説明

情報画像処理装置、情報処理装置、画像処理装置、情報処理プログラム及び画像処理プログラム

【課題】受信した画像内の予め定められた領域内に電子情報を書き込むことができるようにした画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置の画像受信手段は、書き込みが行われた文書の画像を受信し、解析手段は、前記画像受信手段によって受信された画像内にある情報画像を解析し、領域生成手段は、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記画像受信手段によって受信された画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成し、電子情報生成手段は、前記領域生成手段によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成し、送信手段が、前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加し、該電子情報の画像を付加した文書の画像を、前記画像受信手段が受信した文書の画像を送信した送信先に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報画像処理装置、情報処理装置、画像処理装置、情報処理プログラム及び画像処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
文書の編集に関する技術がある。
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、ファックスサーバ装置において、請求者によりマークされ、電話線を介してファックスサーバへ問合せファックス送受信器により送信された機械読取り可能な情報選択用紙により、問合せCCITTファックス送受信器へ記憶情報の内の請求部分をインタラクティブに与えるファックスサーバ装置であって、前記送信選択用紙を電子的に受信し請求情報を送信するため前記CCITTファックス送受信器と通信するCCITTモデム装置と、前記CCITTモデム装置により受信した選択用紙上の機械読取り可能なマークを解釈する機械読取り装置と、請求者が選択可能な情報を記憶するメモリ装置と、前記機械読取り装置の制御下で、前記メモリ装置から請求者により請求された情報を検索し、検索情報を前記CCITTモデム装置へ送る検索装置と、を含むファックスサーバ装置が開示されている。
【0003】
また、例えば、特許文献2には、下記の特徴を包含する一種のコンピュータとファックス機を結合するインタフェース:(イ)実のCO/PBXの代わりにCO/PBXを模擬する回路を通信の作用に実施し、そして、従来のファックス機は周辺装置がなくても、従来のコンピュータの入/出力装置として操作でき、(ロ)コンピュータに制御された制御器に制御されるベル装置は、該コンピュータが該ファックス機から/へ情報を受信/発信するときより先に1つのベル信号を産出し、(ハ)受話器の取り下げることを検出する検出装置は、該ベル信号が産出されるときに、ファックス機のオフフック(off−hook)(受話器が取り下げられている状態)かどうか検出し、(ニ)該制御器に制御されたリレースイッチは、選択的に該コンピュータを該ファックス機あるいは電信電話局と通信することが開示されている。
【0004】
また、例えば、特許文献3には、相手方より信号を受ける受信手段、前記信号を変換する復号化手段、信号を相手方に送る送信手段、前記信号を変換する符号化手段、送受信のデータをメモリ体に蓄えるファイル化手段、伝送すべきデータを蓄えたファイル内の文字コードを文字パターンに変換する手段とから構成され、前記文字パターンに変換する手段はこの文字パターンデータが格納されている先頭アドレスを読み取り回路に指令してその番地から自動的に歩進して前記文字パターンデータを読み取る機構となっていることを特徴とするファックス通信アダプタが開示されている。
【0005】
また、例えば、特許文献4には、ファックスアダプタ装置に関し、ファックス装置で読取られる画情報の認識対象範囲の文字情報を認識し、認識文字情報の修正、コード化送信し、コード化送信と通常ファックス送信を選択可能とし、大規模装置等を不要にし、エントリー作業負担及び送信コスト軽減することを目的とし、タッチセンサーパネルでコード送信が選択されると、ファックス装置から送信される認識対象のイメージ情報は、ファックス−I/F回路に入力され、該イメージ情報が制御回路に転送格納されると、認識アルゴリズム処理回路で格納したイメージ情報の文字認識処理が行われ、認識結果は、表示装置に表示され、表示内容に誤りがある場合は、タッチセンサーパネルにより誤り箇所の修正が行われた後、制御回路内でコード情報に変換格納され、プロトコル制御回路から公衆回線網を介してホストコンピュータにコードデータ通信が行われることが開示されている。
【0006】
また、例えば、特許文献5には、引越しのための見積りをほぼ自動的に行うことを目的とし、依頼書に所定の事項を記入してファックス送信し、受信側においてOCR文字自動変換部でコードデータに変換するとともに、このようなコードデータを用いて見積り計算部が計算を行い、見積り書作成部で見積り書を作成し、このような見積り書を再びファックス装置によって依頼者に送信することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平02−291767号公報
【特許文献2】特開平01−094760号公報
【特許文献3】特開平01−288159号公報
【特許文献4】特開平05−268405号公報
【特許文献5】特開2001−60228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、受信した画像内の予め定められた領域内に電子情報を書き込むことができるようにした情報画像処理装置、情報処理装置、画像処理装置、情報処理プログラム及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、書き込みが行われる文書内にある領域であって、該文書に書き込みが行われた後の文書の画像に対して、電子情報を書き込むための領域を指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された情報画像を前記文書に合成する合成手段と、前記合成手段によって情報画像が合成された文書を出力する出力手段を有する情報処理装置と、前記情報処理装置の出力手段によって出力された文書に対して書き込みが行われた文書の画像を受信する画像受信手段と、前記画像受信手段によって受信された画像内にある情報画像を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記画像受信手段によって受信された画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する領域生成手段と、前記領域生成手段によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成する電子情報生成手段と、前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加し、該電子情報の画像を付加した文書の画像を、前記画像受信手段が受信した文書の画像を送信した送信先に送信する送信手段を有する画像処理装置を具備することを特徴とする情報画像処理装置である。
【0010】
請求項2の発明は、書き込みが行われる文書内にある領域であって、該文書に書き込みが行われた後の文書の画像に対して、電子情報を書き込むための領域を指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された情報画像を前記文書に合成する合成手段と、前記合成手段によって情報画像が合成された文書を出力する出力手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
【0011】
請求項3の発明は、書き込みが行われた文書の画像を受信する画像受信手段と、前記画像受信手段によって受信された画像内にある情報画像を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記画像受信手段によって受信された画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する領域生成手段と、前記領域生成手段によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成する電子情報生成手段と、前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加し、該電子情報の画像を付加した文書の画像を、前記画像受信手段が受信した文書の画像を送信した送信先に送信する送信手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
【0012】
請求項4の発明は、前記解析手段による解析結果内の領域に関する情報によって定められる領域内に書き込みがあるか否かを検出する検出手段をさらに具備し、前記領域生成手段は、前記検出手段によって前記領域内に書き込みが検出された場合は、該書き込みを含まないように、前記画像受信手段によって受信された文書の画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置である。
【0013】
請求項5の発明は、前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加した場合に、該付加した画像を含まないように、電子情報を書き込むための領域を設定し、該設定した領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する生成手段と、前記解析手段によって解析された情報画像の位置に、前記生成手段によって生成された情報画像を合成する合成手段をさらに具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置である。
【0014】
請求項6の発明は、コンピュータを、書き込みが行われる文書内にある領域であって、該文書に書き込みが行われた後の文書の画像に対して、電子情報を書き込むための領域を指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された情報画像を前記文書に合成する合成手段と、前記合成手段によって情報画像が合成された文書を出力する出力手段として機能させるための情報処理プログラムである。
【0015】
請求項7の発明は、コンピュータを、書き込みが行われた文書の画像を受信する画像受信手段と、前記画像受信手段によって受信された画像内にある情報画像を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記画像受信手段によって受信された画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する領域生成手段と、前記領域生成手段によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成する電子情報生成手段と、前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加し、該電子情報の画像を付加した文書の画像を、前記画像受信手段が受信した文書の画像を送信した送信先に送信する送信手段として機能させるための画像処理プログラムである。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の情報画像処理装置によれば、受信した画像内の予め定められた領域内に電子情報を書き込むことができる。
【0017】
請求項2の情報処理装置によれば、受信した画像内の予め定められた領域内に電子情報を書き込むことができるようにするための文書を出力することができる。
【0018】
請求項3の画像処理装置によれば、受信した画像内の予め定められた領域内に電子情報を書き込むことができる。
【0019】
請求項4の画像処理装置によれば、受信した画像の領域内に既に書き込みがある場合は、その書き込みを含まない領域に対して、新たな書き込みができるようになる。
【0020】
請求項5の画像処理装置によれば、受信した画像の領域内に書き込みを行った場合に、新たな書き込みができる領域に関する情報を埋め込んだ情報画像を合成することができる。
【0021】
請求項6の情報処理プログラムによれば、受信した画像内の予め定められた領域内に電子情報を書き込むことができるようにするための文書を出力することができる。
【0022】
請求項7の画像処理プログラムによれば、受信した画像内の予め定められた領域内に電子情報を書き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
【図2】実施の形態によって構築されたシステムによる処理例を示すフローチャートである。
【図3】編集領域情報のデータ構造例を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態が扱うフォーム文書の例を示す説明図である。
【図5】第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
【図7】第2の実施の形態が受信する画像の例を示す説明図である。
【図8】第2の実施の形態が領域等にテキストデータを書き込んだ例を示す説明図である。
【図9】第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
【図10】第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
【図11】第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
【図12】第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
【図13】編集領域情報のデータ構造例を示す説明図である。
【図14】第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態を組み合わせたシステム構成例を示す説明図である。
【図16】本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【図17】本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
【0025】
一般に、画像を扱う画像処理装置としては、ファックス、スキャナ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等がある。これらの中で、標準的に通信機能を有しているものとして、ファックス、ファックス機能をサポートしている複合機等があり、これらを用いて文書の画像がやりとりされている。
例えば、フォーム文書を作成し、そのフォーム文書に書き込みを行って物品・サービス等の発注が行われている。その場合に、ファックスを用いて受注者である受信者にその文書の画像を送信する。さらに、受注者は、その文書の画像に書き込みを行って、ファックスを用いて発注者に送り返すことがある。図2は、この処理を説明したものであり、実施の形態によって構築されたシステムによる処理例を示すフローチャートである。
図2の例では、フォーム作成者210、受信者220、発注者230がかかわっている。なお、フォーム作成者210と受信者220は同じ(同じ人物、同じ組織等)であってもよい。フォーム作成者210はフォーム生成装置100を用い、受信者220は画像編集装置600を用い、発注者230はファックス等を用いる。
【0026】
ステップS252では、フォーム作成者210が、フォーム文書を、フォーム生成装置100を用いて作成する。
ステップS254では、フォーム作成者210が、フォーム文書を、フォーム生成装置100を用いて出力する。具体例としては、フォーム生成装置100の送信機能を用いて、発注者230のファックスに送信してもよいし、フォーム生成装置100の印刷機能を用いて、フォーム文書を印刷し、その印刷したフォーム文書を発注者230のファックスに送信してもよいし、郵送等を行ってもよい。
【0027】
ステップS256では、発注者230が、フォーム文書を、ファックス等を用いて受信する。
ステップS258では、発注者230が、フォーム文書を用いて発注書を作成する。具体例としては、フォーム文書の空欄に手書きで記載することである。
ステップS260では、発注者230が、作成した発注書を受信者220が用いている画像編集装置600に、ファックス等を用いて送信する。
【0028】
ステップS262では、受信者220が、画像編集装置600を用いて発注書を受信する。
ステップS264では、受信者220が、画像編集装置600を用いて発注書を編集する。受信者220が発注書に書き込みを行う操作である。
ステップS266では、受信者220が、画像編集装置600を用いて発注書を出力する。具体例としては、画像編集装置600の送信機能を用いて、発注者230のファックスに送信してもよいし、画像編集装置600の印刷機能を用いて、発注書を印刷し、その印刷した発注書を発注者230のファックスに送信してもよいし、郵送等を行ってもよい。
【0029】
ステップS268では、発注者230が、編集後の発注書を、ファックス等を用いて受信する。
ステップS270では、発注者230が、さらに発注書に書き込みを行う。
ステップS272では、発注者230が、書き込みが行われた発注書を、ファックス等を用いて送信する。
ステップS268からステップS272までの処理は、ステップS256からステップS260までの処理と同等であり、発注者230における2回目の処理である。
【0030】
ステップS274では、受信者220が、画像編集装置600を用いて発注書を受信する。
ステップS276では、受信者220が、画像編集装置600を用いて発注書を編集する。
ステップS278では、受信者220が、画像編集装置600を用いて発注書を出力する。
ステップS274からステップS278までの処理は、ステップS262からステップS266までの処理と同等であり、受信者220における2回目の処理である。
以下、終了するまでこれらの処理が繰り返される。なお、終了ステップは、一般的にはステップS274に該当するステップ(受信者220が文書を受信した時点)、又はステップS268に該当するステップ(発注者230が確認のための文書を受信した時点)であるが、その他の処理のステップであってもよい。
【0031】
第1の実施の形態のフォーム生成装置100は、ステップS252、ステップS254にかかわっている。第2の実施の形態の画像編集装置600(図6参照)は、主にステップS262〜ステップS266にかかわっている。第3又は第4の実施の形態の画像編集装置600(図10、図12参照)は、主にステップS274〜ステップS278にかかわっている。つまり、受信者220によって、2回目以降の書き込みが行われる場合である。
【0032】
本実施の形態であるフォーム生成装置100は、フォーム用の文書を生成するものであって、図1の例に示すように、フォーム生成装置100は、フォーム作成モジュール110、編集領域指定モジュール120、編集領域情報画像生成モジュール130、合成モジュール140、出力モジュール150を有している。
【0033】
フォーム作成モジュール110は、編集領域指定モジュール120、合成モジュール140と接続されている。フォーム作成モジュール110は、フォームとなる文書を作成する。例えば、文書作成装置、文書作成プログラム等が該当する。ここでフォームとなる文書とは、書き込みが行われる文書であり、予め定められた書式を用いるための型文書であり、例えば、空欄内に書き込みを行うことによって、その文書が完成するように作成された文書である。例えば、画像伝送装置を用いて連絡を行う場合に用いるための型文書をいう。具体例として、図4の例に示すフォーム400(ただし、情報画像450、情報画像460がない状態のフォーム400)のように、ファックスによって物品、サービス等を注文するための発注書のフォームであり、注文内容を示すための欄が空欄となっている文書が該当する。フォーム400内には、フォーム文書を受信した側の者(発注者230)によって書き込みが行われる領域と、その書き込みが行われた文書を受信した側の者(受信者220)によって、その文書に対してさらに書き込みが行われる領域とがある。前者の領域と後者の領域とは1つの領域であってもよいし、別々の領域であってもよい。また、フォーム作成モジュール110は、予め定めたフォーム文書を記憶装置から取り出してきてもよい。
【0034】
編集領域指定モジュール120は、フォーム作成モジュール110、編集領域情報画像生成モジュール130と接続されている。編集領域指定モジュール120は、書き込みが行われる文書(フォーム作成モジュール110によって作成されたフォーム文書)内にある領域であって、そのフォーム文書に書き込みが行われた後の文書の画像に対して、電子情報を書き込むための領域を指定する。ここでの書き込み(フォーム文書に対する書き込みであって、前述した発注者230が行う書き込み)とは、手書きであってもよいし、テキストデータ等の電子情報であってもよい。ただし、書き込みが電子情報だったとしても、画像編集装置600が受け取る文書は画像となっており、その電子情報は画像になっている状態である。
また、「フォーム文書に書き込みが行われた後の文書の画像」とは、前述の図2の例では、ステップS258でフォーム文書に書き込みが行われた後の文書であって、ステップS260で送信した画像(ステップS262で受信した画像)のことをいい、より具体的にはフォーム文書に記載されて発注書の形態となった状態の画像をいう。
また、「電子情報を書き込むための領域」における「電子情報」とは、文書に対して書き込みを行う場合の書き込みデータであり、具体例としてテキストデータ、図形データ等がある。なお、手書きデータは含まない。そして、「電子情報を書き込むための領域」とは、いわゆるテキストボックスと呼ばれているものであり、画像内に置くことができ、中にテキストデータ等の電子情報を収めることができるものである。また、背景、輪郭を透明にしたり、着色したり、装飾を施したりできるようなものであってもよい。そして、この電子情報の書き込みを行う者は、前述の図2の例では受信者220である。
なお、指定は、予め定めた領域を指定してもよいし、フォーム作成モジュール110によって作成された文書を表示装置に表示し、操作者がマウス、キーボード、タッチパネル等を用いて文書内の領域を指定するようにしてもよい。
前述の図4の例に示したフォーム400では、領域430と領域440が編集領域指定モジュール120によって指定されたとする。
【0035】
編集領域情報画像生成モジュール130は、編集領域指定モジュール120、合成モジュール140と接続されている。編集領域情報画像生成モジュール130は、編集領域指定モジュール120によって指定された領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する。ここで情報画像とは、機械可読な態様で電子データを表すために体系的に作られた画像コードをいい、具体的には、1次元バーコード、2次元コード等がある。例えば、2次元コードとして、QRコード(Quick Response code:登録商標)等がある。なお、指定された領域に関する情報として、例えば編集領域情報300、編集領域情報350がある。図3は、編集領域情報300、編集領域情報350のデータ構造例を示す説明図である。
【0036】
編集領域指定モジュール120によって指定された領域の数だけ、「PosX」、「PosY」、「Width」、「Height」、「Font」、「FontSize」、「LineMargin」のデータの組がある。なお、図3に示す例では、2つの領域が指定された場合を示している。「PosX」、「PosY」のデータは、フォーム文書内での位置を示す情報であり、例えば、フォーム文書の横をX軸方向、縦をY軸方向とした場合に、その領域の左上を示す位置情報である。「Width」、「Height」のデータは、その領域の幅、高さを示す情報である。なお、これらの情報の他に、領域の左上と右下の座標情報の組み合わせ等であってもよい。また、領域は矩形以外であってもよく、その場合は、その領域の位置、形状を示す情報が領域に関する情報となる。「Font」、「FontSize」、「LineMargin」のデータは、その領域内に書き込むテキストデータ、行の属性を指定しているものであり、「Font」はフォントの種類、「FontSize」はフォントのサイズ、「LineMargin」は行間のサイズを指定している。さらに、他の属性(文字色等)を付加してもよいし、これらの属性を少なくしてもよい。その場合は、予め定められた属性(デフォルトの属性)を用いればよい。
【0037】
そして、編集領域情報300、編集領域情報350に基づいて、情報画像を生成する。つまり、情報画像を解析した場合に、その情報画像に埋め込まれている編集領域情報300、編集領域情報350の情報が読み取れるように情報画像を生成する。情報画像の生成は、情報画像の種類によって異なるが、従来の技術を用いればよい。また、この例では、領域毎に1つの情報画像を生成しているが、1つの情報画像内に複数の領域に関する情報を含めるようにしてもよい。その場合、領域を区別するために、編集領域指定モジュール120によって指定された領域を少なくともフォーム文書内で一意に識別できる情報(AreaIDデータ)を、領域の先頭等の区切りに付加してもよい。その識別情報として、例えば、指定された順番を示すシーケンシャルな番号であってもよい。
【0038】
合成モジュール140は、フォーム作成モジュール110、編集領域情報画像生成モジュール130、出力モジュール150と接続されている。合成モジュール140は、編集領域情報画像生成モジュール130によって生成された情報画像を、フォーム作成モジュール110によって作成された文書(編集領域指定モジュール120によって指定対象とされた領域を含む文書)に合成する。ここで合成する位置は、予め定めた位置であってもよいし、図4の例に示すように、編集領域指定モジュール120によって指定された領域の周辺であってもよいし、フォーム作成モジュール110によって作成された文書内のその情報画像よりも大きい空白領域を探索して、その空白領域を合成位置としてもよい。
【0039】
出力モジュール150は、合成モジュール140と接続されている。出力モジュール150は、合成モジュール140によって情報画像が合成された文書(用紙160)を出力する。この用紙160内には、情報画像165が合成されている。また、文書を出力するとは、例えば、プリンタ等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、ファックス等の画像送信装置で画像を送信すること、画像データベース等の画像記憶装置へ書き込むこと、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。例えば、用紙160としては図4に示すフォーム400が該当する。前述の例では、編集領域指定モジュール120によって領域430、領域440が指定されているので、情報画像450内には領域430に関する情報が埋め込まれており、情報画像460内には領域440に関する情報が埋め込まれている。この出力した文書(紙であってもよいし、電子データであってもよい)を入手した者(前述の例では発注者230)は、この文書に対して書き込みを行い、書き込み後の文書の画像を画像編集装置600(第2、第3、第4の実施の形態)へ送信する。例えば、この文書の入手方法として、ファックスで受信してもよい。
【0040】
図5は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS502では、フォーム作成モジュール110が、フォームを作成する。
ステップS504では、編集領域指定モジュール120が、作成されたフォーム内で受信者220が編集可能な領域を指定する。
ステップS506では、編集領域情報画像生成モジュール130が、指定された編集領域に関する情報の情報画像を生成する。
ステップS508では、合成モジュール140が、フォームに情報画像を合成する。
ステップS510では、出力モジュール150が、情報画像付きのフォームを出力する。
【0041】
<第2の実施の形態>
図6は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。画像編集装置600は、例えば、第1の実施の形態の出力モジュール150が出力した用紙160に対して書き込みが行われた文書の画像を受信し、情報画像165内に埋め込まれた領域に関する情報によってテキストボックスを生成して、受信した側の担当者がそのテキストボックス内にテキストデータ等の電子情報を書き込むものである。
画像編集装置600は、図6の例に示すように、画像受信モジュール610、画像データ保存モジュール620、画像解析モジュール630、編集領域生成モジュール640、データ生成モジュール650、データ保存モジュール660、データ表示モジュール670、データ編集モジュール675、画像送信モジュール680を有している。
【0042】
画像受信モジュール610は、画像データ保存モジュール620、画像解析モジュール630、通信回線690と接続されている。画像受信モジュール610は、書き込みが行われた文書の画像(前記フォーム生成装置100の出力モジュール150によって出力された文書に対して書き込みが行われた文書の画像)を受信する。例えば発注者230側のファックスが送信した画像情報を、電話回線等である通信回線690を介して受信する。ここで受信する画像の具体例として、図7に示す受信画像700がある。これは、図4に例示したフォーム400(出力モジュール150によって出力された用紙160に該当)を元にしたものであり、注文者の氏名、住所が記載されており、注文欄には発注内容が記載されている。
また、画像受信モジュール610は、受信した画像を画像データ保存モジュール620に記憶させる。
画像データ保存モジュール620は、画像受信モジュール610と接続されている。画像データ保存モジュール620は、画像受信モジュール610が受信した画像を記憶する。画像データ保存モジュール620に記憶された画像を用いて画像解析モジュール630、編集領域生成モジュール640、データ生成モジュール650等が処理を行う。
【0043】
画像解析モジュール630は、画像受信モジュール610、編集領域生成モジュール640と接続されている。画像解析モジュール630は、画像受信モジュール610によって受信された画像内にある情報画像を解析する。具体的には、図7に例示した受信画像700内の情報画像750、情報画像760に埋め込まれている情報を読み出す。例えば、読み出した情報は、それぞれ図3に例示した編集領域情報300、編集領域情報350である。前述の例では、フォーム生成装置100によって指定された領域730、領域740に関する情報を読み出すことになる。情報画像の解析は、情報画像の種類によって異なるが、従来の技術を用いればよい。
【0044】
編集領域生成モジュール640は、画像解析モジュール630、データ生成モジュール650と接続されている。編集領域生成モジュール640は、画像解析モジュール630による解析結果に基づいて、画像受信モジュール610によって受信された画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する。具体的には、画像受信モジュール610によって受信された画像を文書として、その中に、情報画像の解析結果内の領域に関する情報(例えば、左上角の座標、幅、高さ)にしたがってテキストボックスを生成する。そして、そのテキストボックス内のフォントに関する属性は解析結果内のフォントに関する属性にしたがうことになる。
【0045】
データ生成モジュール650は、編集領域生成モジュール640、データ保存モジュール660、データ表示モジュール670、データ編集モジュール675、画像送信モジュール680と接続されている。データ生成モジュール650は、編集領域生成モジュール640によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成する。書き込みは、画像編集装置600の操作者がキーボード、マウス、タッチパネル等の装置を用いて行ってもよいし、データ保存モジュール660等に予め定められた電子情報を読み込んできて用いるようにしてもよい。また、書き込みが行われた電子情報は、画像受信モジュール610が受信した画像に対応付けられてデータ保存モジュール660に記憶される。したがって、書き込みが行われた電子情報は、データ保存モジュール660内を検索することによって活用することができるようになる。例えば、画像受信モジュール610が受信した画像に書き込まれた電子情報を表示することもできるし、逆に、あるキーワードを電子情報内から検索し、その電子情報が書き込まれた画像受信モジュール610が受信した画像を表示することもできるようになる。
また、データ生成モジュール650は、電子情報の書き込み(編集)のために、データ表示モジュール670、データ編集モジュール675を用いる。データ表示モジュール670は、画像受信モジュール610が受信した画像内にテキストボックスを表示し、データ編集モジュール675によって編集されている電子情報を液晶ディスプレイ等の表示装置に表示する。データ編集モジュール675は、テキストボックス内の電子情報を操作者のキーボード、マウス、タッチパネル等の装置の操作にしたがって編集する。
データ保存モジュール660は、データ生成モジュール650と接続されており、前述のようにデータ生成モジュール650によって書き込みが行われた電子情報と画像受信モジュール610が受信した画像とを対応付けて記憶する。
【0046】
図8は、第2の実施の形態が領域830等に電子情報の一種であるテキストデータを書き込んだ例を示す説明図である。つまり、画像受信モジュール610が受信した画像である図7に例示の受信画像700に対して、情報画像750、情報画像760に埋め込まれている領域に関する情報を取り出して、受信画像800内に領域830、領域840をテキストボックスとして生成し、その中に操作者がキーボード等を用いて書き込みを行ったものである。また、書き込むテキストデータのフォント等の属性は、領域830、領域840に埋め込まれている属性にしたがう。このテキストデータは、データ保存モジュール660に受信画像800の画像と対応付け記憶される。
【0047】
画像送信モジュール680は、データ生成モジュール650、通信回線690と接続されている。画像送信モジュール680は、データ生成モジュール650によって生成された電子情報を領域内に画像として付加し、その電子情報の画像を付加した文書の画像を、画像受信モジュール610が受信した文書の画像を送信した送信先に電話回線等の通信回線690を介して送信する。つまり、電子情報が書き込まれた状態で、ファックスとして送信できる画像に変換する。そして、その送信先は、画像受信モジュール610が受信した画像の送信先であり、いわゆる返信を行う。前述の例では発注者230が操作しているファックス等である。
【0048】
図9は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS902では、画像受信モジュール610が、通信回線690を介して、画像を受信する。
ステップS904では、画像受信モジュール610が、受信した画像を画像データ保存モジュール620に記憶させる。
ステップS906では、画像解析モジュール630が、受信した画像内にある情報画像を解析する。
ステップS908では、編集領域生成モジュール640が、解析結果にしたがって、受信した画像内に編集領域を生成する。
ステップS910では、データ生成モジュール650が、編集領域を生成した画像をデータ表示モジュール670に表示させ、データ編集モジュール675に編集可能とする。
ステップS912では、データ表示モジュール670が、編集領域を生成した画像を表示装置に表示する。
ステップS914では、データ編集モジュール675が、操作者の操作に応じて、編集領域内のデータを編集する。
ステップS916では、データ生成モジュール650が、編集後のデータをデータ保存モジュール660に、受信した画像に対応付けて記憶する。
ステップS918では、画像送信モジュール680が、編集後の画像(編集後のデータを画像化して、画像に貼り付けた画像)を生成し、通信回線690を介して、その画像を出力する。
【0049】
<第3の実施の形態>
図10は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
画像編集装置600は、画像受信モジュール610、画像データ保存モジュール620、画像解析モジュール630、編集領域生成モジュール640、データ生成モジュール650、データ保存モジュール660、データ表示モジュール670、データ編集モジュール675、画像送信モジュール680を有している。
第2の実施の形態と比較すると、編集領域生成モジュール640内に画像検出モジュール645があることが異なる。
【0050】
画像検出モジュール645は、画像解析モジュール630による解析結果内の領域に関する情報によって定められる領域内に書き込みがあるか否かを検出する。例えば、受信者220だけが書き込みを行う領域であったとしても発注者230がその領域に書き込みを行ってしまう場合があること、又は図2に例示のフローチャートのステップS274以降では、既にステップS264で領域に書き込みが行われていることがあるためである。
【0051】
書き込みがあるか否かは、領域内に黒画素が予め定められた数(具体的にはノイズの大きさ以上となる閾値)以上の黒画素塊があるか否か等によって判断する。なお、黒画素塊とは、4連結又は8連結で連続する画素領域を少なくとも含み、これらの画素領域の集合をも含む。これらの画素領域の集合とは、4連結等で連続した画素領域が複数あり、その複数の画素領域は近傍にあるものをいう。ここで、近傍にあるものとは、例えば、互いの画素領域が距離的に近いもの、文章としての1行から1文字ずつ切り出すように縦又は横方向に射影し、空白地点で切り出した画像領域、又は一定間隔で切り出した画像領域等がある。なお、1つの画素塊として、1文字の画像となる場合が多い。ただし、実際に人間が文字として認識できる画素領域である必要はない。文字の一部分、文字を形成しない画素領域等もあり、何らかの画素の塊であればよい。
なお、検出するとは、書き込みがあるか否かの判断だけでなく、その書き込みの位置(座標)を含めてもよい。
【0052】
編集領域生成モジュール640は、画像検出モジュール645によって領域内に書き込みが検出された場合は、その書き込みを含まないように、画像受信モジュール610によって受信された文書の画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する。「書き込みを含まないように領域を生成する」とは、画像解析モジュール630による解析結果内の領域に関する情報によって定められる領域を狭めることをいう。例えば、1行分の書き込みがある場合は、その1行分の書き込みを含まない残りの空白領域を新たな領域とするものである。より具体的には、画像検出モジュール645が検出した書き込みの位置を含まないように、画像解析モジュール630による解析結果内の領域で例えば最大の面積となるように領域を生成すればよい。つまり、データ生成モジュール650による新たな書き込みが、既に書き込まれているものと重ならないように、領域を生成すればよい。
データ生成モジュール650は、編集領域生成モジュール640によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成するので、既に書き込みがあった場合は、情報画像内に埋め込まれている領域に関する情報とは異なる領域に電子情報の書き込みを行うことになる。
【0053】
図11は、第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1102では、画像受信モジュール610が、通信回線690を介して、画像を受信する。
ステップS1104では、画像受信モジュール610が、受信した画像を画像データ保存モジュール620に記憶させる。
ステップS1106では、画像解析モジュール630が、受信した画像内にある情報画像を解析する。
ステップS1108では、画像検出モジュール645が、解析結果にしたがって、受信した画像内の編集領域内にある画像を検出する。
ステップS1110では、編集領域生成モジュール640が、編集領域から検出した画像を除いた領域を新たな編集領域とする。
ステップS1112では、データ生成モジュール650が、編集領域を生成した画像をデータ表示モジュール670に表示させ、データ編集モジュール675に編集可能とする。
ステップS1114では、データ表示モジュール670が、編集領域を生成した画像を表示装置に表示する。
ステップS1116では、データ編集モジュール675が、操作者の操作に応じて、編集領域内のデータを編集する。
ステップS1118では、データ生成モジュール650が、編集後のデータをデータ保存モジュール660に、受信した画像に対応付けて記憶する。
ステップS1120では、画像送信モジュール680が、編集後の画像(編集後のデータを画像化して、画像に貼り付けた画像)を生成し、通信回線690を介して、その画像を出力する。
【0054】
<第4の実施の形態>
図12は、第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
画像編集装置600は、画像受信モジュール610、画像データ保存モジュール620、画像解析モジュール630、編集領域生成モジュール640、データ生成モジュール650、編集領域情報画像生成モジュール652、合成モジュール654、データ保存モジュール660、データ表示モジュール670、データ編集モジュール675、画像送信モジュール680を有している。
第2の実施の形態と比較すると、データ生成モジュール650と画像送信モジュール680の間に編集領域情報画像生成モジュール652と合成モジュール654があることが異なる。第3の実施の形態では、書き込みが行われる前に書き込みを含まないように領域を生成したが、第4の実施の形態では、書き込みを行った後にその書き込みを含まないような領域を設定して、その領域に関する情報を情報画像内に埋め込むようにするものである。
【0055】
編集領域情報画像生成モジュール652は、データ生成モジュール650、合成モジュール654と接続されている。編集領域情報画像生成モジュール652は、データ生成モジュール650によって生成された電子情報を領域内に画像として付加した場合に、その付加した画像を含まないように、電子情報を書き込むための領域を設定し、その設定した領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する。「データ生成モジュール650によって生成された電子情報を領域内に画像として付加した場合」とは、画像送信モジュール680が送信する画像(電子情報の画像としての書き込みが行われた文書の画像)の状態を指す。「付加した画像を含まないように、電子情報を書き込むための領域を設定」とは、第3の実施の形態の編集領域生成モジュール640と同等の処理である。つまり、次回の書き込みが行われる領域を設定することになる。なお、次回とは、具体例をもって示せば、図2に例示のフローチャートにおいて、ステップS264が現在とすると、ステップS276における書き込みを次回の書き込みとしていることになる。情報画像の生成処理は、第1の実施の形態の編集領域情報画像生成モジュール130と同等の処理である。
【0056】
編集領域情報画像生成モジュール652が設定した電子情報を書き込むための領域に関する情報としては、例えば編集領域情報1300、編集領域情報1350がある。図13は、編集領域情報1300、編集領域情報1350のデータ構造例を示す説明図である。画像受信モジュール610が受信した画像内の情報画像に埋め込まれていた図3に例示の編集領域情報300、編集領域情報350と比較すると、領域の左上の座標が下になり、領域の高さが狭くなっている。また、フォント等に関する属性の情報は、編集領域情報300、編集領域情報350と同じものを用いて設定している。
【0057】
合成モジュール654は、編集領域情報画像生成モジュール652、画像送信モジュール680と接続されている。合成モジュール654は、画像解析モジュール630によって解析された情報画像の位置に、編集領域情報画像生成モジュール652によって生成された情報画像を合成する。情報画像の合成処理は、第1の実施の形態の合成モジュール140と同等の処理である。
編集領域情報画像生成モジュール652によって生成された情報画像を合成するのは、「画像解析モジュール630によって解析された情報画像の位置に合成する」のであるから、画像受信モジュール610によって受信された文書の画像である。そして、合成する順番は、データ生成モジュール650によって生成された電子情報を領域内に画像として付加した後であってもよいし、その前であってもよい。つまり、最終的に送信する画像に書き込みが行われており、新たな情報画像が合成されていればよい。
また、情報画像を合成するのに、既にあった情報画像を消去した後に新たな情報画像を合成してもよいし、既にあった情報画像の上に新たな情報画像を貼り付け合成(上書き合成)としてもよい。
【0058】
図14は、第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1402では、画像受信モジュール610が、通信回線690を介して、画像を受信する。
ステップS1404では、画像受信モジュール610が、受信した画像を画像データ保存モジュール620に記憶させる。
ステップS1406では、画像解析モジュール630が、受信した画像内にある情報画像を解析する。
ステップS1408では、編集領域生成モジュール640が、解析結果にしたがって、受信した画像内に編集領域を生成する。
ステップS1410では、データ生成モジュール650が、編集領域を生成した画像をデータ表示モジュール670に表示させ、データ編集モジュール675に編集可能とする。
ステップS1412では、データ表示モジュール670が、編集領域を生成した画像を表示装置に表示する。
ステップS1414では、データ編集モジュール675が、操作者の操作に応じて、編集領域内のデータを編集する。
ステップS1416では、データ生成モジュール650が、編集後のデータをデータ保存モジュール660に、受信した画像に対応付けて記憶する。
ステップS1418では、編集領域情報画像生成モジュール652が、編集後の編集領域内の空白領域を新たな編集領域とする。
ステップS1420では、編集領域情報画像生成モジュール652が、新たな編集領域に関する情報の情報画像を生成する。
ステップS1422では、合成モジュール654が、新たな情報画像を旧情報画像の上に合成する。
ステップS1424では、画像送信モジュール680が、編集後の画像(編集後のデータを画像化して、画像に貼り付けた画像)を生成し、通信回線690を介して、その画像を出力する。
【0059】
なお、第3の実施の形態の画像編集装置600と第4の実施の形態の画像編集装置600を組み合わせてもよく、具体的には、図12の例に示す画像編集装置600内の編集領域生成モジュール640を図10の例に示す画像検出モジュール645を含む編集領域生成モジュール640とすればよい。この実施の形態は、情報画像を新しくした後に、発注者230による書き込み等があった場合にも対応するためのものである。
【0060】
図15は、本実施の形態を組み合わせたシステム構成例を示す説明図である。
フォーム管理装置1510は、画像処理装置1520Aと接続されている。画像処理装置1520Aは、フォーム管理装置1510及び通信回線1590を介して画像処理装置1520Bと接続されている。画像処理装置1520Bは、電話回線等の通信回線1590を介して画像処理装置1520Aと接続されている。
フォーム管理装置1510は、第1の実施の形態のフォーム生成装置100に該当し図2に例示したフォーム作成者210が使用する。画像処理装置1520Aは、第2の実施の形態、第3の実施の形態又は第4の実施の形態の画像編集装置600に該当し図2に例示した受信者220が使用する。画像処理装置1520Bとしては、ファックス、ファックス機能をサポートする複合機が該当し図2に例示した発注者230が使用する。なお、第1の実施の形態のフォーム生成装置100と第2の実施の形態の画像編集装置600の組み合わせの他に、第1の実施の形態のフォーム生成装置100と第3の実施の形態の画像編集装置600の組み合わせ、第1の実施の形態のフォーム生成装置100と第4の実施の形態の画像編集装置600の組み合わせであってもよい。さらに、第3の実施の形態の画像編集装置600と第4の実施の形態の画像編集装置600を組み合わせた画像編集装置600(図12の例に示す画像編集装置600内の編集領域生成モジュール640を図10の例に示す画像検出モジュール645を含む編集領域生成モジュール640とした画像編集装置600)と第1の実施の形態のフォーム生成装置100との組み合わせであってもよい。
【0061】
図16を参照して、前述の実施の形態のフォーム生成装置100のハードウェア構成例について説明する。
フォーム生成装置100としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図16に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU(Central Processing Unit)1601を用い、記憶装置としてRAM(Random Access Memory)1602、ROM(Read Only Memory)1603、HD1604を用いている。HD1604として、例えばハードディスクを用いてもよい。フォーム作成モジュール110、編集領域指定モジュール120、編集領域情報画像生成モジュール130、合成モジュール140等のプログラムを実行するCPU1601と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1602と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1603と、補助記憶装置であるHD1604と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1606と、CRT、液晶ディスプレイ、プリンタ等の出力装置1605と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1607、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1608により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
【0062】
図17を参照して、前述の実施の形態の画像編集装置600のハードウェア構成例について説明する。図17に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1717と、プリンタなどのデータ出力部1718を備えたハードウェア構成例を示している。
【0063】
CPU1701は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、画像解析モジュール630、編集領域生成モジュール640、データ生成モジュール650、データ表示モジュール670、データ編集モジュール675、画像検出モジュール645、編集領域情報画像生成モジュール652、合成モジュール654等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
【0064】
ROM1702は、CPU1701が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM1703は、CPU1701の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス1704により相互に接続されている。
【0065】
ホストバス1704は、ブリッジ1705を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス1706に接続されている。
【0066】
キーボード1708、マウス等のポインティングデバイス1709は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1710は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。ポインティングデバイスとディスプレイが一体となったタッチパネルであってもよい。
【0067】
HDD(Hard Disk Drive)1711は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1701によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。また、画像データ保存モジュール620としての機能を有し、ハードディスクには、受信した画像、情報画像の解析結果、編集結果などが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
【0068】
ドライブ1712は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1713に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1707、外部バス1706、ブリッジ1705、及びホストバス1704を介して接続されているRAM1703に供給する。リムーバブル記録媒体1713も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
【0069】
接続ポート1714は、外部接続機器1715を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1714は、インタフェース1707、及び外部バス1706、ブリッジ1705、ホストバス1704等を介してCPU1701等に接続されている。通信部1716は、ネットワークに接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1717は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1718は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
【0070】
フォーム生成装置100、画像編集装置600のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、図16、図17の例に示すハードウェア構成の装置にソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述のフォーム生成装置100、画像編集装置600が実現される。
なお、図16、図17に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、前述の実施の形態は、図16、図17の例に示す構成に限らず、前述の実施の形態の説明におけるモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図16、図17に示す装置が複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機などに組み込まれていてもよい。
【0071】
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
【符号の説明】
【0072】
100…フォーム生成装置
110…フォーム作成モジュール
120…編集領域指定モジュール
130…編集領域情報画像生成モジュール
140…合成モジュール
150…出力モジュール
160…用紙
165…情報画像
600…画像編集装置
610…画像受信モジュール
620…画像データ保存モジュール
630…画像解析モジュール
640…編集領域生成モジュール
645…画像検出モジュール
650…データ生成モジュール
652…編集領域情報画像生成モジュール
654…合成モジュール
660…データ保存モジュール
670…データ表示モジュール
675…データ編集モジュール
680…画像送信モジュール
690…通信回線
1510…フォーム管理装置
1520A…画像処理装置
1520B…画像処理装置
1590…通信回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
書き込みが行われる文書内にある領域であって、該文書に書き込みが行われた後の文書の画像に対して、電子情報を書き込むための領域を指定する指定手段と、
前記指定手段によって指定された領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された情報画像を前記文書に合成する合成手段と、
前記合成手段によって情報画像が合成された文書を出力する出力手段
を有する情報処理装置と、
前記情報処理装置の出力手段によって出力された文書に対して書き込みが行われた文書の画像を受信する画像受信手段と、
前記画像受信手段によって受信された画像内にある情報画像を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果に基づいて、前記画像受信手段によって受信された画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する領域生成手段と、
前記領域生成手段によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成する電子情報生成手段と、
前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加し、該電子情報の画像を付加した文書の画像を、前記画像受信手段が受信した文書の画像を送信した送信先に送信する送信手段
を有する画像処理装置
を具備することを特徴とする情報画像処理装置。
【請求項2】
書き込みが行われる文書内にある領域であって、該文書に書き込みが行われた後の文書の画像に対して、電子情報を書き込むための領域を指定する指定手段と、
前記指定手段によって指定された領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された情報画像を前記文書に合成する合成手段と、
前記合成手段によって情報画像が合成された文書を出力する出力手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
書き込みが行われた文書の画像を受信する画像受信手段と、
前記画像受信手段によって受信された画像内にある情報画像を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果に基づいて、前記画像受信手段によって受信された画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する領域生成手段と、
前記領域生成手段によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成する電子情報生成手段と、
前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加し、該電子情報の画像を付加した文書の画像を、前記画像受信手段が受信した文書の画像を送信した送信先に送信する送信手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
前記解析手段による解析結果内の領域に関する情報によって定められる領域内に書き込みがあるか否かを検出する検出手段
をさらに具備し、
前記領域生成手段は、前記検出手段によって前記領域内に書き込みが検出された場合は、該書き込みを含まないように、前記画像受信手段によって受信された文書の画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加した場合に、該付加した画像を含まないように、電子情報を書き込むための領域を設定し、該設定した領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する生成手段と、
前記解析手段によって解析された情報画像の位置に、前記生成手段によって生成された情報画像を合成する合成手段
をさらに具備することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
コンピュータを、
書き込みが行われる文書内にある領域であって、該文書に書き込みが行われた後の文書の画像に対して、電子情報を書き込むための領域を指定する指定手段と、
前記指定手段によって指定された領域に関する情報に基づいて、情報画像を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された情報画像を前記文書に合成する合成手段と、
前記合成手段によって情報画像が合成された文書を出力する出力手段
として機能させるための情報処理プログラム。
【請求項7】
コンピュータを、
書き込みが行われた文書の画像を受信する画像受信手段と、
前記画像受信手段によって受信された画像内にある情報画像を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果に基づいて、前記画像受信手段によって受信された画像内に、電子情報を書き込むための領域を生成する領域生成手段と、
前記領域生成手段によって生成された領域に対して、書き込みを行う電子情報を生成する電子情報生成手段と、
前記電子情報生成手段によって生成された電子情報を前記領域内に画像として付加し、該電子情報の画像を付加した文書の画像を、前記画像受信手段が受信した文書の画像を送信した送信先に送信する送信手段
として機能させるための画像処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2013−21558(P2013−21558A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154120(P2011−154120)
【出願日】平成23年7月12日(2011.7.12)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】