タッチパネル105bは、液晶ディスプレイで構成されており、設定画面等を表示する。
【0026】
手差しトレイ106は、本体部104の側部に側方に突出して開閉自在に設けられた板状部材であり、記録紙及び原稿を載置可能である。
【0027】
フィニッシャ107は、手差しトレイ106と逆側の画像形成装置101の側面に設けられており、排出部135により排出された記録紙を用いてソート処理やステープル処理等を行う。
【0028】
排紙トレイ108は、フィニッシャ107の側面に側方に突出するように設けられており、フィニッシャ107により処理された記録紙が積載される。
【0029】
(2)情報報知装置の構成
次に、情報報知装置1の構成について説明する。情報報知装置1は、図1に示すように、既に説明した通信部2と、記憶部3と、コントロール部4とを含む。
【0030】
記憶部3は、例えばHDD等の補助記憶装置であって、プリンタエンジン113内部の状態を含む第1機器情報を記憶している。第1機器情報としては、トナーや用紙の残量及びこれらの補給情報、プリンタエンジン内部の温度及び湿度等があげられる。このような第1記憶情報はコントロール部4の更新部44(後述)により定期的に更新される。
【0031】
コントロール部4は、画像形成装置101がスリープモードである時に、プリンタエンジン113内部の現在の状況を示す機器情報の外部からの取得要求を受け付けると、その取得要求における機器情報の経時的変化の度合いに基づいて、記憶部3またはプリンタエンジン113から機器情報を取得して報知する。このような動作を行うため、コントロール部4は、エンジン制御部41以外に、要求受付部42、情報出力部43及び更新部44として機能する。
【0032】
ここで、機器情報の経時的変化の度合いについて簡単に説明する。機器情報のうち、時間が経過してもその内容があまり変化しない機器情報を、経時的変化の度合いの低い第1属性情報といい、例えばトナーの残量等がこれに該当する。また、時間が経つにつれてその内容が頻繁に変化する機器情報を、第1属性情報よりも経時的変化の度合いの高い第2属性情報といい、例えばエンジンプリンタ113の温度や湿度等がこれに該当する。本実施形態では、コントロール部4内の図示しないメモリが、第1及び第2属性情報と機器情報とを対応づけて記憶している。
【0033】
要求受付部42は、画像形成装置101がスリープモードである時に、プリンタエンジン113内部の現在の状況を示す機器情報の取得要求を、通信部2を介して他の端末151〜153から受信する。
【0034】
情報出力部43は、要求受付部42が機器情報の外部からの取得要求を受け付けると、その取得要求における機器情報が該当する属性情報をメモリ内の属性情報と機器情報とが対応づけられた情報から判断し、その判断結果に基づいて記憶部3内の第1機器情報を通信部2に出力するか、またはプリンタエンジン113を起動させ、このプリンタエンジン113から新たに第2機器情報を取得して通信部2に出力する。具体的には、情報出力部43は、取得要求における機器情報が第1属性情報である場合は、記憶部3内の第1機器情報を通信部2に出力し、第2属性情報である場合は、プリンタエンジン113に電力を供給するように電源114に指示し、電力が供給されたプリンタエンジン113から現在の状態を示す第2機器情報を取得して通信部2に出力する。
【0035】
更新部44は、取得要求における機器情報が第2属性情報である場合、記憶部3内の第1機器情報に、情報出力部43がプリンタエンジン113から取得した第2機器情報を上書きする。即ち、更新部44は、記憶部3内の機器情報を適時更新する。
【0036】
(3)動作
次に、情報報知装置1の動作について図5を用いて説明する。尚、画像形成装置101はスリープモードであって、プリンタエンジン113には電力が供給されていないとする。
【0037】
ステップS1〜3:コントロール部4の要求受付部42は、通信部2を介して他の端末151〜153から現在の機器情報の取得要求を受信すると(S1)、情報出力部43は、受信した取得要求における機器情報が該当する属性情報を判断する。取得要求における機器情報が第2属性情報に該当する場合(S2)、情報出力部43はプリンタエンジン113に電力を供給するように電源114に指示する。これによりプリンタエンジン113には電力が供給される(S3)。
【0038】
ステップS4:情報出力部43は、電力が供給されたプリンタエンジン113から現在の状態を示す第2機器情報を取得し、通信部2に出力する。更新部44は、記憶部3内の第1機器情報を第2機器情報に更新する。
【0039】
ステップS5〜6:電源114はプリンタエンジン113への電力供給を停止し(S5)、通信部2は、第2機器情報を要求先の他の端末151〜153に送信する(S6)。
【0040】
ステップS7〜8:ステップS2において、取得要求における機器情報が第1属性情報に該当する場合(S7)、情報出力部43は記憶部3内の第1機器情報を通信部2に出力する。通信部2は第1機器情報を要求先の他の端末151〜153に送信する(S8)。
【0041】
(4)効果
情報報知装置1は、要求された機器情報が経時的変化の度合いの高い第2属性情報である場合は、プリンタエンジン113に電力を供給して現在の状態を示す第2機器情報を取得し要求先に送信することで、より正確な機器情報を要求先に提供することができる。また、情報報知装置1は、要求された機器情報が経時的変化の度合いの低い第1属性情報である場合は、プリンタエンジン113に電力を供給せずに記憶部3内の第1機器情報を取得して要求先に送信することで、画像形成装置101が消費する電力を抑えることができる。
【0042】
また、情報出力部43が第2機器情報をプリンタエンジン113から取得した場合は、更新部44は記憶部3内の第1機器情報を第2機器情報に更新する。これにより、情報報知装置1が次に機器情報の取得要求を受け付けた際、その取得要求がユーザの要望により記憶部3の機器情報を取得して要求先に送信する内容であっても、送信される機器情報とプリンタエンジン113の現在の状態との差異は最小に抑えられる。
【0043】
<その他の実施形態>
(a)上記実施形態では、情報報知装置は、機器情報の取得要求をネットワーク上の他の装置から取得した場合、現在の機器情報を通信部を介して要求先の装置に送信する場合について記載したが、これに限定されない。図6に示すように、情報報知装置201は、操作パネル205を含み、機器情報の取得要求を操作パネル205の画面上から取得することができる。この場合は、現在の機器情報をこの操作パネル205の画面上に表示してもよい。これにより、ユーザは情報報知装置201における操作パネル205の画面から現在の機器情報を直接知ることができる。
【0044】
(b)上記実施形態では、取得要求における機器情報の属性情報は、第1または第2属性情報の2段階設けられていたが、これに限定されない。機器情報の属性情報は、機器情報の経時的変化の度合いが第1属性情報,第2属性情報、第3属性情報の順で高くなるように3段階設けられてもよい。例えば、経時的変化が“低”の第1属性情報にはプリンタエンジン内部の部品の不具合等の機器情報、経時的変化が“中”の第2属性情報には用紙及びトナーの残量の機器情報、経時的変化が“高”の第3属性情報にはプリンタエンジン内部の温度や湿度、用紙やトナーの補充情報等の機器情報がそれぞれ割り当てられる。
【0045】
この場合の情報報知装置401が採用された画像形成装置501を、図7に示す。この情報報知装置401は、上記実施形態に係る情報報知装置1に加え、タイマ445を更に含む。タイマ445は、記憶部403内の第1機器情報が更新部444により更新されてから要求受付部442が機器情報の外部からの取得要求を受け付けるまでの待機時間を計測する。タイマ445は、記憶部403内の第1機器情報が更新部444により更新されると、計測していた待機時間をリセットして再度計測をし直す。
【0046】
この情報報知装置401の動作を図8に示す。情報報知装置401は、要求受付部442が取得した取得要求における機器情報が第3属性情報である場合は(S102)、電力が供給されたプリンタ513から第2情報を取得して送信し(S103〜107)、機器情報が第1属性情報である場合、記憶部403内の第1機器情報を送信する(S110)。特に、取得要求における機器情報が第2属性情報である場合、情報報知装置401は、その機器情報における待機時間が所定時間以上か否かにより(S109)、プリンタエンジン513または記憶部403から機器情報を取得して送信する(S107、S110)。これにより、情報の精度を優先するか、それとも画像形成装置の低消費電力化を優先するかをより細かく調節することができる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明の情報報知装置は、複写機、プリンタ及びファクシミリ装置の各機種や、これらの機能及びスキャナ機能を併せ持つ複合機において、これらの装置内部の現在の状態を示す機器情報を提供するための装置として適用することができる。
【符号の説明】
【0048】
1…情報報知装置、2…通信部、3…記憶部、4…コントロール部、42…要求受付部、44…更新部、101…画像形成装置、113…プリンタエンジン、114…電源、205…操作パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体上に画像を形成可能なプリンタエンジンと、前記プリンタエンジンに電力を供給可能な電力供給手段とを備えた画像形成装置の情報報知装置であって、
前記プリンタエンジン内部の状態を示す機器情報を記憶している記憶手段と、
前記電力供給手段が前記プリンタエンジンに電力を供給していない間に、前記プリンタエンジンに関する機器情報の外部からの取得要求を受け付ける要求受付手段と、
前記要求受付手段が受け付けた前記取得要求が、経時変化の度合いの最も低い第1属性情報か、当該第1属性情報よりも経時変化の度合いが高い第2属性情報か、あるいは当該第2属性情報よりも経時変化の度合いが高い第3属性情報かに応じて機器情報を報知する報知手段と、
前記取得要求における機器情報が前記第2属性情報である場合、前記記憶手段が記憶している機器情報を、前記電力供給手段により電力が供給された前記プリンタエンジンから取得した当該プリンタエンジン内部の現在の状況を示す機器情報に更新する更新手段と、
前記記憶手段内の機器情報が前記更新手段により更新されてから前記要求受付手段が取得要求を受け付けるまでの待機時間を計測するタイマと、を含み、
前記電力供給手段は、前記取得要求における機器情報が前記第2属性情報である場合、前記タイマが計測する待機時間が所定時間以上になると前記プリンタエンジンに電力を供給し、また前記取得要求における機器情報が前記第3属性情報である場合には、前記プリンタエンジンに電力を供給し、
前記報知手段は、前記取得要求における機器情報が前記第1属性情報である場合、前記記憶手段が記憶している機器情報を取得して報知し、前記取得要求における機器情報が前記第2属性情報である場合には、前記タイマが計測する待機時間が所定時間以上になると、前記電力供給手段により電力が供給されたプリンタエンジンから現在の状況を示す機器情報を取得して報知し、前記取得要求における機器情報が前記第3属性情報である場合には、前記電力供給手段により電力が供給されたプリンタエンジンから現在の状況を示す機器情報を取得して報知する、情報報知装置。
【請求項2】
前記報知手段は、機器情報を、ネットワークを介して外部装置に送信可能な通信手段である、請求項1に記載の情報報知装置。
【請求項3】
前記報知手段は、機器情報を表示可能な表示手段である、請求項1または2に記載の情報報知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−250469(P2011−250469A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−173244(P2011−173244)
【出願日】平成23年8月8日(2011.8.8)
【分割の表示】特願2006−191235(P2006−191235)の分割
【原出願日】平成18年7月12日(2006.7.12)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】